CATV会社の中で加入者数1位で、約2170万所帯の加入者を持つComcastは、各家庭や法人加入社のCATV/WiFiルーターを公衆WiFiとしても並行利用し、Comcast加入者が、別のComcast加入者のWiFiを無料で使用できるようにする計画を、昨年(2013年)6月から発表していました。
【Comcast】COMCAST UNVEILS PLANS FOR MILLIONS OF XFINITY WIFI HOTSPOTS – 2013年6月10日
今週(2014年6月9日)、Comcastは、Houstonなど一部の都市で、第一波の約5万所帯のCATV/WiFiルーターの「公衆WiFiチャンネル(SSID)」を有効化した模様です。Houston市内では月末までに15万所帯のCATV/WiFiルーターが公衆化される予定です。
これは、日本でソフトバンクがやっていた(今でもやっている?)「Fon」ルーターと同じコンセプトで、各家庭のCATV/WiFiルーターには2つのWiFiチャンネル(SSID)が構築され、ひとつは自分用の暗号化/パスワード付きの「個人」WiFi、もうひとつはComcast加入者なら(その家の住人でなくとも)誰でも無料で接続できる、「Comcast加入者専用」公衆WiFiとなります。公衆WiFiの方は「xfinitywifi」というSSID名で公開されます。
Comcastは、最終的に全米数百万規模の加入者の自宅や法人事務所のCATV/WiFiルーターを、公衆WiFi化する計画です。
“CATV会社のComcastが、加入者家庭のCATVルーターを公衆WiFi網に変身。” の続きを読む
PC Magazineが毎年恒例で何台かの車を4-6月ころに各地に走らせて、測定している全米30都市の携帯電話4社のスピードテストの結果が、本日、オンライン記事として発表されました。
【PC Magazine】Fastest Mobile Networks 2014 – 2014年6月11日
結果は各都市ごとに、また、全米を6地域に分けて地域ごとに報告されていますが、ここでは全米平均のみを取り上げます。
“PC Magazine毎年恒例の全米スピードテストの結果が発表。Verizonが1位奪還、2位はT-Mobile US。ビリは勿論、Sprint。” の続きを読む
アメリカ携帯キャリアのAPN設定、一覧リストです。
前からやろうと思ったのですが、どういうフォーマットにしようか、ずっと悩んでいました。
まだ途中までです。
完成まで数日かかると思います。
また、最終チェックが済むまでは間違いもあると思います。未入力の欄もあると思います。間違いに気が付いた方や、別のAPN値を知っている方は、コメント欄でご指摘ください。
最終的には永久保存版的ページに仕上げたいと思います。もちろん、新しいAPN値が追加されたら、必要に応じて追加・修正します。
“アメリカ携帯キャリアのAPN設定、一覧” の続きを読む
デルタ航空は2015年1月1日より、Frequent Flyer Mileageを飛行距離ではなく、航空券の購入価格で与えることをすでに今年2月に発表していますが、
デルタ航空は、来年(2015年)からマイレージプログラムで得られる特典マイルを航空券料金に比例します。 – 2014年2月27日
ユナイテッド航空も2015年3月1日からデルタに次いで同様にマイレージが航空券の購入価格に比例して与えられることを、本日発表しました。
【United Airlines】The 2015 MileagePlus program
【USA Today】United: Fliers earn miles based on fare, not distance – 2014年6月10日
これにより、同じ便に乗っても、普通エコノミー、普通ビジネスクラスやファーストクラスのチケット購入者が、はるかに多くのマイレージを溜めることが出来ます。
LCCではサウスウェスト航空、JetBlueとヴァージン・アメリカ航空がすでに同様に航空券の購入価格でマイレージが溜まるように変わっています。マイル計算には、運賃と燃料サーチャージが含まれます。税や空港利用税は含まれません。
マイルの計算:
一般会員:$1当たり5マイル
プレミア・シルバー:$1当たり7マイル
プレミア・ゴールド:$1当たり8マイル
プレミア・プラチナ:$1当た9マイル
プレミア 1K:$1当た11マイル
なお、会員ランクの計算には、今まで同様に1年間の飛行マイルでエリートステータスが貰えます。
一言で、下のグラフを見れば、一目瞭然。
下の図は数日前にWall Street Journalに掲載され、本日(2014年6月10日)
【PhoneArena】Sprint and T-Mobile, an even worse idea than the FCC auction rules – 2014年6月10日
にも転載されたグラフ。
過去5四半期(1年3ヶ月)のアメリカ4台携帯会社のポストペイド加入端末数、累積増/減傾向。
“T-Mobile USがSprintを必要とする以上に、SprintがT-Mobile USを必要とする、理由。” の続きを読む
アメリカのファミリーレストランチェーンChili’sは、直営店舗823店全店のテーブルに、アンドロイド・タブレットを配置完了しました。
そういえば、4月末に近所のChili’sへ行ったときに、すでにテーブル上にタブレットがありましたね。単なるメニューの閲覧だけかと思っていたので、あまり気に留めていませんでしたが。
“アメリカのファミレス、Chili'sが、アンドロイドタブレットを全店舗・全テーブルに配置完了” の続きを読む
明日ぐらいに、今年の夏休みのアメリカ旅行/出張向け、携帯/データ通信お勧め記事を書こうと思っています。
仮題、「夏休みアメリカ旅行の通信対策(2014年夏編)」。
しかし、今夜は中途半端に疲れており、脳の働きが鮮明ではないのに、なかなか眠れないので・・・・そのときに書こうと思った内容のひとつを、ちょっとだけ注意事項として書きます。
最近、「『私の携帯』『私のポケットWiFi』アメリカで使えますか? ZIP SIM(旧Ready SIM)で使えますか?」という質問がDMでも多いです。機種は違うものの、何度も同じ回答を書いているような気がします。
そこで、簡単に「原則ルール」を書きます。
まず、最初に頭の中に叩き込んで欲しい、鉄則:
■ 北米3国(アメリカ、カナダ、メキシコ)は、日本・アジア・豪州・欧州を含む「北米以外の国々」と、携帯で使用されている周波数が違います。
アメリカのキャリアの周波数に関しては、
アメリカの携帯電話会社と通信方式・周波数 – 2010年12月1日
参照。
※ ここ2年ぐらいの「LTEを含む携帯通信の周波数再編成の動き」の中で、北米3国の中でカナダだけは、陸続き隣国のアメリカの周波数に合わせるだけでなく、英連邦同盟国であるイギリスや他のヨーロッパの国ともLTE周波数を共有する動きにあります。
したがって、日本独自のフィーチャーフォン、スマホ(アンドロイド携帯)、ポケットWiFiをアメリカで使用する場合には、そのほとんどは周波数的に利用制限があります。
以下、その利用制限です。
“アメリカで使える日本のSIMフリー/SIMロック解除済みスマホ/ポケットWiFi、一般論” の続きを読む
本日のNew York Times誌(オンライン)とPC Magazine誌(オンライン)は、Mosaik SolutionsによるSprintとT-Mobile US両者のサービスエリア地図を取り上げ、「2社が合併しても、サービスエリアはそれほど広くならない」と報告しています。
【New York Times】What a Merged Sprint and T-Mobile Would Look Like – 2014年6月9日
【PC Magazine】Map Reveals How Sprint/T-Mobile Merger Wouldn’t Expand Coverage – 2014年6月9日
下の地図を見て判るように、濃い紫色は2社の携帯サービスが重複しているところ、黄土色はSprintのみ、ピンクはT-Mobile USのみ、のエリアです。
大都市では重複しているところが多く、これらの都市ではVerizon、AT&T、Sprint、T-Mobile US」の4社選択が、合併によって3社選択に減ります。
ワイオミング州、モンタナ州、ノースダコタ、サウスダコタ、ネブラスカ州では、ほとんどカバーされていません。
アラスカ州ではSprintもT-Mobile USもどちらもサービスしておらず、現地の地域電波かAT&Tの電波にローミングしています。
“SprintとT-Mobile USが合併しても、サービスエリアはそれほど広くならない。” の続きを読む
日本政府の「訪日外国人向け公衆無線LANサービス」も、参考にして欲しい動き。
サンフランシスコ市は市内の公衆無線LAN(WiFi)サービスでセキュアな鍵付き(WEPキー、パスワード)かつ暗号化(encrypted)したWiFiサービスを提供しますが、このWiFiアクセスにHotspot 2.0技術を使い、一度、接続プロファイルをインストールした端末は、サンフランシスコ市が提供する市内のすべてのセキュアな公衆WiFiをパスワードの入力無しにアクセスできるようにします。
【City and County of San Francisco】Hotspot 2.0 Announcement – 23014年6月
【City and County of San Francisco】Hotstpot 2.0 FAQ
【City and County of San Francisco】Hotstpot 2.0 Guide for iOS7+ Devices
【Engadget】San Francisco takes the pain out of joining secure public WiFi – 23014年6月8日
現在はマーケットストリート沿いの、カストロ・ストリートからエンバカデロセンターまでの3.1マイルでSecure/Encrypted WiFiが提供されています。将来的にはサンフランシスコ市内の31の公園にこのサービスは拡張されます。
また、当初はiOS端末にのみ接続プロファイルが提供されますが、今後、対象端末はMac、Windows、アンドロイド端末に拡大されていきます。
これまではHotspot 2.0技術は、SIM認証でキャリア提供のWiFiにログイン無しで接続する、または、海外のパートナーWiFiにSIM認証でにログイン無しで接続するのに運用されているのがあります。
サンフランシスコ市ではSIM認証の代わりに、指定されたプロファイル・ファイルを端末に一度インストールすることで、鍵付き/暗号化されたWiFiにログイン無しでアクセスすることが出来ます。
“サンフランシスコの公衆WiFiが、Hotspot 2.0対応開始。鍵付きSSID/暗号化WiFi回線が、パスワード入力無しで接続可能に。” の続きを読む
こういうのって、困るよね・・・・
現在、(たぶん、数日前から・・・)、Yahoo!知恵袋で回答本文に「http」の4文字が連続で入っていると、回答が保存できません。つまり、回答できません。以下の画面が表示されます。
この画面見ただけでは原因が何か、わかりませんよね・・・・
筆者も悩みました。「何で私の回答が保存できないの?ブロックされているの?禁語が入っているの?」
そこで、質問入力ページを開くと・・・
“Yahoo!知恵袋で、回答に「http」(URL)を含めると回答できない件” の続きを読む
TK Tech Newsが信頼できる投資家ソースからの情報として、YouTubeで発表したところによると、
● ソフトバンクとドイツテレコムは、SprintによるT-Mobile USの買収はほぼ最終合意に達した。
● 買収価格は、T-Mobile US 1株あたり$36
● ドイツテレコムが新会社の20%の株を継続保有
● 新会社はAT&Tより加入者数が130万人少ないだけ。
● 買収後の新会社の名前は、Softbank USA
● 新会社のロゴは、Sprintの黄色とT-Mobile USのマジェンタ(ピンク)を半々にアレンジし、真ん中にソフトバンクの水平2本線をアレンジ
● それぞれのプリペイド子会社であるVirgin Mobile USA、Boost Mobile、MetroPCSは廃止。新会社Softbank USAに吸収。
● 新会社のCEOはJohn Legere(現T-Mobile USのCEO)
● SprintのCEO Dan Hesse氏は役員として残る
“【噂】TK Tech Newsの報道:Sprint/T-Mobile US買収、ほぼ最終合意。新会社の名前はSoftbank USA” の続きを読む
さて、この秋(2014年9月?)リリース予定のiOS 8で採用されるWiFi Callingに付いて、もう少し詳しく解説してみます。
T-Mobile USのWiFi Callingが今秋リリースのiOS 8で実現予定 – 2014年6月3日
カナダのRogersもiOS 8のWiFi Calling機能に対応 – 2014年6月5日
WiFi CallingはアメリカではT-Mobile USが2007年から、Sprintが2014年2月21日より一部のWindowsスマホとアンドロイド・スマホにプレインストールしています。
WiFi Callingは簡単に言うと、「WiFiで接続しているところでは、SIMの電話番号を使って、国内通話として発信・着信が出来て、国内テキストとして発信・受信が出来る」機能です。
歴史的になぜT-Mobile USやSprintで採用されたかというと、これらのキャリアはAT&TやVerizonに比べると通信電波のサービスエリアが狭く、郊外で電波信号が弱かったり、まったく検知されないことが多いので、そういう場所でもWiFiさえ繋がっていれば携帯通話やテキストが使えるようにしようと、ということで開発された技術です。
また、T-MobileやSprintも低周波数(プラチナバンド)の電波使用権を2G/3Gで持っていなかったため、建物内に電波が伝わりにくく、屋内で電波が弱いところが多い、ということも理由です。
結果的には、WiFi Callingを使えば海外に居ながらにして国際ローミング料金を使わずに、国内料金、国内通話プランの条件内で通話やテキストが使える、というメリットもおまけに付いてきましたが、これは副次的なメリットだと思います。
更に、VoLTEが始まるとWiFi Callingは音声通話の「LTE回線から、WiFiへ」のオフロードにも役に立つ、という意見もあります。将来のニーズも見据えて、アップルはこの時期にiOS 8にWiFi Calling機能を追加したのでしょうか?
“iOS 8で採用予定のWiFi Callingの解説と、使い方” の続きを読む
アップルは、アメリカのアップルストアで、iPhone購入と同時にプリペイド契約が店内でできるように準備中だということです。
もちろん、これまでアップルストアでSIMフリーiPhoneを「デバイス・オンリー」で定価で購入し、自分でAT&TやT-Mobile US、または、そのMVNOのSIMを別に購入または入手してプリペイド契約することは、可能でした。
9To5Macが内部情報として伝えたところによると、
【9To5Mac】Apple looks to boost iPhone sales in stores with new pre-paid & month-to-month plans – 2014年6月6日
アップルはiPhone購入時に店内でプリペイド契約をし、そこですべての手続きを終えることができるよう、AT&TのGoPhone SIMキットを準備し、店員の教育と行っている最中だということです。
アップルストアはプリペイドプランとして
● AT&T GoPhone $60 Monthlyプラン(かけ放題、月2.5GBまでデータ通信可)
● T-Mobile US $50 Monthlyプラン (かけ放題、月1GBまでデータ通信可)、または、$70 Monthlyプラン (かけ放題、月5GBまでデータ通信可)
のプランを店内で薦める予定のようです。
また、この方法で店内でアクティベートされたSIMとiPhoneは、返品できないそうです。(他のiPhone購入形式では、14日以内に返品可能。)
記事によると、アップルUSストアの「プリペイド」iPhoneは、今月(2014年6月)最終週から販売される予定だそうです。
定価で買うので、当然、このiPhoneモデルはSIMフリーだと思うのですが、確認が必要です。
AT&Tは昨年秋(2013年11月12日)より、ポケットWiFi専用のプリペイドGoPhoneデータ通信専用Mobile Hotspotプランを提供していましたが、
AT&Tプリペイド・モバイルデータ通信プランが、変わる – 2013年11月8日
AT&TプリペイドGoPhoneデータ通信オンリーMobile Hotspotプランに加入する方法 – 2013年11月24日
このたび、タブレット端末用にプリペイドGoPhoneタブレットプランを開始しました。
【AT&T】Home / Shop / Wireless / GoPhone Tablet Rate Plans
これで、プリペイドGoPhoneには
● フィーチャーフォン/スマホ(iPhoneを含む)用プラン
● タブレット(Tablet)プラン
● ポケットWiFi(Mobile Hotspot)プラン
● 家庭用固定無線(Fixed-Wireless)(Home Phone)プラン
が揃います。
GoPhoneタブレット端末プランでは現在、次のタブレットが公式対応になっています。
● Asus K005,
● Asus (TF300TL) Transformer Pad,
● Google Nexus 7,
● iPad 3,
● iPad Mini,
● Lenovo IdeaTab (A2107A),
● Pantech Element (P4100),
● Samsung Galaxy Camera (GC100),
● Samsung Galaxy Note 8.0 (SGH- I467),
● Samsung Galaxy Tab 2 10.1” (SGH-I497),
● Samsung Galaxy Tab 3 (SM-T217T),
● Samsung Galaxy Tab 3 7.0” (SM-T217A),
● Samsung Galaxy Tab 8.9” (SGH-I597),
iPad 3とiPad Miniは、もともとAT&TのプリペイドiPadプランでも加入できるので、なぜ今回GoPhoneタブレットプラン対応機種に選ばれたのか、不思議ではあります。
GoPhoneタブレットプランの通信料金と、他のGoPhoneプラン、プリペイドiPadプランの料金を以下に比較します。
“AT&TプリペイドGoPhoneにタブレット専用データオンリープランが登場” の続きを読む
T-Mobile USのVoLTEがサンフランシスコと、サンフランシスコ湾東南側のフリーモント(Freemont)でも開始されたようです。
T-Mobile USのCEOのJohn Legere氏は昨日、ツィ一ターで以下のようなメッセージを流していましたが、本日(2014年6月6日)、実際にユーザーやメディアによって確認されています。
2014年5月22日からサービス開始されたT-Mobile USのVoLTEは、これで、少なくとも以下の6都市(地域)で開始されています。
● シアトル
● ダラス
● ニューヨークシティ
● シカゴ
● ヒューストン
● サンフランシスコとベイエリア
現在サポートされている端末は、
● Galaxy Note 3
● LG G Flex
● Galaxy Light
のみです。
Sprintと違って、いったん開始したら行動力の早いT-Mobile USは、ともかく安心して見ていられます。
2G GSM 1900MHzエリアのLTE化のアップデート情報は最近聞かないけど、どこまで進んでいるのかな?
【TmoNews】Legere teases VoLTE in SF, further sightings in Fremont, Cal – 2014年6月6日
【DroidLife】T-Mobile VoLTE is Live in San Francisco – 2014年6月6日
Bloomberg誌が本日遅くに報道した内容によると、
【Bloomberg】Sprint, T-Mobile Said Near Accord on Price, Termination Fee - 2014年6月4日
【CNBC】Sprint close to agreement on terms to buy T-Mobile -report - 2014年6月4日
Sprintの親会社のソフトバンクと、T-Mobile USの親会社のドイツテレコムは、SprintがT-Mobile USを買収する際の株価にほぼ同意したとのことです。Sprint/ソフトバンクはT-Mobile US株1株あたり$30台後半、ドイツテレコムは最低$40を要求していましたが、暫定的に同意した額は1株約$40弱(almost $40)と報道されており、ドイツテレコム側の主張が通った形になります。この額は、本日のニューヨーク証券市場の終値$34.28を約17%上回ります。
買収総額は約310億ドルになります。
また、Sprintはこのうち50%をT-Mobile US株主にキャッシュで、残りを新会社の株に交換することで合意したようです。
T-Mobile USにはこれとは別に約145億ドルの負債があり、55億ドルのキャッシュを保有しています。
これらを加えると、SprintのT-Mobile買収額は約400億ドルになり、Sprintは約245億ドル(約2兆5000億円)~300億ドル(約3兆円)の買収資金を必要とします。(約155億ドルは新株の発行。)
これが実現すると、ドイツテレコムは新会社の約15%株主となります。
まだ未決着の内容は
● 合併後の経営体制(現T-Mobile USのCEOのJohn Legere氏とその経営チームが新会社経営の主導権を持つ案が有力、と報道されています。)
● アメリカ規制当局の反対にあってこの買収が認可されなかった場合の違約金(Breakup Fee)の額(ドイツテレコムは30億ドルを要求し、ソフトバンクは10億ドルの支払いを容認しているようです。一部の報道では、10億ドルで合意済みとの報道もあります。)
のようです。
“SprintがT-Mobile USを買収する際の株価に、ソフトバンクとドイツテレコムがほぼ同意” の続きを読む
T-Mobile USは2014年5月22日から本社のあるシアトル地域でVoLTEサービスを開始しましたが、
T-Mobile USがシアトルでVoLTEを本日より開始 – 2014年5月23日
今週初めにはダラスとニューヨークシティ、そして、今日はシカゴとヒューストンでもVoLTEが開始されていることがユーザーからの報告でわかりました。
【TMoNews】VoLTE spotted in Chicago and Houston – 2014年6月4日
T-Mobile USのVoLTEサービスは現在
● Galaxy Note 3
● LG G Flex
● Galaxy Light
で対応されています。
上記対応スマホを持っていて、VoLTE対応地域に住んでいる人は、次のようにしてVoLTEを使っているかどうかがわかります:
● 通常、VoLTEを経由せずに音声通話を使うときは、キャリア信号表示が「2G/Edge(E)」や「3G/HSPA+(H+)」に変わりますが、VoLTEを使っているときはキャリア信号もLTEのままで変わりません。
おとといiOS 8の発表後に明らかになったWiFi Calling機能ですが、T-Mobile USに続いて
T-Mobile USのWiFi Callingが今秋リリースのiOS 8で実現予定 – 2014年6月3日
カナダのRogersがiOS 8でWiFi Callingをサポートすることがわかりました。
【iPhone in Canada】Rogers Confirms It Will Support New iOS 8 Wi-Fi Calling Feature – 2014年6月3日
【iMore】Rogers confirms Wi-Fi calling coming to their iPhones in iOS 8 – 2014年6月3日
WiFi CallingとはT-Mobile USが2007年から一部のアンドロイド携帯およびWindows Phoneで提供しているもので、携帯電波のほかに、WiFiさえ繋がっていれば、契約している国内で音声通話の発着信をしているように使える機能です。料金は、携帯キャリアとの国内通信料金や通話契約が適用されます。
アメリカではポストペイド契約でも2012年から「国内通話かけ放題」が一般的となっています(プリペイド契約ではもっと前からなっている。)ので、「かけ放題プラン」でこのWiFi Callingを利用すれば、
● 契約自国内の携帯電波の届きにくいところでも、WiFiさえ繋がっていれば携帯が発信できるだけでなく、着信も受けられるし、無料。
● 海外に旅行や一時的に生活した場合にも、WiFiさえ繋がっていれば、契約自国内での国内通話として発信できるだけでなく、着信も受けられるし、「かけ放題プラン」ならば無料。
となります。
2014年3月17日から「Line電話」がLineアプリから世界の固定電話へ携帯電話へ格安で発信できるサービスを提供していますが、WiFi Callingサービスが世界の多くのキャリアに普及すれば、「かけ放題プラン」にさえ加入していれば追加料金が不要で契約自国の電話番号に発信できるWiFi Callingサービスは、(契約自国の電話番号へのみですが・・・)メリットがあります。
※ 契約自国以外の電話番号への発信は、WiFi Callingでは自国から国際電話へする形になります。
また「Line電話」アプリでは「自分の電話番号」に掛かってきた電話を着信することは出来ませんが、WiFi Callingは自国外で着信を受ける際に国際通話ローミング料金の追加無しで、通話が受けられます。「かけ放題」プランに加入していれば、WiFi Calling機能を使えば海外でも無料で着信を受けられることになります。
【iMore】iOS 8’s “one more thing” that Apple didn’t have time to announce at WWDC – 2014年6月2日
WiFi Callingの簡単な理論的説明と使い方は、
iOS 8で採用予定のWiFi Callingの解説と、使い方 – 2014年6月8日
参照。
T-Mobile USは一部のアンドロイドスマートフォンで2007年からWiFi Callingを提供しており、携帯電波が圏外であってもWiFiさえ繋がっていればいれば、WiFi Callingアプリを使って通常の携帯電話網に繋がるようになっています。これにより、携帯電波の繋がりにくい場所や、アメリカ国外からでも、WiFiさえ繋がっていればアメリカ国内で電話を掛けているように使用できます。(通話/SMSテキスト料金も、アメリカ国内料金適用で発着信できます。加入しているアメリカ国内通話プランが「かけ放題」であれば、アメリカ国内・国外でWiFi経由で発信・着信した通話には超過料金は請求されません。)
WiFi Callingは他のVoIPアプリと違って、電話番号は携帯(SIM)の電話番号がそのままトランスペアレントに使用出来て、WiFi経由で通話の発信・着信、テキストの送受信が出来ます。また、相手は通常の(WiFiでない)携帯回線に繋がった携帯や、固定回線の電話でも構いません。
残念ながらWiFi Callingがプリインストールされているアンドロイド携帯は、初期では限られておりました。
また、iPhoneに関してはこれまでWiFi Callingアプリが提供されていませんでした。
本日アップルのWWDCで発表されたiOS 8(今秋リリース予定)では、このWiFi Calling機能がOSに含まれていることをT-Mobile USは確認しました。
iPhoneユーザーはiOS 8のWiFi Calling機能を有効にするだけで、この機能が使用できます。
【9to5Mac】T-Mobile confirms WiFi calling arriving for iPhone users with iOS 8 – 2014年6月2日
ただし、おそらく、キャリアプロファイルで、対応しているキャリアのみがWiFi Callingボタンが表示されるのではないかと思います。
アメリカではT-Mobile USの他、Sprintが2014年2月21日よりSamsung Galaxy MegaとSamsung Galaxy S4 Mini、その後4月9日よりSamsung Galaxy S4 でWiFi Callingを提供しています。
【Sprint】Sprint Launches Wi-Fi Calling – Expanding Voice and Messaging Coverage – 2014年6月2日
AT&TとVerizonはWiFi Calling機能をまだ提供していません。
【iMore】iOS 8’s “one more thing” that Apple didn’t have time to announce at WWDC – 2014年6月2日
ドコモがiPadを発売開始するのでiPadのキャリアプロファイルが更新され、一部のドコモMVNOのAPN設定が出来なくなったため、テザリングが出来なくなったというニュースが出てますね。
そこで、アメリカのキャリアの状況を調べてみました。
筆者の経験的な理解では、iOS端末のキャリアプロファイルは、挿入したSIMのMCC/MNC(Mobile Country Code、Mobile Network Code)で決まってくると認識しています。
つまり、挿入したSIMのキャリアの「国と、キャリアコード」で、iOS端末のどのキャリアプロファイルが選択されるか決まります。
たとえば、
|
MCC Mobile Country Code |
MNC Mobile Network Code |
キャリアプロファイル名 数字は現在のバージョン |
AT&T |
310 |
410 |
AT&T 16.0 |
T-Mobile US |
310 |
260 |
T-Mobile 16.1 |
Verizon(LTE) |
311 |
480 |
Verizon 16.0 |
Sprint(LTE) |
310 |
120 |
Sprint 16.0 |
ドコモ |
440 |
10 |
ドコモ 16.0 |
ソフトバンク |
440 |
20 |
ソフトバンクモバイル 16.1 |
KDDI au(LTE) |
440 |
50 |
KDDI 16.1 |
KDDI au(CDMA2000) |
454 |
04 |
3 16.0 3=Hutchison Telecom(香港) |
そしてMVNOのSIMは、使用している回線業者のMCC/MNCを使用していますから、ドコモのMVNOなら、全てドコモのキャリアプロファイルを使用します。
各キャリアごとのキャリアプロファイルには、APNのデフォルト設定や、通信関係の選択ボタンの有無は表示などが指定されています。
もし、アップルの公式通信業者ではないSIMを挿入すると、ジェネリックの「Carrier Lab」キャリアプロファイルが選択され、APNなどの設定は手動で入力しなければなりません。
さて、アップルの公式通信業者になった場合には、その公式キャリアプロファイルにどのような違いがあるのでしょうか?
※ 以下、iPadでも状況は同じですが、今、急ぎのため、iPhoneで検証します。帰宅してから時間があれば、iPadの状況も追加します。
“アメリカ、キャリアごとのiPhoneのAPN設定の可否” の続きを読む
ZIP SIM(旧Ready SIM)が2014年4月初めからトップアップが可能になり、継続使用が可能になりましたが、
ZIP SIM(旧Ready SIM)が継続使用可能になった。 – 2014年4月12日
その手順を事前に知りたい人のために、ここに記録します。
● ZIP SIM(旧Ready SIM)を継続使用のためにトップアップする場合には、
- ZIP SIM(旧Ready SIM)がアクティベートされて、使用期間中であること
または
- ZIP SIM(旧Ready SIM)の使用期限が切れて72時間以内であること
である必要があります。ZIP SIM(旧Ready SIM)を使用開始(アクティベート)する前にはトップアップは出来ません。
● トップアップ(トップアップする前のSIM)は、通話+テキスト+データ通信タイプ(Talk&Text+Data)でも、データ通信専用プランSIMでも、どちらでも可能です。
● ただし、トップアップで追加出来るプランは、7日、14日、21日、30日の通話+テキスト+データ通信タイプ(Talk&Text+Data)プランのみです。
- データ専用SIMでトップアップすると、通話も可能な通話+テキスト+データ通信タイプ(Talk&Text+Data)プランになります。(Akiさん、報告ありがとうございます。)
● トップアップ時に新たなプラン(7日、14日、21日、30日)を自分で選択できます。
- 購入した時の通信プランと同じである必要はありません。
● トップアップした際の新しい有効期限は、
- 使用期限が切れる前にトップアップした場合には、トップアップした時点から数えて、残りの日数+新しいプラン日数
- 使用期限が切れた後、72時間以内にトップアップした場合には、トップアップした時点から数えて、新しいプラン日数
● トップアップした際の新しいデータ容量は、
- 新しいトップアップ通信プランのデータ通信容量 (これまでのプランでの未使用分残量は、トップアップ時点で無くなります=ゼロにリセットされます。)
トップアップは、ブラウザーで
【ZIP SIM(旧Ready SIM)】ZIP SIM(旧Ready SIM)ホームページ
にアクセスし、画面上部のメニューで「TOP UP」をクリックします。ブラウザーは、ZIP SIM(旧Ready SIM)の挿入されている端末から起動する必要はありません。PCのブラウザーでも構いません。
“ZIP SIM(旧Ready SIM)のトップアップ手順” の続きを読む
Verizonは2009年にAlltelを買収して以来、携帯加入者数でアメリカトップの座を他社に譲ったことは一度もありません。
しかし、業界アナリシスを提供しているCHETAN SHARMAが本日発表した記事によれば、AT&TがVerizonに追い着き、両者は実質(ほぼ)同数一位で肩を並べたようです。
この要因の最大の原因は、AT&Tが今年(2014年)3月に買収したCrocket Wireless(Leap Wireless)の加入者約400万人がAT&Tに移ったことによりますので、まあ、本業のサービス実力だけで追い着いたことではないようですが・・・
両者は携帯加入者数のそれぞれ34%ずつを占めており、3位のSprintと4位のT-Mobile USを合わせても30%、その他(約125社)が2%です。
ほかに興味ある数字としては、Verizonは既にLTE加入端末数が4800万台(加入者の約半数)。データ通信トラフィックの73%がLTE回線を経由しているということで、2010年12月5日に初めてLTEサービスを開始してから3年半でここまで浸透していることは、ユーザーのLTE採用が急速に進んでいることの証拠です。
また、2014年第1四半期に販売された端末の93%はスマホだったそうです。携帯加入者の68%はスマホ(3G、LTE)を使用していると推測されます。
【CHETAN SHARMA】US Mobile Market Update – Q1 2014 – 2014年5月30日
【GigaOM】AT&T and Verizon are now tied for the rank of largest U.S. mobile carrier – 2014年5月30日
以前も書きましたが、筆者がこのようにSprint/T-Mobile US合併(買収)に関する情報を頻繁に流すのは、日本国内の情報が非常に偏った情報ばかりだからです。
いろいろな情報を読み、あとはご自分でご判断ください。
筆者は基本的には2~3年後には、そのときにまだ両社が独立系携帯会社として運営されていれば、SprintとT-Mobile USは合併することが規制当局にも許可されるであろう、と考えています。
したがって、この2社の合併(買収)に根本的には反対するものではありません。
しかし、今は(合併は)無理でしょう。
※ 業界淘汰(境界を隣接する業界を含む)が加速的に進んでおり、もし、今回SprintがT-Mobile US買収を諦めた場合、あるいは、アメリカ規制当局の反対にあって失敗に終わった場合、2~3年後にT-Mobile USが独立携帯会社として存続しているかどうかは、まったく疑問になってきました。
——–
さて、ソフトバンクのCEOでSprintの会長の孫 正義氏は2014年3月11日ワシントンDCで、また、2日前のカリフォルニア州Rancho Palos VerdesでのRe/code Code Conferenceでのインタビューで、「アメリカのインターネットは遅い」、「T-Mobileを買収させてくれれば、より速いインターネットをより安く提供する」(Re/codeコンフェレンスでは直接T-Mobileの名を明言していませんが・・・)と主張し、SprintとT-Mobile USが合併することにより経費削減が出来て、技術革新のための開発や設備投資に投資する余裕が出来、「アメリカ国民により速いインターネット接続を、より安く提供できる」ことを主張の前面に出し、世論で「SprintによるT-Mobile USの買収」を認めさせようとしています。
しかし、既にいくつかのメディアはこれを否定し、反論しており、必ずしもアメリカ国内の業界関係者の共感は得られていません。
“孫氏の「アメリカのインターネットは遅い」「T-Mobileを買収させてくれれば、より速いインターネットをより安く提供する」発言が、メディアにdisられている件” の続きを読む
まあ、どうでも良い(?)ニュースを、ひとつ。
黒人差別発言が公表され、NBAチーム・オウナーの立場を追放され、チームを売却するようにNBAオウナー会全員一致で決議されたロサンゼルス・クリッパーズのオウナー、スターリング氏ですが、売却の手続きを任されていたスターリング夫人が前マイクロソフトCEOのスティーブ・バルマー氏と会い、複数の購入希望者の中で、バルマー氏が最終的に売買相手に決定した、と、Los Aangeles Timesは報道しています。
【LA Times】Steve Ballmer appears to win Clippers bidding war for $2 billion – 2014年5月29日
【CNet】Steve Ballmer wins bid to buy LA Clippers, report says – 2014年5月29日
購入価格は、20億ドル。 今日現在、まだ、最終手続きは行われていないようです。
バルマー氏の個人資産総額は、200億ドルと推定されています。
バルマー氏は、クリッパーズをシアトルに移転するつもりは無いそうです。「ロサンゼルスに残したほうが、高く収益が上げられる」と考えているようです。
本人はこの機会に、ロスに引っ越すんでしょうかね。
昨日の共同通信の報道を受けて、ロイターがドイツで現地追加取材をした報道をリリースしています。
【Reuters】Deutsche Telekom willing to keep stake in T-Mobile-Sprint tie-up – 2014年5月29日
まとめると・・・
ソフトバンクとドイツテレコムはこの買収合意を達成させようと努力し、細かい内容を協議中ではあるが、(ソフトバンク/Sprintが)アメリカ規制当局を説得できるかどうかによっても内容は変わってくるため、同意まで持っていくことが現状では難しい。
T-Mobile USAは、2011年12月のAT&Tによる買収提案では、買収が成立しなかった場合の違約金(Breakup Fee)を40億ドル要求していましたが、今回は違約金の要求額は少ない。(今月初めの報道では10億ドル以上を要求している、ということです。)
その理由は、SprintがT-Mobile USを買収した後も、新会社にT-Mobileの名前を残すことと、新会社の経営陣はT-Mobileの経営陣が主体となるため、と書かれています。
更に、SprintがT-Mobile USの主要株主であるドイツテレコムに支払う現金の金額を減らすため、(つまり、ソフトンバンク/Sprintの買収資金負担を減らすため)、合併後、ドイツテレコムは新会社の15%の株を所有することを選択肢の一つとして考えている、ということです。つまり、計算を簡単にするためにSprintとT-Mobile USの簿価が同額とすると、ソフトバンク/SprintはドイツテレコムのT-Mobile US所有株約37%に現金を支払い、残り約30%へは新会社の株を配布。ソフトバンクは合併後の新会社の58.5%(Sprintの80%/2 + T-Mobile USの37%/2)の株を所有することになります。
更に、両社が「もし」合併すると、全携帯会社所有の周波数帯域の三分の一以上を新会社が所有することになり、2015年中ごろに予定されている600MHz周波数の使用権の入札で新会社は入札そのものから排除されるか不利になり、VerizonとAT&Tがかなりの600MHz帯域を獲得することも予想されます。
昨日の共同通信の「ソフトバンクの米社買収、独容認」報道が、
【佐賀新聞】ソフトバンクの米社買収、独容認 ~ 米規制当局の対応が焦点に – 2014年5月29日
アメリカ現地の今朝になって、各紙から続々報道されています。
そして、遂に、約1時間前、PCWorldの報道では「Deutsche Telekom agrees to sell T-Mobile USA to SoftBank」と、売買条件も最終決定し、完全に「ドイツテレコムがT-Mobile USをSprintに売却することに同意した」ことになっています。
【PCWorld】Report: Deutsche Telekom agrees to sell T-Mobile USA to SoftBank – 2014年5月29日
Japanese news site Kyodo News, which reported the agreement, didn’t give details of the price or structure of the deal.
でも、再度、共同通信の原文を読む(共同通信サイトは有料サイトなので、その記事を転載した地方紙の記事を読む)と、
ソフトバンクが検討を進める米携帯電話4位TモバイルUSの買収を、親会社の欧州通信大手ドイツテレコムが容認していることが29日、分かった。…(中略)…
関係者によると、ソフトバンクの孫正義社長が、Tモバイルとドイツテレコム両社の首脳クラスと5月中旬に会談した。この中で孫社長が買収を提案し、前向きな回答を得たという。3社は最終合意に向け、具体的な買収方法など詰めの交渉を急ぐ。
ということで、最終同意ではないと思うんですが。
共同通信 |
⇒ |
PCWorld誌 |
容認している、前向きな回答を得た |
⇒ |
agrees to sell |
最終合意に向け、具体的な買収方法など詰めの交渉を急ぐ |
⇒ |
didn’t give details of the price or structure of the deal (「最終条件は決まっていて同意されているが、発表されていない」というニュアンス。) |
どうしたら、こうなるんでしょうね・・・・
もちろん、PCWorld誌は、共同通信の報道の日本語原文を読んでいないのは明らかです。
昨日、共同通信が「ソフトバンクの米社買収、独容認」と言うタイトルの記事をリリースしましたが、その内容を読みましたが、何も新しい内容がありません。
この記事前文は、地方紙が複数取り上げていますので、それを読んでみます。例として、
【佐賀新聞】ソフトバンクの米社買収、独容認 ~ 米規制当局の対応が焦点に – 2014年5月29日
また、この共同通信のニュース報道を受けて、ロイターが関係各社にコメントを求めていますが、ドイツテレコムとSprintはコメントを拒否、T-Mobile US/ソフトバンクからはまだ何も得られていません。
【Reuters】Deutsche Telekom agrees Softbank’s plan to buy T-Mobile: report – 2014年5月29日
共同通信の話は、「業界筋からの情報」となっているようです。(以下、太字は共同通信の記事からの抜粋。)
『ソフトバンクが検討を進める米携帯電話4位TモバイルUSの買収を、親会社の欧州通信大手ドイツテレコムが容認していることが29日、分かった。』
このソフトバンク/SprintによるT-Mobile US買収意向の話は昨年12月から浮上している話で、その時点でドイツテレコムは容認していると思うんですけど・・・
『今後は、競争促進の観点から米通信業界の一段の再編に慎重な姿勢を示す米規制当局の対応が焦点になる。』
通信関連を審査するFCCの意見は多少「経営的にSprintとT-Mobile USは単独での長期生存は難しい・・・かもしれない」という意見方向に傾きかけているようですが、独占問題を審査する司法省の意見は相変わらず「この合併には反対」の強固な態度は変わっていないようです。
『関係者によると、ソフトバンクの孫正義社長が、Tモバイルとドイツテレコム両社の首脳クラスと5月中旬に会談した。この中で孫社長が買収を提案し、前向きな回答を得たという。』
条件次第の「前向きな回答」でしょう。
“共同通信の「ソフトバンクの米社買収、独容認」報道は、何も新しい内容が無い” の続きを読む
顧客としてSprintが信用できない、例:
2014年5月2日、SprintからEメールが届く。「Your new network has arrived.」...おっ、遂にLTEアップグレードが近所で完了したか!と、束の間の喜び。
“顧客としてSprintが信用できない、例” の続きを読む
これまでAT&T/カナダ版以外のiPad 4/iPad Mini(オリジナル)にAT&TのSIMを挿入してプリペイドiPadプランに加入しようとする(「設定⇒モバイルデータ通信⇒アカウントを表示」と進む)と、iPad 4/iPad MiniがCDMA通信方式を含んでいるために「The device type entered is not supported.」とiPad画面に表示され、それ以上進めなくて、AT&TのプリペイドiPadプランに加入できませんでした。
iPad Air/iPad Mini RetinaでAT&Tプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月17日
Verizon版iPad Miniは、AT&TのSIMが使えることの検証 – 2012年11月21日
【途中経過報告】日本のiPad/iPad Miniをアメリカで使用できるか? – 2012年12月17日
Verizonプリペイド(iPad/iPad Mini)SIMの事と、アメリカ国内でソフトバンク/au版iPad/iPad Miniで使えるSIM – 2012年11月24日
iPadのAT&Tプリペイド通信加入を、iPadを使わずに行う方法 – 2011年6月18日
これが、質問に回答するために本日再度検証し直してみたところ、「The device type entered is not supported.」のメッセージが出なくなりました。
つまり、Verizon版、Sprint版、ソフトバンク版、au版、香港版などの、(AT&T/カナダ版以外の)iPad 4/iPad Miniでも、AT&TのiPadプリペイドプランに加入できるようになりました。
iPad Air/iPad Mini Retinaは、これまでも問題無くAT&Tプランに加入できました。(これらは全世界ワンモデルのため。)
ただし、AT&T/カナダ版以外のiPad 4/iPad MiniはAT&TのLTE周波数には対応していませんので、使用できる最高速度は3G/HSDPA+までです。(ダウンロード速度が3~7Mbps程度)
以下、検証。
“AT&T/カナダ版以外のiPad 4/iPad Miniでも、AT&TのiPadプリペイドプランに加入できるようになりました。” の続きを読む
昨年もリストしたので、今年もアクセス稼ぎに、・・・(笑)・・・いえ、知名度を更に上げるために。
アップルの2014年6月2日(日本時間の2014年6月3日未明)のWWDC基調演説は、今年はアップルサイトで公式ストリーミング配信されます。
iPhone 6が紹介されるか? iOSを使ったホームオートメーションのアプリが紹介されるか?
【Apple】WWDC 14 : Apple Special Event. June 2, 2014
また、AppleTV第2世代、AppleTV第3世代でも公式ストリーミング配信されます。
公式以外は、
【UStream】Apple’s WWDC June 2nd LIVE Coverage
【UStream】WWDC 2014 基調講演 日本語同時通訳放送
また、例年、以下のサイトを含む多くのサイトで生ブログが報道されます。おのおの、WWDC 2014専用アドレスがわかり次第、更新します。
【TheVerge】We’re live from Apple’s WWDC Monday at 1PM ET / 10AM PT!
【TheVerge】Apple’s WWDC 2014 keynote: the future of iOS, the Mac, and more
【CNet】Apple’s WWDC 2014 keynote: Join us Monday (live blog)
【Engadget】Apple’s WWDC 2014 liveblog!
【Gizmodo】Our WWDC Liveblog Starts Monday, June 2nd, at 12PM ET/10AM PT
【ComputerWorld】Live blog: WWDC 2014 keynote
【Wall Street Journal.D】Live: Apple’s WWDC Keynote
【iMore】WWDC 2014 Live Blog
【9to5Mac】Live blog/analysis: Apple talks iOS 8, OS X 10.10, more at WWDC 2014
【Cult of Mac】Liveblog: Get your WWDC on with Cult of Mac
【DroidLife】Live Blog: Apple’s WWDC 2014 – Incredible. Beautiful. Fantastic. Great. Amazing.
【ITProPortal】iOS 8 launch live blog: All the news from Apple’s WWDC
【SlashGear】Apple WWDC 2014
【GigaOM】Live blog: Apple WWDC 2014
【Re/Code】Coming Up: Apple in the Spotlight as Developer Conference Kicks Off (Liveblog)
【TechCrunch】Apple WWDC 2014 Keynote Live Blog
【MacObserver】WWDC 2014 Keynote on June 2nd, 2014
【林檎塾】UStream WWDC 2014 実況放送!
【Apple News Radio ワンボタンの声】WWDC2014情報追いかけ配信
【Apple News Radio ワンボタンの声】WWDC2014情報追いかけ配信 YouTube
【Tehuのオールナイトニホン】WWDC日本語実況解説
【Engadget日本版】アップル WWDC 14は来週開催、基調講演は日本時間6月3日午前2時から
【週間アスキー】【生放送】デジギア☆リークWWDC2014特番放送中! 現地レポもあり|Mac
【Gizmodo Japan】WWDCキーノートは日本時間6月3日午前2時から。新ハードウェアも登場?
【ニコニコチャンネル】WWDC2014 基調講演 日本語同時通訳
【macwebcaster.com】WWDC 2014 Keynote in Japanese (日本語同時通訳)
など。
開始時刻:
アメリカ 西海岸時間(夏時間): |
2014年6月2日午前10時 |
アメリカ 山岳時間(夏時間): |
2014年6月2日午前11時 |
アメリカ 中部時間(夏時間): |
2014年6月2日正午 |
アメリカ 東海岸時間(夏時間): |
2014年6月2日午後1時 |
アメリカ ハワイ時間: |
2014年6月2日午前7時 |
日本時間: |
2014年6月3日午前2時 |
ところで、筆者はその日はお仕事のため、基調演説はリアルタイムで観られません。
■ Sprint版のiPhoneやスマートフォンでは「(SprintのLTE用)SIMと端末のシリアル番号が紐付けられる」ということはネットで情報は得られていましたが、昨夜、それを確認することが出来ました。
たまたま関空⇒サンフランシスコの飛行機が遅延して、その日のうちにカンザスシティに戻れなくなった息子がデンバーでLayoverし、一晩自宅に泊まったので、その際にSIMの入れ替え実験をしました。
息子の契約中のSprint版iPhone 4sのSIMを、筆者のiPhone 4sに挿入してみます。
電波を掴み、キャリア表示のところには「Sprint」と表示されますが、他の電話番号に電話をしてみると3~4回リングトーンが鳴り、その後、
「Your account is not authorized to make a call to this number. If you would like to have additional capabilities added to your account, please call customer service.」
という音声メッセージが再生され、相手に繋がりません。
今回テストしたのはSprint版iPhone 4sでしたが、Sprint版iPhone 5/5c/5sも状況は同じはずです。
万が一、SprintのiPhoneの契約中SIMを無くした場合には、Sprintショップで新しくSIMを発行してもらい、既存の端末のシリアル番号と「紐付け」の再設定をしてもらうことは、可能です。
※ VerizonのSIMは、異なる端末間で入れ替えが可能です。
参考リンク:
【MacRumors Forums】Sprint Users! READ! You have a UICC SIM card! No domestic US carrier unlock!
【Sprint】About Removable UICC Cards
“Sprint版iPhone同士では、Sprintの契約中SIMを交換しても使用できないことを、確認しました。” の続きを読む
う~ん、掴まされてしまいました。
T-Mobile USのポケットWiFi(Samsung LTE Mobile HotSpot PRO SM-V100T)をeBayで中古で買ったんですが、・・・
一応、セラーが「動作確認した」ということで信用したんです。
でも、到着したら、箱も充電器も無くて、本体だけ。
危険な感じはしたんですが、そのまま1ヵ月半ほど放置して、昨日、ようやく、色々テストをしたんです。
そのとき、どうやっても、回線接続できない。有効なSIMを挿入しているのに、回線接続できない。ディスプレイには「No Service」と表示されます。
まるまる半日、かなり時間を費やした結果、どうも解せないので、「これは、盗難機?」と勘ぐり、ググって、T-Mobileのサイトでチェックできることがわかり、IMEI番号を入力してみると・・・
「Your device is blocked and will not work on T-Mobile’s network. If you think this is an error, please call Customer Care at 1-877-453-1304.」というメッセージが出ました。
これだけでは盗難なのか、紛失なのか、残債未払いなのか、わかりませんが、ともかく、回線接続できないことは確か。総額$146.19の損害ですね。
既にeBayで購入してから1ヵ月半経っているので、どうするか、これから考えます。
そこで、他のキャリアや端末も調べてみました。
“アメリカの盗難・紛失・残債未払いブラックリスト端末のチェックサイト” の続きを読む
T-Mobile USはこれまで以下のポケットWiFiを販売しています。
モデル名 メーカーモデル名 |
発売開始日 |
メーカー |
2G対応周波数 |
3G対応周波数 |
3G HSPA+/ DC-HSDPA(DC-HSPA+) 対応 |
LTE対応周波数 |
SIMロック解除 |
T-Mobile 4G Mobile Hotspot ZTE MF61 |
2011年4月 |
ZTE |
1900MHz |
AWS |
HSPA+ |
X |
DC-Unlockerで可 |
T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot Huawei UMG587 |
2011年10月 |
Huwaei |
X |
850/AWS/1900/2100MHz |
HSPA+/ DC-HSDPA(AWSのみ) |
X |
DC-Unlockerで可 |
T-Mobile Sonic 2.0 Mobile HotSpot LTE ZTE MF96 |
2013年3月 |
ZTE |
850/1900MHz |
AWS/1900MHz |
HSPA+/ DC-HSDPA(AWSのみ) |
AWS Band 4 |
現在のところ不可 |
Samsung LTE Mobile HotSpot PRO Samsung SM-V100T |
2013年11月 |
Samsung |
850/900/1800/1900MHz |
850/AWS/1900/2100MHz |
HSPA+/ DC-HSDPA(AWSのみ) |
700MHz Band 17 AWS Band 4 |
現在のところ不可 |
これらのポケットWiFi、特に、エッグシェル型の「T-Mobile 4G Mobile Hotspot(ZTE MF61)」や「T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot(Huawei UMG587)」を過去にアメリカに訪問されたときに購入された方も結構いるでしょう。
これらはもちろん、先に書いた方法で既存のSIMを再トップアップすることも可能です。
T-Mobile US専用ポケットWiFiのリフィルの仕方 – 2014年5月22日
新たにT-Mobile US SIMを入手し、アクチして使うことも可能です。
あとで別記事を書く予定。
しかし、T-Mobile US以外の他のSIMが使えるのでしょうか?
結論を先に書きますと、これらのT-Mobile US専用ポケットWiFiは、SIMロック状態のままで、ZIP SIM(旧Ready SIM)や他のT-Mobile US MVNOのSIMで使用できます。
また、T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot(Huawei UMG587)はSIMロックを解除すれば、AT&T GoPhoneや、AT&T MVNOのSIMで、3G/HSPA+でも使用できます。
T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot(Huawei UMG587)のSIMロックを解除方法は、
T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot (Huawei UMG587)ポケットWiFiをSIMロック解除しました – 2012年5月11日
以下は検証と、APNの設定方法です。
“T-Mobile US専用ポケットWiFiでZIP SIM(旧Ready SIM)や、T-Mobile US以外のSIMが使えるか、の検証。” の続きを読む
アメリカ国内で、コンテンツ配信業界とモバイル業界の統合が加速化しています。
従来型のコンテンツ配信会社
● CATV配信会社 ・・・ Comcast、Time Warner、Cox、Charter、など
● 衛星TV ・・・ DirecTV、Dish Network
● 光ファイバー配信会社 ・・・ AT&T U-Verse、Verizon FiOS
は、IP型コンテンツ配信会社
● Hulu、NetFlix、など
に視聴を奪われ、いわゆる「有料TV」加入者数が年々減っています。
この傾向に対して従来型コンテンツ配信会社は有線(CATV、光ファイバー)や固定パラボラアンテナ(衛星)を経由して提供するコンテンツを、最終的にはモバイル(ワイヤレス)でも提供出来るようにするために、過去1-2年模索をしています。
たとえば、DISHは米政府の携帯通信用電波使用権の入札に何度も参加し、獲得しています。これまでも何度か「DISHが自社で携帯事業を立ち上げようとしている」という噂も流れています。そして、昨年(2013年)12月からはSprintとTD-LTEを使用した固定ワイヤレス配信サービスを試験運用しています。
同様にComcastはWiFiアクセスポイントの拡大を実施しており、既に100万ヵ所にWiFiホットスポットを設置し、年末までに800万ヵ所に増やす予定だとも言われています。しかし、WiFiホットスポットだけではモバイル配信を提供できる範囲は限られており、いずれはMVNO携帯事業を自社で開始すると見られていました。
このような状況に、「携帯事業」と「光ファイバーを使ったコンテンツ配信事業(有料TV)」の両方の事業を持つAT&Tは、衛星によるコンテンツ配信会社のDirecTVを買収すると、2014年5月20日に発表。
これにより、コンテンツ配信事業を展開している会社と、モバイル事業を展開している会社の統合が更に加速化すると見られています。
“T-Mobile US獲得戦に、Comcastも参加か?” の続きを読む
目次:
■ 家電量販店 BestBuy、BestBuy Mobile ・・・このページ
■ ディスカウント百貨店 Target ・・・ページ 2
■ ディスカウント百貨店 Walmart ・・・ページ 3
■ 電気店 RadioShack ・・・ページ 4
■ 食品スーパー Safeway ・・・ページ 5
■ 家電量販店 Fry’s Electronics(カリフォルニア、アリゾナ、テキサス、ジョージア、イリノイ、インディアナ、ラスベガス、オレゴン、ワシントン州) ・・・ページ 6
■ AT&Tショップ ・・・ページ 7
■ T-Mobile USショップ ・・・ページ 8
■ Verizonショップ ・・・ページ 9
■ Cricket(AT&T)ショップ ・・・ページ 10
■ MetroPCS(T-Mobile US)ショップ ・・・ページ 11
■ Sprintショップ、Virgin Mobile USAショップ(シカゴのみ) ・・・ページ 12
■ ハワイ/ラスベガス、ABCストア ・・・ページ 13
■ ワイキキ、Hoku Wireless ・・・ページ 14
■ 空港などの自販機 ・・・ページ 15
■ その他 ・・・ページ 16
久しぶりにアメリカ現地の実店舗でのプリペイド・ポケットWiFiとSIMの購入できる場所のレポートです。
ゴールデン・ウィーク前にしたかったのですが、まあ、色々ありまして・・・
なお、アメリカ歴代ポケットWiFiの(ほぼ完全)リストは、
アメリカ携帯会社の歴代販売済みポケットWiFi、リスト – 2014年5月21日
を参照してください。
■ 家電量販店 BestBuy、BestBuy Mobile
全米チェーンの家電量販店BestBuyでは、現在、以下のプリペイド用ポケットWiFiが販売されています。
● Verizon 4G LTE Mobile Hotspot(MiFi5510L) $99.99
- SIM同梱
- VerizonのLTE(Band 13、4)と3G CDMA2000へ接続可能
- SIMの有効期限(最後の通信有効期限から5ヶ月)を過ぎたら、新しいVerizon SIMが必要? 再アクチ可能?
- SIMフリーだが、3GはCDMA2000のみ対応で、W-CDMAに対応していないので、他社SIMを使用する意味が無い。
- T-Mobile USのアクチ済みSIMを挿入すれば、T-Mobile USのLTE(Band 4)に接続可能。
“アメリカ現地でポケットWiFiとSIMを購入できる店(2014年初夏編)” の続きを読む
固定ページ: 固定ページ 1, 固定ページ 2, 固定ページ 3, 固定ページ 4, 固定ページ 5, 固定ページ 6, 固定ページ 7, 固定ページ 8, 固定ページ 9, 固定ページ 10, 固定ページ 11, 固定ページ 12, 固定ページ 13, 固定ページ 14, 固定ページ 15, 固定ページ 16
さて、筆者の昨夜の記事はとてもアクセスが多くて、一夜明けて起きてみたら久しぶりにびっくりしました。
しかし、他の海外在住日本人の方々も批判していて、それもかなり賑わっていたようで、このサイトだけではなかったのですね。
しかし、筆者が問題にしているのは、2点あります。
● 本人認証方法 = 日本に到着してパスポートを見せるのが、ベストな方法なのかどうか。
特にイマドキ、SIM認証でWiFiが使えるようになりかけている時代に、IT先進国日本が、成田空港の検問所みたいに「パスポート見せて、100%まるまる信用」って方法しかないのかどうか、考えて欲しい。
今は、アプリも世界中でダウンロードできる。本人認証は、クレジットカードからの住所や年齢検索、現地免許証も可だし、どうしてもパスポートでなければならないなら、アプリ経由で事前にスマホでパスポートの写真を撮って、セキュアな送信経由でスマホから送る・・・ということも、不可能ではない。
日本へ「海外旅行」を考えている外国人にとって、日本人と同じく、「海外旅行」は事前に調査して、準備万端で行きたい人もいる。したがって、この無料無線LANサービスのID設定が、使用予定の端末に日本へ到着する前に設定できれば、とっても、とっても便利でしょう。
これにより、日本側の空港やホテルなどのスタッフの教育や増員も不要だし、運用コスト削減になります。
● 現行の電波通信法で技適マークの無い端末は、日本国内でのWiFi/Bluetoothを含む全ての電波の発信を許可されていないのに、なぜ、それを奨励するようなことを、しかも、政府の一機関が公的に行うのか?
我々のように海外に住んでいる日本人が周囲の日本人以外の人に、「こうすれば、日本で公衆WiFiが使えるよ。でも、君の端末を日本で電源入れると、法律違反で犯罪だから、こっそり使ってね。」って言えっていうの?
“一夜明けて、観光庁(?)の訪日客向け無料無線LANサービスについて、確認と追加コメント” の続きを読む
日経新聞記事:
【日経新聞】訪日客に無線LAN 全国共通の無料IDで観光促進 – 2014年5月23日
記事抜粋:
--------------
政府はNTTグループなどと共同で、日本を訪れる外国人が駅や観光地などの無線LAN(構内情報通信網)サービスを簡単に使えるようにする。空港などでIDを配り、滞在中は全国どこでもひとつのIDで無線LANを無料で使えるようにする。2016年度をめどにサービスを始める。無線LANの使いにくさは訪日客の最大の不満の一つ。観光立国や20年の東京五輪に向け、官民一体で改善を急ぐ。
(中略)
現在は施設ごとにメールアドレスなどを登録してIDをもらわなければいけないケースが多い。訪日客の場合、空港、鉄道、ホテルなどで何度も別のIDが必要で煩雑との声がある。米国や韓国の大都市ではIDなしで無線LANを無料で使える場所も多い。
日本の携帯電話は自社の通信網にしかつなげない「SIMロック」を掛けるのが一般的なので諸外国に比べて街でSIMカードを手に入れにくいことも不満の一因。無料でネットを使えないとローミングと呼ばれる日本と自国の携帯事業者間のサービスで通信料が割高となり、滞在費が押し上げられる問題がある。
観光庁が11年に訪日客に対して旅行中に最も困ったことを聞いたところ、無線LANの使いにくさを挙げる人が24%に上り、言語や交通などを抑えて最も多かった。
政府は訪日客が全国で使える共通IDを導入する方針だ。総務省と観光庁、NTT系のNTTブロードバンドプラットフォーム、KDDI系のワイヤ・アンド・ワイヤレスなどが今夏に協議会をつくる。空港や鉄道、ホテル業界などと連携し、訪日客のID情報を共有するシステムなどをつくる。総務省は15年度予算案で開発や実証実験の費用の要求を検討する。
訪日した空港や観光地でパスポートの提示を条件にIDを渡したり、スマホのアプリ(応用ソフト)で無線LANを使えるようにしたりするしくみを想定する。無料の無線LANを提供する全国の施設に共通IDの採用を呼びかける。日本人も使えるサービスに広げるかは協議会で詰める。
訪日客は13年に初めて1千万人を突破した。政府は東京五輪が開かれる20年に現在の2倍の2千万人を呼び込む目標を掲げている。課題だった通信環境を改善できれば、訪日客のリピーターも期待できそうだ。
--------------
これって、「パスポートを提示して、IDを貰う」ブースや、そのブースに張り付くスタッフの人件費など、運用上、手間や金が増えるだけでしょう。
なんで、外国人が成田空港(などの国際到着空港)に到着して、飛行機を降りて携帯の電源を入れたら、勝手に空港WiFiに繋がって、このサービスの案内画面が表示され、その場で必要な情報を入力して、IDをオンラインで入手(あるいは、その携帯に自動セット)するシステムにしないのかね・・・・
“「日本政府が訪日客に無線LAN、全国共通の無料IDで観光促進 」に、物申す” の続きを読む
Sprint MVNOのFreedomPopは、2年前から「データ通信月500MBまで無料」、2013年10月からは「通話月200分まで・テキスト月500通まで・データ通信月500MBまで無料」の完全無料通信サービスを提供しています。(留守番電話など付加価値機能や、超過分は、有料。)
本日(2014年5月22日)、FreedomPopは、月$20で「通話し放題/テキストし放題/データ通信し放題」プランを開始しました。ただし、データ通信は1GBまでLTE通信、超過分は追加料金を払わない限りCDMS2000回線(3G)で速度制限されます。
StraightTalk、Net10、H2O、Virgin Mobile USA、Cricket WirelessなどのMVNOが月$40-60で提供している同等のサービスを、FreedomPopはその半額で提供することになります。
また、FreedomPopの月$20「トリプル使い放題」プランでは、テザリングは使い放題で可能ですが、1GBを超えると、テザリング端末の速度も落ちます。
【FreedomPopフォーラム】FreedomPop launches $20 LTE plan! Adds Samsung LTE phones to lineup! - 2014年5月22日
【GigaOM】FreedomPop joins the ranks of carriers offering limited “unlimited” data plans - 2014年5月22日
“FreedomPopが月$20で「通話し放題/テキストし放題/データ通信し放題(1GBまで高速)」プランを開始” の続きを読む
明日2014年5月23日からAT&が地域( Illinois, Indiana, Minnesota、Wisconsin)/機種限定(Samsung Galaxy S4 mini)でVoLTEを開始するという発表でしたが、実際にアメリカの4キャリアでVoLTEを開始するのはT-Mobile USが最初でした!
しかも、1日の差で・・・
T-Mobile USは、本日2014年5月22日より、本社のあるシアトル地域で、突然、VoLTEを開始しました。
【T-Mobile US Blog】T-Mobile brings Voice over LTE to Seattle - 2014年5月22日
【FierceWireless】T-Mobile launches VoLTE in Seattle, promises more markets this year - 2014年5月22日
使用できる機種は、現在のところ、
● LG G Flex,
● Samsung Galaxy Note 3,
● Samsung Galaxy Light,
の3機種。
T-Mobile USのCFO、 Neville Ray氏は、VoLTEによって通話接続が2倍速い(半分の時間で接続する)とブログで述べており、また、T-Mobile USのVoLTEではHD Voiceも提供していると述べています。ただし、T-Mobile USは2013年1月からHD Voiceサービスを3G/HSPA+回線上で既に全米規模で提供しています。
Ray氏は、今後、1年間でVoLTEを全米に拡大していく、と述べています。
Verizonも2,3ヶ月以内にVoLTE開始を開始することを発表しており、この秋(例年、9月)に発売する新型iPhoneではVoLTEが標準搭載になるという推測も増えています。
アメリカの4大キャリアでまだVoLTE計画を発表していないのは、・・・例によって・・・LTE一人負けのSprint。
昨年(2013年)10月にT-Mobile USはiPad/iPad MiniやNexus 7タブレットに無料の月200MBデータ通信を提供開始するため、新しくタブレット端末用アカウント管理画面を作りました。
iPad 4/iPad MiniとiPad Air/iPad Mini RetinaでT-Mobile USプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月11日
iPad 1/iPad 2/iPad 3でT-Mobile USプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月11日
Nexus 7 LTEをT-Mobile US SIMで使う : T-Mobile USプリペイドMobile Broadband (Pay-In-Advance Mobile Internet)プラン加入方法 – 2013年10月28日
T-Mobile USのiPad/iPad Miniプランは、毎月の最初の200MBが無料! – 2013年10月23日
T-Mobile USが、「月200MBまで無料データ通信」プランに加入可能な端末のリストを発表 – 2013年11月3日
2013年11月1日以前にアクチしたT-Mobile USプリペイドモバイル通信(ポケットWiFi、iPad/タブレット)SIMのアカウント管理方法 – 2013年11月19日
現在、T-Mobileのサイトでは、
http://my.t-mobile.com/ は、ポストペイド携帯/プリペイド携帯 専用のアカウント管理サイト
http://mim.t-mobile.com/ は、タブレット(iPad、Nexusなど)、および、T-Mobile US専用ポケットWiFi 専用のアカウント管理サイト
になっています。
ただし、T-Mobile US専用ポケットWiFi用オンライン管理サイトは、暫く正常に機能していませんでした。最近、これがまあまあ正常に機能していることがわかったので、そのサイトを使ってT-Mobile US専用ポケットWiFiをリフィルする方法、または、再使用する方法を書きます。
T-Mobile US専用ポケットWiFiとは、T-Mobile USブランドで販売されている
● T-Mobile 4G Mobile Hotspot (ZTE MF61)
● T-Mobile Sonic 4G Mobile HotSpot (Huawei UMG587)
● T-Mobile Sonic 2.0 LTE Mobile HotSpot (ZTE MF96)
● Samsung LTE Mobile HotSpot PRO
のポケットWiFiになります。
“T-Mobile US専用ポケットWiFiのリフィルの仕方” の続きを読む
数日前からこのニュースが何度かツイートされていて、気になるんですよね(笑)
AT&Tは昨年(2013年)夏の間、以下の写真のような、太陽光発電による携帯電話充電ステーションを、「ニューヨーク世界博50周年記念」としてクイーンズ区の1964年世界博の場所に設置しました。このニューヨーク博では、世界で始めてAT&Tベル研究所開発の「ビデオ電話(Picturephone)」も紹介されたゆかりもあります。
この屋外携帯電話充電ステーションが非常に好評だったことから、AT&Tは今年はこの太陽光発電による携帯電話充電ステーションを、ニューヨーク市内20ヵ所に設置します。この充電ステーションは、日中、太陽光パネルで発電された電力を、内部電池に充電して蓄積しています。したがって、内部電池の蓄電が残っているうちは、夜でも携帯を充電できるそうです。
このAT&T Street Chargeは、夏の間、以下の20ヵ所に合計45台設置されます。充電ポートは、USBとマイクロUSBがあるようです。
ニューヨークに住んでいる方、ニューヨークを訪問する方、見かけたら、使ってみてください。
※ 充電ケーブルは、持っていたほうが良いと思います。しかし、写真で見る限り、「MicroUSB」のポートの方は自分のケーブルを持参しなくとも、直接アンドロイド携帯などに繋げられる仕組みなのかな?
“AT&Tがニューヨーク市周辺に設置する太陽光発電による携帯電話充電ステーションを、今夏は増やす計画” の続きを読む
あと数日(2014年5月23日)でAT&Tが地域限定/機種限定でVoLTEサービスを開始するのを受けて、Verizonは本日2014年5月20日、プレスリリースで同社のVoLTE導入計画を発表しました。
【Verizon】Verizon Details VoLTE Rollout Plans – 2014年5月20日
これによると、
● 導入時期はあと2,3ヶ月(a few months)後、(2014年8月頃?)
● 開始は、全米一斉
● VoLTE標準内のHD Voiceを開始(AMR ワイドバンド標準対応)
● ビデオ電話オプションも提供する
● VoLTE音声通話中に、途中からビデオ電話にスイッチすることが出来る
● 開始当初にVoLTE対応機種を複数用意する
● 一部の既存の機種は、ファームウェア・アップグレードでVoLTE対応になる
● 将来的に、Rich Communications Services (RCS)の拡張である、大きなサイズのファイルアップロードや、グループ・メッセージング、位置共有などが可能になる
ということです。
最近、コメント返信や直メール返信でこの情報を良く書いているように思うので、アメリカ携帯会社の歴代販売済みポケットWiFi(モバイル・ルーター)のリストを作りました。
アメリカの携帯会社はほぼ1年に1台、新しいモデルのポケットWiFiを発売しています。
このリストは今後、新製品が出れば、追加していく予定です。
* 筆者所有
■ AT&T
太字はAT&Tの使用中周波数
AT&T使用周波数:
2G 850/1900MHz
3G/HSPA+ 850/1900MHz
LTE 700MHz(Band 17)/850MHz(Band 5)/1900MHz(Band 2)/AWS(Band 4)
モデル名 メーカーモデル名 |
発売開始日 |
メーカー |
2G対応周波数 |
3G対応周波数 |
3G HSPA+/ DC-HSDPA(DC-HSPA+) 対応 |
LTE対応周波数 |
SIMロック解除 |
MiFi2372 * |
2010年11月 |
Novatel |
850/900/1800/1900MHz |
850/1900/2100MHz |
X |
X |
Unlock版有り DC-Unlockerで可 |
参考 MiFi2352 * |
MiFi2372の欧州版 |
Novatel |
850/900/1800/1900MHz |
900/1900/2100MHz |
X |
X |
Unlock版有り DC-Unlockerで可 |
AT&T Elevate 4G * Sierra Wireless Aircard 754S Sierra Wireless AC 754S Netgear Aircard 754S Netgear AC 754S |
2011年7月 |
旧Sierra Wireless 現Netgear |
850/900/1800/1900MHz |
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 |
Unlock版有り DC-Unlockerで可 |
AT&T Liberate * Novatel MiFi5792 |
2012年11月 |
Novatel |
850/900/1800/1900MHz |
850/1900/2100MHz |
HSPA+/DC-HSDPA |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
DC-Unlockerで可 |
AT&T Unite * Sierra Wireless AirCard 770S Sierra Wireless AC 770S Netgear AirCard 770S Netgear AC 770S |
2013年2月 |
旧Sierra Wireless 現Netgear |
850/1900MHz |
850/1900MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 |
Unlock版有り DC-Unlockerで可 |
AT&T Unite Pro * Netgear AirCard 781S Netgear AC 781S |
2013年11月 |
Netgear |
X |
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
現在のところ不可 |
AT&T Velocity * ZTE MF923 |
2014年10月10日 |
ZTE |
850/900/1800/1900MHz |
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 700MHz Band 29 |
DC-Unlockerで可 |
AT&T ZTE Spro 2 Smart Projector ZTE Spro 2 |
2015年4月 |
ZTE |
|
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
不明 |
AT&T Unite Express Netgear AirCard 779S-ATT Netgear AC779S-ATT |
2015年5月12日 |
Netgear |
|
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
不明 |
AT&T ZTE Mobley ZTE Mobley |
2015年9月11日 |
ZTE |
|
850/1900MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
不明 |
AT&T Unite Explore |
2016年4月1日 |
Netgear |
|
850/1900MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
不明 |
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T-Mobile USは、加入者拡大のための活動を進めています。
■ Univision Mobile
T-Mobile USはアメリカ国内に5600万人住んでいるというメキシコ人・中南米人向けのスペイン語TV放送を提供しているUnivisionと提携し、本日(2014年5月19日)よりUnivision MobileというブランドでMVNOを開始します。
Univision Mobileは全米1600店舗のWalmartで販売されるほか、主に中南米人の顧客が多い6000の独立系携帯ディーラーでも販売されます。
通話料金は
● 月$30で通話し放題・テキストし放題
● 月$45で通話し放題・テキストし放題・データは2.5GBまで高速、それ以上は速度制限
各プランとも、
● 国際テキストが無料・使い放題
● メキシコを含む中南米8カ国への国際電話(固定、携帯へ)が100分まで無料
のほか、Univisionポイント、Univisionポータル、UnivisionTV番組の案内、Univision主催のイベントへの舞台裏アクセスのチャンス、などが含まれます。
【Univision Press Release】Univision & T-Mobile Launch “Univision Mobile” a Pioneering New Wireless Service Designed for Hispanic Americans – 2014年5月5日
従来、アメリカの中南米系携帯ユーザーはTracfone/Net10/StraightTalkのTracfoneグループやCricket Wirelessへの加入が多かったですが、Cricketは今年(2014年)3月にAT&Tに買収されて新しい料金体系になり、また、従来のCricketのユーザーは契約を継続するためには、CDMA2000携帯をこれから18ヶ月以内にW-CDMA携帯に交換する必要があるため、T-Mobile USとしては、中南米系ユーザーを獲得するチャンスと見たのでしょう。
“T-Mobile USがスペイン語TV放送Univisionと提携してUnivision Mobileを開始、Walmartで廉価アンドロイドタブレットも販売開始” の続きを読む
「本日2014年5月19日から始まる」と先週お知らせしたVerizonのXLTEサービス
VerizonがBand 4 LTEを2014年5月19日に公式キックオフ、キャリアアグリゲーションもあり? – 2014年5月15日
は、やはり、筆者が予想したとおり、700MHz Band 13とAWS Band 4を組み合わせた、キャリア・アグリゲーションでした。 従来の10MHz+10MHz 700MHz Band 13より帯域幅(アクセス速度)の広い(速い) 20MHz+20MHz Band 4 LTEです。
【Verizon News Release】XLTE: America’s Best Network Gets Even Better – 2014年5月19日
【PC Magazine】What Is Verizon XLTE? – 2014年5月19日
XLTEは既に以下のリストにある236都市でサービス開始されています。
【Verizon】Verizon XLTE is here
他の地域でのAWS Band 4 (XLTE)サービスは、今後14~18ヶ月で完了する予定です。
現在、XLTE対応端末(Band 13とBand 14、両方対応)は、以下の端末になります。
- HTC One M8
- Samsung Galaxy S5,S4,Note 3
- 最新のDroid端末
- iPhone 5c/5s, iPad Air, iPad Mini Retina
など、
- 現在ユーザーが使用している端末の35%は、XLTE対応
これらの端末では、2つの周波数に対応しているので、AWS Band 4に接続すると、700MHz Band 13に接続したときに比べ、回線接続速度は約2倍に速くなるとのことです。
また、XLTE対応でない700MHz Band 13専用端末でも、一部のユーザーがAWSへアクセス移行するので、700MHz Band 13の回線混雑が緩和され、速度が今までよりも速くなる、とVerizonのニュースリリースでは説明しています。
Verizon加入者でXLTEサービスエリアで、今日から体感アクセス速度が速くなったと思われる方は、コメント欄でご報告ください。
ここ2週間半ぐらいの噂どおり、本日午後遅く、AT&Tは、売上げおよび加入者数でアメリカ衛星テレビ首位のDirecTVを買収することを発表しました。
買収額は約485億ドルです。
※ 筆者注:DirecTVって、アメリカ衛星事業で首位だったんだ。2位だと思っていました。
今後、FCCや司法省の認可プロセスを経て、約12ヶ月で買収が完了する予定です。
AT&Tは携帯電話、固定電話、のほか、U-Verseという光ファイバー(道端まで)を使った有料テレビ事業を行っています。
しかし、U-Verseのサービス地域は限られており、加入者数も約550万世帯しかありません。
このAT&Tが加入者数2030万世帯のDirecTVを買収するのは、番組製作会社(チャンネル)へ支払う番組放送権購入費用の加入者一世帯あたりのコスト削減を目指していると思われます。
更に、AT&T U-verseのサービス地域は限定されているのに対し、全米をカバーする衛星TV網を手に入れ、AT&T U-Verseでサービスしているチャンネルを全米展開することが出来ます。
また、衛星放送の加入者は、地下に固定回線を施設されていない山間部や離島、半島、僻地、に住む人が多いですが、AT&TとしてはこれらのDirecTV加入者に、AT&TのLTE回線を使用した固定無線インターネットを提供して、AT&Tワイヤレス部門の売上げ拡大も目指したいようです。
これまで衛星TV加入者は、衛星経由でのインナーネットサービスにも加入できましたが、回線速度は遅いようです。
“AT&Tがアメリカ衛星テレビ首位のDirecTVを買収同意。Sprint/T-Mobile USへの影響は?” の続きを読む
事前漏洩情報を先にも書きましたが、
2014年6月からの新Cricketプリペイド料金が漏洩 – 2014年5月4日
AT&Tが2014年3月14日に買収を完了した、CDMA2000/LTE(Band 4)通信方式を採用した地域キャリアのCricket Wireless(Leap Wireless)は、買収後約2ヵ月後の本日2014年5月18日より各Cricket店舗で、新しいCricketブランドでAT&T回線を使用したGSM/W-CDMA/LTE(Band 17、4、2、5)サービスを新料金で開始します。
【Cricket】New Cricket Wireless Answers Nationwide Call for Network Quality, Value Prices, Great Service and No Annual Contract – 2014年5月18日
先日の漏洩情報には無かった新しい情報としては、1年間遅延無く支払いを続けた場合には、$50の端末購入クレジットが貰えます。この端末クレジットは、条件さえ満たしていれば、毎12ヶ月ごとに与えられるそうです。
現Cricketで提供されている「無料音楽ダウンロードし放題」プランのMuve Musicは新Criketでは提供されません。AT&TはMuve Music事業を売却したい旨を明らかにしています。
AT&Tとしては、GoPhoneは「データ通信のパーフォーマンスを優先するユーザー向け」、Cricketは長期でプリペイド契約を安く考えている「倹約ユーザー向け」として位置付けます。Cricketブランドは、T-Mobile USのMetroPCSブランドと直接競合するブランドとなります。
新CricketのSIMだけ購入は$9.99でオンラインで可能ですが、購入時に使用する端末のIMEI番号が要求されます。
実際にSIMを受け取ってから、別の端末に使用できるかどうかは、不明です。
【Cricket】Bring Your Own Cell Phone
現在、Cricket店舗数は3000店舗ありますが、今後は更に店舗数が増え、全米展開されます。現在のCricket店舗は、フランチャイズ店(AT&T直営店ではない)が多いのでご注意ください。
これまでのCricketユーザーは今後約18ヶ月の間にCDMA2000通信方式の端末から、AT&TのGSM/W-CDMA/LTE端末に買い換える必要があります。
その後は旧Cricketの1900MHz CDMA2000通信方式の基地局は、W-CDMA/HSPA+またはLTE Band 2に再編されます。
新規に端末を購入したい場合には、Cricket店舗でMoto G、Galaxy S4、Lumia 520、iPhone 5c/5sなどが用意されており、現在、iPhone以外は$50のリベートを受けられます。
国際電話は$40、$50、$60プランへ月$15の「Cricket Passport」が追加出来て、日本を含む35カ国の固定電話へ無料、(日本の)携帯電話へは月100分まで超過料金無しで発信出来ます。 月$25プランへは「Cricket Passport」は追加出来ません。
“AT&Tの"New" Cricketプリペイド携帯プランが本日より開始、AIOは消滅へ” の続きを読む