1年前に紹介した「撮影してからピントを合わせる、Light Field(光照射野)カメラ」Lytroが、ファームウェアのアップデートでWiFiが有効化されました。
Lytro、撮影した後でピンボケを直せるカメラ、遂に出荷開始 – 2012年3月1日
WiFi通信チップは最初の出荷時から内蔵されていたことは発見されていましたが、これまで使用できませんでした。
それが、2日前のファームウエアアップデートで有効化されました。
Lytro unlocks Wi-Fi for shoot-and-share iOS app – 2013年6月19日
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「撮影してからピントを合わせるカメラ」で有名になったLytro Light Fieldカメラ、今年1月のCES(Consumer Electronics Show)でも賞を取り、2012年3月から予約購入者およびオンライン購入者に出荷していましたが、
Lytro、撮影した後でピンボケを直せるカメラ、遂に出荷開始 – 2012年3月1日
ようやく一般小売店でも購入できるようになります。
まずはディスカウント百貨店Targetのオンラインショップで2012年10月14日より出荷開始(現在、予約注文受付中)、16GB版は$499、8GB版は$399です。特に、「Moxie Pink」ピンク色はTargetのみの独占販売カラーです。
Target.com – Lytro Camera
アメリカ国内では家電量販店BestBuy、オンラインショップAmazon.comでも今後、販売開始する予定です。
また、今回の一般小売販路発売に合わせてLytroのソフトウェアアップグレードがリリースされ、撮影者がマニュアルでISOを80~3200、シャッター速度を250分の一秒~8秒に調整できるようになります。
Lytroカメラはアメリカ国内のほか、オーストラリア、カナダ、香港、シンガポールで購入できます。
Lytro – Where to Buy
昨年(2011年)10月の商品発表会、今年(2012年)1月のラスベガスでのCES(Consumer Electronics Show)でのガジェット賞を受賞したLytroカメラは、撮影した後に画像の焦点(ピント)を自由自在に変えられるカメラとして注目を集めていました。
その原理については他のサイトを参照していただくとして、(「Lytro」で検索してください。)
短く言うと、このカメラは「Light Field(光照射野)カメラ」と言い、カメラレンズを通る光線の方向をも記録することで、撮影後にソフトウェア処理で、撮影した画像の焦点を前の被写体にも後ろの被写体にも好きに合わせられるもの。
これまではLight Fieldカメラは大きな建物の中に設置された装置で、かつ、スーパーコンピューターを使って画像処理を行っていたようです。これを、一般消費者向けに製作された最初の製品が、このLytroカメラ。
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