VerizonがVoLTEを公式開始しました。
iPhone 6/6 Plus発売4日前の本日2014年9月15日、VerizonはVoLTEを公式開始しました。
アメリカでは既にT-Mobile USが2014年5月22日に、AT&Tは翌日の2014年5月23日にVoLTEを開始していましたが、地域限定でした。
しかし、T-Mobile USは2014年7月末の四半期業績発表で、VoLTEが全米展開されたことを発表しています。AT&Tは全米展開の発表はまだしていません。
iPhone 6/6 Plusでは標準搭載機能としてVoLTEに対応するため、アメリカのキャリアがVoLTE対応発表をこの時期にするのは間違いないことと推測されていました。
VerizonのVoLTEサービスは自動的に全加入者に提供されるわけではなく、Verizon既存加入者はMyVerizonウェブサイトで無料の「Advanced Calling 1.0」サービスに自主加入(Opt-In)する必要があります。または、カスタマーサービスに電話して「Advanced Calling 1.0」を追加する必要があります。
【Verizon】Advanced Calling 1.0
VerizonのVoLTEサービス「Advanced Calling 1.0」は全米のVerizon LTEサービスエリアで使用可能です。
しかし、同社のVoLTEサービスは今日現在、LG G2とSamsung Galaxy S5のみで利用可能です。Verizonは「対応機種は今後も増えていく予定」と発表していますが、最大の注目は4日後に発売開始されるiPhone 6/6 Plusが初日からVoLTEを使用できるかどうかでしょう。(これは、AT&TもT-Mobile USも同じことですが・・・)
VerizonのVoLTEサービスは他社(AT&TとT-Mobile US)と違い、「ビデオ電話」機能もVoLTEで提供します。
LTE網の充実度が遅れているSprintは、VoLTE開始時期を発表していません。
また、キャリア間のVoLTE相互接続はまだ確立されていないため、異なるキャリア間ではたとえ両者ともVoLTE対応端末を使っているとはいえ、VoLTE通話は(今のところ)使用できません。
追記:
VerizonのVoLTE/ビデオ通話ですが、音声は常時LTE接続で通話プランで課金(「カケ放題」プランなら、国内カケ放題。)、ビデオ部分はWiFiに繋がっていればWiFi優先(WiFi料金。Verizonに対しては無料。)、ビデオもLTEを使った場合にはデータ通信として課金される、ようです。
1分のビデオは6-8MBのデータ通信を消費する、とVerizon FAQに説明があります。
ビデオをWiFi、音をLTE経由したときに、音と画像の同期は大丈夫なんでしょうか?・・・大丈夫なんでしょうね。
【Verizon】Advanced Calling 1.0 FAQs