WiMAXフォーラムが、TD-LTE/WiFiともサービス共存できる「WiMAX 2.2」仕様を年内にリリースする見込み。


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WiMAX事業者およびWiMAX通信機器メーカーの参加するWiMAXフォーラムは、2013年年内にWiMAX Advanced Release 2.2の技術仕様書をリリースする予定です。
【FierceBroadbandWireless】WiMAX Forum expects to issue WiMAX/TD-LTE network specs by year-end - 2013年8月2日

WiMAX Advanced Release 2.2技術仕様リリースでは、特にWiMAXとTD-LTEの同時サービス運営の技術を中心に標準化されます。
2013年7月のWiMAXフォーラムのニュースレターでは、技術ワーキンググループの作業進展が進んでいることを報告しており、第一ドラフトの作成が開始された、と報告しています。年末までに、WIMAAXキャリアが同社のWiMAXとTD-LTEのサービスの同時運営が出来るようにするための必要な技術仕様をまとめます。

技術ワーキンググループは2013年8月6日より毎週コンフェレンスコールで進捗の確認をし、2013年8月26日に東京で会議を開きます。2013年9月9日に開催される予定のワシントンDCでのWiMAXメンバー・コンフェレンスでも、ミーティングを開きます。

この仕様書が完成すると、各WiMAXキャリアは、既存のWiMAXサービスを継続しながら、新しいネットワーク技術、特にTD-LTEとWiFiを同じ周波数または隣接する周波数で提供することが出来ます。

この技術ワーキンググループには、Huawei、Samsung、KDDI、UQ Communications、KT、Telradなどの関係者が参加して、WiMAX Advanced Release 2.2の技術仕様書作成に貢献しています。

2013年7月29日、総務省はUQコミュニケーションズへ2.5GHz電波の認可を行いましたが、これからUQコミュニケーションズ(KDDI)の動きと、WCP/ソフトバンクの反撃、SprintのTD-LTEサービス開始とWiMAX停波、China Mobile(中国移動)のTD-LTEローンチ、が面白くなってきます。

 



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