ドコモ新料金「カケホーダイ&パケあえる」は、アメリカのキャリアの料金がモデル


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2日前に情報が漏れ、ドコモより即日「同社が出したものではない」という釈明案内がウェブページに掲示されたものの、翌日には緊急記者会見で公式発表されたNTTドコモの新料金「カケホーダイ&パケあえる」は、2年前からのアメリカのキャリアのポストペイド料金がモデルとなっています。

音声定額料金はアメリカではプリペイド携帯会社が最初に提供開始。いつごろからなのか筆者も記憶が定かではありませんが、少なくともNet10が2010年2月には「月$50で通話・テキスト・データ使い放題」プランを出していた記事が、ネットでは探すことができました。

ポストペイド契約では2011年ころまでは、
● 月450分まで $40
● 月900分まで $60
● 通話使い放題 $70
(データ通信料金は別途選択)
などといったような料金が主要な流れでした。そして、1家族で5台まで加入できる家族(Family)プランでは、この通話分数を共有することが出来ました。

それが、2012年6月11日にVerizonがデータ通信の共有プランを発表、同年6月28日からの新規契約に実施しました。このとき、Verizonは音声通話とテキストを「通話・テキスト(バンドルで)使い放題、月$40。フィーチャーフォンは月$30」のワン・プランだけに絞りました。(使い放題なので、家族で通話分数を共有する必要はありません。)
【Verizon】News Release:Verizon Wireless Unveils New Share Everything Plans For Basic Phones, Smartphones, Tablets And More – 2012年6月11日
Verizonはこの新料金適用と同時に、従来の音声段階的定額料金を完全撤廃しました。(旧プラン契約者は、継続契約可能。)

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アメリカのWiMAXは、2015年末までに停波。


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FireceWirelessが本日、最初に報道したところによると、
【FireceWireless】Sprint to shutter WiMAX network by end of 2015, will turn off at least 6,000 towers – 2014年4月7日
SprintがSEC(アメリカ証券取引委員会)に提出した最新事業報告書(Form 10-K)によれば、Sprintは「2015年末までにWiMAX通信技術の使用を停止する」と述べています。
【SEC】Sprint FORM 10-K (Page 29) – 2014年4月

アメリカにおけるWiMAX電波の停波は、SprintがLTE計画を発表した2011年夏ごろから予想されていたことですが、明確な時期が提示されたのは初めてです。
SprintはClearwireが所有していた基地局のうち、既に5000にTD-LTE 2.5GHz Band 41をインストールしており、さらに約5000の既存基地局にTD-LTE整備を追加する予定です。
その反面、バックボーン回線のアップグレードが困難で、主に回線の重複を目的として設置されている4300から6000の基地局は、解体する予定です。

Sprintは子会社化したClearwireが現在WiMAXサービスで使用している2.5GHz周波数使用権を使って、2016年末までにアメリカの人口トップ100の大都市でTD-LTE(Band 41)を完備し、人口カバーで1億人規模(人口カバー率約30%)に提供する予定です。

Verizonが地域キャリアのCincinnati Bellの携帯電波使用権全てを買収。


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本日2014年4月7日、加入者数第9位のCincinnati Bellは、同社の携帯部門の電波使用権、基地局など通信施設を、加入者数でアメリカ第一位のVerizonに2億1000万ドルで売却すると発表しました。
【Cincinnati Bell】Cincinnati Bell to Sell Wireless Spectrum Licenses – 2014年4月7日
【AndroidCentral】Verizon Wireless buying spectrum and assets from Cincinnati Bell for $210 million – 2014年4月7日

アメリカのキャリアはトップ4位のVerizon、AT&T、Sprint、T-Mobile USに続き、現在5位がU.S. Cellularで加入者数430万人。6位以下は加入者数100万人以下の地域キャリアで、これらのキャリアは通信網をLTEにアップグレードする資金力が無く、今後の淘汰が予想されていました。
既に旧第5位と6位のMetroPCSとLeap Wireless(Cricket)が、それぞれT-Mobile USに2013年5月1日、AT&Tに2014年3月14日に買収完了されています。
Cincinnati Bellも資金調達難から、これまで回線のLTEアップグレードは見送ってきました。

Cincinnati Bellはシンシナチ市を中心にオハイオ州・ケンタッキー州・インディアナ州をカバーし、加入者数で34万人の地域キャリアです。

この買収がFCCに認可されれば、Cincinnati Bellの加入者は8ヶ月~12ヶ月の期間でVerizonまたは他のキャリアへ移行する必要があります。
また、Cincinnati Bellは2G/3GはGSM/W-CDMA通信方式を採用しており、Verizonは異なる通信方式(CDMA2000)を採用しているため、Verizonへ移行するCincinnati Bellの加入者は端末の買い替えが必要です。

Cincinnati Bellはオハイオ州を中心に1900MHz(Band 2)、AWS(Band 4)、700 MHz(Band 12)の使用権を持っており、Band 12は現在使用していません。VerizonはBand 4でLTEを開始しており、Band 2は3G CDMA2000で使用しており、将来はBand 2もLTEへの再編を計画しています。Veizonは同社が別途CATV会社から取得したBand 12を、今年夏~秋までにT-Mobile USに売却する契約を結んでいて、FCCの認可待ちです。したがって、VerizonはCincinnati Bellから取得するBand 12はいずれ他社に転売すると予想されます。

この携帯部門の譲渡完了後、Cincinnati Bellは近隣州での光ファイバー事業だけが残されることになります。

これにより、業界5位のU.S. Cellular、7位のC Spire、8位のNtelosへの買収圧力も加速するかもしれません。

下記の表の参照元:【FireceWireless】Grading the top U.S. wireless carriers in the fourth quarter of 2013 – 2014年3月12日


T-Mobile USの業績躍進は、固定化傾向。


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ソフトバンク社長でSprint会長の孫 正義氏は、SprintがT-Mobile USを買収する理由の一つとして、昨年(2013年)3月以降のT-Mobile USの業績躍進は「一時的なもの。そのうち失速する。」と言い放っています。

しかし、本日FireceWirelessがリリースされた業界証券アナリストのレポートによると、
【FireceWireless】Analysts: T-Mobile Uncarrier momentum accelerating into Q1, handset financing programs catching fire – 2014年4月4日
T-Mobile USは2014年第1四半期の契約数も、ネットでポストペイド契約の加入台数増は110万台に達すると予想されています。これは、事前予想を10万台上方修正した数字です。情報を提供した証券会社Jefferiesのアナリストは、T-Mobile USの2014年年間ポストペイド契約台数を、プラス320万台と上方に予想修正しました。

他の証券会社のアナリスト(New Street Research)も同様の数字を発表しています。

このT-Mobile USの業績躍進は、2014年1月日にT-Mobile USが発表した「T-Mobile USにMNPすれば、他キャリアのETF(早期解約料)を1回線当たり最大$350までリベート。他社の端末下取りで最大$300クレジット。合計最大$650までのクレジットを転入者へクレジットする。」プロモーションでさらに加速されていると分析されています。

T-Mobile USへの転入加入者は、Sprintからの加入者が多いだろう、とアナリストは予想しています。
前々期(2013年第4四半期)のSprintの業績は、予想以上にプラス5万8000件の加入台増が報告されましたが、これはクリスマスシーズンとiPad Air/iPad Mini Retinaの販売開始の影響で、タブレット(iPad/iPad Mini)の加入者が多かったためで、携帯(スマホ)の純加入台数は減少したと考えられています。そして、大都市でのLTE普及がいまだに充実できていないSprintの直近前期(2014年第1四半期)の業績は、大きく減少するであろうとアナリストは予想しています。

ただ、Sprintは年頭(2014年1月7日)に新しいFramilyプランを発表し、このプラン内で最大10人まで、加入者数が多いほど1端末あたりの月料金が安くなるプランを提供しました。このプランでは、端末おのおの月1GBまでのデータが使用出来て、1台では月$55。家族・親戚・友人・会社の同僚などと組んで7-10台で加入すると、1台当たり月$25に月料金が下がります。
しかし、通信の質が良ければ喜んで参加するでしょうが、4キャリア中一番通信の質が悪いSprintに喜んで加入する利用者はそれほど多く無く、「質の悪い『商品』を薦めあう」親戚や友人、会社の同僚との間で人間関係の問題も発生する懸念もあります。

事実、Sprintは直近前期終了直後の本日2014年4月4日より、T-Mobile USのETFリベート・プロモーションをそのままそっくり真似て、Sprint FramilyプランへのMNP転入者へ「他社のETF(早期解約料)クレジット最大$350、端末下取り最大$300、合計で最大$650まで負担する」キャンペーンを2014年5月8日までの期限付きで開始しました。(T-Mobile USの他社ETFリベートは、期限がありません。)
このSprintのキャンペーンの開始のタイミングは、前期(2014年第1四半期)のFramilyプラン加入者が予想を下回ったため、それへの「テコ入れ」ではないか、とも考えられます。

Sprintは加入者数でアメリカ第3位のキャリアで、2013年末現在の加入総数は5390万件。T-Mobile USは第4位で、2013年末現在の加入総数は4670万件。その差は720万件です。

T-Mobile USの2014年第1四半期(暦期)業績発表は2014年5月1日午前9時(東海岸時刻)、Sprintの同期業績発表は2014年4月29日午前7時(東海岸時刻)の予定です。

AT&TがCricket(Leap Wireless)の買収を完了。


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AT&Tがプリペイド携帯会社のCricket(Leap Wireless)を約12億ドルで買収する提案を昨年2013年7月にしていた件に関して、
AT&TがLeap Wireless (Cricket)を買収すると発表 – 2013年7月14日

本日、FCCおよびDoJが180日間のレビュー期間を完了し、承認しました。
そして、AT&TとCricketは早速、本日夕方、合併手続き完了を発表しました。
【AT&T】AT&T Completes Acquisition of Leap Wireless – 2014年3月13日

CricketはCDMA2000 1900MHzの自社電波を持ち、35州で店舗を展開するプリペイド専門キャリアで、自社電波の無いところではSprintの電波をローミングして使用できます。
また、一部の都市でAWS Band 4でLTEを開始しています。
更に、シカゴ地域では700MHz Aブロック(Band 12)の使用権を持っています。

Cricket(Leap Wireless)は2013年第4四半期で9万2000人の加入者減となり、2013年末の加入者総数は455万人と、直近の四半期業績発表で明らかにされています。
【FierceWireless】Leap takes hit from T-Mobile, loses 27% of its customers in 18 months – 2014年3月6日

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T-Mobile USのLTE化、フェーズ2:2G Edgeオンリーサービス地域を2015年夏までにLTEアップグレード


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T-Mobile USは1年前の2013年3月25日からLTEサービスを公式開始し、1年で273都市、人口カバー2億1000万人(約67%)の他社に無いスピードでカバーするところまで広がりました。
このところこの数字に変化が無いのは、残りのT-Mobile USサービス地域は2G GSM (Edge)サービスしか提供していない地域のため、通信機器アップグレードがこれまでとは違う手順が必要だからです。

T-Mobile USは人口カバー率では全米の96%(約3億100万人)をカバーしているものの、その約3分の一は2G GSMオンリーのサービスエリアで、特に郊外や人口の少ない都市ではその状況が顕著です。

1週間前のCNet誌の解説にもあるように、
【CNet】Why Sprint’s push for a T-Mobile merger will likely be in vain – 2014年3月7日
SprintやT-Mobile USが業界トップ2社のVerizonやAT&Tに勝てない理由の一つには、Sprint/T-Mobile USの郊外や僻地でのサービス・カバレッジが全く無いか、非常に速度が遅いためとも考えられます。やはり、携帯ユーザーとしては、自分が日常、生活や行動する場所で電波が受信しにくければ、全米のカバレッジの広いVerizonやAT&Tを選択するでしょう。CNet誌はこの理由により、「SprintとT-Mobile USが合併したとしても、その状況(郊外で電波が弱い)は変わらず、(合併後の)加入者増には繋がらない。」と結論付けています。

本日、T-Mobile USはニュースリリースを発表し、これまで1年間の都市部でのLTEの達成を報告するとともに、これからの1年間は現2G GSM/Edge地域のLTE化に向けて工事を行うことを発表しました。
計画では、
● 2014年中間までにLTEの人口カバー2億3000万人(約73%)達成予定
● 2014年末までに現2G GSM/Edge(1900MHz Band 2)オンリー地域の50%はLTE化完成予定、LTEの人口カバー2億5000万人(約80%)達成予定
● 2015年中間までに現2G GSM/Edge(1900MHz Band 2)オンリー地域のLTE化をほぼ完成
● 2014年後半から、700MHz Aブロック(Band 12)でのLTEを導入する予定(700MHz低周波数は、ビル内への電波透過を改善します。)
● 2G/GSMの周波数帯の一部は、古いフィーチャーフォンやM2Mアプリケーションのため、そのまま2G/GSMとして残す。

【T-Mobile US】T-Mobile Celebrates 1st Anniversary of LTE Rollout By Launching Major Network Upgrade Program – 2014年3月13日

現時点でT-Mobile USの
● LTEは273都市、2億1000万人(約67%)浸透
● 3G HSPA+は既に人口カバー2億3000万人(約73%)に到達済み
● 2G/3G/LTE合わせて、人口カバー3億100万人(96%)にT-Mobile USの電波は到達している(一部では、これはAT&Tへのローミング地域を含むと指摘されています。T-Mobile US自社電波は2億8500万人カバー(約91%)と発表されています。)
● T-Mobile USの基地局数は5万ヵ所

約束通りに実行できないばかりではなく、実行できない言い訳としてお役所や世間に苦情ばっかり言っているSprintと違って、T-Mobile USは苦情も言わずに黙々とこの1年でその実行力をしっかり世間に見せてくれたので、次の1年で2G地域のLTE化は必ず達成してくれるでしょう。

参考:
アメリカ4大キャリアのLTE普及状況:【更新】2014年2月25日現在 – 2013年4月25日以降、常時更新

T-Mobile USが、ポストペイド(Simple Choice)通信料金とデータ通信量を改訂。プリペイドも追随か。


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T-Mobile USは昨夕、ポストペイド契約であるSimple Choiceプランのデータ通信量を改訂し、高速通信無制限オプションの価格を改定することを発表しました。新価格/データ通信量は、2014年3月23日より有効です。
【T-Mobile Blog】It All Started with Simple Choice. And With Today’s Updates, it Just Keeps Getting Better. – 2014年3月7日

通信プラン 現行料金/データ通信量 2014年3月23日よりの
新料金/データ通信量
Simple Choice $50/Monthプラン
アメリカ国内通話・テキストは使い放題
月$50
500MBまでLTE
500MB以上は2G速度で使い放題
テザリング500MBまで可能
(2014年3月22日までの加入者は、何もしないと以下のプランに改訂)
月$50
1GBまでLTE
1GB以上は2G速度で使い放題
テザリング1GBまで可能

備考:2014年4月1日より米国外へのSMS/MMSが無料になる

Simple Choice $60/Monthプラン
アメリカ国内通話・テキストは使い放題
月$60
2.5GBまでLTE
2.5GB以上は2G速度で使い放題
テザリング2.5GBまで可能
(2014年3月22日までの加入者は、何もしないと以下のプランに改訂)
月$60
3GBまでLTE
3GB以上は2G速度で使い放題
テザリング3GBまで可能

備考:2014年4月1日より米国外へのSMS/MMSが無料になる

Simple Choice $70/Monthプラン
アメリカ国内通話・テキストは使い放題
月$70
LTEで使い放題
テザリング2.5GBまで可能
月$70
5GBまでLTE
5GB以上は2G速度で使い放題
テザリング5GBまで可能

備考:2014年4月1日より米国外へのSMS/MMSが無料になる

(2014年3月22日までの加入者は、何もしないと以下の旧プランが継続)
月$70
LTEで使い放題
テザリング2.5GBまで可能
Simple Choice $80/Monthプラン
アメリカ国内通話・テキストは使い放題
  月$80
LTEで使い放題
テザリング5GBまで可能

備考:2014年4月1日より米国外へのSMS/MMSが無料になる

同様なプラン変更は、プリペイドMonthlyプランでも実施されるようです。

なお、ポストペイド契約における米国内から米国外へのSMS/MMS(国際テキスト)の無料化は、Verizonが2014年2月13日よりMore Everythingプランで実施し、AT&Tが2014年2月25日に発表(2月28日から実施)して追従したもので、T-Mobile USもそれに追従します。ただし、日本では電話番号をアドレスとして使って送受信するテキスト(ショートメール)はあまり利用されていないと思うので、アメリカ国内の利用者で日本の携帯電話番号宛にテキストする利用者はほとんど居ないと思われるので、このサイトの読者にはほとんどメリットがないでしょう。

AT&Tがシカゴで最初のLTEキャリア・アグリゲーションを開始。


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AT&TがシカゴでLTE 700MHz Band 17とAWS(1700/2100MHz) Band 4のキャリアアグリゲーションを開始した、とGigaOMは一昨日報道しています。
【GigaOM】AT&T’s new souped-up LTE network is live in Chicago, but you’ll have to wait to use it - 2014年3月6日

筆者が今年(2014年)1月9日にラスベガスで実測してきたように、AT&Tは2011年9月18日に公式開始した700MHz Band 17 (10MHz+10MHz)LTEのほかに、既に使用していた1900MHz 3G(HSPA+)回線を再編して一部LTE Band 2(5MHz+5MHz)として各地で提供を開始しているようです。
CES 2014ラスベガス、4キャリアのLTE検証 - 2014年1月11日
また、AWS Band 4の周波数使用権も一部の地域で持っています。2014年3月14日ごろに買収完了する予定のCricket Wireless(Leap Wireless)も複数の都市でAWS周波数使用権を持っており、この周波数でLTEサービスを開始しています。

その中でも、シカゴでBand 17とBand 4の2つのLTEバンドをアグリゲーションするサービスが開始されていることが、AT&Tのネットワーク・テクノロジーのシニアVPのKris Rinne氏がGogaOM誌にインタビューで答えたことから明らかになりました。ラスベガスを含む他の都市でも開始されている可能性がありますが、Kris Rinne氏が明白に都市名を明らかにしたのは現在のところシカゴのみです。

このAT&Tのシカゴでのキャリアアグリゲーションは、LTE 700MHz Band 17の10MHz+10MHz帯域と、AWS Band 4の5MHz+5MHz帯域とを組み合わせたもので、合計15MHz+15MHzの帯域を使用し、データ通信理論値最大速度は110Mbpsとなります。

現在のところ、AT&Tのキャリアアグリゲーションに対応している端末は、ポケットWiFiのAT&T Uniteのみです。スマートフォントしては、2014年4月に販売される予定のSamsung Galaxy S5が最初のスマホになりそうです。

ソフトバンク孫社長が2014年3月11日ワシントンDCの商工会議所会合で、Sprint/T-Mobile合併の必要性をアピール


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さて、ソフトバンク/SprintのT-Mobile US買収劇の次のステップは・・・と気になり、そろそろ忘れかけた人が多いか、「当分ダメか」と諦めかけた人が多くなっているかもしれない時期ですが、・・・

FCC(連邦通信局)やDOJ(司法省)から隠密ミーティングでも「No」を言い渡され、公の場でも「(今は)アメリカの携帯キャリアは4社あることが望ましい。」と、買収反対の声明を出されたソフトバンクの孫代表ですが、今朝のWall Street Jopurnalのニュースによると、2014年3月11日にワシントンDCの商工会議所(Chamber of Commerce)の会合で孫氏がプレゼンテーションを行い、アメリカの携帯業界の合併・統合の必要性を主張するようです。

政府認可機関への説得が思うように行かなかったので、企業や政治家を集めた集会でアピールし、SprintによるT-Mobile US買収賛成への世論を作ろうとしているようです。
【WSJ】Sprint Chairman Seeks U.S. Public Support on T-Mobile Deal – 2014年3月4日

孫氏はSprint買収前も直後も、業界に詳しいコンサルタントやロビーストを雇っていると思うので、専門家ではない筆者が自分の意見を口出しするようなことでは無いと思います。

しかし、ソフトバンクがSprintを買収する際にはDOJおよびFCCに買収後の事業計画を出しているはずで、その中には年間80億ドル(約8000億円)をSprintに2年間投資し、Sprintのインフラ(LTE)整備をすることが約束されているそうです。

それなのに、Sprint買収後になって「いやあ、買収後にSprint内部を精査したら、1兆60000億円(8000億円x2年)の投資ではSprintを建て直すのは困難。だから、T-Mobile USも買収させてくれ。」ってのは、事業家や政治家には納得できないと思うんですよね。「そんないい加減な事業計画でSprintを買収したの?だったら、T-Mobile USを更に買収したって、結果は同じなんでは・・・」と。
ソフトバンクの海外進出のきっかけとなる金の卵だと思ったSprintが、買収後に蓋を開けてみたら「負けクジだった。だから、ルールを変えて(T-Mobile USの買収を認めて)くれ。」と言っても、アメリカのフェアネス(公平ルール)の感覚では、世間は許さないですよ。レースが始まってからは、ルールは変更できません。まずは今のレースを完走するか、少なくともゴールが見えてきたときに、「次のレースでは、(これまでの努力を評価してくれて)こういうルールに変えてくれ。」というなら、話は違いますが。

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アメリカ下院が、SIMロック解除許可法案を可決。しかし、・・・


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2012年10月末にアメリカの著作権法(DMCA)の付記が改正されて、その後90日間の猶予期間を過ぎた2013年1月末からアメリカ国内では違法となっている「キャリア以外による携帯電話のSIMロック解除」ですが、
(アメリカで)2013年1月26日以降に購入するSIMロック携帯電話は、『キャリアの許可無く』SIMロック解除することは違法となります。 – 2012年10月27日
本日、進展がありました。

アメリカ下院は本日、携帯電話のキャリア以外によるSIMロック解除の合法化を目指す「Unlocking Consumer Choice and Wireless Competition Act」を、賛成295票、反対114票で可決しました。

ところが、この可決された下院法案では、携帯電話の「バルク(一括大量)SIMロック解除」は禁止されています。「バルクSIMロック解除」が禁止されると、携帯ショップが中古携帯を一度に大量にSIMロック解除して再販することが、出来なくなります。

この追加条件の付いた法案に関してElectronic Frontier Foundation(電子フロンティア財団)などの消費者保護団体は、以下の理由で支持を取り下げています。
● 著作権を実際に侵害していない一般企業の事業の「ビジネスモデル(バルクSIMロック解除)」を、著作権法案を理由に阻害することは、国の役割ではないこと
● 問題になっている著作権法の付記の社会的弊害を、議会が理解していないこと

たとえば、中古携帯の(バルク)SIMロック解除とその転売は、中古携帯を求める一般消費者にメリットがあるだけでなく、資源の無駄を防ぎ、電子機器の不法投棄による環境汚染を減らすことになる、とElectronic Frontier Foundationは主張しています。

アメリカ上院は独自のSIMロック解除許可法案の提案を予定していますが、上院案の「バルクSIMロック解除」に関する対応は今のところ不明です。上院で可決されたSIMロック解除法案が下院バージョンと大きく違う場合には、上院・下院合同委員会で妥協案を調整され、再度両院で批准投票が行われます。

【CNet】House passes bill that would allow cell phone unlocking – 2014年2月25日

アメリカ連邦通信委員会が、FCC Speed TestアプリのiOS版をリリース


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昨年(2013年)11月15日にアンドロイド版のスピードテストアプリをリリースしたFCC、アメリカ連邦通信委員会は、
FCCアメリカ連邦通信委員会が、独自スピードテストアプリをリリース。結果を公表へ。 – 2013年11月15日
本日、IOS版をリリースしました。

アプリ名はAppStoreで「FCC Speed Test」または「Speed Test」で検索できます。まだダウンロード順位が低いのか、「FCC」だけではヒットしません。検索キーワードは、少なくも「FCC Speed」まで入力してください。
また、日本のAppStoreでは検索/ダウンロードできません。(確認済み)

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【噂】Verizonがプリペイド・スマホ通信料金を2014年3月2日より改定か


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アメリカのプリペイド通信料金も、競争が激しくなってきたようです。

これまで価格を下げず、通信の質で勝負してきて、プリペイド・スマホ通信料金では他社よりも一段高目感があったVerizonですが、Verizon内部情報のリークとして、Verizonがプリペイド・スマホのMonthlyプランの大幅な料金改定を、2014年3月2日より計画しているとの情報がリークされています。
【PhoenArena】Verizon geared up to introduce new prepaid plans, ALLSET plans start at $45 for smartphones – 2014年2月24日

これによると、MonthlyプランはALLSETと呼ばれ、
● スマホは月$45で、国内通話・テキスト使い放題、データ通信が500MBまで
● フィーチャーフォンは月$35で、国内通話500分まで、テキスト使い放題、データ通信が500MBまで

追加データ通信はBRIDGE DATAオプションと呼ばれ、
● 追加500MBが$5(500MBの有効期間は30日)、
● 追加1GBが$10(1GBの有効期間は90日)、
● 追加3GBが$20(3GBの有効期間は90日)、
となります。追加オプション(Bridge Data)は、一ヶ月に2個まで追加可能。
つまり、「1ヶ月通話使い放題・テキスト使い放題、データ通信6.5GBまでが、$45+$20+$20=$85」。しかも、追加の6GB はその月に全部使い切らなければ、翌々月まで有効です。

Verizonのプリペイドスマートフォン(iPhoneを含む)は、データ通信は3G CDMA2000 EVDOまでしか使用できません。LTEは使用できません。また、アメリカのCDMA2000キャリアは3Gのみの通信にはSIMを使用していません。(LTEはSIMを使用します。)
Verizonのプリペイドスマホをアクチするには、ウェブでスマホ本体のMEID番号を登録し、指定された電話番号にスマホから電話し、OTAで本体の設定(プログラミング)を行います。

VerizonのプリペイドでLTEが使用可能なのは、Verizon用ポケットWiFi、Verizon版iPad/iPad Mini、および、Nexus 7 LTEのみです。

なお、AT&Tはプリペイド携帯会社Cricketの買収に合意しており、許認可省庁からの認可も降りており、来月(2014年3月)には買収が完了する予定です。買収後、AT&TはCricketブランドを残し、AIO WirelessをCricketに吸収します。
Cricketはメキシコ人や中南米人の加入の多い、低価格プリペイドサービスです。買収完了後は4大キャリアの低価格プリペイド通信料金の競争が激しくなるとともに、MVNOの通信料金も更に下がらないと、MVNOで加入するメリットが無くなると思われます。

SprintがLTEエリア拡張を発表


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まあ、亀さんのようにトロイSprintですが、本日、LTEエリアを382都市に拡大したと発表。
3周波数利用のSparkも本日、Salt Lake CityとJacksonville(Florida)が増えて16都市に。
【Sprint】Sprint 4G LTE expands to 382 markets, including Detroit; Rochester, N.Y.; Manchester, N.H.; and Winston-Salem, N.C. – 2014年2月24日

Sparkサービスでないところは5MHz+5MHz帯域使用なので、ダウンロード実測値もせいぜい3-5MHzですから、他社(10MHz+10MHz帯域)に比べても遅い速度。・・・と言うより、AT&TやT-Mobile USのHSPA+と同じか、それよりも遅い。

一番LTEエリア整備が遅く、一番速度が遅いってのは、どういうことなのよ。
「Sparkは速い」って言っているけど、Sparkの整備目標である「2016年末までに全米大都市100都市にSparkサービス提供」するころには、VerizonもAT&Tもキャリア・アグリゲーションをやっているだろうから、その頃は他社と比べてもぜんぜん速くないと思うんですよね。

3月末までには我が家もLTEサービスエリアになるそうですが、いくらサービスエリア都市数が増えても、我が家にSprint LTEが来るまでは許せない。

現在のSprint LTEサービス都市一覧は、
【Sprint】Sprint 4G LTE Launched Cities
参照。

ソフトバンク「新定額プラン」に思うこと


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今朝、出かける前に書いた内容を、今頃アップ・・・


本日のソフトバンク決算発表会の記事がようやくまとまって出てきましたが・・・・

今日はこれから早朝お出かけで、あまり時間が無いので、ソフトバンク「新定額プラン」に関しての孫社長の説明に関して思ったことを、手短に書きます。

孫社長の説明に関しては、この記事参照。
【CNet Japan】孫社長、“通話は5分以内”の新定額プランは「かけ直せばいい」 – 2014年2月12日

その1:
孫社長「1回の通話で5分以上喋るケースは非常に少ない。」

「非常に少ない」のなら、その部分はソフトバンク側の売り上げや利益への貢献率も「非常に少ない」でしょうから、完全無料にしてもソフトバンク社の業績にはほとんど影響が無いのでは?
そして、その部分も「完全無料」にすることによって加入者が増えれば、ポジティブ効果だと思うが・・・・

その2:
孫社長「5分を超えそうだと思ったら1回切ってまたかけてもいい。」

初めから掛け直しを容認するくらいなら、通話し放題にしておいてよ。

その3:
孫社長「恋人同士が繋ぎっぱなしで喋ってもいないのに、朝まで枕元で『そばにいるだけで嬉しい』みたいな使い方は困る。」

夜や週末はどっちみち回線使用数が少ないでしょう。だから、夜間無料みたいなプランがあるわけで・・・
それに、この言葉は、「1回の通話で5分以上喋るケースは非常に少ない。」と「5分を超えそうだと思ったら1回切ってまたかけてもいい。」という前の発言と、矛盾していると思うのは、筆者だけですか?

さて、だれか、「4分55秒毎に電話を切って、再度同じ電話へ掛け直す」アプリを、作らないだろうか?

Sprint 2013年10-12月期、予想外に純増微増も、10億ドルの赤字。買収に関しては、「噂にはコメントしない」


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Sprintは今朝、2013年10-12月期の業績発表をしました。

業界アナリストコンセンサスでは15万~36万5000台程度のポストペイド契約純減を予想されていましたが、実際には5万8000人のポストペイド純増でした。
しかし、これは先に発表されている同期のVerizon、T-Mobile US、AT&Tの純増に比べると、遥かに少ないです。
● Verizon 150万件純増
● T-Mobile US 86万9000件純増
● AT&T 56万6000件純増
● Sprint 5万8000件増

プリペイド加入者(Sprint、Virgin Mobile USA、Boost Mobile)は 32万2000件の増加、MVNOなどホールセール加入者は30万2000件の増加です。

これで、Sprintの加入者総数は、5390万件となります。
(参考:T-Mobile USの加入者総数は、同期末で4670万件と発表されています。)

しかし、加入者増にも関わらず、四半期収支は10億ドル(約1000億円)の赤字となりました。前年(2012年)同期の13億ドル赤字よりは減っています。

LTEの人口カバーは2億人以上達成(人口カバー率約64%)と発表され、LTE 3バンド・サービスのSparkが本日からPhiladelpiaとBaltimoreで開始され、2014年1月末に開始されたKansas Cityと合わせて、合計14都市となりました。
Sparkのメインは2.5GHz TD-LTEの複数のサブチャンネルによるキャリア・アグリゲーションなので、Spark=Band 41 TD-LTEと言う事がいえます。

業績発表後の電話会議でSprintのHesse CEOは、「AT&TとVerizonを除いた携帯業界の合併・統合は業界のダイナミック、国、および、消費者にとって利益がある。」と業界再編を支持する発言をした後に、T-Mobile US買収に関しては「メディアの噂にはコメントできない。」と明確な回答を避けました。

【Sprint】Sprint Reports Fourth Quarter and Full Year 2013 Results – 2014年2月11日
【TheVerge】Sprint’s the only major US carrier yet to lose money this quarter, despite record subscribers – 2014年2月11日
【BGR】T-Mobile isn’t destroying Sprint after all – 2014年2月11日
【BusinessWire】T-Mobile US Reports Preliminary Fourth Quarter 2013 Customer Results – 2014年1月8日

Sprint(ソフトバンク)のT-Mobile US買収案は、計画練り直し。近日中には公式発表無し?


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Wall Street JounralのMarketWatch記事は、
【Wall Street Journal/MarketWatch】Sprint Rethinks Acquiring T-Mobile After Public Antitrust Opposition – 2014年2月10日
【Wall Street Journal】Sprint Rethinks Acquiring T-Mobile After Public Antitrust Opposition – 2014年2月10日
Sprint/ソフトバンク会長の孫 正義氏とSprint CEOのDan Hesse氏はアメリカ司法省とFCCの反対が予想以上に強いことから、現在準備中の説得議論でのT-Mobile US買収は難しいと判断し、計画の練り直しの為に数週間の時間を掛ける、と関係筋2名の話としてレポートしています。
(※ 「予想以上」「予想外」と思ったのは、孫さんだけだと思うけど・・・)

孫会長は、司法省とFCCの反応を消化しているところであって、「Sprintが今以上に大きくならないと、成功できない」と信じている孫氏にとっては、この難関はT-Mobile US買収提案を諦めることではない、と関係筋は述べているようです。
しかし、この議論は、着実にこの1年間加入者数を増やしているT-Mobile USを横目にしてアメリカ司法省とFCC関係者を説得する材料には成り得なかったようです。
Sprint側は、T-Mobile USの急成長は一時的なものであり、いつかはVerizonとAT&Tの2大キャリアの規模に屈服する、と議論しているようですが、それも今の時点では説得力が薄いようです。

Sprintは2013年10~12月四半期業績発表を、明日(アメリカ現地2014年2月11日)、ニューヨーク株式市場オープン前に発表します。(東海岸時間午前8~9時ころ?、日本時間22時~23時ころ?)

ソフトバンクの決算説明会は、日本時間 2014年2月12日(水)午後4時30分~午後6時00分(予定)です。

Sprint(ソフトバンク)のT-Mobile US買収提案有無の決断が近い。


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SprintがT-Mobile US買収に必要な400-450億ドル(約4兆円~4兆5000億円)の資金貸付最終提案が、 JPMorgan、Cititgroup、Bank of America-Merrill Lynchから出たという噂から、本日(2014年2月5日)、Sprintの株価は前日比で8.42%値上がりしました。
貸付額は、T-Mobile USの67%株を所有するドイツテレコムへの支払いと、T-Mobile USが既に持っている200億ドル(約2兆円)の社債の借り直しのための資金で、ドイツテレコムへの条件次第ではローエンドの400億ドルで済む可能性があります。

Sprint会長の孫 正義氏は先月米国司法省独禁法関連審査関係者、今週初めにFCCアメリカ通信委員会の委員長と会合し、SprintによるT-Mobile USの買収案を売り込んでいましたが、どちらもそれが認可される可能性は低いと応対した模様です。

T-Mobile USの67%主要株主であるドイツテレコムは、正式買収提案を受ける前に、Sprintと孫氏にアメリカ認可当局に打診するよう要請した模様です。
次のステップとしては、この会談の感触をSprint側がドイツテレコムに説明し、実際の買収提案の詳細を2社間で協議に入ります。
ドイツテレコム側は、SprintによるT-Mobile USの買収提案がアメリカ認可当局に受け入れられる可能性が低い場合には、3年前のAT&TからのT-Mobile USA買収提案時相当の額の10%~15%のBreak-up Feeを要求するだろうと予想されています。認可当局による買収承認の確率が高ければ、Break-up Feeは低くなるでしょう。

Break-up Feeは、買収提案が発表されてから関係当局の認可が出るまでの6~9ヶ月またはそれ以上の間、先行き不安から新顧客が獲得しにくかったり、既存顧客が転出したりする可能性があり、そのための損失をカバーするための「保証」的な役割を持ちます。

Sprintは既に売上額に対して高比率の負債を抱えており、買収が認可されなかった場合に更にドイツテレコムへ高額のBreak-Up Feeを払う資金能力や経営体質は無く、ドイツテレコムに高額のBreak-up Feeを要求された場合には、買収提案を出さないで諦める可能性があります。一部のアナリストは「SprintによるT-Mobile USの買収提案が承認される可能性は、10%以下」と予測しています。

Sprintは2014年2月11日(米国時間)に、ソフトバンクは2014年2月12日(日本時間)に、それぞれ四半期決算発表を予定しており、当日、出席者からの質問が予想されることもあり、出来ればその前にT-Mobile USの買収提案を出すか出さないかの決定をしたいようです。

【The Street】Why Sprint (S) And T-Mobile (TMUS) Are Gaining Today - 2014年2月5日
【Bloomberg】SoftBank Said to Seek Decision on T-Mobile Bid Within Weeks - 2014年2月5日
【CNBC】Sprint eyes $45 billion in financing for T-Mobile: Report - 2014年2月5日

孫・Hesse(Sprint CEO)が今度はアメリカFCC委員長と会談:FCCも「SprintによるT-Mobile US買収」認可には懐疑的


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ソフトバンク会長 孫 正義氏とSprint CEO Dan Hesse氏は昨日(2014年2月3日)、アメリカFCC(連邦通信委員会)の委員長Tom Wheeler氏と会合するとの報道が、昨日朝、いくつかのアメリカのオンライン報道で報道されました。

その後、数時間前、その会合の内容がReutersによって報道されています。
【Reuters】FCC chief tells Sprint chair he is skeptical on T-Mobile deal – 2014年2月3日

ここでも先月のニュースで報道されたアメリカ司法省独占禁止法関連担当者が示したと同じく、FCC委員長も、「SprintによるT-Mobile US買収」の認可に懐疑的であることを孫/Hesse両氏に示した、とFCC内部からの情報として報道しています。ただし、Sprint側からのT-Mobile US買収の公式提案があれば、その内容については偏見の無い調査を行う、と伝達しています。

Sprintは、それぞれ2倍以上の加入者を持つ「VerizonやAT&Tと平等に戦うには、規模的にSprintやT-Mobile US独自では難しく、SprintとT-Mobile USが合併しなくては不可能」、と主張すると見られていますが、
● 昨年(2013年)3月から「Un-Carrier(脱キャリア)」をスローガンにしていくつかのキャンペーンを実行している業界4位のT-Mobile USが、四半期ごとに100万人規模の加入者増を達成しており、このままのペースで行くと1年以内には加入者数でSprintを抜いて業界3位になりそうなこと
● Sprintは昨年7月初めに完全買収したClearwireの周波数帯域を含めると、既にVerizonやAT&Tの2倍の周波数帯域の使用権を持っているので、周波数ではVerizon/AT&Tより優位にあること(なのに、それをまだ全部利用していないこと)
から、余ほど奇抜な提案でT-Mobile US買収案を出さないと、独禁法からみで司法省の許可が得られず、電波の使用と消費者保護がらみでFCCの認可が得られないと見られています。

可能性のある一つの案としては、日本でのイーアクセス(イーモバイル)買収のときと同じく、Sprintが一旦T-Mobile USを買収した後、一部の事業をスピンオフさせる案も有り得る、と一部では推測されています。

Sprintは2014年2月11日に2013年10-12月期の四半期業績の発表、ソフトバンクは日本で2014年2月12日に同じく2013年10-12月期の四半期業績の発表を予定していることから、ソフトバンク会長の孫氏はその際にSprint/T-Mobile US買収に関して何らかの発表を行うか、または、記者等からの質問があることを前提に、進展に対してコメントできるように、各方面への打診を急いでいるような気がします。

また、ソフトバンクとドイツテレコムは買収提案の内容に関して詳細を交渉しているという報道も既に流れていますが、アメリカ政府関係当局の認可の可能性が低ければ低いほど、ドイツテレコムはソフトバンクに対して「買収提案が認可されなかった場合のBreak-up Fee(手切れ金)」の金額を多く要求する可能性があります。2011年に政府当局の認可が降りず、AT&TがT-Mobile USの買収を諦めた際には、AT&TはT-Mobileに対して30億ドルのBreak-up Feeの支払いと、一部の周波数の譲渡を行っています。

Sprintは負債が多く、もし、T-Mobile US買収案が認可されなかった場合に、多額のBreak-up Feeを支払うと、経営への影響は大きいと推測されています。

■ 携帯ポストペイド月料金が、$40-45レベルに落ちてきた

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Lenovo、GoogleのMotorola部門を30億ドルで買収か


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えっ?
何のためにGoogleはMotorolaを買収したの?

2011年8月15日にMotorolaの携帯電話部門を125億ドルで買収したGoogleですが、そのMotorola部門を、パソコンメーカーで有名な中国のLenovoに30億ドルで売却するらしいとの漏洩情報がNew York Times誌から報道されています。公式なニュースリリースは、間もなく発表されるであろうとのことです。
【New York Times】Google Seen Selling Its Mobility Unit to Lenovo for About $3 Billion – 2014年1月29日

つい先日、ロシアのブロガーが、GoogleはNexusシリーズを2015年には廃止し、その後はレファレンスモデルをMotorola機種を含む携帯メーカーの一部携帯を「Google Play Edition」として販売継続していくと情報発信していたばかり(しかし、その情報の真偽はなぞ)で、その際にはMotorolaが大きな役割を担うと思われていたのですが・・・

まあ、Motorola携帯部門を売却したとしても、特許の所有権はLenovoに売却せずにGoogleが継続所有していくのでしょうが、それにしても、「何のために2年半前にMotorolaを買収したの?」と言いたくなる話。

この話が本当だとしたら、Lenovoは今後Motorolaの名前を継続して使うのか、それとも、MotorolaスマホはLenovoスマホになるのか・・・

AT&TはVodafone買収を完全に諦めたわけではない


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AT&Tはロンドン証券取引所のTakeover Panelの質問に答えて、「(現在のところ)AT&Tは、Vodafone買収提案を出す予定は無い。」と公式回答しましたが、本日のBloomberg誌によると、AT&TはVodafone買収を完全に諦めたわけではなく、単に今現在は、買収提案を発表する準備が出来ていないだけ、ということのようです。

イギリスの企業買収に関する規則は厳しく、Takeover Panelの質問に対しては、28日以内に実際に買収提案を出すか、買収の意思の無いことを表明する必要があります。
また、一旦、買収の意思の無いことを表明した後は、6ヶ月の間は買収提案を発表することが出来ません。

AT&Tは、もし、それが実現しても、Vodafone買収提案の公式発表は6ヵ月後以降になると考えているようです。

また、6ヶ月以内であっても、Vodafone役員会自体が買収されることに同意すれば、手続きを進めることが出来ます。

【Bloomberg】AT&T Said to Still Eye Vodafone After Renouncing Takeover – 2014年1月29日

孫・Hesse(Sprint CEO)がアメリカ司法省当局と会談:司法省は「SprintによるT-Mobile US買収」に好感を見せず


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Wall Street Journalが現地本日(2014年1月28日)午後、報道したところによると、ソフトバンク会長の孫 正義氏とSprintのCEO Dan Hesse氏は、今月(2014年1月)、アメリカ司法省当局と会談し、「ソフトバンク/SprintによるT-Mobile US買収提案提出」の意思を伝えました。しかし、この席で独禁法関連を審査する司法省の担当者は、2011年後半の司法省の姿勢である「アメリカ携帯電話の競争を継続するには、4社存続状態が望ましい」という意思が今も変わっていないことを再確認し、SprintによるT-Mobile USの買収は認可当局を通過するハードルが高いことを、孫氏とHesse氏に伝えた模様です。
【Wall Street Journal】U.S. Skeptical on Sprint’s Possible T-Mobile Deal - 2014年1月28日 (有料購読加入必要)
【T-Mo News】Department of Justice expresses concerns over Sprint/T-Mobile merger in meeting with Sprint - 2014年1月28日

今後、ソフトバンク/SprintによるT-Mobile US買収の成功/不成功は、資金の問題ではなく、いかにアメリカ規制当局の司法省とFCCを説得できるかどうかに掛かってきます。また、それは、310億ドル(3兆1000億円)とも、510億ドル(5兆1000億円、T-Mobile USの現在の負債額を含む場合。)とも言われる買収資金確保よりも難しいことが、再確認された模様です。

AT&T、Vodafoneに(少なくとも6ヶ月)買収提案をせず。


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昨日、標題のニュースが報道されて、すぐ書くべきだったのですが、バタバタしておりました。

先週末、AT&TのCEO、Randall Stephenson氏が、EUの規制当局関係者と会談を行ったことから、AT&TのVodafone買収提案の噂がさらに強くなり、ロンドン証券取引所は「噂によって株価の上下が急速に進む」のを懸念し、AT&Tに対して噂の信憑性に対して質問状を出していました。

AT&Tはその質問状に対して、昨日、公式に「AT&Tは、Vodafoneの買収提案を出す予定が無い」ことを、ロンドン証券取引所に回答したそうです。
【Reuters】AT&T rules out Vodafone bid for now – 2014年1月27日

イギリスの規制によると、このAT&Tの正式回答により、AT&Tは少なくとも今後6ヵ月は、自主的なVodafone買収提案を出せなくなります。
ただし、6ヶ月を過ぎた場合には、AT&Tは自由に再度、Vodafoneへの対応を選択することが出来ます。
また、Vodafone側がAT&Tに対して合併提案を持ち込んできた場合には、6ヶ月以内でもそれを受け入れることが出来ます。

AT&Tが現状ではVodafone買収を諦めた理由は、いくつかの推測が挙げられています。
その一つは、アメリカのNSAが、AT&Tを含むアメリカ国内の通信会社やインターネット関連会社を利用してスパイ活動を行い、その諜報活動体操範囲がヨーロッパ諸国やヨーロッパのトップ政治家にも及んでいることが昨年夏に暴露され、その影響から、AT&Tなどアメリカ通信会社への「反発」がヨーロッパ諸国では強いことが挙げられています。

もう一つは、現在のヨーロッパの通信事業者は、100以上の(世界的には)中小の企業が競合して通信サービスを提供しており、AT&T/Vodafoneの合併により超大企業がヨーロッパ市場に生成され、特にその合併のパートナーがEU外からEU市場内へ進出してくると、EU内通信企業からの風当たりが強いであろう、という理由です。

AT&Tは今後、Vodafone以外で企業サイズ的にも小さく、認可の降り易いEU圏買収対象企業を探すか、6ヵ月後にVodafoneへ再度買収アプローチをするか、のどちらかの動きを取る、と多くのアナリストは観測しています。

AT&TがVodafone買収に向けて、英国およびEUの規制当局関係者と会談


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アメリカ第2位の携帯キャリアのAT&Tは、昨年中ごろからヨーロッパのキャリアの買収意欲を示しており、Vodafoneがその対象筆頭に上がっていました。

そのイギリスVodafoneの買収を前提に、AT&TのCEOのRandall Stephenson氏が、イギリスとEUの規制当局の関係者と事前会談を行った、とイギリスのSky News誌が報道しています。
【Sky News】AT&T Courts Europe Over £60bn Vodafone Bid – 2014年1月25日

VodafoneはまだVerizon Wirelessへの45%出資者として、AT&Tの競合会社であるVerizonとパートナーを結んでいますが、このVodafoneの45%権利をVerizonが1300億ドルで買い取ることが既に決まっており、2014年2月21日にはその取引が完了することになっています。

AT&Tとしては、その後、早急にVodafone買収提案を提出できるよう、事前に規制当局への接触を始めているようです。

Vodafone買収額は、約600億ポンド(990億ドル、約9兆9000億円)と推定されています。もし、この買収が実現した場合には、AT&T+Vodafoneの合併企業は、株式評価額で1500億ポンド(2475億ドル、約24兆7500億円)以上の価値となります。

また、AT&Tはもし、Vodafoneの買収が実現しない場合には、同じくイギリスのEE(Everything Everywhere Limited)を買収の標的にするのではないか、と推測されています。

「モバイルインターネット世界No.1」を目指すソフトバンクの目標が、また、遠ざかりそうです。

ソフトバンクの新パック料金と、「米国など世界の携帯電話事業者ですでに導入されている先進的な料金プラン」の比較。


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ソフトバンクは昨日、2014年1月24日、プレスリリースを発表し、2014年4月21日よりパック料金を提供すると発表しました。
このプレスリリースの中で、「音声定額とパケット定額がセットになったパックプランは、米国など世界の携帯電話事業者ですでに導入されている先進的な料金プランです。」と明記されていますので、早速、ソフトバンクの新パック料金と、「米国など世界の携帯電話事業者ですでに導入されている先進的な料金プラン」とを比較してみましょう。アメリカには4大キャリアがありますが、全部と比較するのは大変なので、特に、子会社となったSprintの料金と比較しましょう。
【ソフトバンクモバイル株式会社】VoLTE時代の革新的な新定額サービスが登場! – 2014年1月24日 (日本国外からアクセスすると、英語ページにリダイレクトされることがあります。その場合は、下のプレスリリースページのスクリーンショットをご覧ください。)

“ソフトバンクの新パック料金と、「米国など世界の携帯電話事業者ですでに導入されている先進的な料金プラン」の比較。” の続きを読む

T-Mobile USのCEO、John Legere氏が、Sprint/T-Mobile USの合併可能性を否定せず。


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T-Mobile USのCEO、John Legere氏は、2014年1月20日のNPR(前National Public Radio)誌とのインタビュー記事で、SprintによるT-Mobile USの買収は、「これまで(1年間)携帯業界に旋風を巻き起こし、業界に変化をもたらしたT-Mobile USの経営方針やマーケティング方針が合併後も継続して維持されるならば、2社の合併は(VerizonとAT&Tと戦える規模の点で)これまでの(T-Mobile USの)旋風的活動をさらに強化することになるので、歓迎する。そのためには、自分と、自分の経営チームが合併後の経営にあたるべき。」という趣旨の発言を行い、SprintによるT-Mobile USの買収を否定しませんでした。

さらに、John Legere氏は2012年9月にT-Mobile USのCEOに就任する前は基幹通信事業を行っていたGlobal CrossingのCEOを10年間、就任しており、「その際に、ソフトバンクはGlobal Crossingにも投資していたので、孫 正義氏も知っている。」と話し、「自分がSprint/T-Mobile US合併後の会社を経営すれば、消費者に害を与えることは無い。」と話しています。

「自分と、自分の経営チーム、ブランド、T-Mobile USの直近の急成長、・・・ これらは、(アメリカの)携帯業界にこれまで最も欠けていたものの一つであり、自分が孫 正義氏の立場なら、T-Mobile USの今の成長が好ましいと思うはずだ。」と述べ、合併後の経営を自分が任される前提であれば、政府認可当局への説得も可能であろうとも示唆しています。

【NPR】T-Mobile CEO Swears (Like A Sailor) That Industry Will Change – 2014年1月20日

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Sprint(ソフトバンク)によるT-Mobile US買収経費は、(実現したら)500億ドル(5兆円)


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なんでこのニュースは日本ですぐに報道されないんでしょうね。
そもそも、日本のニュースって、最初の「センセーショナルな初期報道」はリリースされても、そのあとのフォローアップが殆ど無いことが、最近多いですね。

昨夜のWall Street Journalの報道によれば、
【Wall Street Journal】Sprint Has Proposals From Banks on Financing Bid for T-Mobile – 2014年1月16日
もし、SprintがT-Mobile USを買収する提案が実現した場合に、Sprint(ソフトバンク)は二つの銀行から「その資金の融資を提供可能である」と提案されたそうです。
このニュースがリークしたのは、銀行としては、融資判断前の「Due Diligence」の調査が終了した、ということなんでしょう。

その金額は、T-Mobile USの主要株主であるドイツテレコムが所有しているのT-Mobile US株全額(全発行株の約67%)が、現在の市場時価で310億ドル、プラス、T-Mobile USの現在の負債を完済(リファイナンス)するための経費200億ドル。
つまり、Sprint(ソフトバンク)がT-Mobile USを買収すると、ソフトバンクの負債は5兆円増えます。

Sprintを買収したときの216億ドル(約1兆8000億円)よりも、はるかに高い金額になります。

ソフトバンクの現在の負債はSprintを買収した時点で増え、現在の負債額は9兆円とも10兆円とも言われています。

これにT-Mobile USの買収が、もし(あくまでも、「もし」ですが)、成功すれば、ソフトバンクの負債は15兆円になってしまいますね。

まあ、負債が増えても、資産が増えて、粗利が増えれば、経営は成り立つのでしょうけど。

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【アメリカ】5人に2人がiPhoneユーザー、データ通信は平均月6.6GB


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最近、アメリカで、自分の周囲でiPhoneユーザーが増えたと感じていませんか?

本日リリースされたNPDグループの2013年第4四半期の最新調査によれば、アメリカで、
● iPhone利用者は、42%(前年同期は35%)
● Samsung利用者は、26%(前年同期は22%)

(グラフで、青線は2012年第4四半期、緑が2013年第4四半期の利用率シェア)

アメリカのスマホ利用者は、60%(前年同期52%)。

スマホの平均データ通信量は、前年同期の「月5.5GB」から「月6.6GB」にアップ。約20%増ですね。
NPDはその理由を、ストリーミング音楽の視聴が増えてきたため、と推測しています。スマホユーザーの52%は、ストリーミング・ミュージック・アプリを利用しているそうです。(昨年同期、41%)

アメリカで最も利用されているストリーミング・ミュージック・アプリは、多い順に、
● Pandora
● iHeart Radio
● Spotify
● TuneIn Radio
● Slacker Radio
だそうです。

そして、ポストペイド契約者の毎月の平均通信料金(個人、ファミリープラン、法人契約を含む平均)は、
● T-Mobile US、 $120
● AT&T、 $141
● Sprint、 $144
● Verizon、 $148
と、T-Mobile USが最も安く、Verizonが最も高くなっています。

NPDグループは定期的にアメリカ国内でのスマホ利用調査を、約4500人にヒアリングを通して行っています。
【NPD Group】Apple and Samsung Grow to Represent 68 Percent of Smartphones Owned in the US, According to The NPD Group – 2014年1月16日

【ARS Technica - Cowen and Company】Verizon leads top wireless carriers in bill size, at $148 a month – 2014年1月15日

Sprintの早期機種アップグレードプログラムが、「Easy Pay」として蘇生


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1週間前にたった4ヶ月の短命で突然廃止されたSprintの早期機種アップグレードプログラムですが、本日、そのSprintは、また突然、早期機種アップグレードプログラムを再開しました。
ただし、名称も「Easy Pay」と変わり、条件も大きく変わっています。
Sprintの早期機種アップグレードプログラム「One Up」が、たった4ヶ月で廃止 – 2014年1月14日

【Sprint】No More Waiting For a New Phone – Sprint Allows Eligible Customers to Upgrade Their Phone Anytime with Sprint Easy Pay – 2014年1月16日

新しいアップグレードプログラムは他3キャリアの同様なプログラムとそれほど変わらず、
● 端末は定価(2年割引無し)で購入
● 端末代は、頭金+消費税+24ヶ月分割で支払う
● 頭金の金額は、端末によって違う
● 「Easy Pay」加入後、端末はいつでも買い替えできる。(他社は加入後6ヵ月目以降から、年に1回または2回まで機種変更可能)
● ただし、買い替えの際に残債は全額支払わなければならない。(他社は、買い替え時に少なくとも残債が50%以下に減っていること。そして、他社は残債の支払いは不要。)
● 買い替えの際に、古い端末は返却する必要は無い。(他社は、古い端末の返却が必須。)
● 買い替えの際に新しい端末購入代金を減らしたければ、古い端末を下取りで買い取ってくれる。(最高$300までで、古い端末の時価で買い取り。)

・・・・うん?ちょっと待てよ?
これって、タダ単純に、「2年契約束縛無し(端末代の割引無し)、ただし、端末は無利子で24ヶ月割賦払いで買える」・・・ってことだけですね。

割賦払い以外には、メリット無し!

まあ、この「早期機種アップグレードプログラム」と名称を摩り替えた、単なる「端末機種代分割払いプログラム」の内容にも問題がありますが、突然プログラムを廃止し、突然その代わりのプログラム(と称しているが、良く分からない)を発表する、SprintのPR部門のチグハグな行動、勘繰ると色々な想像が可能です・・・・・

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Sprintの早期機種アップグレードプログラム「One Up」が、たった4ヶ月で廃止


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T-Mobile USが2013年7月10日に発表した、「携帯機種を6ヶ月に1回変更できる」早期機種アップグレードプログラムは、その後、同様なプログラムをAT&Tが2013年7月26日にAT&T Next、Verizonが2013年8月25日よりVerizon Edgeを発表して、キャリア間の競争が激しくなりました。
T-Mobile US Jump!/AT&T Next/Verizon Edgeの早期アップグレードプログラムは、本当に価値がある? – 2013年8月21日

Sprintも結局、同様なオファーを提供開始せざるを得ず、2013年9月20日からSprint One Upプログラムを提供しました。
【Sprint】Introducing Sprint One Up – Annual Upgrade Program With Unlimited Talk, Text and High-Speed Data Guaranteed for Life; Just $65 Per Month, the Lowest Price of any National Carrier – 2013年9月20日

これらのプログラムは、
● 端末は、定価で購入する
● 支払いは、20~24ヶ月の分割払いとする
● 毎月の通話料は、他のポストペイド契約(2年契約)と同じ
● T-Mobileの場合はJump加入料として、別途、月$10支払う(紛失時の端末取替え保険としての役割あり。)
● 端末を返却をすれば、年に(キャリアによって)1-2回、端末を手数料無料で最新の機種に取り替えることが出来る
● 新しい端末代は、定価で購入。その時点から新しい20-24ヶ月分割が始まる。
というものですが、SprintのOne Upはこれに加えて、分割払い期間中は月$15の通信料の割引があり、日本(ソフトバンク)の「月々割」を導入したものとして、ソフトバンク/Sprintのシナジーの最初の現れかと、筆者としても高く評価していました。

そのSprintの早期機種アップグレードプログラム「One Up」は、突然、先週2014年1月9日で終了していたことが、本日、各オンライン誌の報道で分かりました。
【Sprint】Sprint One Up was retired on Jan. 9, 2014. – 2014年1月9日

アメリカでは電話会社の料金改定は、頻度が決まっているわけではありませんが、実際には年に1-2回はあります。しかし、大体は料金の改定であって、新しい料金「プログラム」が廃止されるようなことは、珍しいです。しかも、たった4ヵ月弱で廃止、とは・・・・

“Sprintの早期機種アップグレードプログラム「One Up」が、たった4ヶ月で廃止” の続きを読む

T-Mobile USは、他社からのMNP転入者に、他社早期解約料を負担開始。


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予想通り、本日2014年1月8日のT-Mobile US発表会で、同社は、他社からのMNP転入者に1回線当たり$350までの早期解約料(ETF)実費と、$300までの端末下取りを開始することを、発表しました。
Family Plan加入者は、1アカウント当たり5台(5回線)まで、早期解約料(ETF)実費のリインバースメントが貰えます。

プロモーション開始は明日、2014年1月9日から、T-Mobile直営ショップで行われます。

T-MobileのMNP転入者に対しては、Simple Choice Planへの加入が、対象になります。Somple Choice Planでは長期契約の義務は無く、いつでも解約できます。
その代わり、端末は定価での購入になります。ただし、与信歴良好の加入者は、端末は少ない頭金で購入でき、残額は年利0%利子(つまり、利息無し)で24回月賦分割で支払いが出来ます。

今回のMNPプロモーションでは、端末代金が、他社からの端末を下取りすることで$300まで割引になります。(ただし、下取り価格は、市場公正価格を適用します。)
また、頭金は$0となります。

早期解約料(ETF)の返金は、実際に転入元キャリアからの最後の請求書が届いてから、そのコピーをT-Mobile USに送ることで、クレジット(返金)されます。

T-Mobile USは、このキャンペーンでMNPがしやすいように、MNP変更レターの雛形までウェブサイトに用意し、他社からのMNPを促進します。

この発表会では同時に、T-Mobileの加入者が昨年第4四半期で164万5000人増えたこと、昨年1年間で440万人増えたことを明らかにしました。
この勢いで、このキャンペーンで、更に加入者を増やして行きたいようです。

更に、T-Mobile USは、LTE速度ではAT&Tを抜いて、4大キャリアの中で一番速い事を強調しています。今後、同社が持つ200MHzの帯域で、LTEを帯域拡大し、更に速度を速めていくほか、最近Verizon社から獲得した低周波数700MHzを利用したLTEサービスを年内に開始し、ビル内での接続や郊外でのサービスエリアの拡大を進めていきます。

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SprintがSpark(LTE 3周波数帯アグリゲーション)サービスを6都市追加、プリペイドVirgin Mobile USAでSpark対応モバイルルーター発売


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Sprintは本日2014年1月7日、LTE 800MHz(Band 26)、1900MHz(Band 25)、2.5GHz(TD-LTE Band 41)の3つの周波数をアグリゲーション(集合)してデータ通信速度を上げるSparkサービスを、6都市追加したことを発表しました。Sparkは2013年10月30日既に5都市で開始されています。これで、Sparkを体験できる都市は11都市となりました。
Sparkはキャリアアグリゲーション技術を使い、実測値50-60Mbpsの速度でデータ通信がアクセスできると、Sprintでは発表しています。技術改善によって、将来的には1Gbpsの速度が達成できると言われています。
Sprintの計画では、Sparkは2014年末までに人口カバーで1億人(人口カバー率約31%)、都市数では2016年までに100都市をカバーする予定です。

Sparkの初期サービスエリアは、
•Chicago
•Los Angeles
•Miami
•New York
•Tampa, Fla.

今回追加された6都市は、

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AT&TのLTE人口カバーが2億7000万人、86%達成


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AT&Tは本日2014年1月6日、新たに26都市でLTEサービスを開始し、サービス都市は514都市、人口カバーで2億7000万人(86%)を達成したと発表しました。
【AT&T】More Than 270 Million People Now Covered by the Nation’s Most Reliable 4G LTE Network – 2014年1月6日

AT&TのLTEサービスは、多くの都市で速度ではVerizonより速く、サービスエリアではT-Mobile USより広いと検証されています。
※ 速度でT-Mobile USより速く、サービスエリアではVerizonより広い、・・・かは、疑問の声がある。

T-Mobile USがVerizonから700MHz A(Band 12)周波数購入で、合意


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昨年秋から報道が続いていた件ですが、本日2014年1月6日、T-Mobile USはVerizonから未使用の700MHz A(Band 12)周波数使用権の購入で、条件が合意したことを発表しました。
買収価格は23億7000万ドル、そして、T-Mobile USは別途、9億5000万ドル相当のAWS(Band 4、 Los Angeles, San Francisco, Dallas, Atlanta、Detroit)の使用権をVerizonに譲渡します。
今後、FCCの承認を経て、2014年中ごろに売買契約が完結し、2014年第4四半期からこの700MHz A(Band 12) LTEサービスが順次開始されていく予定です。

現在、T-Mobile USはAWS(上り1700MHz/下り2100MHz、Band 4)の高周波でLTEサービスを開始していますが、この周波数では建物内部の電波到達力が弱く、過疎地での電波到達距離も短いために人口過疎地域での広域サービスには効率が悪かったものです。700MHz低周波数の獲得で、これらの欠点が改善されます。

今回T-Mobile USがVerizonから購入する700MHz A(Band 12)周波数は、
● カリフォルニア州全域
● コロラド州
● テキサス州東半分
● カンザスシティー側のミズーリ州
● ミネソタ州
● ミシガン州
● フロリダ州
● ワシントンDCからマサチューセッツ州までの北東部
など、人口カバーで約1億5800万人(全米の約50%)。全米人口トップ都市10ヵ所のうち9ヵ所を含みます。
大都市では、
● New York,
● Los Angeles,
● Dallas,
● Houston,
● Philadelphia,
● Atlanta,
● Washington, D.C.,
● Detroit.
などが含まれます。

【USA Today】T-Mobile buys spectrum licenses from Verizon – 2014年1月6日

700MHz A(Band 12) LTEはアメリカでは他にUS Cellular、C-Spireなど地域規模のキャリアで使用、または、電波使用権が所有されています。
また、AT&T Band 17 LTE対応スマホは、将来の新機種で周波数の隣接またはオーバーラップするBand 12へも対応していく予定になっています。

このニュースの後、T-Mobile USのCFOは、「全米規模での低周波数(700MHz)獲得に非常に興味を示している。この契約で、半分が達成された。」と述べていることから、T-Mobile USは他の地域でのBand 12買収に対しても意欲を見せていくとともに、US Cellularなどとの合併も可能性として視野に見えてきました。

AT&TがT-Mobile US加入者に、AT&Tに転入すれば$450割引オファー(期限付き):これは、マーケティング・トリック


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AT&Tは、昨日2014年1月3日、T-Mobile USからAT&TにMNP転入する人に、$450の割引オファーを開始することを発表しました。
【AT&T】AT&T Offers T-Mobile Customers up to $450 Per Line to Switch – 2014年1月3日

これは、T-Mobile USのCEO、John Legere氏が昨年クリスマス前にツイートし、CESの2014年1月8日に「画期的なUn-Carrier第4弾の重大な発表をする。」ことを示唆し、その発表内容の予想として「(T-Mobile USに転入すれば)MNPの転出料(早期解約料)をT-Mobile USが負担する」案内ではないか、TmoNews.comに余ってブログ掲載されたことを受けたことが原因です。
【TmoNews】T-Mobile’s Uncarrier 4.0 announcement to take place on Jan. 8 at CES – 2013年12月20日

AT&TはこのTmoNews.comの予想報道に反応し、T-Mobile USの2014年1月8日発表前に、先手奇襲攻撃でT-Mobile US加入者へのMNP転入割引を提供したものです。

Forbes誌も本日取り上げているように、
【Forbes】With AT&T And T-Mobile Going To War, Customers Are The Clear Winners – 2014年1月4日
2013年3月26日以来、従来のアメリカ携帯電話業界の慣習を破った新しい通信料金体系やポリシーを連続的に提供しているアメリカ携帯会社第4位のT-Mobile USは、その後、第2位のAT&Tや1位のVerizonの料金体系にも改善影響を与え、消費者側に立った携帯電話キャリアとして注目されています。それが、特に同じGSM通信方式を採用するAT&Tには、無視できない脅威要因となり、この反逆キャンペーンを開始させた原因です。

2014年1月8日発表予定のT-Mobile USの新ポリシー(Un-Carrier 第4弾)は、憶測は色々出ているものの、まだ、明確には発表されていません。

ところで、このAT&Tの$450割引オファーには、いくつか条件が付いています。
● 対象は、スマートフォン加入者。
● T-Mobile USで使用していたスマホを、最高$250までの下取り価格で下取りする。
 - SIMフリー機など、自分で所有している端末を持ち込んでの(T-Mobileからの)MNP契約の場合には、この恩恵は得られない。
● AT&Tで加入するプランは、「Next」月賦プラン。つまり、端末は定価で購入する。端末代は、20ヶ月月賦(無利子)で支払う。
 - SIMフリー機など、自分で所有している端末を持ち込んでの(T-Mobileからの)MNP契約の場合には、「Next」は不適用。
● T-Mobile USからMNP転入して3ヶ月目の請求書に、$200の通話クレジット(割引)が適用される。

これに対して、AT&Tで2年契約すると、iPhoneなど高額スマホならば$450の端末代割引が、契約時に適用されます。もちろん、これは、T-Mobile USからのMNPでも、他社からのMNPでも、同じです。
つまり、今回のキャンペーンを適用せずに、T-Mobile USからAT&TへMNPし、2年契約の契約をすれば、iPhoneを$450安く買えるのです。

どっちが良いか、良く考えましょう。

CES 2014会場で、iBeaconを使った宝探し(Scavenger Hunt)


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来週、2014年1月7日から10日までラスベガスで開催される世界最大の家電ショー、Consumer Electronics Show(CES)では、会場内にiBeaconポストを設置、iBeacon対応端末(Bluetooth 4.0対応端末。)でそのうち9ヵ所を全て訪問した最初の3人が景品が貰える、「宝探し(Scavenger Hunt)」を開催します。

参加するには、
● iPhone 4s以上、
● iPad 3以上、
● Samsung Galaxy S3/S4/S4 Mini、
● Samsung Galaxy Note II/III,
● HTC One,
● Nexus 7 2013 edition,
● Nexus 4,
● Nexus 5
などのBluetooth 4.0対応端末に、公式CES 2014アプリをインストールし、

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SprintがT-Mobile USを買収する上での障害


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ソフトバンクが「(子会社である)Sprintを通して、T-Mobile USを買収する可能性を探っている」というニュースがWall Street Journalで2013年12月13日に報道されてから、ちらほらその裏の進展について、推測の報道が流れています。

そもそもSprintがまだ買収案を実際に提案したわけではないので、そういう状態で推測しても時間と労力の無駄なのですが、2014年1月1日(オンラインでは2013年12月31日)にNew York Times誌が社説(The Opinion Pages)でこの件に対して、政府当局が慎重に審査するよう、意見を述べています。
【The New York Times】Preserving Wireless Competition – 2013年12月31日

また、T-Mobile USユーザーの多いサイトでは、買収に反対する声や、実際に買収が起こったらAT&Tに移る、という意見が多くを占めています。
【Tmo News】WSJ: Sprint looking to buy T-Mobile US – 2013年12月13日

本日、Citiのアナリストは、「SprintによるT-Mobile USの買収が規制当局の承認を得る可能性は50%」と述べています。
【BenZingA】Citi Raises PT on Sprint and T-Mobile – 2014年1月3日

Stifel Nicolauのアナリストは、「この買収が規制当局の承認を得る可能性は、難しい」とし、買収のうわさから2週間で約25%値上がりしているSprint株に対し、高値のうちに「売り」を推奨しています。
【The Wall Street Journal】Will the Rally Continue for Sprint, T-Mobile, Or Have Investors Gone Too Far? – 2014年1月3日

Forbes誌も、Sprintの買収は「活性化された市場競争を、逆流させる動き」の理由で司法当局に許可されないだろうとの見解です。
【Forbes】With AT&T And T-Mobile Going To War, Customers Are The Clear Winners – 2014年1月4日

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Sprintが2014年第1四半期に社内ブランド再編成を実施か?


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Tech Crunchオンライン誌が本日リークしたところによると、
【TechCrunch】Sprint Wants To Revive Nextel As A Business Brand, Merge Boost + Virgin Mobile Into ‘Sprint Freedom’ – 2013年12月31日
2013年7月10日に正式にソフトバンクに買収され、ソフトバンクの子会社となったSprintは、2014年第1四半期に社内のブランドの再編成と整理を計画しているようです。

現在、Sprintには以下のブランドとサービスがあります。
● Sprint (メインのポストペイド契約サービスと、iPadプランなど一部プリペイドサービス)
● Nextel (2013年6月末に停波されたiDEN通信方式のポストペイド契約サービス)
● Virgin Mobile USA (もともとはイギリスのVirgin Groupと共同事業のCDMA2000/LTE/WiMAXプリペイドサービス。現在は100%子会社。)
● BoostMobile (Nextel買収時に一緒に吸収された、iDEN通信方式のプリペイドサービス。iDEN停波が発表されてからはCDMA2000機種を追加し、現在はCDMA2000/LTEの100%のプリペイドサービス。)
● Clearwire (WiMAXプリペイドサービス。ワイヤレス固定と、ワイヤレス・モバイルサービスがある。)
● Assurance Wireless (Virgin Mobile USA管理の下に提供されている、政府補助金を受けている、低所得者向け低コスト・ライフライン携帯サービス。)

Tech Crunchの報道によると、Sprint内部の者による情報リークとして、

■1 Clearwireのサービスを、Nextelブランドとしてリマーケティングする。
特に、法人向けサービスを強化する。(Nextelブランドは従来、法人向けサービスに強かったため。)
ワイヤレス固定サービス、ワイヤレス・モバイル・サービス、法人向けグループ料金(複数台数契約。特に、6台以上の契約。)を提供する。

■2 プリペイド子会社のVirgin Mobile USAとBoostMobileを統合する。そして、統合後のサービスをSprint Freedomとする。

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AT&Tポストペイド加入者は、イギリスでもEEでLTEローミング可能


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2週間前にAT&Tポストペイド携帯加入者はカナダでLTEローミング可能になったことを、お知らせしました。
AT&Tポストペイド加入者は、カナダでLTEローミング可能になりました。 – 2013年12月10日
カナダではRogersのBand 4(AWS)または Band 7(2600MHz)でLTEローミング可能です。

そのAT&Tが、2013年12月17日、イギリスEE(Everything Everywhere Limited)へのLTEローミングを発表しました。
【DroidLife】AT&T and UK Carrier EE Sign 4G LTE Roaming Deal for Visitors – 2013年12月17日
【Engadget】AT&T signs deal with EE to offer 4G data roaming in the UK – 2013年12月17日
開始時期は2014年前半、ローミング料金はまだ発表されていません。
また、同時に、イギリスEEの加入者も、AT&TのLTEローミングが可能になります。

EEのLTE周波数は、
● 1800MHz Band 3
● 2600MHz Band 7
● 800MHz Band 20(予定)

AT&TのLTE周波数は、
● 700MHz Band 17 (人口カバー率80%以上)
● 1900MHz Band 2 (大都市で開始したばかり)
● 850MHz Band 5 (大都市で開始したばかり)
● 上り1700/下り2100MHz Band 4 (普及率不明。まだそれほど広くない。)
です。

SprintがLTEカバレッジ、300都市達成を発表。


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Sprintは本日、2013年12月16日、LTEサービス都市300都市達成をプレスリリースで発表しました。
【Sprint】Sprint Poised for 2014 Breakthrough Following Year of Network Advances – 2013年12月16日

Sprintは、基地局とバックボーン(スイッチングセンター)との間の固定回線の高速化アップグレードが遅れており、そのために、比較的回線置き換え作業の容易な地方小都市からLTE化を進めています。
したがって、このサービス都市の数は、必ずしも人口カバー数に比例しません。
Sprintは今年(2013年)年末までにLTEの人口カバー2億人(アメリカの人口は3億人強)を目標にしています。

今回新たに追加された70都市の中でも大都市と呼べるのは、San Diego、Madison(Wisconsin)、Greenbay、Louisville(Kentucky)、Orlando(Florida)、St Louis、El Pasoくらい。

更にこのプレスリリースの中で、Sprintは今年6月末に停波したiDen通信方式の800MHz周波数を3G CDMA2000とLTE Band 26に既に一部の地域で再編していることにも公式に触れています。

参考:
アメリカ4大キャリアのLTE普及状況:【更新】2013年12月16日現在 – 2013年12月16日更新

FreedomPop、Sprintの古いスマホ/iPhone持込みでの、無料通話・テキスト・データ通信(500MBまで)サービス提供開始


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Sprint(Clearwire)のMVNOで、昨年秋に月500MBまで無料でモバイルルーターサービスを開始したFreedomPopは、今年2013年10月1日より「無料通話200分まで・無料テキスト500通まで・無料データ通信500MBまで」を使えるサービスも提供していました。
FreedomPopが、無料通話・テキスト・データ通信を提供開始。 – 2013年10月2日

そのFreedomPopが、本日、この「無料通話200分まで・無料テキスト500通まで・無料データ通信500MBまで」で加入できる携帯を、古いSprintのスマホ/iPhoneに拡大しました。
iPhoneは、Sprint版iPhone 4とiPhone 4Sが対応になります。
ただし、当初は10種のアンドロイドスマホのみで、
● HTC EVO 4G
● Samsung Epic 4G
● Samsung Epic 4G Touch
● Samsung Galaxy S III 16GB
● LG Optimus S
● Motorola Photon 4G
● HTC Evo 3D
● Samsung Boost Prevail 
● Samsung Galaxy Nexus (Sprint用)
● Samsung Nexus S 4G (Sprint用)

iPhone対応までには2-3週間掛かるようです。また、今月末までには約600機種が対応になります。
【PCMagazine】FreedomPop Launches Free Phone Service With Sprint Phones – 2013年11月19日
【9to5Mac】FreedomPop expanding free wireless plan to all Sprint smartphones, iPhones included – 2013年11月19日

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FCCアメリカ連邦通信委員会が、独自スピードテストアプリをリリース。結果を公表へ。


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FCC、アメリカ連邦通信委員会は本日、独自のスピードテストアプリ、「FCC Speed Test」をアンドロイド用にリリースしました。Google Play Storeからダウンロード出来ます。

iOSバージョンは、2014年1月後半頃にリリースされる予定です。

このアプリを使ってユーザーが回線のスピードテストを行った結果は、FCCがデータを集め、来年(2014年)初めから一般に公開します。
これにより、キャリアがどの場所で、どの程度の実測速度で回線を提供しているかが、地図を使ってわかるようになります。
政府機関であるFCCがこのアプリをリリースする目的は、各キャリアの回線速度をトランスペアレントに公開し、それぞれのキャリアにサービスの質を維持する責任を持ってもらうことです。

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VerizonのLTEが、一部の大都市で飽和状態


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VerizonのCFO、Fran Shammo氏が昨日(2013年11月12日)、投資家とのコンフェレンスコールで明らかにしたところ、VerizonのLTEはニューヨーク市、シカゴ、サンフランシスコなどの一部の大都市で飽和状態に近づいており、一部の利用者がLTE接続できなくて、3G接続にドロップすることがあることを認めました。
(これって、ラスベガスの世界最大のCES展示会期間中に、会場のコンベンションセンター付近でVerizon端末がLTE接続出来ないのと、同じ状況かぁ・・・)

Verizonの3G CDMA2000通信は、ピーク時で700kbps~1.5Mbpsの通信速度しか得られないため、LTEが接続出来るときと出来ないときとの通信速度の差は大きなギャップがあります。

Wall Street Journalの独自テストでも、VerizonのLTE通信速度は、4キャリア中、平均で2位でした。

Verizonはアメリカ4大キャリアの中でも一番最初にLTE通信サービスを2010年12月3日に開始し、最も広いカバレッジを提供していますが、そのために加入者が急増し、LTEキャパシティーが不足しているとのことです。Verizonでは、加入者の約1/3がLTE通信可能な端末を使用していますが、その1/3の加入者が全体の64%のデータ通信を使用しています。

特に、LTEユーザーが予想以上にビデオ(ストリーミング)利用しているのが、LTE通信のアクセス混線の原因になっている、とFran Shammo氏は話しています。Verizonでは、モバイル通信トラフィックの51%はビデオ(ストリーミング)であるという結果になっています。今後、モバイル通信がビデオ(TV、映画、YouTube、など)エンターテインメントの分野で大きく利用されていくのでしょう。(かたや、直近四半期で有料TVの加入者は11万3000人減った、というニュースも今日はありました。
【GigaOM】Pay TV operators lose 113,000 customers as cord cutting continues – 2013年11月13日

Verizonはこれに対して今年度中に5億ドルの設備投資を行い、特にLTE利用の多い大都市でAWS(Band 4)での第2のLTE回線の拡充を開始しています。さらに、スモールセルの増設にも力を注いでいます。
「2014年に年が変わるときには、またVerizonの高速LTE通信の優位性は、奪回できる」とShammo氏は語っています。

【CNet】Verizon admits network faces traffic pressure in big cities – 2013年11月12日
【9to5Mac】Verizon no longer the gold standard for mobile data? – 2013年11月13日

Sprintの今後のLTE回線整備計画


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Sprintは本日、ソフトバンクに買収された後、初めての四半期業績発表を行いました。

結果は、・・・

ポストペイド加入者数が2013年7-9月期で36万人の純減。
まあ、今のLTE回線の現状では、しょうがないっすよ。
我が家は、Verizonも、AT&Tも、T-Mobile USまで今年6月にLTEが来ているのに、SprintのLTEは、まだぁ~? WiMAXは、基地局の谷間で、東西500メートル先はカバーされているのに、我が家はダメ。詳しく住所を入力すると、「カバーされていません」って、WiMAX端末は送ってもらえない状況。

それでも我が家は、15年近く前のアメリカで初めて(?)のカメラ付き折りたたみ式フィーチャーフォン、サンヨーのSCP-5300以来、Sprint忠誠なんですけど・・・(その前は、Pacific Bell、GTE、T-Mobileの時もあった。)
もっとも、他にAT&T iPhoneとVerizon LTEポケットWiFiも契約していますが・・・

さて、加入者数に戻ると、Sprintプリペイド(Sprint、Virgin Mobile USA、BoostMobile)加入者は8万4000人増。卸回線(MVNO加入者)は18万1000回線増。
ということで、まあ、プリペイド加入者は自社ブランドとMVNOを合わせて26万5000回線増と、それほど悪くは無かったようです。

【Sprint】Sprint Reports Third Quarter 2013 Results – 2013年10月30日

で、問題の「アメリカ4大キャリアで最悪のLTE整備状況」ですが、四半期業績発表後の投資家向けコンフェレンス・コールで、Sprintネットワークオペレーション部門のSteve Elfman社長が、Hesse Sprint社長とともに、今後15ヶ月のSprintのネットワーク整備計画に触れています。
【FireceWireless】Sprint to cover 100M POPs with 2.5 GHz LTE by end of 2014 – 2013年10月30日

・・・これが、現在の不満を持つ一顧客には、最も気になるところです。

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VerizonがLTE AWS Band 4を公式サポート開始


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Verizonが同社向けGalaxy S4にアンドロイドOS 4.3のアップデートを、本日からOTA配信し始めました。
このアップデートによりVerizon Galaxy S4は、スマートウォッチのGalaxy Gearに対応します。

しかし、それよりも重要なのは、このアップデートでVerizon Galaxy S4がLTE AWS Band 4対応になりました。
Verizon’s Galaxy S 4 can now surf more LTE bands after Android 4.3 update – 2013年10月29日

Verizonは2010年12月5日より展開してきた700MHz帯域(Band 13)のLTE整備を、今年2013年6月27日に米国内500都市目の設置が完了し、「初期目的を完了した」と発表していました。
Verizonが500ヵ所目のLTEサービス開始;700MHz LTE整備は完了と宣言 – 2013年6月28日

そして、今月2013年10月14日にはニューヨークでAWS Band 4のLTE試験電波がユーザーによって検知されていました。
Verizonが第2のLTE周波数、AWS(Band 4)の施設開始 – 2013年10月15日

このGalaxy S4のLTE AWS(Band 4)対応アップデートによって、Verizonが公式にAWS周波数でのLTEサービスを開始する準備が整ったと思われます。
今後、Verizonの他のBand 4 LTE対応のスマートフォンやポケットWiFiにも、アップグレードが来るでしょう。

Verizonは2013年末までに5000の基地局でLTE AWS (Band 4)サービスを開始する予定です。
VerizonのAWS Band 4 LTEは、700MHz Band 13と違って全米をカバーするものではなく、ユーザーが多くて回線混雑が予想される都市部のみで提供される予定です。
また、将来的には複数バンドでのキャリアアグリゲーションも提供される予定です。

Verizonは他にも1900MHz、800MHzでのLTEサービス提供が将来的にありうることを示唆しています。

SprintがLTE 1900MHz Band 25エリアを45都市追加


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Sprintは本日2013年10月29日、同社のLTEサービス地域を45都市追加し、230都市に増えたことを発表しました。

相変わらず基地局間のバックボーンの高速化工事に時間を取られて、なかなかLTE拡張が進まないSprintですが、今回のLTEエリア拡張で南カリフォルニアのSanta Ana/Anaheim地域が追加されたほか、ニューヨーク市ではこれまでのBrooklynとBronxに加え、Manhattan、Queens、Staten Islandの一部でもSprint LTEサービスが開始されました。

これでSprintのLTEは大都市では、
Atlanta
Boston
Dallas
Houston
Los Angeles、Santa Ana/Anaheim
Miami
San Juan (Puerto Rico)
New York City
が(やっと)カバーされました。

Sprint Press Release:
【Sprint】Sprint Expands LTE Coverage Map and Turns on More 4G LTE Markets – 2013年10月29日

Sprintは2013年年末にアメリカの人口の約3分の2にあたる2億人をカバーする予定ですが、あと2ヶ月ではかなり難しいかも・・・

Sprintよりも後発でLTEサービスを開始したT-Mobile USは、既に233都市/2億200万人をカバーしています。

Tracfone(Tracfone、Net10、StraightTalk)の加入者純増が減少


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メキシコ資本América Móvilのアメリカ現地法人であるTracfoneグループは、先週末(2013年10月25日)に2013年第3四半期の業績結果を発表しました。
TracFone adds just 5,000 subs in Q3 as subscriber growth grinds to a halt – 2013年10月25日

この中でTracfoneは、2013年7~9月期の加入者純増が5000回線に留まったことを発表しました。
前年(2012年)同期の加入者純増は、30万2000回線でした。
前々年(2011年)同期は、51万5000回線でした。

それでもTracfoneグループ(Tracfone、Net10、Straightalk、Simple Mobile、SafeLink Wireless、Telcel América)は、2013年9月末現在の総加入者数は2304万回線で、アメリカで一番加入者の多いMVNOです。Tracfoneは現在、VerizonのMVNOであるPagePlusの買収手続きを進めており、これが完了すると約140万人の加入者が増えます。

Tracfoneグループは今年(2013年)4月以降、長期休眠加入者の強制解約を進めており、約19万人の加入者を帳簿上、「整理」しました。これを考慮したとしても、今期の加入者純増の激減は著しいものがあります。

TracfoneグループはNet10を筆頭に2011年秋から格安アンドロイドスマートフォンの販売を行い、2012年2月初めからは「SIMだけ販売」で月$50(Net10)または$45(StraightTalk)の「通話・テキスト・データ通信(トリプル)使い放題」格安月極めプリペイドプランで加入者を急増させていました。しかし、ここに来て、その増加に歯止めが掛かってしまいました。

考えられる理由は・・・
1.初期のSprint回線を使用したスマートフォンデータ通信サービスが、ユーザーの期待に応えられなかった(Sprintの当時の3Gデータ通信速度が遅かった)こと。(のちに、Tracfoneはスマートフォン回線をVerizonに変更しています。)
2.あまりにも格安「3Gデータ通信使い放題」プランが急激にポピュラーとなって加入者が増え、回線キャリアとのトラブルが発生し、Net10/StraightTalkの「データ通信使い放題」が、最近になって「使用データバイト数制限/速度制限」が付いたこと。
3.トラブル時のカスタマーサービス対応への不満が多かったこと。
というTracfoneグループそのものに起因する要因以外に、
4.昨年下旬から今年に入って、キャリア(特にAT&T、T-Mobile)のプリペイドプランが安くなってきて、格安MVNOのプラン料金に接近してきたこと。
5.キャリアのプリペイドプラン(特にAT&TとT-Mobile。地域によってはSprintのプリペイド子会社であるVirgin Mobile USAとBoost Mobile)が、LTE対応になったこと。
という外部からの競争要因によって、プリペイド加入者がTracfoneグループなどのMVNOから、キャリアのプリペイドプランに移っている傾向を反映していると、筆者は推測します。

ただし、TracfoneグループのARPU(1加入回線あたりの平均売り上げ)は、1ヶ月$18(2012年第3四半期)から$20(2013年第3四半期)に増えています。

データ通信を含む携帯プランの売り上げは増えており、前年比50%増。総売上のうちデータ通信売上は42.5%と、半分近くに増えています。
(Tracfoneは、モバイルデータ通信専用プランや端末は、現在のところ販売していません。)

今後、Tracfoneグループがどのようにキャリアのプリペイドユーザーを引き込んで行くのか、動きが注目されます。

AT&T LTEがハワイ島でも利用可能に


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AT&Tは本日、LTEのサービス提供地域を5ヵ所増やし、全米で442ヵ所になったことを発表しました。
アメリカ4大キャリアのLTE普及状況:【更新】2013年10月24日現在

うち、日本人観光客に特に注目される地域として、ハワイ島が含まれています。
【AT&T】AT&T 4G LTE Available on the Big Island – 2013年10月24日

もちろん、Verizonは既にハワイ島でLTEサービスを先駆けて開始していますが・・・

アップル新型iPad/iPad Mini発表会の日時と、実況報告サイトのURLリスト


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アップルは2013年10月22日にサンフランシスコで発表会を開催します。あと40数時間に迫りました。
この発表会では新型iPad、iPad Mini、は勿論の事、新型Macbook Proや新型AppleTVも発表されると予想されています。

前回のiPhone 5s/5c発表会の際にもアップルの発表会のリアルタイム報道のリンク先を求めて、当サイトのリストページへのアクセスが非常に多かったので、今回もその準備をさせていただきます。

なお、リアルタイム報道サイトは、必要に応じて当日発表会直前まで追加・更新していきますので、このページをブックマークに登録した上で、発表開開始直前にもう一度アクセスし直してください。

開始時刻:

アメリカ 西海岸時間(夏時間): 2013年10月22日午前10時
アメリカ 山岳時間(夏時間): 2013年10月22日午前11時
アメリカ 中部時間(夏時間): 2013年10月22日正午
アメリカ 東海岸時間(夏時間): 2013年10月22日午後1時
アメリカ ハワイ時間: 2013年10月22日午前7時
シドニー時間: 2013年10月23日午前3時
日本時間: 2013年10月23日午前2時
香港時間: 2013年10月23日午前1時
ロンドン時間: 2013年10月22日午後6時
パリ時間: 2013年10月22日午後7時
モスクワ時間: 2013年10月22日午後9時

発表会実況報告サイトのURLリスト:

URLはあくまでも、生放送(ブログ)開始前の情報です。実際に以下のリストのいくつかが開始前に変更されたり、間違っていても、当サイトは責任は取れません。
開始直前・直後に、アクセスしたURLをリフレッシュ(更新)すること。それでも実況放送(ブログ)が始まらない場合には、他のサイトをアクセスしてみること。

【Apple】公式Live Streaming Video:Apple Special Event. October 22, 2013 -【要】Safari 4以上/Mac OS X v10.6以上、または、Safari/iOS 4.2以上、または、Apple TV (第二世代以上)/iOS 5.0.2以上(AppleTVメインメニューに、「Apple Events」アイコン有り)。

【TheVerge】Live from Apple’s iPad 5 and iPad mini event
【CNet】CNET’s Apple Oct. 22 Event Live Blog
【CNet】Apple’s Oct. 22 event: Join us Tuesday (live blog)
【Engadget】Apple’s ‘a lot to cover’ liveblog!
【Gizmodo】Our New iPad Liveblog Starts Right Here on 10/22 at 12PM ET/9AM PT
【MacWorld】Live Blog: Apple’s October 2013 iPad event
【ARS Technica】Apple October 22 event
【IGN】Apple iPad Event Live Blog
【Today’s iPhone】Bookmark this page for our iPad launch event live blog on Oct. 22
【AllThingsD】Live Coverage of Apple’s iPad Event
【GigaOM】Live blog: Apple iPad event
【TechCrunch】Live From Apple’s New iPad Announcement
【PhoneDog】Liveblog: Apple iPad and Mac event!
【Wired】Welcome to WIRED’s 5th-Generation iPad Liveblog
【iClarified】Apple October 22nd iPad Event: Live Blog
【9to5Mac】Follow our Apple Event news hub for all the details!
【PCMag】Apple Special Event Live Blog: iPad 5 Announcement Expected
【TIME/Tech】Live Coverage of Apple’s iPad Event
【Slashgear】Apple Press Event – October 22nd 2013
【T3】Apple October 22nd launch event liveblog
【Ustream/LTK TV】Apple iPad 5 iPad mini 2 October 22nd

【ニコニコ生放送】新型「iPad mini」の発表か?または新型「MacBook Pro」が発表となるのか?

AT&TはCricket買収手続き完了後に、AT&TプリペイドAIO WirelessブランドをCricketブランドに吸収し、廃止する予定。


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既報ニュースですが、AT&Tは2013年7月12日に、アメリカ第6位の携帯会社Cricket Communications(Leap Wireless)を約12億ドルで買収すると、発表しました。
この買収手続きは、2014年1~3月ころに完了すると推測されています。

また、AT&TはT-Mobile USの第2のプリペイドブランド(月極め)GoSmartや、(T-Mobileがその後買収した)MetroPCSのブランドに対抗するため、既存のGoPhoneとは別の第2プリペイドブランドAIO Wirelessを2013年5月初めにサービス開始していました。

このほど、AT&TがCricket買収に関連してFCC(連邦通信委員会)に提出していた書類から、AT&TはCricket買収完了後、AIO Wirelessブランドと販売店をCricketブランドに吸収させる予定であることが判明しました。その後はAIOブランドは、無くなります。
【FireceWireless】AT&T to shutter Aio Wireless prepaid brand if Leap acquisition is successful – 2013年10月18日

AT&T AIO WIrelessにはタブレット端末オンリープランもあり、筆者も試しに使ってみようと思ったのですが、申し込む段階で、使用する端末のIMEI番号を入力しないといけなかったので、やめました。AT&T AIOブランドは現在、フロリダ、テキサス、ジョージア州など約300弱の販売店と、オンラインで販売しています。

Cricketは低価格月極め料金で、iPhoneやスマートフォンを提供しています。2011年12月に初めてアリゾナ州ツーソンでLTE通信を開始したものの、その後暫くLTEサービスエリアは増えず、今年になって(被買収相手を見つけるための工作前の準備か)LTEサービスエリアをラスベガス、フィラデルフィア、テキサス州、アリゾナ州に15ヵ所増やしています。

今年(2013年)5月1日にはアメリカ第5位の携帯会社MetroPCがT-Mobile USAと合併して、T-Mobile USになったように、中小のアメリカ携帯会社はLTE施設のコストやサービスエリアの狭いことから、全米レベルの4大キャリアに将来的に対抗していけないことが予想されており、中小携帯会社(自社電波と自社基地局を持っている携帯会社)の淘汰は今後も進むと予想されています。

なお、CricketはCDMA2000 1900MHzとLTE AWS(Band 4)を使用しています。AT&Tは、2G/3G 850MHzと1900MHz、LTEは700MHz Band 17ですが、AWS Band 4の使用権を所有しており、Band 17施設が完了した後はBand 4の整備を行う予定です。
買収手続き完了後、Cricketのユーザーは一定期間(たぶん、2年)以内に既存の携帯をAT&T向けGSM/W-CDMA/LTE携帯へ交換する必要があります。CricketのCDMA2000 1900MHzは将来的には停波されることになるでしょう。

Verizonが第2のLTE周波数、AWS(Band 4)の施設開始


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2013年6月27日にLTE周波数700MHz Lower Cバンド(Band 13)の500地域目のサービス開始を宣言し、全米で人口カバー3億人以上/人口カバー率95%以上に達し、「第一段階目のLTE施設完了」宣言をしたVerizonが、ニューヨーク(マンハッタン)などでAWS(上り1700MHz/下り2100MHz、Band 4)周波数帯域でのLTE試験電波を発信しているのが、ユーザーによって確認されました。

試験電波は上り20MHz/下り20MHzの合計40MHz幅(ダウンロード速度理論値最大150Mbps)で発信されており、ユーザーのSpeedTestによれば、ダウンロード80Mbps/アップロード15Mbpsを記録しています。

Verizonは2011年12月に複数のケーブル(CATV)会社からAWSの使用ライセンスを39億ドルで購入する提案をし、FCC(米国連邦通信委員会)は2012年8月23日にこの買収を承認していました。
そのときのFCCとの約束事項で、Verizonは2013年年末までに5000の基地局でAWS(Band 4)でのLTE開始を約束しています。
したがって、Band 13 LTE施設完了宣言以降、VerizonのAWSでのLTE開始が待ち望まれていました。
それが、もうすぐ、一部の地域で公式サービス開始宣言がリリースされると思われます。

【GigaOM】Watch out AT&T: Verizon’s new LTE network monster stirs in NYC - 2013年10月14日

現行のVerizon LTE Band 13は上り10MHz/下り10MHzで、ダウンロード速度理論値最大75Mbpsで提供されています。AT&TのBand 17、T-Mobile USのBand 4も同じ帯域幅で提供されています。Sprint 1900MHz Band 25は、上り5MHz/下り5MHzのサービスです。

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AT&TプリペイドAIO SIMを、全米へ出荷開始;MetroPCS【T-Mobile US】も


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フロリダ、ヒューストン、アトランタなどで2013年5月から試験運用を行っていたAT&Tの格安使い放題プリペイドSIM、AIOが、2013年9月4日より全米出荷を開始しました。

AT&Tは既にGoPhoneプリペイドサービスがありますが、AIOは月極め加入のみでデータ通信はGoPhoneよりも最高速度は低く制限されていますが使い放題(ただし、毎月の基本料金によって3G/HSPA+/LTEで高速で使えるデータバイト数は制限有り。制限到達後は、追加トップアップするまで256Kbps以下で期間末まで使い放題。)、GoPhoneはフィーチャーフォン向けにPay-as-yougo プランも有り、スマホ向け高速3G/HSPA+/LTEは通信速度の制限は無い代わり、制限バイト数に到達すると追加トップアップするまでまったく使用できないのが、大きな違いです。(追加トップアップで追加バイト数を購入することは、出来ます。)

また、AIOはオプションの月$10の国際電話プランで日本へ「通話し放題」で国際電話が出来ますが、オプションに加入しないと国際通話発信が出来ません。

AIO SIMは、
【AIO Wireless】Bring Your Phone SIMカード注文画面
から$9.99で購入できます。ナノSIMも、あります。

AIOとGoPhoneの詳しいプランの比較は、
AT&TプリペイドAio WirelessがLTE接続を許可 ー 2013年6月21日
参照。

同じく、合併前は全米19ヵ所でしか加入できなかったMetroPCSはT-Mobile USと2013年5月1日に合併しましたが、2013年9月初めからMetroPCSプリペイドSIMを全米に出荷し始めました。SIMの価格は$10で、T-Mobile USのGSM/W-CDMA/HSPA+/DC-HSDPA/LTE、および、MetroPCSnoLTEが使用できます。
これまではMetroPCSショップでのみSIMの購入が可能でした。
【MetroPCS】MetroPCS SIM Card注文画面

MetroPCSも、T-Mobile USプリペイドよりも安い月極めプリペイドサービスを提供しています。
通信料金の比較は、
アメリカのプリペイド携帯通信料金(3)月払いプリペイド ー 2010年12月6日【随時改訂修正追記。】
参照。

WiFiホットスポットプロバイダーBoingo Wirelessが、シカゴO'Hare空港でWiFi Hotspot 2.0の運用開始


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1990年代後半、インターネットの商用化黎明期に格安ダイアルアップインターネットプロバイダーEarthlinkを創設したSky Dayton氏が2001年に創設したアメリカのWiFi専門プロバイダーBoingo Wirelessが、今週からシカゴO’Hare空港内全域での同社のWiFi Hotspotに、Hotsport 2.0 互換「Boingo Passpoint」を追加します。

Hotspot 2.0はWiFi業界標準化団体WiFi Allianceによって2012年6月にリリースされた「次世代WiFiアクセスフレームワーク」で、今年2013年4月26日に出荷開始されたSamsung Galaxy S4がサポートし、来週リリースされると予想されているアップル iOS 7.0でもサポートされることになっています。

Hotspot 2.0互換の端末では既にWiFiアクセス認証が何らかの形で端末内に保存されている場合、使用者にとってまったく新しい地域のWiFiスポット・カバーエリアに入った場合に、もしそのWiFiホットスポット事業者の使用許可が事前に許可されていれば、その新しいWiFiホットスポットでもユーザーがSSIDを選択したりログインID/パスワードを入力しなくとも、自動的にそのWiFiに繋がってしまいます。

ここで「(使用認証を持った)何らかの形」というのは、SIMであったり、WiFi使用プランの電子的な「トークン(パス)」だったりします。

たとえば、AT&Tポストペイド国際データローミング加入者は現在、日本を含むアメリカ国外のBoingoのWiFiホットスポットを月1GBまで無料でアクセスできます。イギリスBTの加入者は、アメリカへ旅行したときにアメリカ国内のBoingo WirelessのWiFiホットスポットを利用できるローミング契約があります。

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H2O Wirelessが料金改定・・・またちょっとH2Oの魅力が戻ってきた。


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AT&T回線を使用したプリペイド携帯会社H2O Wirelessが、最近(2013年8月初め)、料金を改定しました。
これは、StraightTalkがAT&T回線用SIMを発行再開したり、Net10がデータ通信制限を解除したりした時期と同じであり、AT&Tの他のMVNOであるRed PocketやAirVoiceなども最近、データ通信バイト数を引き上げたりしています。
したがって、AT&Tの回線卸価格が値下げになったものと思われます。

※ H2O WirelessはKDDIが2010年1月22日に同社の51%の株を取得し、KDDIの連結子会社となっています。

今回のH2O Wirelessの料金改定で、以前(約1年以上前?)のようにまたH2O Wirelessの低価格プリペイドプランとしての魅力が出てきました。

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Net10の月データ通信使用制限(1.5GB)が、解除されました。


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Howard Forumsへのユーザーの投稿によると、
【HowardForums】Net10 ATT Sim 1.5GB restriction removed!! – 2013年8月8日

アメリカの格安月極めプリペイド携帯会社Net10は今朝、一部のユーザーに対し、次のようなEメールを送ったようです。
---------------
TracFone Wireless, Inc. is very pleased to announce the return of Unlimited Data on GSM, no contract 30-day monthly plans. Effective immediately, the 1.5 GB data cap for AT&T SIM cards has been removed and replaced with Unlimited Data for all new as well as existing customers already in their current billing cycle.
---------------

これによると、今年2013年3月1日から公式に適用されて来たNet10 AT&T回線の毎月のデータ通信使用制限、月1.5GBまで、が解除され、少なくとも表向きにはデータ通信の使用制限は無くなり、使い放題に戻りります。
このデータ通信使用制限緩和は、新規ユーザーだけでなく、既存ユーザーも、直ちに適用されます。

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【連絡事項】当サイトからのReady SIMのデータ通信付きSIMが、即発送出来るようになりました。


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当サイトの商品購入代行ページのReady SIMのデータ通信機能付きSIMが、注文を受けて即、発送できるようになりました。

また当サイトでは、Ready SIMのデータ通信機能付きSIMを「まとめ買い」しているので、譲渡価格も、送料込みで、アメリカ国内定価+郵送料($1.10)より少し高い($0.40)くらいです。

■ 標準SIM/マイクロSIM共用 Ready SIM
● 有効期間7日、通話・テキスト使い放題(国際電話発信別)、データ通信500MBまで・・・送料込み当サイト価格$26.50(米国内標準小売価格$25.00)
● 有効期間14日、通話・テキスト使い放題(国際電話発信別)、データ通信1GBまで・・・送料込み当サイト価格$36.50(米国内標準小売価格$35.00)
● 有効期間30日、通話・テキスト使い放題(国際電話発信別)、データ通信2GBまで・・・送料込み当サイト価格$56.50(米国内標準小売価格$55.00)

■ ナノSIM Ready SIM
● SIMカット代、$2追加。

低価格商品のため、日本へは普通航空郵便でお送りしています。首都圏で発送から約7日、それ以外では7~10日程度で到着します。

※ 当サイト購入特別サービスで、ハンディーな表裏印刷1枚の「日本語使用説明書」を同封しています。

 

どうぞ、ご利用ください。

※ 通話機能のみのReady SIMに関しては、注文をいただいてから発送まで約1週間掛かることがあります。

StraightTalkのAT&T回線用SIMが、販売再開されました。


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今年(2013年)1月末に急に予告無く販売中止されたStraightTalkのAT&T回線用SIMですが、昨日、StraightTalkのサイトで販売が再開されました。
StraightTalk Bring Your Own Phone(SIM)ホームページ

これにより、StraightTalkの月$45(プラス消費税)「使い放題プラン」では、
● AT&T互換機 (SIMのみ販売)
● T-Mobile US互換機 (SIMのみ販売)
● Verizon互換機 (オンエア【OTA】でアクティベート)
が使用可能になります。

ただし、AT&Tの回線では「使い放題」としながらも、姉妹会社のNet10と同じく「月のバイト数使用量が1.5GBに達すると、データ接続が出来なくなる」というユーザー報告が出ています。これに関してはつい最近、「偽りの広告」を理由に集団訴訟も始まったばかりです。
StraightTalk/Walmartが、集団訴訟で訴えられる。 - 2013年7月31日

また、昨年と状況が変わって、T-Mobile USの3G(HSPA+)1900MHzサービス提供地域が増えていますので、必ずしもAT&T回線のプリペイド会社/MVNOに拘る必要が無くなってきています。そして、AT&TのLTE互換の端末をAT&T回線で使用するならば、今のところはMVNOではLTE接続がまだ出来ませんので、AT&Tのサービス(GoPhoneなど)を利用するほうがメリットが有る場合もあります。(使用する端末がAT&TのLTE周波数に対応していなければ、メリットはありません。)

よって、筆者は特にStraightTalkを薦めるわけではありませんが、「アメリカ国内在住で、3Gでネットも特に大量に使用しない」という人の場合には、月$45+消費税=約$50で、アメリカ国内通話とテキストは使い放題、電波もT-Mobile USよりはサービスエリアが広く、データ通信も限度を「それほど」心配することなくまぁまぁ使える、という点では、考慮に値するオプションだと思います。

無料テキスト/VoIPアプリのTextNowが、完全VoIP携帯の格安プランを提供開始。


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カナダ本社で、iOS、アンドロイド、Windows Phone用に「VoIP電話と無料テキストメッセージ通信」のアプリを提供しているTextNowが、同社のアプリをインストールした携帯を使うことによって、VoIPオンリーで使用できる携帯プランを提供開始しました。
【TextNow】Introducing theTextNow powered phone

このプランに契約することによって、携帯電話会社の通話プランに加入することなく、
● アメリカ/カナダの電話番号が取得できる
● WiFiが使用出来るところでは、WiFI経由でTextNowのVoIPアプリで通話が出来る
● WiFiが使用出来ないところでは、Sprintの3G/4Gデータ通信回線を経由し、TextNowのVoIPアプリでVoIP通話が出来る
というもので、全く通常の通話契約を携帯会社とせずに、データ通信契約だけで通話が出来る、というものです。

料金は、月$18.99で500MBまでの3G/4Gデータ通信、および、750分までのVoIP通話(未使用分は翌月繰越可能)が含まれます。

“無料テキスト/VoIPアプリのTextNowが、完全VoIP携帯の格安プランを提供開始。” の続きを読む

WiMAXフォーラムが、TD-LTE/WiFiともサービス共存できる「WiMAX 2.2」仕様を年内にリリースする見込み。


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WiMAX事業者およびWiMAX通信機器メーカーの参加するWiMAXフォーラムは、2013年年内にWiMAX Advanced Release 2.2の技術仕様書をリリースする予定です。
【FierceBroadbandWireless】WiMAX Forum expects to issue WiMAX/TD-LTE network specs by year-end - 2013年8月2日

WiMAX Advanced Release 2.2技術仕様リリースでは、特にWiMAXとTD-LTEの同時サービス運営の技術を中心に標準化されます。
2013年7月のWiMAXフォーラムのニュースレターでは、技術ワーキンググループの作業進展が進んでいることを報告しており、第一ドラフトの作成が開始された、と報告しています。年末までに、WIMAAXキャリアが同社のWiMAXとTD-LTEのサービスの同時運営が出来るようにするための必要な技術仕様をまとめます。

技術ワーキンググループは2013年8月6日より毎週コンフェレンスコールで進捗の確認をし、2013年8月26日に東京で会議を開きます。2013年9月9日に開催される予定のワシントンDCでのWiMAXメンバー・コンフェレンスでも、ミーティングを開きます。

この仕様書が完成すると、各WiMAXキャリアは、既存のWiMAXサービスを継続しながら、新しいネットワーク技術、特にTD-LTEとWiFiを同じ周波数または隣接する周波数で提供することが出来ます。

この技術ワーキンググループには、Huawei、Samsung、KDDI、UQ Communications、KT、Telradなどの関係者が参加して、WiMAX Advanced Release 2.2の技術仕様書作成に貢献しています。

2013年7月29日、総務省はUQコミュニケーションズへ2.5GHz電波の認可を行いましたが、これからUQコミュニケーションズ(KDDI)の動きと、WCP/ソフトバンクの反撃、SprintのTD-LTEサービス開始とWiMAX停波、China Mobile(中国移動)のTD-LTEローンチ、が面白くなってきます。

 

Clearwireの基地局は、そのほとんどが解体か


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「え~っ、そうなの?」というようなニュース解説記事を読んだので、ちょっと備忘録のために記録。

Sprintが2013年7月9日にClearwireを100%完全子会社化し、Clearwireの所有する2.5GHz周波数帯で全米規模でTD-LTE開始の目処が立ちました。
Clearwireは現在、この2.5GHz周波数帯域でWiMAXのサービスを全米88地域で提供しており、約1万6000の基地局を所有(賃貸)しています。Clearwireの所有する2.5GHz電波使用権はこの88地域以外でもありますが、資金難に陥っていたClearwireは、2011年頃以降はWiMAXの全米サービス拡大計画を停止しています。Clearwireの被買収前の予定では、このうち当初5000の基地局、最終的に2014年内にClearwire独自所有(賃貸)の8000の基地局でTD-LTEサービスを開始する予定でした。(残り8000基地局は、他社との共同サイト。)

4日前、Sprintの四半期業績発表で、SprintはClearwireが所有している2.5GHz帯域でのTD-LTEサービスを、Sprintが所有(賃貸)または建築計画している3万8000の基地局で行うことを述べていました。
Sprintの投資家/メディア向け「四半期業績と今後の計画」電話会議から、LTE関連ニュース – 2013年7月31日

実はこの時に、何でClearwireの8000もの既存基地局数がこの3万8000の中に入っていないのか、筆者は疑問を感じていました。

FireceWireless.comの記事がこの疑問を解決してくれました。

“Clearwireの基地局は、そのほとんどが解体か” の続きを読む

Sprintの投資家/メディア向け「四半期業績と今後の計画」電話会議から、LTE関連ニュース


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今朝はSprint一色のニュース。

昨夜、2013年第2四半期業績をリリースしたSprintは、今朝、投資家やメディアとの電話会議を行い、その説明を行いました。

その中で、LTE関連の目ぼしい項目を取り上げます。

● Clearwireの完全子会社化完了により、Sprintは、2.5GHz TD-LTEの工事を、Sprint所有(および建設計画中)の3万8000基地局全部で実施する予定です。 Sprintによる買収前のClearwireの計画では、2.5GHz TD-LTEはClearwireの8000の基地局(現行のWiMAXサービス地域の88地域)でのみ設置される予定だったので、これはTD-LTEが全米規模でサービス実施されることをSprintは明言したものであり、歓迎に値するニュースです。

Clearwireの2.5GHz帯域は、全米100の大都市で160MHz幅の帯域があります。

● 1900MHz Band 25 LTEは、2013年年末までに人口カバー2億人(約64%)を予定しています。

● iDen停波によって再利用可能になった800MHz帯域は、CDMA2000通信として既に転用されている基地局もあり、今年第3四半期後半(2013年9月ころ?)からLTEサービスの運用にも使用していきます。

● 今年第4四半期には、2.5GHz TD-LTE対応のスマートフォンを販売開始します。2014年にはSprintのすべての新製品はTD-LTE対応になります。

● 「iPhoneは2.5GHz TD-LTE対応になるか?」という質問に対して、電話会議に出席したSprintのNetwork Operations代表のSteve Elfman氏は、回答を控えました。

SprintのTD-LTE推進が進むにつれて、日本でソフトバンク/WCPが2.5GHz追加周波数を与えられなかった件は、ソフトバンクにとってはその「グローバル計画」に痛い影響が出るでしょう。

参考リンク:
Sprint loses 2M subs and $1.6B in Nextel shutdown, plans nationwide 2.5 GHz LTE network – 2013年7月30日

SprintがCapTel(電話の会話をリアルタイムで文字で見られるキャプションサービス)のiPhone用アプリをリリース


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Sprintは、難聴者向けに音声をリアルタイムで文字に変換する電話キャプションサービス、CapTelのiOS(iPhone、iPad)版アプリを最近、AppStoreからリリースしました。
Sprint’s Wireless CapTel app brings caption calling to iPhones and iPads – 2013年7月23日

 

アンドロイド版は2011年秋からリリースされています。

“SprintがCapTel(電話の会話をリアルタイムで文字で見られるキャプションサービス)のiPhone用アプリをリリース” の続きを読む

Sprintが1900MHz (Band 25) LTEエリアを拡大


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Sprintは昨夜(2013年7月29日現地夜)、2013年第2四半期の業績発表を行い、その中でLTEサービスエリアを41ヵ所増やしたことを発表しました。

注目に値する地域としては、ニューヨーク地域で、ニューヨーク市内のBronx//Brooklyn地域がLTEサービス開始されたことです。この2地域に関しては、2013年7月30日に公式LTEサービスを開始するニュースが、数日前から漏れていました。しかし、マンハッタン島では公式LTEサービスの案内はまだありません。

他に大都市としては、Philadelphia、Portand(オレゴン州)、Oaklandが含まれています。

これで、Sprintの公式LTEサービスエリアは151地域になります。業界1位のVerizonは500ヵ所で人口カバー率95%、AT&Tが336ヵ所、T-Mobileは116ヵ所です。

【Cnet】Sprint extends LTE coverage to 41 new markets – 2013年7月29日

Sprintが8都市でTD-LTEサービスを(非公式に)開始


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えっ? What!?

いや、ソフトバンクがSprint買収を発表したときから、その目的はSprintの関連会社のClearwireの2.5GHz TD-LTEにあることはわかっていましたが、・・・

でも、つい2週間前にSprintのClearwire100%子会社化が完了したばかりではないですか・・・・
筆者も、せいぜい年末までに数ヵ所~数十ヵ所がTD-LTE化できれば、良いほうだと思っていました。

先週金曜日(2013年7月19日)にはSprintはトライバンド800MHz FD-LTE, 1900MHz FD-LTE(既存のSprint LTEサービス)、2.5GHz TD-LTE対応のUSBモデルとポケットWiFiを発売し始めたばかりですが、これだって筆者は「800MHzと2.5GHzを使えるのは、まだまだ数ヶ月先。」とたかをくくっていました。
Sprint’s tri-band LTE modems go on sale this Friday – 2013年7月15日

ところが、今日のオンラインExtremeTechサイトによれば、Sprintは以下の8都市で2.5GHz Band 41でのTD-LTE電波を、密かにオンしたとのことす。
Sprint turns on LTE TDD, allowing it to compete with AT&T and Verizon’s coverage and performance – 2013年7月23日

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iPhone/iPadのお陰でポルノサイトが簡単にアクセス出来てポルノ中毒となり、離婚 ⇒ アップルを訴える


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久々の珍ニュース。

アップル製品のお陰で簡単にポルノサイトがアクセス出来たため、ポルノ中毒となり、奥さんとの性交中にも相手が奥さんか、ポルノサイトに出てくる若い子か、区別がつかず、それが理由で離婚となり、経済的かつ精神的にダメージを受けたとして、テネシー州ナッシュビルの弁護士Chris Sevier氏が「ポルノが簡単にアクセスできるデバイスを販売した」アップルを訴える訴状を、先月2013年6月19日に連邦裁判所に提出しました。Sevier氏は陪審員による裁判を希望しています。

訴訟状は50ページにも及び、損害賠償(金額未定)と、アップル製品の販売停止/改修命令を要求しています。

訴えた弁護士のChris Sevier氏は36歳で、先月、カントリーミュージック歌手John Richをストーキングして逮捕されています。さらに、彼はモデルとして履歴書を用意しており、その中には年齢26歳と偽っているようです。

Sevier氏は訴訟状でアップルに対し、全商品にインターネットのポルノサイトへのアクセスを禁止するフィルターを装備するよう、要求しています。18歳以上の成人に対しては、本人がアップル社に申請すれば、そのフィルターを解除できるようにしてもよい、と述べられています。

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AT&TがLeap Wireless (Cricket)を買収すると発表


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アメリカの4大キャリア以外の淘汰が、続いています。
T-Mobile USAは2012年10月、当時加入者数約950万人で全米5位のMetroPCS(自社基地局を持つプリペイド携帯会社)を買収すると発表し、2013年5月1日に買収を完了しました。

今度はAT&Tが2013年7月12日夕方、(MetroPCSがT-Mobile USに買収される前の加入者数ランクで)全米第6位のLeap Wirelessを12億ドルで買収する、と発表しました。Leap Wirelessは、Cricketプリペイド携帯サービスを全米35州で展開しています。Cricketの加入者数は約500万人です。
Leap Wirelessは35州で人口カバーで9600万人地域に対しCDMA2000 1900MHz通信サービスを、そして、11都市、人口カバー2100万人に対しAWS Band 4 LTEサービスを提供しています。他に89都市に、未使用のAWS電波使用権を所有しています。
AWS周波数帯のLTEサービスは、AT&Tの次期LTEサービス周波数と同じです。

Cricketは35州しか自社基地局を持っていませんが、Cricket加入者はそれ以外の地域ではSprintのCDMA2000 1900MHzを自動ローミング可能です。

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ソフトバンクがSprintに投資した216億ドルの内訳


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ソフトバンクによるSprintの買収が、本日2013年7月10日に完了しました。
これにより、Sprintの株式の78%を、ソフトバンクが所有します。
買収後の新しいSprintの株の上場は、2013年7月21日からになります。

ソフトバンクが費やした216億ドルの内訳は、以下のように成ります。

● 166億ドル・・・既存のSprint株主からSprint株78%を、一株$7.65で購入する費用。つまり、このソフトバンク投資金は、Sprintには全く残りません。潤ったのは、Sprintの株主。
※ ただし、この166億ドルでソフトバンクはSprintの株78%を所有し、Sprintが儲かれば(儲かればの話ですが・・・)、配当が入ります。更にSprintの業績が良くなって、将来、株価が上がれば、その株を28%までは売って、利益に還元できます。

● 17.5億ドル・・・ClearWireの株の49.8%を1株$5.00で購入し、Sprintの100%子会社にする費用。これも、Sprintには残りません。同じく、潤ったのは、ClearWireの株主。

● 32.5億ドル・・・13.5億ドルを、買収発表からこれまでに既にSprintに投資。19億ドルを買収完了時(本日)に追加投資。合計、32.5億ドルが、資金難で遅れているSprintのLTE設備投資などに利用されます。

この結果、ソフトバンクはSprint株の78%を所有し、残り22%はニューヨーク株式市場で一般取引されます。

買収前Sprint社名:Sprint Nextel Corporation
買収前のNYSE Ticker:S
買収後のSprintの社名:Sprint Corporation
買収後のNYSE Ticker:S (変更無し)

Sprintの新役員構成は、
Sprint会長・・・孫 正義(ソフトバンク株式会社代表取締役社長 兼 会長)
Sprint副会長・・・Ronald Fisher(ソフトバンク取締役 兼 ソフトバンク・ホールディング社長)
Sprint CEO 兼 取締役・・・Dan Hesse(買収前Sprint CEO)
Sprint取締役・・・Admiral Michael G. Mullen(買収前Sprint会長)
Sprint取締役・・・Robert Bennett, Gordon Bethune、Frank Ianna(買収前Sprint取締役)
追加Sprint取締役・・・未定

Sprint本社所在地・・・カンザス州Overland Park(カンザスシティの南隣接都市)(変更無し)

ソフトバンク/Sprint 両社合計の売り上げ(2012年上半期の数字を基にした予想)・・・320億ドル
(世界通信事業社では、China Mobile 430億ドル、Verizon 370億ドル、に次ぎ、AT&T 320億ドルと世界第3位タイ。)
※ 筆者注:これって、たぶん、携帯事業だけの売り上げではないですよね!?

合併後の携帯加入者数(2012年10月現在の数字)
Verizon 1億1100万人
AT&T 1億500万人
ソフトバンク/Sprint合計加入者数 9550万人(ソフトバンク 3950万人、Sprint 5600万人)
ドコモ 6153万人(2013年4月現在)

参考リンク:
Softbank’s $21.6 billion acquisition of Sprint is complete – 2013年7月10日
Clearwire shareholders agree to Sprint buyout – 2013年7月8日
SoftBank CEO: Sprint combination would tie as world’s No. 3 carrier – 2012年10月15日

T-Mobile USAのLTEサービスが、116都市でライブ、1億5700万人カバー


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T-Mobile USは、本日2013年7月10日午後のニューヨークでの記者会見で、同社のLTE(周波数はAWS Band 4)が、全米116都市、人口カバー率で1億5700万人(約50%)に達したことを発表しました。これは、同社のLTE整備予定である「2013年6月末までに1億人カバー」を遥かに上回っています。
(Updated With Full City List) T-Mobile Announces HUGE LTE Expansion, 116 Markets And 157 Million People – 2013年7月10日

また、公式発表都市数では、8ヶ月10日前にLTEサービス開始したSprintのLTEサービス都市数(110都市)を上回りました。
アメリカ4大キャリアのLTE普及状況:【更新】2013年7月10日現在 – 2013年7月10日更新

T-Mobile USの「公式」LTEカバー地域は、以下のようになっています。

Sprint、ClearWire(Clear)を100%買収。


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唯一のアメリカWiMaxプロバイダーのClearWireは2013年7月8日に臨時株主総会で、「CleaWirerの50.2%株を所有するSprintによる、ClearWireの残りの株式の買収」を、多数決で正式に承認しました。

これを受けて、Sprintは本日2013年7月9日、SprintがClearWireの残り株式の買収を完了したことを発表しました。ClearWireの株式は、本日2013年7月9日の株取引時間終了後、非上場になります。
Sprint News Release : Sprint Completes Acquisition of Clearwire – 2013年7月9日

同時に、Sprintは明日2013年7月10日より正式にソフトバンクの子会社となります。

ClearWireは2.5GHz電波使用権を全米に広く持っており、ソフトバンクのSprint買収は、このClearWire社の2.5GHZを使用したTD-LTEのサービス(ソフトバンクのAXGPと、通信方式と周波数で互換)の開始・設備充実が前提条件となっていました。

SprintはNextel社買収後の債務返済、ClearWireも大きな債務を抱えており、それらがFD-LTEおよびTD-LTE拡大の障害となっており、VerizonとAT&Tに大きく差をつけられていましたが、救世主ソフトバンクの資金援助で今後これらのサービス整備が加速されえる予定です。

また、ClearWireのWiMaxサービスはTD-LTEに変更され、2015年にはアメリカ国内におけるWiMaxサービスの停止が予想されています。

あとは、実際にLTEサービス拡充が約束されたとおりに進んでいくか、見守って行きたいと思います。

なお、明日はT-Mobileの記者会見があり、内容の一部として、LTEサービス拡大地域の正式な発表が期待されます。

Verizonが500ヵ所目のLTEサービス開始;700MHz LTE整備は完了と宣言


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Verizonは本日2013年6月27日に米国内49州500ヵ所目のLTEサービスを開始しました。
人口カバーは2億9800万人、カバー率95%。(アメリカの人口を、2012年現在3億1390万人として。)
Verizonの3Gサービスエリアの99%は、LTEも同時サービスされています。

現在、Verizon回線のデータ通信のうち、57%はLTE通信で行われている、と発表しています。


 

これによりVerizonは、2010年12月5日からサービス開始された700MHz Cバンド(Band 13)によるLTEサービスの整備は、「完了した」と宣言しています。2年6ヵ月半の期間が掛かりました。Verizonは、アメリカ4大キャリアのうち、最もLTEサービスエリアの面積が広いキャリアです。

来月2013年7月には、残るアラスカ州でもVerizonのLTEサービスが開始される予定です。

Verizon:The Future Is Here, and It Is 4G LTE – 本日2013年6月27日

今後は、
1.FCCとの電波使用許可認可時に約束したとおりに、AWS(Band 4)でのLTEサービスを整備し、年内に5000基地局でAWS LTEを開始します。
2.スモールセルでのLTE 700MHz帯域のサービス充実を図ります。
3.カナダのWind社(または、Plan BとしてMobileCity)の買収を検討し、カナダにおけるAWS周波数帯のLTEローミングを実施する基盤を築くと同時に、今後、カナダで電波オークションが行われる予定の700MHz帯域使用権獲得に備えます。

【速報】Sprint株主投票数の98%が、ソフトバンクによるSprint買収を承認


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Sprintは本日2013年6月25日、株主総会を開き、ソフトバンクによるSprintの買収を、投票数の98%承認で、可決しました。

これにより、来月(7月)中ごろにはSprintは公式にソフトバンクグループ傘下となります。

ソフトバンクのSprint買収目的は、Sprintが現在50.8%の株を所有しているClearWire社の2.5GHz電波使用権にあり、Clearの買収もニ転三転したあと、Sprintが残りのClearwire社の株買い取り価格を引き上げたため、SprintのClearWire買収もほぼ確実となりました。ClearWireの株主総会も2013年7月8日に行われる予定ですが、買収後、Sprintは(ソフトバンクからの投資金で)ClearWireの残り49.2%の株を買取り、100%子会社にする予定です。

ClearWire社の2.5GHzはSprintのTD-LTEに使用され、これにより近い将来、ソフトバンクのスマホ(AXGP/TD-LTE対応)が、アメリカでTD-LTEでローミングできたり、基地局などのTD-LTE通信装置のコストが安くなることが、目的です。

筆者もSprintのポストペイドアカウント(とAT&TとVerizonと・・・)に加入していますが、ソフトバンク買収によってSprint社と子会社のVirgin Mobile USAやBoostMobile社の通信プランが極端に変わることはないはずですが、日本的なプランに変わったら、Sprintの加入者は大量に他社に逃げるでしょう。

ソフトバンクは過去(1990年代後半)に複数のアメリカ企業への大量投資を行い、その多くが失敗しているので、今回は、ソフトバンクが金だけ出して、口は出さないようにして欲しいと思います。

T-Mobile USのLTEが、我が家でも検知


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2013年3月26日の公式会見でアメリカ国内7ヵ所のLTE開始を公式に発表して以来、他の地域のLTE開始の公式案内が無いT-Mobile USですが、非公式にはホノルルも含め、かなり広い地域でT-MobileのLTEは観測され始めています。
※ 地図中の「T」アイコンは、すでにT-MobileのLTEが観測されているところ。

 


 

今日、筆者の家でも、iPhone 5 A1428モデル(旧モデルのAT&T版)でT-Mobile USのLTE電波をキャッチしました。

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アメリカ下院司法委員会が、携帯/通信機器のSIMロック解除合法化法案の審議を開始


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すでに報告しているように、2012年10月末に米国著作権法の附表改訂に伴い、アメリカ国内では2013年1月26日以降購入の携帯電話や通信機器(タブレットやポケットWiFiなど)のSIMロック解除は、キャリアの許可無く行うと、法律違反となります。
(アメリカで)2013年1月26日以降に購入するSIMロック携帯電話は、『キャリアの許可無く』SIMロック解除することは違法となります。 – 2012年10月27日
アメリカでキャリアの許可無くSIMロック解除できなくなるのは、アメリカで今日(2013年1月26日)から購入する携帯だけです。 – 2013年1月27日

これに対しては市民から沢山の反対の声が上がってオンライン署名運動が起こり、オバマ大統領も遺憾の声明を発表し、上院および下院の議員からも超党派でSIMロック解除を合法化する法案が提出されていました。

本日2013年6月6日、アメリカ下院司法委員会のサブコミッティーで、この法案(Unlocking Consumer Choice and Wireless Competition Act、H.R. 1123)の審議が始まりました。
United States House of Representatives>>Comittee on the Judiciary>>Subcommittee to Hold Hearing on Cell Phone Unlocking Legislation – 2013年6月5日
Unlocking Your Mobile Phone Closer to Being Legal – 2013年6月6日

この法案に関しては共和党からも民主党からも反対が無いため、順調に行けば議会が夏休みに入る2013年8月5日前に委員会通過 ⇒ 下院本会議議決 ⇒ 上院批准 ⇒大統領批准のステップで、秋までにSIMロック解除が合法になる可能性が高まってきました。

下院大多数派の共和党と、大統領出身の民主党との間で確執の多い現在の議会ですが、その割にはこのSIMロック解除消費者権利/携帯業界競合化法案は、異例のスピードで可決に向かって進んでいます。

アメリカのLTE速度って?


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今週はアメリカのLTE通信速度を調査したレポートが2つ発表されています。
【RootMetrics】Ante up: T‑Mobile joins the Las Vegas LTE club, Verizon holds, and AT&T raises the stakes. – 2013年5月22日
【TechHive】AT&T has fastest LTE service, T-Mobile off to strong start – 2013年5月22日

まず、RootMetricsの調査はラスベガスに場所を限って、速度を比較しています。SprintはまだラスベガスでのLTE公式サービスを開始していないので、今回の調査には入っていません。

これを見ると、AT&Tが平均ダウンロード18.7Mbpsで最速。ピークではダウンロード速度59.0Mbpsが測定されました。
次がVerizonの平均ダウンロード13.9Mbps。ピークダウンロード速度52.9Mbps。
LTEリリースが始まったばかりのT-Mobileは平均ダウンロード12.5Mbps。ピークダウンロード速度29.0Mbpsです。

 


 

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AT&TプリペイドGoPhoneが、iPhone公式対応/LTE対応に。


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AT&Tが自社第2のプリペイドブランドのAio(All-in-One)サービスを発表した2週間前の2013年5月9日から、この日がいつかやって来ると思いました。

月極め3G/HSPA+(最高4Mbps)プランだけのAT&T Aio Wirelessプリペイドサービスと差別化するために、
AT&Tの新ブランドのプリペイド携帯サービス、AIO(エイオー)が、公式開始。 – 2013年5月10日

AT&Tは既存のGoPhoneプリペイドサービスで、明日2013年5月24日(現地時刻)から、GoPhoneでLTEの使用を許可するようです。

さらに、AT&T Aio WirelessプリペイドサービスではiPhone 4/4s/5の使用を公式に認めていましたが、同じくGoPhoneでも明日から公式にiPhoneサポートを認めます。データ通信も、公式にiPhoneで使用可能となります。APNの設定が自動になるのか、手動設定をしないといけないのかは、明日にならないとわかりませんが、既存のGoPhone iPhone利用者は6月21日からデータ接続が自動的に接続されると言う発表なので、AT&Tのキャリアプロファイルのアップデートがその日にリリースされるのかもしれません。それ以前にデータ接続を(APNChangerを使わずに公式接続)したい人は、GoPhoneカスタマーサービスに連絡すれば、対応してくれるそうです。(暫定的なカスタム・キャリア・プロファイルを送ってくれると言うことでしょう。)
AT&T adding iPhone, 4G LTE / HSPA+ support to GoPhone starting tomorrow – 2013年5月23日

今回の方針変更で、GoPhoneのプリペイド料金は変わりません。
つまり、GoPhoneでLTEデータ通信をしたい人は、
● $25/30日で通話が250分まで。データ通信はオプション追加で
 - 最大30日、50MBまで$5
 - 最大30日、200MBまで$15
 - 最大30日、1GBまで$25
● $50/30日で通話し放題。データ通信はオプション追加で
 - 最大30日、50MBまで$5
 - 最大30日、200MBまで$15
 - 最大30日、1GBまで$25
● $65/30日で通話し放題。データ通信は1GBまで無料。データ通信追加オプションは、
 - 超過分は$0.05/MB
 - 最大30日、1GBまで$10 (2013年6月から)
になります。

なお、AT&TのLTE周波数は、700Mhz Bバンド(バンド17)です。この周波数に対応の端末でないと、AT&TのLTE通信には接続できません。

また、これまで無料で配布していたAT&T GoPhone SIMは、「エアタイム料金$15入りのSIMキット」として、定価$25で発売されるようです。
※ ちなみに、T-MobileもプリペイドSIMキットを$10に値上げしました。

3G/HSPA+にGSM/W-CDMA通信方式を採用している競合T-Mobile USは、今月末までに相当数の地域でのLTEサービスを公式開始するために準備しており、同社のプリペイドSIMではLTEも接続できるようです。

AT&T GoPhoneの新方針は、このT-Mobile USプリペイドに真っ向から対抗するためであり、また、自社の格安3G/HSPA+(4Mbpsまで)Aio Wirelessプリペイドブランドとの差別化のためと考えられます。

アメリカのスマホ契約販売成長率はこれから鈍化?/新規携帯加入者の10人に9人がプリペイド契約!


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今日(アメリカ現地時間、2013年5月15日)のFierce Wirelessオンラインウェブサイトでは、2013年第1四半期のアメリカの携帯キャリアや携帯事情に関して、3つの興味深い記事を掲載しています。

Grading the top 10 U.S. carriers in the first quarter of 2013 – 2013年5月15日
Entner: New wireless customers chose no-contract over contract by 10 to 1 in Q1 – 2013年5月15日
For wireless carriers, the smartphone party is ending – 2013年5月15日

アメリカの最新携帯業界動向を知りたい方は、上の3つの記事を全てに目を通すことをお勧めします。

簡単にポイントだけまとめると・・・

まず最初の記事は、市場調査会社Strategy Analytics
Strategy Analyticsホームページ
がアメリカのトップ12キャリア(自社基地局を所有しているキャリア)の四半期業績報告書から抜き出して各社の業績報告を基にした、報告データです。
この12社のうち、WiMaxデータ通信のみを提供して主にSprint社へWiMax回線を卸売りしているClearWireを含めたトップ5社は全米規模のキャリア、残りはサービス地域が限られた限定地域キャリアです。また、MetroPCSは2013年5月1日よりT-Mobile USAに合併されましたが、この報告ではT-MobileおよびMetroPCSの数字は合併前の数字です。


 

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えっ?アップルが保証期間内の故障iPhone/iPad/iPod Touchの店内本体交換を、廃止!?


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信じられないニュースなので、まだ信じたくないのですが・・・

Apple Insiderによると、アップルはこの秋から、保証期間内の故障アップル商品iPhone/iPad/iPod Touchの店内での本体交換を廃止するという情報が出ています。
Big changes coming to AppleCare this fall: warranty subscriptions, in-store iOS device repairs, more [u] – 2013年5月10日

アップルは5月9日(木曜日)に行われたアップル社員/技術者向けタウンホールミーティングで、この秋からAppleCare/AppleCare+の保証サービスプログラムの大変更を行うと案内しています。方針変更は最初にアメリカ国内で実施され、その後、米国外にも導入されていきます。
このタウンホールミーティングに参加した匿名アップル社員の話によると、これまでは購入者がiOS製品に何らかの故障が起こってアップルストアに持ち込んだりアップルに郵送された場合、ほとんどの場合には同モデルの別の本体(整備品の場合が多い)に交換されました。しかし、秋からの新方針では、交換せず、実際に故障機を修理することが優先されます。

現在、アップルストアには店内で技術者がスピーカー、受話スピーカー、ホームボタン、振動モーター(バイブ)、バッテリーなどを交換することができるような道具は用意されていますが、2013年6月にはディスプレイが交換可能となり、7月にはカメラ、スリープボタン、ロジックボードの交換も店内で可能になる予定だそうです。また、診断ツールによって本社技術者がアップルストア店内に持ち込まれたiOSデバイスをリモートで診断し、店内技術者に修理箇所と手順を指示することもできるようになる予定です。これによって、短時間で故障iOS装置の修理を行えるようになると期待されています。

さらに、実際に店内で修理することによって、保証期間外のiOSデバイスの修理も提供できるようになります。これまでは保証期間/保証対象外(例:水没)の修理は店舗でできず、相当額(新品定価の約半額)の金額を払って端末を交換してもらわないといけませんでした。

この新「修理」方針は、まずアメリカ国内でこの秋に開始され、米国外のアップルストアへの対応はオンライン経由で行われるそうです。

故障機器を交換せずに、修理することで、アップルは年間10億ドルの経費削減を目標にしているようです。

また、AppleCare追加保証/サポートサービスも、購入時または購入直後にサポートパッケージを購入する方法ではなく、定期購読制に変更するか、少なくとも新しく定期購読制のプランを提供するようです。

・・・でも、まあ、普通のメーカーなら「修理」しますよね。アップルの「無料交換」に慣れてしまっていたので、普通に「修理の方針に戻る」というニュースが流れると信じられなくなってしまうわれわれ消費者の心理が、甘やかされてしまっているのかも。

一度中止になったStraightTalkのVerizon用携帯BYOPサービスが、間もなく再開?


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追記:StraightTalkのVerizon用携帯のBYOPプランは、この記事の翌日2013年5月13日から実際に再開されています。
StraightTalk : Bring your own GSM or CDMA compatible phone申し込みサイト


2013年4月初めに開始され、
Verizon用携帯(LTE対応機種を除く)でNet10/StraightTalkのプリペイドプランを使える日が近い。 – 2013年4月5日

10日(Net10の場合)~1週間(StraightTalk)後の4月15日に予告も案内も無く停止された
Net10/StraightTalkのVerizon携帯BYOPプリペイド・プログラムは、停止されました。 – 2013年4月17日

Net10/StraightTalkの、BYOD Verizon携帯プリペイドプラン(Verizon用のLTE対応以外の中古携帯を、StraightTalkの月$45通話・テキスト・データ使い放題プランで使用できるプラン)が、間もなく再開されるようです。

Straight Talk’s “Bring Your Own Verizon Phone” Option Ready to Return – 2013年5月11日

これに加入すると、Verizon用iPhone 4/4S(Verizon用iPhone 5はダメ。StraightTalkは別途、StraightTalk用【Verizon回線使用】iPhone 5プリペイドプランが、あります。)、Droidアンドロイド携帯など、Verizon用として購入したスマートフォンを月$45で3G回線で使い放題できるようになります。

最初の加入時にWalmart/Walmart.com/StraightTalkオンラインで$14.99(プラス消費税)で「アクティベーションコード」を購入する必要があります。

回線速度はCDMA2000回線で3Gまで(実質速度1~1.5Mbps)ですが、自分の周囲にVerizonの中古アンドロイド・スマホ/iPhone 4・4Sがゴロゴロしている場合には、それらの再利用先として家族などの利用に考えられると思います。

StraightTalkがLTE対応スマホ、Galaxy SIIIを間もなく発売開始


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Walmart関連第2報・・・

これまでアメリカでプリペイド携帯でLTE接続まで許可するところは少なかったのですが、それがまた一社増えました。

これまでのプリペイド携帯でのLTE接続許可キャリア(旅行者が一般的に入手可能会社):
MetroPCS(2013年5月1日から正式にT-Mobileと合併)
Virgin Mobile USA(Sprint MVNO)
BoostMobile(Sprint MVNO)

注意:プリペイドモバイルデータ通信専用では、VerizonとAT&Tが既にLTE対応があります。

WalmartとTracfoneの共同マーケット事業のStraightTalkは、(予想では)次週よりWalmart実店舗でLTE対応のGalaxy SIIIの発売を開始するようです。
機種本体価格は$439.99で、アンドロイドOSバージョンは4.1、通信コストはStraightTalkの毎月$45で使い放題が適用され、LTE通信も使い放題になる模様です。

Confirmed: StraightTalk Samsung Galaxy S III Powered By Sprint, Ushers in LTE Access – 2013年5月11日


 

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Walmart Internet-On-The-Go価格改定


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Walmart(StraightTalk)関連のニュースが2つ。

まずは、ある著名携帯関連記者のブログ記事で知っている方もあると思うので、WalmartのInternet-On-The-Goサービスの、その価格改定について。

Mobile Broadband MVNO Internet On The Go Reduces Included Data on Several Plans  - 2013年5月11日

期限の無い3G(3G CDMA2000通信だけです)モバイル通信で便利なWalmartのInternet-On-The-Goが、2013年5月15日からのトップアップ分に関して価格改定をします。(それ以前にトップアップしている分には、その当時の契約のまま次のトップアップまで契約内容が継続されます。)

トップアップ金額   期限無し旧料金 期限無し新料金   30日期限プラン旧料金 30日期限プラン新料金
$10   500MBまで 500MBまで   1GBまで 廃止
$25   1.5GBまで 1.5GBまで   3GBまで 2GBまで
$45   4GBまで 3GBまで   8GBまで 4GBまで

 

実質的には、値上げです。

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Ready SIMが、マルチパック(2枚、5枚、10枚セット)を販売開始


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SIMをアメリカ国内(T-Mobileの電波の受信出来るところ)で携帯に挿入すれば、約10数分で自動的にアクティベートができる使い捨てSIM、Ready SIM
SIMアクティベーションが簡単な、アメリカ短期滞在用使い捨てSIM、Ready SIM(T-Mobile USA回線のMVNO) – 2013年4月10日
アクティベーションの簡単なReady SIMを試してみました・・・そして、新しい事実が判明! – 2013年4月18日
【検証】Ready SIMは、iPad/iPad MiniやポケットWiFiでも使えるか – 2013年4月19日
が、複数枚(2枚、5枚、10枚)パッケージになったマルチパックの販売を開始しました。

これらは一つのパッケージに複数枚SIMが入っているのか、シングル・パッケージが複数個送られてくるのか、筆者も来週入手するまでちょっと不明ですが、マルチパックを購入することによってSIM1枚あたりのコストが割引になります。

● 2-pack :2枚パックは、1枚あたり5%引き
● 5-pack :5枚パックは、1枚あたり10%引き
● 10-pack :10枚パックは、1枚あたり15%引き

筆者も今日知ったばかりで、まだ「商品購入代行」ページには掲載していませんが、会社のグループ出張や家族でのアメリカ旅行で使いたいかたや、近い将来に複数回アメリカを訪問する予定でまとめ買いをしておきたい人は、Eメールでご相談ください。

ブログ連絡用Eメールアドレスは[email protected]になります。

【噂】AT&Tが2013年6月15日から新プリペイド携帯ブランドを提供開始?


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アメリカのプリペイド携帯マーケットが、また競争が激しくなる、というニュースです。

AT&Tは昨年2012年1-3月期のプリペイドGoPhone加入者は12万5000件の加入者増でしたが、今年2013年同期では逆に18万4000件の加入者減になっています。

昨年4月にAT&TはGoPhoneデータプランの加入条件を変更し、最低$25の月極めプリペイド通話契約をしないとデータ通信が使えなくなりました。これは、AT&TのGoPhoneプリペイド加入者減少の原因のひとつになっていると思われます。

さらに、Verizonがプリペイド料金を安くしたこと(それでも他社に比べるとまだ高いですが・・・)と、T-Mobileがプリペイドサービスでデータ通信バイト数限度を撤去して使い放題にしたこと、そして、昨年秋以降の新しいMVNOの出現ラッシュなども、AT&Tのプリペイド契約減少に貢献しています。

その対抗策かどうか、AT&Tが2013年6月15日から新しい「All In One」ブランドでプリペイドサービスを開始するといううわさが、昨日報道されました。
AT&T planning June launch of ‘All In One’ prepaid brand – 2012年5月2日

これによると、新プランは
● フィーチャーフォンは月$35で通話・テキスト使い放題、データ使用可(バイト数制限不明)
● スマートフォンは
 - 月$50で通話・テキスト使い放題、データ使用2GBまでHSPA+速度/その後は速度制限(バイト数制限無し)
 - 月$70で通話・テキスト使い放題、データ使用5GBまでHSPA+速度/その後は速度制限(バイト数制限無し)

また、この新しい「All In One」ブランドが既存のGoPhoneの代替なのか、GoPhoneはそのまま継続して追加サービスとして始まるのか、まだ不明です。

新サービス「All In One」は今月中にフロリダ州とテキサス州でテスト展開され、2013年6月15日から全米展開される予定だそうです。

AT&Tがポストペイド契約者用に、古い端末の下取りを開始


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2013年3月26日発表のT-Mobile USAの「UnCarrier」通信プランは、他のアメリカポストペイド携帯各社に少なからず影響を与えています。

たとえば、Verizonはこれまでタブレット端末だけに適用していた「機種端末分割払い」を、2013年4月21日から購入価格$349.99以上のiPhone/スマートフォンなどの携帯にも適用することにしました、これによると、Verizonで端末を$349.99以上で購入する場合には、端末代を「12ヶ月分割 + 24(月$2)の手数料」の分割払いで購入できます。これによって2年契約の更新による端末割引を待たずに、新しい端末が買いやすくなる、というものです。
Training Materials Suggest Verizon Will Introduce a Device Payment Plan in the Near Future – 2013年4月12日

本日、AT&Tが発表したプログラムでは、明日2013年5月1日(現地時間)より、AT&Tでポストペイド新規2年契約、または、2年契約更新をする場合に、旧端末を「下取り」してもらうことが可能になります。

契約者は、まず、AT&Tで契約した後、ショップで契約の場合にはその場で下取り端末にクレジットが、オンラインの場合には契約後に下取り端末をAT&Tに送ることによってその端末の評価に基づいたクレジットが事後送られてきます。
契約事後に発送/クレジットが送られてくることによって、新端末を先に購入し、データの転送を行ってから、古い端末を下取りに出すことができます。

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T-MobileとMetroPCSの合併が、最終関門を通過


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MetroPCSの株主は、本日2013年4月24日に行われた臨時株主総会での票決で、MetroPCSとT-Mobileの合併を承認しました。
MetroPCS Holders Approve T-Mobile USA Merger – 2013年4月24日

臨時株主総会は2013年4月12日に行われる予定でしたが、合併に反対する株主が多かったため、T-Mobile USAの親会社のドイツテレコムが改善案を2013年4月10日に提示し、その案を検討するために今日まで延期されていました。

本日の臨時株主総会での合併投票可決により、T-MobileとMetroPCSは合併に向けて実際の動きが始まります。

とりあえず判っていることは、

1.MetroPCSは3Gは1900MHz CDMA2000、T-Mobile USAは3GはW-CDMA通信方式なので、両社は3G通信で互換性が無い。したがって、MetroPCSの加入者は、今後2年間でT-Mobileの携帯に機種変更が必要。

2.LTEは両社は同じ周波数(AWS、Band 4)を使っているので、T-Mobileのポストペイド加入者は、一気に19ヵ所のLTEサービス地域が増える。(注:何ヵ所かは重複しているので、実際には19ヵ所以下。)ただし、合併後すぐにそれが可能なのか、装置の入れ替えなどが必要なので時間が掛かるのかは、不明。
逆に、MetroPCSの加入者は、LTEが他都市でも使えるようになる。

3.MetroPCSの1900MHz CDMA2000通信方式はいずれ廃止され、3G W-CDMA/HSPA+ 1900MHz通信方式に移行される。

4.MetroPCSは、新T-Mobileのプリペイド・ブランドとして残る予定。

両社の合併手続きは、2013年5月1日までに手続き完了すると見られています。

AT&T iPhone/iPad/スマホのデータ通信国際ローミングプラン加入者は、世界の主要国際空港でBoingoのWiFiが無料でローミング使用可能になります。


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以前、AT&T iPhone/iPad/スマホのデータ通信国際ローミングプラン加入者は、イギリス、日本などで特定の公衆WiFiが無料接続できることを報告しました。
AT&T iPhone/iPad/スマホのデータ通信国際ローミングプラン加入者は、イギリス/日本等の公衆WiFiが無料でローミング使用可能になります。 – 2013年2月20日

この度、AT&Tは、同様なサービスを、Boingoが展開している世界中の国際空港でも使用できるように、Boingoと契約締結したと発表しました。
AT&T teams up with Boingo to offer free Wi-Fi in major international airports – 2013年4月9日

Boingo Announces Global Wi-Fi Roaming Agreement With AT&T:AT&T Customers Have Access to Boingo’s Global Wi-Fi Hotspots in Major International Airports
– 2013年4月9日

このサービスを受けられるのは、AT&Tのポストペイド契約加入者で、AT&Tの
● $60/30日間 - 300MB Data Global Add-On with Wi-Fi in select Countries
● $120/30日間 - 800MB Data Global Add-On with Wi-Fi in select Countries
の国際データローミング加入者(オプションは、必要なときだけ加入でき、不必要なときは解約できます。)です。
※ ポストペイド契約者は、国際データローミングオプションは、加入期間が1ヶ月に満たない場合には、加入期間の日割り計算で課金され、その間のバイト数使用制限も「日割り計算の累積値」となります。となります。

※追記:AT&Tのページによると、2012年6月1日よりGlobal Data Add-onはポストペイド契約でも(契約してから1ヵ月以内の解約でも)最低1ヶ月分課金されることになっていますが、筆者が2012年11月に使ったところ、1ヵ月以内の解約でも日割り計算でした。しかし、規約では「最低1ヶ月分課金」になっていることをご注意ください。


 

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カリフォルニア州では運転者が運転中に片手に持ったスマホの地図を見るのも、違反!


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アメリカでは十代のドライバーが運転中に携帯でテキストメッセージを見たり、送信するのが増え、携帯に気を取られて車線を越え、追突事故になることが近年増えており、各州がこれを交通法規で禁止し、運転中の携帯電話使用の取締りを強化する動きが起こっています。州や市によっては運転中の運転手の携帯テキスト利用を明示的に禁止したり、ハンズ・フリー装置を使わない運転手の運転中の携帯利用をすべて禁止している州もあります。

カリフォルニア州のSTEVEN R. SPRIGGS氏は2012年1月5日に「車の運転中に、携帯電話の地図アプリを使いながら運転していた。」という理由で交通違反で違反チケットを渡されましたが、この件で一審で有罪判決を受け、控訴していました。このたび2013年3月21日、カリフォルニア州フレスノの州控訴審最高裁判所では、この有罪判決を支持する法廷意見を発表しました。
IN THE APPELLATE DIVISION SUPERIOR COURT STATE OF CALIFORNIA, COUNTY OF FRESNO CENTRAL DIVISION : PEOPLE OF THE STATE OF CALIFORNIA vs STEVEN R. SPRIGGS – 2013年3月21日

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マイアミ子供病院が屋内位置情報システムで、患者や家族が病院内の移動に役立つiPhoneアプリを提供開始。


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アップル社が屋内位置情報システム関連開発会社を買収したというニュースを受けて、先週、屋内位置情報システム(インドアGPS)に関して以下のブログ記事を書き、屋内位置情報システムは実際の生活でどのように役に立つのかを書きました。
インドアGPS(屋内位置情報)システムは、どんなアプリに役立つのか? – 2013年3月28日

衛星電波を使ったGPSシステムでは、位置は3メートル(10フィート)程度の誤差があります。そして、屋内に入ってしまって窓から数十センチメートル以上離れてしまうと衛星電波は受信できず、衛星GPSでは位置が測定できません。

現在発売されているスマホはA-GPS(Assisted-GPS)機能を持っており、GPS衛星電波で一測定する速度を速めるために、携帯電波の基地局の情報から地理的位置を測定する方法はありますが、この精度は衛星GPSよりももっと悪いです。

Skyhookのように公道から電波を検知できる既知のWiFiアクセスポイントのデータベースを基にしたWiFi位置情報システムも、その精度は衛星GPSを基にした位置情報システムの精度よりも悪いだけではなく、大きな建物内の、公道から離れた奥のWiFiアクセスポイントは、自動スキャン用自動車からは電波が検知できないのでデータベースに含むことができません。

したがってショッピングセンター、博物館・美術館、屋内展示会場、大学やホテルや大きな事務所ビルなどでは、屋内WiFiアクセスポイントを利用した屋内位置情報システムが役に立ちます。そして、このシステムでは3つのWiFiアクセスポイントからの信号強度を測定し、室内で精度が1メートル以下の精度でWiFi接続端末の位置が判ります。

この室内位置情報システムは、既に昨年から北米やヨーロッパの博物館、空港、ショッピングセンターなどで利用され始めています。

フロリダ州マイアミで入院ベッド数289ベッドを持つマイアミ子供病院は小児の心臓移植などでも評判の高い子供病院で、日本人の子供もそこで心臓移植を受けたことがある病院です。更に、マイアミ市内で7ヵ所の分所があり、外来診療やリハビリを行っています。
この病院でも屋内WiFiアクセスポイントを使った三角測量原理で患者や家族が病院建物内の現在地を確認できて、目的の部屋への経路を調べられる機能を、先週2013年3月末にiPhoneアプリに追加しました。また、このアプリは今後、他のスマートフォンOSへも移植される予定です。

 

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インドアGPS(屋内位置情報)システムは、どんなアプリに役立つのか?


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アップルが2013年3月24日、屋内位置情報システム技術を持つWiFiSLAMを買収したということで、一般の人にも「屋内位置情報」または「インドアGPS」という言葉が耳に入ってきました。
でも、ここ数日のこのニュース(アップルのWiFiSLAM買収)に関する記事では、「屋内位置情報」がどのように使われるか、具体的に書かれた記事は少ないと思います。

それよりも、まず・・・
「屋内位置情報(インドアGPS)」技術は、アップルが買収しようとしているWiFiSLAM社だけが特に持っている技術ではありません。

そもそもGoogleは昨年(2012年)4月に、インドア位置情報の精度を上げたMapアプリをアンドロイド端末用にアップグレードしています。
Google Launches Android App To Improve Its Indoor Location Accuracy – 2012年4月5日
この時にちょっとだけ「インドア・ロケーション」の応用がブームになったんですが、皆さん忘れたんですかね。

既にGoogleは、世界13ヵ国で、インドア地図を用意した空港・鉄道の駅・ショッピングセンター・博物館・大学などの中で、自分が建物の中のどこに居るのか、ユーザーが確かめられるアプリを提供しています。
Google:Indoor Maps availability
日本では羽田空港、成田空港、中部国際空港を含み、阪急百貨店、ヤマダ電気の一部の店など、が対象になっています。

更に、昨年秋(2012年9月26日)にはWiFiルーター/ネットワーク機器メーカーCISCOが、アイルランドのインドアWiFi位置情報の解析ソフト開発会社Thinksmartを買収しています。
Cisco Announces Acquisition of ThinkSmart – 2012年9月26日

WiFiSLAM社は端末の加速センサーやジャイロセンサーを使用し、GoogleやCISCO/ThinkSmart社が持っている技術よりも、更に屋内位置情報の制度を上げる学習機能を持っていると言われています。
What exactly WiFiSLAM is, and why Apple acquired it

しかし、基本的なところはそんなに変わりません。

従来の衛星電波を使ったGPSでは、位置の制度は3メートル(10フィート)と言われています。これは、+/- 3メートルの誤差ですから、最大6メートル位置がブレる可能性があります。

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T-Mobile USAのLTEは、複数都市で開始か。


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T-Mobile USAは来週2013年3月26日、ニューヨーク市でイベントを開きますが、その際に
● ポストペイド新プランの案内(”Uncarrier”プラン)
● LTE対応機種も含めた新機種の発表(BlackBerry Z10、Samsung Galaxy Note II)
● プリペイドプランの変更
そして、
● 公式のLTEサービス開始案内
などを発表すると予想されています。

その発表を前に、携帯信号を検知/マップするアプリを提供するサイト、Open Signal
Pre-Launch Details of T-Mobile’s New LTE Network – 2013年3月22日
では、T-Mobile USAのLTE電波が、先に発表されていた
● Las Vegas、
● Kansas City、
そして、最近報告されていた
● New York City
の他に、以下の都市で発見されたと報じています。
● Seattle
● Denver
● San Diego
● San Jose / Bay Area
● New Orleans

また、TMoNewsは、以下の都市でのLTEローンチを報告しています。
Oh Snap: T-Mobile’s First Seven LTE Markets Detailed For March 26th Launch – 2013年3月22日
● Las Vegas、
● Phoenix、
● San Jose、
● Houston、
● Washington D.C.、
● Kansas City、
● Baltimore、MD、

思ったよりも多くの都市でLTEを開始するようです。

T-Mobile USAは、2013年中ほどまでに人口カバーで1億人(アメリカの人口は3億人強)、2013年年末までに2億人をカバーする計画で、他社に比べるとかなり速い速度でLTEの設置を行う予定です。

あと、興味があるのは、T-Mobile USACEOは昨年初め「(初めから)LTE Advancedを投入する」と発表していますが、本当にその通りなのか。

T-Mobile USAとMetroPCSの合併が、司法省の認可を得る


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昨年2012年10月3日に発表された、
T-Mobile USAとMetroPCSが合併 – 2012年10月4日
加入者数でアメリカ第4位の全米ネットワークのポストペイド/プリペイド携帯会社T-Mobile USAと、加入者数で第5位の地域ネットワーク(加入出来るのは全米で19地域に住む人のみ)のプリペイド携帯会社MetroPCSの合併が手続きが、一歩先へ進みました。

合併による独占禁止法関連への抵触を審査していたアメリカ連邦司法省は、T-Mobile USAとMetroPCSの合併へ反対しないことを2日前に明らかにしました。
Justice Department: T-Mobile-MetroPCS merger is fine by us – 2013年3月6日
DOJ lets waiting period expire on T-Mobile / MetroPCS merger, hints it’s good to go – 2013年3月6日

今後、連邦通信委員会(FCC)、および、T-Mobile USAが100%ドイツテレコムの子会社のために連邦外国投資委員会(Committee on Foreign Investment)の判断が必要ですが、それぞれ大きな問題は無い予定です。

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Sprintが、自社用に販売された携帯をSprint MVNOで使用することを許可開始


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アメリカのCDMA2000キャリア(Verizon、Sprint、MetroPCS、Cricket、US Cellularなど)は一般的に、自社用に販売された携帯のシリアル番号(ESN番号またはMEID番号)をキャリアのコンピュータのデータベース(”Retail”データベース)に登録して、通信が可能になります。
そして、自社販売以外の端末の登録を拒否します。

CDMA2000の回線を持っているキャリアは、その「自社回線利用者」シリアル番号データベースとは別に、MVNOの販売するCDMA2000携帯のシリアル番号のデータベース(”PLBL”データベース=”Private Label Business Line”データベース)を作成し、分離して管理しているのが普通です。

これまでVerizonやSprintは、自社携帯のESN/MEID番号の”Retail”データベースから”PLBL”データベースへの移行を許可していませんでした、結果的に、VerizonまたはSprint用に販売された携帯機種は、そのMVNOでは使用出来ないものが多かったです。
理由は、各キャリアの携帯本体には、キャリアの提供する個別サービス用のアプリ/プログラムが搭載されていることが多かったためです。たとえば、家族の携帯の位置をGPS検索できるFamily Location Serviceアプリや、キャリア専用のGPSナビ・アプリなどです。

このたび、Sprintはこの慣例を破り、Sprint用に販売された古い携帯を、SprintのMVNOで使用することを許可開始します。

つまり、Sprintの古い携帯が机の引き出しの中に忘れられていたとして、その携帯をSprintのMVNOに持って行って、そのMVNOのプリペイドサービスに加入することが出来ます。MVNOがSprintにリクエストすることにより、Sprintがその携帯のESN/MEID番号をSprintの”Retail”データベースからPLBL”データベースへ移行してくれて、その携帯本体がMVNOで使用できるようになります。

Sprintはこれまで数ヶ月、試験的にKajeet、Ting、ChitChat、EcoMobile、PrepaYdなど数社のSprint MVNOで実行してきましたが、これからは70社あると言われるSprintのMVNOの全てでこれが可能になります。
この新方針の導入により、Sprint MVNOが新規顧客を獲得し易くなることと、資源の再利用を高めることを目的とします。
Sprintのプレスリリースには「アメリカ環境保全局(U.S. Environmental Protection Agency)の発表によると、アメリカでは1年間に1億3500万台の携帯電話が破棄され、これらを再利用することによって、年間24000世帯の電力使用量を節電できる。」と掲載されています。

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T-Mobile USAの3G 1900MHzは、人口カバー率で45%突破:ラスベガスとカンザスシティのLTEは準備完了


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T-Mobile USAは本日(2013年2月28日現地時間)、四半期業績発表を行いました。
T-Mobile USA Reports Fourth Quarter 2012 Operating Results – 2013年2月27日
T-Mobile’s Fourth Quarter Report Discusses First LTE Networks, iPhone, And 1900MHz HSPA+ Launches – 2013年2月28日

その中で、T-Mobileは、3G/HSPA+ 1900MHzネットワークの追加が、人口カバー率で1億4200万人(約46%)に達した、と発表しました。
同社は3G/HSPA+ 1900MHzネットワークの整備を2013年夏までに終了する計画です。

※ T-Mobileの既存の3G/HSPA+/DC-HSDPA AWS(Band 4、上り1700MHz/下り2100MHz)ネットワークは、人口カバーで2億2500万人(アメリカ全人口の約74%)であるため、3G/HSPA+ 1900MHzネットワークは施設計画完了時でも、この値を超えることは無いと思われます。

また、T-Mobileは毎月10万人のiPhoneユーザーを新規に契約し、現在、200万人以上のユーザーがT-Mobile回線でiPhoneを使用している、と発表しました。
T-Mobileは正式にiPhoneの販売を近々にすることを既に発表しており、この数字は更に増加すると予想されています。

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VerizonがLTE国際ローミングを2014年までに開始計画


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スペインのバセロナで今週開かれている世界的な携帯電話業界の展示会、MWC(Mobile World Congress 2013)で、VerizonのCTOのNicola Palmer氏は、今年中にカナダを始め数カ国のキャリアとのLTE国際ローミングを開始したい、と発表しました。
Verizon Wireless eyes first international LTE roaming partner this year – 2013年2月25日

Verizonは現在700MHz Upper Cブロック周波数帯域(746-787MHz、LTE Band 13)を使用してアメリカ国内でLTEサービスを行っていますが、このLTE通信網の整備は2013年夏にはほぼ完了する予定です。
Verizonは700MHz帯域以外に、AWS帯域(上り1700MHz/下り2100MHz、LTE Band 4)での電波使用権を2011年12月に複数のCATV会社などから購入しており、2013年夏からLTE AWSを構築し、年内に5000の基地局でLTE AWSを開始する予定です。

このため、2013年1月31日から発売されたVerizonの最新モデルのポケットWiFi、Verizon Jetpack 4G LTE Mobile Hotspot MiFi 5510Lでは、ファームウェアのアップグレードで4G LTE AWSも使用できると、製品説明書には記載されています。
Novatel Wireless MiFi 5510L 3G/4G LTE Intelligent Mobile Hotspot 製品案内

カナダでは既にBell、MTS、Rogers Wireless、Telus、SaskatelがAWS(Band 4)でのLTEサービスを開始しており、VerizonのLTE端末がAWSにも対応するようになれば、ハード的には簡単にカナダとの2国間ローミングが可能になります。

また、Verizonは既に世界の200キャリアと2G/3G国際ローミング契約を持っており、それを延長してLTE国際ローミング契約を結んでいくことを期待しているようです。

更にVerizonの発行株の45%は英国Vodafoneが所有しているため、欧州での国際ローミングはVodafoneとの契約を通して整備することが出来ます。ただし、欧州では800MHz(Band 20)、1800 MHz(Band 3)、2600MHz(Band 7)などのLTE周波数が多いので、これに対応するための「LTE国際ローミング用通信端末」の開発が必要です。

ニューヨーク市警、アップルの協力で盗難iPhone/iPadを回収中


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アップル製品(iPhone、iPad)の盗難は世界中で増えていますが、ニューヨーク市では報告されているアップル製品の盗難事件だけでも2012年一年間で3890件あります。このため、ニューヨーク市警は選任のアップル製品盗難事件特別リカバリー班(iTheft)を編成し、その盗難iPhone/iPadの回収にあたっています。

ニューヨークポスト誌の本日の報道によると、
NYPD forms dedicated team to catch thieves who steal iPhones and iPads:iTheft busters – 2013年2月22日
この特別捜査班は盗難アップル製品のIMEI番号を本人や、アップルのオンライン購入記録などから入手した後、アップル社の協力により、(「iPhoneを探す」機能がオンになっていないデバイスであっても)IMEI番号からデバイスの位置を探します。盗難犯人や、盗難携帯とは知らずに購入した人が、新しいSIMを挿入して使っても、装置の位置は本体のシリアル番号(IMEI番号)から判断されます。したがって、加入/使用している電話会社に無関係で位置を調査することができます。

この方法で、ある盗難iPadはドミニカ共和国で使用されていることが判明し、ニューヨーク市警の捜査官はSanto DomingoでこのiPadを回収しました。

別の複数の盗難iPadはアップル社のIMEI番号からの位置追跡で、ニューヨーク市内のバス停で売られていることが判明し、ニューヨーク市警の刑事がそのバス停に張り込みをして犯人を逮捕し、盗難iPadを回収しました。

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Qualcommが一つのチップで世界の40のLTEバンドに対応する通信チップを開発。


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通信チップメーカーQualcommは世界で初めて、一つの通信チップでW-CDMA、GSM/Edge、CDMA2000(EV-DO、CDMA 1x)、TD-SCDMAと、FDD-LTEとTDD-LTEの世界の約40のLTEバンドに対応するチップを開発した、と発表しました。チップ名はRF360と言います。
Qualcomm RF360 Front End Solution Enables Single, Global LTE Design for Next-Generation Mobile Devices - 2013年2月21日
Qualcomm outs global LTE chip, claims a world first - 2013年2月22日

商用リリースは、2013年後半の予定です。

今年の秋の新iPhoneは、また、一台で世界の全キャリアに対応できるようになってくれるかな?・・・それは、期待しすぎかな?

【確定】2013年3月1日よりNet10 AT&T回線用SIMはデータ使い放題が無くなり、1.5GB/30日に制限されます。


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本日、HowardForum投稿者の発見によると、
Forum/US Prepaid/MVNO Discussion/Tracfone/Net10: 1.5GB cap coming to Net10 March 1st. – 2013年2月19日

Net10は以下のページを準備しており、
http://net10data.com/
この中で、現在、Net10 AT&T回線用SIMを使用しているユーザーは、2013年3月1日よりデータ通信が「使い放題(Unlimited)」ではなくなり、30日ごとに最大1.5GBまでに制限されるようです。
まだNet10からの公式発表は、ありません。

Net10とStraightTalkは先月(2013年1月)末に突然予告無く、それぞれのオンラインでの「SIMのみ」販売を中止しました。
StraightTalk/Net10が、AT&T回線用SIM販売停止? – 2013年1月27日

ただし、一部のWalmart/Walmart.comや、BestBuy店舗/オンライン店舗などでは、いまだにNet10のAT&T回線用SIM、または、「AT&T回線用/T-Mobile回線用 3枚SIMセット」が購入できます。
先月の公式SIM発売中止後も、これらのソースから入手されたAT&T回線用Net10およびStraightTalk SIMや、公式販売停止前に購入されたSIMは、正常にアクティベート出来ています。また、既に以前からNet10/StraightTalk AT&T回線用SIMを使用しているユーザーも、相変わらず使用が継続出来ています。

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AT&T iPhone/iPad/スマホのデータ通信国際ローミングプラン加入者は、イギリス/日本等の公衆WiFiが無料でローミング使用可能になります。


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AT&Tは現在、アメリカ国内で約25000ヵ所のWiFiホットスポットを持っており、AT&Tのスマートフォン/iPhone加入者は自動的に無料でこれらのWiFiホットスポットに接続できます。

※ ただし、これらのAT&T WiFiホットスポットの多くはスターバックス、マクドナルド、著名全米チェーンのホテルのロビーなどに設置されており、AT&T以外の加入者も使用許諾に合意してログインさえすれば、無料で使用できるものが多いです。
アメリカでは有料公衆WiFi事業は収益事業にはなっておらず、殆どが店舗や施設が顧客サービスとして無料で提供する傾向にあります。
これらの店舗/施設はキャッシュレジスターなどが既に本部とネットワーク化されているため、既にバックボーンにインターネットが接続されているので、あとはWiFiアクセスポイントを追加するだけで顧客サービスとしてWiFiが提供できるため、追加コストが殆ど不要なのです。

このたび、AT&Tは、同社のiPhone/iPad/スマートフォン利用者(ポストペイド契約のみ)で、$60以上($60-300MB/30日、または、$120-800MB/30日)の国際データローミングプラン(Data Global Add-On)に加入すると、イギリス国内のThe Cloud(BSkyB社)の公衆WiFiサービスを1GBまで無料でアクセスできる特典を追加しました。
AT&T gives travelers 1GB of not-quite-free WiFi in the UK through The Cloud – 2012年2月19日

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T-Mobile USAのGoSmartブランド2G/3GプリペイドSIMサービスが、公式開始


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2週間前にお伝えしたT-Mobileの自社ブランドのプリペイドMVNO、GoSmart、
T-Mobile USAが低価格プリペイド携帯サービスをGoSmartブランドで全米展開開始 – 2013年2月3日
が、本日2013年2月19日から全米で正式開始されます。全米3000店以上の独立系携帯ショップなどでGoSmartのSIMが販売されます。

T-Mobile USA hopes for prepaid growth with GoSmart brand – 2013年2月19日

現在、アメリカでは人口約3億人のうち、4分の一以上の8000万人がプリペイド携帯の契約をしていると推測され、プリペイド加入者は年々7~8%の率で伸びています。T-Mobileはこのため、これまでの自社T-MobileブランドのプリペイドプランMonthly4G、Pay-as-you-go、$2/$3 Daily Planに加えて、データ通信速度を2Gまたは3Gに限定した廉価版マンスリープリペイド契約のブランドをGoSmartブランドで展開し、T-Mobileストア以外の携帯ショップで販売し、月額通信料に敏感な低所得者層を対象にプリペイド加入者を増やして行きたい模様です。具体的には、Sprint社のプリペイドブランド、Virgin Mobile USAとBoostMobileが直接の競合ブランドと成ります。

料金は
● 月$30で、アメリカ国内通話と、アメリカ国内テキストが使い放題
● 月$35で、アメリカ国内通話と、アメリカ国内テキスと、2G GSMデータ通信が使い放題
● 月$45で、アメリカ国内通話と、アメリカ国内テキストと、データ通信が使い放題(データ通信は月5GBまで3G速度、それを超えると翌支払い期間開始まで2G速度に制限。)
で、T-Mobile USAは、「GoSmartプランは、データ通信よりも通話し放題を優先する人向け」と考えています。

データ通信の速度を優先する人は、携帯本体の周波数と対応通信方式さえ対応していれば、T-MobileのHSPA+/DC-HSDPA(”4G”)の速度でデータ通信できるMonthly 4Gまたは$3 Dailyプランのほうが良いでしょう。

SprintのLTE電波が、NYC、ワシントンDCでも見つかる。


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報告が遅れましたが、2日前に
SprintのLTE電波が、遂に大都市(サンフランシスコ)で検知される! – 2013年2月18日
の記事を書いた直後に、ニューヨークシティとワシントンDCの一部でもSprintのLTE電波が見つかったという報告があります。
Sprint switches on LTE in some parts of San Francisco, New York City, and Washington, DC – 2013年2月18日

これらの市でiPhone 5や、SprintのLTE対応アンドロイド携帯を使っている人は、チェックしてみてください。

SprintのLTE電波が、遂に大都市(サンフランシスコ)で検知される!


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これまで内陸部の比較的人口の少ない中小都市でLTEサービスを開始して、サービス都市の数だけ稼いでいたSprintですが、遂にここ数日、サンフランシスコ/シリコンバレー地域でSprintの1900MHz(Band 25)LTEの電波が検知されました!
PSA: Sprint LTE is now live in San Francisco – 2013年2月17日

シリコンバレーでもまだまだサービスされていないエリアのほうが広いですが、やっとSprintも人口の多い大都市へのLTE整備に乗り出してくれたようで、Sprint加入者は期待が大きくなります。

Sprintは現在、58都市でのLTEサービスを開始しています。
同社のNetwork Vision計画では、2013年末までにLTEサービスは人口カバー率で2億人/66%を目標としています。
また、現行の1900MHz LTEサービスに次いで、800MHzでのLTEサービスは2013年第4四半期には開始される予定です。

T-Mobile USAのLTEローンチは、2013年3月27日か?


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今年の初め、ラスベガスのCES期間中に「LTEのローンチは数週間以内」と発表していたT-Mobile USAですが、その後、なかなか始まりません。
T-Mobile USA、最初のLTEをLas Vegasで近々開始;プリペイド月$50プランの速度制限を月500MBからに引き上げ – 2013年1月22日
T-Mobile USAのLTE周波数はAWS(Band 4、上り1700MHz/下り2100MHz)であることは判っていますが、Nexus 4(アンドロイド4.2.1までAWS帯域でLTE対応)で電波を検知した利用者から、T-Mobile USAは既にカンザスシティーでもLTEの準備をしている模様です。
(2013年2月13日のNexus 4、アンドロイドOS4.2.2のOTAアップデートによって、Nexus 4のAWS帯域LTE非公式対応は、ディスエイブルされたようです。)

どうやら、T-Mobile USAはLTEの公式ローンチを、LTE対応端末が準備できて発売されるまで、延ばしているようです。

T-Mobile非公式ブログサイト、T-Mo Newsは、
Upcoming Launch Date Calendar Includes LTE Hotspot, BlackBerry Z10 And Galaxy S III LTE – 2013年2月4日
内部スタッフ用連絡メモの中で、次の5機種が2013年3月27日に発売される予定であることをレポートしています。
• T-Mobile Sonic 2.0 Mobile HotSpot LTE – LTE対応ポケットWiFi (2013年3月27日)
• Samsung T999L Galaxy S III LTE – LTE対応Galaxy S III(2013年3月27日 または 2013年4月3日)
• BlackBerry Z10 – LTE対応(2013年3月27日)
• Samsung T599 Galaxy Exhibit “Codina” – HSPA+/DC-HDSPA対応、LTE非対応?(2013年3月27日)
• Samsung T599 Galaxy Exhibit “Codina” プリペイド用 – HSPA+/DC-HDSPA対応、LTE非対応?(2013年3月27日)


 

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