さて、毎年今頃書いている、CES向けLas Vegas通信状況です。
・・・とはいえ、アメリカ4大キャリア各社とも、LTE通信がかなり充実しており、人が多いコンベンションセンター内の会場オープン中の時間帯はともかく、ストリップ通りは数年前の「電波がまったく繋がらな~い」と言うことは、なくなっていますよね。
で、まずは、各社の2014年12月末時点でのラスベガスでの電波カバー状況を調べてみましょう。
回線キャリア |
LTE |
3G/2G |
VoLTE |
キャリアアアグリゲーション |
AT&T |
700MHz Band 17 10MHz+10MHz 1900MHz Band 2 5MHz+5MHz |
1900MHz Band 2 W-CDMA(UMTS)/HSPA+ 850MHz Band 5 W-CDMA(UMTS)/HSPA+ 1900MHz 2G GSM 850MHz 2G GSM |
〇 |
X |
T-Mobile US |
AWS Band 4 15MHz+15MHz |
1900MHz Band 2 W-CDMA(UMTS)/HSPA+ AWS Band 4 W-CDMA(UMTS)/HSPA+/DC-HSDPA 1900MHz 2G GSM |
〇 |
X |
Verizon |
700MHz Band 13 10MHz+10MHz AWS Band 4 20MHz+20MHz |
1900MHz CDMA2000/1x 800MHz CDMA2000/1x |
〇 |
X |
Sprint |
1900MHz Band 25 5MHz+5MHz WiMAX(WiMAX1も2015年11月6日まで継続中) |
1900MHz CDMA2000/1x |
X |
X |
“Las Vegas通信状況、2015年CES向け” の続きを読む
AT&Tのプリペイド携帯プラン、GoPhoneが
- データ通信高速アクセス制限到達後も、128Kbpsながら使い放題
- 通信プランが、オンラインで変更可能
になり、T-Mobile USプリペイド携帯プランと同じように使いやすくなりました。前回、AT&T GoPhoneのSIMアクティベーションの方法を書いたのは3年半以上前の2011年2~3月。AT&T GoPhoneのSIMアクチ画面も、また、オンラインアカウント管理画面も、新しくなっていますので、ここでGoPhoneプリペイドSIMのアクティベーションの手順を新たに見直してみます。
“【2014年改訂、新】AT&T GoPhoneプリペイドSIMをSIMフリーiPhone/スマホで使う場合のアクティベーションの方法” の続きを読む
3日ぐらい前にツィートしたけど・・・
デルタ航空は、2014年12月第一週より、アメリカ国内線の一部の機内で、到着/出発空港の地ビール販売を開始しました。
販売される地ビールは7種類で、
Ballast Point Brewing Company(San Diego)、Stone Brewing Company(Escondido、サンディエゴの北)
Blue Point Brewing Company(Long Island), Brooklyn Brewery(Brooklyn)
Lagunitas Brewing Company(Petalma、サンフランシスコ湾の北),
Newburyport Brewing Company(マサチューセッツ州Newburyport),
SweetWater Brewery(Atlanta)
地ビールが販売される路線は、
ロス ⇔ サンフランシスコ 間
ニューヨーク・ラガーディア ⇔ ボストン 間
ニューヨーク・ラガーディア ⇔ ワシントンDC・レーガン 間
ニューヨーク・ラガーディア ⇔ シカゴ・オヘア 間
ニューヨークJFK ⇔ ロス 間
ニューヨークJFK ⇔ サンフランシスコ 間
ニューヨークJFK ⇔ シアトル 間
アトランタ ⇔ ニューヨーク・ラガーディア 間
アトランタ ⇔ ワシントンDC・レーガン 間
アトランタ ⇔ ワシントンDC・ダレス 間
アトランタ ⇔ オーランド 間
アトランタ ⇔ フォート・ローダーデイル 間
アトランタ ⇔ マイアミ 間
アトランタ ⇔ タンパ 間
アトランタ ⇔ ニューオーリンズ 間
また、全米すべての路線でSamuel Adamsの提供も開始されます。
デルタ航空は機内の食事をアップスケール化するためにスターシェフLinton Hopkinsにメニュー作成を依頼したり、特別クッキーを販売しています。今回の地ビール提供開始も、機内の体験を改善するためのサービスです。
デルタ航空プレスリリース:
【Delta Airlines】DELTA TAPS SEVEN MORE CRAFT BREWS FOR IN-FLIGHT OFFERING – 2014年12月5日
関連記事:
【Eater】Delta Wants to Get You Drunk on Craft Beer – 2014年12月8日
AT&Tの廉価版プリペイドブランドのCricket WirelessのSIMが、Walmart.comで注文できるようになりました。また、一部のWalmart(まだ数は少ない)では店舗での販売も始まっているらしいです。
Cricket Universal SIM Card Activation KitのWalmart価格は$9.88、SIMサイズは不明ですが、スタンダード、マイクロ、ナノSIM3枚対応ではないかと見られています。
Cricketのプリペイドプランは、
● 月$25、アメリカ国内通話・テキスト使い放題
● 月$40、アメリカ国内通話・テキスト使い放題、4G/LTE 1GBまで(その後は128kbps速度で使い放題) (毎月自動支払いは、更に$5割引)
● 月$50、アメリカ国内通話・テキスト使い放題、4G/LTE 3GBまで(その後は128kbps速度で使い放題) (毎月自動支払いは、更に$5割引)
● 月$60、アメリカ国内通話・テキスト使い放題、4G/LTE 10GBまで(その後は128kbps速度で使い放題) (毎月自動支払いは、更に$5割引)
なお、4G/LTEは、CricketプランではLTEで最大速度8Mbps、HSPA+(4G)では最大速度4Mbpsに速度が制限されています。(GoPhoneプランでは速度制限はありません。)
更に「2台目が月$10割引、3台目が月$20割引、4台目が月$30割引、5台目が月$40割引」のファミリープランも提供しており、5台加入すれば月$100割引となります。
Cricketプランは、GoPhoneプランに比べて月に$10~$5安くなっています。長期に使用する人は、毎月自動支払いに設定すれば、更に$5安くなります。
Cricketはこれまで主にフランチャイズであるCricketショップでの販売が中心で、SIMを購入する際には端末番号(IMEI)を入力する必要があり、30日以内にSIMをアクティベートする必要がありました。30日以内にアクティベートしないSIMは、無効になりました。
今回、Walmartで販売するCricket SIMは、購入時に端末番号(IMEI)を入力することは不要であり、SIMをアクティベートするまでの有効期限がありません。したがって、それほど速度が要らず、少しでも安くしたい長期使用者や旅行者に向いているといえます。
アメリカのCDMA通信方式のSprintのMVNOで、「1アカウントあたり25台までを端末基本料金(月$6)を支払って、通話と通信は加入端末で共有できる」というユニークな通信プランを提供しているTingは、2015年2月よりGSM通信方式のキャリアのMVNOも並行提供開始します。GSMキャリアの名前は今の時点では明らかにされていませんが、Tingのブログからアクセスできるカバレッジ・マップは、T-Mobile USのカバレッジマップを表示していますので、GSMキャリアはT-Mobile USと推測されます。
Tingのプリペイド通信プランは、端末1台あたり月$6の「加入費」を払い、25台まで加入可能。
そして、通信料金はその月に使った「全端末合計の、総通話数、総テキスト数、または、総データバイト数」に応じた支払いとなります。
つまり、通話やテキストやデータを何も使わなければ、月$6x端末数が支払い料金(この料金は、使用月の初日に前払い)になります。
したがって、端末台数が多く、かつ、通話やデータの使用頻度が少ない加入者は料金をかなり節約できることになります。このため、Tingは個人や家族のみならず、スモール・ビジネスでも加入しているところが多いようです。
このTingのプランが、2015年2月からはSprint回線使用の端末と、T-Mobile US回線使用の端末を、混在してひとつのアカウントで使用できるようになります。
つまり、Sprint(CDMA2000/LTE)の端末とT-Mobile(GSM/W-CDMA/LTE)の端末を両方混ぜて使用して、しかし、通信料金は両端末の合計使用量で支払いができるようになります。
Sprintはこれまでも最新モデルのiPhoneやアンドロイド端末をMVNOで使用できるようになるまでには1年くらいの期間のギャップがありました。Tingでは、GSM通信方式も提供することで、最新のiPhoneやアンドロイド端末も、発売と同時にTingプランで使用できるようになることを、メリットとして訴求しています。
この動きが、長い目で見てのTingのSprint離れを意味するのか、また、Tingにその意図は無くてユーザーの選択肢を広げるためだけなのかは、分かっていません。
同じくSprintのMVNOで毎月一定量まで無料データ通信と通話を提供しているFreedomPopもGSM通信サービスの提供をほのめかしており、そのせいか、この秋にはSprintがFreedomPopを買収しようとしているという噂も流れており、経営難のSprintのMVNO対策の変化の影響も関係しているのか・・・と憶測するのは、考えすぎでしょうか。
【Ting Blog】Ting to offer service on a GSM network – 2014年12月9日
SprintのCFOのJoe Euteneuer氏は、2014年12月初めに開催されたBank of America主催の投資家コンフェレンスで、「SprintのLTE基盤整備は、実質的に完了した(Substantially Complete)」と発表しました。
Sprintはこれまでの既存の基地局のバックボーン整備のためにほぼ全ての基地局をゼロから作り直しており、LTE整備が他社に遅れ、それが原因で契約者の流出が続いていました。Sprintがほとんど全ての基地局を完全構築し直しをしなければならなかった理由は、高速通信整備に関しては長い間WiMAXへ方針が偏っており、基地局のバックボーン通信のアップデートを怠っており、そのほとんどが短波通信による基地局間バックボーン通信だったため、高速のLTE通信に対応できていなかったためです。そのため、バックボーンを光通信に置き換えるためには、その回線を設置するために地面を掘る掘削権などを土地の所有者と交渉しなければならず、結果的に全ての基地局の場所選択、そこまでバックボーン光回線を設置するためのルート上の土地掘削権の交渉を含み、ゼロから再構築する選択を選ばなければならなかった、ということが挙げられています。
しかし、Sprintは現在、メインの1900MHz 5MHz+5MHz帯域のLTE(Band 25)が人口カバーで2億6000万人(カバー率83%)、TD-LTEの2.5GHz Band 41は9200万人(29%)も達しており、NextelのiDen停波により空いた800MHzを利用したFD-LTE Band 26(5MHz+5MHz帯域)も2014年年末までに1億人(32%)に達する予定です。
この実績を持ってJoe Euteneuer氏は「実質的完了(Substantially Complete)」と宣言しているわけですが、SprintのLTE整備の現状には、まだいくつもの問題点を抱えていることを認識しなければなりません。それらは、
1.他社は10MHz+10MHz帯域でLTE整備を開始し、すでに15MHz+15MHz帯域や20MHz+20MHz帯域に拡大したり、追加したりしている中で、Sprintのメインの5MHz+5MHz帯域の1900MHz LTEは他社の1/2から1/4の速度しか出ず、実質速度もダウンロードで5Mbps程度しか達成しないところが多い。これは、AT&TやT-MobileのHSPA+(スーパー3G)の速度とほぼ同じである。
2.VerizonとAT&TはLTEの人口カバー率は95.6%から97.5%に達している中で、Sprintの83%はエリアとして狭く、特に郊外や過疎地でのSprint回線でのLTEデータ通信は期待できない。
3.エリアのカバー率を早期に達成するために、市街地の密集地での基地局数を十分なだけ配置していないという報告があり、市街地でもLTEの「ブラックホール」が発生しているところが報告されている。(筆者の家も、そのひとつ。東へ車で3分走れば、LTE有り。西も、有り。北も、南も有る。なのに、筆者のうちは、LTEが届かなくて、いまだに3G。)
結局、SprintのCFOによる「LTE基盤整備の実質的完了(Substantially Complete)宣言」は、「Sprintが、これで他社と肩を並べられる」ことを意味するのではなく、「Sprintが、これでようやく他社のLTEサービス開始時期のスタートラインと同じところに立つことが出来た」ことを意味するだけです。したがって、Verizon、AT&T、そして、2013年3月から急速にLTE整備を進めているT-Mobile USとも、その差が極端に縮ったわけではなく、差は歴然として大きい、と言わざるを得ません。
【eWeek】Sprint’s LTE Network Is ‘Substantially Complete,’ CFO Says – 2014年12月5日
標題の件、今回、たまたま、サイトの購読者様から個別にご依頼をいただきました。
当サイトでは日本在住の人向けに、旅行の際にアメリカ国内で利用できる、特に、海外からでもアメリカのオンラインサイトの支払いに利用できる、そして、アメリカのソーシャルセキュリティ番号(社会保障番号)の不要な、アメリカのVISAギフトカードをこれまでアメリカで代行購入し、日本へ郵送、または、画像のみを日本へEメールしていました。
つまり、ギフトカードそのものの代行発送に関しては、経験豊富です。
今回は、このギフトカードを、日本在住の皆様に代わって、ご指定のアメリカ在住の方へ発送代行します。
アメリカ国内の友人・知人の慶事(結婚祝い、赤ちゃん出産祝い、お子さんや本人の入学祝い、卒業祝い、お誕生日のお祝い、引っ越し祝い、など)、または、お世話になった人へのお礼、少額立替分のお礼や支払い、にご利用ください。
これまで、色々な掲示板類を見ても「アメリカに忘れた小物を日本へ郵送してもらうのだけど、そのお礼や代金を支払う最も安い方法にはどういう方法があるのか?」という質問を見つけることがしばしばあります。また、このサイトにも「アメリカで使えるギフトカード」という検索キーワードでのサイト訪問も、良く見られます。
日本で購入できるギフトカードは円建てで、アメリカでは使用できないものが多いのでしょう。
そのような方の問題を、少しでも解決できれば、と思って始めることにしました。
“【ご案内】アメリカのギフトカードを、アメリカ国内の友人・知人・お世話になった方へ、発送代行をします。” の続きを読む
昨日のGigaOMによる、マンハッタン(ニューヨーク市)とオハイオ州クリーブランドでのVerizonの1900MHz LTE試験電波検知報告リポートに続き、
【GigaOM】Verizon starts killing off 3G networks to make room for LTE – 2014年12月3日
本日、FierceWirelessはVerizonのネットワークサポートVice PresidentのMike Haberman氏からコメントを取り、Verizon社の次のLTE計画が明らかになってきました。
【FierceWireless】Verizon to launch carrier aggregation, more LTE Advanced features in 2015 – 2014年12月4日
Verizonは2010年12月5日に700MHz Band 13を使った10MHz+10MHz帯域のCat 3 LTEを開始しています。Verizonはこの周波数で全米500都市以上のマーケットをカバーし、人口カバー率で97.5%をカバーし、2013年6月27日に全米カバー完了宣言を行っています。
その後、Verizonは2013年10月から第2のLTE周波数としてAWS(上り1700MHz/下り2100MHz) Band 4の設置に取りかかり、この周波数でのLTEを20MHz+20MHz帯域で提供開始しました。VerizonはこのBand 4 LTEを「XLTE」と商標化し、既に400都市以上のマーケット(人口カバー率で予測、約80%)でサービス開始済みです。ただし、この周波数はComcastなどのCATV会社から2011年12月に買収した周波数使用権であり、全米全ての地域で使用権を持っているわけではなく、これ以上の拡大は望めないと思われます。
“Verizon、第3のLTE周波数1900MHz(Band 2)をインストール開始、2015年はキャリアアグリゲーション開始” の続きを読む
AT&Tのプリペイド携帯プランGoPhoneがこの1~2ヶ月で大分プラン改善があり、アメリカのプリペイドSIM状況も少し変わってきました。
アメリカには携帯の回線提供携帯業者(全米規模)はVerizon、AT&T、T-Mobile USA、Sprintの4社があり、それぞれにMVNOが数十社存在しており、合計数百のMVNOの携帯プランが選択できます。しかし、その殆どはSIMの販売はオンラインのみでの販売になります。街中の家電量販店(BestBuy、RadioShack、Fry’s Electronicsなど)、ディスカウント百貨店(Walmart、Target、など)、食品スーパー(Safeway、Krogers、やその関連会社、など)やドラッグストア(Walgreens、SaveOn、RiteAid、など)、や、携帯キャリアショップ、および、独立系携帯ショップで購入できるSIMは、その数百のMVNOの中でも、以下の数種類に限られています。
- AT&T GoPhone プリペイドSIM、プリペイド携帯/スマホ、プリペイドポケットWiFi
- T-Mobile US プリペイドSIM、プリペイド携帯/スマホ、プリペイドポケットWiFi
- Verizon プリペイド携帯/スマホ、または、プリペイドポケットWiFi
- Sprintの子会社のVirgin Mobile USA、または、Boost Mobileのプリペイド携帯/スマホ、Virgin Mobile USAのプリペイドポケットWiFi
- - 基本的に、Virgin Mobile USA、または、Boost Mobileの「SIM」のみ販売は、存在しません。これらのMVNOでは、同社専用の端末の使用が必要だからです。
- StraightTalkブランドのポケットWiFi(VerizonまたはAT&T回線使用)
- StraightTalkのSIM(AT&T、または、T-Mobile US回線使用)
- Net10のSIM(AT&T、または、T-Mobile US回線使用)
- SimpleMobileのSIM(T-Mobile US回線使用)
- H2O WirelessのSIM(AT&T回線使用)
- ZIP SIM(旧Ready SIM)のSIM(T-Mobile US回線使用)
- Good2GoのSIM(AT&T回線使用)
- Ultra MobileのSIM(T-Mobile US回線使用)
- Red PocketのSIM(AT&T回線使用)
そこで、2014~2015年の年末年始のアメリカ旅行を前に、それぞれの特徴を考慮して、この中で当サイトお勧めのプリペイドSIMとポケットWiFiを用途別にリストアップします。
【目次】
■ 【スマホ/iPhone、iPad/タブレット、ポケットWiFi向け】アクチが簡単なのが良い! テザリング可能!
■ 【スマホ/iPhone】使い放題(一定バイト数以上は速度制限がある場合もある)、LTE接続可能
■ 【スマホ/iPhone】使い放題(一定バイト数以上は速度制限がある場合もある)、LTE接続は不要、日本への国際電話の割引がある
■ 【iPad/iPad Mini】
■ 【アンドロイド・タブレット】
■ 【ポケットWiFi - SIMフリー持参】
■ 【ポケットWiFi - 現地購入】
“2014年年末~2015年正月、アメリカ短期旅行者向けお勧めプリペイドSIM” の続きを読む
Verizonは2010年12月5日より700MHz Band 13(10MHz+10MHz)でのLTEサービスを開始し、現在、500都市以上、人口カバーで3億600万人(97.6%)以上を提供しています。
更に2013年10月よりAWS Band 4(20MHz+20MHz)でのLTEサービスを提供開始し、現在、400都市以上でサービスを提供しています。
そのVerizonは、現在、3G CDMA2000で使用している1900MHzと800MHzの周波数帯域があります。これらの周波数は暫定的な計画として、2021年ごろまでに停波される計画です。
このたび、GigaOMの報告によると、Verizonはニューヨークのマンハッタン、クリーブランド、その他のいくつかの都市で、1900MHz Band 2周波数帯域の一部でLTEの電波テストを開始したようです。 Nexus 5およびGalaxy S4でVerizonのBand 2 LTEが検知されています。
【GigaOM】Verizon starts killing off 3G networks to make room for LTE – 2014年12月3日
Verizonによるとこれはまだテストであり、1900MHz帯域の正式なLTE商用化は2015年から始まるとの事です。
Verizonによると、Verizon加入者のうち4000万台(約41%)はまだ2G/3G CDMA2000専用携帯やスマホを利用しており、1900MHz帯域を完全にLTEに移行するのはまだ当分先のこととのこと。しかし、1900MHz帯域の約半分は2015年からLTE化されていくのでしょう。
Sprintは本日、AT&TおよびVerizonの加入者に対して、Sprintに移行すれば、既存のAT&T/Verizonの毎月の通信料を半額に減額することを保証するプロモーションを開始することをアナウンスしました。
プロモーションは今週金曜日の2014年12月5日から始まります。
条件は
1.既存のAT&TまたはVerizonの請求書を
sprint.com/halfprice
にアップロードすること。または、既存のAT&TまたはVerizonの請求書をSprintショップに持参すること。
2.Sprintショップの店員が、既存のAT&TまたはVerizonのデータ通信プランに最も近いSprintプランを選択してくれる。
3.既存のAT&TまたはVerizonの契約で使っている携帯電話/スマホを全てSprintショップに差し出すこと。(差し出した端末に下取り価値は支払われない。)
4.新しいSprint携帯/スマホ/iPhoneは、
- 定価購入
- 定価購入、24ヶ月無利子分割払い(Sprint Easy Payプラン)
- 現在Sprintだけが提供している、Sprintのリース(レンタル)プランで月々分割払いの約半額以下で使用する(例:iPhone 6 16GBは月$5でリース可能)
のいずれかで購入またはリースすること。
“Sprintの「通信料半額キャンペーン」、2014年12月5日よりAT&T/Verizon加入者対象。” の続きを読む
標題とまったく同じタイトルのウェブサイトを見つけたんですよね~
で、なんか、アメリカへ来たばかりの日本人って、こんなことでも苦労してるんだな・・・・って思って。
そこで、筆者もこのブログ主のタイトルを一字一句違えずに真似て、筆者の日ごろ実行している「日本へ送る郵便の住所・宛名の書き方」をご紹介します。
当サイトでは「商品購入代行」も行っており、年に600通以上の手紙やパッケージをアメリカから日本へ送っています。
その点、以下の方法で郵便局に文句を言われたことは、一度もありません。逆に2日前なんか対応した郵便局員に「すごくきれいな字だね」(もちろん、英語で言われた)と感心されました!だから、「Oh,I use a printer.」と言い返してやりましたよ。地名漢字なんて難しいのもあるのに、漢字を書くのに慣れていなくて失敗したら、最初からやり直しではないですか! 時間の無駄です。コンピュータを使いましょう!
私がこの方法で日本へ郵便を送っているのは、下手にローマ字変換で送って、日本へ到着したときに、郵便配達の日本郵便の配達員に配達間違いをおこして欲しくないからです。日本国内では、漢字のほうが間違いがありませんよ!
“【保存版】日本へ送る郵便の住所・宛名の書き方” の続きを読む
さて、これから何回かに渡って、海外(特に日本から)の旅行者・出張者向けのデンバー周辺の日帰り旅行コースを紹介していきたいと思います。
「せっかくデンバーに来たのに、どっか楽しめるところは無いか?」ということで、短い滞在しか出来ない短期旅行者向けの1日コースです。
もちろん、他にも穴場はあります。車で1週間州内をドライブ旅行するなら、それはそれで他にもたくさん見所もあります。
しかし、ここでは、時間の限られた人向けの観光コースの紹介なので、デンバーから日帰りで楽しめるところに限らせていただきます。
まずはこのページでは、お決まりコースのリストと、簡単な説明を書きます。個別の説明はこれから時間を置いて書いていきますので、ご期待ください。
“コロラド州デンバー周辺お勧め「日帰り旅行」、リスト” の続きを読む
予想通りというか、実質的には何も変わらないというか・・・・
しかし、これまで「T-Mobile Contract-Free」表示だったアメリカ・アップルストアのiPhone 6のT-Mobile版の表示が、いつものように感謝祭翌朝には「Unlocked and contract-free」になっています。(実は、その前には見ていないので、いつ変わったのかは正確にはわかりませんが・・・)
アメリカ・アップルストアの「公式」SIMフリー版iPhone 6/6 plusは、「A1549 GSM/A1522 GSM モデル」であるはずですが、実際には「A1549 CDMA/A1522 CDMA モデル」が販売されており、SIMフリーのAT&T版、T-Mobile US版、Verizon版、そして、アメリカ「公式」SIMフリー版は、すべて同じモデルで同じ周波数対応と報告されています。(筆者のAT&T版iPhone 6も「A1549 CDMAモデル」で、アクティベート済みのVerizonのSIMでも3G CDMA/LTEで使用出来ています。)
※ ただし、この記事は、アメリカ「公式」SIMフリーiPhone 6/6 plusが「A1549 GSM/A1522 GSM モデル」ではなく、「A1549 CDMA/A1522 CDMA モデル」であるということを保証するものではありません。自己リスクでお願いします。
既にうわさでリークされているように、
AT&T GoPhone $60/monthプランが、データ通信無制限に。ただし、月2.5GB以上は速度制限。 – 2014年10月31日
AT&TプリペイドGoPhoneスマホ・プランの月$60、2.5GBまでLTE通信可能プランが、本日から、月2.5GBを越えた後は請求締め日までは2G通信速度(128kbps)で使い放題となりました。
また、これまでWalmart独占プラン(SIMアクティベート時にWalmartのプロモーション・コードが必要)だった月$45、「通話し放題、テキストし放題、月1GBまでデータ通信可能」プランは、Walmartプロモーションコードが無くても加入できるだけでなく、1GBを超えた場合は請求締め日までは2G通信速度(128kbps)で使い放題となりました。
T-Mobile USは既に同様の「データ通信使い放題」対応をしています(月$80プランは、LTEで使い放題)ので、AT&T GoPhoneもこれに合わせた形になります。
なお、AT&T GoPhoneでデータ制限に達した以降も高速(LTE)で通信したい場合には、月$45プランは500MBごとに$10、月$60プランは1GBごとに$10で追加できます。
【AT&T】Home / Shop / Wireless / Plans / Prepaid Plans
この記事では、iPad Air 2/iPad Mini 3をアメリカでVerizon回線(LTE、3G CDMA2000)に接続して使用する方法をステップ・バイ・ステップで写真入りで詳細に説明します。
どのSIMを使って、どのような手順でVerizon回線に接続して使うか、どのモデルが使用できるか、がわかります。
アメリカではアップルストアで購入したSIMフリーiPad Air 2/iPad Mini 3はApple SIMが挿入されて販売されていますが、そのApple SIMではVerizon回線に接続できません。
したがって、どこでどのようなSIMを入手し、どのようにアクティベートするのかも、この記事で分かります。
また、どのiPad/iPad MiniモデルでVerizon SIMが使用出来るかも検証します。
アメリカではVerizonが一番LTEサービスエリアが広く、かつ、iPadでテザリングも可能です。したがって、iPad Air/iPad MiniをVerizon回線に接続してルーターとして使用するのも便利だと思います。
また、現在、iOS 8のバグのため、VerizonのSIMを初期アクティベートした後、追加プリペイドデータプランの加入や、翌月自動更新のキャンセルが通常の方法で出来ませんが、その回避方法も紹介しています。
“iPad Air 2/iPad Mini 3をVerizon回線(アメリカ)で使用する方法” の続きを読む
モバイル決済/iPad(タブレット)決済のSquareが、その加入店舗が、消費者が自店舗で使えるギフトカードを発行できる仕組みを開始しました。
筆者もSquareの決済アカウントを持っていますが、つまり、筆者の店舗で提供する商品(例:BlogFromAmerica.com商品購入代行やサービス)を購入するギフトカード/プリペイドカードを、筆者が皆さんに販売出来るということになります。
また、ギフト(プリペイド)カードデザインも、既にSquareが用意している標準テンプレートに店舗名を印刷して発行したり、自分のデザインのカードも作成できます。
店舗としてのメリットは、カードを発行した時点で、カードの額面分(マイナス、Squareの手数料)が店舗の口座に1営業日以内に入金されることです。
つまり、運転資金を消費者から先に集め、あとから商品販売を行うことが出来ます。
もちろん、先にお金を貰う分だけ、あとで「このギフトカードを使って買う消費者」に商品を販売するときには、お金は入りませんね。
ギフトカードの発行手数料は、1枚に付き$1.50、最低注文枚数は125枚。標準デザインに自店舗名を記入するなら、出荷までの日数は3日間。オリジナルデザインの場合には審査期間などを要し、出荷まで最低15日間の日数と、最低注文数500枚の条件があります。
つまり、個人事業者や小さな店舗でも、$1.50x125枚=$187.50、または、$1.50x500枚=$750.00(オリジナルデザイン)で、自分のお店のギフトカード(プリペイドカード)を作成して販売することが、出来るんですね!
極小店舗でも、大きなチェーン店と同じようにギフトカード/プリペイドカードを発行してプロモーションできるのは、ありがたいです。でも、カードを先に発行した分だけ、あとでちゃんと責任を持って商品やサービスを提供できないと、意味無いですね。
リンク:
【Square】Square Gift Cards
【Square】Order Square Gift Cards
【Engadget】Square merchants can now make their own gift cards - 2014年11月18日
アメリカの携帯電話のエリアコード(市外局番)は、固定電話のエリアコードと同じフォーマットです。しかし、アメリカの携帯電話のエリアコードは、契約地や居住地のエリアコードである必要は無く、好きなエリアコードが選択できます。
たとえば、カリフォルニア州に居住して新規に携帯電話回線を契約する場合、「ニューヨークのエリアコードの番号が欲しい」「ハワイのエリアコードの番号が欲しい」と言えば、何も問われず、証明も不要で、超過料金も不要で、簡単にそのエリアコードの電話番号が貰えます。
昔はエリアコードを超えた携帯電話の通話は「長距離電話(Long Distance Call)」扱いとなり、追加料金が発生するため、簡単にエリアコードを選ぶことが出来ませんでした。
しかし、現在では
1.携帯電話の通話料金は、全米一律で距離に関係無く、(アメリカ国内なら)どこからどこに電話しても料金は変わらないこと。(しかも、多くの人が「アメリカ国内通話し放題」プランに加入している。)
2.全米規模(Verizon、AT&T、Sprint、T-Mobile US)のキャリアがほとんどであること。つまり、カリフォルニア州で契約した数年後にニューヨーク州に引っ越した場合、新しい電話番号を知人や親戚に知らせるのが面倒なので、キャリアを変えずにカリフォルニアの電話番号をそのままニューヨークで継続して使用できる。つまり、たとえば、ニューヨークに住んでいながら、ニューヨーク以外の携帯電話番号を持っている人が、そもそも多い。
3.MNP制度のおかげで、どんな電話番号も携帯電話に使うことが出来る。つまり、
- 「固定電話番号を携帯電話にMNPし、携帯電話だけで生活する」ことが可能なだけでなく、
- 「前に住んでいた土地の固定電話番号を携帯電話にMNPし、引越し後の新しい土地で(携帯で)その電話番号をそのまま継続して使う」ことも出来るようになった、
ためです。
“アメリカの携帯電話のエリアコードは、好きなエリアコードが選べる。” の続きを読む
iPhoneやiPad、アンドロイド端末、ポケットWiFiで、サイズの違うSIMで短時間の間、通信テストをしたくなることがありますね。
筆者は日常の端末使用はiPhone、iPadが中心なので、現在の契約済みSIMはほとんどナノSIMです。ところが、たまにマイクロSIMの端末でテストしたいことがあったり、逆にiPhoneやiPadにノーマルまたはマイクロSIMサイズのMVNO SIMを挿入して、動作テストをしたいことがあります。
そんなときに、テストしたいSIMが小さければ、SIMアダプターを使用できます。しかし、
なぜNano SIMをマイクロSIMアダプター/ノーマルSIMアダプターに填めて使用すると、本体から出しにくく、本体のSIM接触部分を破損しやすいのか?(写真入り検証) – 2014年11月13日
の記事でも書いたように、最近のSIM挿入部分は非常にタイト(きつい)なので、SIMを引き抜くときにSIMアダプターがSIM接触の爪に引っかかって、爪を押し上げたり、損傷したりすることがあるので、最近は端末によってはSIMアダプターを使うのも怖くなってきました。
また逆に、本体が使用するSIMサイズは小さく、持っているSIMは大きい場合、わざわざ短時間の通信テストのためにSIMをカットするのは嫌ですね。
そんなときには、どうすれば良いのでしょうか?
はい、そんなときにはSIM Extenderを使いましょう。
以下はSIM Extenderの説明と、入手先、価格を紹介します。
“サイズの違うSIMで通信テストが出来る、SIM Extender” の続きを読む
モバイル・クレジットカード決済のSquareが、IC付きクレジットカードも読めるカードリーダーの予約注文受付を開始しました。
昨年のディスカウント百貨店Targetのカード情報大量漏洩事件と、その後も止まらないアメリカ小売店チェーンのカード情報大量漏洩事件をきっかけとし、アメリカでも来年秋からIC付きクレジットカードの発行が予定されています。アメリカの小売店も、2015年秋からIC付きクレジットカードでの支払いを店舗で受け付けなければならなくなります。
これに伴い、SquareもIC付きクレジットカードも読めるカードリーダーの予約注文を受付開始したものです。
出荷は来年(2015年)春、コストは$29。
【Square】Square Reader for Chip Cards
“SquareがIC型クレジットカードも読めるカードリーダーの予約注文受付を開始” の続きを読む
さて、筆者は昨年秋、Nexus 5を購入した初日、到着して2時間も経たずにNexus 5にSIMをスタックしてしまいました。そのときは、iPhone 5Sで契約済みのNano SIMをマイクロSIMアダプターに填めて、通信テストをしていました。そして、何とかスタックしたNano SIMとマイクロSIMアダプターは取り出したものの、Nexus 5の内部のSIM接触部分の金メッキのコンタクト端子を破損し、そのNexus 5は二度とSIMを認識しなくなり、WiFi専用となりました。
幸いなことにGoogleはこの秋、Nexus 5の「理由不問での、整備品との無料交換」サービスを一人一台に限り実施しましたので、約1年放置されたそのNexus 5はめでたく機能を100%発揮できる製品と交換できました。
また、つい最近、同じくVerizonのNano SIMをマイクロSIMアダプターに填めて、Verizonの旧モデルのポケットWiFiで動作テストをして、そのときもSIM(SIMアダプター)がSIM挿入部分にスタックしてしまい、出せなくなり、プラスチック製のアダプターをナイフの先で切って出す、という羽目に合いました。そのとき、同じくSIM接触部分の金メッキのコンタクト端子をひとつ部分破損してしまいました。
そこで、なぜNano SIMをマイクロSIMアダプターやノーマルSIMアダプターに填めてSIMスロットに挿入したときにこの事故が多いのか、写真入りで細かく検証してみます。もちろん、Micro SIMをノーマルSIMアダプターに填めてSIMスロットに挿入したときも同様の事故は発生する可能性があります。
この記事を見た後、SIMアダプターを使用するときにはどういうところに注意したほうが良いか、が分かると思います。また、「SIM挿入部分が金属などの部品でカバーされていて、いったんSIMが挿入されるとSIMにアクセスできない本体」や、「SIM挿入部分が本体に入り込んでいるような端末」では、SIMアダプターの使用はなるべく避けたほうが良い、ということが分かると思います。
“なぜNano SIMをマイクロSIMアダプター/ノーマルSIMアダプターに填めて使用すると、本体から出しにくく、本体のSIM接触部分を破損しやすいのか?(写真入り検証)” の続きを読む
デンバー空港上空にアプローチしたときに飛行機の窓から下を見ると、地面に大きな円形のパターンがところどころ見えます。
デンバーに限らず、サンフランシスコ空港やロサンゼルス空港から東側に飛んだとき、または、逆に東側からサンフランシスコ空港/ロサンゼルス空港へ向かったときに、ネバダやアリゾナの砂漠地帯でもところどころでこの円形のパターンを見かけます。他にもネブラスカ、カンザス、テキサスなど中西部でよく見られる光景です。
これは、なんでしょうか?
“デンバー上空から見える、大きな円形のパターンは何?” の続きを読む
筆者もApple Payが始まったら、それを使用している場所を目撃しやすいのは有機食品スーパーWhole Foods Marketだと思っていました。商品の売価が高く、「毎日Whole Foodsへ買い物に通ったら毎月の給料が全部無くなる」という意味で「Whole Paycheck(毎月の給料全部)」とも悪口を言われているアップスケールのWhole Foods Marketの顧客は、(アップル製品を買う消費者層と同様、)(高い)販売価格を気にしないブランド忠誠心を持った顧客が多いからです。
Apple Payが2014年10月20日に始まって3週間になりますが、そのWhole Foods Marketでは既に全買い物トランズアクションの約1%がApple Payで支払われていることが、わかりました。これは、Whole Foods店舗387店舗(2014年7月現在)全体で一日約1万件の買い物になります。店舗数で割り算すると、1日1店舗平均で約25トランズアクションの買い物がApple Payで支払われていることになります。
“Whole Foods Market、早くもApple Payを使った買い物が全体の1%。” の続きを読む
AT&Tは今年(2014年)4月28日に、2015年後半から機内WiFi事業に参入する計画を発表していました。この計画ではHoneywell社との技術提携により、LTE速度のサービスを機内で提供することを目標としていました。航空機から地上への通信はLTE通信技術を使用して行われる予定で、AT&Tの所有している2.3GHz周波数使用権を使用することが予定されていました。
AT&Tが2015年後半に、「機内WiFi」事業に参入予定 – 2014年4月29日
しかし、AT&Tは本日、この計画を断念することを発表しました。
【Re/Code】AT&T Abandons Plans for In-Flight Wireless Service (Updated) – 2014年11月10日
直接の理由は明確にしていませんが、航空会社は既に既存の機内WiFiサービス会社のGoGoやRow44社と長期契約を結んでおり、それを解約してAT&Tに変更するには違約金を払う必要があり、航空会社がそれを嫌ってAT&Tとの契約を前向きに考えられないことが主原因、とRe/Codeの記事は分析しています。
また、先週発表されましたが、AT&Tはメキシコ第3位の携帯事業会社Iusacellを25億ドルで買収することを発表しており、その後にブラジル進出や、メキシコの他の資産(メキシコ新政府による独占禁止法適用を迫られて一部事業売却を迫られているAmerica Movilの部分資産)の買収も可能性があるとうわさされており、さらに、アメリカ国内で買収審議中のDirectTVの買収にも資金が必要とされています。
本日のAT&Tの発表では、これらの「他の投資への資本の優先」が、機内WiFi事業キャンセルの直接の理由と発表されています。
【Runway Girl Network】Exclusive: AT&T no longer interested in inflight connectivity – 2014年11月10日
T-Mobile USは2014年11月9日より新型ポケットWiFi、T-Mobile 4G LTE HotSpot Z915を販売開始しました。
周波数帯対応は
- 2G GSM/Edge 850/1900MHz (北米のみ)
- 3G/HSPA+/DC-HSDPA 850/AWS/1900/2100MHz
- LTE AWS Band 4、1900MHz Band 2、700MHz Band 17、700MHz Band 12
最高ダウンロード速度は3G/DC-HSDPA 42Mbps、LTE CAT4 150Mbps (20MHz+20MHz帯域)。3G 2100MHzで米国外ローミングが可能です。
同時アクセス端末数は最高10台まで。
定価は$109.92、または、月$4.58 X 24回払い。現在のところはポストペイド契約のみ購入できます。
T-Mobile USの公式スペックには明記されていませんが、このポケットWiFiはT-Mobile USの新しいLTE周波数700MHz Band 12でFCC認可を通過していることがわかっており、T-Mobile USの販売する端末としてはBand 12初対応のポケットWiFiとなります。
SIMロックはされているはずで、現在のところ、SIMロック解除の方法は不明です。
この記事では、iPad Air 2/iPad Mini 3をアメリカでAT&T回線(LTE、3G/HSPA+【4G】)に接続して使用する方法をステップ・バイ・ステップで写真入りで詳細に説明します。
どのSIMを使って、どのような手順でAT&T回線に接続して使うかが、わかります。
特に日本版など、アメリカアップルストア版以外のiPad Air 2/iPad Mini 3、そして、旧iPad/iPad Mini所有者は必見です。
“iPad Air 2/iPad Mini 3をAT&T回線(アメリカ)で使用する方法” の続きを読む
まだ「Apple SIMを使うと、(アメリカで)複数のキャリアが自由に選択できる」と思っている方が多いようなので、以下に、iPad Air 2/iPad Mini 3購入先と、Apple SIMの選択できるキャリアについての表を書きます。
まあ、思ったほど選択肢はありませんので、Apple SIMでなくても、希望のキャリアのSIMを買ったほうが、簡単かもしれませんよ。
“アメリカ国内外購入iPad Air 2/iPad Mini 3でApple SIMを使って使用できるキャリアと、アメリカのプリペイドiPad通信料金表” の続きを読む
AT&TのGoPhoneプリペイド携帯プラン、
- 【現行】月$60、アメリカ国内通話使い放題、テキスト使い放題、月2.5GBまでデータ通信、超過分は$10/1GB、テザリング可能
が、2014年11月12日から
- 【新】月$60、アメリカ国内通話使い放題、テキスト使い放題、月2.5GBまでデータ通信、2.5GB以上は512kbps以下に速度制限で無制限、高速通信超過分は$10/1GBで追加可能、テザリング可能
に変更になるようです。
【Howard Forum】ForumUS > Prepaid/MVNO Discussion > AT&T GoPhone – 2014年10月29日
AT&Tは先の(2014年10月22日)の四半期業績で自社ブランドのプリペイド加入者の純減を発表しており、これは、この対策、および、2~3ヶ月前のT-Mobile USのCEO John Legere氏の「データ通信の超過料金の抹消(速度制限はある。)」の呼びかけに反応したと思われます。
AT&TはフライングでGoPhone料金ページに昨夜から新$60プランの情報を掲載していたようですが、現在は元に戻っています。AT&Tのカスタマーサービスに確認を求めた顧客によると、このプラン改正は2014年11月12日からだ、と言われたそうです。
筆者のiPad Air 2がやっと届きましたので、Apple SIMに関していくつかの検証録を書きます。
まだ中間報告です。検証項目が増えたら、このページの下のほうに追加します。
■ 1. Apple SIMって、外見はどんなの?
はい、アップルのりんごマークの付いたナノSIMです。
裏は普通。
Apple SIMは出荷時にiPad Air 2に挿入されていますので、SIM台紙はパッケージには入っていません。
Apple SIMが単体で販売されるようになったらSIM台紙に組まれて販売されると思いますが、SIM台紙のデザインはどんな感じになるのでしょうね。
“Apple SIMに関してのいくつかの検証記録” の続きを読む
T-Mobile USは本日(2014年10月27日)、ニューヨーク株式市場終了後に2014年第3四半期業績を発表。これで、既に2014年10月21日に四半期業績を発表しているVerizon、翌2014年10月22日に発表しているAT&Tと、3大キャリアの四半期業績が発表となりました。残るSprintは、2014年11月3日のNY市場終了後に発表する予定です。
以下、3社の業績ハイライトです。
Verizon(ワイヤレス部門)
- 当期ポストペイド加入携帯純増 45万7000回線
- 当期ポストペイド加入タブレット純増 105万9000回線
- 当期プリペイド加入純増 9000回線
- 当期合計純増 152万5000回線
- 期末加入者総数 1億620万回線 (うち、1億10万回線がポストペイド、510万回線がプリペイド)
- 20MHz+20MHz Band 4 LTE (XLTE)は、Verizonの500マーケット(都市)中、400マーケットに拡大。
- 端末代インセンティブ無しの分割払い(Verizon Edgeプログラム)で端末を買っている人は、加入者全体の12%のみ。
“Verizon、AT&T、T-Mobile USの2014年第3四半期結果” の続きを読む
StraightTalkがAT&T版、および、Verizon版のLTE対応ポケットWiFiを、少なくとも2014年10月24日よりWalmart店頭で販売開始したようです。
StraightTalkはこれまで
- Verizonの3GポケットWiFi「UNIMAX U240C」
を販売しており、更に
- AT&T用3G/HSPA+/LTEプリペイドポケットWiFi「Unite (Sierra Wireless AirCard 770S)」
- Verizon用3G/LTEプリペイドポケットWiFi「Verizon Jetpack MiFi 5510L」
- T-Mobile US用3G/HSPA+/DC-HSDPAプリペイドポケットWiFi「T-Mobile 4G Mobile Hotspot (ZTE MF61)」または「T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot (Huawei UMG587)」
を販売していました。後者は3機種はそれぞれにキャリアのデータ通信プランが適用されます。
今回発売されるものは、
- Verizon回線を利用した3G/LTE対応プリペイドポケットWiFi、ZTE 288L
と、
- AT&T回線を利用した3G/LTE対応プリペイドポケットWiFi、ZTE 289L(ZTE 289G)
の2種類で、それぞれ本体価格は$99.88(プラス消費税)です。
“StraighTalkがWalmartでAT&TとVerizonのLTEポケットWiFiを販売開始” の続きを読む
SprintはLTEサービスカバレッジのリストを拡張し、2014年10月28日現在で既存サービス都市は542都市に更新しています。
【Sprint】4G LTE Launched Markets : 4G LTE Launched Markets as of October 28, 2014
この中で目立った都市としては
● Champaign/Urbana, IL
● Denver, CO
● Sacramento, CA
なお、私が常々文句を言っていたSan Franciscoは、いつの間にかこの公式リストに載っていて、公式にLTEのサービスが開始されていました。(後記:サンフランシスコは2014年9月4日に公式に開始宣言されたようです。)
これで、日本人観光客としてはHonolulu(Waikiki)のSprint LTEサービスが待ち遠しいところですが、既に試験電波はHonoluluの西側で検知されているようです。
なお、SprintのLTEのサービスエリアが拡大したからといって、それだけで喜んではいけません。
SprintのLTEは多くは1900MHz 5MHz+5MHZ帯域(最大速度37.5Mbps)です。他社は初めから10MHz+10MHz帯域(最大速度75Mbps)でLTEサービスを行っており、Verizonは20MHz+20MHz(最大速度150Mbps)のLTEサービス(XLTE)を今年春に公式開始、T-Mobile USも15MHz+15MHz帯域から20MHz+20MHz帯域へと帯域を拡大している中、Sprintの1900MHz 5MHz+5MHz帯域LTEはダウンロード実測速度は5-6Mbpsしか達成できず、AT&TやT-Mobile USの3G速度(HSPA+)にも劣ります。
Sprintの目玉である2.5GHz TD-LTE(Band 41、Spark)は”公称”50-60Mbpsのダウンロード速度が達成できるはずですが、ほとんどはその速度に達しておらず、また、現在Sparkが使用できる地域は29都市に限られています。
【Sprint】Sprint Spark
早速AT&Tは、「Apple SIMをAT&Tでアクチすると、そのApple SIMはAT&T以外には変更できない」という、Apple SIM裏切り行為を行っていることが昨日暴露されました。
【Apple】Choose a cellular data plan with your Apple SIM installed
When you choose AT&T on iPad Air 2 and iPad mini 3, AT&T dedicates Apple SIM to their network only.
更に、T-Mobile US CEOのJohn Legere氏の本日のツィートにより、Sprintは、Sprint版またはアメリカApple Storeで購入したiPad Air 2/iPad Mini 3以外のIMEI番号は、Sprint回線に接続できない(Sprintでアクチ出来ない)という、従来からの方針も崩していないことが、判明しました。(Sprintによる、アクチできる端末のホワイトリスト化。)
つまり、せっかく大騒ぎして「Apple SIMは、Appleからのキャリアへの挑戦だ。」「従来のキャリアモデルが破壊される」と記事を書きたてた皆さんとは裏腹に、このApple SIMの使い道、更に、アメリカ国外で購入したiPad Air 2/iPad Mini 3でのApple SIMの使い道は、ずいぶん限られているようです。
これまでの情報をもとに、アメリカ国内購入、および、アメリカ国外購入のiPad Air 2/iPad Mini 3 SIMモデルのSIM対応表を作って見ましょう。
“iPad Air 2/iPad Mini 3のアメリカのキャリアのSIM対応表(Apple SIM含む)” の続きを読む
アメリカのトルフリー電話番号(800、888、877、866、855などから始まる電話番号)へは、Skypeで世界のどこからでも無料で掛けられる、ということは知っていましたか?
たとえば、アメリカの銀行やクレジットカード会社のカスタマーサービス、ホテルや航空会社の予約電話、番号やカスタマーサービス、これらの電話番号へは、Skypeを使えば、世界中どこからでも無料で電話できます。アメリカ在住で米国外に旅行や出張で出かけたときに、こういう電話番号に掛ける必要が出て来ることがありませんか?
滞在国の普通の携帯電話や固定電話からは、アメリカのトルフリーには掛けられないことが多いですね。それは、「トルフリー(無料電話)」といっても、(通常、アメリカ国内で掛ける場合には)無料なのは掛けるほうであって、受ける(着信する)ほうの会社が電話代を払っており、高い料金の国際電話料金までは払いたくないからですね。これらの会社はそのために「トルフリー」でない番号も用意していることがありますが、そっちに掛けると逆にこちら側(掛ける側、発信側)が国際電話料金を払わないといけません。
それが、Skypeを使って掛けると、世界どこからでも無料でアメリカのトルフリー電話番号に掛けられるのです。Skypeクレジットも必要ありません!
これは、日本のスマホを使ってアメリカ国内でローミング使用している場合でも、WiFiさえ繋がっていれば、Skypeでアメリカのトルフリー電話番号には無料で掛けられる・・・ということでもあります。
※ Skypeでアメリカへ電話すると、アメリカのサーバー(アメリカの電話番号)まではインターネット、アメリカのサーバーから相手の電話番号までは固定回線(相手が携帯の場合には携帯回線)を使用します。アメリカのトルフリー電話番号へ「アメリカの国内電話番号(発信者番号、Caller ID)」から電話すると発信者には無料のため、アメリカのSkypeサーバー(アメリカの電話番号)からアメリカのトルフリー電話番号への発信も発信者には無料になる、ということになります。したがって、Skypeにはインターネット以外の通話料が掛からないため、Skypeクレジットも不要です。
これは昔からそうなんですが、以前は高速インターネットへの接続は自宅やオフィスでPCを使った場合だけであり、Skypeを使うのも初めての人の場合には億劫でしたね。PCの設定も必要だし・・・
でも、今はスマホのデータ通信(インターネット)の速度も速くなって、LineやSkypeなどのVoIP電話を使うのも日常茶飯事。
そこで、もう一度、標題の件を皆さんに紹介してみようと思った次第です。
“アメリカのトルフリー電話番号へは、世界中どこからでもSkypeで無料で掛けられる。” の続きを読む
Ready SIMのパッケージングが変更し、それに伴い、重さがボール紙一枚分重くなったため、郵送料が高くなりました。
その分($1.05)値上げしましたので、ご了承ください。
また、Ready SIMの本社であるRoam Mobility(カナダ、バンクーバー所在)では現在、NANO SIMの在庫が無く、次の入荷は4~6週間後になるそうです。
BlogFromAmericaでは前回入荷分のNANO SIMがタイプによっては若干残っていますが、それが無くなり次第、SIMカッターでカットしたものをお送りしますので、ご了承ください。
昨日からMacRumors.comを初めとして複数のサイトが、Apple Payがアメリカ国外のNFC端末でも使用できることを報告しています。
【MacRumors】Apple Pay Shown to Work Internationally Using U.S.-Based Credit Cards – 2014年10月21日
“米国外でもApple Payが使用できることが判明。ただし、アメリカApple Pay参加銀行のクレジット/デビットカードを持っていることが条件。” の続きを読む
iOS 8.1がリリースされ、やっと、Apple Payにクレジット/デビットカードを登録することができます。
以下、手順です。
「設定(Setting)」を起動し、
“Apple Payにクレジット/デビットカードを登録する手順” の続きを読む
中国本土でのiPhone 6/6 Plusの販売が、昨日2014年10月17日より開始されました。
ある上海の携帯ショップ(上海联通、China Unicom)では、ショップの前に仕立て屋さんを配置して、「iPhone 6/6 Plusが大き過ぎて、ズボンのポケットに入らない人」には、その場でズボンのポケットを大きくしてくれる「ポケット付け替え/仕立て直し」サービスまで出現。
写真の中の看板によると、このサービス名は「Pocket Plus」。
しかも、中国語で「独享」って、「独占」って意味だよね。何が独占で、どこから許可を得た独占なんだよ!?
いやあ、こんな発想は、無かった。誰だ、このサービスを考えた、この店のスタッフは。
この写真の中で横にに立っているジャケット着ている女の人?
出典:
【Business Insider】A Store In China Is Selling The iPhone 6, And Has A Tailor On Hand To Make Pants Pockets Bigger – 2014年10月17日
先ほど発表されたアップルの新しいiPad Air 2/iPad Mini 3の周波数対応表です。
あとで加筆修正があるかもしれません。
アップルiPad Air 2/iPad Mini 3商品/技術仕様ページ:
【Apple】iPad Air 2 Tech Specs
【Apple】LTE List
“iPad Air 2/iPad Mini 3周波数対応表” の続きを読む
先ほど発表されたGoogleの新しいNexus 6の周波数対応表です。
あとで加筆修正があるかもしれません。
※ 現在のところ、Nexus 9タブレットのLTE版周波数対応は、Nexus 6北米版と同じ模様。Nexus 9北米「以外」版があるかどうかは、不明。
Google Nexus 6 アンドロイド・スマホ商品案内ページ:
【Google】Nexus 6
Google Nexus 9 アンドロイド・タブレット商品案内ページ:
【Google】Nexus 9
“Google Nexus 6周波数対応表” の続きを読む
アメリカの映画チャンネル、HBOは、現在、有線(CATV)テレビのチャンネルで月$10前後の定期購読(Subscription)料で追加視聴できますが、来年(2015年)からはインターネットネットでHBOチャンネルの購読ができるようになるとの事です。
アメリカは国土が広く、TVの空中電波が届かず、TVの写りが悪いので、殆どの市民はCATVまたは衛星TVに有料で加入してTV番組を視聴しています。しかし、近年、この有料TVの月加入料が高くなってきており、いわゆる「コード(配線)カッター」(Cord Cutter)と言われる人たちが有料TVに加入しないで、HuluやNetflixなどのネット配信で番組を楽しんでいる人達が、特に若者世代には多くなってきています。
彼らはニュースや生活情報はインターネットで読むので、新聞も取らず、娯楽のためだけにインターネットでの動画配信を利用しています。
この「コードカッター」がどれだけ増えているかを知る数字の参考として、現在、アメリカのCATV加入者のうち1000万世帯は有料TVプログラムには加入せず、高速インターネットサービスだけに加入しているそうです。
このような動きは特に若い世代に浸透してきており、これが携帯電話会社とコンテンツ配信会社の融合が加速されてきていて、通信会社によるコンテンツ製作およびコンテンツ配信会社の合併・買収・提携が増えている理由でもあります。
CATV会社のComcastは今年(2014年)の夏からMIT(マサチューセッツ工科大学)を含め、幾つかの大学の寮で、約80チャンネルのCATV放送を、インターネットを通じて希望学生がストリーミング契約できる仕組みを提供しています。Comcastの試みは、現在、大学キャンパス内でしか提供されていない(学生は、大学キャンパス内でしか視聴できない)ですが、ワイヤレス通信業者との提携によって「いつでも、どこでも」生のテレビ、および、録画した番組を見られる技術は既に「そこにある」と言う時代になっています。
そして、AppleTVやChromecastというデバイスを使えば、スマホやタブレットから大画面のTV画面にコンテンツを映し出すことも可能なので、もはやTV視聴に「別契約」の回線は不要で、インフラとしてはインターネットさえあれば良くなります。
【Engadget】HBO’s standalone streaming service will arrive in 2015 – 2014年10月15日
【Engadget】Comcast launches internet-delivered cable TV at MIT and several other schools – 2014年8月21日
このニュースをツィートしたら、すごい反響。ツィート後、5時間弱で105ツィート。良くも悪くも、時代を考えさせられるニュースですね。
この報道はUSA Today誌が最初に報道し、夕方のABC全米ニュースでも取り上げられました。
【USA Today】Apple, Facebook to pay for women to freeze eggs - 2014年10月14日
【ABC News】Apple, Facebook Will Pay for Employees to Freeze Their Eggs - 2014年10月14日
【ABC News】Apple and Facebook Offer to Pay for Employees Who Want to Freeze Eggs - 2014年10月14日 (実際に放映されたニュースセグメントのビデオ - CMが最初に入ります。米国外から見えるかどうかは確認していません。)
これによると、キャリアを目指す女性が仕事を優先するために出産時期を遅らせている事に関連して、アップル社とFacebook社は、希望女性社員に対し、卵子を冷凍保存する経費を会社が負担している、ということです。
FacebookがEメールでUSA Today記者に答えたところによると、同社は今年(2014年)1月1日から卵子冷凍保存のための経費総額2万ドル(約215万円)までを会社が負担して提供している、と言うことです。
将来の人工授精のために若いうちに冷凍保存する卵子の数は、一般に20個。これを冷凍保存するための初期経費は平均1万ドル。そして、毎年500ドルの維持費がかかります。20個の卵子は、2回の「プロシジャー」で「採卵」され、冷凍保存バンクに保管されるのが普通だそうです。卵子を複数排卵させるために、女性はホルモン投入を受け、複数の排卵が成熟するのを待って、体から採卵されます。
卵子冷凍保存以外にも、出産時期を逃した女子社員のために養子を見つけたり、代理出産を見つける世話をしたり、また、妊娠できない社員に対しての不妊治療の援助もしているとの事です。もちろん、不妊治療は男子社員でも受けることができます。・
“アップルとFacebook、女子社員の卵子冷凍保存の費用を会社が負担。若いうちに仕事に専念し、出産を遅らす女子社員を支援。” の続きを読む
SprintのiPhone 6/6 plusレンタル(リース)プログラムは「iPhone for Life」プログラムとして、2014年9月19日のiPhone 6/6 plus発売開始以来、新規回線加入者に月$20(iPhone 6 16GBモデルの場合)で提供されていました。月$20は本体リース(レンタル)料で、このほかに月$50の「使い放題」通信料が必要でした。
Sprint、iPhone 6/6 Plusをレンタル提供 – 2014年9月10日
この「iPhone for Life」プログラム加入者は、24ヶ月ごとに新しいiPhoneモデルに交換するか、または、リース(レンタル)をいつでも止めたい時に止める事ができます。止めた場合には、借りていたiPhoneを良好な状態でSprintに返却する必要があります。
Sprintは本日、この「iPhone for Life」を既存顧客にも提供を拡張することを発表しました。しかも、既存顧客は現在加入中の通信プランを変更する必要はありません。
既存顧客が「iPhone for Life」プログラムに加入した場合には、同じく24ヶ月ごとに新しいiPhoneモデルに交換するか、借りているiPhoneを返却すればいつでも止めたい時に止める事ができます。
レンタル(リース)料金は
- iPhone 6 16GBモデルが月$20、
- iPhone 6 plus 16GBモデルが月$25、
- メモリーサイズの大きなモデルをレンタルすることも可能だが、レンタル料金は16GBモデルよりも高くなります、
です。
Sprintは更に、2014年10月13日から2015年1月15日までの期間に「iPhone for Life」に加入した既存顧客に対して特別プロモーションとして、条件を満たした既存顧客であればレンタル料を月$15割引することを付け加えました。つまり、2015年1月15日までの間にSprintでiPhone 6 16GBモデルをレンタルすると、月$5で借りられることになります!iPhone 6 plus 16GBモデルなら、月$10です!
Sprintの通常の無利子24ヶ月分割払いだと、iPhone 6 16GBモデルは月$30の分割払い、iPhone 6 plus 16GBモデルは月$35の分割払い、になるので、月々$25の割引き、24ヶ月(2年間)で$600の割引が得られることになります!...ただし、2年後にはiPhone 6の本体は自分の手元に残りませんが。
「2年ごとにiPhoneを取替え、古い本体はそのたびに手元に残らなくても良い。」と言う人は、考慮に値するかもしれませんね。
ただし、既存通信プラン+月$5レンタル料が安いのか、プランを変えて「iPhone 6特別プラン」の月$50+月$20レンタル料が安いのかは、よく比較して決めてください。
これで既存顧客がSprint離れをすることに、ブレーキをかけられるのでしょうか?
【CNet】Sprint to existing customers: Lease an iPhone 6 for $5 a month – 2014年10月14日
【FierceWireless】Sprint’s new ‘Loyalty Service Credit’ will let subs lease an iPhone 6 for $5/month – 2014年10月14日
AT&Tは、携帯(スマホ)のポストペイド契約に、新しい国際ローミングPassportプランを新設しました。
【AT&T】AT&T Introduces Its Best-Ever Value for International Travel - 2014年10月13日
これまでのGlobal Roaming Add-onは名前を変更し、Globalプラン(Global Package)として継続して提供されますが、大きな違いは
● Passportは、加入から30日で自動解約。(加入は、アプリを使用して可能。)
- データ通信量などを制限まで使用する/しないに限らず、契約は加入から30日のみ。
● Globalは、解約手続きをしない限り、翌月も自動更新。 (加入・解約は、アプリを使用して可能。)
- 契約・解約月は、データ使用量総バイト数、および、通信料金は、日割り計算。(最低契約期間3ヵ月。)
です。
Globalプラン(旧Global Roaming Add-on)は、最低契約期間が3ヵ月に変更されています。契約内容は殆ど同じなので、3ヶ月以内の海外滞在にはPassportプラン加入が良いですね。
以下、Passportプラント、Globalプランの比較です。(日本での使用を想定。カナダ/メキシコローミングは別料金。)
“AT&Tポストペイド携帯契約に、新国際ローミングプランPassportプラン新設、Global Roaming Add-onプランは改訂。” の続きを読む
ソフトバンク/SprintがまだT-Mobile US買収を諦めていなかった2014年7月末にニュース報道によって暴露された、フランス第4位の通信会社Iliad(イリアド)社によるT-Mobile US買収案は、Bloombergの報道によると、正式にIliadによって提案破棄(諦め)されたようです。
Iliad社は初期買収提案の、T-Mobile USの全株の56.6%(1株当り$33)を買収する提案から、最近は他の投資企業(KKR)と協力して買収株量を67%(1株当り$33)まで上げていましたが、T-Mobile USの67%を所有するドイツテレコムがこの買収提案を承諾しなかったのが、原因です。
T-Mobile USは(2014年)8月末に「買収されるとすれば、
1.買収株価格は1株当り$35以上、
2.買収する相手がアメリカ国内電波使用権を持っていること、
」があれば、シリアスに考慮する可能性があることを示唆しており、今後、T-Mobile USを巡っての買収劇は、(2014年)11月13日から行われる予定のFCCによる「AWS-3の周波数使用権競売後にT-Mobile US買収案を熟慮する」とドイツテレコムに既に伝えている、アメリカ衛星放送会社第2位(加入者ベース)のDISH Networkの動きが注目されます。
DISH Networkは有料TVコンテンツがモバイル視聴されることを予想して、ロケフリ・ハードのメーカーのSlingを買収し、その技術を自社セットトップボックス(STB)に内蔵した製品を加入者に配給しています。
また、将来は自社で移動体通信を開始する可能性も考慮し、過去のFCC電波競売でも入札に参加し、2014年4月の700 MHz Hブロックの競売では殆どの地域でDISH Networkが落札しています。
今年に入ってAT&Tが衛星放送第1位のDirecTVの買収を提案しており(現在、規制当局の審査中)、Verizonは光テレビのFiOSをサービスとして持ち、また、CATV第1位のComcastと第2位のTime-Warnerが合併がこれも規制当局の審査中・・・・と、メディアと通信、特にワイヤレス通信の融合が加速的に進んでおり、DISH NetworkもT-Mobile USを買収することにより、AT&T、Verizon、Comcast/Time-Warnerとの競争力を付ける事になります。
これに対して、メディアコンテンツやコンテンツ配給チャンネルが欠如しているSprintは、最近のソフトバンクの動きに見られるように、映画会社やコンテンツ配給会社への資本参加や合併を行って、その足場を自社でコツコツと築いていかないといけないでしょう。
参考:
【Bloomberg】Iliad Scraps Bid for T-Mobile Stake After Boosting Offer – 2014年10月13日
この記事は、海外在住者がAppleTVとiPad(iPhone/iPod Touch)を使って日本のテレビドラマや映画をTV画面で観る方法を、初心者に説明します。
いろいろと法律的・道徳的是非の問題はありますが、ネットを検索すれば日本のTVドラマや映画の動画画像が増えてきていることは確かです。
そこで、初めての方、または、まだ知らない人に、AppleTVを自宅のフラット画面TV(LCD TV)に繋ぎ、iPad(iPhone/iPod Touch)で操作して、TV画面で日本のテレビドラマや映画を観る方法をここでは説明します。
その前に、以下、今回のサブジェクトに関連する内容で、筆者が理解している著作権法について簡単に復習しましょう。
●1 著作権法は、著作権や地域内販売権の存在する(必要とする)ビデオコンテンツ・文字コンテンツ(書籍)などの著作物を、「著作権者に許可無く配布する事を禁止する」法律です。
つまり、あなたは、ダウンロードしたビデオコンテンツや文字コンテンツ(書籍)などを、(許可無く)親族・友人および不特定多数の人にあげたり、貸したり、インターネットやEメールで送ったり、それらの人がダウンロードできるようにサーバーにアップしたり、してはいけません。
ダウンロードしたコンテンツを自分ひとりで楽しんだり、自分が同席して親族・友人などと一緒に鑑賞するのは、違法ではないと考えられています。
●2 著作権法はコンテンツの配布に関しての規制の法律であり、(一消費者が自分個人の楽しみのために、通常の守段で)コンテンツを入手するために関しての規制に関しては、何ら禁止されて居ません。
つまり、「(自分が楽しむためにコンテンツを)インターネットからダウンロードする、あるいは、ストリーミングをアクセスする」という行為自体は、違法ではありません。
ダウンロードしたコンテンツを親族や友達、不特定多数の人に1コピーでも「配布」すると、著作権法に関わってきます。
●3 ただし、自分がダウンロードしたコンテンツの源(ソース)が、著作権者に許可を得ずにサーバーにアップロードしたコンテンツの場合、「コンテンツの源が違法であることを知った上でダウンロードした場合には、(自分が著作権法違反を犯しているのではなく、)アップした人が著作権法違反を犯していることを幇助(ほうじょ)している」ということで、幇助罪で起訴されることはあります。これがアメリカや日本を含め、近年、各国で採用されているダウンロード禁止法の趣旨です。
アメリカでは具体的には著作権法違反幇助(違法コンテンツのダウンロード)は、初犯発覚は警告、徐々に警告がきつくなり、自宅のインターネット・アクセス・プロバイダーがネットアクセスの規制をしてくることがあります。
アメリカ著作権侵害警報システム(Copyright Alert System)の実際の警告手順について – 2013年2月27日
アメリカ著作権侵害警報システム(Copyright Alert System)が本日(2013年2月25日)から稼動 – 2013年2月26日
警告があったら、その時点で、言われたとおりにすれば、(自己の楽しみの目的だけにダウンロードする場合には)起訴されることは殆ど無いと思われます。
●4 インターネットなどのように、国の境界を越えてコンテンツが瞬間的にやり取りできるような環境で、著作権法やダウンロード禁止法に国際法的な基準はなく、「A国のコンテンツを、B国でダウンロードした場合」、あるいは、「A国のコンテンツを、C国のプロキシーサーバーを経由して、B国でダウンロードした場合(A=C、またはB=Cの場合を含む)」で、とくにその利用者が個人で楽しむことだけを目的にダウンロードした場合、A国の検察当局が治外法権のB国の利用者を摘発することは、まず有り得ません。
ただし、現在審議中のTPPなどが参加各国で採決されたり批准されると、国際間ダウンロードは厳しくなります。
以上の注意書きを理解したうえで、この記事の目的に戻ります。
海外で日本のテレビドラマや映画を観る為に必要なもの:
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VerizonのMVNOで、今年(2014年)1月から正式にTracfoneグループに買収されたPage Plus Cellularが、VerizonのMVNOでは初めてLTE対応となりました。
Page Plusのディーラーは今月(2014年10月)初めからVerizon回線用LTE SIMを受け取り、顧客へのアクティベートを開始していると言うことです。
現在、Verizon SIMは、Verizon用として販売されている端末のシリアル番号(MEID番号)のみアクティベートが許可されています。Page Plusもこの条件が適用されます。
【Prepaid Phone News】Page Plus LTE Now Live! Here’s How to Buy a SIM and Activate – 2014年10月3日
しかし、Verizonでは現在iPhone 5までしかプリペイドLTE加入を認めていませんが、Page Plusディーラーは機種に関係無く、つまり、iPhone 6/6 plusに対してもSIMのアクチとPage Plusプリペイドプランの加入を行っているようです。
早速Page PlusでLTEプラン加入したユーザーによると、LTEのアクセス速度は3~4Mbpsと遅く、比較したユーザーによれば同じ場所ではVerizonのSIMでは9Mbps以上の速度が出ているそうです。
Page PlusのLTE速度が遅いのは、VerizonまたはPage Plusが意図的に速度制限をしているものなのか、LTE開始直前で通信機器が最適化されていないのか、わかりません。
【Prepaid Phone News】Users Reporting Slower Than Expected Speeds on Page Plus’ New LTE Service – 2014年10月7日
これより先、Verizon自身は今年(2014年)7月15日よりプリペイドスマホへのLTEアクセスを許可しています。
Page Plusの通信料金は、
- 月$12、通話250分まで、テキスト250通まで、データ通信10MBまで
- 月$29.95、通話1200分まで、テキスト3000通まで、データ通信500MBまで
- 月$39.95、通話無制限、テキスト無制限、データ通信1GBまで、国際電話100分(日本は適用外)
- 月$55、通話無制限、テキスト無制限、データ通信3GBまで、国際電話200分(日本は適用外)
- 月$69.95、通話無制限、テキスト無制限、データ通信5GBまで、国際電話400分(日本は適用外)
または、Pay-as-you-goは
- $10で100分、有効期間120日
- $25で416分、有効期間120日
- $50で1000分、有効期間120日
- $80で2000分、有効期間365日
です。
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