iPad in Business/iPhone in Business (ビジネスにもiPadを/ビジネスにもiPhoneを)
アップルのオンラインサイトに、「iPad in Business (日本語ページ:ビジネスにもiPadを)」、「iPhone in Business (日本語ページ:ビジネスにもiPhoneを)」セクションが追加されました。
英語サイト:
iPad in Business
iPhone in Business
日本語サイト:
ビジネスにもiPadを
ビジネスにもiPhoneを
特に、iPadを業務で使っている事例集が興味を引きます。
iPad in Business:Profiles
ビジネスにもiPadを:導入事例
アップルがこれから業務の世界でもiPad/iPhoneの浸透に力を入れて行こうという姿勢が、感じられます。
アップルのサイトとは直接関係ありませんが、イギリスの通信会社BTのコンサルティング部門BT Frescaの開発した、ファッション小売チェーン『Aurora Fashions』および『Karen Miller』向け店内スタッフ用サポートアプリの使用状況写真がとても印象深く残っているので、ここに転載します。
Mobile point of sale:It’s time to checkout and about
店員がお客さんと一緒に、店内フロアで商品を見て移動しながら、iPadで店内在庫状況チェックしたり、違う色やデザインやサイズがあるかどうかをチェックできます。
購入する商品が決まったら、レジで列に並ばずに、その場で会計処理も出来ると言うことです。
以下の記事によれば・・・
SupermarketGuru:Retailers take to tablets - 2012年4月11日
お客さんの57%は、このようにiPadなどを使っているお店が「innovative」なお店と思っていて、22%は既にそのようなタブレット端末を使っているお店に足を運んだことがあるそうです。おそらく、「端末を使っているお店に行ったことがある」と言っている人の多くは、アップルストアだろう、とこの記事は推測しています。
端末を使うことにより、商品在庫、違うデザインや色をその場でお客さんに見せることが出来るだけでなく、商品のビデオ・デモなども見せることが出来ます。新車販売店などでも、活用しているところがあるようです。
消費者アンケートを行った「AisleBuyer」社によると、64%の消費者は、店員がレジにくっついているより、店内でお客さんに付いてヘルプしてくれるほうがありがたい、と言っています。そして、41%は、レジカウンターは場所を取るので、それを廃止してもっと陳列商品を増やした方が良いと言っています。
既にアメリカのMacy’sやNordstromでは、店内に配置された固定のiPad端末で、客が自分で商品の選択や注文が出来るようになっています。化粧品売場などの一部では、店員と一緒にタブレット端末を見て相談しながら商品を決める事も出来ます。
家庭内でiPadが普及していることも、小売店のタブレット活用に消費者が好感を持ち始めた理由、と同記事は推測しています。
MediaPost社が1500人の「お母さん」にアンケートした結果、47%のお母さんは「iPadを$499で買うだろう」と答えており、31%の「お母さん」は「週に10時間以上iPadを使い、パソコンは2時間以下しか使わない」と答えており、家庭の主婦のインターネットアクセスのメインツールにタブレット端末(iPad)が増えてきています。
そして、このアンケートの対象者の97%は「過去直近1ヶ月以内に、タブレット端末を使って商品をオンラインで買った」と答えており、64%の人は「アプリを20個以上インストールしている」と答えています。インストールしているアプリは、ショッピング、料理、そして、ゲームアプリが多いそうです。
Generation Y (Y世代、1975年から1989年までに生まれた世代。現在23-37歳くらい。)の10人に4人は料理の時に、頻繁にタブレット端末を使いながら料理をしている、という調査結果もあります。
特に購入決定まで店員とのやり取りが多い高級ファッション系、化粧品、贈答品購入、冠婚葬祭時の品物、新車購入、などにタブレット端末の活用はこれから広まりそうですね。