AT&T iPhone/iPad/スマホのデータ通信国際ローミングプラン加入者は、世界の主要国際空港でBoingoのWiFiが無料でローミング使用可能になります。
以前、AT&T iPhone/iPad/スマホのデータ通信国際ローミングプラン加入者は、イギリス、日本などで特定の公衆WiFiが無料接続できることを報告しました。
AT&T iPhone/iPad/スマホのデータ通信国際ローミングプラン加入者は、イギリス/日本等の公衆WiFiが無料でローミング使用可能になります。 – 2013年2月20日
この度、AT&Tは、同様なサービスを、Boingoが展開している世界中の国際空港でも使用できるように、Boingoと契約締結したと発表しました。
AT&T teams up with Boingo to offer free Wi-Fi in major international airports – 2013年4月9日
Boingo Announces Global Wi-Fi Roaming Agreement With AT&T:AT&T Customers Have Access to Boingo’s Global Wi-Fi Hotspots in Major International Airports – 2013年4月9日
このサービスを受けられるのは、AT&Tのポストペイド契約加入者で、AT&Tの
● $60/30日間 - 300MB Data Global Add-On with Wi-Fi in select Countries
● $120/30日間 - 800MB Data Global Add-On with Wi-Fi in select Countries
の国際データローミング加入者(オプションは、必要なときだけ加入でき、不必要なときは解約できます。)です。
※ ポストペイド契約者は、国際データローミングオプションは、加入期間が1ヶ月に満たない場合には、加入期間の日割り計算で課金され、その間のバイト数使用制限も「日割り計算の累積値」となります。となります。
※追記:AT&Tのページによると、2012年6月1日よりGlobal Data Add-onはポストペイド契約でも(契約してから1ヵ月以内の解約でも)最低1ヶ月分課金されることになっていますが、筆者が2012年11月に使ったところ、1ヵ月以内の解約でも日割り計算でした。しかし、規約では「最低1ヶ月分課金」になっていることをご注意ください。
また、この無料WiFiを使用するには、事前に端末にAT&T WiFi Internationalアプリをインストールしておき、使用前に端末をAT&T WiFi Internationalに登録しておき、WiFi接続もこのアプリから行う必要があります。
無料WiFiの使用制限は、1ヶ月1GBまでです。
また、逆に、海外のBoingo加入者は、AT&Tのアメリカ国内WiFiを無料でアクセスできます。
※ AT&T WiFiは営利事業としては行われておらず、殆どがレストラン(例:スターバックス)やホテルロビー(例:ヒルトンホテル)などの無料サービスとして事業者と共同パートナーとして提供されている場合が多く、アメリカ国内のAT&T WiFiはもともと無料の場合が多いので、「アメリカへ旅行する時にAT&TのWiFiを無料で使用する」ためにだけの目的でBoingo Wirelessに加入するのは、お金の無駄だと筆者は思います。
Boingoは、1990年代後半にインターネット接続サービスEarthlinkを設立したSky Dayton氏が設立したアメリカのWiFiインフラ会社ですが、世界に60万、日本を含むアジアだけで20万ヵ所にホットスポットを構築しています。今回のAT&Tとの契約では、AT&T国際ローミングカスタマーは、Boingoの国際空港でのホットスポットの無料使用だけが許可されます。しかし、今後、空港以外のBoingoホットスポットにもサービスが拡大される可能性があります。
Boingoは日本では成田空港、羽田空港、新千歳空港、中部セントレア、福岡国際空港でWiFiサービスを提供しています。(状況が変わっていなければ、関空はもともとWiFiは、空港が無料で提供していますね。)
したがって、AT&T国際ローミング加入者は、これらの日本の国際空港のゲート付近でも搭乗直前までWiFiが無料で使用できることになります。