コンテンツへスキップ
本日(2012年10月29日)ニューヨークシティーで発表されるはずだったGoogleの新製品、ハリケーンで発表会はキャンセルされましたが、Googleはアンドロイド・オフィシャル・ブログのウェブサイトにこれらの商品の案内をリリースしました。
Nexus: The best of Google, now in three sizes – 2012年10月29日
■ Nexus 4(スマートフォン):
結局、今回の新Nexus携帯のモデルは一つ、LG製造のLG Nexus 4だけでした。
アンドロイド 4.2(コード名はJelly Beanで変わらず。)
● 8GB版 $299
● 16GB版 $349
SIMフリー/キャリアとの契約不要で、2012年11月13日よりアメリカ、イギリス、オーストラリア、フランス、ドイツ、スペイン、カナダのGoogle Playストアで販売開始。LTEには対応せず。
セルラー周波数対応:
2G GSM/EDGE/GPRS : 850, 900, 1800, 1900 MHz
3G UMTS(W-CDMA): 850, 900, 1700(AWS?), 1900, 2100 MHz
HSPA+ 21Mbps : 850, 900, 1700(AWS?), 1900, 2100 MHz
DC-HSDPA(HSPA+ 42Mbps) : 850, 900, 1700(AWS?), 1900, 2100 MHz
※ 筆者注:「1700MHz」は、T-Mobile USAの周波数AWS/Band 4対応と推測されます。
● 16GB版、T-Mobile USAとの2年契約では端末価格が$199に割引。
■ Nexus 7(7インチタブレット):
● 16GB版 $199 WiFi版
● 32GB版 $249 WiFi版
アメリカ、イギリス、オーストラリア、フランス、ドイツ、スペイン、カナダ、日本で注文受付中。
アメリカではGamestop、Office Depot、Office Max、Staples、Walmartの小売店でも発売。
● 32GB版 $299 WiFi+セルラー版
SIMフリーで、2012年11月13日よりアメリカ、イギリス、オーストラリア、フランス、ドイツ、スペイン、カナダのGoogle Playストアで販売開始。(LTEには対応せず。)
セルラー周波数対応:
2G GSM/EDGE/GPRS : 850, 900, 1800, 1900 MHz
3G UMTS(W-CDMA): 850, 900, 1700(AWS?), 1900, 2100 MHz
HSPA+ 21Mbps : 850, 900, 1700(AWS?), 1900, 2100 MHz
DC-HSDPA(HSPA+ 42Mbps) : 850, 900, 1700(AWS?), 1900, 2100 MHz
※ 筆者注:「1700MHz」は、T-Mobile USAの周波数AWS/Band 4対応と推測されます。
■ Nexus 10(10インチタブレット):
● 16GB版 $399 WiFi版
● 32GB版 $499 WiFi版
2012年11月13日よりアメリカ、イギリス、オーストラリア、フランス、ドイツ、スペイン、カナダ、日本で販売開始。
本年後半のガジェットで筆者が一番待っていたモノが、遂に発表されました。
それは、ディジタル・ペンLivescribeのWiFi版です。
このペンは、
● 書いた内容がペンのメモリーに保存され、
● ペンにはマイクも付いていて、音の録音もできて、
● 書いた内容と、録音とが、時間的に紐付いているため、ノート上の文字にペン(マウス)を持っていくと、その文字を書いている時に録音した内容が聞ける。
というものです。
このLivescribeは2008年に一般消費者向けに初めて発売されました。
しかし、もともとのディジタルペン技術は、政府機関や病院などで使うためにスウェーデンのAnoto社が1990年代末に開発した技術を、Livescribeがライセンスを受けて一般コンシューマー用製品としてに2008年から発売したものです。
“遂に出た、ディジタル・ペンLivescribeのWiFi版” の続きを読む
次期アンドロイド OS 4.2、Nexus 4携帯、Nexus 10インチタブレットなどの発表が予想された2012年10月29日(月曜日)、ニューヨークシティーでのGoogleアンドロイド・イベントは、季節はずれのハリケーンSandyがアメリカ東海岸北部を直撃することが予測され、ニューヨーク州知事が非常事態宣言(State of Emergency)を発令したため、キャンセルされました。
Googleは代替日の予定をまだ発表しておらず、「予定が決まったら、案内する。」と通知しています。
Hurricane Sandy: States of emergency declared in NY, NJ, CT – 2012年10月27日
Hurricane Sandy prompts Google to cancel Android event – 2012年10月27日
なお、同日午前10時(西海岸時刻)、ハリケーンの影響の無いサンフランシスコでは、マイクロソフトのWindows Phone 8 ローンチイベントが開催されます。
Windows Phone 8 officially launches in SF on October 29
2012年10月25日(日本時間)よりKindle日本ストアがAmazon.co.jpに開店し、日本の電子書籍がオンラインで購入/閲覧できるようになりました。
海外からこのKindle日本ストアをアクセスして日本の電子書籍を読む方法は、早々当日、
海外からKindle日本の本を購入して、読む方法 – 2012年10月25日
で紹介しましたが、その2日後からいくつか問題が発生していることが筆者も体験し、読者からも報告がありました。
ネットで同様な事例(USストアを米国外からアクセスする際のトラブル)を検索したり、実際に検証した結果、その問題に対して以下の解決方法がわかりましたので、紹介します。
現在体験している問題点は、以下の通りです。
問題点と解決方法 (項目をクリックすると、そこへジャンプします。)
■ Amazon.co.jpのKindle日本ストアにアクセスするための最低条件は?
■ どの端末で、Kindle日本ストアで購入した電子書籍が読めますか?
■ どの端末で、Kindle日本ストアで電子書籍が購入できますか?
■ 同じAmazonアカウントで購入した電子書籍は、同時に何台までの端末で利用(アクセス)できますか?
■ Amazon.co.jpアカウントが、海外iOS/アンドロイドのKindleアプリを搭載した端末を認識しない。
■ 海外iOS/アンドロイドのKindleアプリを搭載した端末で、Amazon.co.jpのKindleストアで購入した電子書籍が同期できない。(Kindleアプリ/端末のCloudに購入した書籍がリストされない。)
■ OSに日本語設定の無い海外アンドロイド携帯/タブレット端末を、Amazon.co.jpのKindle日本ストアで利用する(端末を登録させる)方法
■ 海外購入のKindle端末でAmazon.co.jpにログインできない。または、端末登録できない。
■ Amazon.co.jpと、Amazon.com(または、自国のAmazon)とで、同じログイン名(Eメールアドレス)/パスワードを使用しています。どうやってそれぞれのKindleストアへのログインを切替えたら良いでしょうか?
■ Amazon.co.jpのKindleストアで「最近他の国に引っ越しましたか? 」メッセージが出て、電子書籍が購入できない。
■ 日本在住者で、日本から海外のKindleストアで書籍を購入しようとすると、「Did you recently move to a new country? 」メッセージが出て、その国の電子書籍が購入できない。
■ 購入した書籍が「ポルトガル語(Portuguese)版」等でダウンロードされ、読めない。
■ 読んだ本に付けたブックマークやハイライトやメモが、ログアウト(端末の登録解除)後、再度ログイン(端末の登録)し直すと、消えている。
■ 日本と自国のAmazonアカウントでログイン(端末の登録)の切り替えを行うと、Kindleアプリの「端末」リストから、前回端末にダウンロードした書籍が消える。
“(続)海外からKindle日本の本を購入して、読む方法:トラブル対処編” の続きを読む
DMCA(Digital Millennium Copyright Act)の法律適用例外条項を3年毎に見直すLibrary of Congress(アメリカ議会図書館)とCopyright Office(著作権登録局)は、本日、2012年10月26日、今回の例外条項を発表しました。
Exemption to Prohibition on Circumvention of Copyright Protection Systems for Access Control Technologies – 2012年10月26日
この中で定められた例外条項は、2012年10月28日から有効となります。
その中でiPadやタブレットの脱獄は引き続き違法(これまでも、違法)であるとか、そもそも「タブレット」の定義が現段階では出来ないとか、色々問題とされています。
しかし、DMCAの罰則規定は「被告がこの法律に定められた違法行為を『意図的に行い、かつ、その行為によって個人的利益または商用利益を得た場合に』、初犯は最高50万ドルの罰金、または、最高5年までの懲役、またはその両方。(再犯者は最高100万ドルの罰金、または、最高10年までの懲役、または、その両方。)」となっています。(更に、この違法者の行為の結果、商業利益を奪われた企業は、民事裁判でこの違法者に対して損害賠償請求が出来ます。)
Frequently Asked Questions (and Answers) about Anticircumvention (DMCA)
この罰則規定を見ると、「有料コンテンツを、無料でダウンロード」して楽しむとか、「有料サービス(テザリングなど)を、無料で恩恵受ける」を行うとか、「有料コンテンツを、無料で多数の人に配布する」とかの行為を行わない限り、FBIが『あなた』の家のドアを叩いて訪問することは、無いだろうと予想されます。
それよりもその前に、(iPadやタブレット用の)脱獄ツールを開発した人たちが、それを一般にリリースすると「FBIからの訪問」を受ける可能性があるために、リリースしない可能性が高くなりますので、そもそも脱獄ツールを入手すること自体が困難になるでしょうから、脱獄できなくなるでしょう。
(iPhoneの脱獄は、今回も例外条項に含まれ、合法です。)
というわけで、一般ユーザーの日々の生活にはそれほど大きな影響は与えないと思われます。
しかし、次の件に関しては、アメリカの携帯電話ユーザーにとっては大きな問題です。
“(アメリカで)2013年1月26日以降に購入するSIMロック携帯電話は、『キャリアの許可無く』SIMロック解除することは違法となります。” の続きを読む
Geveyのアメリカ正規代理店であるAppleNBerry.comは、2012年10月22日、iPhone 4S iOS 6.0用の Gevey Ultra S SIMロック解除アダプター発売開始の案内を、同社のFacebookページに告知しました。
注文は、AppleNBerry.comのホームページ
GEVEY™ Ultra S for GSM iPhone 4S for iOS 6.0
で可能です。値段は、$22.99で、米国内送料は$4.99(USPS First Class)か$7.49(USPS Priority Mail)。
AppleNBerry.comによれば、この商品はGSM(/W-CDMA)バージョンのiPhone 4S iOS 6.0(ベースバンド3.0.04)までに対応していますが、iOS 5.0と5.0.1には対応していません。また、CDMA版iPhone 4S(Verizon版、Sprint版、Cricket版、Virgin Mobile USA版)への対応は明記されていません。
Gevey日本正規代理店のホームページでは、同じ商品と見られるバージョンは「商品代金4150円 + 送料350円(レタパック350円)」ですから、アメリカのほうが安いですね。また、同社の説明では、このiOS 6 対応のGevey Ultra Sは、KDDI(au、CDMA)版iPhone 4Sにも対応しているようです。
アメリカでの価格が安いのは
● AppleNBerry.comは、AT&T用iPhone全機種(契約期間は不問。買ったばかりの2年契約束縛ありのiPhoneでも、SIMロック解除可能。中古で買ったAT&T版でも、SIMロック解除可能。)のIMEI番号によるSIMロック解除を$49.99(割引クーポンを使えば、$44.99)で注文受け付けている。よって、こちらのSIMロック解除のほうが、より確実で、iOSのバージョンアップをしても継続的にSIMフリー状態が保たれ、永久にSIMロック解除になる。
があるため、GeveyアダプターをIMEI SIMロック解除手数料に比べて高くは設定できないところにあります。
そもそも、iOSのバージョンが上がったらまた使えなくなるかもしれないGeveyアダプターを$27.98(送料込み)で買うくらいなら、$49.99(または$44.99)でiOSのバージョンを上げても変わらないIMEI SIMロック解除してもらったほうが、安心で、安いですよね!?
とは言え、アメリカ国内に住んでいる留学生などでソフトバンク版iPhone 4Sを間違ってiOS 6.0にあげてしまって、SIMロック解除できないで困っている人は、AppleNBerry.comで注文することも一つの救済手段かと。au版iPhone 4Sに関しては、このアダプターでSIMロック解除できるかどうかは不明です。その場合は、日本の代理店から購入したほうが、購入後の対応が安心かと思います。
GEVEY-JP.COM - GEVEY Ultra S(IOS6.0対応版)
日本のほうも、10月25日から出荷されているようです。
・・・というわけで、アメリカではGevey SIMロック解除アダプターの価値とニーズはほぼ無くなってしまった・・・ということになります。筆者のiPhoneも、iPhone 3G以降のモデルは、全てIMEI番号によるSIMロック解除をしてしまいました。残るは、知人から貰ったソフトバンク版iPhone 4が一台残っているのみ。
2011年7月12日にリリースされたAT&T Elevate 4G(Sierra Wireless AirCard 754S)LTE(ただし、LTE周波数対応はAT&Tの700MHzとカナダのAWSだけ。)/HSPA+/3G/2G対応ポケットWiFiは、日本でもSIMフリー機が発売され、この春ごろから利用者が多いようです。
残念ながら、もともとキャリアロック状態で販売されることが前提だったため、マニュアル(User Guide)には他キャリアのAPN設定方法が全く書かれていません。
Sierra Wireless AirCard 753S/754S Mobile Hotspot User Guide
質問が多いので、何度も同じことを書かなくても良いように、ここにAT&T Elevate 4G (Sierra Wireless AirCard 754S)をSIMフリー・ポケットWiFiとして使う際に、他社SIMで使用する場合に必要な様々な設定手順を、書いておきます。
Elevate 4G(Sierra Wireless AirCard 754S)の周波数対応は、次のようになっています。
LTE: 700MHz Band 17、上り1700/下り2100 MHz (AWS) Band 4 (最大100Mbps)
3G: UMTS/HSPA/HSPA+(最大21Mbps)/DC-HSDPA(最大42Mbps) 850MHz、1900MHz、2100 MHz
2G: EDGE/GPRS/GSM 850MHz、900MHz、1800MHz、1900 MHz
GPS: 1575 MHz
なお、アメリカの各キャリアとも、ポケットWiFiに関しては携帯よりは頻繁ではありませんが、それでも1~2年に一度は新型モデルを発売します。AT&Tも次期ポケットWiFiとして、タッチ・スクリーンを搭載したNovatel Wireless製MiFi Liberateを発売することを2012年9月27日に発表しています。
Touchscreen LTE-ready mobile hotspot to be offered by AT&T – 2012年9月27日
“ポケットWiFi AT&T Elevate 4G(Sierra Wireless AirCard 754S)の設定方法” の続きを読む
海外からKindle日本ストアへのアクセス時に発生するトラブルへの対処法は、
(続)海外からKindle日本の本を購入して、読む方法:トラブル対処編 – 2012年10月28日
を参照してください。
日本Amazon(Amazon.co.jp)はKindle端末の日本での発売を昨日、2012年10月24日に発表しました。
日本での出荷は2012年11月19日からだそうです。
当然のことながら、「海外在住で、日本AmazonのKindleのコンテンツを読む方法は?」が気になります。
この日本版Kindleを買えば、読めるようになるのでしょうか?
それとも、既に海外で発売されているKindleで読めるのでしょうか?
結論から言うと、「なにも日本のKindleをわざわざ買う必要は、ありません。」
日本のKindleを買ったからと言って、それを海外から使って、それだけで全て快適に日本の電子書籍を購入できるわけではありません。
Kindle日本ストアで海外から有料本を5冊以上買うと、
「Amazonアカウントにご登録の国とは別の国から、商品の注文が試みられました。
お客様は現在国外にいらっしゃいますか?
Kindle本の注文手続きを続けるには、カスタマーサービスにお問い合わせくださいしてください。
最近他の国に引っ越しましたか?
Amazonアカウントを簡単にお住まいの国を変更するできます。」
というメッセージが表示されて、購入出来なくなります。それに対処するには、(日本で買った/海外で買ったに関わらず)Kindle端末以外の端末が必要になります。
(※ 対処法は、(続)海外からKindle日本の本を購入して、読む方法:トラブル対処編を参照。)
それに、日本版Kindle 3G対応端末はドコモの回線を使用するように設定してあり、しかも、日本国外での国際ローミングは出来ないとのことです。
そんなの買って、海外で使っても、お金の無駄です!
“海外からKindle日本の本を購入して、読む方法” の続きを読む
本日発表のiPad 第4世代とiPad Miniの価格リスト、および、周波数対応のまとめです。
それぞれ、色は白と黒があります。
■ iPad Mini WiFi版
● 16GB $329
● 32GB $429
● 64GB $529
予約受付開始 10月26日(東海岸午前0時)、出荷開始(配達開始?)11月2日
■ iPad Mini WiFi/セルラー(LTE含む)版
● 16GB $459
● 32GB $559
● 64GB $659
▲ AT&T/カナダ版 モデル A1454、と、その他版 モデル A1455(周波数対応は下記参照)、の2種類
予約受付開始 10月26日(東海岸午前0時)、出荷開始(配達開始?)11月中旬以降
■ iPad 第4世代 (A6X CPU、新iPad【iPad 第3世代】よりもグラフィックス処理が2倍速い。)、Lightning Port版
■ WiFi版
● 16GB $499
● 32GB $599
● 64GB $699
予約受付開始 10月26日(東海岸午前0時)、出荷開始(配達開始?)11月2日
■ WiFi/セルラー(LTE含む)版
● 16GB $629
● 32GB $729
● 64GB $829
予約受付開始 10月26日(東海岸午前0時)、出荷開始(配達開始?)11月2日中旬以降
▲ AT&T/カナダ版 モデル A1459、と、その他版 モデル A1460(周波数対応は下記参照)、の2種類
“iPad 4、iPad Mini価格リスト/周波数対応、まとめ” の続きを読む
Verizonは今朝(現地時間2012年10月18日朝)、前期の四半期業績を発表しました。
この中で、前期3ヶ月(6~9月)でのiPhone発売台数は310万台。うち、9月21日発売されたLTE対応iPhone 5の発売台数は9月30日までの10日間で31万6000台。(別の報道ではiPhone発売総数の21%がLTE対応iPhoneだったということから、Verizon iPhone 5の9月発売台数は65万1000台という数字も出ています。)
また、同期のアンドロイド端末発売台数は340万台で、うち300万台がLTE対応端末だったと発表しています。
Verizonは前期3ヶ月間で450万台のLTE対応端末を販売しました。その前の四半期(3~5月)では290万台のLTE対応端末を販売しています。
既にこのブログでも報告しているように、Verizonは2012年10月18日現在、アメリカ国内417ヵ箇所でLTEサービスが提供されていて、人口カバー率で2億5000万人(80%)になります。第2位のAT&Tの76ヵ所、3位のSprintの20ヵ所に大きく差を付けています。
VerizonのLTEサービス地域が400ヵ所を突破 – 2012年10月10日
全体でVerizonの加入者9600万人のうち、約15%の1490万台のLTE端末がVerizonの回線に接続されています。そして、このLTE端末がVerizonのデータ回線の通信量(トラフィック)の35%を占めています。
iPhone 5の発売により、全データの過半数がLTEに移行するのも間もないであろう、と予想しています。
また本日の発表では、7月より新設された、「複数の端末を一つのデータプランで共有で加入できるShared Data Plan」へ移行/新規加入したユーザーは、全体の13%と報告しています。
※ 数字があちこち合わないのですが、まだ発表直後で、アナリストによる発表内容の分析が正しくないことが原因だと思われます。
時代を考えさせるニュース・・・
アメリカの著名週刊誌、Newsweekは、今年(2012年)末を最後に紙媒体での配布を廃刊し、来年初めからは完全ディジタル版のNewsweek Globalを発行することを、今朝(アメリカ現地時間2012年10月18日朝)、発表しました。紙媒体の最終号は、2012年12月31日号になります。
Newsweek to Cease Print Publication at End of Year - 2012年10月18日
Newsweekは1933年に創刊され、アメリカではTime誌と並ぶ有力週刊誌で、最盛期には数百万部の発行部数がありました。
しかし、ニュースがリアルタイムでインターネットで報道される時代になり、紙媒体の週刊誌発行部数の減少が著しくなってきています。
Newsweek誌も2001年には有料購読発行部数が315万8480部数あったのが、2012年6月には半分以下の152万7157部に減っており、このために広告収入の減少にも影響が出ていました。経営赤字も毎年4000万ドルに達すると推測されています。
Newsweek誌は2010年10月からiPadで有料版を配布していますが、今後はこれらiPadなどのタブレットでの有料購読版で事業を継続していきます。
今回の経営決断で、Newsweek社内にはレポーター/クリエイティブ担当以外の従業員のレイオフが予想されています。
Googleはアンドロイド関連イベントを2012年10月29日午前10時(東海岸時間)にニュー・ヨーク・シティで開催するため、現地17日午後遅く関係者に招待状を送りました。
Google Schedules Oct. 29 Android Event in New York – 2012年10月17日
招待状には「The playground is open.」と書かれており、複数のメーカーからアンドロイド・スマートフォン(Nexusモデル)が出ることを示唆していると思われます。
既にSamsung、LG、Sonyの新Nexus端末の噂がオンラインでは1~2週間前から出始めています。
発表されるOSは多分4.2でしょうが、これまでと違ってNexusレファレンスモデルが複数メーカーから発売されると、どれを買ったら良いのか、迷ってしまいます。
Verizonは今年(2012年)8月よりスマートフォンとブラックベリー(CDMA版、Verizon専用機種。ただし、LTE対応機種を除く。)のプリペイド使用を月$80で認め始めましたが、これにiPhone 4(Verizon CDMA版)とiPhone 4S(Verizon CDMA版)の使用許可を追加しました。
Verizon Now Allowing iPhones on Prepaid – 2012年10月17日
料金は、iPhone 4/4S、スマートフォン(LTE端末対象外)、ブラックベリー共に月$80 $70で
● アメリカ国内通話は無制限/無料
● アメリカ国内テキスト受送信も無制限/無料
● 日本への国際電話は1分あたり$1.49
● 日本へのテキストメッセージ発信は1通あたり$0.25
● データ通信は月1GB 4GBまで無料、超過分は1MBあたり$0.05、または$20/1GB
iPhone 5および他のLTE対応アンドロイドスマートフォンは、まだVerizonのプリペイド契約では使用できません。
また、Verizonの3G通信方式はCDMA(CDMA2000)なので、CDMA方式のiPhoneやスマートフォンでないと使用できません。所謂「SIMフリー(GSM/W-CDMA)iPhone 4/4S」は、Verizonでは使用できません。
Verizonのプリペイド料金は他社に比べても高い料金に設定されていて、更に3G通信はせいぜい700kbps~1.5Mbps程度の速度しか出ず、AT&Tの「月$25(月250分まで無料)+ $25(1GBまで)」プランや、AT&TのMVNOのStraightTalkやNet10の月$45~50で使い放題、実質回線速度最大4~7MbpsのHSPA+に比べても劣りますが、既にVerizon用iPhone 4/4Sを所有していて、引き出しの中に寝かしておくよりは家族などで使いたいという場合には、考慮に値するでしょう。
既にこのブログでもリポートした通り、Google Walletが2012年8月1日よりどのクレジットカードでも登録できるようになったので、Google Wallet内でこれまでに使用されていた「Google Walletプリペイドカード」は本日(2012年10月17日)限りで使用できなくなります。
Google Walletプリペイドカードが、2012年10月17日で廃止 – 2012年9月11日
それに伴いGoogleは、使い残したGoogle Walletプリペイドカードの残高の返金リクエストを開始しました。
返金リクエストは、
Google Wallet | Prepaid Card Program Termination
ページにアクセスし、
● Google Walletプリペイドカードを開設したEメールアドレス
- Google Walletを起動し、Google Walletの「Settings ⇒ About」をタップすると、画面のGoogle Walletのロゴの直下にEメールアドレスが表示される。
● Device ID
- 同じく、Google Walletの「Settings ⇒ About」をタップすると、画面下のほう、(c)2012 Google Inc.の直上にDevice IDが表示される。
● 使用している端末のIMEI番号、または、CDMA2000版端末の場合はMEID番号
- OSの「Settings ⇒ About Phone ⇒ Status」に表示される。
● 氏名とアメリカ国内のリファンド郵送先住所
● 返金処理に問題があった時の連絡先電話番号
● 返金をプリペイドマスターカードで受けるか、小切手で受けるか、の希望選択
を入力して、「Submit」ボタンをクリックします。
返金処理は2012年10月30日より始まり、プリペイドマスターカードを希望した場合にはそれから7-10日以内に、小切手での返金は8週間以内に、入力された米国内住所に送付されるそうです。
Google Walletプリペイドカードにまだ残金が残っている人は、この返金手続きを忘れないように!
“Google Walletプリペイドカードの残額返金が始まりました。” の続きを読む
先週お伝えした通り、
【速報】CloudOnが日本語入力対応に・・・来週(2012年10月15日の週)リリース – 2012年10月10日
クラウド・ストレッジのBox、DropBoxまたはGoogle Driveを介してWord、Excel、Powerpointのドキュメントを作成したり共有できるiPadとアンドロイドタブレット用アプリ、CloudOnの新バージョンが本日2012年10月17日、AppStoreおよびGoogle Play Storeからダウンロードできるようになりました。
新バージョンではやっと日本語変換が出来るようになり、日本語ドキュメントの作成と編集が可能になりました。
“CloudOn新バージョンがリリース、日本語入力が可能になった。” の続きを読む
アップルは本日、報道関係者へ2012年10月23日のイベントへの招待状を発送しました。(ところで、招待状って、今はEメールで送るんだよね?)
イベントはカリフォルニア州サンホセのCalifornia Centerで10月23日午前10時(西海岸時間)より開催されます。
The iPad Mini Is Coming October 23rd 2012年10月16日
Apple announces ‘Special Event’ for October 23rd — we’ll be there live! 2012年10月16日
招待状の中の「little」という言葉から、この発表会はiPad Miniのことを暗示していることは間違いないと思われています。
また、招待状のイラストの色から、iPad Miniは新iPod Touchと同じように複数の色バージョンが発売されるのではないかと推測されています。
発売は通常、発表会の1-2週間後の金曜日なので、11月2日か9日頃でしょうか。
iPad Miniの情報は既にかなりリークしていますが、WiFi版だけなのか、3G版も出るのか、そこが筆者の興味あるところです。
突然、本日、待望のマイクロソフト・タブレット、Surfaceの予約販売が、マイクロソフト(米国)サイトで開始されました。
値段は、
● 64 GB、Black Touch Cover付き、$699.00
● 32 GB、Black Touch Cover付き、$599.00
● 32 GB、Touch Cover無し、$499.00 (追記:既にこのモデルの初期ロットは売切れ。現在、出荷は注文から3週間後。)
別売品として
● 白、オレンジ、黒、水色、ピンクのSurface Touch Cover、各$119.99
● 黒のSurface Type Cover、各$129.99 (キーボードが物理的に普通のキーボード、ということかな?)
予約サイトは、
Microsoftストア > Surface > Surface with Windows RT
“Microsoft Surfaceタブレット、予約販売開始。配達は2012年10月26日。” の続きを読む
アメリカでロケーションフリーTVボックスを開発・発売しているSlingBoxが、2008年以来4年ぶりに、2012年10月14日に新モデルを発売開始しました。
Sling Media officially unveils the Slingbox 350 and 500 – 2012年10月9日
発売されたモデルは「Slingbox 350(標準小売価格$179)」と「Slingbox 500(標準小売価格$299)」。
旧モデルの(オリジナル)Slingbox、Slingbox PRO-HD、Slingbox SOLO、Slingbox PRO、Slingbox AV、Slingbox TUNERの所有者は、
Slingbox Upgrade Program
で旧モデルのシリアル番号を入力することにより、新Slingbox 350またはSlingbox 500の$30割引クーポンを入手することが出来ます。
また、これを記念して、iPhone用、iPad用またはアンドロイド用のビューアー・クライアントSlingPlayerアプリは、通常の半額の$14.99でダウンロードできます。(既に購入済みのユーザーは、もちろん、無料アップグレードできます。)
SlingBox 350もSlingBox 500も、1080p HD画面対応。
それぞれのモデルの機能は、
SlingBox 350:
ネットワーク:RJ45(イーサネット・ケーブル)
USBポート:外付けハードディスク用(初期リリースではソフトウェアがサポートしていません。)
IR(赤外線)リモコン:IR(赤外線)リモコン対応
入力端子:コンポジット・ビデオ、コンポネント・ビデオ、ステレオ・オーディオ
“ロケフリTVボックスのSlingBoxが、4年ぶりに新モデルを発売” の続きを読む
T-Mobile USAは、iPhoneおよび海外ローミングの3G利用者に対応するために既存の2G 1900MHz通信方式の帯域を縮小し、同周波数を3G/HSPA+へ転換する周波数再編成を進めており、その第一号地域としてLas Vegasでの1900MHz 3G/HSPA+(通称”4G”)サービスの開始を2012年9月21日に公式発表しました。
T-Mobile USAの1900MHz 3G/HSPA+サービスが、公式にラスベガスで開始 - 2012年9月23日
そのT-Mobileは、今朝(2012年10月15日)、第二号地域としてKansas City(ミズーリ州、カンザス州)で1900MHz(Band 2)3G/HSPA+サービスを開始したことを同社ホームページで公式発表しました。これは、T-Mobile USAが順調に1900MHzでの3G/HSPA+対応地域を拡張していることの証拠として、歓迎すべき情報です。
T-Mobile Heating Up in Kansas City: Improved Coverage and Faster iPhone Speeds - 2012年10月15日
まだ公式発表は無いものの、既にSeattle、Los Angeles、Washington D.C.、New York CityではT-Mobile USAは1900MHz 3G/HSPA+サービスのテストをしており、一部の地域では実際に1900MHzで高速に使用できることが報告されています。
また、ユーザーが現在までに発見・報告したT-Mobile 1900MHz 3G/HSPA+テスト運用地域は、
sightings of T-Mobile 3G/HSPA+ coverage on 1900MHz (PCS/UMTS band II)
の地図で確認できます。
T-Mobile USAはSprintと同じくポストペイド契約者にはパケット使い放題契約(プラン)を提供しており、アップルの公認iPhoneキャリアではないにもかかわらず、既に100万人以上の人がT-Mobileの回線を使用してiPhoneを使用している、と報告しています。
T-Mobileのポストペイド契約では
● 月$79.99で通話500分までで、データは速度制限無しで使い放題、
または
● 月$69.99で通話500分までで、データは月2GBまで速度制限無し、月2GB以上は速度制限されますが使い放題、
で、VerizonやAT&Tに比べると安い月額使用料金で多量のデータが使えることを宣伝しています。
ソフトバンクが米Sprint社の株70%を購入することを2012年10月15日、東京で正式発表しましたが、その件で一般には発表されていない事実をいくつか書きます。
ソフトバンク株式会社、米スプリント買収を正式発表 – 2012年10月15日
まだこの買収はアメリカFCC(連邦通信委員会)、DoJ(米国連邦司法省)の許可が必要なため、その手続きに6ヶ月は掛かるようです。
金額的に201億ドル(1兆5709億円)での取引ですが、このうちSprintが新株式を発行してそれをソフトバンクが株式購入することによりSprintに移動するお金は80億ドル(6252億円)で、残りはSprintの第三者株式を買うお金ですから、Sprintの会社運営資金には反映されません。株主が潤うだけです。それも、大口株主やファンドの株主が優先されるんでしょうねぇ。
また、現在WiMaxサービス提供中で、TD-LTEへの移行を契約中のClearWireの株をSprintは約47%所有しています。(昨年中ごろまでは51%過半数を所有していましたが、ClearWireが増資したため、Sprintの株式保有比率は減っています。)
ClearWireも、パートナー(且つ、株主)のCATV会社(Time-Warner、Cox Cable、Comcastなど)が昨年(2011年)からWiMAX再販を停止し、Verizon(LTE)とのパートナー契約を結んでおり、TD-LTE設置のための資金集めに困っています。昨年(2011年)秋の時点でClearWireのTD-LTEアップグレードコストは、6億ドルかかると発表されています。
SprintはVerizonとAT&Tとの競争力を高めるためにLTEへの移行を早めたいのですが、2005年に買収したNextelとの負の影響があり、苦戦しています。
Sprintは2011年10月7日、LTE設置を含む直近の通信アップグレード計画、Network Visionを発表しましたが、このなかで「LTEを含む通信網近代化アップグレードコストは40-50億ドルかかる」と発表しています。
したがって、今回のソフトバンクのSprint買収資金は、この費用と、ClearWireを買収(今日現在の株価でClearwireの残り53%株を購入するとなると、20億ドル必要。)してTD-LTE設置を加速する費用に使って、Nextel買収後に引きずっている債権(140億ドル)を一部早期返済したら、それでおしまいですかね。
私もSprint(とAT&TとVerizon)ポストペイド契約利用者の一人であるため、今回Sprintが手にする80億ドルでネットワーク整備が早急に進むことを期待します。
アメリカのキャリアやMVNOは外資が入っており、ソフトバンクがSprintの過半数株を購入すること自体を米国連邦政府が阻止するとは思えません。
例:
Verizon・・・発行株の45%は、英国Vodafoneが所有しています。
T-Mobile USA・・・ドイツ・テレコムの100%子会社です。MetroPCSとの合併が成立すれば、新T-Mobileの74%がドイツ・テレコムの所有株になります。
プリペイドTracfone、Net10、StraightTalk(AT&T、T-Mobile、Verizon、SprintのMVNO)・・・メキシコ資本América Móvilの100%子会社です。
プリペイドH2O Wireless(AT&T MVNO、ClearWire WiMAXのMVNO)・・・日本のKDDIが、2010年2月から51%株を所有しています。
まあ、VodafoneもVerizonの成功で、昨年から毎年数十億ドルの配当金を受けているそうです。
ソフトバンクも、金だけ出して口を出さなければ、数年後には配当金で儲けられるかもしれませんね。
この買収(投資)は米政府の許可が出るまではただのお話だけ(ソフトバンクは公開株の購入は始めるかもしれないし、新株発行も部分的にはすぐに始まるかもしれない)ですから、具体的にソフトバンクの米国ローミングと、Sprintのサービスが、どう変わるのかは、来年春になってみないと判らないですね。今、何を書いても、机上の空論か理想論。
2010年12月よりLTEサービスを開始しており、現在アメリカで最もLTEサービス地域の広いVerizonのM2M国際戦略副社長、Aparna Khurjekar氏が、サンディエゴで開催中のCTIA MobileCon展示会(2012年10月9日~11日)でFierceWireless誌のインタビューに答えたところ、「Verizonは現在提供中の1900MHz/800MHz 2G/3G CDMA2000サービスを、暫定的に2021年に停波する予定にしている。」と言うことです。
ただし、この予定はあくまでも暫定的な予定であり、Verizonの複数の法人顧客から将来の社内用通信施設投資・運用計画を立案する上で情報を要求されているので、その場合はこの「2021年」という数字を提供しているだけである、というVerizonのスポークスマンのコメントも追記されています。
更に、「法人ユーザーで利用している沢山の通信装置(例:石油発掘ポンプに個別に設置されている、モニターと制御のための通信機器)がCDMA通信を不要になるまで、CDMAの停波はしない。」とも、コメントにはあります。
Verizon Wireless to sunset 2G and 3G CDMA networks by 2021 - 2012年10月11日
Verizon社は現在CDMA 3Gサービスを提供している地域の全域(100%)を、2013年末までにLTEサービスでカバーする予定にしています。
更に、2013年末か2014年にはLTE回線で音声通話(VoLTE、Voice-over-LTE)をHDクオリティーで実現する予定で、テストを行っています。
Verizon pushes back VoLTE service until 2014 - 2012年10月11日
アメリカでは現在、MetroPCSが本社の所在するテキサス州ダラス/フォートワースの一ヵ所だけでVoLTEを2012年8月より商用サービス中ですが、まだ運用上の問題が全て解決されておらず、それが解決するまで他のMetroPCSサービス地域へのVoLTEサービスの拡大はされておりません。
MetroPCS lights up Voice over LTE (VoLTE) services, starts selling LG Connect 4G - 2012年8月7日
現在はVoLTEが商用サービスとして実現していないので「データはLTE通信/音声通話はCDMA通信」で行う必要がありますが、VoLTE技術が成熟化すればLTEで音声とデータの両方を取り扱えるようになり、CDMA通信網は不要になります。
VerizonのCDMA停波が明確に何年になるかはまだ不確定として、Verizon社が次世代CDMA2000通信技術であるCDMA2000 EV-DO Rev.Bの不採用を決め、LTE採用を決めた理由は、「世界でもCDMAキャリアは数少ないので、CDMA通信網の維持費が高くなってきており、それよりは今後、世界中で普及の見通しあるFD-LTEを採用することによって、大量に生産されればLTE通信機器のコストが安くなり、維持費が安くなるから。」という理由であることは、初めから報道されています。
したがって、いつかはCDMA(CDMA2000)は停波される運命にあります。
なお、これとは別に、AT&Tも2G GSM通信網を2017年1月1日までに停波することを、先ごろ、発表しています。
AT&Tが2017年1月1日までに2G GSM/Edge通信サービスを完全停波の予定。 – 2012年8月4日
ブログのコメント、および、DM(直メール)で聞かれましたので、繰り返さなくても良いように標題の件をここにまとめます。
これらの情報は既にいろいろなサイトで断片的に公表されているものですが、永久記録として一箇所にまとめておくことで、皆さんが情報を探しやすいようにするのが目的です。各サイトやツイッターで人柱情報を流してくださった方々に、お礼を申し上げます。
■ アメリカでiPhoneを契約無しで購入する方法
アメリカでのiPhone購入方法として、以下の方法があります。
1.ポストペイド2年契約で、端末を割引して購入する方法(最新モデルiPhone 5は、定価より$450割引で購入できる。)
2.ポストペイドMonth-to-Monthで、端末を定価で購入する方法
3.アップルストア実店舗で「Device Only」と言って購入し、全く契約無しで購入する方法
4.Virgin Mobile USAやCricket WirelessのプリペイドiPhoneを購入する方法
5.SIMフリーiPhoneをアップルストアや家電量販店で(全く契約無しで)購入する方法
1.および2.の購入方法はどちらもポストペイド契約なので、アメリカでの与信履歴(与信履歴を管理しているのはソーシャルセキュリティー番号なので、結果的にソーシャルセキュリティー番号が必要)が無いと通常は契約できません。与信履歴が無い人、または、与信履歴があっても悪い人/与信履歴が比較的新しい人(1年未満)の場合には、アメリカに住所があれば、デポジット(保証金)を契約時に払い、6ヶ月~1年間預ければ、ポストペイド契約できます。
なお、毎月の契約料の他に、キャリアとの「アクティベーション料(新規契約手数料)」(iPhoneの端末初期化のアクティベーションとは、違う。)または「アップグレード料」$35~$36(キャリアによる)が請求されます。
「Month-to-Month」(AT&Tでは、「No Commitment」契約と呼ぶ。「No Commitment」とは、「契約無し」ではなく、「No Commitment」という「いつ止めても良い」契約です。)では、いつ契約を解除しても「Early Termination Fee(早期解約料)」を請求されません。したがって、1ヶ月契約後に解約しても、解約料金は請求されません。
アメリカの携帯電話のポストペイド契約の解約には、本人がショップへ出向くか、カスタマーサービスに直接電話することが必要になります。Eメールなどでは解約できません。他人に成りすまして解約することを防ぐために、本人しかわからないパスワードや個人情報を聞き、本人の解約意思を確かめるためです。
“アメリカでiPhoneを契約無しで購入する方法と、SIMフリーiPhone 5と日本のSIMの互換性一覧” の続きを読む
2010年12月よりLTEサービスを開始しているVerizon Wirelessは、来週2012年10月18日に新たに21ヵ所でのLTEサービスを開始し、合計417ヵ所でLTEサービスを提供します。これによりVerizonは年内目標400ヵ所を2ヶ月以上早く達成します。
Verizon to blow past year-end 4G target, covering 417 markets – 2012年10月9日
Verizon Wireless To Hit 400 LTE Market Goal Ahead Of Schedule, Says CTO Nicola Palmer – 2012年10月9日
(地図内、黄色い丸がLTEサービス地域、赤い地域は3G CDMA EV-DO Rev.A。)
VerizonのLTEはアメリカ人口カバー率で75%以上をカバーしており、8900万人のVerizon加入者のうち1100万人がLTEアクセス可能な端末を所有しています。
“VerizonのLTEサービス地域が400ヵ所を突破” の続きを読む
「撮影してからピントを合わせるカメラ」で有名になったLytro Light Fieldカメラ、今年1月のCES(Consumer Electronics Show)でも賞を取り、2012年3月から予約購入者およびオンライン購入者に出荷していましたが、
Lytro、撮影した後でピンボケを直せるカメラ、遂に出荷開始 – 2012年3月1日
ようやく一般小売店でも購入できるようになります。
まずはディスカウント百貨店Targetのオンラインショップで2012年10月14日より出荷開始(現在、予約注文受付中)、16GB版は$499、8GB版は$399です。特に、「Moxie Pink」ピンク色はTargetのみの独占販売カラーです。
Target.com – Lytro Camera
アメリカ国内では家電量販店BestBuy、オンラインショップAmazon.comでも今後、販売開始する予定です。
また、今回の一般小売販路発売に合わせてLytroのソフトウェアアップグレードがリリースされ、撮影者がマニュアルでISOを80~3200、シャッター速度を250分の一秒~8秒に調整できるようになります。
Lytroカメラはアメリカ国内のほか、オーストラリア、カナダ、香港、シンガポールで購入できます。
Lytro – Where to Buy
以前紹介したタブレット(iPad、アンドロイド)用マイクロソフト・オフィス互換アプリ、CloudOn、
iPad/アンドロイドタブレット用の”オフィス”アプリ、CloudOn(無料)が日本語表示対応になった。 – 2012年7月20日
が、2ヵ月半前の段階では日本語表示は出来るようになったものの、日本語入力はまだ不完全でしたが、来週、新バージョンがAppStoreとGoogle Play Storeからダウンロードできるようになり、日本語入力にも対応している、という情報がCloudOn開発元のVSCから約20分ほど前にEメールで通知がありました。
CloudOnは、無料のタブレット用”オフィス”アプリです。
アメリカのプリペイド携帯電話、Tracfone、から日本へ国際電話を掛ける方法を書きます。
はっきり言って筆者はTracfoneを買わないし、買おうとも思わないのですが、・・・
何故Tracfoneを買わないかというと・・・
1.場所によって販売している携帯の回線使用キャリアが違う(Tracfone携帯には、AT&T回線を使用している携帯、T-Mobile回線を使用している携帯、Verizon回線を使用している携帯が有る。アクティベーションの仕方も違う。)
2.SIMが入っている携帯(AT&T版、T-Mobile版)は、その携帯でしか使えないように「紐付け」されている。たとえ同じTracfoneの別の携帯でも、そのSIMは使うことが出来ない。
からです。
|
アメリカの食品スーパーやコンビニやドラッグストアではTracfoneしかプリペイド携帯が販売されていないことが多く、アメリカのプリペイド携帯はそれしかないと思って知らずに買ってしまう日本人の方も多いようです。家電量販店BestBuy、小型電気店Radio Shack、ディスカウント百貨店TargetやWalmartへ行けばもっと多くの種類のプリペイド携帯があり、日本語のウェブも見られて、日本語テキストもメールの送受信できるアンドロイド・スマートフォンもプリペイドで販売されているので、種類が限定されている店で急いで買う必要は無いと思います。
まあ、とは言え買ってしまったらしょうがありませんね。
ところが、Tracfoneとその同列(親会社が同じ、姉妹)携帯会社Net10、StraightTalkは、その携帯から『直接国際電話ダイアル』は出来ません。
そこで「Tracfoneで国際電話するには、どうするの~」と助けを求める声が、時々発生します。困ったものです。
以下、Tracfoneのページからの抜粋です。筆者自身はTracfoneの携帯を何度も見ていますが、魅力を感じないので、買ったことはありません。実際に使っている人で、以下の記事に間違いを発見したら、遠慮なく教えてください。
“Tracfoneプリペイド携帯電話から日本へ国際電話を掛ける方法” の続きを読む
Sprintは本日(2012年10月8日)より、自分の電話番号に有料でニックネーム(文字数5-9文字)を割り当て、それを友達や家族に教え、電話番号の変わりにニックネームで電話してもらえるサービス、「StarStar Me」を開始します。
Sprint Offers Personalized Names as Alternatives to Phone Numbers – 2012年10月8日
つまり、自分の電話番号が「212-555-1234」だったとして、この電話番号を友達に教えるのではなく、代わりに「**LadyGaga」と教えます。
相手はSprint/Verizon/T-Mobile/AT&Tの加入者なら、キーパッドを使って「**LadyGaga」(**52394242)とダイアルして電話を発信すると、「212-555-1234」にこの電話が繋がる・・・と言うこと。これに加入して自分のニックネーム電話番号を指定すれば、覚えにくい数字の電話番号ではなく、ニックネームで電話番号(?)をみんなに覚えてもらえる・・・というものです。
もちろん、個人だけでなく、企業やお店も屋号をニックネームとして登録することが出来ます。
「StarStar Me」はこのほか、電話中に別の電話が掛かってきた場合にはその人にテキストメッセージで返信する機能や、ブログ、ウェブサイト、SNSとのリンクも提供します。
ニックネームは一つの電話番号に対して2件まで割当て可能で、ニックネーム1件当たり月$2.99がSprintの請求書に加算されます。
このサービスに加入してニックネームを選ぶには、Sprintの携帯から「**ME」(**63)に電話するか、
StarStar MEサービス ホームページ
へアクセスして申し込みます。
StarStar MEサービスはキャリアと独立のサードパーティーのサービスですが、当初はSprint独占で提供されます。
StarStar Meの無料アプリもアンドロイド用にGoogle Play Storeで提供されており、間もなくiPhone用もAppStoreからリリースされます。このアプリを使えば、掛かってきた電話に出られないときに自動的にテキストメッセージで相手に返信したり(たとえば、「いま忙しいので、あとで電話するよ。」とか。)、特定の番号からの電話を着信拒否することもできるそうです。
「StarStar ME」は、シリコンバレーPalo Altoに本社を置くZoove Corp.社のサービス商品です。
Zoove Corp ホームページ
しかし、ポピュラーな名前はすぐにニックネームが取られてしまいそうですね。
今のうち有名人の名前で登録し、あとで高く売るとか・・・
Sprintのプリペイド部門子会社の一つであるBoostMobileは、2012年11月7日より日払いプリペイド料金を1日$2から$3へ値上げします。
SprintがiDen回線停波を発表して以来、Sprintのプリペイド部門の中でもiDen中心にプリペイドサービスを提供していたBoostMobileは、2011年4月頃からCDMA回線でのスマートフォン(アンドロイド携帯)も提供するようになって、当初はかなり低料金で「使い放題」プランを出してきて、新規顧客集客に努力していましたが、筆者も予想していた通り、やはりその低料金路線は続かないようです。
Boost Android Daily Unlimited Price Increasing to $3/Day Nov 7th – 2012年10月8日
BoostMobileの携帯はSprintのCDMA回線またはWiMax回線を使用しているため、SIMを挿入するスロットは無く、SIMだけ購入は出来ません。(SIMそのものが、ありません。)BoostMobile用の専用CDMA携帯を購入する必要があります。
しかし、比較的高性能のアンドロイド携帯を安く提供していたり、プランもデータ使い放題プランがあって、魅力の有るプランでした。
また、長期継続的に契約すると、6ヶ月ごとに$5ずつ毎月の通話料が安くなる月額プランのオプションもあります。(18ヶ月まで割引が適用されます。)
BoostMobileの一日$2プランは、他社(例:AT&T、T-Mobile USA)のDailyプランと違って、使わない日でも課金されます。
それでも、アメリカに短期旅行や出張を頻繁に繰り返す人にとっては、便利なプランの一つだったでしょう。
これが2012年11月7日の新規加入者から、Dailyプランは1日$3(半月滞在すると、$45)になります。
これまでの加入者で1日$2プランを継続して使用している人、または、最後に使用したプランが1日$2プランの人は、2012年11月7日を過ぎても、プランを別のプランに変更するまで(または機種変更するまで)同料金(1日$2)が継続されます。
昨日から噂が流れていましたが、T-Mobile USAがMetroPCSと合併するというニュースが、今朝、公式に両社から発表されました。
形式としては、T-Mobile USAが「15億ドル + 新会社の株式」で買収する形をとり、新会社の名前はT-Mobile(T-Mobile USA)と成ります。
新会社の株式比率は、現T-Mobile USAのドイツテレコムが74%、現MetroPCSの株主は現金+26%の株の保有となります。
T-Mobile US and MetroPCS To Merge – 2012年10月3日
この合併はアメリカ司法省の承認が必要ですが、2013年前半には認可が下りると予想されていますので、2013年夏まではT-Mobile USAとMetroPCSの2社が両立、その後、MetroPCSはT-Mobile USAに名前が変わります。
T-Mobile USAは加入者約3300万人でVerizon、AT&T、Sprintに次ぐアメリカ第4位のキャリア。MetroPCSは自社基地局を全米約20地域に持ち、プリペイド専門のキャリアで加入者約950万人の全米第5位のキャリアです。
LTEの設備投資でMetroPCSなど中規模キャリアは経費負担の重荷が足かせとなっており、MetroPCSは今年2月末にもSprint社長がほぼ買収を決定したにもかかわらず、Sprint役員会で「今は自社のLTEサービス開始に専念すべし」として反対されており、MetroPCSの資金状態の弱体化が明らかにされていました。
他のMetroPCS以下の中規模地域キャリアも、第6位のCricketがアリゾナ州ツーソン(Tucson)で昨年12月にLTEを開始したにもかかわらず、資金調達が出来ない為か、その後、他の地域にLTEを拡張していません。LTEの流れに乗って、MetroPCSやCricketのように同じように苦労している中規模キャリアが今後、買収の対象になっていくと予想されています。(Cricketを買収するのは、Sprintと推測されています。)
T-Mobile USAとMetroPCSが合併した後も、新T-Mobile USAは全米4位のキャリアにとどまります。
現在のT-Mobile USAとMetroPCSのサービスは以下のようになります。
“T-Mobile USAとMetroPCSが合併” の続きを読む
今日は端末系のニュースと噂が一杯ですね・・・
次期アンドロイド携帯開発模範プラットフォームは独占一社ではなく、複数のメーカーから出るという噂は以前から出ています。その一つであるGalaxy Nexus II(?)、Samsung GT-I9260の噂もここ数日オンラインで流れています。(自分でググってください。)
本日得られた情報によると、Googleは30日以内に新アンドロイド開発標準携帯、Nexus、を発表するか、リリースする、ということです。恒例のことながら、同時に新しいバージョンのアンドロイドOSも発表されるだろう、と推測されてます。ただし、アンドロイド4.1 Jelly Beanが公式にサポートされているアンドロイド携帯はまだ2基本携帯モデルの複数キャリア変形バージョン/1タブレットしかないので、新OSは4.1 Jelly Beanからはそれほど大きく飛躍したものではないだろう、と思われています。
オリジナルSamsung Galaxy Nexusは11月で発売一年になるので、1年経過した頃に次のモデルが出るであろうという予想は、あながち間違いではありません。
しかし、これまでのNexusシリーズは反響は大きいものの、それほど大きな端末数出荷には至っていないので、「複数のメーカーから出る」とは考えにくいでしょう。
SamsungからGalaxy Nexusの後継機種が出るのか、初代Nexus Oneを開発したHTCが復帰するのか、Googleに買収されたMotorolaの携帯部門が開発するのか、正式発表を待ちたいと思います。
Google’s Next Nexus Phone To Launch In 30 Days (Rumor) – 2012年10月1日
アメリカ国内ではプリペイドキャリアCricketが2012年9月28日に一部地域でiPhone 5の発売を開始し、同日には他の10社の地域規模携帯会社でもiPhone 5の発売を開始しました。
現在iPhone 4Sを発売しているアメリカの公式キャリア16社の中で、唯一(唯二?)Alaska Communications とVirgin Mobile USAだけがiPhone 5発売を公式に発表していません。
しかし、MacRumorsの報道によれば、
Apple and Virgin Mobile USA Planning to Launch iPhone 5, But Timeframe Unknown – 2012年10月1日
アップルは既にVirgin Mobile USA専用iPhone 5を用意し、モデル番号も決まっているとのこと。CricketおよびVirgin Mobile USAは3G通信はCDMA通信方式を採用しているので、同社のiPhone 5はA1429 CDMAモデルが基本になっています。
販売時期や価格、通信料金に関しては発表されていませんが、Virgin Mobile USAは現在2012年6月29日からiPhone 4Sで以下の料金でプリペイドサービスを提供しています。
● 月$35.00で通話が300分まで無料、超過分は$0.10/分、テキスト使い放題。
日本の固定電話へ発信 $0.02/分(プラス、国内無料通話分数、または、国内料金適用)、
日本の携帯電話へ発信 $0.15/分(プラス、国内無料通話分数、または、国内料金適用)。
データは使い放題(ただし、月の使用バイト数が2.5GBを超えると、請求月末まで256Kbps以下の速度制限がかかる)。
● 月$45.00で通話が1200分まで無料、超過分は$0.10/分、テキスト使い放題。
日本の固定電話へ発信 $0.02/分(プラス、国内無料通話分数、または、国内料金適用)、
日本の携帯電話へ発信 $0.15/分(プラス、国内無料通話分数、または、国内料金適用)。
データは使い放題(ただし、月の使用バイト数が2.5GBを超えると、請求月末まで256Kbps以下の速度制限がかかる)
● 月$55.00で通話が無制限、テキスト使い放題。
日本の固定電話へ発信 $0.02/分、
日本の携帯電話へ発信 $0.15/分。
データは使い放題(ただし、月の使用バイト数が2.5GBを超えると、請求月末まで256Kbps以下の速度制限がかかる)
また、毎月の通信料金を自動課金にすると、iPhone使用者に限って更に月に$5割引になります。
Virgin Mobile USAはiPhone以外にもWiMax 4Gスマートフォン、HTC Evo 4Gも発売していて、iPhone 4/4Sと同額の月通信料で4G WiMaxでの接続を許可しています。また、テザリングはHTC Evo 4Gも、iPhone 4/4Sも、月$15の追加料金で可能になります。
SprintのLTEサービス開始地域はまだ少ないですが、Virgin Mobile USAのiPhone 5でLTE接続を許可されるかどうかは、今のところ発表がありません。
Fortuneオンライン誌が最初に報じたニュースによると、アップルの主要投資家の話として、iPad Miniの発表会へのメディアへの招待状が2012年10月10日に送られるとのこと。アップルの通常の「招待状発送⇒発表会」のスケジュールから、発表会は10月17日ごろとこの情報は予想しています。
また、「発表会⇒出荷開始」の通常の日数経過から、出荷は2012年11月2日の金曜日と予想されています。
Rumor: iPad mini invitations set to be mailed out Oct. 10 2012年10月1日
まだ噂の段階で、必ずしもこの情報を信じてよいかどうかは判断できかねますが、iPad Mini発表/出荷に関して具体的な情報が漏れたのは、これが初めてではないでしょうか。
「月500MBまでの4Gモバイルデータ通信が、無料で使える」という触れ込みでこの春から話題になっていたFreedomPopが、やっと限定(ベータ)で本日(2012年10月1日)よりサービスを開始します。
FreedomPop、月500MBまで無料WiMaxアクセス、予約開始 – 2012年5月13日
FreedomPop、月500MBまで無料WiMax/LTEアクセス、iPod Touch用ケースを発表 – 2012年8月2日
ただし当初と予定が変わり、当分の間提供するデバイスはiPhone用/iPod Touch用モバイルルーター機能付きジャケットではなく、Sprintを介してWiMaxインフラを提供するClearwireのUSB 4G WiMaxモデムと4G WiMaxモバイルルーター(ポケットWiFi)のリブランド品(ラベルを変えたもの)だけとなります。USBモデムは$49のデポジット、モバイルルーターは$89のデポジットを払って、入手できます。
同社の発表によると、iPhone用ジャケットは$99のデポジットで数週間以内に提供できる予定です。
解約時には機器の消耗度に応じてデポジットの全額または一部が返金されるシステムです。
FreedomPop begins public beta: 500MB of free WiMAX today, five years of Sprint LTE later – 2012年10月1日
FreedomPopは2012年7月にSprint社と回線使用契約を結んでおり、当初は4G WiMax回線を使用しますが、Sprint社のLTE回線がアメリカ国内で広く使用できるようになる来年(2013年)からはLTE回線に切り替える予定です。その際には今回リリースされたUSBモデム/モバイルルーターは、差額を払って新しいLTE対応装置に交換出来るそうです。
また、数週間後にリリースされるiPhone/iPod Touch用ジャケットは、おそらくWiMaxとSprint社のLTEと両方対応していると推測されます。
サービスは今日から受けられますが、まだベータの段階で、全米の主要都市でこれから2週間以内にMVNOらが加入受付を開始し、数万人のユーザーにデバイスを提供する予定だ、と話しています。
FreedomPopは有料オプション(アクセス速度のより速いプレミアムサービスや、無料データ制限を超えた場合のアクセス料)で無料ユーザーのコストを補填していきたい考えです。
また、iPad用ルーターや家庭用固定ルーターも計画中だということです。
更に、無料VoIPサービスも将来の計画として考えているそうです
FreedomPop ホームページ
AT&Tは本日のプレスリリースで、2012年10月7日よりプリペイドGoPhoneに新たに「月$65で、通話とテキストが使い放題、データは1GBまで」のオプションを追加すると発表しました。
AT&T to offer new $65 GoPhone monthly plan starting October 7th – 2012年10月1日
これまでのAT&Tの月極めプランは、
● 月$25で通話250分まで、テキスト無制限
- 追加オプションでデータ使用が 50 MBまで$5/月、200 MBまで$15/月、1 GBまで$25/月
● 月$50で通話無制限、テキスト無制限
- 追加オプションでデータ使用が 50 MBまで$5/月、200 MBまで$15/月、1 GBまで$25/月
でしたが、これに
● 月$65で通話無制限、テキスト無制限、データ使用が1 GBまで含まれる
が追加され、これまで「月$50プランに、データオプションの1GBまで$25/月」を追加して使用した人にとっては、毎月$10安くなります。
出来れば、月$25オプションに1GBデータを含んだオプションも追加して欲しかったですね。