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Verizonは2009年にAlltelを買収して以来、携帯加入者数でアメリカトップの座を他社に譲ったことは一度もありません。
しかし、業界アナリシスを提供しているCHETAN SHARMAが本日発表した記事によれば、AT&TがVerizonに追い着き、両者は実質(ほぼ)同数一位で肩を並べたようです。
この要因の最大の原因は、AT&Tが今年(2014年)3月に買収したCrocket Wireless(Leap Wireless)の加入者約400万人がAT&Tに移ったことによりますので、まあ、本業のサービス実力だけで追い着いたことではないようですが・・・
両者は携帯加入者数のそれぞれ34%ずつを占めており、3位のSprintと4位のT-Mobile USを合わせても30%、その他(約125社)が2%です。
ほかに興味ある数字としては、Verizonは既にLTE加入端末数が4800万台(加入者の約半数)。データ通信トラフィックの73%がLTE回線を経由しているということで、2010年12月5日に初めてLTEサービスを開始してから3年半でここまで浸透していることは、ユーザーのLTE採用が急速に進んでいることの証拠です。
また、2014年第1四半期に販売された端末の93%はスマホだったそうです。携帯加入者の68%はスマホ(3G、LTE)を使用していると推測されます。
【CHETAN SHARMA】US Mobile Market Update – Q1 2014 – 2014年5月30日
【GigaOM】AT&T and Verizon are now tied for the rank of largest U.S. mobile carrier – 2014年5月30日
以前も書きましたが、筆者がこのようにSprint/T-Mobile US合併(買収)に関する情報を頻繁に流すのは、日本国内の情報が非常に偏った情報ばかりだからです。
いろいろな情報を読み、あとはご自分でご判断ください。
筆者は基本的には2~3年後には、そのときにまだ両社が独立系携帯会社として運営されていれば、SprintとT-Mobile USは合併することが規制当局にも許可されるであろう、と考えています。
したがって、この2社の合併(買収)に根本的には反対するものではありません。
しかし、今は(合併は)無理でしょう。
※ 業界淘汰(境界を隣接する業界を含む)が加速的に進んでおり、もし、今回SprintがT-Mobile US買収を諦めた場合、あるいは、アメリカ規制当局の反対にあって失敗に終わった場合、2~3年後にT-Mobile USが独立携帯会社として存続しているかどうかは、まったく疑問になってきました。
——–
さて、ソフトバンクのCEOでSprintの会長の孫 正義氏は2014年3月11日ワシントンDCで、また、2日前のカリフォルニア州Rancho Palos VerdesでのRe/code Code Conferenceでのインタビューで、「アメリカのインターネットは遅い」、「T-Mobileを買収させてくれれば、より速いインターネットをより安く提供する」(Re/codeコンフェレンスでは直接T-Mobileの名を明言していませんが・・・)と主張し、SprintとT-Mobile USが合併することにより経費削減が出来て、技術革新のための開発や設備投資に投資する余裕が出来、「アメリカ国民により速いインターネット接続を、より安く提供できる」ことを主張の前面に出し、世論で「SprintによるT-Mobile USの買収」を認めさせようとしています。
しかし、既にいくつかのメディアはこれを否定し、反論しており、必ずしもアメリカ国内の業界関係者の共感は得られていません。
“孫氏の「アメリカのインターネットは遅い」「T-Mobileを買収させてくれれば、より速いインターネットをより安く提供する」発言が、メディアにdisられている件” の続きを読む
まあ、どうでも良い(?)ニュースを、ひとつ。
黒人差別発言が公表され、NBAチーム・オウナーの立場を追放され、チームを売却するようにNBAオウナー会全員一致で決議されたロサンゼルス・クリッパーズのオウナー、スターリング氏ですが、売却の手続きを任されていたスターリング夫人が前マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー氏と会い、複数の購入希望者の中で、バルマー氏が最終的に売買相手に決定した、と、Los Aangeles Timesは報道しています。
【LA Times】Steve Ballmer appears to win Clippers bidding war for $2 billion – 2014年5月29日
【CNet】Steve Ballmer wins bid to buy LA Clippers, report says – 2014年5月29日
購入価格は、20億ドル。 今日現在、まだ、最終手続きは行われていないようです。
バルマー氏の個人資産総額は、200億ドルと推定されています。
バルマー氏は、クリッパーズをシアトルに移転するつもりは無いそうです。「ロサンゼルスに残したほうが、高く収益が上げられる」と考えているようです。
本人はこの機会に、ロスに引っ越すんでしょうかね。
昨日の共同通信の報道を受けて、ロイターがドイツで現地追加取材をした報道をリリースしています。
【Reuters】Deutsche Telekom willing to keep stake in T-Mobile-Sprint tie-up – 2014年5月29日
まとめると・・・
ソフトバンクとドイツテレコムはこの買収合意を達成させようと努力し、細かい内容を協議中ではあるが、(ソフトバンク/Sprintが)アメリカ規制当局を説得できるかどうかによっても内容は変わってくるため、同意まで持っていくことが現状では難しい。
T-Mobile USAは、2011年12月のAT&Tによる買収提案では、買収が成立しなかった場合の違約金(Breakup Fee)を40億ドル要求していましたが、今回は違約金の要求額は少ない。(今月初めの報道では10億ドル以上を要求している、ということです。)
その理由は、SprintがT-Mobile USを買収した後も、新会社にT-Mobileの名前を残すことと、新会社の経営陣はT-Mobileの経営陣が主体となるため、と書かれています。
更に、SprintがT-Mobile USの主要株主であるドイツテレコムに支払う現金の金額を減らすため、(つまり、ソフトンバンク/Sprintの買収資金負担を減らすため)、合併後、ドイツテレコムは新会社の15%の株を所有することを選択肢の一つとして考えている、ということです。つまり、計算を簡単にするためにSprintとT-Mobile USの簿価が同額とすると、ソフトバンク/SprintはドイツテレコムのT-Mobile US所有株約37%に現金を支払い、残り約30%へは新会社の株を配布。ソフトバンクは合併後の新会社の58.5%(Sprintの80%/2 + T-Mobile USの37%/2)の株を所有することになります。
更に、両社が「もし」合併すると、全携帯会社所有の周波数帯域の三分の一以上を新会社が所有することになり、2015年中ごろに予定されている600MHz周波数の使用権の入札で新会社は入札そのものから排除されるか不利になり、VerizonとAT&Tがかなりの600MHz帯域を獲得することも予想されます。
昨日の共同通信の「ソフトバンクの米社買収、独容認」報道が、
【佐賀新聞】ソフトバンクの米社買収、独容認 ~ 米規制当局の対応が焦点に – 2014年5月29日
アメリカ現地の今朝になって、各紙から続々報道されています。
そして、遂に、約1時間前、PCWorldの報道では「Deutsche Telekom agrees to sell T-Mobile USA to SoftBank」と、売買条件も最終決定し、完全に「ドイツテレコムがT-Mobile USをSprintに売却することに同意した」ことになっています。
【PCWorld】Report: Deutsche Telekom agrees to sell T-Mobile USA to SoftBank – 2014年5月29日
Japanese news site Kyodo News, which reported the agreement, didn’t give details of the price or structure of the deal.
でも、再度、共同通信の原文を読む(共同通信サイトは有料サイトなので、その記事を転載した地方紙の記事を読む)と、
ソフトバンクが検討を進める米携帯電話4位TモバイルUSの買収を、親会社の欧州通信大手ドイツテレコムが容認していることが29日、分かった。…(中略)…
関係者によると、ソフトバンクの孫正義社長が、Tモバイルとドイツテレコム両社の首脳クラスと5月中旬に会談した。この中で孫社長が買収を提案し、前向きな回答を得たという。3社は最終合意に向け、具体的な買収方法など詰めの交渉を急ぐ。
ということで、最終同意ではないと思うんですが。
共同通信 |
⇒ |
PCWorld誌 |
容認している、前向きな回答を得た |
⇒ |
agrees to sell |
最終合意に向け、具体的な買収方法など詰めの交渉を急ぐ |
⇒ |
didn’t give details of the price or structure of the deal (「最終条件は決まっていて同意されているが、発表されていない」というニュアンス。) |
どうしたら、こうなるんでしょうね・・・・
もちろん、PCWorld誌は、共同通信の報道の日本語原文を読んでいないのは明らかです。
昨日、共同通信が「ソフトバンクの米社買収、独容認」と言うタイトルの記事をリリースしましたが、その内容を読みましたが、何も新しい内容がありません。
この記事前文は、地方紙が複数取り上げていますので、それを読んでみます。例として、
【佐賀新聞】ソフトバンクの米社買収、独容認 ~ 米規制当局の対応が焦点に – 2014年5月29日
また、この共同通信のニュース報道を受けて、ロイターが関係各社にコメントを求めていますが、ドイツテレコムとSprintはコメントを拒否、T-Mobile US/ソフトバンクからはまだ何も得られていません。
【Reuters】Deutsche Telekom agrees Softbank’s plan to buy T-Mobile: report – 2014年5月29日
共同通信の話は、「業界筋からの情報」となっているようです。(以下、太字は共同通信の記事からの抜粋。)
『ソフトバンクが検討を進める米携帯電話4位TモバイルUSの買収を、親会社の欧州通信大手ドイツテレコムが容認していることが29日、分かった。』
このソフトバンク/SprintによるT-Mobile US買収意向の話は昨年12月から浮上している話で、その時点でドイツテレコムは容認していると思うんですけど・・・
『今後は、競争促進の観点から米通信業界の一段の再編に慎重な姿勢を示す米規制当局の対応が焦点になる。』
通信関連を審査するFCCの意見は多少「経営的にSprintとT-Mobile USは単独での長期生存は難しい・・・かもしれない」という意見方向に傾きかけているようですが、独占問題を審査する司法省の意見は相変わらず「この合併には反対」の強固な態度は変わっていないようです。
『関係者によると、ソフトバンクの孫正義社長が、Tモバイルとドイツテレコム両社の首脳クラスと5月中旬に会談した。この中で孫社長が買収を提案し、前向きな回答を得たという。』
条件次第の「前向きな回答」でしょう。
“共同通信の「ソフトバンクの米社買収、独容認」報道は、何も新しい内容が無い” の続きを読む
顧客としてSprintが信用できない、例:
2014年5月2日、SprintからEメールが届く。「Your new network has arrived.」...おっ、遂にLTEアップグレードが近所で完了したか!と、束の間の喜び。
“顧客としてSprintが信用できない、例” の続きを読む
これまでAT&T/カナダ版以外のiPad 4/iPad Mini(オリジナル)にAT&TのSIMを挿入してプリペイドiPadプランに加入しようとする(「設定⇒モバイルデータ通信⇒アカウントを表示」と進む)と、iPad 4/iPad MiniがCDMA通信方式を含んでいるために「The device type entered is not supported.」とiPad画面に表示され、それ以上進めなくて、AT&TのプリペイドiPadプランに加入できませんでした。
iPad Air/iPad Mini RetinaでAT&Tプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月17日
Verizon版iPad Miniは、AT&TのSIMが使えることの検証 – 2012年11月21日
【途中経過報告】日本のiPad/iPad Miniをアメリカで使用できるか? – 2012年12月17日
Verizonプリペイド(iPad/iPad Mini)SIMの事と、アメリカ国内でソフトバンク/au版iPad/iPad Miniで使えるSIM – 2012年11月24日
iPadのAT&Tプリペイド通信加入を、iPadを使わずに行う方法 – 2011年6月18日
これが、質問に回答するために本日再度検証し直してみたところ、「The device type entered is not supported.」のメッセージが出なくなりました。
つまり、Verizon版、Sprint版、ソフトバンク版、au版、香港版などの、(AT&T/カナダ版以外の)iPad 4/iPad Miniでも、AT&TのiPadプリペイドプランに加入できるようになりました。
iPad Air/iPad Mini Retinaは、これまでも問題無くAT&Tプランに加入できました。(これらは全世界ワンモデルのため。)
ただし、AT&T/カナダ版以外のiPad 4/iPad MiniはAT&TのLTE周波数には対応していませんので、使用できる最高速度は3G/HSDPA+までです。(ダウンロード速度が3~7Mbps程度)
以下、検証。
“AT&T/カナダ版以外のiPad 4/iPad Miniでも、AT&TのiPadプリペイドプランに加入できるようになりました。” の続きを読む
昨年もリストしたので、今年もアクセス稼ぎに、・・・(笑)・・・いえ、知名度を更に上げるために。
アップルの2014年6月2日(日本時間の2014年6月3日未明)のWWDC基調演説は、今年はアップルサイトで公式ストリーミング配信されます。
iPhone 6が紹介されるか? iOSを使ったホームオートメーションのアプリが紹介されるか?
【Apple】WWDC 14 : Apple Special Event. June 2, 2014
また、AppleTV第2世代、AppleTV第3世代でも公式ストリーミング配信されます。
公式以外は、
【UStream】Apple’s WWDC June 2nd LIVE Coverage
【UStream】WWDC 2014 基調講演 日本語同時通訳放送
また、例年、以下のサイトを含む多くのサイトで生ブログが報道されます。おのおの、WWDC 2014専用アドレスがわかり次第、更新します。
【TheVerge】We’re live from Apple’s WWDC Monday at 1PM ET / 10AM PT!
【TheVerge】Apple’s WWDC 2014 keynote: the future of iOS, the Mac, and more
【CNet】Apple’s WWDC 2014 keynote: Join us Monday (live blog)
【Engadget】Apple’s WWDC 2014 liveblog!
【Gizmodo】Our WWDC Liveblog Starts Monday, June 2nd, at 12PM ET/10AM PT
【ComputerWorld】Live blog: WWDC 2014 keynote
【Wall Street Journal.D】Live: Apple’s WWDC Keynote
【iMore】WWDC 2014 Live Blog
【9to5Mac】Live blog/analysis: Apple talks iOS 8, OS X 10.10, more at WWDC 2014
【Cult of Mac】Liveblog: Get your WWDC on with Cult of Mac
【DroidLife】Live Blog: Apple’s WWDC 2014 – Incredible. Beautiful. Fantastic. Great. Amazing.
【ITProPortal】iOS 8 launch live blog: All the news from Apple’s WWDC
【SlashGear】Apple WWDC 2014
【GigaOM】Live blog: Apple WWDC 2014
【Re/Code】Coming Up: Apple in the Spotlight as Developer Conference Kicks Off (Liveblog)
【TechCrunch】Apple WWDC 2014 Keynote Live Blog
【MacObserver】WWDC 2014 Keynote on June 2nd, 2014
【林檎塾】UStream WWDC 2014 実況放送!
【Apple News Radio ワンボタンの声】WWDC2014情報追いかけ配信
【Apple News Radio ワンボタンの声】WWDC2014情報追いかけ配信 YouTube
【Tehuのオールナイトニホン】WWDC日本語実況解説
【Engadget日本版】アップル WWDC 14は来週開催、基調講演は日本時間6月3日午前2時から
【週間アスキー】【生放送】デジギア☆リークWWDC2014特番放送中! 現地レポもあり|Mac
【Gizmodo Japan】WWDCキーノートは日本時間6月3日午前2時から。新ハードウェアも登場?
【ニコニコチャンネル】WWDC2014 基調講演 日本語同時通訳
【macwebcaster.com】WWDC 2014 Keynote in Japanese (日本語同時通訳)
など。
開始時刻:
アメリカ 西海岸時間(夏時間): |
2014年6月2日午前10時 |
アメリカ 山岳時間(夏時間): |
2014年6月2日午前11時 |
アメリカ 中部時間(夏時間): |
2014年6月2日正午 |
アメリカ 東海岸時間(夏時間): |
2014年6月2日午後1時 |
アメリカ ハワイ時間: |
2014年6月2日午前7時 |
日本時間: |
2014年6月3日午前2時 |
ところで、筆者はその日はお仕事のため、基調演説はリアルタイムで観られません。
■ Sprint版のiPhoneやスマートフォンでは「(SprintのLTE用)SIMと端末のシリアル番号が紐付けられる」ということはネットで情報は得られていましたが、昨夜、それを確認することが出来ました。
たまたま関空⇒サンフランシスコの飛行機が遅延して、その日のうちにカンザスシティに戻れなくなった息子がデンバーでLayoverし、一晩自宅に泊まったので、その際にSIMの入れ替え実験をしました。
息子の契約中のSprint版iPhone 4sのSIMを、筆者のiPhone 4sに挿入してみます。
電波を掴み、キャリア表示のところには「Sprint」と表示されますが、他の電話番号に電話をしてみると3~4回リングトーンが鳴り、その後、
「Your account is not authorized to make a call to this number. If you would like to have additional capabilities added to your account, please call customer service.」
という音声メッセージが再生され、相手に繋がりません。
今回テストしたのはSprint版iPhone 4sでしたが、Sprint版iPhone 5/5c/5sも状況は同じはずです。
万が一、SprintのiPhoneの契約中SIMを無くした場合には、Sprintショップで新しくSIMを発行してもらい、既存の端末のシリアル番号と「紐付け」の再設定をしてもらうことは、可能です。
※ VerizonのSIMは、異なる端末間で入れ替えが可能です。
参考リンク:
【MacRumors Forums】Sprint Users! READ! You have a UICC SIM card! No domestic US carrier unlock!
【Sprint】About Removable UICC Cards
“Sprint版iPhone同士では、Sprintの契約中SIMを交換しても使用できないことを、確認しました。” の続きを読む
う~ん、掴まされてしまいました。
T-Mobile USのポケットWiFi(Samsung LTE Mobile HotSpot PRO SM-V100T)をeBayで中古で買ったんですが、・・・
一応、セラーが「動作確認した」ということで信用したんです。
でも、到着したら、箱も充電器も無くて、本体だけ。
危険な感じはしたんですが、そのまま1ヵ月半ほど放置して、昨日、ようやく、色々テストをしたんです。
そのとき、どうやっても、回線接続できない。有効なSIMを挿入しているのに、回線接続できない。ディスプレイには「No Service」と表示されます。
まるまる半日、かなり時間を費やした結果、どうも解せないので、「これは、盗難機?」と勘ぐり、ググって、T-Mobileのサイトでチェックできることがわかり、IMEI番号を入力してみると・・・
「Your device is blocked and will not work on T-Mobile’s network. If you think this is an error, please call Customer Care at 1-877-453-1304.」というメッセージが出ました。
これだけでは盗難なのか、紛失なのか、残債未払いなのか、わかりませんが、ともかく、回線接続できないことは確か。総額$146.19の損害ですね。
既にeBayで購入してから1ヵ月半経っているので、どうするか、これから考えます。
そこで、他のキャリアや端末も調べてみました。
“アメリカの盗難・紛失・残債未払いブラックリスト端末のチェックサイト” の続きを読む
T-Mobile USはこれまで以下のポケットWiFiを販売しています。
モデル名 メーカーモデル名 |
発売開始日 |
メーカー |
2G対応周波数 |
3G対応周波数 |
3G HSPA+/ DC-HSDPA(DC-HSPA+) 対応 |
LTE対応周波数 |
SIMロック解除 |
T-Mobile 4G Mobile Hotspot ZTE MF61 |
2011年4月 |
ZTE |
1900MHz |
AWS |
HSPA+ |
X |
DC-Unlockerで可 |
T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot Huawei UMG587 |
2011年10月 |
Huwaei |
X |
850/AWS/1900/2100MHz |
HSPA+/ DC-HSDPA(AWSのみ) |
X |
DC-Unlockerで可 |
T-Mobile Sonic 2.0 Mobile HotSpot LTE ZTE MF96 |
2013年3月 |
ZTE |
850/1900MHz |
AWS/1900MHz |
HSPA+/ DC-HSDPA(AWSのみ) |
AWS Band 4 |
現在のところ不可 |
Samsung LTE Mobile HotSpot PRO Samsung SM-V100T |
2013年11月 |
Samsung |
850/900/1800/1900MHz |
850/AWS/1900/2100MHz |
HSPA+/ DC-HSDPA(AWSのみ) |
700MHz Band 17 AWS Band 4 |
現在のところ不可 |
これらのポケットWiFi、特に、エッグシェル型の「T-Mobile 4G Mobile Hotspot(ZTE MF61)」や「T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot(Huawei UMG587)」を過去にアメリカに訪問されたときに購入された方も結構いるでしょう。
これらはもちろん、先に書いた方法で既存のSIMを再トップアップすることも可能です。
T-Mobile US専用ポケットWiFiのリフィルの仕方 – 2014年5月22日
新たにT-Mobile US SIMを入手し、アクチして使うことも可能です。
あとで別記事を書く予定。
しかし、T-Mobile US以外の他のSIMが使えるのでしょうか?
結論を先に書きますと、これらのT-Mobile US専用ポケットWiFiは、SIMロック状態のままで、ZIP SIM(旧Ready SIM)や他のT-Mobile US MVNOのSIMで使用できます。
また、T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot(Huawei UMG587)はSIMロックを解除すれば、AT&T GoPhoneや、AT&T MVNOのSIMで、3G/HSPA+でも使用できます。
T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot(Huawei UMG587)のSIMロックを解除方法は、
T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot (Huawei UMG587)ポケットWiFiをSIMロック解除しました – 2012年5月11日
以下は検証と、APNの設定方法です。
“T-Mobile US専用ポケットWiFiでZIP SIM(旧Ready SIM)や、T-Mobile US以外のSIMが使えるか、の検証。” の続きを読む
アメリカ国内で、コンテンツ配信業界とモバイル業界の統合が加速化しています。
従来型のコンテンツ配信会社
● CATV配信会社 ・・・ Comcast、Time Warner、Cox、Charter、など
● 衛星TV ・・・ DirecTV、Dish Network
● 光ファイバー配信会社 ・・・ AT&T U-Verse、Verizon FiOS
は、IP型コンテンツ配信会社
● Hulu、NetFlix、など
に視聴を奪われ、いわゆる「有料TV」加入者数が年々減っています。
この傾向に対して従来型コンテンツ配信会社は有線(CATV、光ファイバー)や固定パラボラアンテナ(衛星)を経由して提供するコンテンツを、最終的にはモバイル(ワイヤレス)でも提供出来るようにするために、過去1-2年模索をしています。
たとえば、DISHは米政府の携帯通信用電波使用権の入札に何度も参加し、獲得しています。これまでも何度か「DISHが自社で携帯事業を立ち上げようとしている」という噂も流れています。そして、昨年(2013年)12月からはSprintとTD-LTEを使用した固定ワイヤレス配信サービスを試験運用しています。
同様にComcastはWiFiアクセスポイントの拡大を実施しており、既に100万ヵ所にWiFiホットスポットを設置し、年末までに800万ヵ所に増やす予定だとも言われています。しかし、WiFiホットスポットだけではモバイル配信を提供できる範囲は限られており、いずれはMVNO携帯事業を自社で開始すると見られていました。
このような状況に、「携帯事業」と「光ファイバーを使ったコンテンツ配信事業(有料TV)」の両方の事業を持つAT&Tは、衛星によるコンテンツ配信会社のDirecTVを買収すると、2014年5月20日に発表。
これにより、コンテンツ配信事業を展開している会社と、モバイル事業を展開している会社の統合が更に加速化すると見られています。
“T-Mobile US獲得戦に、Comcastも参加か?” の続きを読む
目次:
■ 家電量販店 BestBuy、BestBuy Mobile ・・・このページ
■ ディスカウント百貨店 Target ・・・ページ 2
■ ディスカウント百貨店 Walmart ・・・ページ 3
■ 電気店 RadioShack ・・・ページ 4
■ 食品スーパー Safeway ・・・ページ 5
■ 家電量販店 Fry’s Electronics(カリフォルニア、アリゾナ、テキサス、ジョージア、イリノイ、インディアナ、ラスベガス、オレゴン、ワシントン州) ・・・ページ 6
■ AT&Tショップ ・・・ページ 7
■ T-Mobile USショップ ・・・ページ 8
■ Verizonショップ ・・・ページ 9
■ Cricket(AT&T)ショップ ・・・ページ 10
■ MetroPCS(T-Mobile US)ショップ ・・・ページ 11
■ Sprintショップ、Virgin Mobile USAショップ(シカゴのみ) ・・・ページ 12
■ ハワイ/ラスベガス、ABCストア ・・・ページ 13
■ ワイキキ、Hoku Wireless ・・・ページ 14
■ 空港などの自販機 ・・・ページ 15
■ その他 ・・・ページ 16
久しぶりにアメリカ現地の実店舗でのプリペイド・ポケットWiFiとSIMの購入できる場所のレポートです。
ゴールデン・ウィーク前にしたかったのですが、まあ、色々ありまして・・・
なお、アメリカ歴代ポケットWiFiの(ほぼ完全)リストは、
アメリカ携帯会社の歴代販売済みポケットWiFi、リスト – 2014年5月21日
を参照してください。
■ 家電量販店 BestBuy、BestBuy Mobile
全米チェーンの家電量販店BestBuyでは、現在、以下のプリペイド用ポケットWiFiが販売されています。
● Verizon 4G LTE Mobile Hotspot(MiFi5510L) $99.99
- SIM同梱
- VerizonのLTE(Band 13、4)と3G CDMA2000へ接続可能
- SIMの有効期限(最後の通信有効期限から5ヶ月)を過ぎたら、新しいVerizon SIMが必要? 再アクチ可能?
- SIMフリーだが、3GはCDMA2000のみ対応で、W-CDMAに対応していないので、他社SIMを使用する意味が無い。
- T-Mobile USのアクチ済みSIMを挿入すれば、T-Mobile USのLTE(Band 4)に接続可能。
“アメリカ現地でポケットWiFiとSIMを購入できる店(2014年初夏編)” の続きを読む
固定ページ: 固定ページ 1, 固定ページ 2, 固定ページ 3, 固定ページ 4, 固定ページ 5, 固定ページ 6, 固定ページ 7, 固定ページ 8, 固定ページ 9, 固定ページ 10, 固定ページ 11, 固定ページ 12, 固定ページ 13, 固定ページ 14, 固定ページ 15, 固定ページ 16
さて、筆者の昨夜の記事はとてもアクセスが多くて、一夜明けて起きてみたら久しぶりにびっくりしました。
しかし、他の海外在住日本人の方々も批判していて、それもかなり賑わっていたようで、このサイトだけではなかったのですね。
しかし、筆者が問題にしているのは、2点あります。
● 本人認証方法 = 日本に到着してパスポートを見せるのが、ベストな方法なのかどうか。
特にイマドキ、SIM認証でWiFiが使えるようになりかけている時代に、IT先進国日本が、成田空港の検問所みたいに「パスポート見せて、100%まるまる信用」って方法しかないのかどうか、考えて欲しい。
今は、アプリも世界中でダウンロードできる。本人認証は、クレジットカードからの住所や年齢検索、現地免許証も可だし、どうしてもパスポートでなければならないなら、アプリ経由で事前にスマホでパスポートの写真を撮って、セキュアな送信経由でスマホから送る・・・ということも、不可能ではない。
日本へ「海外旅行」を考えている外国人にとって、日本人と同じく、「海外旅行」は事前に調査して、準備万端で行きたい人もいる。したがって、この無料無線LANサービスのID設定が、使用予定の端末に日本へ到着する前に設定できれば、とっても、とっても便利でしょう。
これにより、日本側の空港やホテルなどのスタッフの教育や増員も不要だし、運用コスト削減になります。
● 現行の電波通信法で技適マークの無い端末は、日本国内でのWiFi/Bluetoothを含む全ての電波の発信を許可されていないのに、なぜ、それを奨励するようなことを、しかも、政府の一機関が公的に行うのか?
我々のように海外に住んでいる日本人が周囲の日本人以外の人に、「こうすれば、日本で公衆WiFiが使えるよ。でも、君の端末を日本で電源入れると、法律違反で犯罪だから、こっそり使ってね。」って言えっていうの?
“一夜明けて、観光庁(?)の訪日客向け無料無線LANサービスについて、確認と追加コメント” の続きを読む
日経新聞記事:
【日経新聞】訪日客に無線LAN 全国共通の無料IDで観光促進 – 2014年5月23日
記事抜粋:
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政府はNTTグループなどと共同で、日本を訪れる外国人が駅や観光地などの無線LAN(構内情報通信網)サービスを簡単に使えるようにする。空港などでIDを配り、滞在中は全国どこでもひとつのIDで無線LANを無料で使えるようにする。2016年度をめどにサービスを始める。無線LANの使いにくさは訪日客の最大の不満の一つ。観光立国や20年の東京五輪に向け、官民一体で改善を急ぐ。
(中略)
現在は施設ごとにメールアドレスなどを登録してIDをもらわなければいけないケースが多い。訪日客の場合、空港、鉄道、ホテルなどで何度も別のIDが必要で煩雑との声がある。米国や韓国の大都市ではIDなしで無線LANを無料で使える場所も多い。
日本の携帯電話は自社の通信網にしかつなげない「SIMロック」を掛けるのが一般的なので諸外国に比べて街でSIMカードを手に入れにくいことも不満の一因。無料でネットを使えないとローミングと呼ばれる日本と自国の携帯事業者間のサービスで通信料が割高となり、滞在費が押し上げられる問題がある。
観光庁が11年に訪日客に対して旅行中に最も困ったことを聞いたところ、無線LANの使いにくさを挙げる人が24%に上り、言語や交通などを抑えて最も多かった。
政府は訪日客が全国で使える共通IDを導入する方針だ。総務省と観光庁、NTT系のNTTブロードバンドプラットフォーム、KDDI系のワイヤ・アンド・ワイヤレスなどが今夏に協議会をつくる。空港や鉄道、ホテル業界などと連携し、訪日客のID情報を共有するシステムなどをつくる。総務省は15年度予算案で開発や実証実験の費用の要求を検討する。
訪日した空港や観光地でパスポートの提示を条件にIDを渡したり、スマホのアプリ(応用ソフト)で無線LANを使えるようにしたりするしくみを想定する。無料の無線LANを提供する全国の施設に共通IDの採用を呼びかける。日本人も使えるサービスに広げるかは協議会で詰める。
訪日客は13年に初めて1千万人を突破した。政府は東京五輪が開かれる20年に現在の2倍の2千万人を呼び込む目標を掲げている。課題だった通信環境を改善できれば、訪日客のリピーターも期待できそうだ。
--------------
これって、「パスポートを提示して、IDを貰う」ブースや、そのブースに張り付くスタッフの人件費など、運用上、手間や金が増えるだけでしょう。
なんで、外国人が成田空港(などの国際到着空港)に到着して、飛行機を降りて携帯の電源を入れたら、勝手に空港WiFiに繋がって、このサービスの案内画面が表示され、その場で必要な情報を入力して、IDをオンラインで入手(あるいは、その携帯に自動セット)するシステムにしないのかね・・・・
“「日本政府が訪日客に無線LAN、全国共通の無料IDで観光促進 」に、物申す” の続きを読む
Sprint MVNOのFreedomPopは、2年前から「データ通信月500MBまで無料」、2013年10月からは「通話月200分まで・テキスト月500通まで・データ通信月500MBまで無料」の完全無料通信サービスを提供しています。(留守番電話など付加価値機能や、超過分は、有料。)
本日(2014年5月22日)、FreedomPopは、月$20で「通話し放題/テキストし放題/データ通信し放題」プランを開始しました。ただし、データ通信は1GBまでLTE通信、超過分は追加料金を払わない限りCDMS2000回線(3G)で速度制限されます。
StraightTalk、Net10、H2O、Virgin Mobile USA、Cricket WirelessなどのMVNOが月$40-60で提供している同等のサービスを、FreedomPopはその半額で提供することになります。
また、FreedomPopの月$20「トリプル使い放題」プランでは、テザリングは使い放題で可能ですが、1GBを超えると、テザリング端末の速度も落ちます。
【FreedomPopフォーラム】FreedomPop launches $20 LTE plan! Adds Samsung LTE phones to lineup! - 2014年5月22日
【GigaOM】FreedomPop joins the ranks of carriers offering limited “unlimited” data plans - 2014年5月22日
“FreedomPopが月$20で「通話し放題/テキストし放題/データ通信し放題(1GBまで高速)」プランを開始” の続きを読む
明日2014年5月23日からAT&が地域( Illinois, Indiana, Minnesota、Wisconsin)/機種限定(Samsung Galaxy S4 mini)でVoLTEを開始するという発表でしたが、実際にアメリカの4キャリアでVoLTEを開始するのはT-Mobile USが最初でした!
しかも、1日の差で・・・
T-Mobile USは、本日2014年5月22日より、本社のあるシアトル地域で、突然、VoLTEを開始しました。
【T-Mobile US Blog】T-Mobile brings Voice over LTE to Seattle - 2014年5月22日
【FierceWireless】T-Mobile launches VoLTE in Seattle, promises more markets this year - 2014年5月22日
使用できる機種は、現在のところ、
● LG G Flex,
● Samsung Galaxy Note 3,
● Samsung Galaxy Light,
の3機種。
T-Mobile USのCFO、 Neville Ray氏は、VoLTEによって通話接続が2倍速い(半分の時間で接続する)とブログで述べており、また、T-Mobile USのVoLTEではHD Voiceも提供していると述べています。ただし、T-Mobile USは2013年1月からHD Voiceサービスを3G/HSPA+回線上で既に全米規模で提供しています。
Ray氏は、今後、1年間でVoLTEを全米に拡大していく、と述べています。
Verizonも2,3ヶ月以内にVoLTE開始を開始することを発表しており、この秋(例年、9月)に発売する新型iPhoneではVoLTEが標準搭載になるという推測も増えています。
アメリカの4大キャリアでまだVoLTE計画を発表していないのは、・・・例によって・・・LTE一人負けのSprint。
昨年(2013年)10月にT-Mobile USはiPad/iPad MiniやNexus 7タブレットに無料の月200MBデータ通信を提供開始するため、新しくタブレット端末用アカウント管理画面を作りました。
iPad 4/iPad MiniとiPad Air/iPad Mini RetinaでT-Mobile USプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月11日
iPad 1/iPad 2/iPad 3でT-Mobile USプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月11日
Nexus 7 LTEをT-Mobile US SIMで使う : T-Mobile USプリペイドMobile Broadband (Pay-In-Advance Mobile Internet)プラン加入方法 – 2013年10月28日
T-Mobile USのiPad/iPad Miniプランは、毎月の最初の200MBが無料! – 2013年10月23日
T-Mobile USが、「月200MBまで無料データ通信」プランに加入可能な端末のリストを発表 – 2013年11月3日
2013年11月1日以前にアクチしたT-Mobile USプリペイドモバイル通信(ポケットWiFi、iPad/タブレット)SIMのアカウント管理方法 – 2013年11月19日
現在、T-Mobileのサイトでは、
http://my.t-mobile.com/ は、ポストペイド携帯/プリペイド携帯 専用のアカウント管理サイト
http://mim.t-mobile.com/ は、タブレット(iPad、Nexusなど)、および、T-Mobile US専用ポケットWiFi 専用のアカウント管理サイト
になっています。
ただし、T-Mobile US専用ポケットWiFi用オンライン管理サイトは、暫く正常に機能していませんでした。最近、これがまあまあ正常に機能していることがわかったので、そのサイトを使ってT-Mobile US専用ポケットWiFiをリフィルする方法、または、再使用する方法を書きます。
T-Mobile US専用ポケットWiFiとは、T-Mobile USブランドで販売されている
● T-Mobile 4G Mobile Hotspot (ZTE MF61)
● T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot (Huawei UMG587)
● T-Mobile Sonic 2.0 LTE Mobile HotSpot (ZTE MF96)
● Samsung LTE Mobile HotSpot PRO
のポケットWiFiになります。
“T-Mobile US専用ポケットWiFiのリフィルの仕方” の続きを読む
数日前からこのニュースが何度かツイートされていて、気になるんですよね(笑)
AT&Tは昨年(2013年)夏の間、以下の写真のような、太陽光発電による携帯電話充電ステーションを、「ニューヨーク世界博50周年記念」としてクイーンズ区の1964年世界博の場所に設置しました。このニューヨーク博では、世界で始めてAT&Tベル研究所開発の「ビデオ電話(Picturephone)」も紹介されたゆかりもあります。
この屋外携帯電話充電ステーションが非常に好評だったことから、AT&Tは今年はこの太陽光発電による携帯電話充電ステーションを、ニューヨーク市内20ヵ所に設置します。この充電ステーションは、日中、太陽光パネルで発電された電力を、内部電池に充電して蓄積しています。したがって、内部電池の蓄電が残っているうちは、夜でも携帯を充電できるそうです。
このAT&T Street Chargeは、夏の間、以下の20ヵ所に合計45台設置されます。充電ポートは、USBとマイクロUSBがあるようです。
ニューヨークに住んでいる方、ニューヨークを訪問する方、見かけたら、使ってみてください。
※ 充電ケーブルは、持っていたほうが良いと思います。しかし、写真で見る限り、「MicroUSB」のポートの方は自分のケーブルを持参しなくとも、直接アンドロイド携帯などに繋げられる仕組みなのかな?
“AT&Tがニューヨーク市周辺に設置する太陽光発電による携帯電話充電ステーションを、今夏は増やす計画” の続きを読む
あと数日(2014年5月23日)でAT&Tが地域限定/機種限定でVoLTEサービスを開始するのを受けて、Verizonは本日2014年5月20日、プレスリリースで同社のVoLTE導入計画を発表しました。
【Verizon】Verizon Details VoLTE Rollout Plans – 2014年5月20日
これによると、
● 導入時期はあと2,3ヶ月(a few months)後、(2014年8月頃?)
● 開始は、全米一斉
● VoLTE標準内のHD Voiceを開始(AMR ワイドバンド標準対応)
● ビデオ電話オプションも提供する
● VoLTE音声通話中に、途中からビデオ電話にスイッチすることが出来る
● 開始当初にVoLTE対応機種を複数用意する
● 一部の既存の機種は、ファームウェア・アップグレードでVoLTE対応になる
● 将来的に、Rich Communications Services (RCS)の拡張である、大きなサイズのファイルアップロードや、グループ・メッセージング、位置共有などが可能になる
ということです。
最近、コメント返信や直メール返信でこの情報を良く書いているように思うので、アメリカ携帯会社の歴代販売済みポケットWiFi(モバイル・ルーター)のリストを作りました。
アメリカの携帯会社はほぼ1年に1台、新しいモデルのポケットWiFiを発売しています。
このリストは今後、新製品が出れば、追加していく予定です。
* 筆者所有
■ AT&T
太字はAT&Tの使用中周波数
AT&T使用周波数:
2G 850/1900MHz
3G/HSPA+ 850/1900MHz
LTE 700MHz(Band 17)/850MHz(Band 5)/1900MHz(Band 2)/AWS(Band 4)
モデル名 メーカーモデル名 |
発売開始日 |
メーカー |
2G対応周波数 |
3G対応周波数 |
3G HSPA+/ DC-HSDPA(DC-HSPA+) 対応 |
LTE対応周波数 |
SIMロック解除 |
MiFi2372 * |
2010年11月 |
Novatel |
850/900/1800/1900MHz |
850/1900/2100MHz |
X |
X |
Unlock版有り DC-Unlockerで可 |
参考 MiFi2352 * |
MiFi2372の欧州版 |
Novatel |
850/900/1800/1900MHz |
900/1900/2100MHz |
X |
X |
Unlock版有り DC-Unlockerで可 |
AT&T Elevate 4G * Sierra Wireless Aircard 754S Sierra Wireless AC 754S Netgear Aircard 754S Netgear AC 754S |
2011年7月 |
旧Sierra Wireless 現Netgear |
850/900/1800/1900MHz |
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 |
Unlock版有り DC-Unlockerで可 |
AT&T Liberate * Novatel MiFi5792 |
2012年11月 |
Novatel |
850/900/1800/1900MHz |
850/1900/2100MHz |
HSPA+/DC-HSDPA |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
DC-Unlockerで可 |
AT&T Unite * Sierra Wireless AirCard 770S Sierra Wireless AC 770S Netgear AirCard 770S Netgear AC 770S |
2013年2月 |
旧Sierra Wireless 現Netgear |
850/1900MHz |
850/1900MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 |
Unlock版有り DC-Unlockerで可 |
AT&T Unite Pro * Netgear AirCard 781S Netgear AC 781S |
2013年11月 |
Netgear |
X |
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
現在のところ不可 |
AT&T Velocity * ZTE MF923 |
2014年10月10日 |
ZTE |
850/900/1800/1900MHz |
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 700MHz Band 29 |
DC-Unlockerで可 |
AT&T ZTE Spro 2 Smart Projector ZTE Spro 2 |
2015年4月 |
ZTE |
|
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
不明 |
AT&T Unite Express Netgear AirCard 779S-ATT Netgear AC779S-ATT |
2015年5月12日 |
Netgear |
|
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
不明 |
AT&T ZTE Mobley ZTE Mobley |
2015年9月11日 |
ZTE |
|
850/1900MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
不明 |
AT&T Unite Explore |
2016年4月1日 |
Netgear |
|
850/1900MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
不明 |
“アメリカ携帯会社の歴代販売済みポケットWiFi、リスト” の続きを読む
T-Mobile USは、加入者拡大のための活動を進めています。
■ Univision Mobile
T-Mobile USはアメリカ国内に5600万人住んでいるというメキシコ人・中南米人向けのスペイン語TV放送を提供しているUnivisionと提携し、本日(2014年5月19日)よりUnivision MobileというブランドでMVNOを開始します。
Univision Mobileは全米1600店舗のWalmartで販売されるほか、主に中南米人の顧客が多い6000の独立系携帯ディーラーでも販売されます。
通話料金は
● 月$30で通話し放題・テキストし放題
● 月$45で通話し放題・テキストし放題・データは2.5GBまで高速、それ以上は速度制限
各プランとも、
● 国際テキストが無料・使い放題
● メキシコを含む中南米8カ国への国際電話(固定、携帯へ)が100分まで無料
のほか、Univisionポイント、Univisionポータル、UnivisionTV番組の案内、Univision主催のイベントへの舞台裏アクセスのチャンス、などが含まれます。
【Univision Press Release】Univision & T-Mobile Launch “Univision Mobile” a Pioneering New Wireless Service Designed for Hispanic Americans – 2014年5月5日
従来、アメリカの中南米系携帯ユーザーはTracfone/Net10/StraightTalkのTracfoneグループやCricket Wirelessへの加入が多かったですが、Cricketは今年(2014年)3月にAT&Tに買収されて新しい料金体系になり、また、従来のCricketのユーザーは契約を継続するためには、CDMA2000携帯をこれから18ヶ月以内にW-CDMA携帯に交換する必要があるため、T-Mobile USとしては、中南米系ユーザーを獲得するチャンスと見たのでしょう。
“T-Mobile USがスペイン語TV放送Univisionと提携してUnivision Mobileを開始、Walmartで廉価アンドロイドタブレットも販売開始” の続きを読む
「本日2014年5月19日から始まる」と先週お知らせしたVerizonのXLTEサービス
VerizonがBand 4 LTEを2014年5月19日に公式キックオフ、キャリアアグリゲーションもあり? – 2014年5月15日
は、やはり、筆者が予想したとおり、700MHz Band 13とAWS Band 4を組み合わせた、キャリア・アグリゲーションでした。 従来の10MHz+10MHz 700MHz Band 13より帯域幅(アクセス速度)の広い(速い) 20MHz+20MHz Band 4 LTEです。
【Verizon News Release】XLTE: America’s Best Network Gets Even Better – 2014年5月19日
【PC Magazine】What Is Verizon XLTE? – 2014年5月19日
XLTEは既に以下のリストにある236都市でサービス開始されています。
【Verizon】Verizon XLTE is here
他の地域でのAWS Band 4 (XLTE)サービスは、今後14~18ヶ月で完了する予定です。
現在、XLTE対応端末(Band 13とBand 14、両方対応)は、以下の端末になります。
- HTC One M8
- Samsung Galaxy S5,S4,Note 3
- 最新のDroid端末
- iPhone 5c/5s, iPad Air, iPad Mini Retina
など、
- 現在ユーザーが使用している端末の35%は、XLTE対応
これらの端末では、2つの周波数に対応しているので、AWS Band 4に接続すると、700MHz Band 13に接続したときに比べ、回線接続速度は約2倍に速くなるとのことです。
また、XLTE対応でない700MHz Band 13専用端末でも、一部のユーザーがAWSへアクセス移行するので、700MHz Band 13の回線混雑が緩和され、速度が今までよりも速くなる、とVerizonのニュースリリースでは説明しています。
Verizon加入者でXLTEサービスエリアで、今日から体感アクセス速度が速くなったと思われる方は、コメント欄でご報告ください。
ここ2週間半ぐらいの噂どおり、本日午後遅く、AT&Tは、売上げおよび加入者数でアメリカ衛星テレビ首位のDirecTVを買収することを発表しました。
買収額は約485億ドルです。
※ 筆者注:DirecTVって、アメリカ衛星事業で首位だったんだ。2位だと思っていました。
今後、FCCや司法省の認可プロセスを経て、約12ヶ月で買収が完了する予定です。
AT&Tは携帯電話、固定電話、のほか、U-Verseという光ファイバー(道端まで)を使った有料テレビ事業を行っています。
しかし、U-Verseのサービス地域は限られており、加入者数も約550万世帯しかありません。
このAT&Tが加入者数2030万世帯のDirecTVを買収するのは、番組製作会社(チャンネル)へ支払う番組放送権購入費用の加入者一世帯あたりのコスト削減を目指していると思われます。
更に、AT&T U-verseのサービス地域は限定されているのに対し、全米をカバーする衛星TV網を手に入れ、AT&T U-Verseでサービスしているチャンネルを全米展開することが出来ます。
また、衛星放送の加入者は、地下に固定回線を施設されていない山間部や離島、半島、僻地、に住む人が多いですが、AT&TとしてはこれらのDirecTV加入者に、AT&TのLTE回線を使用した固定無線インターネットを提供して、AT&Tワイヤレス部門の売上げ拡大も目指したいようです。
これまで衛星TV加入者は、衛星経由でのインナーネットサービスにも加入できましたが、回線速度は遅いようです。
“AT&Tがアメリカ衛星テレビ首位のDirecTVを買収同意。Sprint/T-Mobile USへの影響は?” の続きを読む
事前漏洩情報を先にも書きましたが、
2014年6月からの新Cricketプリペイド料金が漏洩 – 2014年5月4日
AT&Tが2014年3月14日に買収を完了した、CDMA2000/LTE(Band 4)通信方式を採用した地域キャリアのCricket Wireless(Leap Wireless)は、買収後約2ヵ月後の本日2014年5月18日より各Cricket店舗で、新しいCricketブランドでAT&T回線を使用したGSM/W-CDMA/LTE(Band 17、4、2、5)サービスを新料金で開始します。
【Cricket】New Cricket Wireless Answers Nationwide Call for Network Quality, Value Prices, Great Service and No Annual Contract – 2014年5月18日
先日の漏洩情報には無かった新しい情報としては、1年間遅延無く支払いを続けた場合には、$50の端末購入クレジットが貰えます。この端末クレジットは、条件さえ満たしていれば、毎12ヶ月ごとに与えられるそうです。
現Cricketで提供されている「無料音楽ダウンロードし放題」プランのMuve Musicは新Criketでは提供されません。AT&TはMuve Music事業を売却したい旨を明らかにしています。
AT&Tとしては、GoPhoneは「データ通信のパーフォーマンスを優先するユーザー向け」、Cricketは長期でプリペイド契約を安く考えている「倹約ユーザー向け」として位置付けます。Cricketブランドは、T-Mobile USのMetroPCSブランドと直接競合するブランドとなります。
新CricketのSIMだけ購入は$9.99でオンラインで可能ですが、購入時に使用する端末のIMEI番号が要求されます。
実際にSIMを受け取ってから、別の端末に使用できるかどうかは、不明です。
【Cricket】Bring Your Own Cell Phone
現在、Cricket店舗数は3000店舗ありますが、今後は更に店舗数が増え、全米展開されます。現在のCricket店舗は、フランチャイズ店(AT&T直営店ではない)が多いのでご注意ください。
これまでのCricketユーザーは今後約18ヶ月の間にCDMA2000通信方式の端末から、AT&TのGSM/W-CDMA/LTE端末に買い換える必要があります。
その後は旧Cricketの1900MHz CDMA2000通信方式の基地局は、W-CDMA/HSPA+またはLTE Band 2に再編されます。
新規に端末を購入したい場合には、Cricket店舗でMoto G、Galaxy S4、Lumia 520、iPhone 5c/5sなどが用意されており、現在、iPhone以外は$50のリベートを受けられます。
国際電話は$40、$50、$60プランへ月$15の「Cricket Passport」が追加出来て、日本を含む35カ国の固定電話へ無料、(日本の)携帯電話へは月100分まで超過料金無しで発信出来ます。 月$25プランへは「Cricket Passport」は追加出来ません。
“AT&Tの"New" Cricketプリペイド携帯プランが本日より開始、AIOは消滅へ” の続きを読む
AT&Tの研究所がGPS機能付きスーツケース、Smart Luggageを試作し、今年のAT&Tイノベーション・ショーケース展示会で、紹介しました。
【PCMagazine】You’ll Never Lose AT&T’s Smart Luggage – 2014年5月16日
このスーツケースには3G通信機能のモジュールが内蔵されており、USBポートが付いていて、充電できます。
また、荷物が回転台出てくるときには、スマホでコマンドを送ると、モジュールのLED電球が点滅してくれて、自分のスーツケースを瞬時にして判別できる、という機能まで付いています。
“AT&TがGPS機能付きスーツケースを試作” の続きを読む
5人メンバーのFCCは本日3つの重要議題を決議しましたが、その一つは既に報告している、AT&Tが今年(2014年)1月に「Sponsored Data」というサービスで提案している「コンテンツプロバイダーによる、インターネットの有料優先アクセス権を認める」提案。
FCC、ネット通信の有料優先アクセス提案を可決。一般公開コメント期間を経て、今年後半に最終投票。 – 2014年5月15日
あとの2つは周波数に関するルールで、一つは
● 日本では所謂「プラチナバンド」と呼ばれていて、ビル内伝達や、郊外での長距離伝達に有効な、1GHz未満の低周波数の入札条件の規制。
「この周波数帯で既に1/3以上の帯域を所有しているキャリアは、新しい低周波周波数の入札が開催された場合に、入札に参加出来ない」という規制です。
これにより、AT&TとVerizonは既に700MHz帯域でLTEサービスを開始しており、800/850MHz帯域もそれぞれ2G/3Gで使用しいているため、両社合計で2/3以上の「1GHz未満帯域」を所有しており、2015年半ばに開催予定の600MHz帯域の入札には参加できなくなります。
FCCの本日最後の投票は、2GHz以上の高周波数を”Spectrum Screen”(キャリアの保有周波数帯域)に追加するかどうかの投票でした。
既に記事で書いているように、
SprintのT-Mobile US買収計画に、更なる壁が立ちはだかる – 2014年4月26日
これが可決すると、SprintによるT-Mobile US買収が難しくなる要素が一つ増えることになります。
Sprintは昨年7月初めにWiMAX/TD-LTE事業者のClearwireを完全買収したおかげで、2.5GHz Band 41の周波数帯域をほぼ独占的に持っており、これを”Spectrum Screen”に含めると、他社の1.5倍以上の周波数帯域を現在保有しています。
SprintがT-Mobile USを買収し、これにT-Mobile USの周波数が加わると、他社の2倍以上となり、「Sprintが周波数帯域を独占している」とみなされます。
それでもSprintがT-Mobile USの買収を強行する場合には、買収条件として、一部の周波数を他社に譲渡することがFCCから要求されるでしょう。
Sprintの周波数政策担当のKrevor氏は、「この決定を良くレビューし、Sprintの次のステップを決めたい。」とコメントしたそうです。
【RCR Wireless】Spectrum screen reset to Sprint’s dismay – 2014年5月15日
【FierceWireless】Can the FCC get the balance right with its spectrum rules? – 2014年5月15日
FCCは本日、先ほど、ネット通信の有料優先アクセスを認める提案を、3対2の民主党委員対共和党委員の党派に分かれて、可決しました。
これは、AT&Tが今年初め(2014年1月6日)にCES直前のAT&T Developer’s Conferenceで発表した「Sponsored Data」に対して、FCCがこのサービスを認めるかどうかで意見をまとめていた結果によるものです。
【GIGAOM】AT&T launches “Sponsored Data,” inviting content providers to pay consumers’ mobile data bills – 2014年1月6日
今回の投票後、FCCは120日間の一般コメント期間を設け、それに基づいて最終案をまとめ、再度、5人メンバーのFCC委員会で投票を行います。
最終提案の可決には過半数の投票が必要で、2人の共和党メンバーは反対すると予想されているため、FCC委員長(民主党)は、最終提案の内容で他の2人の民主党メンバーの同意が必要です。
本日の投票前に民主党メンバーの1人であるJessica Rosenworcel氏は、投票を延期するように意見を述べており、「この提案は、準備を急ぎ過ぎている。」と発言しています。
今回の提案はまだ最終ではなく、FCCが最終提案をプロポーズしても、それが法案として可決するまでには共和党多数の下院を含め、両議会の可決が必要と思われるので、まだまだ先のわからない状況です。
しかし、この「ネット通信の有料優先アクセス提案」が法案化すると、
● コンテンツプロバイダーが、通信回線業者(携帯、固定、光回線、CATV業者、など)にお金を払って、自社コンテンツを他のインターネットアクセスよりも高いネットアクセス優先度で配信することが出来る
ようになります。
例で示すと、
● NetFlixやHuluが、ゴールド優良会員に優先的にビデオを配信するために、携帯電話会社やケーブル会社にお金を払い、ゴールド優良会員へ先に配信するようにする。その間、回線が混雑している場合には、その他のユーザーのデータ通信が遅くなる。
と言うことです。
今回の「ネット通信の有料優先アクセス提案」に反対している人たちの意見は、「これを認めると、他のユーザーのネット通信が遅くなったり、VoLTEなどの音声通話や警察などの緊急電話も遅延し、影響が出る。」という点を取り上げています。電話会社は、「音声通信や緊急電話には、影響しない。」と表明しています。
参考リンク:
【Mashable】FCC on Net Neutrality: How It Happened – 2014年5月15日
【Reuters】Amid protests, FCC proposes new ‘net neutrality’ rules – 2014年5月15日
2週間前にポストしたように、
AT&Tが2014年5月23日からVoLTEを開始!? – 2014年5月2日
AT&TはVoLTEサービスを地域限定、機種限定で2014年5月23日に開始することを、本日公式発表しました。
【AT&T】AT&T Introduces High-Definition Voice in Initial Markets – 2014年5月15日
AT&TのHD VoiceサービスはVoLTEを使用し、従来の音声通話サービスに比べて約2倍の音域を転送し、周囲のノイズを取り除いて、クリアな通話が出来ます。
VoLTE HD Voiceサービスを受けるには、会話している両社がVoLTE HD Voice対応端末で、LTEに接続している必要があります。
開始当初はSamsung Galaxy S4 Mini端末のみがAT&T VoLTE HD Voiceの恩恵を受けられ、かつ、イリノイ州・インディアナ州・ミネソタ州・ウィスコンシン州の地域でのみ使用が可能です。
AT&Tは徐々にこの地域と機種を増やしていきます。
また、今年秋に発売されるiPhone 6ではVoLTEが標準搭載されるとも期待されています。
【注】
アメリカでは、当時は地域サービス限定のMetroPCSがT-Mobile USAと合併する前に2012年8月7日よりLG Connect 4Gアンドロイド携帯でVoLTEを開始しており、合併後(2013年5月1日)の現在でもMetroPCSの同機種のユーザー同士はVoLTE機能が使用できます。
また、T-Mobile USは昨年(2013年)4月からのiPhone 5発売以降、HD Voice機能をiPhone 5や、他のHD Voice機能対応のスマホで提供していますが、3G W-CDMA通信上で提供しています。
Sprintも2014年2月11日より地域限定(初期はフィラデルフィア、バルチモア)でHD Voiceを開始していますが、これも、CDMA2000通信上で提供しています。
アメリカの大学/大学院でも先駆的に2010年入学の新入生(毎年約100名)から全員にiPadを配布して授業に活用しているカリフォルニア大学(UC)アーバイン校医学部大学院
【UC Irvine Today】Incoming UCI medical students to receive iPads loaded with first-year curriculum – 2010年8月3日
では、アメリカ国内でも始めて、Google Glassを医学部大学院の授業に活用していきます。
UCアーバイン校では、医学部大学院生3年生、4年生の手術室実習・エマージェンシールームでの実習に今月から使用できるように、10台のGoogle Glassを導入し、カリキュラムやGoogle Glass用アプリの開発を開始します。ウェアラブルシステムを活用することにより、手術や緊急処理で両手が塞がっている場合にでも、音声コマンドで患者情報の閲覧や医療情報の閲覧を活用できるようにすることが、目的です。
システムは更に付属のUCアーバイン・メディカル・センターでの実際の臨床でも活用され、集中治療室(ICU)やエマージェンシールームでも利用されます。既に、同メディカルセンター内では手術室でGoogle Glassが一部使用されています。
“カリフォルニア大学アーバイン校医学部大学院が、Google Glassをカリキュラムに採用” の続きを読む
AT&TがSprintの使用していない2.3GHz周波数使用権、俗にWCSと呼ばれる周波数帯(Band 30または40)を購入した模様です。
AT&Tは既に2012年にNextwave Wireless社から同周波数の使用権を6億ドルで購入したのをはじめ、 Comcast, Horizon Wi-Com、San Diego Gas & Electric Companyなどから購入しています。
Sprintはフロリダ州、ルイジアナ州、テキサス州、アラバマ州、ジョージア州などを含む、主に南部の19の広域地域(713郡)でのWCS使用権を持っていました。今回、これをAT&Tに譲渡することに合意したものです。
【FireceWireless】AT&T looking to buy all of Sprint’s 2.3 GHz WCS spectrum licenses, possibly for in-flight Wi-Fi – 2014年5月13日
譲渡金額は発表されていません。
今後、FCCの調査を経て、約半年後に認可されます。
AT&Tは2015年後半までに機内WiFi事業に参加する計画を、既に先月発表しており、
AT&Tが2015年後半に、「機内WiFi」事業に参入予定 – 2014年4月29日
航空機と地上の基地局を繋ぐLTE通信の周波数はまだ最終決定はしていないものの、2.3GHzWCS周波数を使用したい意向は示しており、この目的のために周波数の掻き集めを行っているとも考えられます。
DroidLifeが内部ソースから入手したVerizonのマーケティング資料によると、
【DroidLife】Verizon to Launch “XLTE” Brand in AWS Markets on May 19 – 2014年5月13日
Verizonは2014年5月19日よりXLTEキャンペーンを開始します。
Verizonはアメリカ4大キャリアでは最初に2010年12月5日より700MHz Band 13で10x10MHzのLTEを開始して、「最速」のデータ通信速度を特徴としていました。しかし、「最初」のおかげでLTE加入者が激増し、昨年後半頃からはニューヨーク・マンハッタンなどの大都市では回線混雑で繋がり難くなっていました。
“VerizonがBand 4 LTEを2014年5月19日に公式キックオフ、キャリアアグリゲーションもあり?” の続きを読む
アメリカ国内では移民(永住権)申請の他に、州など地方自治体が認可する免許・ライセンス(例:医療マッサージセラピスト、など)、州や連邦政府の本採用雇用や、その下請けや孫請けする際の雇用申請、はたまた、私企業でも雇用前に犯罪履歴のチェックをすることがあります。その犯罪履歴チェックの基になるのが、Fingerprinting、指紋の採取です。
これは、現在は標準フォームのForm FD-258を使用するのが多いと思います。
今回、筆者としては初めて、そのFingerprintingを必要とする連邦政府機関系の下請け・孫請け仕事があり、Form FD-258用紙を2枚、元請けから受け取って、そこに指紋を押して提出しなければならなくなりました。
フォームはこんな青い線の入った、正方形に近いフォームです。
“指紋採取用カード(Form FD-258)に指紋を押して、貰ってきた件” の続きを読む
KDDI(au)が先ほどニュースリリースを発表、2014年夏モデルからアメリカAT&TのLTEにも周波数対応し、日本国内のキャリアで販売されているアンドロイド端末では初めて、2014年5月15日アメリカでLTEローミング対応になります。
早速、発表された各機種のAT&T対応周波数を調べました。
機種 |
AT&T 2G 850MHz |
AT&T 2G 1900MHz |
AT&T 3G/HSPA+ 850MHz Band 5 |
AT&T 3G/HSPA+ 1900MHz Band 2 |
AT&T LTE 700MHz Band 17 メインLTE 全米人口カバー90% |
AT&T LTE AWS (1700MHz/2100MHz) Band 4 |
AT&T LTE 1900MHz Band 2 |
AT&T LTE 850MHz Band 5 |
isai LGL24 |
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Xperia ZL2 SOL25 |
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GALAXY S5 SCL23 |
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AQUOS SERIE SHL25 |
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URBANO L03 |
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Xperia Z2 Tablet SOT21 |
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au版iPhone 5c/5s 2013年11月より提供中 |
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比較 ドコモ版アンドロイド端末 一般的 |
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比較 ドコモ版iPhone 5c/5s 2014年3月31日より提供中 |
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へ~ぇ、KDDI auにこれからのアンドロイド端末は、AT&Tの3Gも2つの周波数に対応するのね。これまではドコモのアンドロイド端末だって、3GはAT&T 850MHzにしか対応していないのが多かったのに・・・
今、KDDIアメリカはアメリカ国内では3GはCDMA2000通信方式のSprintのMVNOをやっていますが、そのうち日本で販売したKDDI端末をアメリカのAT&T回線MVNOのSIMでも使えるようにして、AT&TのMVNOに完全切り替えするかも・・・
KDDIは既に2010年にAT&TのMVNOであるH2O Wireless(Locus Telecommunications)の過半数(51%)の株を買収し、連結子会社化していますから、これらの新端末で、KDDIアメリカは完全にSprint(ソフトバンク)と縁を切れるようになるでしょう。・・・筆者の個人的憶測ですが。
それにしてもこれらのKDDI 2014年夏モデルは、SIMロック解除してくれて、現地のAT&T SIMが使えるようになってくれたら、頻繁な渡米ユーザーとしてはもっとうれしいでしょうね。
KDDIの国際ローミング料金は、
パケット通信料 |
定額上限1 |
定額上限2 |
約24.4MBまで |
約24.4MB以降 |
1.6円/キロバイト |
最大1,980円/日 (免税) |
最大2,980円/日 (免税) |
KDDI案内:
【KDDI】国内通信事業者初、Android (TM) 搭載スマートフォン、タブレットでも米国内でLTE国際ローミングが利用可能に! – 2014年5月13日
【KDDI】国内通信事業者初、Android (TM) 搭載スマートフォン、タブレットでも米国内でLTE国際ローミングが利用可能に!(別紙) – 2014年5月13日
Wall Street Journalがリリースした漏洩情報によると、
【Wall Street Journal】T-Mobile Seeks Big Fee, Management in Sprint Talks – 2014年5月9日 (有料記事)
【TMoNews】Deutsche Telekom wants $1 billion in compensation if proposed Sprint/T-Mobile merger falls through – 2014年5月9日 (Wall Street Journalの記事の2次ソース)
T-Mobile USと、その67%の株を持つ親会社のドイツ・テレコムは、SprintがT-Mobile USの買収提案を出す場合、アメリカの規制当局がその買収を認可しなかったときのために「手切れ金(Break-up Fee)」として最低10億ドル(日本円で約1000億円)を要求していると、報道しています。
T-Mobile USの前身であるT-Mobile USAは、2011年12月にAT&TによるT-Mobile USAの買収が同じ規制当局(司法省と、FCC米国連邦通信委員会)に認可されなかった際、AT&Tから現金30億ドル、さらにAWS(Band 4)電波使用権の一部、約10億ドル相当の譲渡を受けています。
“ドイツ・テレコムは、SprintによるT-Mobile US買収が失敗した場合には、10億ドル(1000億円)を要求しているらしい。” の続きを読む
SprintのWiMAX、そして、最近ではLTEと3G回線を利用して、毎月
● 200分までの通話、
● 500通までのテキスト(SMS)メッセージ、
● 500 MBまでのデータ通信、
を完全無料で提供しているFreedomPopのCEO、Stokols氏は、FierceWirelessのインタビューに答え、同様のサービスを近い将来にAT&T回線またはT-Mobile US回線を使用して提供すべく、両社と交渉していることを明らかにしました。
【FierceWireless】Sprint MVNO FreedomPop may partner with AT&T or T-Mobile – 2014年5月7日
※ FreedomPopは、超過分への課金や、留守電、未使用データバイト数の翌月への繰越サービス、など付加価値サービスに対して課金し、事業利益を得ています。
同社は最近iOS用のFreedomPop専用VoIPアプリをリリースし、
無料通話/テキスト/データのFreedomPopが、iPhone 4/4s/5対応 – 2014年4月29日
申し込むとFreedomPopから新しい電話番号を割り当ててもらい、WiFi、または、既にiPhoneで契約中の(FreedomPopではない)データ通信回線を使用して、FreedomPopの無料サービスを体験できるようにしました。
この、「無料アプリで、無料通信」を使用(試用)したユーザーが、既に持っているAT&T、T-Mobile US、またはSIMフリーVerizon iPhoneをそのまま継続して利用し、SIMを変更するだけで無料FreedomPopサービスに移行できるよう、従来からSIMを使用して契約するGSM/W-CDMA通信方式のキャリア回線を使用することは、FreedomPopとしてもメリットがある、という理由です。
FreedomPopは既に相当数の数の加入者が契約しており、ここからは2社(2回線)のキャリアと契約してMVNOサービスを続けても、事業メリットがある、と見ているようです。
Stokols氏はAT&TまたはT-Mobile USの回線を使用したサービスの開始時期について、明快な回答は避けていますが、2014年後半にはどちらかのキャリアと契約ができるかもしれない、インタビューに答えています。
これが可能になれば、新規にSprint回線対応の端末を購入しなくとも、既に持っているSIMフリー端末やiPhoneをそのまま継続して利用し、FreedomPopのSIMを購入するだけで(一定通信量まで)完全無料のサービスに加入できることになり、米国外からの旅行者にも便利になるでしょう。
また、同じインタビューでStokols氏は、FreedomPopのサービスを海外、特にヨーロッパでも開始したいと話しており、OrangeやVodafoneをパートナーに考えているようです。
T-Mobile USの67%の株を所有しているドイツ・テレコム、そのCEOが本日、ドイツ・テレコムの四半期業績発表後のコンフェレンスコールで、「SprintのT-Mobile US買収」に関する質問を受け、「アメリカ規制当局がこの買収を認めることは、疑わしい」との認識を持っていることを明らかにしました。
「したがって、この現状の中で、現株主に対して、T-Mobile USの価値を高めるために、いかに努力をしていかないといけないかを考える必要がある。」と延べ、T-Mobile USの事業を独自に強化していく計画であることを示唆しています。
さらに、T-Mobileはこれまで利益を犠牲にして売り上げ(加入者)を伸ばす努力をしてきましたが、今後は利益とのバランスを考えた成長を目指さなければならないことを指摘し、アナリスト予測では四半期成長率が第2四半期13%から、第3四半期8%に鈍化して来ると、予想されています。
T-Mobile USAはMetroPCSと2013年5月1日に合併しましたが、その際に、合併後のT-Mobile USの経営を安定化するために、ドイツ・テレコムは合併後1年半は、同社の所有するT-Mobile US株を切り売りしないことを約束しています。その期限が2014年10月末で切れますが、11月以降はドイツ・テレコムによるT-Mobile US株の部分的売却も有りうる、とも述べています。
【Bloomberg】T-Mobile Owner Voices Doubt U.S. Deal Would Be Approved – 2014年5月8日
要するに、いくらソフトバンク社長の孫社長がT-Mobile USにラブコールを送っても、T-Mobile US側でソフトバンク/Sprintの方を向いてくれる可能性が、時間と共に低くなっているということです。
“ドイツ・テレコムCEO、「SprintのT-Mobile US買収が規制当局に承認されるとは思えない。」” の続きを読む
Sprintと、そのプリペイド子会社のVirgin Mobile USA、Boost Mobileは昨日(Virgin Mobile USA)と本日、案内をそれぞれのページに掲載し、来月(2014年6月1日)以降のデータ通信ヘビーユーザーへのネットワークアクセス規制のルールを発表しました。
これによると、
■ ネットワークアクセス規制の目的
● 全てのユーザーに公平にデータ通信をアクセスしてもらうため、ヘビーユーザーのネットワークアクセス規制を実施する
■ ネットワークアクセス規制を受ける条件
● 前月のデータ使用バイト数が、ユーザー全体のトップ5%に入っている
- Virgin Mobile USAは、月に5GB以上を使っていると、トップ5%に入る確率が高い、と表記しています。
■ ネットワークアクセス規制の内容
● 規制を受けるのは、データ使用量がトップ5%に入った翌月のみ
● 回線混雑時に、回線アクセス優先度が、アクセス規制を受けていないユーザーに比べて低くなる(つまり、接続しにくくなるか、データ速度が落とされる)
● 回線混雑していない地域や状況(時間帯)では、ネットワークアクセス規制は受けない
● 規制はデータアクセスがトップ5%に入った翌月、1ヶ月のみ
ただし、継続的に「月のデータアクセス量が、全ユーザーのトップ5%」に入れば、毎「翌月」ネットワークアクセス規制を受けることになります。
“Sprintと、そのプリペイド子会社のネットワークアクセス規制ルールが、2014年6月1日から実施されます。” の続きを読む
そういえば昨日は忙しく、このニュースがありながら、ポストしていませんでした。
ユナイテッド航空は昨日、iOSの同社アプリをアップデートし、iPhone/iPad/iPod Touch利用者は一部の国内線機内WiFIで提供されている150の映画や200のTV番組(録画)が、無料で視聴できるようになりました。
このサービスはユナイテッド航空がフリークエント・フライヤー・メンバーに今年2014年2月に案内していたもので、なぜか3月にオンライン誌が一斉に複数掲載し、「4月からサービス開始か」と噂されていたサービスですが、1ヵ月遅れでようやく開始されたものです。
ユナイテッド航空が2014年4月より機内エンターテインメントをiPhone、iPad、Macに配信、当初は無料とか – 2014年3月13日
無料映画/TV視聴サービスは、ユナイテッド航空機内の機内WiFiに接続したときのみ、利用できます。
ユナイテッド航空では現在、まだ、機内WiFiの航空機へのインストールがそれほど進んでおらず、実際にはこのサービスが利用できる便はごく限られているようです。
利用した方がいたら、コメント欄に報告してください。
ソース:
【9to5Mac】United Airlines updates iOS app with in-flight movie and TV service – 2014年5月7日
iPhone 6を誰よりも早く入手したい人に、朗報!
iPhone 6の流出設計図を基に作られたというiPhone 6のモックアップが、中国のオンライン・コマース・サイトTaobaoで販売中!
379元、または、375元(日本円約6100円、米ドル約60ドル)。
人気高く、既に売り切れらしいですが、中国人のことです、売れるとわかったら、もっと作るでしょう。
【Taobao】新款 苹果6手机模型机 iphone6模型机 苹果6代手机模型 现货
本物の販売が待てない人は、これを早速手に入れて、優越感を味わってください。
“iPhone 6が中国のオンライン・コマース・サイトTaobaoで、販売中!(ただし、モックアップ)” の続きを読む
まあ、こんなことがアメリカのオンライン・ガジェット誌Gizmodoで話題に!
ムーミンカフェは、一人で食事するのが寂しいお客さんに、食事中に等身大ムーミンぬいぐるみの「コンパニオン」をサービス。
まあ、大体が女性なんでしょうけど、ぼうぼう頭の男子学生や、ネクタイ・背広の男子会社員がここでムーミンを目の前にして食事したら、・・・・、う~ん、・・・、でも、楽しそう。
さて、アメリカでも真似するレストランが出てくるかどうか、・・・
【Gizmodo】This Restaurant in Japan Gives Solo Diners Stuffed Animals for Company – 2014年5月6日
【べネリック株式会社】ムーミンカフェ案内ページ
“日本のムーミンカフェが、アメリカのオンライン・ガジェット誌で話題に” の続きを読む
Sprintの100%子会社のプリペイド携帯会社、Boost Mobileは、本日2014年5月6日より新料金プランを追加します。
Boost MobileはもともとiDen通信方式のNextelのプリペイド部門で、SprintがNextelを買収した際にiDen通信方式のプリペイド携帯を販売していました。iDen通信方式の停波が決まった約3年前からはCDMA2000通信方式の携帯/スマホもプリペイド・ラインアップとして提供しています。
Sprintにはプリペイド携帯部門としてBoost MobileのほかにVirgin Mobile USAもありますが、Boost Mobileの特徴は、
● 月極めプランは、契約を長期間続けると6ヶ月ごとに通信料が$5下がり、最高$15まで下がる
● 日極め(Daily)プランは他社と違い、使用していない日も継続して、毎日課金される
です。
たとえば月極めプランでスマートフォンを利用する場合には、月額通信料金は一択で月$55で「通話使い放題・テキスト使い放題・データ使い放題(ただし2.5GBまで高速。それ以上は2G速度。)」ですが、契約後6ヶ月~11ヵ月は月$50、12ヶ月~17ヵ月は月$45、186ヶ月目以降は月$40、になります。フィーチャーフォンの場合には最初の6ヶ月は月$50、BlackBerryの場合は月$45(BBM付き、データ通信無し)と$60(BBM付き、データ通信有り)のプランがあります。
ただし、この料金では「長期契約するかどうか決めかねている利用者」には、通常のスマホ(iPhone、アンドロイド)では月料金が$55から始まり、他のプリペイド携帯社(AIO、Cricket、MetroPCS、など)のエントリー料金である月$40に比べると、どうしても高く感じてしまいます。
“Boost Mobileが、新料金追加” の続きを読む
AT&Tは現在、プリペイド携帯ブランドとして
● GoPhone
● AIO Wireless
の2つのブランドを持っています。これは、T-Mobile USの
● T-Mobile US プリペイドブランド(自社ブランド)
● GoSmartブランド
● MetroPCS
に対抗するためで、AIOブランドは月極めプリペイド契約しかなく、メインブランド(GoPhone)より月の通信料金を(サービス内容に比べて)安くしています。しかし、データ通信の最高速度に制限を設けたり、回線混雑時のデータ通信の優先度を低くしたりしています。
AT&Tは2014年3月14日にプリペイド携帯会社のLeap Wireless(Cricket Wireless)の買収を完了しましたが、2014年6月に既存のAIO WirelessブランドをCricketに吸収させることを既に発表しています。
このたび、AT&Tは既存のCricket独立系ディーラーに対して、その6月以降の新料金を説明したようで、その資料が漏洩しています。
【Prepaid Phone News】New Plans Coming to Cricket Will Look Familiar to Aio Customers – 2014年5月2日
これによると、新Cricketの料金は、以下のようになります。
2014年6月の何日から開始されるかは、わかっていません。
“2014年6月からの新Cricketプリペイド料金が漏洩” の続きを読む
AT&TとVerizonは2013年末にVoLTE開始を予定していましたが、技術的な問題から遅れていました。
AT&Tは「今月(2014年5月)23日、または、それから数日以内に、VoLTEの商用サービスを開始する」という内部情報を、Engadgetは報告しています。
【Engadget】AT&T set to beat Verizon by deploying high-definition calls over LTE this month – 2014年5月1日
Verizonは年内(2014年内)には開始する予定、という情報も流れています。
【FierceWirelessTech】Verizon committed to VoLTE with HD Voice in 2014 – 2014年4月30日
「だからどうだ?」って、普通のユーザーには当初は「通話の音質が良くなるだろう」くらいの話?
そのうち、VoLTEとデータ通信を組み合わせたアプリケーションや機能が追加されてくるんでしょうが・・・
Verizon、Sprint、KDDI auなどのCDMA2000通信方式を使用しているキャリアは、VoLTEの普及と浸透により、先々の技術革新の無いCDMA2000の停波を近い将来に行い、メインテナンス・コストや端末開発コストを削減することが出来ます。
Verizonは暫定的にCDMA2000の停波を2021年、との内部情報がリークされています。
VerizonのCDMA停波は、2021年(暫定) – 2012年10月12日
既存の端末は、OS/ファームウェア・アップデートでVoLTE対応になるだろう、とEngadgetサイトは予想しています。
なお、アメリカ国内では既にMetroPCSが2012年8月からVoLTEを同社のAWS Band 4 LTEで導入していましたが、2013年5月1日にT-Mobile USと合併しました。MetroPCSのVoLTEは今でも提供されていますが、旧MetroPCSのLTE対応ハンドセットを今でも持っている加入者だけが使用できます。
マイクロソフトは、数日前に問題が発覚したInternet Explorerのバグ・フィックスを、本日(2014年5月1日)太平洋時間(夏時間)午前10時にリリースしました。
問題の重要性を反映し、先月(2014年4月8日)で公式サポートの終了したWindows XPユーザーへもこのアップデートをリリースしました。
Windows XP利用者も含め、皆さん、「Windows更新」をお忘れなく!
【TechCrunch】Microsoft Patches Latest Internet Explorer Security Flaw — Even For XP Users – 2014年5月1日
T-Mobile USは今朝、株式市場開場前に2014年1~3月期の決算発表をリリースしました。
この期の加入者純増は、
● ポストペイド携帯加入純増・・・120万回線
● ポストペイド・タブレット加入純増・・・10万回線
● プリペイド加入者純増・・・46万5000回線
● ホールセール & MVNO加入者純増・・・60万回線
合計、240万回線の純増。四半期で200万回線以上の純増はかなりの勢いです。
ポストペイド回線純増だけ見ても、他社3社合計の純増(AT&T 53万9000回線 + Verizon 62万5000回線 - Sprint 23万1000回線 = 93万3000回線)よりも40%(36万7000回線)増しで、ダントツです。
2014年3月31日現在の加入者総数は4910万回線で、第3位とのSprint(5488万7000回線)との差は約600万回線弱に縮まりました。
このペースだと、年内に3位と4位が逆転します。(ま、同じペースでは行かないでしょうけど・・・)
総売上げ金額は、MetroPCSの合併で前年同期比47%増し。MetroPCSの影響を除いたとしても、15.3%増し。
「他社の早期解約料を負担」するキャンペーンなどのため、期内純益/損(Net Profit/Loss)は、1億5100万ドルの損。
“【速報】T-Mobile USの2014年1~3月期決算発表” の続きを読む
T-Mobile USは、2014年1月6日にVerizonから700MHz Aブロック(Band 12)の周波数使用権利を23億6500万ドルで購入することを発表しましたが、FCC(連邦通信委員会)によるその審査が先週の4月24日に承認されました。
T-Mobile USはこれに基づき、Verizonからの周波数譲渡の取引を本日完了しました。そして、T-Mobile USのCTO、Neville Ray氏がその報告をブログに掲載しています。
【T-Mobile US】Great Network News for Our Customers – 2014年4月30日
この中では、今後のLTE拡張計画にも具体的に触れています。
● 今回Verizonから獲得した700MHz(Band 12)は、人口カバーで全米1億5800万人をカバーし、アメリカ人口トップ10都市のうち9、30都市のうち21をカバーします。
この都市の中には New York, Los Angeles, Dallas, Houston, Philadelphia, Atlanta, Miami, Washington D.C., Detroitなどが含まれます。
● 先月発表した2GエリアのLTE化は、
T-Mobile USのLTE化、フェーズ2:2G Edgeオンリーサービス地域を2015年夏までにLTEアップグレード – 2014年3月14日
700MHz Band 12、および、現在2G/GSMで使用している1900MHz Band 2の再編で、行われます。
● 既にAWS Band 4でLTE導入されている地域では、15+15 MHz、または、20+20 MHzに拡張されている地域もあり、これらの地域ではダウンロード最高速度147Mbpsが達成できます。
● さらに、先週のニュース(別ソース)によれば、T-Mobile USでは4x2MIMOを導入することで、LTE接続の安定化を計ります。
先月のT-Mobile USの「2GエリアのLTE化計画」では、このエリアでのLTEでの使用周波数が明確に発表されていませんでした(推測は出来ましたが・・・)が、これで、1900MHz Band 2がLTEに再編されえることが判明し、既存のiPhone 5(AT&T版、アメリカ正規SIMフリー版)およびiPhone 5c/5sで、そのままT-Mobile USの(今後の拡張地域を含む)LTE地域が全てカバーされることが判明し、安心しました。
なお、700MHz Band 12対応のスマートフォンは2014年後半からリリースされる予定で、次の新モデルiPhoneも対応する、と筆者は予想しています。
たった今、Eメールを受信しました。
日本人って、フラパチーノ、好きですよね?
疲れているときに、糖分補給に、最高!
アメリカのスターバックスでは2014年5月1日~10日の期間中、午後3時から5時までの限定で、フラパチーノ・ハッピー・アワー・プロモーションを実施。フラパチーノが半額セールです。
フラパチーノは、やっぱり、「モカ」ですよね。
でも、新バラエティで、「カフェ・エスプレッソ・フラパチーノ」が出たらしいです。これも、良さそうですね・・・
Bloombergオンライン誌は先ほど記事をリリースし、Sprintが4月中にアメリカの6銀行(うち、1行はミズホ)に接触し、この(2014年)6月または7月にT-Mobile USの買収提案を発表する前提で、その資金の調達可能性を打診している、と内部匿名情報として報告しています。
【Bloomberg】Sprint Said to Plan T-Mobile Bid After Pushing for Funding – 2014年4月30日
孫氏はまだ買収資金をどこから調達するかは最終判断はしていないと書かれています。
また、合併後の新会社の運営には、この1年間、アメリカ携帯業界に台風の目として活躍し、T-Mobile USの業績を伸ばしているJohn Legere T-Mobile US社長が第一候補として考えられている、とも報告しています。
アメリカFCC(連邦通信委員会)およびDoJ(司法省)の合併に反対する空気は変わっていませんが、CATV業界第一位のComcastと第二位のTime-Warnerの合併審査が行われている現在、その審査の考察と並行して、2011年にAT&TがT-Mobile USAの買収を提案した時とは携帯業界のその後も変化していることもポジティブに影響されることを期待しながら、買収提案をこの時期に提出したい考えのようです。
買収審査通過までには数多くの課題があり、政府機関の審査と手続きは長期化する可能性があるとも見られています。
もちろん、前回(2014年2月、Sprint/ソフトバンクの四半期決算発表会)も直前の状況変化で全く発表が無かったし、次回も周りの事情によりこの話は具体化しないことが有り得ますので、今のところは「噂」レベルの情報として受けとめておきましょう。