アメリカの医療通訳士の資格と、その仕事


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日本でも近年、医療通訳士が制度化されてきましたが、アメリカの医療通訳士の資格について、思ったことを書いてみたいと思います。

まず、医療通訳士が必要になった背景ですが・・・

■ なぜアメリカで医療通訳士が必要か?

(1)Title VI of Civil Rights Act of 1964 サービスへのアクセスの平等
1964年7月2日に制定されたアメリカの1964年公民権法(Civil Rights Act of 1964)、第6章(Title VI)、第601節に、以下の文章が明記されています。
“No person in the United States shall on the ground of race, color or national origin, be excluded from participation in, be denied the benefits of, or be subjected to discrimination under any program or activity receiving Federal financial assistance.”
アメリカ国内に住んでいる人は、人種、皮膚の色、出身国に差別されずに、連邦政府の補助を受けているプログラムや活動を受ける際に、差別を受けてはならない。
※ 「言葉の壁も、差別の対象になってはならない」というのが、連邦政府の見解です。

(2)大統領執行命令 13166(2000年) 言語アクセスの平等
2000年、当時のクリントン大統領は大統領執行命令(Presidential Executive Order) 13166を発令し、連邦政府、および、連邦政府の補助を受けている機関が、英語を母国語とせず、コミュニケーションに不自由のある人(Limited English Proficiency)に対しても、同等のサービスが出来るよう、それぞれの機関が通訳サービスなどを向上するよう伝達しています。
※ 一定の基準で通訳サービスを提供していない機関は、連邦補助金を受けられなくなります。

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T-Mobile USポストペイド契約のデータ通信無料国際ローミングを、日本で使ってみた。


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2週間ほど前に4日間だけ日本(東京)へ打ち合わせに行きました。
予定も出発1週間前に確定して、滞在期間中、最後の日以外は朝から夕方まで打ち合わせだったので、日本での通信環境検証にはそれほど時間を費やせませんでした。

以前はサーバー遠隔サポートがいつ必要になるかわからなかったので、(当時の)高速データ通信のために、ウィルコモのNECエッジカードから、ウィルコムの「コア3G」SIM(NTTドコモのFOMA SIM)に6年前に変更し、今でも継続加入しています。(一時、イーモバイルに請求元が移って、現在はワイモバイルから請求されています。)
理由は、
 - 使わない月は、月1000円以下の基本料金(現在は975円)
 - 使用した月でも、月8000円くらいで使い放題(はい、3G速度ですが・・・)
 - 日本国外のクレジットカードで支払いできる
という便利さ。まあ、速度は遅いですが、いまどきこんな契約のデータ通信プランは無いでしょう!?

老婆心ながら「ウィルコモ ⇒ イーモバイル ⇒ ワイモバイルさん」も、いい加減こんな通信プランを廃止して、「サービス終了」すれば良いと思うのですが、どうして継続してるんでしょうね?

Anyway、今回はこの、今は加入できない「ウィルコム(ワイモバイル)コア3G」サービスのお話ではなく・・・

T-Mobile USは2013年10月31日より同社のポストペイド契約者に対して、2G速度(128kbps)以下の速度制限で「無料(追加料金無し!)、使い放題データ通信」を提供しています。
また、通話ローミングやテキストローミングも、他社の国際ローミング料金に比べて破格の安値で提供しています。
T-Mobile USが2013年10月後半から、ポストペイド加入者に追加料金無しの国際データローミングを許可 – 2013年10月10日

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飛行機巡航高度での放射線量を測ってみました


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先日、日本へ行く途中、飛行機の巡航高度での放射線量を計ってみました。

その結果を報告する前に、使用したiPhone用放射線計測器(ガイガーカウンター)を紹介します。

ガイガーカウンターは、普通は数百ドルします。安いのは$100くらいからあって、PCへ接続/ダウンロードできる機能まで付いていたら$500以上くらいですかね。
2011年3月の福島原子力発電所事故の直後はどこも品切れになっていて、買いたくても買えませんでしたね。
ガジェット好きの筆者も当時は欲しいと思ったものの、どこも品切れ。入荷は何ヵ月後、とか。
しばらくして思いついて実際に入手したのは、2年半後の2013年9月ころでした。

高価なガイガーカウンターはアルファ線、ベータ線、ガンマ線、X線に対応していますが、安価なものはアルファ線の検知は出来ないようです。だからどうなのかって、筆者も専門家ではないのでわからないのですが・・・

福島原子力発電所事故の後、日本の非営利グループである「Radiation-Watch.org」が多くの人に使ってもらえるよう、安価なガイガーカウンターの開発を始めました。そして、「Pocket Geiger」というスマートフォン接続型放射線センサを販売し、世界中に発送しています。
【Radiation-Watch.org】トップページ

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データ通信がオフでも使える北米の無料カーナビ・アプリ(iPhone、アンドロイド)、Navmii GPS USA(旧NavFree)


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データ通信がオフでも使える北米の無料カーナビ・アプリ(iPhone、アンドロイド)、NavFree GPS USA – 2013年6月24日
がバージョンアップして名前も変わったため、リクエストにお答えして新バージョンのスクリーンショットに置き換え、解説も合わせて変更・追加しました。


筆者自身はアメリカのカーナビは「MotionX GPS Drive」を長い間、使用しています。
GPSナビは、iPhone/iPad用GPS、MotionX GPS Driveを使っています。 - 2011年11月23
しかし、このアプリはデフォルトではモバイル通信が必要です。(操作すれば、一定地域内の地図を事前にiPhoneにダウンロードすることは可能です。)しかも、音声ガイダンスを付けると有料(1ヶ月$0.99、1年$9.99)の料金がiTunes経由で課金されます。また、ダウンロード時も最初の1ヶ月分の$0.99が課金されます。そして、確か、アメリカのiTunes IDでしかダウンロードできないはずです。また、iOSバージョンしかありません。

アメリカへの一時旅行者としては、
1.自分の国(ここでは日本)のiTunes IDでダウンロードできて、
2.無料で使用/ダウンロードできて、
3.iOS版もアンドロイド版もあり、
4.データ通信を無効(オフ)にしていても、カーナビとして使えるアプリ
があったら、うれしいですよね。

・・・・はい、ありますよ。

その前に、「え?データ通信をオフにしても、カーナビが使えるの?」という質問には、・・・はい、使えます。iPhoneもアンドロイド携帯も、衛星信号で位置を測定するGPS装置を内蔵しています。ただ、データ通信が繋がっていないと地図がダウンロード出来ないアプリが多いので、緯度経度はわかっても、それを地図と一緒に画面に表示することが出来ないだけです。
信じられない方は、以下の検証記事を読んでください。
iPhone(スマートフォン)のGPS機能は、SIMを挿入しなくても使えるか(検証) - 2012年7月1日

つまり、事前に必要な行動範囲の地図をiPhoneやアンドロイド携帯に保存しておけば、モバイルデータ通信をオフにしても(iPhoneをiPod Touchとして使いながら)、iPhoneやアンドロイド携帯をGPSカーナビとして使えるのです。海外データ通信のローミング料金が高い/現地プリペイドSIMは面倒、あるいは、データ通信料金が(滞在期間の短さを考慮すると)高い、と思っている方、以下のアプリを使えば、データ通信料金を課金されずに、カーナビが使えます。

また、「自分は車の運転はしない」と言う人も、このアプリを使えば、歩いてショッピングやレストランへの移動する場合にも、モバイルデータ通信をオフにしても自分の現在地が旅行先で地図で表示されます!お店やホテルなどへの歩行ルート(行き方)も表示してくれます。

・・・ということで、アメリカ旅行には必須の、データ通信不要のカーナビ兼地図アプリとして、お使いください。
※ iPhone/スマホのGPS位置測定機能を使うためには、機内モードはオフである必要があります。
つまり、
● 機内モード OFF
● WiFi どっちでも良い(つまり、ON)
● モバイルデータ通信(Cellular Data) OFF
で使用できます。

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T-Mobile USプリペイド契約、未使用データ通信バイト数を1年まで繰り越し(ロールオーバー)可能に。


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T-Mobile USは今年(2015年)1月1日より、ポストペイド契約者でスマートフォンで月3GB以上、または、タブレット/ポケットWiFiで月1GB以上の加入者に対し、未使用のデータ通信バイト数を最大1年まで翌月以降に繰り越し(ロールオーバー)出来るData Dashプログラムを開始しています。このプログラムは、申し込み不要/加入料金不要で、自動的に該当ポストペイド加入者に適用されます。さらに、最初の月に10GBのボーナス「繰り越し」残高が追加されます。
【T-Mobile US】T-Mobile Unveils Data Stash – Now Your Unused Data Rolls Forward – 2014年12月16日

T-Mobile USは本日(2015年3月16日)の発表で、この未使用データ通信バイト数繰り越しプログラムを、プリペイド月極め契約者にも適用することを発表しました。適用開始は2015年3月22日からとなります。未使用データ通信のバイト数の繰り越し期限は、1年間です。
【T-Mobile US】Data Stash Comes to Prepaid – 2015年3月16日

この「未使用データ通信繰り越し」が適用されるのは、ポストペイド契約と同じく
 - Simple Choice Prepaid 月$60 高速(LTE)3GBまで、テザリング可
 - Simple Choice Prepaid 月$70 高速(LTE)5GBまで、テザリング可
プランと思われます。「Simple Choice Prepaid 月$80 高速(LTE)使い放題、テザリング可」は「未使用データ通信繰り越し」が適用されなくとも毎月使い放題なので、このサービスの意味がありません。
また、このプリペイドの該当プランに加入している人は、自動的に2015年3月22日に10GBのボーナス繰り越しデータ通信容量が追加されます。(3月22日以降の新規加入者にも、加入時点で追加されるかどうかは不明です。)

※ T-Mobile USにはこのほかに
 - Simply Prepaid 月$40、月1GBまで8Mbps速度、テザリング不可
 - Simply Prepaid 月$50、月3GBまで8Mbps速度、テザリング不可
 - Simply Prepaid 月$60、月5GBまで8Mbps速度、テザリング不可
があり、これらには「未使用データ通信繰り越し」は適用されませんので、注意してください。

現時点で不明なのは、渡米出張の開始前・終了後にプリペイドプランを頻繁に切り替える人は、この「Data Dash 未使用データ通信繰り越し」プログラムが切り替え時にどのようになるか、です。つまり、該当月極めプランから、出張を終えた後にPay-as-you-goまたはDailyプランに切り替え、その後、また(1年以内に)月極めプランに切り替えた場合、前の「繰り越し」が継承されるかどうか。(ま、「継承されない」と思うほうが論理的とは思われますが・・・)

そのあたりは今後、運用を続けていくにつれて、判明してくるでしょう。

SprintがBest Buy特別価格、”Best Buy One Plan”を開始。


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Sprintは家電量販店Best Buyで契約すると安くなるポストペイド特別価格を2015年2月27日に発表し、本日2015年3月1日よりBest Buyで受け付けています。

この価格は、以下の条件
 - iPhone 6 16GBを2年契約でリース(レンタル)。リース終了後は解約か、新機種へリース機種をアップグレードできる。
 - アメリカ国内通話・テキスト・データ通信が、無制限(使い放題)
というプランです。そして、その価格は、レンタル料込みこみで月$65+諸税(ポストペイド契約の諸税は連邦税、地方税、ユニバーサルアクセス税など、合計約14-15%)です。

なお、12ヶ月リース(つまり、12ヶ月経ったら、新機種へリース・アップグレードできるプラン)は、月$10追加になります。

また、iPhone 6 16GBの代わりにSamsung Galaxy S5 またはLG G3をリースする場合には、2年契約で月$75+諸税になります。

安い!・・・かと思うと、実は、そうでもないんですよね。

Sprintは昨年9月にiPhone 6特別プランを発表しており、通信料月$50+諸税で「アメリカ国内通話・テキスト・データ通信」になっています。
Sprint、iPhone 6/6 Plusをレンタル提供 – 2014年9月10日

その際、iPhone 6 16GBのリース(レンタル)料は、月$20と発表されています。つまり、Sprintショップで正規に契約すれば、この”Best Buy One Plan”と同等なプランは月$70+諸税で契約できます。Best Buyで契約すれば、同じプランが月$5安くなるんですね。大した事ないですね。マーケティングの強いSprintの新社長、マルセロ・クラウレCEOと言う触れ込みだからね、まあ、いつものソフトバンクの手で、みんなが忘れたころに「安いよ~」って出してるんですかね。

なんか、去年の今頃は「(アメリカの携帯データ通信を)半額にして、もっと早くしてやる」と意気込んでいた人がいるような気がするんですが、なんか、その割にはSprintは最近、小細工しかしてこない気がするんですけど・・・もっと大きく、思い切った新プランが欲しいですね、データ通信の質とカバレッジでは他の3キャリアに大きく負けていますから。まあ、あの時の強気のせりふは「T-Mobileを買収させてくれれば・・・」という条件付きでしたが。

昨年12月の「AT&T、Verizonより通信料金半額にする」キャンペーンでも、結局、四半期業績結果を見ると、その結果としてポストペイド契約が増えたかと言うと、大して増えていませんしね。この半額プランに加入するには、通信料は半額だけど、AT&T/Verizonの端末はSprintに無料で返上、そして、新たにSprint用の端末を買わなければならないことがわかったユーザーは、結果的にSprintのポストペイド契約せず、プリペイド加入した人が多いようですよ。それが、四半期業績でSprintのプリペイド加入者純増に現れているようです。

・・・でも、待てよ、2015年3月28日までにこのプランに加入すると、Best Buyの$200のギフトカードが貰えるそうです!これは、ありがたい。

Sprintニュースリリース:
【Sprint】Sprint and Best Buy offering customers a whole new way to get a wireless phone – 2015年2月27日

IkeaがQiワイヤレス充電器を内蔵した家具を2015年4月から販売開始


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スペインのバルセロナではMWC(Mobile World Congress)で、スマートウォッチやVRギアが各社から発表されて、こういうのに興味のある人は、どれを買ったらよいか迷っちゃいますね。
まあ、2年ぐらいしたら、かなり淘汰されるというか、リーダー2~3社と「他社」との差が大きく開くんでしょうねぇ。

その中で筆者の注目を引くものとしては、家具のIkeaが、Qiワイヤレス充電面(器)を内蔵した家具を、2015年4月からヨーロッパと北米で販売開始する、というニュース。
日本ではいつからら売るのかわかりませんが、テレビの前のソファーの横のテーブルランプにこういうのがひとつあると、便利かもしれないですね。

と言いながら、我が家でQi充電に対応してるのは、Nexus 5とNexus 7だけですね。ほか(主にiPhone、iPad)は、Qi対応用ケースを買わないと、使えないですね。

今はAnkerの5ポート充電装置を居間、書斎、ベッドの横と3ヵ所に置き、端末を使いながら、または、寝ている最中に充電していますが、それぞれのAnker充電器にはケーブルが常時3~4本は繋がっています。まあ、それで特に不便は感じていませんが・・・

Wireless Power Consortium (Ikea)プレスリリース
【PR News Wire】New IKEA Collection Blends Style with Qi Wireless Charging Functionality – 2015年3月1日

紹介記事:
【Gizmodo】IKEA Is Now Putting Wireless Charging In Your Furniture – 2015年3月1日

T-Mobile USの1年後のLTEカバレッジが、かなり広がる予定の件。


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T-Mobile USのJohn Leger(ジョン・レジャー)CEOは先週、ドイツ本社でのプレゼンを行ってきました。
Howardforumsのスレッドによれば、
【Howard Forums】Thread: T-Mobile’s Projection Coverage Expansion Map for End of 2015
このときのプレゼン資料が一般に公開されているようです。
DEUTSCHE TELEKOM CAPITAL MARKETS DAY 2015, Bonn, February 26/27, 2015

その中で特に興味あるのは、2014年末現在のT-Mobile USのLTEサービスエリアと、1年後の2015年末の同社LTEサービスエリア拡張予定の、比較地図。

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【今更聞けない、海外在住者のための】「SIMフリーって、何よ?」「国際ローミングと、どう違う?」


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最近のあちこち(当サイトに限らない)の質問を見ていると、どうやら「SIMフリー」とはなにか、また、海外から日本へ一時帰国・長期帰国する際にはどうすれば携帯が使えるか、を良く理解していない人が一段と目立ってきているように思います。

これは、恐らく、・・・、今まで「SIMフリー」や「国際ローミング」という言葉を理解している人は、既に日本から海外へ旅行する場合や、海外から日本へ一時帰国する際に、その「SIMフリー」機能を活用して現地SIMを使用しているので、今更説明は不要。
しかし、最近色んなところで「SIMフリー」「SIMフリー化」「SIMロック解除」等と言う言葉を目にしたり、ニュースや周囲の人が話しているのを聞いたりして、これまでそういうことを気にしていなかった人達が興味を持ち始めてきたために、そういう人たちが良く理解せずに話したり、質問しているからだと思います。

そこで、「海外在住者が、日本へ一時帰国する場合」、または、「日本在住者が海外旅行や出張などで一時渡航する場合」を前提として、実際に「海外在住者が、日本で携帯を使う」、または、「日本在住者が海外旅行や出張などで現地で携帯を使う」実用上の場合を想定して、「SIMフリーとは何なのか?」を考えて見ます。

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