2015年6月から予約注文していたモバイル決済のSquareのNFC対応、ICカード(EMVチップ)対応リーダーが、やっと届きました。
最初の予定からはかなり遅れて、2015年11月下旬ころからSquareでモバイル決済をしている大口チェーン店などには納入され始めたようですが、個人加入者の筆者には今頃(2016年1月9日)届きました。
届いた箱はちょっと大きめだったので、びっくりしましたが・・・
化粧箱の中を開けると、
携帯・モバイル&コロラド・デンバー ブログ By A Yoshida
2015年6月から予約注文していたモバイル決済のSquareのNFC対応、ICカード(EMVチップ)対応リーダーが、やっと届きました。
最初の予定からはかなり遅れて、2015年11月下旬ころからSquareでモバイル決済をしている大口チェーン店などには納入され始めたようですが、個人加入者の筆者には今頃(2016年1月9日)届きました。
届いた箱はちょっと大きめだったので、びっくりしましたが・・・
化粧箱の中を開けると、
モバイル決済/iPad(タブレット)決済のSquareが、その加入店舗が、消費者が自店舗で使えるギフトカードを発行できる仕組みを開始しました。
筆者もSquareの決済アカウントを持っていますが、つまり、筆者の店舗で提供する商品(例:BlogFromAmerica.com商品購入代行やサービス)を購入するギフトカード/プリペイドカードを、筆者が皆さんに販売出来るということになります。
また、ギフト(プリペイド)カードデザインも、既にSquareが用意している標準テンプレートに店舗名を印刷して発行したり、自分のデザインのカードも作成できます。
店舗としてのメリットは、カードを発行した時点で、カードの額面分(マイナス、Squareの手数料)が店舗の口座に1営業日以内に入金されることです。
つまり、運転資金を消費者から先に集め、あとから商品販売を行うことが出来ます。
もちろん、先にお金を貰う分だけ、あとで「このギフトカードを使って買う消費者」に商品を販売するときには、お金は入りませんね。
ギフトカードの発行手数料は、1枚に付き$1.50、最低注文枚数は125枚。標準デザインに自店舗名を記入するなら、出荷までの日数は3日間。オリジナルデザインの場合には審査期間などを要し、出荷まで最低15日間の日数と、最低注文数500枚の条件があります。
つまり、個人事業者や小さな店舗でも、$1.50x125枚=$187.50、または、$1.50x500枚=$750.00(オリジナルデザイン)で、自分のお店のギフトカード(プリペイドカード)を作成して販売することが、出来るんですね!
極小店舗でも、大きなチェーン店と同じようにギフトカード/プリペイドカードを発行してプロモーションできるのは、ありがたいです。でも、カードを先に発行した分だけ、あとでちゃんと責任を持って商品やサービスを提供できないと、意味無いですね。
リンク:
【Square】Square Gift Cards
【Square】Order Square Gift Cards
【Engadget】Square merchants can now make their own gift cards - 2014年11月18日
モバイル・クレジットカード決済のSquareが、IC付きクレジットカードも読めるカードリーダーの予約注文受付を開始しました。
昨年のディスカウント百貨店Targetのカード情報大量漏洩事件と、その後も止まらないアメリカ小売店チェーンのカード情報大量漏洩事件をきっかけとし、アメリカでも来年秋からIC付きクレジットカードの発行が予定されています。アメリカの小売店も、2015年秋からIC付きクレジットカードでの支払いを店舗で受け付けなければならなくなります。
これに伴い、SquareもIC付きクレジットカードも読めるカードリーダーの予約注文を受付開始したものです。
出荷は来年(2015年)春、コストは$29。
【Square】Square Reader for Chip Cards
さて、3つのモバイル決済の違いをまとめてみましょう。もちろん、アメリカ国内で加入する場合の事情です。日本を含むアメリカ以外では違うと思いますので、注意してください。
iPhone、iPadやアンドロイド携帯のイヤホンジャックに差し込んでクレジットカードの磁気ストリップを読み込んで、クレジットカードが決済できるSquareは、先週2014年3月27日に登録事業者・個人にEメール通知を送り、新型クレジットカードリーダーの注文を急ぐよう、通告しました。
新型リーダーは、Squareのホームページから無料で注文できます。
新型リーダーは2013年12月に出荷開始され、従来のSquareクレジットカードリーダーより2ミリ薄くなり、クレジットカードをスライドする時に安定し易いように多少大きさは大きくなっていて、かつ、フラットデザイン(?)になっています。
なお、旧クレジットカードリーダーは2014年6月1日以降はサポートされませんので、Squareをクレジットカード決済に利用している事業主は個人は、出来るだけ早く新型リーダーを注文して下さい。Squareの会員ページから注文すると、リーダー代・送料とも無料です。
「2014年6月1日以降はサポートされない」という文章が、その日から旧型リーダーが全く使用出来なくなることを意味するのかどうかは、今のところ不明です。
【CNet】How to get your hands on the new Square card reader – 2013年12月19日
Square新型クレジットカードリーダーの技術的紹介記事は、
【Wired】How Apple’s Lightning-Plug Guru Reinvented Square’s Card Reader – 2013年12月9日
を参照して下さい。
※ 届いたSquare新リーダーと旧リーダーを、比べてみた:
“Squareが新クレジットカードリーダーに取替え促す、旧リーダーは2014年6月1日からサポート対象外(使用不可?)” の続きを読む
アメリカで毎月の固定費を払わずにモバイルでクレジットカード決済が出来るSquareは、これまでリスク回避のため、通販や電話注文など、マーチャント(チャージする側)が手入力でクレジットカード番号を入力する場合に限って、Squareからマーチャント側への1週間の当該トランズアクションの支払い限度を$2002までに限っていました。当該週の$2002を超える超過分に関しては、課金から30日後にマーチャントに支払われることになっていました。
Squareは、この限度を撤廃する旨のEメールを、本日、Square加入マーチャントへ送っています。
これにより、$2002以上の高額で、かつ、実際にカードを手元の端末でスキャンしない場合でも、課金した金額(マイナス、手数料)が24~48時間以内に登録銀行口座へ振り込まれることになります。
実際には、先週ごろからこれが行われていたようです。
“Squareの「番号手入力」クレジットカード決済の週間入金リミット「$2002まで」が無くなりました。” の続きを読む
クレジットカード決済処理を簡単化し、「個人でも出来るクレジットカード決済」でおなじみのSquareが、Eメールで個人から個人へお金を送る方法、Square Cash、を一般リリースとして発表しました。
このサービスは既に今年2013年5月から、試験的に一部の法人ユーザーなどで試験運用されていました。
Square Cash ホームページ
【GogaOM】Square launches Cash, a peer-to-peer payments service that’s incredibly simple to use – 2013年10月15日
【TheVerge】Square Cash lets anyone with a debit card send money instantly over email – 2013年10月15日
このシステムでは、支払いする側、支払いを受ける側が事前にSquare Cashに
● Eメールアドレス
● 銀行口座とリンクされているデビットカード番号
を登録するだけです。
支払う時は、Eメールの・・・
● To欄に、支払いたい相手のEメールアドレス
● CC欄に、Square CashのサーバーのEメールアドレス、[email protected]
● Subject(件名)欄に支払いたい金額(USドル)
● Eメールの本文には、何を書いてもかまいません
を記入し、Eメールを相手に送信します。
■ 支払う側と、支払いを受ける側が既にSquare Cashに登録している場合には、
一定の時間後、支払う側の銀行口座(デビットカード)から、支払いを受ける側の銀行口座(デビットカード番号)に指定の金額がトランスファーされます。
■ 支払いを受ける側がまだSquare Cashに登録していない場合には、
(1)支払いを受ける側に、「Square Cash」に登録するよう、SquareからEメールが送られます。
(2)登録が完了すると、支払う側の銀行口座(デビットカード)から、支払いを受ける側の銀行口座(デビットカード番号)に指定の金額がトランスファーされます。
このように、相手のEメールやドレスと金額だけで、送金が出来る簡単さが、Square Cashの特徴です。
夜中や週末でも銀行へ行かずに送金が出来、受け取ったほうも自分は何もしないで口座に預金出来ます。
ただし、基本サービスでは支払いできる金額は1週間に$250まで。追加で個人情報(生年月日、ソーシャルセキュリティ番号、氏名、など)をSquareに登録すると、1週間に$2500まで送金できるようになります。
また、現在のところ、送金手数料は無料だそうです。(いつまでも手数料無料が続くとは思えませんが・・・)
送信側のEメールアドレスが盗難されて悪用されることもあると思いますが、Squareでは、「『Square Cash Eメール送金』のEメールが送られると、その瞬間に送信側の携帯にSMSテキストメッセージを送る仕組みになっているので、誤操作や悪用された場合には、すぐにSquareに連絡して送金を止めることが出来る。」と説明しています。
日本でもクレジットカード個人決済を今年からサービス開始したSquareですが、「資金決済法」の実施されている日本ではPaypalのDonation(寄付)ボタンも使えないので、さすがにこのSquare Cashは「合法」な決済方法とは認められないでしょう。
モバイルクレジットカード決済のSquareが、日本でも提供開始します。アメリカ国外で初めての国で、日本が選ばれました。
もちろん、ネットさえ繋がっていれば、日本国内どこにいても、または、世界のどこにいても、iPhone、iPadやアンドロイド端末でお客様からのクレジットカードでの支払いが受けられるようになります。
タクシーの運ちゃん、お酒や米など配達人、出前のレストラン、出張サービスの仕事をしている人、旅行代理店などが旅行先でオプションやお土産パックの販売、・・・・、そういうことが可能になります。
使用例は、以下の記事を参照して下さい。
iPhoneでクレジットカード決済-Square – 2011年2月1日
・・・というのは当たり前のことなんですが、私はSquareは日本のビジネスにもっと大きな革命を与えると思います。
それは、Square日本のホームページにも書いてあるように、「ご利用1回につき、かかるのはスワイプ時の手数料3.25%のみ。銀行によっては翌営業日に、あなたの銀行口座へ振り込まれます。」(指定以外の銀行の口座だと、振込みまで1週間くらい掛かるらしい。)
Square日本語ホームページ
つまり、
1.これまでの店内カード決済端末を使ったクレジットカード決済と違って、クレジットカード決済を受けるために毎月の維持費が不要。
2.決済手数料が、5%ではなくて、3.25%。
3.銀行によっては翌営業日に、自分の銀行口座へ(手数料を差し引いた金額が)振り込まれる。
と言うことです。
日本の商習慣は「月末決済の、翌月末/翌々月末払い。」が多いですね。
筆者の情報がまだ古くなければ、クレジットカードに関しても、「25日締めで、翌月末店舗の銀行口座へ振り込み」というところが多いと思います。
それが、Squareを使うことによって、「お客様の支払いをカード決済して、翌営業日には自分の口座へ(手数料を差し引いた金額が)入金される」のですよ。つまり、現金とほぼ同じスピードで、お店にはお金が入るのです!
これは、クレジットカードや企業間取引が現在の「月末締め、翌月末払い」から、現金取引と同じスピードで行われる方向への加速になります。
店舗のほうはこれによりキャッシュフローが良くなり、資金の回転がしやすくなります。
小規模事業者や個人でもクレジットカード決済を受け付けて、現金と同じ資金回転速度で回していけるようになるのです。
筆者は、Squareのモバイル決済そのものよりも、この決済資金流通の速さが、日本の流通への革命になると思うのですが、どうでしょうか?
iPhone/iPad/iPod Touch/アンドロイド端末のイヤホン/マイク端子にカードリーダーを差し込むことによって、WiFiや3G通信でお客さんのクレジットカード決済の認証を行い、お店や企業が事前に登録しているアメリカ国内の銀行口座に24~48時間以内に、課金した金額から2.75%(カード番号手入力の場合には3.5%+$0.15)のカード決済手数料を差し引いて入金してくれるSquareが、iPadのSquareカード決済アプリと連動するCash Drawer(現金引出し)とレシートプリンターも販売開始し、Squareが店内POS端末としてコンプリートに使えるようになります。
※ Squareのカードリーダーは家電量販店BestBuyなどでも販売しています(Squareに直接注文すれば、無料)ですが、Squareのカード決済の恩恵を得るためには、アメリカ国内に銀行口座(個人口座でも可)が必要です。決済そのものは、ネットに接続されていれば、世界中のどこでも可能です。
「Business in a Box」は、「Squareカードリーダー/iPadスタンド/Cash Register(現金引出し)」が3点セットになっており、$299。レシートプリンターを加えると、合計4点セットで$599になります。
これまでもSquareアプリと連携するCash Registerやプリンターはあり、事業主が自分で購入してiPad/iPhoneなどと組み合わせて使用することはできましたが、今回、これをSquareがセット販売することによって、事業主は自分で機種を選択/購入したり稼動テストをする手間が省けます。
“iPhone/iPad/アンドロイド端末でクレジットカード決済ができるSquareが、現金引出しとレシートプリンターもセット販売開始。” の続きを読む
アメリカでiPhone端末(現在はアンドロイド端末も可)で使えるクレジットカード決済システムとしては、2009年12月からリリースされているSquareが代表的です。
筆者も毎月数十ドルの使用料を支払う卓上クレジットカード決済端末を、月々のメインテナンス料の不要なSquareに切り替えて、約1年使用しています。
iPhoneでクレジットカード決済-Square – 2011年2月1日
Squareの端末は、最近は家電量販店BestBuyの店内でも$9.99で販売しています。
Square – Card Reader
Squareのサイト、
Square ホームページ
で登録して、端末をリクエストすれば、無料で送ってくれますが・・
よくある質問には、「Squareは日本では使えないのか?」という質問があります。
Squareの端末そのものはネットが繋がっていれば世界中どこでも使えますが、Squareは「端末(ハードウェア)だけの会社」ではなく、「クレジットカードを端末で決済して、顧客に課金したお金を課金側(商店、事業主)の銀行口座に振込むまでの、全ての決済の流れを代行する」クレジットカード決済代行会社です。
したがって、各国で該当する金融規制法の対象となり、Squareの場合は現在はアメリカにある銀行口座としか連結できません。更に、Squareにクレジットカード決済代行口座を作成するには、アメリカのソーシャルセキュリティー番号(社会保障番号)か納税者番号が必要です。
だから、アメリカに銀行口座を持っていれば日本でもクレジットカード決済にSquareは使用できますが、決済は全てドル建てとなり、顧客に課金した金額はアメリカの銀行口座に入金されます。
前置きが長くなりましたがそのSquareに対抗して、iPhone/iPad/アンドロイド端末で使用できるクレジットカード決済システムを、Paypalが2012年3月15日に発表しました。サービス名は『Paypal Here』です。
Squareと同じように、クレジットカードの読み込み端末はiPhone/iPad/アンドロイド端末のイヤホンジャックに差し込んで使います。
“PaypalがiPhone/アンドロイド端末で使えるPaypal Hereクレジットカード決済システムを発表” の続きを読む
長男の結婚式の準備のため、1ヶ月ほど更新をお休みさせていただきました。
結婚式と言っても、アメリカの場合は新婦側が結婚式費用を全て出し、結婚式も新婦の希望次第のプランになります。したがって、式そのものは、新郎側家族が準備することはほとんど無いのですが・・・
その代わり、結婚式前夜に双方の親族や親しい友達を招待して「リハーサル・ディナー」という夕食会を主催するのは、新郎側の両親。このリハーサルディナーはレストランの部屋を借り切ったり、公園や大学・公共の建物のパーティー可能な場所を借り切って行う人も居ます。
我が家は予算の関係で自宅の中庭・前庭で行うことにしました。
パーティー運営そのものは、結婚式を行うホテルから40人分のテーブルと椅子、万が一のために小型テントを2個借りて設置してもらい、地元の日本食レストランに祭事用弁当とバイキングを作って運んでもらうので、天候さえ悪くなければ自分たちがすることは飲み物・氷・皿やコップの用意だけで、手間はそんなに掛からないはずでした。
しかし、これだけの数の客を一度に迎えるには、家の中の整理や掃除、中途になっている日曜大工プロジェクト、などを行うため、約1ヶ月は時間を取られました!
本題ですが、私がブログを休んでいる間にアメリカの携帯業界でいくつかの注目すべき話題が起こっています。
1.2011年8月19日、「アメリカ唯一のWiMax通信提供会社Clear(Clearwire)の経営が思わしくなく、Sprintが完全買収を模索して他の主要株保有会社と交渉を開始した」というニュースがリリースされる
“8月の重大?ニュース、まとめ。” の続きを読む