RadioShackがプリペイド携帯サービス開始。Cricketの回線を再販。
全米・メキシコに約7200店舗を持つ小型電気店、RadioShackは、本日2012年9月4日プレスリリースを発表し、明日9月5日よりRadioShack店舗で同社ブランドのプリペイド携帯サービスを発売することを発表しました。
RadioShack and Cricket Communications, Inc. Team Up to Launch RadioShack No-Contract Wireless Service – 2012年9月4日
RadioShackは、Cricket(Leap Wireless International, Inc.)の電波を再販して、この事業を行います。
CricketはCDMA2000通信方式のキャリアで、主にアメリカ中部の都市に自社電波を持ち、全米の人口カバー率約20%のキャリアです。
そして、自社電波でカバーできない残りの全米約80%の地域では、CricketはSprintの回線を使用する「キャリア間ローミング契約」を結んでいます。
したがって、RadioShackで契約したRadioShackプリペイド携帯は、CricketまたはSprintの3G CDMA2000回線を使用して通信することになります。
Cricketとしては全米50州に店舗のあるRadioShackを窓口にしてプリペイド携帯を販売することにより、販路拡大と回線の有効利用が獲得できます。
RadioShackのプリペイド携帯の料金は、Cricketの自社電波地域外契約の料金とほぼ条件が同じで、
● フィーチャーフォン 月$25で、300分まで通話、国内テキスト無料、ウェブ無料 (Cricketの同額プランは、通話制限無し。)
● フィーチャーフォン 月$35で、1000分まで通話、国内テキスト無料、ウェブ無料 (Cricketの同額プランは、通話制限無し。)
● スマートフォン 月$50で、通話し放題、国内テキストし放題、ネット使い放題(ただし、月1GB以上は速度制限)
● スマートフォン 月$60で、通話し放題、国内・国際テキストし放題、ネット使い放題(ただし、月2.5GB以上は速度制限)、テザリング可
販売される携帯は、
● フィーチャーフォン Huawei Pillar キーボード引き出し式携帯 $39.99
● スマートフォン Huawei Mercury Iceアンドロイド 2.3 (1.4GHz CPU)、4インチ画面 $149.99
の2種類です。
アメリカで3G CDMA2000通信方式の携帯には、SIM挿入のスロットがありませんので、ご注意ください。
特に通信料金的にメリットがあるわけではありませんが、市内・郊外のショッピングセンターのいたるところにお店の有るRadioShackで入手できるところから、旅行者でも現地で比較的簡単に入手できるプリペイド携帯になります。
なお、RadioShackではVerizon、AT&T、T-Mobile USA、Virgin Mobile USA、BoostMobilエ、Net10、Tracfoneなどの他のプリペイド携帯会社の携帯やポケットWiFiも販売しています。