AT&TはプリペイドブランドにGoPhoneとCricketがあります。
Cricketは中長期プリペイド契約者向けの「エコノミー」版と言えます。
特徴は、
- GoPhoneと同程度の月契約料(金額)で、
- 月の高速(LTE、3G)データ通信量がGoPhoneの約2倍。
- ただし、高速データ通信には速度制限(LTEで最高8Mbps、3Gで最高4Mbps)。
- すべての月プランで、データ通信量制限後は2G速度で使い放題、または、1GBあたり$10で高速通信(LTE、3G)を追加可能。
- テザリングは追加料金(月$10)。
- CricketにPay-as-you-go、Dailyプランは無い。(Monthlyプランのみ。)
です。
GoPhoneもCriketも毎月の支払いを自動更新すれば、毎月の料金は更に$5割引になります。
“AT&Tのエコノミー版プリペイドCricketが、BestBuyでも販売開始。” の続きを読む
AT&Tの廉価版プリペイドブランドのCricket WirelessのSIMが、Walmart.comで注文できるようになりました。また、一部のWalmart(まだ数は少ない)では店舗での販売も始まっているらしいです。
Cricket Universal SIM Card Activation KitのWalmart価格は$9.88、SIMサイズは不明ですが、スタンダード、マイクロ、ナノSIM3枚対応ではないかと見られています。
Cricketのプリペイドプランは、
● 月$25、アメリカ国内通話・テキスト使い放題
● 月$40、アメリカ国内通話・テキスト使い放題、4G/LTE 1GBまで(その後は128kbps速度で使い放題) (毎月自動支払いは、更に$5割引)
● 月$50、アメリカ国内通話・テキスト使い放題、4G/LTE 3GBまで(その後は128kbps速度で使い放題) (毎月自動支払いは、更に$5割引)
● 月$60、アメリカ国内通話・テキスト使い放題、4G/LTE 10GBまで(その後は128kbps速度で使い放題) (毎月自動支払いは、更に$5割引)
なお、4G/LTEは、CricketプランではLTEで最大速度8Mbps、HSPA+(4G)では最大速度4Mbpsに速度が制限されています。(GoPhoneプランでは速度制限はありません。)
更に「2台目が月$10割引、3台目が月$20割引、4台目が月$30割引、5台目が月$40割引」のファミリープランも提供しており、5台加入すれば月$100割引となります。
Cricketプランは、GoPhoneプランに比べて月に$10~$5安くなっています。長期に使用する人は、毎月自動支払いに設定すれば、更に$5安くなります。
Cricketはこれまで主にフランチャイズであるCricketショップでの販売が中心で、SIMを購入する際には端末番号(IMEI)を入力する必要があり、30日以内にSIMをアクティベートする必要がありました。30日以内にアクティベートしないSIMは、無効になりました。
今回、Walmartで販売するCricket SIMは、購入時に端末番号(IMEI)を入力することは不要であり、SIMをアクティベートするまでの有効期限がありません。したがって、それほど速度が要らず、少しでも安くしたい長期使用者や旅行者に向いているといえます。
事前漏洩情報を先にも書きましたが、
2014年6月からの新Cricketプリペイド料金が漏洩 – 2014年5月4日
AT&Tが2014年3月14日に買収を完了した、CDMA2000/LTE(Band 4)通信方式を採用した地域キャリアのCricket Wireless(Leap Wireless)は、買収後約2ヵ月後の本日2014年5月18日より各Cricket店舗で、新しいCricketブランドでAT&T回線を使用したGSM/W-CDMA/LTE(Band 17、4、2、5)サービスを新料金で開始します。
【Cricket】New Cricket Wireless Answers Nationwide Call for Network Quality, Value Prices, Great Service and No Annual Contract – 2014年5月18日
先日の漏洩情報には無かった新しい情報としては、1年間遅延無く支払いを続けた場合には、$50の端末購入クレジットが貰えます。この端末クレジットは、条件さえ満たしていれば、毎12ヶ月ごとに与えられるそうです。
現Cricketで提供されている「無料音楽ダウンロードし放題」プランのMuve Musicは新Criketでは提供されません。AT&TはMuve Music事業を売却したい旨を明らかにしています。
AT&Tとしては、GoPhoneは「データ通信のパーフォーマンスを優先するユーザー向け」、Cricketは長期でプリペイド契約を安く考えている「倹約ユーザー向け」として位置付けます。Cricketブランドは、T-Mobile USのMetroPCSブランドと直接競合するブランドとなります。
新CricketのSIMだけ購入は$9.99でオンラインで可能ですが、購入時に使用する端末のIMEI番号が要求されます。
実際にSIMを受け取ってから、別の端末に使用できるかどうかは、不明です。
【Cricket】Bring Your Own Cell Phone
現在、Cricket店舗数は3000店舗ありますが、今後は更に店舗数が増え、全米展開されます。現在のCricket店舗は、フランチャイズ店(AT&T直営店ではない)が多いのでご注意ください。
これまでのCricketユーザーは今後約18ヶ月の間にCDMA2000通信方式の端末から、AT&TのGSM/W-CDMA/LTE端末に買い換える必要があります。
その後は旧Cricketの1900MHz CDMA2000通信方式の基地局は、W-CDMA/HSPA+またはLTE Band 2に再編されます。
新規に端末を購入したい場合には、Cricket店舗でMoto G、Galaxy S4、Lumia 520、iPhone 5c/5sなどが用意されており、現在、iPhone以外は$50のリベートを受けられます。
国際電話は$40、$50、$60プランへ月$15の「Cricket Passport」が追加出来て、日本を含む35カ国の固定電話へ無料、(日本の)携帯電話へは月100分まで超過料金無しで発信出来ます。 月$25プランへは「Cricket Passport」は追加出来ません。
“AT&Tの"New" Cricketプリペイド携帯プランが本日より開始、AIOは消滅へ” の続きを読む
AT&Tは現在、プリペイド携帯ブランドとして
● GoPhone
● AIO Wireless
の2つのブランドを持っています。これは、T-Mobile USの
● T-Mobile US プリペイドブランド(自社ブランド)
● GoSmartブランド
● MetroPCS
に対抗するためで、AIOブランドは月極めプリペイド契約しかなく、メインブランド(GoPhone)より月の通信料金を(サービス内容に比べて)安くしています。しかし、データ通信の最高速度に制限を設けたり、回線混雑時のデータ通信の優先度を低くしたりしています。
AT&Tは2014年3月14日にプリペイド携帯会社のLeap Wireless(Cricket Wireless)の買収を完了しましたが、2014年6月に既存のAIO WirelessブランドをCricketに吸収させることを既に発表しています。
このたび、AT&Tは既存のCricket独立系ディーラーに対して、その6月以降の新料金を説明したようで、その資料が漏洩しています。
【Prepaid Phone News】New Plans Coming to Cricket Will Look Familiar to Aio Customers – 2014年5月2日
これによると、新Cricketの料金は、以下のようになります。
2014年6月の何日から開始されるかは、わかっていません。
“2014年6月からの新Cricketプリペイド料金が漏洩” の続きを読む