Sprint会長の孫氏の思惑とはかけ離れて、T-Mobile USの躍進は続いており、その影響はAT&TとVerizonにも通信料金の値下げや加入者減などという現象で現れています。
よって、一人負けのSprintは、まず、LTEサービス補強を推進して、自社の立て直しを計らない限りは、T-Mobile US買収提案も出来ないどころか、1-2年のうちに第3位から第4位へ転落することも有り得るでしょう。
さて、Sprintは昨年7月初めに2.5GHz周波数帯域の使用権を持つClearwireを完全子会社化して、この周波数の利用を自由に決められるようになりました。
Sprintは2.5GHz周波数帯域を120MHz幅で、ほぼ独占状態で所有しています。この2.5GHz帯域を含めたアメリカ携帯各社(プラス、衛星放送会社Dish)の携帯電波の、トータル周波数幅を比較したのが、次の表です。
【FireceWireless】Verizon says FCC can’t ignore Sprint’s 2.5 GHz licenses in spectrum screen – 2014年2月7日
つまり、
● Sprint 203MHz幅 (2.5GHzの120MHz幅を含む)
● AT&T 129MHz幅
● Verizon 104MHz幅
● T-Mobile US 71MHz幅
この状態で、SprintがT-Mobile USを買収すると、買収後のSprintの周波数使用幅は274MHzとなり、AT&TやVerizonの2倍~2.5倍となります。
“SprintのT-Mobile US買収計画に、更なる壁が立ちはだかる” の続きを読む
Verizonは今朝、株式市場開場前に、2014年第1四半期の業績を発表しました。
【Verizonプレスリリース - SeekingAlpha転載】Verizon Reports Fifth Consecutive Quarter of Double-Digit Operating Income and Earnings Growth – 2014年4月24日
【FireceWireless】Verizon falls to AT&T in Q1 with just 539K retail postpaid net adds – 2014年4月24日
これによると、Verizonの2014年第1四半期のポストペイド加入者純増は、53万9000回線。内訳は、
● ポストペイド タブレット契約純増 63万4000回線
● ポストペイド 携帯契約純減 (9万5000回線)
また、
● プリペイド契約は1万回線の純増
です。
“Verizonが四半期業績を発表。加入者増がスローダウン。” の続きを読む
FirceWirelessオンラインサイトは、Credit Suisseアナリストによる2014年第1四半期のアメリカ4大キャリアの業績予測を発表しました。
【FirceWireless】Analysts: AT&T beats back competition from T-Mobile in Q1 2014年4月22日
これによると、
● T-Mobile US ポストペイド契約純増予測 ・・・ 105万件 / ポストペイド契約純増実績 ・・・ 130万件 (うち、タブレット10万件。2014年5月1日朝発表。)
● Verizon ポストペイド契約純増予測 ・・・ 52万5000件 / ポストペイド契約純増実績 ・・・ 53万9000件 (うち、タブレット63万4000件。2014年4月24日朝発表。)
● AT&T ポストペイド契約純増予測 ・・・ 20万件 / ポストペイド契約純増実績 ・・・ 62万5000件 (うち、タブレット31万3000件。)
● Sprint ポストペイド契約純減予測 ・・・ (25万件) / ポストペイド契約純減実績 ・・・ (23万1000件) (うち、タブレットは51万6000件増加。・・・てことは、携帯回線は(74万7000件)純減!?)
“2014年第1四半期の、アメリカ4大キャリア業績予測” の続きを読む
Verizonはポストペイド契約で、
● 機種持込み加入者、
● 本体を定価で購入する加入者、
および、
● 2年契約を終了した加入者、
に対し、More Everythingプランの毎月の通信料の割引を2014年4月17日から実施します。
既存の旧プランで2年契約束縛を満了しており、この月通信料の割引を受けるためには、More Everythingプランへ移行する必要があります。
また、機種持込み、および、定価購入で新規にVerizonポストペイドプランに加入する人は、たとえ一台でも、共有データプランであるMore Everythingプランにしか加入できません。
月料金の割引は、
● データ共有バイト数が月8GB以下の場合には、$10(通常、スマホ1台月$40で「通話・テキストし放題」のところが、1台月$30になる。)
● データ共有バイト数が月10GB以上の場合には、$25(通常、スマホ1台月$40で「通話・テキストし放題」のところが、1台月$15になる。)
機種持込みでVerizonに加入する場合には、機種はVerizon版(Verizon承認)の機種でなければなりません。
“Verizonがポストペイド契約で、機種持込み加入者に通信料金の月割引を開始” の続きを読む
今朝のT-Mobile USの「タブレット・ポストペイド契約、年末まで無料1.2GBデータ通信」プロモーション発表に対抗するべく、Verizonが速攻でタブレット端末のポストペイド・プロモーションを発表しました。
※ T-Mobile USの無料プロモーションは、ポストペイドで携帯契約をして、かつ、タブレットを契約した場合に、タブレットのデータ通信料金が2014年12月31日まで、1.2GB無料)
Verizonのプロモーションは、
● 既に(または新規に)Verizonのスマホなどで共有プラン(More Everything Plan)に加入していること
● 共有データプランは、最低1GB/月$40以上のオプションを選択していること
● これに、iPadやアンドロイドタブレット端末を、1台月$10で追加すること
すれば、共有データに1GBのバイト数を無料で追加してくれるというもの。つまり、共有データ1GB/月に加入すれば、共有する端末で月2GBまで使用できます。
スマホの音声・テキスト定額料金、月$40/台は別途掛かりますので、月$40+$40+$10=$90で、スマホとタブレット1台ずつで、合計2GB/月で使用できることになります。
無料追加データ通信は無期限で、タブレットがポストペイドMore Everything Planに追加されている限り、かつ、1GB以上の共有データプランに加入している限り、継続されます。
【Verizon @VZWNews】Activate any #tablet on a More Everything Plan and get 1 GB of bonus data – 2014年4月10日
本日2014年4月7日、加入者数第9位のCincinnati Bellは、同社の携帯部門の電波使用権、基地局など通信施設を、加入者数でアメリカ第一位のVerizonに2億1000万ドルで売却すると発表しました。
【Cincinnati Bell】Cincinnati Bell to Sell Wireless Spectrum Licenses – 2014年4月7日
【AndroidCentral】Verizon Wireless buying spectrum and assets from Cincinnati Bell for $210 million – 2014年4月7日
アメリカのキャリアはトップ4位のVerizon、AT&T、Sprint、T-Mobile USに続き、現在5位がU.S. Cellularで加入者数430万人。6位以下は加入者数100万人以下の地域キャリアで、これらのキャリアは通信網をLTEにアップグレードする資金力が無く、今後の淘汰が予想されていました。
既に旧第5位と6位のMetroPCSとLeap Wireless(Cricket)が、それぞれT-Mobile USに2013年5月1日、AT&Tに2014年3月14日に買収完了されています。
Cincinnati Bellも資金調達難から、これまで回線のLTEアップグレードは見送ってきました。
Cincinnati Bellはシンシナチ市を中心にオハイオ州・ケンタッキー州・インディアナ州をカバーし、加入者数で34万人の地域キャリアです。
この買収がFCCに認可されれば、Cincinnati Bellの加入者は8ヶ月~12ヶ月の期間でVerizonまたは他のキャリアへ移行する必要があります。
また、Cincinnati Bellは2G/3GはGSM/W-CDMA通信方式を採用しており、Verizonは異なる通信方式(CDMA2000)を採用しているため、Verizonへ移行するCincinnati Bellの加入者は端末の買い替えが必要です。
Cincinnati Bellはオハイオ州を中心に1900MHz(Band 2)、AWS(Band 4)、700 MHz(Band 12)の使用権を持っており、Band 12は現在使用していません。VerizonはBand 4でLTEを開始しており、Band 2は3G CDMA2000で使用しており、将来はBand 2もLTEへの再編を計画しています。Veizonは同社が別途CATV会社から取得したBand 12を、今年夏~秋までにT-Mobile USに売却する契約を結んでいて、FCCの認可待ちです。したがって、VerizonはCincinnati Bellから取得するBand 12はいずれ他社に転売すると予想されます。
この携帯部門の譲渡完了後、Cincinnati Bellは近隣州での光ファイバー事業だけが残されることになります。
これにより、業界5位のU.S. Cellular、7位のC Spire、8位のNtelosへの買収圧力も加速するかもしれません。
下記の表の参照元:【FireceWireless】Grading the top U.S. wireless carriers in the fourth quarter of 2013 – 2014年3月12日
最新のアメリカ3大携帯会社の価格競争です。(はい、Sprintは今のところ今回は価格競争に参加していません。何しろ、Sprintとしては、今の他社3社の価格改訂は「本質的な価格競争ではない。」とトップが主張していますから、こんな微々たる価格調整には参加したくないのでしょう。)
● 2014年3月7日、T-Mobileが最低プラン(月$50)のデータ通信容量を2014年3月23日から2倍の1GBにすると発表。中間Tier(月$60)も500MB増加で3GBまで高速へ。上位Tier(月$70)は無制限から5GB(5GB以上は2G速度で使い放題)に限定するも、$10値上げで(月$80で)高速無制限プランを追加。結果的に、最低プランと中間プランの容量拡大、無制限プランの値上げ。
● 2014年3月8日、AT&Tが2GBデータ通信プランを$15値下げして、$80から$65へ。(2年契約端末割引購入契約者は、2年束縛期間は$95から$80へ値下げ。)
これに対するVerizonの対抗策は、本日発表の・・・
● 2014年3月13日、Verizonは毎月1GB~2GBデータ通信を使用する加入者へ、これまでの共有プラントは別に新たに「Single Line Plan」を提供開始し、契約束縛無し(端末定価購入、または、持ち込み)で月$60(1GB)または$75(2GB)。端末の支払いを24か月分割払いにすると、通信料が更に$10割引されて月$50(1GB)または$65(2GB)になります。
【Verizon】New, Single Line Plan, Starting at $60 Monthly Access
「Single Line Plan」は一台加入のポストペイド契約で、この1GB/2GBのデータ通信量は他の携帯やiPad/タブレット/ポケットWiFiなどと共有することは出来ません。・・・あれ、Verizonはそういうプランは2年前に放棄したはずなのですが・・・
スマホブームも落ち着いてきて、また、LTE通信の使用できる地域が増え、一般ユーザーでも毎月500MBから2GBの高速データ通信を使うようになり、この使用量帯域のユーザーを対象に現在、3大キャリアは価格競争を繰り広げております。
最近、アメリカ4台携帯各社のプランが頻繁に変わるので、追いついていけませんよね。
アメリカのポストペイド携帯契約を再調査したので、
アメリカでiPhoneをポストペイド加入する場合の料金 – 2011年1月14日 【最終編集日:2014年3月12日】
その料金を表にして4社比較したいと思います。
■ スマートフォン、月最低料金プラン
キャリア |
プラン名 |
条件 |
毎月の料金総額(税抜き) |
通話 |
テキスト(SMS、MMS) |
データ通信 |
テザリング |
その他、特徴 |
AT&T |
Mobile Share Value Plan |
2年契約 端末割引有り(iPhoneは$450) 早期解約料$325-$10x契約継続月数 |
$60 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
300MBまで 超過料金は300MB当たり$20 |
可 |
AT&T公衆WiFi無料 国際データローミング 国際LTEデータローミング |
AT&T |
Mobile Share Value Plan |
契約束縛無し(No Contract Option) 端末定価購入 または 端末持込 早期解約料、無し |
$45 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
300MBまで 超過料金は300MB当たり$20 |
可 |
AT&T公衆WiFi無料 国際データローミング 国際LTEデータローミング |
AT&T |
Next Plan |
契約束縛無し(No Contract Option) 端末定価購入 端末代20ヶ月または26ヶ月分割払い 早期解約料、無し(残債を支払う) |
$45 +端末分割料金 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
300MBまで 超過料金は300MB当たり$20 |
可 |
AT&T公衆WiFi無料 国際データローミング 国際LTEデータローミング |
Verizon |
More Everything Plan |
2年契約 端末割引有り(iPhoneは$450) 早期解約料$350-$10x契約継続月数 |
$55 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
250MBまで 超過料金は250MB当たり$15 |
可 |
国際データローミングは高い |
Verizon |
More Everything Plan |
Month-to-Month契約 端末定価購入 または 端末持込 早期解約料、無し |
$55 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
250MBまで 超過料金は250MB当たり$15 |
可 |
国際データローミングは高い |
Verizon |
More Everything Plan + Edge |
契約束縛無し 端末定価購入 24ヶ月分割払い 早期解約料、無し(残債を支払う) |
$45 +端末分割料金 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
250MBまで 超過料金は250MB当たり$15 |
可 |
国際データローミングは高い |
Verizon |
Single Line Plan |
契約束縛無し(No Contract Option) 端末定価購入 または 端末持込 早期解約料、無し |
$60 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
1GBまで 超過料金は500MB当たり$15 |
可 |
国際データローミングは高い |
Verizon |
Single Line Plan + Edge |
契約束縛無し 端末定価購入 24ヶ月分割払い 早期解約料、無し(残債を支払う) |
$50 +端末分割料金 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
1GBまで 超過料金は500MB当たり$15 |
可 |
国際データローミングは高い |
Sprint |
Unlimited, My Way Plan |
2年契約 端末割引有り(iPhoneは$450) 早期解約料最大$350 |
$70 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内宛は使い放題 |
1GBまで 超過料金は1MBあたり$0.05 |
追加料金$10 |
国際データローミングは高い |
Sprint |
Framily Plan |
契約束縛無し 端末定価購入 または 端末持込 早期解約料、無し |
$55 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内宛は使い放題 |
1GBまで 超過料金は(不明) |
(不明) |
国際データローミングは高い |
Sprint |
Framily Plan + Sprint Easy Pay |
契約束縛無し 端末定価購入 24ヶ月分割払い 早期解約料、無し(残債を支払う) |
$55 +端末分割料金 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内宛は使い放題 |
1GBまで 超過料金は(不明) |
(不明) |
国際データローミングは高い |
T-Mobile US |
Simple Choice |
契約束縛無し 端末定価購入 または 端末持込 早期解約料、無し |
$50 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
1GBまで 1GBを超えると2G即速度で使い放題 |
可 |
国際データローミングは2G速度で無制限で無料。 追加料金で3G速度で使用可。 |
T-Mobile US |
Simple Choice + Jump |
契約束縛無し 端末定価購入 24ヶ月分割払い 早期解約料、無し(残債を支払う) |
$50 +端末分割料金 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
1GBまで 1GBを超えると2G即速度で使い放題 |
可 |
国際データローミングは2G速度で無制限で無料。 追加料金で3G速度で使用可。 |
“アメリカのポストペイド携帯契約料金、各社比較” の続きを読む
先月末にお伝えしたように、
【噂】Verizonがプリペイド・スマホ通信料金を2014年3月2日より改定か – 2014年2月25日
Verizonは正式に同社のプリペイド・スマホ料金を2014年3月3日から改定しました。
【Verizon】New Prepaid Plan Has Customers “ALLSET” – 2014年3月3日
これによると、MonthlyプランはALLSETと呼ばれ、
● フィーチャーフォンは月$35で、国内通話500分まで、テキスト使い放題、データ通信が500MBまで
● スマホは月$45で、国内通話・テキスト使い放題、データ通信が500MBまで(【期間限定サービス】自動更新支払いに登録すれば、データ通信は月1GBまで無料。)
BRIDGE DATAと呼ばれる追加データ通信オプションがあり、
● 追加500MBが$5(500MBの有効期間は30日)、
● 追加1GBが$10(1GBの有効期間は90日)、
● 追加3GBが$20(3GBの有効期間は90日)、
で可能。更に、このBridge Data追加オプションは、一ヶ月に2個まで追加可能です。
つまり、「1ヶ月通話使い放題・テキスト使い放題、データ通信6.5GBまでが、$45+$20+$20=$85」。しかも、追加の6GB はその月に全部使い切らなければ、翌々月まで有効です。
Verizonのプリペイド・スマートフォン・プランは、3G通信までしか加入できず、LTE通信には加入できません。(Verizonのプリペイド・ポケットWiFiとiPad/iPad Mini/Nexus 7は、LTEまで加入できます。)
したがって、Verizonのプリペイド携帯プランが特にお勧めと言うわけではないのですが、これまでプリペイド・プランの価格が他社よりも高く、比較にもならなかったVerizonが、料金的には他社と横並びのプリペイド月極め料金を出して来たことは、注目に値します。Verizon社としても、業界のプリペイド携帯分野の成長を無視するわけにはいかなくなった、と言うことなのでしょう。
アメリカのプリペイド通信料金も、競争が激しくなってきたようです。
これまで価格を下げず、通信の質で勝負してきて、プリペイド・スマホ通信料金では他社よりも一段高目感があったVerizonですが、Verizon内部情報のリークとして、Verizonがプリペイド・スマホのMonthlyプランの大幅な料金改定を、2014年3月2日より計画しているとの情報がリークされています。
【PhoenArena】Verizon geared up to introduce new prepaid plans, ALLSET plans start at $45 for smartphones – 2014年2月24日
これによると、MonthlyプランはALLSETと呼ばれ、
● スマホは月$45で、国内通話・テキスト使い放題、データ通信が500MBまで
● フィーチャーフォンは月$35で、国内通話500分まで、テキスト使い放題、データ通信が500MBまで
追加データ通信はBRIDGE DATAオプションと呼ばれ、
● 追加500MBが$5(500MBの有効期間は30日)、
● 追加1GBが$10(1GBの有効期間は90日)、
● 追加3GBが$20(3GBの有効期間は90日)、
となります。追加オプション(Bridge Data)は、一ヶ月に2個まで追加可能。
つまり、「1ヶ月通話使い放題・テキスト使い放題、データ通信6.5GBまでが、$45+$20+$20=$85」。しかも、追加の6GB はその月に全部使い切らなければ、翌々月まで有効です。
Verizonのプリペイドスマートフォン(iPhoneを含む)は、データ通信は3G CDMA2000 EVDOまでしか使用できません。LTEは使用できません。また、アメリカのCDMA2000キャリアは3Gのみの通信にはSIMを使用していません。(LTEはSIMを使用します。)
Verizonのプリペイドスマホをアクチするには、ウェブでスマホ本体のMEID番号を登録し、指定された電話番号にスマホから電話し、OTAで本体の設定(プログラミング)を行います。
VerizonのプリペイドでLTEが使用可能なのは、Verizon用ポケットWiFi、Verizon版iPad/iPad Mini、および、Nexus 7 LTEのみです。
なお、AT&Tはプリペイド携帯会社Cricketの買収に合意しており、許認可省庁からの認可も降りており、来月(2014年3月)には買収が完了する予定です。買収後、AT&TはCricketブランドを残し、AIO WirelessをCricketに吸収します。
Cricketはメキシコ人や中南米人の加入の多い、低価格プリペイドサービスです。買収完了後は4大キャリアの低価格プリペイド通信料金の競争が激しくなるとともに、MVNOの通信料金も更に下がらないと、MVNOで加入するメリットが無くなると思われます。
目次:
■ Nexus 7 LTEでVerizon SIMをアクティベーションする方法・・・このページ
■ Verizon SIMをアクティベートした後のアカウント管理・・・ページ 2
■ Nexus 7でアクティベートしたVerizon SIMは、他の端末で使用できるか?・・・ページ 3
Nexus 7 LTE(2013)にOTAでVerizon LTE対応アップデートが降って来たので、早速、Verizon SIMをアクティベートしました。
これまで3G/LTE兼用タブレットやポケットWiFiでVerizonのLTE SIMをアクティベートするには、まず、電話でSIMを登録しなければなりませんでした。
VerizonプリペイドLTEポケットWiFiを、(自分で)アクティベートする手順 – 2013年6月14日
Verizonは昨秋(2013年11月5日)から、3G(CDMA2000)には対応していない、LTE専用タブレットとポケットWiFiを、Eclipseの商品名で販売しています。
今回のNexus 7 LTE版のアクチから、Verizon LTE専用タブレットがプリペイドでアクティベート出来るようになります。
まず、Verizonの未開通LTE用マイクロSIMを用意します。
“Nexus 7 LTE (2013)でVerizonプリペイド通信プランに加入する方法” の続きを読む
2013年7月26日に発売されたグーグル Nexus 7 LTE(2013)のOTAアップデートが、本日(2014年2月12日)午後からリリースされています。
このアップデートは、OSバージョンはアンドロイド4.4.2のままですが、ビルド番号がKVT49Lに上がります。
OSアップデート後、VerizonのLTE SIMでアクティベートが出来るとの事です。
Nexus 7 LTE (2013)はVerizonの3G CDMA2000通信方式には対応していないので、LTEのみで通信できます。
筆者は、現在、OSアップデート中です。アップデート後、SIMアクティベートの手順を確認し、このブログにアップする予定です。
Verizonは明日より公式にNexus 7 LTE(2013)をショップやオンラインで販売します。発売するモデルは、Google Playstoreモデルと同じです。
また、Verizon以外にもAT&TおよびT-Mobile USのSIMで、LTE/3G/2Gで使用できます。Nexus 7 LTE (2013)はSprintの通信方式には対応していないので、Sprintでは使用できません。
T-Mobile:
Nexus 7 LTEをT-Mobile US SIMで使う : T-Mobile USプリペイドMobile Broadband (Pay-In-Advance Mobile Internet)プラン加入方法 – 2013年10月28日 【2013年11月18日】
ZIP SIM(旧Ready SIM):
ZIP SIM(旧Ready SIM)(Data Only)でiPad/iPad Air/iPad Mini/Nexus 7 2013の使用を検証 – 2013年11月16日 【2013年11月16日】
AT&T:
Nexus 7 LTE (2013)でAT&Tプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月18日
【確定】【Verizon】Featured Story:Nexus 7 Available Feb. 13 on the Verizon Wireless Network – 2014年2月10日
2013年9月9日に発売されたNexus 7 LTE(2013)はVerizonのLTE周波数に対応しており、Google PlayStoreウェブサイトでも当初はAT&T、T-Mobileと並んでVerizonも対応と表示されていたのですが、3G CDMA2000に対応していないNexus 7 LTEはVerizonからのアプルーバルが出ないままになっており、いまだにVerizonのSIMでは使用できません。
Verizonは当初、ハードウェア・アプルーバルは、KitKat (アンドロイド4.4)OTAアップデートで対応する、と発表していましたが、それから2ヶ月経っている今でも使えません。
Nexus 7 (LTE) 2013モデルがVerizonのSIMでアクチできるのは、KitKat OTA後 – 2013年11月10日
Droid Lifeは、独自ソースからの情報として、Verizonが来週からNexus 7 LTEを販売するようだと発表しています。特に、2014年2月13日が可能性が高いと書いています。(【追記】2014年2月13日で確定です。)
【DroidLife】Nexus 7 to be Sold Through Verizon Starting Next Week, Likely February 13 – 2014年2月7日
これが本当だとすると、Nexus 7 LTE(2013)でVerizonのSIMが使える日が近いことになります。
筆者もVerizonのSIMを用意して待っており、これまでも何度か試してみては「まだか~」とため息をついていたので、ようやく使えるようになるのが楽しみです。
先日、購入してみて紹介した、AT&T用ISIS iPhone NFCケース、Incipio Cashwrap
AT&T用ISIS iPhone NFCケースを買ってみた。 – 2014年2月1日
ですが、昨日からVerizonでも購入できるようになりました。
【Verizon Web Store】ISIS Cases
iPhone 4/4s用と、iPhone 5/5s用で、それぞれ色は黒のみで、価格は$69.99(プラス消費税)です。
表示にはiPhone 5cに対応しているかどうかの明記がありません。今、AT&T用のIncipio Cashwrapに(Verizon版)iPhone 5cを填めてみたら、物理的には使えるみたいですが。
Verizonでは、これを購入してISISアプリをインストールし、AMEX Serveプリペイドアカウントを開設した人には、$10のクレジットを与えます。更に、VerizonショップでISISを支払いに使用すると、$10のクレジットが貰えます。
【iDownloadBlog】Incipio’s Cashwrap NFC iPhone case now available to Verizon customers – 2014年2月7日
ISISアプリは、AT&T用とVerizon用とバージョンが違うので、ダウンロードするときには注意して下さい。
まあ、Google Wallet(Mastercard Paypass)の場合も同じですが、アメリカ国内でNFCが支払いに使えるところって、まだまだ少ないですよ。
AT&T iPhone用ISISケースでまた注目を集めているアメリカのNFCペイメントだけど、どこで使えるの? – 2014年1月25日
それに、このケースに変えたら、Lightningケーブル(ドック)は使えなくなるし、イヤホンジャックは付属のアダプターをぶら下げていないと使えないし、逆に不便になるかも。
ちなみに、AT&Tで購入したIncipio Cashwrapは、VerizonのiPhone(SIM)でも使えるのだろうか?
Incipio Cashwrapケースの中に入っているNFC対応マイクロSDカードが、AT&T版とVerizon版とで、同じなのだろうか?それとも、キャリアが変わったら、NFC マイクロSDカードを変えないといけないのだろうか?
同じNFCケースを、時によってAT&TのiPhoneで使ったり、VerizonのiPhoneで使ったり、使い分けできるのか?
あとで試してみたいですね。
SprintによるT-Mobile US買収の資金が、銀行や証券会社によって準備が進んでいる噂が流れて2014年2月5日午後に株価が約7~8%の急上昇したSprintとT-Mobile US株ですが、同日夜、この買収が政府認可当局に認可される可能性が低いというアナリストニュースが相次いで流れ、翌2014年2月6日は両社株とも急下落。結果的には両社株とも、噂前の2014年2月5日午前の株価レベルに戻っています。
Sprint/T-Mobile USの合併が現在の状況では認められにくい状況の一つとして、アメリカ政府司法省およびFCC通信委員会の立場が、「アメリカの携帯業界は、現在、GSM/W-CDMAキャリア2社 + CDMA2000キャリア2社」で競争を続けるのが望ましい、という立場をとっていることにあります。
「2+2」競争体制は、2011年のAT&TによるT-Mobile USA買収時の審査(最終的に反対意見)で司法省が示した態度であって、その後2年間で、この方針がまだ大きく変えられるほどの携帯業界の大変化は、アメリカには起こっていません。
つまり、
● GSM/W-CDMAキャリア = AT&T、T-Mobile US
● CDMA2000キャリア = Verizon、Sprint
です。一部に「4社競争を、3社競争に会社の数を減らし、第3位と4位が合併することによって、トップ2社と資金的にも加入者数的にもほぼ同等にすることによって、より競争の土俵が均等化する」という議論があるようですが、アメリカの携帯業界の流れを見ている筆者には、「2+2競争」をまだ方針として堅守しているアメリカ政府司法省/FCCを説得するには、「4社⇒3社競争」理論はまだ説得力が弱いと思われます。
「2+2競争」理論の裏には、
● GSM/W-CDMAキャリアは端末の相互互換性がある程度あり、海外ローミングや、海外からの訪問者の所有する携帯の米国内ローミングに対応可能
● CDMA2000キャリアは、国内通信のみの競争
という立場から、「AT&T vs T-Mobile US」の競争と「Verizon vs Sprint」の競争を、アメリカ司法省/FCCは「多少、違う競争」と見ているからです。
アメリカの携帯業界と、最近アメリカン航空とUSエアウェイズの合併を認めて3大航空会社競争の状況を作ったアメリカ航空業界の違いは、そこにあります。
“アメリカの携帯業界は「4社競争」状態ではなく、「2+2競争」状態である。” の続きを読む
JD Powers調査による、アメリカ携帯会社のカスタマーサービス対応に関する最新の顧客満足度調査(2013年7-12月期に調査)の結果が、本日、発表されました。
中には、このような調査を基に携帯会社を選ぶ方も居ると思うので、ご紹介しておきます。
【JD Powers】2014 U.S. Wireless Customer Care Full-Service Performance Study and U.S. Wireless Customer Care Non-Contract Performance Study–Vol. 1 – 2014年2月6日
【ZDNet】T-Mobile closes J.D. Power customer satisfaction gap on AT&T, Verizon – 2014年2月6日
これによると、4大キャリアのカスタマーサービス対応に関する顧客満足度は、満点1000点として
● AT&T 793点
● Verizon 788点
● T-Mobile US 778点
● Sprint 757点
注目されるのが、昨年同期は760点で最下位だったT-Mobile USが778点で3位に浮上し、Verizon/AT&Tとのギャップを縮めています。
Sprintは昨年は771点で第3位だったのですが、ポイントも757点に下がり、最下位に転落しています。
“2013年後期、アメリカ携帯会社のカスタマーサービスのJD Powers顧客満足度調査結果” の続きを読む
iPad/iPad Air/iPad Mini/iPad Mini RetinaでT-Mobile US、AT&T、VerizonのSIMをアクティベートする手順は以前に書きましたが・・・
T-Mobile:
iPad 4/iPad MiniとiPad Air/iPad Mini RetinaでT-Mobile USプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月11日
iPad 1/iPad 2/iPad 3でT-Mobile USプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月11日
AT&T:
iPad Air/iPad Mini RetinaでAT&Tプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月17日 【2013年11月18日】
AT&T LTE SIMで、iPad/iPad MiniのプリペイドLTEプランに加入する手順 – 2013年4月5日 【2013年4月6日】
AT&TのSIMで、米国外のiPadを米国で使う場合の、3G/LTE加入手順 – 2011年3月10日 【2013年4月6日】
iPadのAT&Tプリペイド通信加入を、iPadを使わずに行う方法 – 2011年6月18日 【2013年3月8日】
Verizon:
Verizon LTE SIMで、iPad/iPad MiniのプリペイドLTEプランに加入する手順 – 2012年12月2日 【2013年4月5日】
Verizon版iPad/iPad MiniのVerizon SIMに関して、覚書き – 2013年8月11日 【2013年8月11日】
Verizon版iPad/iPad Air/iPad Miniで、Verizonプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月18日 【2013年11月24日】
ちょっと強調不足の点があったと思います。
● T-Mobile USのSIMをアクティベートするときには、必ずWiFiをオフにしてください。また、T-Mobile USの回線に接続している必要があります。
● AT&TおよびVerizonのSIMをアクティベートするときには、WiFiがオンで、WiFi経由でインターネットに接続している必要があります。そうしないと、「設定(Settings) ⇒ モバイルデータ通信(Cellular Data) ⇒ アカウントを表示(View Account)」をタップしたときに、「Connection Failed」のエラーメッセージが表示されます。
このとき、SIMによっては、画面左上の信号表示のところが「No Service(圏外)」と表示されることがありますが、WiFiでアカウント(SIM)をアクティベートすると、キャリア名と信号が表示されます。
また、Verizon SIMは、Verizon版のiPad/iPad Air/iPad Mini/iPad Mini Retinaでのみアクチ可能です。他のキャリア版のiPad/iPad Air/iPad Mini/iPad Mini Retinaではアクチできません。既に他でアクチしたVerizon SIMを、Verizon版以外のiPad Air/iPad Mini Retinaに挿入して使用することは、可能です。
ポケットWiFiのファームウェアのアップデート手順シリーズ、最後はVerizon MiFi4620L(バッテリーが長時間バッテリーになっているだけのMiFi4620LEも、同じはず。)です。
このモデルも、本来はOTAでアップデートできるはずなんですが・・・
で、自分も過去にそうしたはずなんですが・・・
今回は何度試してもOTAで出来ないので、しょうがないのでPCでアップデートします。
なお、本日(2014年2月2日)現在のMiFi4620L/MiFi4620LEの最新ファームウェアバージョンは、3.30.13です。
“Verizon MiFi4620L/MiFi4620LE ポケットWiFiのファームウェアを更新しました。” の続きを読む
Verizonが、T-Mobile USをはじめとする他社の低価格競争と転入者獲得競争に対抗するために、2014年1月21日より導入した月250MBデータ通信プラン(月$20)を導入しました。
Verizonがポストペイド契約のスマホ/iPhone最低加入料金を月$20引き下げて、月$60からに。 – 2014年1月22日
これにより、VerizonでiPhone/スマホをポストペイドで1台契約する際の最低料金が、これまでの月$80+諸税(約10%)から月$60+諸税(約10%)に減ったので、筆者もサブアカウントとしてしか使っていないVerizonのiPhone契約のデータ通信プランを変更しました。
iPhoneのMyVerizonアプリからも出来ると思いますが、今回は、PC(ブラウザー)を使います。
“Verizonポストペイド契約のデータ通信量を変更した。” の続きを読む
■ Verizonは本日2014年1月21日より、ポストペイド契約「Share Everything」プランのデータ通信料金に、これまでの「500MBまで月$40」よりも安い「250MBまで月$20」を追加します。
ポストペイド契約「Share Everything」プランでは、基本料金としてスマートフォンは月$40で「アメリカ国内通話+テキストが使い放題」、フィーチャーフォンは月$30で「アメリカ国内通話+テキストが使い放題」が使用出来て、これに自分で選択したデータ通信料金を追加して加入します。データ通信料金は、複数の端末(10台までの携帯/タブレット/モバイルルーター端末)で共有できます。
この新データ通信料金追加により、一台の端末(スマートフォン)でVerizonのポストペイド契約に加入する場合、これまでは月最低$80+諸税(データ通信は500MBまで含まれる)だったものが、月$60+諸税(データ通信は250MBまで含まれる)になり、他社と同程度の料金になり、「Verizonは高い」という先入観を打ち破ろうとしています。
Verizonのこの発表は、T-Mobile USなどの低価格ポストペイド価格に対抗する狙いと思われており、今後、アメリカ携帯キャリアの価格競争が更に激化することが予想されます。
【CNet】Verizon introduces cheaper Share Everything plan for $60, 250MB – 2014年1月21日
Verizonは本日の四半期業績発表で、ポストペイド加入者の70%がスマートフォンを使用していることを発表し、同社のLTEは人口カバー率97%(3億500万人)、同社の3Gエリアの99%はLTEでもカバーされた、と発表しています。
また、2013年第4四半期のポストペイド加入台数増は160万台、2013年全体では410万台の加入台数増と発表しています。2013年末には一般加入者台数は1億280万件に増えたそうです。うち、 9680台がポストペイド加入端末です。(端末数には、タブレット端末も含まれます。)
口座数では、2013年末には3510万口座の契約です。これにより、1口座あたりの加入端末は2.8端末という計算なります。
【BGR】Verizon recovers from huge loss with $5 billion Q4 profit – 2014年1月21日
“Verizonがポストペイド契約のスマホ/iPhone最低加入料金を月$20引き下げて、月$60からに。” の続きを読む
2013年4月25日 2015年2月16日現在のアメリカ4大キャリアのLTE普及状況を纏めました。
“アメリカ4大キャリアのLTE普及状況:【更新】2015年2月16日現在” の続きを読む
「低価格、高性能」アンドロイド・スマホとして、多数のユーザーに浸透するとみられて注目されているGoogle(Motorola) Moto Gは、モトローラのオンライン・サイトで8GBモデルが$179、16GBモデルが$199で販売されています。(消費税別)
【Motorola】Moto G
アメリカでは既に2013年12月2日より、SIMフリーのGSM版(北米モデル)Moto Gが、モトローラサイトから出荷されています。
このMoto GのCDMA2000版が、Verizonのプリペイドスマートフォントして、$99.99(8GB版?)でBest Buyで販売されることが分かりました。
フライングで店内陳列したBestBuy店舗のVerizon版Moto G商品パッケージの写真がAndroidPolice.comに掲載され、分かったものです。正式な発売日は2014年1月9日ですが、一部のBestBuy店舗では店舗在庫が到着次第、店内陳列がされている店舗があるようです。
【AndroidPolice】Verizon Moto G Spotted In Best Buy Retail Packaging For $99.99 Off-Contract - 2013年12月30日
【DroidLife】Moto G in Verizon Retail Packaging Leaked, Could be Priced at Only $100 - 2013年12月30日
Moto Gは、3つのモデルがあることが分かっています。
“VerizonがMoto Gをプリペイド用に$99.99で間もなく発売” の続きを読む
T-Mobile USは現在、AWS(上り1700MHz/下り2100MHz) Band 4でLTEサービスを提供していますが、高周波数ではビル内部への電波の透過がしにくいため、低周波数の電波使用権獲得を模索していました。
これに対し、Verizonは2008年の政府の電波競売で「700MHz(Aブロック)Band 12」を約26億ドルで権利獲得していましたが、Verizonはその後「700MHz(Cブロック)Band 13」でLTEサービスを開始し、CATV会社などから2011年12月に購入したAWS Band 4でも最近、大都市でLTEのサービスを開始しています。
T-Mobile USは2014年1月に予定されていた600MHz帯域の電波使用権競売に参加するのではないかと予想されていましたが、先月、その意思は無いことを表明していました。Sprintも周波数600MHzの使用権競売には興味が無いことを表明しており、結果的に、この電波使用権競売は、将来的に「どこでもTV」のサービスの提供の必要性を感じている衛星放送会社、DISH TVだけが競売参加の意思を表明していました。しかし、アメリカ政府FCCはDISH TV以外の他の通信会社からの興味が薄いことから、この競売を延期することになりました。
Bloomberg誌によると、Verizonは同社には不要となった700MHz(Aブロック)Band 12をT-Mobile USに約30億ドルで売却することに、今週中にも最終的に合意するらしい、とのことです。この交渉は先月後半から情報がリークされており、AT&Tも興味を示していたようですが、最終的にT-Mobile USに落ち着きそうです。T-Mobile USがVerizonから購入する予定のBand 12使用権は、全米人口カバーで約1億5000万人分(カバー率約50%)で、T-Mobile USは大都市で既存のBand 4を補完するために使用するとみられます。
【Bloomberg】Verizon Said to Be Near Airwaves Deal With T-Mobile – 2013年12月13日
T-Mobile USは2013年11月上旬、6620万株の新規株を売却し、約18億ドルの資金調達をしています。更に、2013年11月18日には20億ドルの社債発行の手続きをしています。
【FireceWireless】T-Mobile to raise $1.8B in stock sale, could use funds to buy spectrum – 2013年11月12日
【Gigaom】T-Mobile is adding $2B to its acquisition war chest with bond sale – 2013年11月19日
T-Mobile USはこれらで得た資金を、Verizonからの700MHz(Aブロック)Band 12購入資金に当てる予定と見られています。
また、Verizonはこの交渉では現金のほか、T-Mobile USが所有しているAWS Band 4の使用権も一部の都市で要求しているようで、そのBand 4は、VerizonがBand 4使用権を持っていない地域でのLTEサービスに使用する予定のようです。
なお、700MHz(Aブロック)Band 12は、既に地域携帯会社U.S. CellularやC Spireなどが一部の地域でのLTEサービスに使用しています。
“T-Mobile USが、700MHz(Aブロック)Band 12をVerizonから購入か” の続きを読む
Verizonはプリペイド・タブレット通信プラン(Samsung Galaxyカメラ、ゲーム機などを含む)に24時間/300MBまで通信可能な$5プランを2013年11月21日に追加しました。
同様な「1日」プランはAT&Tも2013年10月17日に追加しており、iPadなどのタブレットを月に数日だけ、買い物や旅行に出かけたときにだけ使いたい「カジュアルユーザー」をターゲットにしています。
以下、比較の為、Verizon、AT&T、T-Mobileの3社のプリペイドiPad(および、同等なタブレット/ゲーム機などのネット接続端末)プランです。
SprintはそもそもSIMを入手するのが非常に困難で、かつ、入手できたとしても非常に高価なので、省きます。
Verizon |
AT&T |
T-Mobile US |
300MB/1日・・・$5 (翌日自動更新無し)
1GB/月・・・$20
2GB/月・・・$30
4GB/月・・・$40
6GB/月・・・$50
10GB/月・・・$80
|
250MB/1日・・・$5 (翌日自動更新無し)
250MB/30日・・・$14.99
1GB/3ヵ月・・・$25 (翌月自動更新無し)
3GB/月・・・$30
5GB/月・・・$50
|
200MB/30日・・・無料 (翌月自動更新)
500MB/1日・・・$10 (翌日自動更新無し)
1GB/1週・・・$15 (翌週自動更新無し)
2.5GB/30日・・・$30 (翌月自動更新無し)
500MB/30日・・・$20
2.5GB/30日・・・$30
4.5GB/30日・・・$40
6.5GB/30日・・・$50
8.5GB/30日・・・$60
10.5GB/30日・・・$70
12.5GB/30日・・・$80
|
テザリングは 全プランで可能 |
テザリングは 月$50プランのみ可能 |
テザリングは 全プランで可能 |
プランの加入は、iPadの「設定(Settings)⇒ モバイルデータ通信(Cellular Data)⇒ アカウントを表示(View Account)」から可能です。
各プランの加入に関するリンク集は、
iPad/iPad MiniとNexus 7 LTEをアメリカのSIMで使う検証・・・結果まとめ – 2013年11月18日
参照。
「Verizon版以外のiPad/iPad Air/iPad Mini」では、VerizonのプリペイドLTE iPadプランに加入は出来ないことがわかりました。
では、「Verizon版のiPad/iPad Air/iPad Miniで、VerizonのプリペイドLTE iPadプランに加入する方法」は、どうでしょう。
実は、これも以前に書いてあります。
Verizon LTE SIMで、iPad/iPad MiniのプリペイドLTEプランに加入する手順 – 2012年12月2日
iOSが更新されて7.0.4になっても、手順は同じです。したがって、ここでは再度掲載することは避けますので、上のリンクを読んでください。
SIMは、必ずしもVerizon版iPad/iPad Air/iPad Miniを購入した時に付いて来た物でなくとも、構いません。
最近はVerizonのショップも、SIMだけを提供することに関しては寛大になってきたようです。ただし、Verizon版の端末を所有していることを証明する必要が有る場合があります。(つまり、Verizon版iPadをショップに持っていくことが必要な場合があります。)
また、以前のSIMが期限切れてしまった場合(最後の使用期間の最終日から5ヶ月経過すると、SIMの有効期限が切れます。)、古いSIMをiPadに挿入したまま、「設定(Settings) ⇒ 一般(General)⇒ リセット(Reset)⇒加入中のサービス(Subscriber Service)」を何度かタップすると、生き返ることがあります。
Verizon版iPad/iPad MiniのVerizon SIMに関して、覚書き – 2013年8月11日
VerizonのプリペイドiPadプランの価格は、
● $5で300MBまで、最大1日 (自動更新無し)
● $20で1GBまで、最大30日
● $30で2GBまで、最大30日
● $40で4GBまで、最大30日
● $50で6GBまで、最大30日
● $80で10GBまで、最大30日
で、テザリングは全てのプランで使用できます。
以下、これまでの検証結果:
SIM |
iPad 1 |
iPad 2 |
iPad 3 GSM版 AT&T版 ソフトバンク版 香港版、など |
iPad 4/ iPad Mini |
iPad Air/ iPad Mini Retina 全モデル |
Nexus 7 LTE 北米版 |
T-Mobile 未開通SIM プリペイドタブレットプラン 月200MBまで無料 |
iPadからブラウザーでアクチ可 アクチ不可 |
iPadからブラウザーでアクチ可 アクチ不可 |
iPadからブラウザーでアクチ可 LTE不可?3Gまで? テザリング可 |
設定からアクチ可 AT&T/カナダ版のみLTE可 他モデルは3Gまで テザリング可 |
設定からアクチ可 LTE使用可 テザリング可 |
Nexus 7から設定またはブラウザーでアクチ可 LTE使用可 テザリング可 |
ZIP SIM(旧Ready SIM) 未開通SIM 簡単アクチ |
スマホを使って アクチ後にSIM移動。 iPadでアクチ可 の場合もある。 3Gで使用可 |
スマホを使って アクチ後にSIM移動。 iPadでアクチ可 の場合もある。 3Gで使用可 |
スマホを使って アクチ後にSIM移動。 iPadでアクチ可 の場合もある。 3Gで使用可 テザリング可 |
スマホを使って アクチ後にSIM移動。 iPadでアクチ可 の場合もある。 3Gで使用可 テザリング可 |
スマホを使って アクチ後にSIM移動。 iPadでアクチ可 の場合もある。 3Gで使用可 テザリング可 |
スマホを使って アクチ後にSIM移動。 iPadでアクチ可 の場合もある。 3Gで使用可 テザリング可 |
AT&T 未開通SIM プリペイドiPadプラン |
設定からアクチ可 |
設定からアクチ可 |
設定からアクチ可 LTE使用可 テザリングは月$50プランのみ |
AT&T版以外はアクチ不可 AT&T iPadプランにアクチ済みSIMは使用可 AT&T版のみ、設定からアクチ可 LTE使用可 テザリングは月$50プランのみ |
全モデルで、設定からアクチ可 LTE使用可 テザリングは月$50プランのみ |
Nexus 7から設定またはブラウザーでアクチ可 LTE使用可 テザリングは不可? または、月$50プランのみ? |
AT&T プリペイド GoPhone Mobile Hotspotプラン |
ブラウザー/ウェブでアクチ |
ブラウザー/ウェブでアクチ |
ブラウザー/ウェブでアクチ LTE使用可 テザリング可 |
ブラウザー/ウェブでアクチ AT&T版のみLTE使用可 テザリング可 |
ブラウザー/ウェブでアクチ LTE使用可 テザリング可 |
ブラウザー/ウェブでアクチ LTE使用可 テザリングは不可 |
Verizon 他の端末(iPhone)で アクチ済み ポストペイドSIM |
非対応 |
非対応 |
不可 (Verizon版は使用可) |
不可 (MEID未登録の為) Verizon版のみ使用可 |
可 LTE使用可 テザリング可 |
可 LTE使用可 テザリング可 |
Verizon 未開通SIM プリペイドiPadプラン |
非対応 |
非対応 |
不可 (Verizon版はアクチ・使用可) |
アクチ不可 (MEID未登録の為) Verizon版のみアクチ・使用可 |
アクチ不可 (MEID未登録の為) Verizonのカスタマーサービス/ショップでMEID登録可能かも? Verizon版のみアクチ・使用可 |
2014年2月12日よりアクチ可 LTE使用可 テザリング可 |
Sprint 他の端末(iPhone)で アクチ済み ポストペイドSIM |
非対応 |
非対応 |
不可 |
不可 (MEID未登録の為) iPadアクチ画面になり 「Could Not Activate Cellular Data Network」表示
Sprint版も不可? SIMとMEID番号が紐付きの為 iPadアクチ画面になり 「SIMが無効です」表示? |
不可 (MEID未登録の為) iPadアクチ画面になり 「SIMが無効です」表示
Sprint版も不可? SIMとMEID番号が紐付きの為 iPadアクチ画面になり 「SIMが無効です」表示 |
非対応 |
Sprint 未開通SIM プリペイドiPadプラン |
非対応 |
非対応 |
不可 |
不可 (MEID未登録の為) Sprint版のみ使用可? |
不可 (MEID未登録の為) Sprint版のみ使用可? |
非対応 |
■ iPad 1から最新版iPad Air/iPad Mini RetinaまでのSIM(キャリア)互換リスト
アメリカで購入するiPad Air/iPad Mini with Retina Displayは、どのキャリアバージョンでも、どのSIMでも使えるか。 – 2013年11月3日 【2013年11月16日】
■ それぞれのSIMでのアクティベーション方法/使用方法を書いたページへのリンクリスト
T-Mobile:
iPad 4/iPad MiniとiPad Air/iPad Mini RetinaでT-Mobile USプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月11日
iPad 1/iPad 2/iPad 3でT-Mobile USプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月11日
Nexus 7 LTEをT-Mobile US SIMで使う : T-Mobile USプリペイドMobile Broadband (Pay-In-Advance Mobile Internet)プラン加入方法 – 2013年10月28日 【2013年11月18日】
T-Mobile USのiPad/iPad Miniプランは、毎月の最初の200MBが無料! – 2013年10月23日 【2013年10月24日】
T-Mobile USが、「月200MBまで無料データ通信」プランに加入可能な端末のリストを発表 – 2013年11月3日
2013年11月1日以前にアクチしたT-Mobile USプリペイドモバイル通信(ポケットWiFi、iPad/タブレット)SIMのアカウント管理方法 – 2013年11月19日【2013年11月19日】
T-Mobileプリペイド・モバイル通信(webConnect / Mobile Broadband)用のSIM購入・アクティベート手順 – 2011年6月23日 【2013年3月30日】
新iPad(3rd generation)でテザリング(Personal Hotspot)を有効化する手順 – 2012年3月18日 【2012年12月2日】
ZIP SIM(旧Ready SIM):
ZIP SIM(旧Ready SIM)(Data Only)でiPad/iPad Air/iPad Mini/Nexus 7 2013の使用を検証 – 2013年11月16日 【2013年11月16日】
新iPad(3rd generation)でテザリング(Personal Hotspot)を有効化する手順 – 2012年3月18日 【2012年12月2日】
AT&T:
AT&TプリペイドGoPhoneデータ通信オンリーMobile Hotspotプランに加入する方法 – 2013年11月24日
iPad Air/iPad Mini RetinaでAT&Tプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月17日 【2013年11月18日】
AT&T LTE SIMで、iPad/iPad MiniのプリペイドLTEプランに加入する手順 – 2013年4月5日 【2013年4月6日】
AT&TのSIMで、米国外のiPadを米国で使う場合の、3G/LTE加入手順 – 2011年3月10日 【2013年4月6日】
iPadのAT&Tプリペイド通信加入を、iPadを使わずに行う方法 – 2011年6月18日 【2013年3月8日】
Nexus 7 LTE (2013)でAT&Tプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月18日
AT&Tプリペイド・モバイル通信(Prepaid DataConnect Pass)用のSIMアクティベート手順 – 2011年6月21日 【2013年8月7日】
新iPad(3rd generation)でテザリング(Personal Hotspot)を有効化する手順 – 2012年3月18日 【2012年12月2日】
Verizon:
Verizon LTE SIMで、iPad/iPad MiniのプリペイドLTEプランに加入する手順 – 2012年12月2日 【2013年4月5日】
Verizon版iPad/iPad MiniのVerizon SIMに関して、覚書き – 2013年8月11日 【2013年8月11日】
Verizon版iPad/iPad Air/iPad Miniで、Verizonプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月18日 【2013年11月24日】
VerizonプリペイドiPadプランは、Verizon版以外のiPad/iPad Air/iPad Miniで使用可能か? – 2013年11月18日 【2013年11月18日】
Nexus 7 LTE (2013)でVerizonプリペイド通信プランに加入する方法 – 2014年2月12日
VerizonのiPhoneポストペイド契約SIMは、他の端末で使えるか? – 2013年11月15日 【2013年11月16日】
新iPad(3rd generation)でテザリング(Personal Hotspot)を有効化する手順 – 2012年3月18日 【2012年12月2日】
VerizonプリペイドiPadプラン(VerizonのLTE SIM)は、Verizon版以外のiPad/iPad Air/iPad Miniで使用可能か、検証します。
Verizon LTE SIMを、T-Mobile版iPad Airに挿入してみます。
iPad Air(および、/iPad Mini with Retina Display)は世界共通モデルで、ハード的にはどのキャリアのバージョンも同じはずです。
果たして、Verizon LTE SIMを、Verizon版以外のiPad/iPad Air/iPad Miniに挿入して、VerizonのプリペイドiPadプランに加入できるでしょうか?
“VerizonプリペイドiPadプランは、Verizon版以外のiPad/iPad Air/iPad Miniで使用可能か?” の続きを読む
StraightTalkが、Verizon回線使用の3G ポケットWiFiサービスを開始しました。
StraightTalkは、TracfoneグループとWalmartの共同マーケティング事業です。
これまでWalmartは、Sprint回線を利用した「Walmart Internet On The Go」モバイルデータ通信サービスを、ポケットWiFi MiFi2200で提供してきました。「Internet On The Go」の特徴は、使用期限の無い(いつまでもExpireしない)プランがあることでした。
今回のサービスは、「StraightTalk Mobile Hotspot」サービスとして、Verizon回線を使用した3G CDMA2000通信サービスで、専用ポケットWiFiはUnimax U240Cを$79.99で販売します。現在、StraightTalkのサイトでは購入可能商品として写真が掲載されていますが、Walmart店頭でも発売の予定です。
【StraightTalk】Shop:Devices
また、一部のWalmart店頭ではこのサービス用のリフィルカードが発売されています。
“StraightTalkが、Verizon回線使用の3G ポケットWiFiサービスを開始” の続きを読む
VerizonのiPhoneポストペイド契約SIMを入手したので、iPhone以外でも使えるか、検証してみました。
■ Nexus 7 LTE(2013) 北米版
Nexus 7 LTE(2013) 北米版は3G CDMA2000通信モードが無く、結果的にMEID番号が無いため、現在のところ、Nexus 7 LTEでVerizonのSIMはアクチできないことが分かっています。(Verizonは、Nexus 7 LTEにアンドロイド4.4 KitKatが配布されたあと、この問題を解決することを発表しています。つまり、アンドロイド4.4 KitKat配布後、VerizonのLTE SIMはIMEI番号でアクチできるようになります。)
しかし、ネット界隈では「既にアクチされたVerizon SIMをNexus 7 LTE 北米版に挿入すると、LTE通信が可能なことが報告されています。
ここでは、その検証をします。
はい、ただSIMをNexus 7 LTE 北米版に挿入して電源を入れただけで、あとは何をしなくとも、VerizonのLTEに繋がりました。楽チンです。
追記:2013年11月14日夜現在、Verizonのアクチ済みSIMをNexus 7 LTEに挿入すると、「SIM無し(NO SIM CARD)」と表示されるようになりました。他のSIMをNexus 7 LTEに挿入すると認識するし、VerizonのSIMをiPad/iPad Mini/ポケットWiFiに挿入すると、認識します。したがって、これは、VerizonがNexus 7 LTEを公式認証していないため、グーグルに依頼して、何らかのモジュールをOTAで自動インストールさせ、何らかの細工をしたのではないかと思われます。Verizonは、Nexus 7 LTEにKitKatアップデート後、Nexus 7 LTEを公式認証する、と発表しています。
数日前に初期テストしたときには、何も問題ありませんでした。
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“VerizonのiPhoneポストペイド契約SIMは、他の端末で使えるか?” の続きを読む
VerizonのCFO、Fran Shammo氏が昨日(2013年11月12日)、投資家とのコンフェレンスコールで明らかにしたところ、VerizonのLTEはニューヨーク市、シカゴ、サンフランシスコなどの一部の大都市で飽和状態に近づいており、一部の利用者がLTE接続できなくて、3G接続にドロップすることがあることを認めました。
(これって、ラスベガスの世界最大のCES展示会期間中に、会場のコンベンションセンター付近でVerizon端末がLTE接続出来ないのと、同じ状況かぁ・・・)
Verizonの3G CDMA2000通信は、ピーク時で700kbps~1.5Mbpsの通信速度しか得られないため、LTEが接続出来るときと出来ないときとの通信速度の差は大きなギャップがあります。
Wall Street Journalの独自テストでも、VerizonのLTE通信速度は、4キャリア中、平均で2位でした。
Verizonはアメリカ4大キャリアの中でも一番最初にLTE通信サービスを2010年12月3日に開始し、最も広いカバレッジを提供していますが、そのために加入者が急増し、LTEキャパシティーが不足しているとのことです。Verizonでは、加入者の約1/3がLTE通信可能な端末を使用していますが、その1/3の加入者が全体の64%のデータ通信を使用しています。
特に、LTEユーザーが予想以上にビデオ(ストリーミング)利用しているのが、LTE通信のアクセス混線の原因になっている、とFran Shammo氏は話しています。Verizonでは、モバイル通信トラフィックの51%はビデオ(ストリーミング)であるという結果になっています。今後、モバイル通信がビデオ(TV、映画、YouTube、など)エンターテインメントの分野で大きく利用されていくのでしょう。(かたや、直近四半期で有料TVの加入者は11万3000人減った、というニュースも今日はありました。
【GigaOM】Pay TV operators lose 113,000 customers as cord cutting continues – 2013年11月13日
)
Verizonはこれに対して今年度中に5億ドルの設備投資を行い、特にLTE利用の多い大都市でAWS(Band 4)での第2のLTE回線の拡充を開始しています。さらに、スモールセルの増設にも力を注いでいます。
「2014年に年が変わるときには、またVerizonの高速LTE通信の優位性は、奪回できる」とShammo氏は語っています。
【CNet】Verizon admits network faces traffic pressure in big cities – 2013年11月12日
【9to5Mac】Verizon no longer the gold standard for mobile data? – 2013年11月13日
Nexus 7 (LTE) 2013モデルが2013年9月9日から発売になり、北米版はT-Mobile US、AT&T、VerizonのLTE周波数に対応しています。
ところが、Nexus 7 (LTE) は3G CDMA2000モードに対応していないため、VerizonのSIMではアクチできない現象が続いています。
※ Verizon版iPhone 5/5c/5sやVerizon版ポケットWiFiなどで既にアクチされたVerizon SIMは、Nexus 7 (LTE)に差し替えればNexus 7 (LTE)で使用出来るようです。
Verizonは当初、「VerizonのSIMアクチベーションには、CDMA2000端末のMEID番号が必要である。」と説明し、近い将来、GSM/LTE端末のシリアル番号であるIMEI番号でVerizon SIMをアクチ出来るようにシステム改善をする、と述べていました。
そして、つい最近、Verizonは同社初めての「LTE通信モードだけ(CDMA2000通信モードの無い)」独自アンドロイドタブレット、Verizon Ellipsis 7を2013年11月7日に発売開始しました。
これにより、同じくCDMA2000通信モードの無いNexus 7 (LTE) 2013モデルも公式にVerizon LTE SIMで使用できるかと思われていましたが、Nexus 7にKitKat(アンドロイド4.4)がOTAで配布されるまで、Verizonの公式Nexus 7サポートはお預けになる模様です。
Verizonはこの理由を、「アンドロイド4.3の問題で、キャリアによるNexus 7 LTE端末の公式認証が出来ないため。」と述べています。
アメリカではLTEのサービスエリアはVerizonが一番充実しているため、VerizonによるNexus 7 LTE端末の公式認証が待たれるとともに、今後も「LTE通信モードだけ」の端末のVerizonによるアクチが手順として一般化されるのが、待たれます。
リンク:
【Android Police】Verizon: Google, Asus Have Opted To Wait Until Nexus 7 Gets KitKat To Certify For Use On Network, “Systems Issue” With 4.3 To Blame – 2013年11月6日
Verizonが同社向けGalaxy S4にアンドロイドOS 4.3のアップデートを、本日からOTA配信し始めました。
このアップデートによりVerizon Galaxy S4は、スマートウォッチのGalaxy Gearに対応します。
しかし、それよりも重要なのは、このアップデートでVerizon Galaxy S4がLTE AWS Band 4対応になりました。
Verizon’s Galaxy S 4 can now surf more LTE bands after Android 4.3 update – 2013年10月29日
Verizonは2010年12月5日より展開してきた700MHz帯域(Band 13)のLTE整備を、今年2013年6月27日に米国内500都市目の設置が完了し、「初期目的を完了した」と発表していました。
Verizonが500ヵ所目のLTEサービス開始;700MHz LTE整備は完了と宣言 – 2013年6月28日
そして、今月2013年10月14日にはニューヨークでAWS Band 4のLTE試験電波がユーザーによって検知されていました。
Verizonが第2のLTE周波数、AWS(Band 4)の施設開始 – 2013年10月15日
このGalaxy S4のLTE AWS(Band 4)対応アップデートによって、Verizonが公式にAWS周波数でのLTEサービスを開始する準備が整ったと思われます。
今後、Verizonの他のBand 4 LTE対応のスマートフォンやポケットWiFiにも、アップグレードが来るでしょう。
Verizonは2013年末までに5000の基地局でLTE AWS (Band 4)サービスを開始する予定です。
VerizonのAWS Band 4 LTEは、700MHz Band 13と違って全米をカバーするものではなく、ユーザーが多くて回線混雑が予想される都市部のみで提供される予定です。
また、将来的には複数バンドでのキャリアアグリゲーションも提供される予定です。
Verizonは他にも1900MHz、800MHzでのLTEサービス提供が将来的にありうることを示唆しています。
さて、iPad Air/iPad Mini with Retina Displayが発表されて、一段落。
米アップル・オンラインショップの注文ページで判明した、今回初めてiPad/iPad miniを販売するT-Mobile USの「iPad/iPad Mini通信プラン」が明らかになりました。
これによると、T-Mobile USのiPad/iPad Mini通信プランは、
● 月200MBまで、無料!
● 月2.5GBまで月$30
● 月4.5GBまで月$40
またも他の3キャリアに対抗して、「キャリアらしくない」プランをT-Mobileは出してきています。
以下、全4キャリアの「iPad/iPad Mini通信プラン」比較です。
プランタイプ |
AT&T |
T-Mobile US |
Verizon |
Sprint |
プリペイド/ No Annual Contract |
250MB/月: $14.99 3GB/月: $30.00 5GB/月: $50.00
テザリングは、$50プランのみ可 |
200MB/月: 無料 2.5GB/月 : $30.00 4.5GB/月: $40.00
テザリングは、不明 |
1GB/月: $20.00 2GB/月: $30.00 5GB/月: $50.00
テザリングは、全プランで可 |
1GB/月: $14.99 3GB/月: $34.99 6GB/月: $49.99
テザリングは、不明 |
ポストペイド1台加入 |
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ポストペイド共有プラン加入 iPad/iPad Mini追加基本料金(月) |
$10/月/タブレット1台 |
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$10/月/タブレット1台 |
|
※ 空白部分は、あとで追加します。
2013年6月27日にLTE周波数700MHz Lower Cバンド(Band 13)の500地域目のサービス開始を宣言し、全米で人口カバー3億人以上/人口カバー率95%以上に達し、「第一段階目のLTE施設完了」宣言をしたVerizonが、ニューヨーク(マンハッタン)などでAWS(上り1700MHz/下り2100MHz、Band 4)周波数帯域でのLTE試験電波を発信しているのが、ユーザーによって確認されました。
試験電波は上り20MHz/下り20MHzの合計40MHz幅(ダウンロード速度理論値最大150Mbps)で発信されており、ユーザーのSpeedTestによれば、ダウンロード80Mbps/アップロード15Mbpsを記録しています。
Verizonは2011年12月に複数のケーブル(CATV)会社からAWSの使用ライセンスを39億ドルで購入する提案をし、FCC(米国連邦通信委員会)は2012年8月23日にこの買収を承認していました。
そのときのFCCとの約束事項で、Verizonは2013年年末までに5000の基地局でAWS(Band 4)でのLTE開始を約束しています。
したがって、Band 13 LTE施設完了宣言以降、VerizonのAWSでのLTE開始が待ち望まれていました。
それが、もうすぐ、一部の地域で公式サービス開始宣言がリリースされると思われます。
【GigaOM】Watch out AT&T: Verizon’s new LTE network monster stirs in NYC - 2013年10月14日
現行のVerizon LTE Band 13は上り10MHz/下り10MHzで、ダウンロード速度理論値最大75Mbpsで提供されています。AT&TのBand 17、T-Mobile USのBand 4も同じ帯域幅で提供されています。Sprint 1900MHz Band 25は、上り5MHz/下り5MHzのサービスです。
“Verizonが第2のLTE周波数、AWS(Band 4)の施設開始” の続きを読む
実は標記の件は、既に何度かこのサイトで取り上げています。
アメリカの携帯/iPadを日本でローミングする場合の料金:4社比較 – 2011年5月23日
Hanacellのデータ通信専用SIMって、どうなのよ?(日本でのローミング料金比較表付き) – 2013年8月6日
アメリカ契約の携帯/SIMで、カナダでデータ通信ローミングする場合の料金比較表 – 2013年8月6日
アメリカ契約の携帯/SIMで、メキシコでデータ通信ローミングする場合の料金比較表 – 2013年8月6日
一昨日、T-Mobile USが「国際データローミングが無料(ただし、128Kbps速度)」というプランを10月31日から実施する(新規加入者は2013年10月20日から)という発表をしたので、ここでもう一度整理し直しましょう。
ここでは、アメリカ4大キャリア(とHanacell国際データ通信専用SIM)を、日本で使用することに限定して、料金を比較します。
※ Sprintは「Multi-Country Pack」という国際ローミングディスカウントプランがありますが、日本は対象国に入っていません 2014年8月現在、日本は対象国に入りました。よって、日本国内でSprint契約のiPhone/スマホを使用する場合には、割引対象ではありません。
ちなみに、T-Mobile USの国際通話ローミングは、Simple Choice加入者はWiFiを使うと無料(アメリカ国外から、アメリカ国内電話番号へ発信)、または、$0.20/分(アメリカ国外から、アメリカ国外電話番号へ発信)となります。これは、T-Mobile USが数年前から実施しているWiFi Callingを使用した場合と考えられます。WiFi Callingアプリは、特定のT-Mobile用アンドロイド携帯にしかインストールされていません。
(混乱を招く可能性があるので、この部分に一部、オリジナルに記載した文章を完全に削除しました。)
どうやら、テキスト・ローミングは、WiFi Callingを使わなくとも、無料のようです。
“アメリカ4大キャリアの国際ローミング価格比較(日本で使用する場合)” の続きを読む
T-Mobile USが2013年7月10日にペナルティー無しで携帯の早期機種交換できるプログラム、T-Mobile Jump!を発表して以来、競合のAT&Tは2013年7月16日にAT&T Next(2013年7月26日より実施)を、Verizonは2013年7月18 日にVerizon Edge(2013年8月25日より実施)を、発表しました。
Sprintは2013年9月20日からOne Upを提供しましたが、2014年1月9日に廃止し、2014年1月14日からはEasy Payとして再度登場しました。
で、本当にこのプログラムは、安くて便利なのでしょうか?
■ 早期アップグレード・プログラムは、ポストペイド契約のみ
この早期アップグレード・プログラムは、ポストペイド契約のみ、条件が合って、本人がこのプログラムに加入すれば、適用されます。
プリペイド契約には、適用されません。プリペイド加入している人は、このプログラムの心配をする必要が、ありません。
また、ポストペイド契約でも、端末代金を割引適用せずに購入し、かつ、端末代金を分割払いする人にのみ、適用されます。
端末代金の一括払いや、2年契約して端末代金を割引適用で購入する場合には、この早期アップグレード・プログラムは適用されません。
■ アップグレード時に機種は「交換」・・・古い携帯は返却
まず第一に誤解しないでほしいのは、この3社のプログラムは「早期機種『交換』」プログラムであること、『交換』ですから、時期が来て新しいスマホやモデルに交換したくなったら、それまで持っていたスマホは返却しなければなりません。
また、『交換できる』条件として、AT&Tは「交換前の携帯は、良好な状態で、機能が全て使えること。」とあります。
T-Mobileの場合には、「携帯が破損、紛失、または盗難にあった場合にも、交換できる」とありますから、交換前の携帯の状態は不問であり、かつ、交換前の携帯を持っていかなくとも新しい携帯を受け取れる事になります。
じゃあ、紛失していないのに「紛失した。」と言って新しい携帯が受け取れるのでしょうか?たぶん、その場合には、前の携帯のシリアル番号が「紛失・盗難携帯のデータベース」に載り、電話機としての通信機能は使えなくなるでしょう。SIMさえ刺さなければ、iPod TouchやMP3プレイヤーとしては使えるでしょう。
Verizonの場合にはまだ実施されていないので、交換前の携帯の状態に関する詳細条件はまだ不明です。
いずれにせよ、「一定期関経過したあとに新しい携帯に『アップグレード』する時に、前の携帯は返さないといけない。」ということは、その一定期間内は携帯を「購入」したのではなく、「リース(賃貸)」しているのと同じことです。つまり、まず第一に考えないといけないのは、「買うのと、リースするのと、どっちがメリットがあるか?」を考えないといけません。まあ、「古い携帯なんか、自分の手元に残らなくても良い。」と考えている人は、この早期アップグレードプログラムには全然抵抗が無いでしょう。
Sprintの場合は、再登場したEasy Payのプログラムでは、古い機種を返却する必要はありません。ただし、「返却(下取り)」して欲しい客には、最高$300までの市価で下取りします。
■ 与信履歴が良であることが必須
もう一つ、このプログラムの加入するには、機種代の分割払いが大前提です。
アメリカで分割払いをさせてもらうには、信用できる人間で無いと、させてもらえません。アメリカでは、信用度は「クレジットヒストリー(与信履歴)」「クレジットスコア」という客観的な数字で判断されます。そして、「クレジットヒストリー」はソーシャルセキュリティー番号で管理されています。
したがって、留学生などでソーシャルセキュリティー番号が無かったり、アメリカでの「クレジットヒストリー」がまだ確立されていない人は、この早期アップグレードプログラムには加入できませんので、選択肢として考える必要がありません。ソーシャルセキュリティー番号や「クレジットヒストリー」が無い人は、端末は割引無しの「定価」でしか購入できません。
■ コスト
次に、iPhoneの最新モデルを1年毎に買い換えることを前提に、4社のプログラムと、このプログラムに加入しない場合のコストを計算してみましょう。
“T-Mobile US Jump!/AT&T Next/Verizon Edge/Sprint Easy Payの早期アップグレードプログラムは、本当に価値がある?” の続きを読む
本日のFierceWirelessは、アメリカ4大キャリアのLTEサービスの現状をキャリア毎に解説しています。
【FierceWireless】Progress report: A snapshot of U.S. LTE deployments in 2013 – 2013年8月14日
詳細な文章は興味ある方は原文を読んでください。総括 + キャリア毎に1ページずつ解説されています。
ここでは、各キャリアのLTEサービスエリア地図のみを比較のために抜粋して、掲載します。
各社のLTEサービス地域の数は
アメリカ4大キャリアのLTE普及状況:【更新】2013年x月xx日現在 – 随時更新
にまとめてあり、随時更新し、メジャーなサービス地域拡大飛躍が起こった時には日付を繰り上げて更新しています。(でも、URLは同じです。)
“アメリカ4大キャリアのLTEサービスエリア地図比較:2013年8月現在” の続きを読む
■ Verizonデータ通信用SIMは、最後の有効使用期間の終了から5ヶ月間使用しない(トップアップしない)と、その後、アカウント(ログイン名=Eメールアドレスとパスワード)が抹消され、SIMは使用できなくなります。
Verizon SIMがSIM使用期限が切れた状態で、「設定(Settings) ⇒ モバイルデータ通信(Cellular Data) ⇒ アカウントを表示(View Account)」をタップすると、
次のようなエラーメッセージが表示されます。このメッセージが表示された場合には、このVerizon SIMの使用期限が切れたことを意味します。
“Verizon版iPad/iPad MiniのVerizon SIMに関して、覚書き” の続きを読む
Verizonは本日2013年6月27日に米国内49州500ヵ所目のLTEサービスを開始しました。
人口カバーは2億9800万人、カバー率95%。(アメリカの人口を、2012年現在3億1390万人として。)
Verizonの3Gサービスエリアの99%は、LTEも同時サービスされています。
現在、Verizon回線のデータ通信のうち、57%はLTE通信で行われている、と発表しています。
これによりVerizonは、2010年12月5日からサービス開始された700MHz Cバンド(Band 13)によるLTEサービスの整備は、「完了した」と宣言しています。2年6ヵ月半の期間が掛かりました。Verizonは、アメリカ4大キャリアのうち、最もLTEサービスエリアの面積が広いキャリアです。
来月2013年7月には、残るアラスカ州でもVerizonのLTEサービスが開始される予定です。
Verizon:The Future Is Here, and It Is 4G LTE – 本日2013年6月27日
今後は、
1.FCCとの電波使用許可認可時に約束したとおりに、AWS(Band 4)でのLTEサービスを整備し、年内に5000基地局でAWS LTEを開始します。
2.スモールセルでのLTE 700MHz帯域のサービス充実を図ります。
3.カナダのWind社(または、Plan BとしてMobileCity)の買収を検討し、カナダにおけるAWS周波数帯のLTEローミングを実施する基盤を築くと同時に、今後、カナダで電波オークションが行われる予定の700MHz帯域使用権獲得に備えます。
Verizonは2013年4月10日から新モデルのポケットWiFi(2013年2月発売開始)、Novatel MiFi5510LをVerizonショップでプリペイド用に発売開始しましたが、BestBuyなどの小売店ではこのVerizon Jetpack (Novatel)MiFI5510Lのプリペイド小売パッケージがありませんでした。Verizonショップへ行けば、ポストペイド用パッケージのMiFi5510Lをカウンターで登録して、プリペイド用に販売してくれてはいたようです。
VerizonがプリペイドLTEポケットWiFiに、MiFi5510Lを販売開始。 – 2013年4月27日
それが、ようやく1週間前くらい前の2013年6月初めから、プリペイド店頭用パッケージがBestBuyなどでも陳列され始め、販売され始めたようです。
プリペイドパッケージで販売されている端末は、すでにMEID番号が登録されているので、自分でアクチが可能です。
価格は、前のVerizonプリペイドLTEポケットWiFiのモデルのMiFi4510Lと同じ、$129.99(消費税別)。ただし、Verizonオンラインでは$79.99(消費税別)でも販売しています。
筆者は後者を購入しましたが、Verizonの手違いだったのか、SIMが入っていませんでした。
そこで、以前に購入したAmazon.comで購入したSIMを使ってみることにしました。これにより、プリペイドパッケージの中に入っているSIM以外でもアクチできることの検証も、兼ねます。
Verizonプリペイド・ポケットWiFi(および、Verizon版プリペイド・タブレット端末)のアクチの方法は、以下のようになります。(ただし、Verizon版iPad/iPad Miniは、別です。)
この手順は、MiFi4510Lでも、MiFi5510Lでも、同じです。
これがわかれば、お店の人に手伝ってもらわず、自分で出来ます。
また、SIMの有効期限が切れたあと、新しいSIMを入手して、Verizonショップや家電量販店の店員に助けて貰わずに、自分でプリペイド・プランにアクティベート(加入)することも出来ます。
※ 注意:Verizon版以外のポケットWiFiやタブレット端末では、MEID番号がVerizonに登録されていないため、Verizonのプリペイドモバイルデータ通信プランは使用できません。
“VerizonプリペイドLTEポケットWiFiを、(自分で)アクティベートする手順” の続きを読む
今週はアメリカのLTE通信速度を調査したレポートが2つ発表されています。
【RootMetrics】Ante up: T‑Mobile joins the Las Vegas LTE club, Verizon holds, and AT&T raises the stakes. – 2013年5月22日
【TechHive】AT&T has fastest LTE service, T-Mobile off to strong start – 2013年5月22日
まず、RootMetricsの調査はラスベガスに場所を限って、速度を比較しています。SprintはまだラスベガスでのLTE公式サービスを開始していないので、今回の調査には入っていません。
これを見ると、AT&Tが平均ダウンロード18.7Mbpsで最速。ピークではダウンロード速度59.0Mbpsが測定されました。
次がVerizonの平均ダウンロード13.9Mbps。ピークダウンロード速度52.9Mbps。
LTEリリースが始まったばかりのT-Mobileは平均ダウンロード12.5Mbps。ピークダウンロード速度29.0Mbpsです。
“アメリカのLTE速度って?” の続きを読む
昨日このブログでも、アメリカの携帯業界でスマホでプリペイド契約をする人が増えていることを取り上げたばかりです。プリペイド携帯通信の需要が、無視できないほど重要になっているということです。
アメリカのスマホ契約販売成長率はこれから鈍化?/新規携帯加入者の10人に9人がプリペイド契約! – 2013年5月16日
その傾向を証明するかのように、5月15日からVerizonはプリペイドiPhone(4、4S)/(アンドロイド等の3G)スマートフォンのプリペイドプランのデータ通信制限を引き上げました。
Verizon Prepaid Smartphone Plans 2013年5月15日更新
Verizonは4大キャリア(Verizon、AT&T、Sprintとその子会社Virgin Mobile USA/BoostMobile、T-Moibile)の中でも比較的高額なプリペイドプランを提供しています。また、データ使用量もそれほど多くありませんでした。さらに、Verizonの「携帯」プリペイドプランは、3G通信(実測ダウンロード0.7~1.5Mbps)に限定されています。
現在の時点でアメリカのキャリアの中で最もLTEカバレッジが充実しており、人口カバー率95%を超えるVerizonですが、プリペイド契約でVerizonのLTEを使用できるのは
● プリペイドポケットWiFi MiFi4510LまたはMiFi5510L
● Verizon版iPad 3/4とiPad Mini
のみです。
“Verizonが、プリペイドiPhone/スマートフォン・プランのデータ使用量制限を引き上げ” の続きを読む
追記:StraightTalkのVerizon用携帯のBYOPプランは、この記事の翌日2013年5月13日から実際に再開されています。
StraightTalk : Bring your own GSM or CDMA compatible phone申し込みサイト
2013年4月初めに開始され、
Verizon用携帯(LTE対応機種を除く)でNet10/StraightTalkのプリペイドプランを使える日が近い。 – 2013年4月5日
10日(Net10の場合)~1週間(StraightTalk)後の4月15日に予告も案内も無く停止された
Net10/StraightTalkのVerizon携帯BYOPプリペイド・プログラムは、停止されました。 – 2013年4月17日
Net10/StraightTalkの、BYOD Verizon携帯プリペイドプラン(Verizon用のLTE対応以外の中古携帯を、StraightTalkの月$45通話・テキスト・データ使い放題プランで使用できるプラン)が、間もなく再開されるようです。
Straight Talk’s “Bring Your Own Verizon Phone” Option Ready to Return – 2013年5月11日
これに加入すると、Verizon用iPhone 4/4S(Verizon用iPhone 5はダメ。StraightTalkは別途、StraightTalk用【Verizon回線使用】iPhone 5プリペイドプランが、あります。)、Droidアンドロイド携帯など、Verizon用として購入したスマートフォンを月$45で3G回線で使い放題できるようになります。
最初の加入時にWalmart/Walmart.com/StraightTalkオンラインで$14.99(プラス消費税)で「アクティベーションコード」を購入する必要があります。
回線速度はCDMA2000回線で3Gまで(実質速度1~1.5Mbps)ですが、自分の周囲にVerizonの中古アンドロイド・スマホ/iPhone 4・4Sがゴロゴロしている場合には、それらの再利用先として家族などの利用に考えられると思います。
Verizonは今年1月31日にポストペイド契約用にリリースしたポケットWiFi「Verizon Jetpack 4G LTE Mobile Hotspot MiFi 5510L(Novatel MiFi5510L)」を、2013年4月10日からプリペイド用にも販売を開始しました。
プリペイド用MiFi5510Lの価格は、$99(消費税別)です。ポストペイド契約ではこの機種は定価$199.99(2年契約だと無料になる)で販売されているものです。
MiFi5510LはCDMA2000/LTE対応のみなので、SIMフリー化する意味は無く、Verizon以外のキャリアでは使用できません。現在でもまだ在庫がある限り販売されているプリペイド用ポケットWiFiのMiFi4510Lも、同様にCDMA2000/LTE対応のみなので、Verizon以外のキャリアでは使用できません。
ただし、MiFi5510LはVerizonがこの2013年秋から予定しているAWS周波数帯域(Band 4)でのLTEアンテナを内部回路に持っており、そのサービスが開始された時点でリリースされる予定のファームウェア・アップグレードで、LTEが現行の700MHzと、秋から開始予定のAWSの2つのバンドに対応できます。
まあ、大きな違いはそれだけです。でも、Verizonで今後のAWSのLTEも使える可能性も欲しい・・・と思う方は、MiFi5510Lの方を選びましょう。
昨日、家電量販店BestuByとAmazon.comを調べた限りでは、まだこれらの流通経路ではMiFi5510Lは販売されていないようです。今のところは、Verizonショップのみで入手可能のようです。・・・まあ、そのうち、プリペイド・パッケージ(包装)が出来上がったら、これらの販路にも乗るでしょう。
以下に現在販売中のVerizon LTE対応ポケットWiFiの主要な仕様を表に纏めます。
“VerizonがプリペイドLTEポケットWiFiに、MiFi5510Lを販売開始。” の続きを読む
以下のブログ記事で紹介したVerizon用の中古携帯(iPhone 5などのLTE対応機は除く)でNet10の月$50使い放題プリペイド・プランを使える「Net10 Verizon携帯BYOPプリペイド・プログラム」
Verizon用携帯(LTE対応機種を除く)でNet10/StraightTalkのプリペイドプランを使える日が近い。 – 2013年4月5日
のサイト http://net10byop.com/ が、昨日(2013年4月15日)から急にアクセスできなくなっております。
同社のNet10 BYOPサイトは、Net10 SIMオンリーサイトに転送されています。また、現在、オンラインのNet10 BYOP(Bring Your Own Phone)プログラムで購入できるのは、T-Mobile回線用のSIMだけです。
※ Walmart店頭、および、BestBuy店頭/オンラインでは、Net10の「AT&T回線用標準SIM、AT&T回線用マイクロSIM、T-Mobile回線用標準SIM」のSIM3枚セットは、まだ販売されているようです。
同様に、StraightTalkの「Verizon携帯BYOPプリペイド・プログラム」も、停止されています。
Straight Talk, NET10 and Telcel America Bring Your Own Verizon Phone Option Disappears – 2013年4月15日
今年2013年1月末にAT&T回線用SIMのオンライン販売を予告無く停止したNet10、および、StraightTalk(どちらも、メキシコ資本のAmérica Móvilの米国現地法人Tracfoneグループ)ですが、今回も予告無く突然サービスの停止です。このサービスは2013年4月4日にNet10で開始したばかり、StraightTalkでも先週開始したばかりなので、開始後僅か10日でのサービス停止は、理解できません。システムまたは手順上での何らかのトラブルがVerizonとの間に発生し、単なる一時的停止であることを願うものです。
しかし、Net10/StraightTalkのAT&T回線用SIMのオンライン販売中止に関しては、事後説明もいまだにされていない状態です。
メキシコでのビジネス感覚は、こんなんで大丈夫なんでしょうかね。
アメリカ的に考えると、こんなに予告無く、また、事後説明無く、サービスを変えると、信用を失うと思うんですが・・・・
それでも、Tracfoneグループ(Tracfone、Net10、StraightTalk、Telcel America、SafeLink)は、アメリカで最大のプリペイド携帯会社で、その加入者数は2013年2月現在で2200万人を超えています。
Who says MVNOs have to be small? TracFone now has 22.4M subscribers – 2013年2月13日
アメリカ・プリペイド携帯トップアップカードのあれこれ、備忘録です。(随時追加していきます。)
書き込むべき事実を発見したら、皆さんもコメント欄に書いて下さい。
また、【 】の中は不明な点なので、体験されて知っている方は、情報の提供をお願いします。
■ AT&T
● Walmart店舗で購入したAT&T GoPhoneプリペイド携帯用Refill Cardは、10桁番号。AT&T GoPhoneウェブサイトで、GoPhoneプリペイド携帯アカウントにトップアップできた。
● Walmart.comでオンラインで購入したAT&T プリペイドDataConnect用E-Mail DeliveryのPIN番号は、10桁番号。プリペイドDataConnectオンラインアカウント管理のウェブサイトで、アカウントにトップアップできた。
● AT&T GoPhone携帯用Refill Cardは、プリペイドDataConnect用に転用できない。
● AT&T GoPhone携帯のトップアップは、日本のクレジットカードで可能。
※ AT&T GoPhoneプリペイド携帯パッケージのアクティベーションの方法:junさんコメント – 2012年10月22日
● AT&T プリペイドDataConnectモバイル通信プランのトップアップは、日本のクレジットカードで【可能?/不可能?】
● AT&T プリペイドiPad/iPad Miniプランのトップアップは、日本のクレジットカードで可能。ただし、日本で発行のAMEXは、使えないことがある。
“アメリカ・プリペイド携帯トップアップカード、あれこれ備忘録” の続きを読む
追記#2:Net10のVerizon携帯BYOP(Bring Your Own Phone)月$50使い放題サービスは、昨日2013年4月15日に停止されました。同社のNet10 BYOPサイトは、Net10 SIMオンリーサイトに転送されています。
追記:Net10のVerizon携帯BYOP(Bring Your Own Phone)月$50使い放題サービスは、昨日2013年4月4日より開始されました。
アメリカのCDMA2000キャリアであるVerizonとSprintでは2G/3G通信にSIMを使用しておらず、キャリアに本体のシリアル番号(古い機種はESN番号、新しい機種はMEID番号)を登録することによって、そのキャリアの回線が使用できるようになります。
この事実は逆に言うと、これらのキャリアではシリアル番号によって、他社用として販売されたCDMA2000端末を自社回線で使用することを拒否する理由にもなっています。拒否する理由は、「他社用端末では、自社専用アプリとは共存できないアプリがもともとインストールされているから。あるいは、自社専用アプリがもともとインストールされていないから。」ということが上げられます。自社専用アプリは、加入者のアカウント管理アプリの他に、ナビアプリ、家族をGPSで検索するアプリ、SMSテキストを音声で読んでくれるアプリ、など自社で「オプション・サービス」として「月幾ら」で課金しているサービスがあります。
※ VerizonとSprintのLTE対応機種に関しては、LTE通信が世界標準として通信にSIMを必要としているので、SIMを使用しています。
この傾向はVerizonとSprint間の端末の流用(流用不可能)問題に限定せず、VerizonとVerizon回線のプリペイドMVNO、SprintとSprint回線のプリペイドMVNOにも長い間、起こっていました。
ところがスマホの普及により「ポストペイド契約のフル機能サービスを受けられなくても良いから、格安プリペイド契約で契約したい。」というスマホ加入者がアメリカ国内では無視できない数になり、既に以下でご報告したように、Sprintは先月初めに「自社用に販売された端末をすべてのMVNOで使用すること」を認めました。
Sprintが、自社用に販売された携帯をSprint MVNOで使用することを許可開始 – 2013年3月8日
その流れに影響されたのか、Verizon社も、StraightTalkでVerizon端末(LTE対応機種を除く)の使用を許可する予定、という情報が、StraightTalkカスタマーサービス担当者が同社(StraightTalk)のFacebookで漏らしたことによって明らかになっていました。ただし、この実施日がまだ遅れています。
StraightTalk/Net10で「全てのVerizon版『LTE非対応機種』」をプリペイドで使えるようになる。 – 2013年3月27日
その中で、StraightTalkと同じ親会社を持つNet10が、新しいウェブサイト
Net10 BYOP(Bring Your Own Phone)
サイトを開設し、Net10もVerizon版CDMA携帯(LTE対応機種を除く)のプリペイド加入を認める準備をしていることが、昨日確認されました。
NET10 Launches Bring Your Own Verizon Phone Site - 2013年4月3日
“Verizon用携帯(LTE対応機種を除く)でNet10/StraightTalkのプリペイドプランを使える日が近い。” の続きを読む