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Verizonは本日2013年6月27日に米国内49州500ヵ所目のLTEサービスを開始しました。
人口カバーは2億9800万人、カバー率95%。(アメリカの人口を、2012年現在3億1390万人として。)
Verizonの3Gサービスエリアの99%は、LTEも同時サービスされています。
現在、Verizon回線のデータ通信のうち、57%はLTE通信で行われている、と発表しています。
これによりVerizonは、2010年12月5日からサービス開始された700MHz Cバンド(Band 13)によるLTEサービスの整備は、「完了した」と宣言しています。2年6ヵ月半の期間が掛かりました。Verizonは、アメリカ4大キャリアのうち、最もLTEサービスエリアの面積が広いキャリアです。
来月2013年7月には、残るアラスカ州でもVerizonのLTEサービスが開始される予定です。
Verizon:The Future Is Here, and It Is 4G LTE – 本日2013年6月27日
今後は、
1.FCCとの電波使用許可認可時に約束したとおりに、AWS(Band 4)でのLTEサービスを整備し、年内に5000基地局でAWS LTEを開始します。
2.スモールセルでのLTE 700MHz帯域のサービス充実を図ります。
3.カナダのWind社(または、Plan BとしてMobileCity)の買収を検討し、カナダにおけるAWS周波数帯のLTEローミングを実施する基盤を築くと同時に、今後、カナダで電波オークションが行われる予定の700MHz帯域使用権獲得に備えます。
今日(2013年6月26日)は、アメリカ連邦最高裁で2つの大きな判決が発表されました。
このブログの趣旨とは少しかけ離れていますが、歴史的な大事な連邦裁判所判断なので、お知らせしたいと思います。
筆者は法律の専門家ではないので詳しくは無いのですが、簡単に知っている範囲で簡潔に書きたいと思います。
一つは、裁判所で一旦認められたカリフォルニア州の同性結婚が、住民投票(Proposition 8)で反対され、再度裁判所でその反対住民投票が否定された件を、最高裁の判断で上告棄却。(つまり、州裁判所の判断が有効。)
これにより、カリフォルニア州で同性結婚が認められるという結果に。
これよりももっと大事なもう一つの今日の最高裁判断は、1996年にクリントン大統領(民主党)が署名・施行した連邦政府の「DOMA(Defense of Marriage Act)」結婚防衛法(結婚は、男女に限る。)が、同性結婚を認める複数の州政府(現在、13州)の障害になっていて、米憲法違反であるという判断。同性結婚を認めながら、遺産相続(配偶者の相続税優遇)や被扶養者の連邦権利が得られないというのは、不公平である、との判断。
At Supreme Court, victories for gay marriage – 2013年6月26日
Gay marriage ruling: Supreme Court finds DOMA unconstitutional – 2013年6月26日
オバマ大統領(民主党)は今日の連邦最高裁判断を受けて、少なくと軍関連などで同性婚の配偶者権利を認める整備を進める旨を、発表したようです。
※ ちなみに、クリントン元大統領も、今日の最高裁のDOMA違法判決に「歓迎」メッセージを発表しています。ベイナー共和党下院代表は、遺憾の意を表しています。
で、これは、どういうことかと言いますと・・・
同性婚配偶者の遺産相続(相続税)優遇、被扶養者健康保険のベネフィット、・・・・・
そして、「アメリカ市民と外国人が同性結婚をした場合に、その外国人が永住権(グリーンカード)を申請できる」ということでもあります。
もちろん、今すぐには簡単にはできないけれども、すでに同様の件で訴訟も始まっていますので、これらの判例が間もなく出て、同性婚の配偶者も永住権(グリーンカード)が取得できる日が近くなると思います。
Sprintは本日2013年6月25日、株主総会を開き、ソフトバンクによるSprintの買収を、投票数の98%承認で、可決しました。
これにより、来月(7月)中ごろにはSprintは公式にソフトバンクグループ傘下となります。
ソフトバンクのSprint買収目的は、Sprintが現在50.8%の株を所有しているClearWire社の2.5GHz電波使用権にあり、Clearの買収もニ転三転したあと、Sprintが残りのClearwire社の株買い取り価格を引き上げたため、SprintのClearWire買収もほぼ確実となりました。ClearWireの株主総会も2013年7月8日に行われる予定ですが、買収後、Sprintは(ソフトバンクからの投資金で)ClearWireの残り49.2%の株を買取り、100%子会社にする予定です。
ClearWire社の2.5GHzはSprintのTD-LTEに使用され、これにより近い将来、ソフトバンクのスマホ(AXGP/TD-LTE対応)が、アメリカでTD-LTEでローミングできたり、基地局などのTD-LTE通信装置のコストが安くなることが、目的です。
筆者もSprintのポストペイドアカウント(とAT&TとVerizonと・・・)に加入していますが、ソフトバンク買収によってSprint社と子会社のVirgin Mobile USAやBoostMobile社の通信プランが極端に変わることはないはずですが、日本的なプランに変わったら、Sprintの加入者は大量に他社に逃げるでしょう。
ソフトバンクは過去(1990年代後半)に複数のアメリカ企業への大量投資を行い、その多くが失敗しているので、今回は、ソフトバンクが金だけ出して、口は出さないようにして欲しいと思います。
NavFreeはバージョンアップしました。新バージョンは名前も「Navmii」に変わっています。新バージョンNavmiiの解説は、
データ通信がオフでも使える北米の無料カーナビ・アプリ(iPhone、アンドロイド)、Navmii GPS USA(旧NavFree) – 2015年3月25日
を参照してください。
筆者自身はアメリカのカーナビは「MotionX GPS Drive」を長い間、使用しています。
GPSナビは、iPhone/iPad用GPS、MotionX GPS Driveを使っています。 - 2011年11月23
しかし、このアプリはデフォルトではモバイル通信が必要です。(操作すれば、一定地域内の地図を事前にiPhoneにダウンロードすることは可能です。)しかも、音声ガイダンスを付けると有料(1ヶ月$0.99、1年$9.99)の料金がiTunes経由で課金されます。また、ダウンロード時も最初の1ヶ月分の$0.99が課金されます。そして、確か、アメリカのiTunes IDでしかダウンロードできないはずです。また、iOSバージョンしかありません。
アメリカへの一時旅行者としては、
1.自分の国(ここでは日本)のiTunes IDでダウンロードできて、
2.無料で使用/ダウンロードできて、
3.iOS版もアンドロイド版もあり、
4.データ通信を無効(オフ)にしていても、カーナビとして使えるアプリ
があったら、うれしいですよね。
・・・・はい、ありますよ。
その前に、「え?データ通信をオフにしても、カーナビが使えるの?」という質問には、・・・はい、使えます。iPhoneもアンドロイド携帯も、衛星信号で位置を測定するGPS装置を内蔵しています。ただ、データ通信が繋がっていないと地図がダウンロード出来ないアプリが多いので、緯度経度はわかっても、それを地図と一緒に画面に表示することが出来ないだけです。
信じられない方は、以下の検証記事を読んでください。
iPhone(スマートフォン)のGPS機能は、SIMを挿入しなくても使えるか(検証) - 2012年7月1日
つまり、事前に必要な行動範囲の地図をiPhoneやアンドロイド携帯に保存しておけば、モバイルデータ通信をオフにしても(iPhoneをiPod Touchとして使いながら)、iPhoneやアンドロイド携帯をGPSカーナビとして使えるのです。海外データ通信のローミング料金が高い/現地プリペイドSIMは面倒、あるいは、データ通信料金が(滞在期間の短さを考慮すると)高い、と思っている方、以下のアプリを使えば、データ通信料金を課金されずに、カーナビが使えます。
また、「自分は車の運転はしない」と言う人も、このアプリを使えば、歩いてショッピングやレストランへの移動する場合にも、モバイルデータ通信をオフにしても自分の現在地が旅行先で地図で表示されます!お店やホテルなどへの歩行ルート(行き方)も表示してくれます。
・・・ということで、アメリカ旅行には必須の、データ通信不要のカーナビ兼地図アプリとして、お使いください。
※ iPhone/スマホのGPS位置測定機能を使うためには、機内モードはオフである必要があります。
つまり、
● 機内モード OFF
● WiFi どっちでも良い(つまり、ON)
● モバイルデータ通信(Cellular Data) OFF
で使用できます。
“データ通信がオフでも使える北米の無料カーナビ・アプリ(iPhone、アンドロイド)、NavFree GPS USA” の続きを読む
実は、先週末(2013年6月16日)はスタンフォード大学の卒業式に行ってきました。
次男は大学院卒なので、アメリカの学部卒業と違って、わざわざ遠いところまでお金を掛けて卒業式に駆けつけていく必要は無いと思っていたのですが、1ヶ月ほど前に電話があり、「卒業式に来るか?」と聞かれたので、サンフランシスコについでもあって、夫婦で行くことにしました。
次男のもくろみは、なんか、卒業式のせいにして、ガールフレンドを紹介したいらしかったようです、ハイ。
で、ここで、ドッキリ。
子供が三人いるので、他の大学の卒業式も参列したことがありますが、スタンフォード大学の卒業式のようなのは、初めて!
※ 追記:全編1時間53分の2013年スタンフォード大学卒業式全収録ビデオを見たい方は、こちらに公式YouTube動画があります。仮装行列の部分は、最初の40分ぐらいです。
http://www.youtube.com/watch?v=Mk3Pute9ccE
まず、卒業生入場前のフットボールスタジアムは、こんな感じ。なんの変哲もありません。
“スタンフォード大学の卒業式は、学部卒業生が仮装行列!” の続きを読む
LTE/HSPA+対応後(2013年5月24日以降)のAT&T GoPhoneの新APNを備忘録で書いておきます。
基本的には、AT&Tポストペイド携帯契約のAPNと同じです。
筆者はiPhone以外は未確認なので、不具合があったらコメントで教えてください。 今、「APN:Phone」の動作を確認しました・・・てか、もう既にGalaxy Nexusに両方とも設定してあったのを、忘れていた!
なお、
● iPhone(AT&T版、または、SIMフリー版)
● AT&T用のスマートフォン
は、APN設定を手動でしなくとも、自動的に設定されます。
APN: Phone
ユーザー名:(空白)
パスワード:(空白)
MMSC: http://mmsc.mobile.att.net
MMS proxy:proxy.mobile.att.net
MMS Port:80
MCC:310
MNC:410
APN type: default.mms.supl
APN protocol:IPv4
なお、
APN:pta
というのもGoPhoneで使えるという報告があります。(でも、今やって見たら、「APN:pta」ではネットが繋がらない。)
iPhone使用者への注意事項:
“AT&TプリペイドGoPhone SIMの新APN” の続きを読む
1年前に紹介した「撮影してからピントを合わせる、Light Field(光照射野)カメラ」Lytroが、ファームウェアのアップデートでWiFiが有効化されました。
Lytro、撮影した後でピンボケを直せるカメラ、遂に出荷開始 – 2012年3月1日
WiFi通信チップは最初の出荷時から内蔵されていたことは発見されていましたが、これまで使用できませんでした。
それが、2日前のファームウエアアップデートで有効化されました。
Lytro unlocks Wi-Fi for shoot-and-share iOS app – 2013年6月19日
“撮影してからピントを合わせるLytroカメラがWiFiに対応 – でも日本では使っちゃダメよん!” の続きを読む
もう待ちくたびれた感がありますが、格安プリペイド携帯料金/格安データ通信で有名なVirgin Mobile USA(Sprintの100%子会社)にやっと、やっと、iPhone 5が登場します。発売開始は、2013年6月28日と言うことです。
iPhone 5 coming to Virgin Mobile next Friday for $549.99 with unlimited plans starting at $30/month – 2013年6月21日
価格は16GBが$549.99、32GBが$649.99、64GBが$749.99なので、アップルストアの各キャリア版定価よりも$100安くなります。
モデルはVerizon版/Sprint版と同じA1429(CDMA model)ですが、Virgin Mobile USAはこれまでもiPhone 4SでSIMロック解除を提供しておらず、iPhone 5でもSIMロックのままであり、かつ、購入後のSIMロック解除は無いと思われます。
また、Virgin Mobile USAはiPhone 4SでもSIMを使用しておらず、iPhone 5でもSIMを使用しないでしょう。本体のサービス・アクティベーションは、指定の電話番号に電話することによってOTAで行われると思われます。
LTEは、SprintのLTEエリア(現在、公式には110都市でサービス開始済み)で使用できます。
Virgin Mobile USAの’魅力は、なんと言ても通信費の安さで、
“【遂に】Virgin Mobile USAがiPhone 5を2013年6月28日から販売開始:3G/LTEデータ使い放題が月$35から” の続きを読む
AT&T GoPhoneプリペイド携帯のLTE接続が、本日からAPNの設定無しで使用できます。
筆者も、旧アクティベート済みのGoPhone SIMをiPhone 5に挿入し、APNChangerを使用せずにデフォルト(未設定)のままで4Gデータ通信接続出来ることを確認しました。
ただし、どうやら、筆者のSIMは2年以上前にアクチした3G対応SIM(LTE対応SIMではない)のためか、4G(HSPA+)しかアクセスできません。たぶん、カスタマーサービスに電話すれば設定を変えてもらえると思うのですが、・・・
さて、AT&Tは本日、さらに、2013年5月9日からサービスを限定開始したばかりのもう一つの廉価版AT&Tプリペイド携帯ブランドであるAio WirelessでもLTE接続を許可することを発表しました。
Aio Wireless Launches 4G LTE Service – 2013年6月20日
Aio WirelessはAT&Tの第2のプリペイドブランドで、月極め契約のみです。
AT&Tの新ブランドのプリペイド携帯サービス、AIO(エイオー)が、公式開始。 – 2013年5月10日
“AT&TプリペイドAio WirelessがLTE接続を許可” の続きを読む
既に最近何度か触れているように、AT&TプリペイドGoPhoneの月極めプラン価格が改訂されます。その新プラン料金が、今日、発表されました。
新料金は2013年6月21日から有効になります。
AT&T GoPhone Customers Can Surf the Nation’s Fastest 4G LTE Network with Prepaid Plans – 2013年6月14日
AT&T launching new GoPhone prepaid plans, adding Galaxy Express to GoPhone lineup on June 21 – 2013年6月14日
旧新スマートフォン・プラン料金比較は、
“AT&T GoPhone新プラン料金、発表:2013年6月21日より有効” の続きを読む
Verizonは2013年4月10日から新モデルのポケットWiFi(2013年2月発売開始)、Novatel MiFi5510LをVerizonショップでプリペイド用に発売開始しましたが、BestBuyなどの小売店ではこのVerizon Jetpack (Novatel)MiFI5510Lのプリペイド小売パッケージがありませんでした。Verizonショップへ行けば、ポストペイド用パッケージのMiFi5510Lをカウンターで登録して、プリペイド用に販売してくれてはいたようです。
VerizonがプリペイドLTEポケットWiFiに、MiFi5510Lを販売開始。 – 2013年4月27日
それが、ようやく1週間前くらい前の2013年6月初めから、プリペイド店頭用パッケージがBestBuyなどでも陳列され始め、販売され始めたようです。
プリペイドパッケージで販売されている端末は、すでにMEID番号が登録されているので、自分でアクチが可能です。
価格は、前のVerizonプリペイドLTEポケットWiFiのモデルのMiFi4510Lと同じ、$129.99(消費税別)。ただし、Verizonオンラインでは$79.99(消費税別)でも販売しています。
筆者は後者を購入しましたが、Verizonの手違いだったのか、SIMが入っていませんでした。
そこで、以前に購入したAmazon.comで購入したSIMを使ってみることにしました。これにより、プリペイドパッケージの中に入っているSIM以外でもアクチできることの検証も、兼ねます。
Verizonプリペイド・ポケットWiFi(および、Verizon版プリペイド・タブレット端末)のアクチの方法は、以下のようになります。(ただし、Verizon版iPad/iPad Miniは、別です。)
この手順は、MiFi4510Lでも、MiFi5510Lでも、同じです。
これがわかれば、お店の人に手伝ってもらわず、自分で出来ます。
また、SIMの有効期限が切れたあと、新しいSIMを入手して、Verizonショップや家電量販店の店員に助けて貰わずに、自分でプリペイド・プランにアクティベート(加入)することも出来ます。
※ 注意:Verizon版以外のポケットWiFiやタブレット端末では、MEID番号がVerizonに登録されていないため、Verizonのプリペイドモバイルデータ通信プランは使用できません。
“VerizonプリペイドLTEポケットWiFiを、(自分で)アクティベートする手順” の続きを読む
2013年3月26日の公式会見でアメリカ国内7ヵ所のLTE開始を公式に発表して以来、他の地域のLTE開始の公式案内が無いT-Mobile USですが、非公式にはホノルルも含め、かなり広い地域でT-MobileのLTEは観測され始めています。
※ 地図中の「T」アイコンは、すでにT-MobileのLTEが観測されているところ。
今日、筆者の家でも、iPhone 5 A1428モデル(旧モデルのAT&T版)でT-Mobile USのLTE電波をキャッチしました。
“T-Mobile USのLTEが、我が家でも検知” の続きを読む
すでにこのブログサイトで報告しているように、2013年5月1日の両社の合併によるMetroPCSユーザーのT-Mobile GSM回線移行のためのSIM販売が、本日2013年6月12日から開始されました。
MetroPCSがT-Mobile回線用SIMとスマホを販売開始;同ブランドのCDMA2000携帯は一部在庫一掃割引 – 2013年6月6日
最初は、MetroPCSの販売地域全米19ヵ所のうち、
● Boston
● Hartford(コネチカット州)
● Dallas
● Las Vegas
の4都市のMetroPCSショップでのみ、開始されます。そして、順次、MetroPCSの残りの販売都市へも拡大されていきます。
MetroPCS : Bring Your Own Phone
MetroPCSの既存ユーザーおよび新規ユーザーは、MetroPCSの既存プリペイド契約料金(と電話番号)を維持したまま、持ち込みSIMフリー携帯、または、T-MobileににSIMロックされた携帯用のSIMをMetroPCSで受け取れます。SIM発行料金は明確に発表されていませんが、MetroPCSはCDMA携帯のアクティベーション手数料として$15をチャージすることから、SIM料金もこれに相当する金額と推測されています。
SIMサイズは、ノーマルSIM、マイクロSIM、ナノSIMが用意されています。
“MetroPCSユーザーのT-Mobile GSM回線への移行開始” の続きを読む
すでに報告しているように、2012年10月末に米国著作権法の附表改訂に伴い、アメリカ国内では2013年1月26日以降購入の携帯電話や通信機器(タブレットやポケットWiFiなど)のSIMロック解除は、キャリアの許可無く行うと、法律違反となります。
(アメリカで)2013年1月26日以降に購入するSIMロック携帯電話は、『キャリアの許可無く』SIMロック解除することは違法となります。 – 2012年10月27日
アメリカでキャリアの許可無くSIMロック解除できなくなるのは、アメリカで今日(2013年1月26日)から購入する携帯だけです。 – 2013年1月27日
これに対しては市民から沢山の反対の声が上がってオンライン署名運動が起こり、オバマ大統領も遺憾の声明を発表し、上院および下院の議員からも超党派でSIMロック解除を合法化する法案が提出されていました。
本日2013年6月6日、アメリカ下院司法委員会のサブコミッティーで、この法案(Unlocking Consumer Choice and Wireless Competition Act、H.R. 1123)の審議が始まりました。
United States House of Representatives>>Comittee on the Judiciary>>Subcommittee to Hold Hearing on Cell Phone Unlocking Legislation – 2013年6月5日
Unlocking Your Mobile Phone Closer to Being Legal – 2013年6月6日
この法案に関しては共和党からも民主党からも反対が無いため、順調に行けば議会が夏休みに入る2013年8月5日前に委員会通過 ⇒ 下院本会議議決 ⇒ 上院批准 ⇒大統領批准のステップで、秋までにSIMロック解除が合法になる可能性が高まってきました。
下院大多数派の共和党と、大統領出身の民主党との間で確執の多い現在の議会ですが、その割にはこのSIMロック解除消費者権利/携帯業界競合化法案は、異例のスピードで可決に向かって進んでいます。
AT&TプリペイドGoPhoneのデータ通信オプションの価格改定が、2013年6月20日または21日からほぼ確実になるニュースが、今日はアメリカ携帯関連各オンラインサイトを賑わしています。
この情報は、すでにこのサイトでも以下の記事で報道済みです.
【噂】AT&TプリペイドGoPhoneのデータ通信オプションは、2013年6月21日から月$65(1GB含む)プランだけになる!? – 2013年5月31日
これまでにわかっているプラン変更は、
“AT&T GoPhoneデータ通信プラン変更は、2013年6月20~21日からにほぼ確定。” の続きを読む
3週間ほど前に以下の「噂」記事を紹介しましたが、
えっ?アップルが保証期間内の故障iPhone/iPad/iPod Touchの店内本体交換を、廃止!? – 2013年5月15日
この「交換よりも、修理優先」へのアップルの方針転換を裏付けるかのように、アメリカのアップル・ストアはiPhoneのフロントガラスの修理サービスを2013年6月初めより開始したようです。
フロントガラスの交換修理はAppleCare+ $99の加入者は「自己負担分」の$50、非加入者はiPhone 5のフロントガラス修理代は$149。修理に掛かる時間は約10分だそうです。
アップルストアのフロントガラス有料修理参入により、これまでフロントガラス修理代に$174.99をチャージしていたサードパーティー修理業者のQuick iFixは、修理代を$139.99に値下げしました。
Apple to charge $149 for in-store iPhone 5 glass repair — report – 2013年6月4日
Apple stores offer iPhone 5 repairs for $149 – 2013年6月5日
アップルはこれまでiPhone 4/4S/5のフロントガラスの修理を拒否し、フロントガラスが割れたユーザーに対しては有償($229)での新品(整備品)との交換だけが、アップルストアでの対応でした。(iPhone 3/3Gsのフロントガラス修理は、これまでもアップルストアで可能だったようです。)
アップルストアが修理を開始したことにより、フロントガラスが割れたユーザーは、以前より安く、ガラスだけの有償交換だけで済むことになります。
いずれにせよ、アップルストアがiPhone等の店内修理を増やしていることは、最初に紹介した記事の裏付けともいえる事実です。
噂どおり、2013年秋までにはアメリカのアップルストアで、故障した保障期間中のiPhone、iPod Touchなどの「交換」はされず、「修理優先」に成るかもしれません。噂の予定では、7月にはカメラやスリープ・ボタン、更にはロジックボードまで店内で部品交換が出来るようになる予定です。
米国内アップルストアで修理手順を確立した後、その手順は米国外のアップルストアでも採用されえる予定です。
アップルは店内修理によって、経費を年間10億ドル減らす予定だそうです。(つまり、利益が10億ドル増えると言うことです。)
CEOがTim Cook氏に変わって利益が減り、株価が下がっているアップルが、利益を上げて株価を上げようとする努力の一つでしょう。
MetroPCSとT-Mobile USAは2013年5月1日に正式に合併され、T-Mobile USとして業務を継続しています。
合併前のT-Mobile USAは
● 2G GSM 1900MHz
● 3G W-CDMA/HSPA+ 1900MHz
● 3G W-CDMA/HSPA+/DC-HSDPA AWS(上り1700MHz/下り2100MHz)
● LTE AWS
MetroPCSは
● 3G CDMA2000 1900MHz
● LTE AWS
でしたが、約2年後の2015年夏にはMetroPCSの3G CDMA2000 1900MHzは停波され、3G W-CDMA/HSPA+ 1900MHzに再利用(再編)される予定です。
このため、現在のMetroPCS加入者はそれまでにT-MobileのGSM・W-CDMA携帯に交換、または、手持ちのT-Mobile互換 GSM携帯、または、SIMフリー携帯にT-Mobile回線用のSIMを挿入して使用しなければなりません。
“MetroPCSがT-Mobile回線用SIMとスマホを販売開始;同ブランドのCDMA2000携帯は一部在庫一掃割引” の続きを読む
StraightTalkはSprint回線を使ったLTE対応スマートフォン、Galaxy S3を2013年5月14日より販売していました。通信プランは、米国内通話・テキスト・データ使い放題プラン月$45(プラス、消費税)で使い放題です。
StraightTalkがLTE対応スマホ、Galaxy SIIIを間もなく発売開始 – 2013年5月12日
StraightTalkと同じ親会社を持つNet10は、本日2013年6月5日より、同じGalaxy S3 LTE/3G CDMA2000対応スマートフォンを$439.99(消費税別)で販売します。回線は同じSprintで、プランはNet10の米国内通話・テキスト・データ使い放題プラン月$50で使用できます。
Net10:Samsung Galaxy S III
KDDI Americaも、同じGalaxy S3 LTE/3G CDMA2000対応スマートフォンを2013年6月8日から販売します。回線は同じSprintで、プランは「コミコミ500 Unlimited 4G」(通話は国内・日本の固定電話宛通話合計500分まで、夜間・週末国内KDDI同士通話無料、テキスト・データは使い放題)月$78.99で使用できます。
LTE対応新料金プラン「コミコミ500 Unlimited 4G」提供開始のお知らせ – 2013年6月4日
Samsung GALAXY SⅢ発売開始のお知らせ – 2013年6月4日
以下の記事は2013年1月18日、有料サイト biz.blogfromamerica.com に書いたものですが、有料で購入してくださる人が少なかった(2名)ので、報告記事を書いてから5ヶ月以上経過していることだし、無料サイトのこちらに移動します。
なお、biz.blogfromamerica.comは購読者サポートが少なかった(ほとんど無かった)ので、廃止します。
biz.blogfromamerica.comでは、WordPressを会員アクセス限定/有料化するプラグイン、WishList Member(WL Member)を使用しました。
WishList Memberホームページ
筆者のマネタイズの実験は成功しませんでしたが、WishList Memberで経験した「WordPressサイトの会員限定アクセス制御」「記事の有料化」は、今後、このサイトや他のサイトでも活用して行けるので、良い体験だったと思います。
また、アメリカの諸技術の話題に関して、似たような調査・報告をしてほしい話題があれば、ご連絡ください。
Z-WaveまたはZigbeeなどのホームネットワーク技術を使ったアメリカでの有料/無料のホームマネージメントシステム【Connected Home】管理サービスの近年の提供サービスの状況を報告します。
アメリカでは2009年ごろからiPhone、iPad、スマートフォンで遠隔モニター/制御することを目的にした新しい世代のConnected Homeサービスが、セキュリティー・ハードウェアメーカー、警備保障会社、電話会社、CATV会社、電力会社、ホームセンター小売店チェーン、などから始まりました。テレビのコマーシャルやその他のマスメディアでも、Connected Homeの話題は日常的に取り上げられています。Connected Homeはアメリカではそれほど普及しているのでしょうか?
ここではそれらのサービスの開始時期、概要を示した上で、開始時期順に時系列に並べ、現在の問題点と、今後の予想を書きたいと思います。
アメリカにおけるホームオートメーション(Connected Home)加入者の普及率も、推測してみました。
【約16000文字の長編記事です。】
ここで紹介するサービスは、・・・
“【転載】アメリカのConnected Home(ホームオートメーション)サービスの現状” の続きを読む