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Microsoftは本日よりSkyDriveクラウド・ストレージのサービス名を、OneDriveに改名します。
Microsoftはいろいろ利用を付けてOneDriveの名称を正当化しようとしていますが、真の理由は、昨年2013年6月、イギリスの衛星放送会社BSkyB社から同国での「Sky」の商標を使用することを禁止する訴えを起こされ、敗訴したからです。
BSkyB社はその前にWiFiディジタルペンのメーカー、LiveScribe社の「Sky WiFi Pen」の登録商標利用違反裁判も2012年末に起こしており、LiveScribe社はディジタルペンの名称を「Livescribe wifi smartpen」に変更し、「Sky」の名前が含まれているパッケージの商品回収(リコール)に同意した経緯があります。
なんか、別業種だから構わないような感じですが、「BSkyB」って、やくざな会社ですね。
今後、商品やサービス名に「Sky」を含む商品を世界的、特にイギリスでも販売する場合には、充分な注意が必要です。
【BBC News】Microsoft made to rename Skydrive after BSkyB victory – 2013年8月1日
忙しい秋です。お金も沢山必要です。
Microsoftは本日メディア各社に招待状を出し、2013年9月23日(月曜日)にニューヨークシティ(NYC)でイベントを開催することを通知しました。
招待状にはSurfaceと記載され、Surfaceの写真が移っていることから、第2世代Surfaceの発表会と推測されています。
ともかく、電池の持ちを8時間くらいにしてくれないと、Surfaceを買う価値が無いと思うんですが・・・
ソース:
Microsoft plans Surface launch event on September 23rd in NYC – 2013年9月9日
この記事は
Google社員の「20%自由時間」が、事実上消滅 – 2013年8月17日
の続報です。
Quartzオンライン誌(qz.com)が「独占記事」として『グーグルの「20%自由時間」が事実上消滅した』という報告記事をリリースした後、いくつかのフォーラム・サイトで元グーグル社員・現グーグル社員からコメントや反論・議論が寄せられているようです。
https://news.ycombinator.com/item?id=6223466 - 2013年8月16日
これらの内部グーグラー(グーグル社員)のコメントをまとめると、結果として以下のことが言える・・・とQuartzは以下の続報で纏めています。
Google engineers insist 20% time is not dead—it’s just turned into 120% time - 2013年8月16日
● 今でも「20%自由時間」でフリープロジェクトを行うには、上司の許可は必要無い。
● ただし、Larry Page氏CEO就任後の社員能力評価・プロジェクト評価に「Stack ranking」システムが採用され、能力評価がボトム20%の社員には、パーフォーマンスを上げるための指導が行われる。(他の会社なら、ボトム20%は解雇されているところ。)
● 「20%自由時間」でやったプロジェクトは会社のためではないので、、社員能力評価には全く考慮されない。
● そのため、「20%自由時間」で余裕を持って自分の好きなプロジェクトをやっている暇があったら、自分の評価が下がらないように努力しなければならない。結果的に、「20%自由時間」プロジェクトをやっている暇や余裕が無くなっている。
● ただし、グーグル社員の中にはモチベーションや自己追求心のあるエンジニアはまだ居て、中には少ないけれども、「20%自由時間」プロジェクトを追及している人も居る。
● ところが、社員能力評価システムがあるため、「20%自由時間」プロジェクトをやる時間は、通常の業務が終わったあとの夜や週末にやることが多い。
● 結果的に、「20%自由時間」を実際に実行しているグーグラーは、100%の給料で、120%の時間働かないと、それをやっていけない。
いくらグーグラーでも100%の給料しか貰っていないのに120%の時間働く人は少ないようで、しかも、20%の「自由研究」プロジェクトが評価されないことが多い、とあっては、「20%自由時間」を実際に率先してやる社員は、非常に少なくなっていることは事実である・・・と現グーグル社員でも『「20%自由時間」が、事実上消滅』という文章には、事実上同意しているようです。
結局、『「20%自由時間」が、事実上消滅』した原因は、厳しい社員パーフォーマンス評価システムの導入のようです。
グーグルにはシリコンバレー近辺の大学卒業生からリクルートされている学生・大学院生も多いです。筆者の次男は数学を専攻して今年の6月に大学院を卒業しました。呼ばれて卒業式
スタンフォード大学の卒業式は、学部卒業生が仮装行列! – 2013年6月22日
を見に行った時の会話で「数学で収入の高い仕事に就こうと思ったら、投資会社のアナリストが良い。」という話が出たので、「グーグルはどうなんだい?自由時間もあって、好きなことも出来るみたいだよ。」と聞いたところ、「いや、最近のグーグルは昔のように自由ではなくなったようだよ。」という答えが返ってきました。シリコンバレーに5年住んで数学を専攻していると、息子もそれなりにハイテク業界に就職している同年代の知り合いも周囲に居るはずなので、このときの会話からもこのQuartzオンライン誌の記事やグーグル社員のコメントは信憑性が有る、と思っています。
これまでグーグルのイノベーションを作り上げてきたグーグル社員の「20%自由時間」制度が、事実上消滅しているそうです。
(2013年)6月にシリコンバレーに住んでいる息子からも「以前の様ではないようだ。」とチラッと聞いていたのですが、本日のオンラインQuartz誌(qz.com)がグーグル元社員や現社員へのインタビューを基に詳しく報告しています。
【Quartz qz.com】Google’s “20% time,” which brought you Gmail and AdSense, is now as good as dead – 2013年8月16日
グーグルの全ての社員は、伝統的に就業時間の20%を自分の好きなプロジェクトや研究に費やすことが出来ることで有名でした。
この自由時間のサイドプロジェクトのおかげで、 AdSense、Gmail、Google Transit、Google Talk、Google Newsと言うようなプロジェクトが生まれ、商用サービス化されていきました。特に、グーグルAdsenseは、現在のグーグルの年間500億ドルの売り上げのうち、その四分の一にまで貢献しています。
しかし、グーグルが成長していくにつれ、他社との競争に勝って新サービスや商品を市場に提供していくためにはプロジェクトの締切りが厳しくなり、日々のプロジェクトから離れて独自の「自由課題」に費やす時間が無くなった、と社員は話しています。
現在、商用ペースに乗っているメインのプロジェクトの進捗を確保するため、上司からの許可が無いと「20%自由時間」プロジェクトはしてはいけなくなった、とのことです。
更に最近では各商用プロジェクトの内部査定と評価が厳しくなっており、プロジェクト・マネージャーは自分のチームメンバーに自由時間を与える結果として商用プロジェクトの成果が悪くなると、自分の社内評価にも影響するため、なかなか「20%自由時間」プロジェクトの許可自体が降りなくなってきているようです。
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Kauffman Foundationが昨日発表した、アメリカ国内の単位人口当たりのハイテック関連起業ベンチャー数の多い都市ランキング:
【Kauffman Foundation】Tech Starts: High-Technology Business Formation and Job Creation in the United States – 2013年8月 (元のKauffman Foundationレポート、PDF)
【Ewing Marion Kauffman Foundation】Young High-Tech Firms Outpace Private Sector Job Creation – 2013年8月14日
【Engine.is】All Over The Country, New and Young High-Tech Firms Are Key Job Creators – 2013年8月14日
【Quartz】Rocky Mountain High:America’s most densely-packed startup scenes aren’t just in Northern California – 2013年8月14日
数値は、全米平均を「1」とした場合の、各都市/地域のハイテック関連ベンチャー起業(スタートアップ)数です。
地元びいきでこの調査結果を報告したいと思います。
大方の推測とは違って、単位人口当たりのハイテック・ベンチャー起業(スタートアップ)の集中度が高い都市(2010年現在)は、・・・
“アメリカ:単位人口当たりのハイテック・ベンチャー起業数が多い都市ランキング” の続きを読む
UP by JawboneやWithings Pulseと競合する健康管理グッズ(ライフスタイルグッズ、活動量計)を開発・販売するFitbitは、本日(2013年8月13日)、4300万ドルの増資を受けたとSEC(米国証券取引委員会)に報告しました。今回の増資は、ソフトバンク・キャピタルが最大投資額で更にQualcommベンチャー、SAPベンチャーが新規でFitbitへの投資に参加します。これまでの投資団体であるFoundry GroupやTrue Venturesも投資を増額します。
Fitbitは今年3月から3000万ドルの投資家を探していましたが、今回、目標を上回る投資額が集まりました。
これまでの投資額が2300万ドルで、今回はそれを上回ります。同社の企業価値は、3億ドルと推定されています。
ソフトバンク・キャピタルはこの投資で、同社の役員指名権を得て、ソフトバンク・キャピタルのSteve Murray氏が就任します。
【CNN Money】FitBit raises $43 million in new funding – 2013年8月13日
ソフトバンクは2013年7月18日からFitbit社の腕輪タイプの活動量計Fitbit Flexを使った「ソフトバンクヘルスケア」サービスを、「健康は、スマホから。」のキャッチフレーズで月額使用料525円(MNP/機種買い替えでは、2年間無料)で提供しており、今回のFitbit社への投資で、ソフトバンクとFitibit社の関係が離れられない関係になったとともに、今後、ソフトバンク仕様の「クローズド」のFitbit製品が日本向けに開発される懸念も出てきます。
アップルやSamsungが腕時計タイプのデバイスを近いうちに発売することが予想されている中、これらの腕時計タイプのデバイスも歩数計などの機能を持つと考えられており、健康管理ガジェットの分野はこれら大企業の参入に勝ち残るためには、より良い製品(ハード)とアプリ、そして、サービスの開発を早いサイクルで行っていかないといけません。
「過去にも『マイクロソフトやグーグルの大企業が、すべてのテクノロジー・ベンチャー企業を潰してしまうであろう。』と言われたことがあるが、相変わらずベンチャー企業がコンスタントに新しく生まれ、成長していく。したがって、我々はアップル(などの大企業が開発しているといわれる腕時計タイプのデバイス)を恐れてはいない。」と、Steve Murray氏は話しているそうです。
う~ん、まだソフトバンクの対米国投資は続くのかなぁ。
1990年代後半のソフトバンクのアメリカ企業買い漁り時期を思い出してきた。
Sprintは、これまで3G回線で提供しているモバイル端末への固定IPアドレス提供サービス、「Data Link And Static IP」サービスを、今週からLTE回線でも使用できるようになった、と今週発表しました。
Sprint Launches Data Link and Static IP on its 4G LTE Network – 2013年4月23日
このサービスに加入することによって、モバイル端末(携帯、モバイルルーター、タブレット、ノートPC、機械に組み込まれたセルラー通信機器、など)が毎回インターネット回線に接続するたびに、同じIPアドレスが端末に割り当てられます。
これによって企業は、遠隔地の機器やセンサーなどに取り付けられた通信機器や端末、セルラー通信を使ったリモートオフィス、現場で修理などを行うフィールドエンジニアの端末、などの管理がし易くなり、プライベート・エンタープライズ・ネットワーク管理を広い地域に拡大できます。
更に、Sprint Data Linkサービスは、接続可能率99.9%のSLA(service level agreement)が提供されており、企業のミッションクリティカルな広域WANのアプリケーションに向いています。
使用例としては、油田ポンプや風力発電塔の管理、遠隔給電所・変電所や短波中継基地の管理、などの遠隔地に備え付けられた機器の管理から、遠隔地の建物のドア開閉モニター、小売キヨスク(出店・屋台)のレジ端末、季節的商品の販売屋台の通信ニーズ、臨時リモートオフィスの本社との通信、宝くじ売り場、家庭医療モニター、M2Mアプリケーション、などに用いられます。
企業はSprintからブロック割当てでIPアドレスをリース(借用)することが出来て、そのIPアドレスを自社内ファイヤーウォールなどで容易に管理することが出来ます。
ロサンゼルスのシダーズ・サイナイ病院(Cedars-Sinai Medical Center)では、出産直後のお母さんが新生児集中治療室(NICU)に出向けないほど体力が弱っている場合に、iPadを使って入院室から自分の赤ちゃんに面会できるBabyTimeプログラムを最近開始しました。
iPads help new moms bond with their infants in the Neonatal Intensive Care Unit – 2013年4月4日
帝王切開手術で出産したお母さんは、術後24~48時間は入院ベッドから立ち上がる体力が無いことが多く、また、未熟児や何らかの合併症・症状を持っている新生児は新生児集中治療室(NICU)に入れられることが多く、生まれたばかりの赤ちゃんをお母さんの部屋に連れて行くことが出来ません。
そのため、新生児集中治療室(NICU)に受け入れられた赤ちゃんの新生児保育器の横にはiPadを配置し、お母さんの入院室ベッドにもペアのiPadが配布さられます。そして、お母さんがベッドから赤ちゃんを見たいときには、iPadの画面を通して自分の赤ちゃんを見れるようにしました。
シダーズ・サイナイ病院では、帝王切開したお母さんの2~3割は、手術直後の24~48時間はベッドから立ち上がって新生児集中治療室(NICU)へ向かう体力や気力が無いそうです。
このiPad面会プログラムを通して、このようなお母さんが自分の赤ちゃんと入院ベッドから対面できるだけでなく、新生児集中治療室の看護婦やお医者さんとリアルタイムのコミュニケーションをして、赤ちゃんの状態をスタッフに質問したり、母親としての指示や依頼を伝えたりすることができるようになりました。
お母さんは、1日2回、このBabyTime iPadプログラムにログインできるそうです。
院内でのiPad間の通信は、セキュアなWiFi回線を使用して行われます。
ロスアンゼルスのシダーズ・サイナイ病院は院内でのモバイル技術の採用に積極的で、病院のスタッフ全員がiPhoneを使用して院内の看護婦や医師の間の必要なコミュニケーションを行っています。また、 同病院の医師は入院患者のEKG心電図結果や、出産直前のお母さんの胎児の状況モニターを、iPhoneを使って遠隔地から監視することが出来ます。
先週発表されたComputer Research Association(CRA)の調査によれば、アメリカの大学院のコンピューター学科専攻の過半数は、留学生。それも、アジア系の留学生だそうです。しかも留学生の比率は、年々増えているそうです。
Foreign Students Now a Majority in Computer Science Grad Schools – 2013年3月11日
2011年秋~2012年春にアメリカの全大学院に登録したコンピューターサイエンスPh.D.課程の学生の60%は、留学生(nonresident aliens)だったそうです。これは、過去最高です。
同じ時期に与えられたPh.D.デグリーは1929人で、その1年前の2010年秋~2011年春の期間に比べて8.2%増加しています。
コンピュータサイエンス修士課程では、2011年秋~2012年春期卒業生の53.8%は留学生でした。2009年秋~2010年春期は51.8%、2010年秋~2011年春期は47.8%でした。
“アメリカ大学院のコンピューター学科専攻は、過半数が留学生。” の続きを読む
いま流行の3Dプリンター(簡単に言えば、プラスチックの細いロープを熱で溶かしながら積み重ねていくもの)、工業界・医療業界では3次元的モデルを簡単にいつでも作れるというので、もてはやされています。しかも、この1年で3Dプリンターの値段も安くなり10万円前後。経済的に余裕のある人は、個人でも持てるようになりましたね。
立体”印刷(模型)”を作る、3Dプリンター・・・こんなものがあったの!? - 2012年8月6日
2日前ののPC Magazineオンライン誌は、「こんなものまで3Dプリンターで作っちゃった!」と言う物を紹介しています。
The Coolest 3D Printer Projects - 2013年2月16日
まあ、当たり前なところから・・・
アメリカの夜のトークショーホストで、クラシックカーを何十台もコレクションしていて広~い体育館のような車庫を持っていることで有名なJay Leno氏は、コレクションの1907年型White Steamerクラッシックカーのエンジンと冷却装置の間を接続している部品が壊れ、NextEngine 3D scannerを使かって部品をスキャンし、Dimension 3Dプランターを使って部品をコピー。見事、33時間後に修理することができました。
Jay Reno氏のオリジナルブログ:
Jay Leno’s 3D Printer Replaces Rusty Old Parts - 2011年6月29日
修理部品の入手不可能な古い車や機械の交換部品を作るには、3Dプランターが最適ですね。
“うっ、こんなものまで3Dプリンターで作っちゃった!?” の続きを読む
時代を考えさせるニュース・・・
アメリカの著名週刊誌、Newsweekは、今年(2012年)末を最後に紙媒体での配布を廃刊し、来年初めからは完全ディジタル版のNewsweek Globalを発行することを、今朝(アメリカ現地時間2012年10月18日朝)、発表しました。紙媒体の最終号は、2012年12月31日号になります。
Newsweek to Cease Print Publication at End of Year - 2012年10月18日
Newsweekは1933年に創刊され、アメリカではTime誌と並ぶ有力週刊誌で、最盛期には数百万部の発行部数がありました。
しかし、ニュースがリアルタイムでインターネットで報道される時代になり、紙媒体の週刊誌発行部数の減少が著しくなってきています。
Newsweek誌も2001年には有料購読発行部数が315万8480部数あったのが、2012年6月には半分以下の152万7157部に減っており、このために広告収入の減少にも影響が出ていました。経営赤字も毎年4000万ドルに達すると推測されています。
Newsweek誌は2010年10月からiPadで有料版を配布していますが、今後はこれらiPadなどのタブレットでの有料購読版で事業を継続していきます。
今回の経営決断で、Newsweek社内にはレポーター/クリエイティブ担当以外の従業員のレイオフが予想されています。
オンラインNetworkWorld誌が興味深い記事を今日、公開しています。
IPad management, security crucial in hospital tablet roll out – 2012年8月28日
カリフォルニア大学アーバイン校医学部大学院は、2年前から新入医学部大学院生100人全員にiPadを支給し始めました。
Incoming UCI medical students to receive iPads loaded with first-year curriculum – 2010年8月3日
同大学、および、付属病院は、医学生の教育のためにSharePointを利用し、iPadをクライアント端末とするドキュメント共有システムを、教育の一部として導入しています。
そして、2012年7月から大学病院の緊急患者受け入れ部門(Emergency Department)で、18人全員の担当医にもiPadを支給しました。
“病院内のiPad利用も、増えている:患者データのプライバシー保護の為、モバイル・ネットワーク・セキュリティ対策が頭痛の種” の続きを読む
少し前にこんな記事を見て、
3D printer cuts vinyl, mills, draws, fits comfortably inside a briefcase, is generally fab – 2012年7月27日
「え? 3次元プリンター?・・・何それ?どうやって”印刷”するの?」と思ったのですが、・・・
私が時代遅れだったのでしょうか?
もう数年前から、販売されているんですね。
要するに、特殊なABS樹脂(プラスチック)を
“立体”印刷(模型)”を作る、3Dプリンター・・・こんなものがあったの!?” の続きを読む
アメリカの連邦政府が保有して独立採算で運営されいている、アメリカ横断・東海岸縦断・西海岸縦断の旅客鉄道、Amtrakは、2011年11月から一部の路線での車内での検札に、特別スキャナー・ケース付きiPhoneを使用し、車内検札と空席管理を行っています。
NY Times - Technology Section : Amtrak Enlists iPhones as a Service Tool – 2012年5月6日
今年(2012年)の晩夏までにはAmtrak 1700人の車掌全員が、iPhoneで車内検札を行うようになります。
これにより、現在航空会社では既に行われているように、Amtrakの利用客は自宅でPC/プリンターでバーコード付きの乗車券を印刷したり、スマートフォンの画面に乗車券のバーコードを表示して、それを見せることによってAmtrakへの乗車が出来て、車内検札が受けられます。
“アメリカのAmtrakは、車内検札にiPhoneを使用” の続きを読む
アップルのオンラインサイトに、「iPad in Business (日本語ページ:ビジネスにもiPadを)」、「iPhone in Business (日本語ページ:ビジネスにもiPhoneを)」セクションが追加されました。
英語サイト:
iPad in Business
iPhone in Business
日本語サイト:
ビジネスにもiPadを
ビジネスにもiPhoneを
特に、iPadを業務で使っている事例集が興味を引きます。
iPad in Business:Profiles
ビジネスにもiPadを:導入事例
アップルがこれから業務の世界でもiPad/iPhoneの浸透に力を入れて行こうという姿勢が、感じられます。
“iPad in Business/iPhone in Business (ビジネスにもiPadを/ビジネスにもiPhoneを)” の続きを読む
懐かしい!!
1982年にコモドール社から発売された、コモドール64(Commodore 64)が、再来して発売されます!
当時、8ビット マイコンを、初めて大衆化したコモドール社。1980年に発売されたCommodore VIC 20(5KB RAMメモリー、データ保存装置はカセットテープ。)に続いて、その上位機種としてCommodore 64は1982年に発売され、64KBのRAMを内蔵し、別売の5インチ・フロッピードライブ(容量170KB)があった。
VIC 20は世界で250万台販売され、Commodore 64は世界で1250~1700万台売れたそうです。
世界で始めての大衆マイコンでした!
アップルコンピュータの前、IBM PCの前。
1980年代初期にマイコン・ブームの時代を通った人には、忘れられない思い出のあるモデルでしょう。
“コモドール(Commodore)64の再来!” の続きを読む
IDC(International Data Corporation)の調査によると、2010年第4・四半期において、初めてスマートフォンの全世界出荷台数がパソコンの全世界出荷台数を上回った、・・・と電子版Fortune誌は2011年2月7日の報道で伝えています。
元記事は↓ここ
Industry first: Smartphones pass PCs in sales
同期のスマートフォン全世界出荷台数は1億台に達し、PC(デスクトップ/ノートブック共)出荷台数の9200万台を超えました。
スマートフォンが出現して短期間の間に、このようにPC出荷台数を超えてしまうということは、ユーザーがモバイルでウェブやメールなどを使うことが多くなっていることを示し、日常の仕事や生活の変化も起こっていることが推測されます。
なお、この統計には数千万台といわれるiPadなどタブレット端末や、iPod Touchは含まれていません。
これらを含めると、更にモバイル端末の生活への重要度が急速に上がっていることが伺われます。
目次:
カード番号を手入力して課金・・・このページ
クレジットカードをスキャンして課金・・・ページ 2
現金取引の記録と、ペーパーレス領収書をメールで発行・・・ページ 3
iPhone/iPadでクレジットカード決済(マーチャントとして・・・)が出来る端末、Squareに登録しました。
アンドロイド端末でも使用可能だそうです。
決済代行会社は、Squareと言います。
http://squareup.com/
これまでのクレジットカード決済端末は、こんな感じ
で、常時、(固定)電話回線に繋げていなければなりませんでした。
月々の維持費も最低約$40取られて、クレジットカード決済の頻度が少ないビジネスでは、年間約500ドルと言う、馬鹿にならない経費を要求されます。
それがSquareを使えば、月々の最低維持費が無料でクレジットカードの決済が出来ます。
Squareで決済できるのは、2011年2月7日現在は、米国で発行されたVISA/Master Card/Amex/Discover Cardに限ります。 米国外発行のカードには、未対応です。(・・・とSquareのページには書かれています。実際に試してみたいとは思いますが、まだその機会がありません。)
追記(2011年9月6日):いつからか解りませんが、2011年9月初め現在、米国外発行のクレジットカード(例:日本発行のクレジットカード)でも、海外対応クレジットカードであればSquareで決済できるようになりました。(確認済み)
アップルストアで買い物をしたことがある人は、店員がiPhoneのケースにお客さんのクレジットカードをスワイプして処理しているのを、見たことがあるかもしれません。
このSquareは物理的にはそれと同じような仕組みで、しかも、クレジットカード決済のボリュームが少ない小規模小売店や、更には個人ビジネスの人にも、毎月の固定経費が無く使えるようにした仕組みです。
* インターネットさえ繋がっていれば、Squareで日本で課金することは可能ですが、Squareと連結する店舗側(課金する方)の入金口座は現在のところアメリカの銀行口座しか取り扱っていません。
“iPhoneでクレジットカード決済-Square” の続きを読む
アメリカの小売業組合(National Retail Federation、NRF)は、
http://www.nrf.com/
携帯電話などモバイル機器を利用しての今後の消費者およびサプライチェーンのモバイル化に対応するために、昨年から「Mobile Retail Initiative、MRI」と言うイニシアティブを設立して、技術動向の取りまとめ、業界ニーズの明確化、業界と消費者の傾向スタディーなどを実行し、その結果を初版「Mobile Retailing Blueprint」で2010年7月に発表しました。
このたび(2011年1月4日)、「Mobile Retailing Blueprint 2.0」がまとめられ、一般公開されました。
185ページに渡るPDF報告書は、こちらのNRFのサイトからダウンロードできます。
http://www.nrf.com/modules.php?name=Pages&op=viewlive&sp_id=1332
MRI は、NRFのIT標準化部門(ARTS)、デジタルコンテンツ部門(Shop.org)、マーケティング部門(RAMA)、NRFのCIOカウンシルの共同作業により、小売業においてマーケティング、企業間提携業務、内部オペレーション業務などをモバイル機器を導入して効果的に行う為のガイダンスを提供することを目的としています。
“Mobile Retailing Blueprint 2.0 : アメリカ小売業のモバイル世界への対応” の続きを読む
iPadマーチャンダイジング・フィールド・フォース・ツールがデビュー
ウェブ型店舗運営管理、ウェブデータ収集、店舗監査ツールのソフトウェアを開発しているComputer Resource Center, Inc., が、これらのツールをiPad用に提供開始し、小売店はこれらのマーケティング・サービス・ツールを従来のバック・オフィスから、新たに店舗フロア現場でも使えるようになった。
VelociTRACKER 小売業ツールセットは、買い物客が店内にどの商品を見つけられなかったか(棚に陳列されていなかったため)、 という重要なデータを、本部からのPOSデータを基に店舗内担当者に提供してくれ、さらに、本部にこれらの顧客需要データを送信する。
このツールは棚スペースの売上最大化に役立つだけでなく、棚への商品リストックの作業コストの管理にも貢献する。店舗管理者は、どの外部業者が商品のリストックに来店する予定か、あるいは、現在来店中か、をスケジュール管理で知ることができるし、来店時の作業予定も知ることができる。店舗管理者はこの情報をもとに自店従業員の作業やスケジュールを外部業者の予定に合わせることができ、外部業者の作業内容を作業中にモニターすることができる。
このツールは、以下の目的にも役に立ちます:
* 業者の店舗訪問頻度と訪問時間のコンプライアンス管理
* 特売(プロモーション)や特別プログラムの実行管理
* 品切れ管理
* 店舗納品場所関連情報公開
* バックルーム管理と、裏口(納品出入口)出入管理と情報提供
* 来客者のアンケート・意見データの収集
* DSD(Direct Store Delivery、業者からの直接店舗配送)の最適化
Computer Resource Center 社はジョージア州カミングス市に本社があり、小売業および消費者向けパッケージ製品製造業を対象に、オンデマンド型のサプライチェーン実行ソフトウェアを開発しています。
出典:
Progressive Grocer ディジタル・ニュース・フィード 2010年11月30日
筆者追記:
Computer Resource Center, Inc.社VelociTracker案内ページ
同社アンドロイド版小売店納品業者向けセールス・オートメーションツールの案内ページ