時代を考えさせるニュース・・・
アメリカの著名週刊誌、Newsweekは、今年(2012年)末を最後に紙媒体での配布を廃刊し、来年初めからは完全ディジタル版のNewsweek Globalを発行することを、今朝(アメリカ現地時間2012年10月18日朝)、発表しました。紙媒体の最終号は、2012年12月31日号になります。
Newsweek to Cease Print Publication at End of Year - 2012年10月18日
Newsweekは1933年に創刊され、アメリカではTime誌と並ぶ有力週刊誌で、最盛期には数百万部の発行部数がありました。
しかし、ニュースがリアルタイムでインターネットで報道される時代になり、紙媒体の週刊誌発行部数の減少が著しくなってきています。
Newsweek誌も2001年には有料購読発行部数が315万8480部数あったのが、2012年6月には半分以下の152万7157部に減っており、このために広告収入の減少にも影響が出ていました。経営赤字も毎年4000万ドルに達すると推測されています。
Newsweek誌は2010年10月からiPadで有料版を配布していますが、今後はこれらiPadなどのタブレットでの有料購読版で事業を継続していきます。
今回の経営決断で、Newsweek社内にはレポーター/クリエイティブ担当以外の従業員のレイオフが予想されています。
Googleはアンドロイド関連イベントを2012年10月29日午前10時(東海岸時間)にニュー・ヨーク・シティで開催するため、現地17日午後遅く関係者に招待状を送りました。
Google Schedules Oct. 29 Android Event in New York – 2012年10月17日
招待状には「The playground is open.」と書かれており、複数のメーカーからアンドロイド・スマートフォン(Nexusモデル)が出ることを示唆していると思われます。
既にSamsung、LG、Sonyの新Nexus端末の噂がオンラインでは1~2週間前から出始めています。
発表されるOSは多分4.2でしょうが、これまでと違ってNexusレファレンスモデルが複数メーカーから発売されると、どれを買ったら良いのか、迷ってしまいます。
Verizonは今年(2012年)8月よりスマートフォンとブラックベリー(CDMA版、Verizon専用機種。ただし、LTE対応機種を除く。)のプリペイド使用を月$80で認め始めましたが、これにiPhone 4(Verizon CDMA版)とiPhone 4S(Verizon CDMA版)の使用許可を追加しました。
Verizon Now Allowing iPhones on Prepaid – 2012年10月17日
料金は、iPhone 4/4S、スマートフォン(LTE端末対象外)、ブラックベリー共に月$80 $70で
● アメリカ国内通話は無制限/無料
● アメリカ国内テキスト受送信も無制限/無料
● 日本への国際電話は1分あたり$1.49
● 日本へのテキストメッセージ発信は1通あたり$0.25
● データ通信は月1GB 4GBまで無料、超過分は1MBあたり$0.05、または$20/1GB
iPhone 5および他のLTE対応アンドロイドスマートフォンは、まだVerizonのプリペイド契約では使用できません。
また、Verizonの3G通信方式はCDMA(CDMA2000)なので、CDMA方式のiPhoneやスマートフォンでないと使用できません。所謂「SIMフリー(GSM/W-CDMA)iPhone 4/4S」は、Verizonでは使用できません。
Verizonのプリペイド料金は他社に比べても高い料金に設定されていて、更に3G通信はせいぜい700kbps~1.5Mbps程度の速度しか出ず、AT&Tの「月$25(月250分まで無料)+ $25(1GBまで)」プランや、AT&TのMVNOのStraightTalkやNet10の月$45~50で使い放題、実質回線速度最大4~7MbpsのHSPA+に比べても劣りますが、既にVerizon用iPhone 4/4Sを所有していて、引き出しの中に寝かしておくよりは家族などで使いたいという場合には、考慮に値するでしょう。