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アップルは、アメリカのアップルストアで、iPhone購入と同時にプリペイド契約が店内でできるように準備中だということです。
もちろん、これまでアップルストアでSIMフリーiPhoneを「デバイス・オンリー」で定価で購入し、自分でAT&TやT-Mobile US、または、そのMVNOのSIMを別に購入または入手してプリペイド契約することは、可能でした。
9To5Macが内部情報として伝えたところによると、
【9To5Mac】Apple looks to boost iPhone sales in stores with new pre-paid & month-to-month plans – 2014年6月6日
アップルはiPhone購入時に店内でプリペイド契約をし、そこですべての手続きを終えることができるよう、AT&TのGoPhone SIMキットを準備し、店員の教育と行っている最中だということです。
アップルストアはプリペイドプランとして
● AT&T GoPhone $60 Monthlyプラン(かけ放題、月2.5GBまでデータ通信可)
● T-Mobile US $50 Monthlyプラン (かけ放題、月1GBまでデータ通信可)、または、$70 Monthlyプラン (かけ放題、月5GBまでデータ通信可)
のプランを店内で薦める予定のようです。
また、この方法で店内でアクティベートされたSIMとiPhoneは、返品できないそうです。(他のiPhone購入形式では、14日以内に返品可能。)
記事によると、アップルUSストアの「プリペイド」iPhoneは、今月(2014年6月)最終週から販売される予定だそうです。
定価で買うので、当然、このiPhoneモデルはSIMフリーだと思うのですが、確認が必要です。
AT&Tは昨年秋(2013年11月12日)より、ポケットWiFi専用のプリペイドGoPhoneデータ通信専用Mobile Hotspotプランを提供していましたが、
AT&Tプリペイド・モバイルデータ通信プランが、変わる – 2013年11月8日
AT&TプリペイドGoPhoneデータ通信オンリーMobile Hotspotプランに加入する方法 – 2013年11月24日
このたび、タブレット端末用にプリペイドGoPhoneタブレットプランを開始しました。
【AT&T】Home / Shop / Wireless / GoPhone Tablet Rate Plans
これで、プリペイドGoPhoneには
● フィーチャーフォン/スマホ(iPhoneを含む)用プラン
● タブレット(Tablet)プラン
● ポケットWiFi(Mobile Hotspot)プラン
● 家庭用固定無線(Fixed-Wireless)(Home Phone)プラン
が揃います。
GoPhoneタブレット端末プランでは現在、次のタブレットが公式対応になっています。
● Asus K005,
● Asus (TF300TL) Transformer Pad,
● Google Nexus 7,
● iPad 3,
● iPad Mini,
● Lenovo IdeaTab (A2107A),
● Pantech Element (P4100),
● Samsung Galaxy Camera (GC100),
● Samsung Galaxy Note 8.0 (SGH- I467),
● Samsung Galaxy Tab 2 10.1” (SGH-I497),
● Samsung Galaxy Tab 3 (SM-T217T),
● Samsung Galaxy Tab 3 7.0” (SM-T217A),
● Samsung Galaxy Tab 8.9” (SGH-I597),
iPad 3とiPad Miniは、もともとAT&TのプリペイドiPadプランでも加入できるので、なぜ今回GoPhoneタブレットプラン対応機種に選ばれたのか、不思議ではあります。
GoPhoneタブレットプランの通信料金と、他のGoPhoneプラン、プリペイドiPadプランの料金を以下に比較します。
“AT&TプリペイドGoPhoneにタブレット専用データオンリープランが登場” の続きを読む
ドコモがiPadを発売開始するのでiPadのキャリアプロファイルが更新され、一部のドコモMVNOのAPN設定が出来なくなったため、テザリングが出来なくなったというニュースが出てますね。
そこで、アメリカのキャリアの状況を調べてみました。
筆者の経験的な理解では、iOS端末のキャリアプロファイルは、挿入したSIMのMCC/MNC(Mobile Country Code、Mobile Network Code)で決まってくると認識しています。
つまり、挿入したSIMのキャリアの「国と、キャリアコード」で、iOS端末のどのキャリアプロファイルが選択されるか決まります。
たとえば、
|
MCC Mobile Country Code |
MNC Mobile Network Code |
キャリアプロファイル名 数字は現在のバージョン |
AT&T |
310 |
410 |
AT&T 16.0 |
T-Mobile US |
310 |
260 |
T-Mobile 16.1 |
Verizon(LTE) |
311 |
480 |
Verizon 16.0 |
Sprint(LTE) |
310 |
120 |
Sprint 16.0 |
ドコモ |
440 |
10 |
ドコモ 16.0 |
ソフトバンク |
440 |
20 |
ソフトバンクモバイル 16.1 |
KDDI au(LTE) |
440 |
50 |
KDDI 16.1 |
KDDI au(CDMA2000) |
454 |
04 |
3 16.0 3=Hutchison Telecom(香港) |
そしてMVNOのSIMは、使用している回線業者のMCC/MNCを使用していますから、ドコモのMVNOなら、全てドコモのキャリアプロファイルを使用します。
各キャリアごとのキャリアプロファイルには、APNのデフォルト設定や、通信関係の選択ボタンの有無は表示などが指定されています。
もし、アップルの公式通信業者ではないSIMを挿入すると、ジェネリックの「Carrier Lab」キャリアプロファイルが選択され、APNなどの設定は手動で入力しなければなりません。
さて、アップルの公式通信業者になった場合には、その公式キャリアプロファイルにどのような違いがあるのでしょうか?
※ 以下、iPadでも状況は同じですが、今、急ぎのため、iPhoneで検証します。帰宅してから時間があれば、iPadの状況も追加します。
“アメリカ、キャリアごとのiPhoneのAPN設定の可否” の続きを読む
Verizonは2009年にAlltelを買収して以来、携帯加入者数でアメリカトップの座を他社に譲ったことは一度もありません。
しかし、業界アナリシスを提供しているCHETAN SHARMAが本日発表した記事によれば、AT&TがVerizonに追い着き、両者は実質(ほぼ)同数一位で肩を並べたようです。
この要因の最大の原因は、AT&Tが今年(2014年)3月に買収したCrocket Wireless(Leap Wireless)の加入者約400万人がAT&Tに移ったことによりますので、まあ、本業のサービス実力だけで追い着いたことではないようですが・・・
両者は携帯加入者数のそれぞれ34%ずつを占めており、3位のSprintと4位のT-Mobile USを合わせても30%、その他(約125社)が2%です。
ほかに興味ある数字としては、Verizonは既にLTE加入端末数が4800万台(加入者の約半数)。データ通信トラフィックの73%がLTE回線を経由しているということで、2010年12月5日に初めてLTEサービスを開始してから3年半でここまで浸透していることは、ユーザーのLTE採用が急速に進んでいることの証拠です。
また、2014年第1四半期に販売された端末の93%はスマホだったそうです。携帯加入者の68%はスマホ(3G、LTE)を使用していると推測されます。
【CHETAN SHARMA】US Mobile Market Update – Q1 2014 – 2014年5月30日
【GigaOM】AT&T and Verizon are now tied for the rank of largest U.S. mobile carrier – 2014年5月30日
これまでAT&T/カナダ版以外のiPad 4/iPad Mini(オリジナル)にAT&TのSIMを挿入してプリペイドiPadプランに加入しようとする(「設定⇒モバイルデータ通信⇒アカウントを表示」と進む)と、iPad 4/iPad MiniがCDMA通信方式を含んでいるために「The device type entered is not supported.」とiPad画面に表示され、それ以上進めなくて、AT&TのプリペイドiPadプランに加入できませんでした。
iPad Air/iPad Mini RetinaでAT&Tプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月17日
Verizon版iPad Miniは、AT&TのSIMが使えることの検証 – 2012年11月21日
【途中経過報告】日本のiPad/iPad Miniをアメリカで使用できるか? – 2012年12月17日
Verizonプリペイド(iPad/iPad Mini)SIMの事と、アメリカ国内でソフトバンク/au版iPad/iPad Miniで使えるSIM – 2012年11月24日
iPadのAT&Tプリペイド通信加入を、iPadを使わずに行う方法 – 2011年6月18日
これが、質問に回答するために本日再度検証し直してみたところ、「The device type entered is not supported.」のメッセージが出なくなりました。
つまり、Verizon版、Sprint版、ソフトバンク版、au版、香港版などの、(AT&T/カナダ版以外の)iPad 4/iPad Miniでも、AT&TのiPadプリペイドプランに加入できるようになりました。
iPad Air/iPad Mini Retinaは、これまでも問題無くAT&Tプランに加入できました。(これらは全世界ワンモデルのため。)
ただし、AT&T/カナダ版以外のiPad 4/iPad MiniはAT&TのLTE周波数には対応していませんので、使用できる最高速度は3G/HSDPA+までです。(ダウンロード速度が3~7Mbps程度)
以下、検証。
“AT&T/カナダ版以外のiPad 4/iPad Miniでも、AT&TのiPadプリペイドプランに加入できるようになりました。” の続きを読む
う~ん、掴まされてしまいました。
T-Mobile USのポケットWiFi(Samsung LTE Mobile HotSpot PRO SM-V100T)をeBayで中古で買ったんですが、・・・
一応、セラーが「動作確認した」ということで信用したんです。
でも、到着したら、箱も充電器も無くて、本体だけ。
危険な感じはしたんですが、そのまま1ヵ月半ほど放置して、昨日、ようやく、色々テストをしたんです。
そのとき、どうやっても、回線接続できない。有効なSIMを挿入しているのに、回線接続できない。ディスプレイには「No Service」と表示されます。
まるまる半日、かなり時間を費やした結果、どうも解せないので、「これは、盗難機?」と勘ぐり、ググって、T-Mobileのサイトでチェックできることがわかり、IMEI番号を入力してみると・・・
「Your device is blocked and will not work on T-Mobile’s network. If you think this is an error, please call Customer Care at 1-877-453-1304.」というメッセージが出ました。
これだけでは盗難なのか、紛失なのか、残債未払いなのか、わかりませんが、ともかく、回線接続できないことは確か。総額$146.19の損害ですね。
既にeBayで購入してから1ヵ月半経っているので、どうするか、これから考えます。
そこで、他のキャリアや端末も調べてみました。
“アメリカの盗難・紛失・残債未払いブラックリスト端末のチェックサイト” の続きを読む
数日前からこのニュースが何度かツイートされていて、気になるんですよね(笑)
AT&Tは昨年(2013年)夏の間、以下の写真のような、太陽光発電による携帯電話充電ステーションを、「ニューヨーク世界博50周年記念」としてクイーンズ区の1964年世界博の場所に設置しました。このニューヨーク博では、世界で始めてAT&Tベル研究所開発の「ビデオ電話(Picturephone)」も紹介されたゆかりもあります。
この屋外携帯電話充電ステーションが非常に好評だったことから、AT&Tは今年はこの太陽光発電による携帯電話充電ステーションを、ニューヨーク市内20ヵ所に設置します。この充電ステーションは、日中、太陽光パネルで発電された電力を、内部電池に充電して蓄積しています。したがって、内部電池の蓄電が残っているうちは、夜でも携帯を充電できるそうです。
このAT&T Street Chargeは、夏の間、以下の20ヵ所に合計45台設置されます。充電ポートは、USBとマイクロUSBがあるようです。
ニューヨークに住んでいる方、ニューヨークを訪問する方、見かけたら、使ってみてください。
※ 充電ケーブルは、持っていたほうが良いと思います。しかし、写真で見る限り、「MicroUSB」のポートの方は自分のケーブルを持参しなくとも、直接アンドロイド携帯などに繋げられる仕組みなのかな?
“AT&Tがニューヨーク市周辺に設置する太陽光発電による携帯電話充電ステーションを、今夏は増やす計画” の続きを読む
最近、コメント返信や直メール返信でこの情報を良く書いているように思うので、アメリカ携帯会社の歴代販売済みポケットWiFi(モバイル・ルーター)のリストを作りました。
アメリカの携帯会社はほぼ1年に1台、新しいモデルのポケットWiFiを発売しています。
このリストは今後、新製品が出れば、追加していく予定です。
* 筆者所有
■ AT&T
太字はAT&Tの使用中周波数
AT&T使用周波数:
2G 850/1900MHz
3G/HSPA+ 850/1900MHz
LTE 700MHz(Band 17)/850MHz(Band 5)/1900MHz(Band 2)/AWS(Band 4)
モデル名 メーカーモデル名 |
発売開始日 |
メーカー |
2G対応周波数 |
3G対応周波数 |
3G HSPA+/ DC-HSDPA(DC-HSPA+) 対応 |
LTE対応周波数 |
SIMロック解除 |
MiFi2372 * |
2010年11月 |
Novatel |
850/900/1800/1900MHz |
850/1900/2100MHz |
X |
X |
Unlock版有り DC-Unlockerで可 |
参考 MiFi2352 * |
MiFi2372の欧州版 |
Novatel |
850/900/1800/1900MHz |
900/1900/2100MHz |
X |
X |
Unlock版有り DC-Unlockerで可 |
AT&T Elevate 4G * Sierra Wireless Aircard 754S Sierra Wireless AC 754S Netgear Aircard 754S Netgear AC 754S |
2011年7月 |
旧Sierra Wireless 現Netgear |
850/900/1800/1900MHz |
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 |
Unlock版有り DC-Unlockerで可 |
AT&T Liberate * Novatel MiFi5792 |
2012年11月 |
Novatel |
850/900/1800/1900MHz |
850/1900/2100MHz |
HSPA+/DC-HSDPA |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
DC-Unlockerで可 |
AT&T Unite * Sierra Wireless AirCard 770S Sierra Wireless AC 770S Netgear AirCard 770S Netgear AC 770S |
2013年2月 |
旧Sierra Wireless 現Netgear |
850/1900MHz |
850/1900MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 |
Unlock版有り DC-Unlockerで可 |
AT&T Unite Pro * Netgear AirCard 781S Netgear AC 781S |
2013年11月 |
Netgear |
X |
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
現在のところ不可 |
AT&T Velocity * ZTE MF923 |
2014年10月10日 |
ZTE |
850/900/1800/1900MHz |
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 700MHz Band 29 |
DC-Unlockerで可 |
AT&T ZTE Spro 2 Smart Projector ZTE Spro 2 |
2015年4月 |
ZTE |
|
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
不明 |
AT&T Unite Express Netgear AirCard 779S-ATT Netgear AC779S-ATT |
2015年5月12日 |
Netgear |
|
850/1900/2100MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
不明 |
AT&T ZTE Mobley ZTE Mobley |
2015年9月11日 |
ZTE |
|
850/1900MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
不明 |
AT&T Unite Explore |
2016年4月1日 |
Netgear |
|
850/1900MHz |
HSPA+ |
700MHz Band 17 AWS Band 4 1900MHz Band 2 850MHz Band 5 |
不明 |
“アメリカ携帯会社の歴代販売済みポケットWiFi、リスト” の続きを読む
ここ2週間半ぐらいの噂どおり、本日午後遅く、AT&Tは、売上げおよび加入者数でアメリカ衛星テレビ首位のDirecTVを買収することを発表しました。
買収額は約485億ドルです。
※ 筆者注:DirecTVって、アメリカ衛星事業で首位だったんだ。2位だと思っていました。
今後、FCCや司法省の認可プロセスを経て、約12ヶ月で買収が完了する予定です。
AT&Tは携帯電話、固定電話、のほか、U-Verseという光ファイバー(道端まで)を使った有料テレビ事業を行っています。
しかし、U-Verseのサービス地域は限られており、加入者数も約550万世帯しかありません。
このAT&Tが加入者数2030万世帯のDirecTVを買収するのは、番組製作会社(チャンネル)へ支払う番組放送権購入費用の加入者一世帯あたりのコスト削減を目指していると思われます。
更に、AT&T U-verseのサービス地域は限定されているのに対し、全米をカバーする衛星TV網を手に入れ、AT&T U-Verseでサービスしているチャンネルを全米展開することが出来ます。
また、衛星放送の加入者は、地下に固定回線を施設されていない山間部や離島、半島、僻地、に住む人が多いですが、AT&TとしてはこれらのDirecTV加入者に、AT&TのLTE回線を使用した固定無線インターネットを提供して、AT&Tワイヤレス部門の売上げ拡大も目指したいようです。
これまで衛星TV加入者は、衛星経由でのインナーネットサービスにも加入できましたが、回線速度は遅いようです。
“AT&Tがアメリカ衛星テレビ首位のDirecTVを買収同意。Sprint/T-Mobile USへの影響は?” の続きを読む
事前漏洩情報を先にも書きましたが、
2014年6月からの新Cricketプリペイド料金が漏洩 – 2014年5月4日
AT&Tが2014年3月14日に買収を完了した、CDMA2000/LTE(Band 4)通信方式を採用した地域キャリアのCricket Wireless(Leap Wireless)は、買収後約2ヵ月後の本日2014年5月18日より各Cricket店舗で、新しいCricketブランドでAT&T回線を使用したGSM/W-CDMA/LTE(Band 17、4、2、5)サービスを新料金で開始します。
【Cricket】New Cricket Wireless Answers Nationwide Call for Network Quality, Value Prices, Great Service and No Annual Contract – 2014年5月18日
先日の漏洩情報には無かった新しい情報としては、1年間遅延無く支払いを続けた場合には、$50の端末購入クレジットが貰えます。この端末クレジットは、条件さえ満たしていれば、毎12ヶ月ごとに与えられるそうです。
現Cricketで提供されている「無料音楽ダウンロードし放題」プランのMuve Musicは新Criketでは提供されません。AT&TはMuve Music事業を売却したい旨を明らかにしています。
AT&Tとしては、GoPhoneは「データ通信のパーフォーマンスを優先するユーザー向け」、Cricketは長期でプリペイド契約を安く考えている「倹約ユーザー向け」として位置付けます。Cricketブランドは、T-Mobile USのMetroPCSブランドと直接競合するブランドとなります。
新CricketのSIMだけ購入は$9.99でオンラインで可能ですが、購入時に使用する端末のIMEI番号が要求されます。
実際にSIMを受け取ってから、別の端末に使用できるかどうかは、不明です。
【Cricket】Bring Your Own Cell Phone
現在、Cricket店舗数は3000店舗ありますが、今後は更に店舗数が増え、全米展開されます。現在のCricket店舗は、フランチャイズ店(AT&T直営店ではない)が多いのでご注意ください。
これまでのCricketユーザーは今後約18ヶ月の間にCDMA2000通信方式の端末から、AT&TのGSM/W-CDMA/LTE端末に買い換える必要があります。
その後は旧Cricketの1900MHz CDMA2000通信方式の基地局は、W-CDMA/HSPA+またはLTE Band 2に再編されます。
新規に端末を購入したい場合には、Cricket店舗でMoto G、Galaxy S4、Lumia 520、iPhone 5c/5sなどが用意されており、現在、iPhone以外は$50のリベートを受けられます。
国際電話は$40、$50、$60プランへ月$15の「Cricket Passport」が追加出来て、日本を含む35カ国の固定電話へ無料、(日本の)携帯電話へは月100分まで超過料金無しで発信出来ます。 月$25プランへは「Cricket Passport」は追加出来ません。
“AT&Tの"New" Cricketプリペイド携帯プランが本日より開始、AIOは消滅へ” の続きを読む
AT&Tの研究所がGPS機能付きスーツケース、Smart Luggageを試作し、今年のAT&Tイノベーション・ショーケース展示会で、紹介しました。
【PCMagazine】You’ll Never Lose AT&T’s Smart Luggage – 2014年5月16日
このスーツケースには3G通信機能のモジュールが内蔵されており、USBポートが付いていて、充電できます。
また、荷物が回転台出てくるときには、スマホでコマンドを送ると、モジュールのLED電球が点滅してくれて、自分のスーツケースを瞬時にして判別できる、という機能まで付いています。
“AT&TがGPS機能付きスーツケースを試作” の続きを読む
2週間前にポストしたように、
AT&Tが2014年5月23日からVoLTEを開始!? – 2014年5月2日
AT&TはVoLTEサービスを地域限定、機種限定で2014年5月23日に開始することを、本日公式発表しました。
【AT&T】AT&T Introduces High-Definition Voice in Initial Markets – 2014年5月15日
AT&TのHD VoiceサービスはVoLTEを使用し、従来の音声通話サービスに比べて約2倍の音域を転送し、周囲のノイズを取り除いて、クリアな通話が出来ます。
VoLTE HD Voiceサービスを受けるには、会話している両社がVoLTE HD Voice対応端末で、LTEに接続している必要があります。
開始当初はSamsung Galaxy S4 Mini端末のみがAT&T VoLTE HD Voiceの恩恵を受けられ、かつ、イリノイ州・インディアナ州・ミネソタ州・ウィスコンシン州の地域でのみ使用が可能です。
AT&Tは徐々にこの地域と機種を増やしていきます。
また、今年秋に発売されるiPhone 6ではVoLTEが標準搭載されるとも期待されています。
【注】
アメリカでは、当時は地域サービス限定のMetroPCSがT-Mobile USAと合併する前に2012年8月7日よりLG Connect 4Gアンドロイド携帯でVoLTEを開始しており、合併後(2013年5月1日)の現在でもMetroPCSの同機種のユーザー同士はVoLTE機能が使用できます。
また、T-Mobile USは昨年(2013年)4月からのiPhone 5発売以降、HD Voice機能をiPhone 5や、他のHD Voice機能対応のスマホで提供していますが、3G W-CDMA通信上で提供しています。
Sprintも2014年2月11日より地域限定(初期はフィラデルフィア、バルチモア)でHD Voiceを開始していますが、これも、CDMA2000通信上で提供しています。
AT&TがSprintの使用していない2.3GHz周波数使用権、俗にWCSと呼ばれる周波数帯(Band 30または40)を購入した模様です。
AT&Tは既に2012年にNextwave Wireless社から同周波数の使用権を6億ドルで購入したのをはじめ、 Comcast, Horizon Wi-Com、San Diego Gas & Electric Companyなどから購入しています。
Sprintはフロリダ州、ルイジアナ州、テキサス州、アラバマ州、ジョージア州などを含む、主に南部の19の広域地域(713郡)でのWCS使用権を持っていました。今回、これをAT&Tに譲渡することに合意したものです。
【FireceWireless】AT&T looking to buy all of Sprint’s 2.3 GHz WCS spectrum licenses, possibly for in-flight Wi-Fi – 2014年5月13日
譲渡金額は発表されていません。
今後、FCCの調査を経て、約半年後に認可されます。
AT&Tは2015年後半までに機内WiFi事業に参加する計画を、既に先月発表しており、
AT&Tが2015年後半に、「機内WiFi」事業に参入予定 – 2014年4月29日
航空機と地上の基地局を繋ぐLTE通信の周波数はまだ最終決定はしていないものの、2.3GHzWCS周波数を使用したい意向は示しており、この目的のために周波数の掻き集めを行っているとも考えられます。
AT&Tは現在、プリペイド携帯ブランドとして
● GoPhone
● AIO Wireless
の2つのブランドを持っています。これは、T-Mobile USの
● T-Mobile US プリペイドブランド(自社ブランド)
● GoSmartブランド
● MetroPCS
に対抗するためで、AIOブランドは月極めプリペイド契約しかなく、メインブランド(GoPhone)より月の通信料金を(サービス内容に比べて)安くしています。しかし、データ通信の最高速度に制限を設けたり、回線混雑時のデータ通信の優先度を低くしたりしています。
AT&Tは2014年3月14日にプリペイド携帯会社のLeap Wireless(Cricket Wireless)の買収を完了しましたが、2014年6月に既存のAIO WirelessブランドをCricketに吸収させることを既に発表しています。
このたび、AT&Tは既存のCricket独立系ディーラーに対して、その6月以降の新料金を説明したようで、その資料が漏洩しています。
【Prepaid Phone News】New Plans Coming to Cricket Will Look Familiar to Aio Customers – 2014年5月2日
これによると、新Cricketの料金は、以下のようになります。
2014年6月の何日から開始されるかは、わかっていません。
“2014年6月からの新Cricketプリペイド料金が漏洩” の続きを読む
AT&TとVerizonは2013年末にVoLTE開始を予定していましたが、技術的な問題から遅れていました。
AT&Tは「今月(2014年5月)23日、または、それから数日以内に、VoLTEの商用サービスを開始する」という内部情報を、Engadgetは報告しています。
【Engadget】AT&T set to beat Verizon by deploying high-definition calls over LTE this month – 2014年5月1日
Verizonは年内(2014年内)には開始する予定、という情報も流れています。
【FierceWirelessTech】Verizon committed to VoLTE with HD Voice in 2014 – 2014年4月30日
「だからどうだ?」って、普通のユーザーには当初は「通話の音質が良くなるだろう」くらいの話?
そのうち、VoLTEとデータ通信を組み合わせたアプリケーションや機能が追加されてくるんでしょうが・・・
Verizon、Sprint、KDDI auなどのCDMA2000通信方式を使用しているキャリアは、VoLTEの普及と浸透により、先々の技術革新の無いCDMA2000の停波を近い将来に行い、メインテナンス・コストや端末開発コストを削減することが出来ます。
Verizonは暫定的にCDMA2000の停波を2021年、との内部情報がリークされています。
VerizonのCDMA停波は、2021年(暫定) – 2012年10月12日
既存の端末は、OS/ファームウェア・アップデートでVoLTE対応になるだろう、とEngadgetサイトは予想しています。
なお、アメリカ国内では既にMetroPCSが2012年8月からVoLTEを同社のAWS Band 4 LTEで導入していましたが、2013年5月1日にT-Mobile USと合併しました。MetroPCSのVoLTEは今でも提供されていますが、旧MetroPCSのLTE対応ハンドセットを今でも持っている加入者だけが使用できます。
AT&Tは先週金曜日(2014年4月25日)からプリペイドGoPhone携帯プランを変更していますが、新規に追加されたWalmart限定プラン「月$45で、通話・テキスト使い放題/月1GBデータ」の加入に関して、いくつかの情報がネットで報告されています。
それらをまとめると、以下のようになるようです。
● 基本的には、月$45のWalmart限定GoPhoneプランに加入するには、Walmartで販売するWalmart限定GoPhone携帯パッケージの中に、Walmart限定プラン用の「アクティベーション・コード」が同梱され、これを使ってAT&T SIMをアクティベートすると、月$45のWalmart限定プランに加入できる。
※ この際に、SIMのアクティベーションに使ったIMEI番号にSIMが「端末に紐付き」になるか/ならないかは、確認が取れていませんので、自己責任で。
● Walmart店内では、Walmartマークの付いた$45のリフィルカードも販売されていることが発見されているが、リフィルカードはWalmart限定プラントはなんら関係無い。(つまり、この$45リフィルカードは、普通の$45GoPhone リフィルカードとして、他のプランへの支払いや、残高のリフィルに使用できる。また、月$45のWalmart限定プランへの支払いにこのリフィルカードを使用する必要も無い。
● ただし、現在、AT&Tカスタマーサービス内の情報が徹底されていないのか、カスタマーサービス(800-901-9878、または、GoPhone携帯から611)に電話して、これまでの既存のGoPhoneプランから、Walmart限定の月$45プランへ変更できた人が、実際に居る。
● 発表時に不明だったWalmart限定の月$45プランの、超過分データ通信の追加は、500MB/$10で可能。
● Walmart限定プランでは、テザリングは使用出来ません。(月$60プランでは、テザリング可。)
参考:
【PrepaidPhoneNews】Updated: Walmart’s Exclusive $45 GoPhone Unlimited T&T, 1GB Plan Now Available – 2014年4月25日
【HowardForums】Go Phone Plan Changes - Page 30 – 2014年4月25日
まあ、1年以上も先の話なので、われわれ利用者としては「ふむふむ」程度で聞いていれば良いのですが、通信技術者の方は興味があるかもしれません。
AT&Tは本日プレスリリースを発表し、2015年後半にアメリカ国内線での「機内WiFi」事業に参入予定であることを示しました。
【BGR】AT&T’s next big move: In-flight WiFi based on its high-speed LTE service – 2014年4月28日
AT&Tの機内WiFiサービスは、Honeywell社の協力を受けて開発され、機内はWiFiで、航空機から地上への通信はLTE通信技術を使用して行われます。
AT&Tは同社の「地対空」通信技術と、Honeywell社の機内設備の技術で、既存の機内WiFiサービスで苦情の多い「遅い速度」「速度の不安定」の問題を解決出来るとしています。
また、このサービスに参入するためにAT&Tの新規の設備投資は不要で、既存の基地局設備で可能である、とプレスリリースでは言及しています。
AT&TはどのLTE周波数をこの目的のために使用するのか、技術的な詳細はまったく発表していませんが、同社は700MHz Band 17、1900MHz Band 2、850MHz Band 5、AWS Band 4の電波使用権の他に、2012年12月に権利をNextWave Wireless、Comcast、Horizon Wi-Com、San Diego Gas & Electric Companyなどから購入した、現在は全く使用していない2.3GHz Band 30または40の使用権を所有しています。
AT&Tの機内WiFi事業への参入が始まれば、GoGoやRow44(Southwest航空の機内WiFiサービスプロバイダー)など他社の機内WiFi事業にも影響が出るのではないか、という懸念から、GoGoの株はAT&Tプレスリリース後に一時7%下落したものの、終値は前日比1%上回っています。
【ZDNet】AT&T aims to take on Gogo, launch in-flight network based on LTE – 2014年4月28日
また、このサービスが開始されると、AT&Tの携帯加入者は機内WiFiにはSIM認証で自動的にアクセスできるようになり、無料、または、何らかのオプションサービスで格安で利用できるようになるかもしれません。
AT&Tの(地上)公衆WiFiサービスは既にSIM認証を1~2年前から実施しており、AT&T加入者は認証無しでアクセスできます。AT&T以外の加入者は、サインイン画面の使用許諾に合意する必要があります。
Sprint会長の孫氏の思惑とはかけ離れて、T-Mobile USの躍進は続いており、その影響はAT&TとVerizonにも通信料金の値下げや加入者減などという現象で現れています。
よって、一人負けのSprintは、まず、LTEサービス補強を推進して、自社の立て直しを計らない限りは、T-Mobile US買収提案も出来ないどころか、1-2年のうちに第3位から第4位へ転落することも有り得るでしょう。
さて、Sprintは昨年7月初めに2.5GHz周波数帯域の使用権を持つClearwireを完全子会社化して、この周波数の利用を自由に決められるようになりました。
Sprintは2.5GHz周波数帯域を120MHz幅で、ほぼ独占状態で所有しています。この2.5GHz帯域を含めたアメリカ携帯各社(プラス、衛星放送会社Dish)の携帯電波の、トータル周波数幅を比較したのが、次の表です。
【FireceWireless】Verizon says FCC can’t ignore Sprint’s 2.5 GHz licenses in spectrum screen – 2014年2月7日
つまり、
● Sprint 203MHz幅 (2.5GHzの120MHz幅を含む)
● AT&T 129MHz幅
● Verizon 104MHz幅
● T-Mobile US 71MHz幅
この状態で、SprintがT-Mobile USを買収すると、買収後のSprintの周波数使用幅は274MHzとなり、AT&TやVerizonの2倍~2.5倍となります。
“SprintのT-Mobile US買収計画に、更なる壁が立ちはだかる” の続きを読む
先にAT&TプリペイドGoPhone携帯プランの変更についてお知らせしましたが、
AT&TプリペイドGoPhone携帯プランが、2014年4月25日よりデータ通信容量増量、月$60プランはテザリングも可能に。 – 2014年4月19日
その新料金が、AT&Tサイトに掲載されています。
【AT&T】GoPhone Plans
ここで注目されるのは、先週のAT&Tのプレス・リリースで触れられていなかったプランは、実は、今回廃止されるプランだということです。
廃止されるのは、
● 月$35フィーチャーフォン・プラン、通話500分まで
● 月$50フィーチャーフォン・プラン、通話し放題
● 月$50スマートフォン・プラン、通話し放題、データ通信不可(WiFiは可)
これらの通信プランにすでに加入している人は、新しいプランに変更するまではそのままの条件で継続できます。
また、先週の記事
AT&TプリペイドGoPhone携帯プランが、2014年4月25日よりデータ通信容量増量、月$60プランはテザリングも可能に。 – 2014年4月19日
は、すでにこの内容を踏まえて修正しました。
“AT&T GoPhone新料金が、AT&Tウェブサイトに掲載される。GoPhoneデータ通信オンリー・プランが、追加。” の続きを読む
AT&Tは本日2014年4月23日、ハワイ州マウイ、アラスカ州ケチカンなど5都市で新たにLTEサービスを開始し、LTEサービス都市数を578都市、人口カバーは変わらず2億8000万人、人口カバー率89.2%としました。
【AT&T】AT&T 4G LTE Lights Up in More Markets = 2014年4月23日
AT&Tは、LTEカバー率ではVerizonに次いでアメリカ第2位です。
AT&Tの700MHz Band 17 LTE導入は2011年9月18日に開始され、3年後の今年(2014年)の夏にほぼ完了し、人口カバー3億人(人口カバー率96%)を目指します。
今後は加入者とデータトラフィックの多い大都市を中心に、自社が所有するBand 4に加えて、先月買収が完了したCricket (Leap) Wirelessの所有するBand 4でのLTE化、および、3G 1900MHz帯域の一部再編によるBand 2(1900MHz)のLTE化を進めます。AT&Tは同社が使用権を所有し、2G/3Gで使用している850MHz Band 5も、一部をLTE用に再編することを発表しています。
最新のAT&TのiPhone/iPad、スマホ、ポケットWiFi、などは、すべてこれらの4つの周波数(Band 17、4、2、5)に対応しています。
AT&Tはすでにシカゴを含めて数都市(ダラスも?)で複数周波数によるLTE CA(キャリアアグリゲーション)を試験運用中で、今後はCA導入によるLTEの高速化を行っていきます。現時点でAT&TのCA対応通信機器は、ポケットWiFiのAT&T Uniteのみです。
FirceWirelessオンラインサイトは、Credit Suisseアナリストによる2014年第1四半期のアメリカ4大キャリアの業績予測を発表しました。
【FirceWireless】Analysts: AT&T beats back competition from T-Mobile in Q1 2014年4月22日
これによると、
● T-Mobile US ポストペイド契約純増予測 ・・・ 105万件 / ポストペイド契約純増実績 ・・・ 130万件 (うち、タブレット10万件。2014年5月1日朝発表。)
● Verizon ポストペイド契約純増予測 ・・・ 52万5000件 / ポストペイド契約純増実績 ・・・ 53万9000件 (うち、タブレット63万4000件。2014年4月24日朝発表。)
● AT&T ポストペイド契約純増予測 ・・・ 20万件 / ポストペイド契約純増実績 ・・・ 62万5000件 (うち、タブレット31万3000件。)
● Sprint ポストペイド契約純減予測 ・・・ (25万件) / ポストペイド契約純減実績 ・・・ (23万1000件) (うち、タブレットは51万6000件増加。・・・てことは、携帯回線は(74万7000件)純減!?)
“2014年第1四半期の、アメリカ4大キャリア業績予測” の続きを読む
ついでに、AT&T Liberate (Novatel MiFi5792, Novatel MiFi2)のSIMロック解除手順を書いておきます。
このデバイスをSIMロック解除する上で最大の難関は、Windowsドライバーのインストレーションです。
AT&T Liberate (Novatel MiFi5792)は、AT&Tが2012年11月16日にリリースした、アメリカで最初の「タッチスクリーン機能付き、カラー液晶」のポケットWiFiです。
AT&T Liberate (Novatel MiFi5792)の対応周波数はAT&T Elevate 4G(Sierra AirCard 754S)と同じで、
LTE : 700MHz(Band 17)
- AT&T 広域でサービス開始済み(この記事を書いている2014年4月時点で、人口カバー率約90%)
- カナダ Rogers/Bell Mobility 2014年4月より開始。サービスエリアは、まだ限定都市。
- グアム Docomo Pacific(2012年4月開始)
LTE : AWS(上り1700MHz/下り2100MHz)(Band 4)
- AT&T 一部の大都市。これからエリアが広がる。
- T-Mobile US 広域でサービス開始済み(この記事を書いている2014年4月時点で、人口カバー率約70%)
- カナダ Rogers(2011年7月開始)、Bell Mobility(2011年9月開始)、Telus(2012年2月開始)、Saskatel(2013年1月開始)、など、カナダ主流のLTE
- グアム GTA(2013年10月開始)
3G/HSPA+ : 2100MHz
- 日本、アジア、ヨーロッパなど。(北米3ヵ国以外)
3G/HSPA+ : 1900MHz
- AT&T、T-Mobile US、カナダ、メキシコ
3G/HSPA+ : 850MHz
- AT&T、カナダ、メキシコ
- ドコモ FOMAプラス?
2G : GSM/Edge/GPRS 850MHz、1900MHz(北米)
2G : GSM/Edge/GPRS 900MHz、1800MHz(北米以外)
で、北米ではキャリアや対応プランによってはLTE速度まで、3Gでも場所によっては最高理論ダウンロード速度21Mbps(実際には2-7Mbps程度)で使用できます。北米以外では、LTEでの使用は出来ません。日本ではドコモ回線とソフトバンク回線では3G速度で使用可能ですが、両社ともLiberate (Novatel MiFi5792)の対応周波数でHSPA+(スーパー3G、ウルトラスピード3G)サービスは行っていないので、普通の3G W-CDMA(UMTS)での通信速度が得られます。
“DC-UnlockerでAT&T Liberate (Novatel MiFi5792, Novatel MiFi2)をSIMロック解除する手順” の続きを読む
AT&T Elevate 4G (Sierra AirCard 754S)は、AT&Tが2011年7月12日に同社の最初のLTE対応ポケットWiFiと発売したもので、当時はカナダのキャリアも販売していました。しかし、現在は当然、新品の販売は行われていません。
対応周波数は、
LTE : 700MHz(Band 17)
- AT&T 広域でサービス開始済み(この記事を書いている2014年4月時点で、人口カバー率約90%)
- カナダ Rogers/Bell Mobility 2014年4月より開始。サービスエリアは、まだ限定都市。
- グアム Docomo Pacific(2012年4月開始)
LTE : AWS(上り1700MHz/下り2100MHz)(Band 4)
- AT&T 一部の大都市。これからエリアが広がる。
- T-Mobile US 広域でサービス開始済み(この記事を書いている2014年4月時点で、人口カバー率約70%)
- カナダ Rogers(2011年7月開始)、Bell Mobility(2011年9月開始)、Telus(2012年2月開始)、Saskatel(2013年1月開始)、など、カナダ主流のLTE
- グアム GTA(2013年10月開始)
3G/HSPA+ : 2100MHz
- 日本、アジア、ヨーロッパなど。(北米3ヵ国以外)
3G/HSPA+ : 1900MHz
- AT&T、T-Mobile US、カナダ、メキシコ
3G/HSPA+ : 850MHz
- AT&T、カナダ、メキシコ
- ドコモ FOMAプラス?
2G : GSM/Edge/GPRS 850MHz、1900MHz(北米)
2G : GSM/Edge/GPRS 900MHz、1800MHz(北米以外)
のみなので、北米ではキャリアや対応プランによってはLTE速度まで、3Gでも場所によっては最高理論ダウンロード速度21Mbps(実際には2-7Mbps程度)で使用できます。北米以外では、LTEでの使用は出来ません。日本ではドコモ回線とソフトバンク回線では3G速度で使用可能ですが、両社ともElevate 4G(AC754S)の対応周波数でHSPA+(スーパー3G、ウルトラスピード3G)サービスは行っていないので、普通の3G W-CDMA(UMTS)での通信速度が得られます。
“DC-UnlockerでAT&T Elevate 4G (Netgear/Sierra AC754S)をSIMロック解除する手順” の続きを読む
AT&TプリペイドGoPhone携帯プランは、2014年4月25日よりデータ通信量が増え、月$60プランはテザリングも可能になります。
既存の月$40および月$60プラン加入者は、2014年4月25日より自動的にデータ通信量が増えます。(たぶん、更新月初めから?)
また、Walmart店舗のみで加入できる月$45/電話し放題、データ通信1GBプランが新規追加されます。このプランでのデータ通信の追加の可否は、現在のところ不明です。(明記されていないので、翌月までデータ通信の追加が出来ないかもしれません。)
以下、既存プランとの比較表です。
“AT&TプリペイドGoPhone携帯プランが、2014年4月25日よりデータ通信容量増量、月$60プランはテザリングも可能に。” の続きを読む
カナダのRogersは、本日(2014年4月17日)からVancouver、Calgary、Torontoの3都市の一部で、700MHz帯域でのLTEサービスを開始しました。
Rogersは既にAWS(Band 4)で2011年7月から、2600MHz(Band 7)で2012年11月からLTEサービスを開始していますが、700MHz低周波数でのLTEサービスを開始することにより、ビル内の電波受信や郊外での電波到達距離が改善されます。
【IT World Canada】Rogers activates 700 MHz service – 2014年4月17日
同様に、Bell Mobilityも今月(2014年4月)初めから700MHzでのLTEサービスをオンタリオ州Hamiltonで開始しています。
【MobileSyrup】Bell first in Canada to launch 700Mhz LTE service, beginning with Hamilton, Ontario – 2014年4月3日
両キャリアとも、LTE 700MHzサービスエリアは徐々にカナダ国内全土に拡大していきます。
アメリカ在住の者にとってこのニュースの意義は、AT&TのLTE 700MHz対応スマートフォンやタブレットで、隣国カナダで国際ローミングが可能になると言うことです。AT&Tの比較的新しいLTE端末は、少なくともBand 17とBand 4に対応しています。
“カナダのRogers、Bell MobilityがLTE 700MHzサービスを開始” の続きを読む
Sprint WeGoとAT&T Amber Alert GPSと同様の目的のものに、FiLIPがあります。これは、子供向けスマートウォッチで、GPS追跡機能のほか、通話は事前設定した5つの電話番号まで可能。SMSテキスト受信機能があります。
AT&Tはこの子供向けスマートウォッチを2013年10月7日に発表し、同年11月22日から販売しています。
【AT&T】AT&T and FiLIP Technologies Team Up to Keep Parents and Kids in Touch – 2013年10月7日
価格は$199.99、通信料金は月$10で、契約期間の束縛はありません。
“子供向けスマートウォッチ、FiLIPは、AT&T回線で使用可能。” の続きを読む
SprintのWeGo紹介のついでに、暫く気になっていたAT&Tの同様なデバイスも紹介します。
AT&Tは、ユタ州に本社を持つAmber Alert社のGPS/双方向通話デバイスを、昨年秋(2013年11月4日)から提供しています。
【AT&T】AT&T and Amber Alert GPS Keep Parents, Children Connected with Child Safety Device – 2013年11月4日
このデバイスは、基本的にはこのサイトで昔(?)紹介した、i-gotUのGPS Tracker GT-1800と機能がほとんど同じです。
SMSで現在地を教えてくれるi-gotU GPS Tracker GT-1800 – 2011年12月13日
i-gotU GPS Tracker GT-1800が2G GSM通信専用だったのに対し、Amber Alert GPSは3G/2Gのどちらも使用できます。
AT&Tの価格は、$129.99。通信料は月$10(契約束縛無し。いつでも解約可能。)で、アクティベーション手数料$36(プロモーションによって、免除されることもある)、
● GPSで位置確認
● 一つの電話番号とのみ、双方向通話
● 子供の周囲の音声を聞く(「盗聴」と言うと印象が悪いですが・・・)モード
● ジオフェンス
● 速度センサー
などの機能があります。
“AT&Tは子供用にAmber Alert GPSを2013年11月4日から提供しています。” の続きを読む
2日前(2014年4月2日)、DC-Unlocker最新バージョン、v1.00.1105でAT&T Liberate(Novatel MiFi2、または、Novatel MiFi5792)がSIMロック解除できるようになったというEメール通知を受け取ったので、LiberateのSIMロック解除をしました。その手順は以下の手順とほぼ同じですが、Windows PCのドライバーのインストールが簡単にはいきませんでした。その辺はもう少し検証した上で、別記事として掲載します。
ちなみに、この最新バージョンではソフトバンクGL09P(ソフトバンク203z、ZTE MF98)のSIMロック解除も可能になっています。筆者は同機は所有していないので試すことは出来ませんが、興味のある方はお試しください。GL09Pに関しては日本語検索で検索すれば、情報が得られると思います。
また、SprintのZTE Zing(Netgear/Sierra AC771S)のSIMロック解除も、この最新バージョンでSIMロック解除可能です。
そして、DC-Unlockerからバージョンアップの通知は受け取っていないような気がするのですが、サポートフォーラムを見るとAT&T Unite (Netgear/Sierra AC770S)も今年(2014年)の2月中ごろにはDC-UnlockerでSIMロック解除できるようになったので、それも2日前に試し、成功しました。こちらの機種に関してはドライバーがAT&T Uniteに内部保存されており、比較的簡単にSIMロック解除されましたので、最初に記事にします。
AT&T Uniteは、黒色モデルがアメリカ家電量販店BestBuyで現在、プリペイドポケットWiFiとして$99.99で販売されています。昨年(2013年)11月から提供開始されたプリペイドGoPhone Mobile Hotspotプランで使用できます。
AT&TプリペイドGoPhoneデータ通信オンリーMobile Hotspotプランに加入する方法 – 2013年11月24日
【AT&T】GoPhone Mobile Hotspot
ポストペイド用に販売されているAT&T Uniteは、本体の色が白です。もちろん、白でも最新ファームウェアでプリペイド対応になり、黒でもポストペイドSIMで使用できますが。
AT&T Unite(AirCard 770S)ポケットWiFiのファームウェアを更新しました。 – 2014年2月2日
AT&T Uniteの周波数対応は、
● 2G GSM/Edge/GPRS 850MHz、1900MHz(AT&Tは850MHzと1900MHz使用。T-Mobile USは1900MHz使用。)
● 3G W-CDMA/HSPA+ 850MHz、1900MHz(AT&Tは850MHzと1900MHz使用。T-Mobile USは1900MHz使用。)
● LTE Cat3 700MHz Band 17、AWS Band 4、1900MHz Band 2、850MHz Band 5(AT&TはBand 17がメイン。一部でBand 4導入開始。T-Mobile USはBand 4がメイン。)
したがって、日本やアジア・欧州の周波数には対応していないので、SIMロック解除する目的は、北米でAT&T以外のSIM(T-Mobile USやカナダのSIMで使用、または、ドコモを含む米国外のSIMで米国内国際3G/LTEローミングで使用。)で使用すること、になりますね。
※ AT&T Uniteプリペイドモデルの販売開始に伴い、BestBuyではVerizonプリペイドポケットWiFiの販売は無くなっています。VerizonオンラインショップではMiFi5510Lがプリペイドパッケージとして$99.99で販売されており、Verizon実店舗でも購入可能と思われます。(最近、Verizonの実店舗へ行っていませんが、以前は4510Lが販売されていました。)
※ Sierra WirelessのAirCard部門は昨年、Netgearに買収され、AirCardポケットWiFiは現在、Netgearの名前で販売されています。が、DC-Unlockerサイトを含め、旧名のSierra Wirelessで機種分類されていることがあるので、注意してください。
なお、アメリカでは2012年10月末に改訂された現行の著作権法上、2013年1月末以降に購入した携帯通信端末のSIMロック解除は、キャリア以外が行うことは違法ということになっています。AT&Tでは条件を満たせば端末のSIMロック解除をしてくれるはずなのですが、筆者は以前AT&T LiberateのSIMロック解除をリクエストしたものの、LiberateのSIMロック解除手順がAT&Tの内部ドキュメントとして存在しないので出来ない、と言われたことがあります。その後、ネット上ではユーザー報告として「AT&TはポケットWiFiのSIMロック解除手順を、持っていないらしい。」という情報も見つかります。
“DC-UnlockerによるAT&T Unite (Netgear/Sierra AC770S)のSIMロック解除手順” の続きを読む
ドコモが2014年3月31日から北米・香港・マレーヒア・フランス・プエルトリコ/米領バージン諸島でLTE国際ローミングを開始するとの案内が、本日発表されました。
【NTT Docomo】LTE国際ローミングを提供開始-現行の2種類の海外パケット定額サービスで、LTEによる高速パケット通信がご利用可能に – 2014年3月26日
発表内容にありますが、「※ 注意5 対応機種によりご利用いただける国・地域が異なります。」
そこで、対応機種15機種(2014年3月26日時点)が北米(アメリカ、カナダ)で使用できるかどうか、LTEの周波数をチェックしてみました。
“ドコモが北米でLTEローミング開始、発表された対応機種の北米LTE周波数対応表” の続きを読む
AT&Tがプリペイド携帯会社のCricket(Leap Wireless)を約12億ドルで買収する提案を昨年2013年7月にしていた件に関して、
AT&TがLeap Wireless (Cricket)を買収すると発表 – 2013年7月14日
本日、FCCおよびDoJが180日間のレビュー期間を完了し、承認しました。
そして、AT&TとCricketは早速、本日夕方、合併手続き完了を発表しました。
【AT&T】AT&T Completes Acquisition of Leap Wireless – 2014年3月13日
CricketはCDMA2000 1900MHzの自社電波を持ち、35州で店舗を展開するプリペイド専門キャリアで、自社電波の無いところではSprintの電波をローミングして使用できます。
また、一部の都市でAWS Band 4でLTEを開始しています。
更に、シカゴ地域では700MHz Aブロック(Band 12)の使用権を持っています。
Cricket(Leap Wireless)は2013年第4四半期で9万2000人の加入者減となり、2013年末の加入者総数は455万人と、直近の四半期業績発表で明らかにされています。
【FierceWireless】Leap takes hit from T-Mobile, loses 27% of its customers in 18 months – 2014年3月6日
“AT&TがCricket(Leap Wireless)の買収を完了。” の続きを読む
AT&Tポストペイド契約の変更をしました。
というのも、筆者が加入していたこれまでの旧プランは
● 通話が1ヶ月450分まで$39.99(未使用分数は翌6ヶ月までCarry-overがある)
● テキストは1通当たり20セント(数ヶ月前に間違えて、「月$5で200通まで」プランを削除してしまった。そのプランは旧プランなので、キャンセル後は再加入できない。)
● データは$20で300MBまで、テザリング不可。
でしたが、久しぶりに調べてみると最新のデータ共有プラン(と言っても、筆者がAT&Tに加入している端末は1台のみ)でも毎月の料金は同じ($0.01高いが、無視できる範囲内。)で、
● 通話が使い放題
● テキストも使い放題
● データは$20で300MBまで、テザリング可
になるので、メリットがあると思ったのでした。
AT&TはVerizonと同じく、2013年10月25日からは加入端末数が1台でも「共有プラン(Mobile Share Value Plan)」に加入するしか選択が無くなりました。従来の通話定額プランの加入者も、プランを「共有プラン(Mobile Share Value Plan)」に変更すると、元のプランには戻れなくなります。
しかし、少なくとも最低加入プランを比較してみると、従来プランよりも共有プランの方がメリットがありますね。
|
従来プラン |
共有(Mobile Share Value)プラン |
通話 |
国内は450分まで$39.99 未使用分は6ヶ月Carry-Over |
使い放題 使い放題なので、Carry-over不要 |
SMSテキスト |
国内宛が1通$0.20 |
国内・国際使い放題 |
データ通信 |
300MBまで テザリング不可 |
300MBまで テザリング可 |
料金(税抜き) |
$59.99 |
$60.00 |
オンライン・アカウント管理サイトへのログインIDとパスワードを作っておけば、プラン変更はいつでも簡単に出来ます。
“AT&Tポストペイド契約のプラン変更手順” の続きを読む
最近、アメリカ4台携帯各社のプランが頻繁に変わるので、追いついていけませんよね。
アメリカのポストペイド携帯契約を再調査したので、
アメリカでiPhoneをポストペイド加入する場合の料金 – 2011年1月14日 【最終編集日:2014年3月12日】
その料金を表にして4社比較したいと思います。
■ スマートフォン、月最低料金プラン
キャリア |
プラン名 |
条件 |
毎月の料金総額(税抜き) |
通話 |
テキスト(SMS、MMS) |
データ通信 |
テザリング |
その他、特徴 |
AT&T |
Mobile Share Value Plan |
2年契約 端末割引有り(iPhoneは$450) 早期解約料$325-$10x契約継続月数 |
$60 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
300MBまで 超過料金は300MB当たり$20 |
可 |
AT&T公衆WiFi無料 国際データローミング 国際LTEデータローミング |
AT&T |
Mobile Share Value Plan |
契約束縛無し(No Contract Option) 端末定価購入 または 端末持込 早期解約料、無し |
$45 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
300MBまで 超過料金は300MB当たり$20 |
可 |
AT&T公衆WiFi無料 国際データローミング 国際LTEデータローミング |
AT&T |
Next Plan |
契約束縛無し(No Contract Option) 端末定価購入 端末代20ヶ月または26ヶ月分割払い 早期解約料、無し(残債を支払う) |
$45 +端末分割料金 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
300MBまで 超過料金は300MB当たり$20 |
可 |
AT&T公衆WiFi無料 国際データローミング 国際LTEデータローミング |
Verizon |
More Everything Plan |
2年契約 端末割引有り(iPhoneは$450) 早期解約料$350-$10x契約継続月数 |
$55 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
250MBまで 超過料金は250MB当たり$15 |
可 |
国際データローミングは高い |
Verizon |
More Everything Plan |
Month-to-Month契約 端末定価購入 または 端末持込 早期解約料、無し |
$55 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
250MBまで 超過料金は250MB当たり$15 |
可 |
国際データローミングは高い |
Verizon |
More Everything Plan + Edge |
契約束縛無し 端末定価購入 24ヶ月分割払い 早期解約料、無し(残債を支払う) |
$45 +端末分割料金 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
250MBまで 超過料金は250MB当たり$15 |
可 |
国際データローミングは高い |
Verizon |
Single Line Plan |
契約束縛無し(No Contract Option) 端末定価購入 または 端末持込 早期解約料、無し |
$60 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
1GBまで 超過料金は500MB当たり$15 |
可 |
国際データローミングは高い |
Verizon |
Single Line Plan + Edge |
契約束縛無し 端末定価購入 24ヶ月分割払い 早期解約料、無し(残債を支払う) |
$50 +端末分割料金 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
1GBまで 超過料金は500MB当たり$15 |
可 |
国際データローミングは高い |
Sprint |
Unlimited, My Way Plan |
2年契約 端末割引有り(iPhoneは$450) 早期解約料最大$350 |
$70 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内宛は使い放題 |
1GBまで 超過料金は1MBあたり$0.05 |
追加料金$10 |
国際データローミングは高い |
Sprint |
Framily Plan |
契約束縛無し 端末定価購入 または 端末持込 早期解約料、無し |
$55 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内宛は使い放題 |
1GBまで 超過料金は(不明) |
(不明) |
国際データローミングは高い |
Sprint |
Framily Plan + Sprint Easy Pay |
契約束縛無し 端末定価購入 24ヶ月分割払い 早期解約料、無し(残債を支払う) |
$55 +端末分割料金 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内宛は使い放題 |
1GBまで 超過料金は(不明) |
(不明) |
国際データローミングは高い |
T-Mobile US |
Simple Choice |
契約束縛無し 端末定価購入 または 端末持込 早期解約料、無し |
$50 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
1GBまで 1GBを超えると2G即速度で使い放題 |
可 |
国際データローミングは2G速度で無制限で無料。 追加料金で3G速度で使用可。 |
T-Mobile US |
Simple Choice + Jump |
契約束縛無し 端末定価購入 24ヶ月分割払い 早期解約料、無し(残債を支払う) |
$50 +端末分割料金 |
アメリカ国内使い放題 国際電話発信のみ追加料金 |
国内・国外宛は使い放題 |
1GBまで 1GBを超えると2G即速度で使い放題 |
可 |
国際データローミングは2G速度で無制限で無料。 追加料金で3G速度で使用可。 |
“アメリカのポストペイド携帯契約料金、各社比較” の続きを読む
昨日のT-Mobile USのポストペイドSimple Choiceプランのデータ容量増加発表(実施は2014年3月23日から)に対抗し、AT&Tは本日、ポストペイド共有プランのMobile Share Value Planで、2GBデータ定額を$15値下げして、月$55から$45に下げることを発表しました。実施は明日、2014年3月9日からです。これにより、1台契約の場合、2GBデータ定額で以下のように料金が変わります。
既存の契約者は自動的には料金が変わらないので、オンライン、カスタマーサービスへ電話、または、ショップでのプラン変更手続きが必要です。
プラン (2GBプランのみ料金変更) |
2014年3月8日まで 旧料金 |
2014年3月9日から 新料金 |
比較参考 300MBプラン 新旧変わらず |
比較参考 1GBプラン 旧加入者は継続可能 新規加入者は加入不可 |
2年契約 データ共有2GBプラン Mobile Share Value Plan 2GB (端末割引適用) |
2GBデータ定額 $55 1台目の端末通話・テキスト料金 $40 --- 合計 月$95 |
2GBデータ定額 $40 1台目の端末通話・テキスト料金 $40 --- 合計 月$80 |
300MBデータ定額 $20 1台目の端末通話・テキスト料金 $40 --- 合計 月$60 |
1GBデータ定額 $45 1台目の端末通話・テキスト料金 $40 --- 合計 月$85 |
2年契約 データ共有2GBプラン Mobile Share Value Plan 2GB (端末割引無し=定価購入 または、 最後に端末割引を適用してから2年経過後 または、 端末持込契約)
または、Month-to-Month(No Contract)契約 |
2GBデータ定額 $55 1台目の端末通話・テキスト料金 $40 通話料金割引(1台に付き) -$15 --- 合計 月$80 |
2GBデータ定額 $40 1台目の端末通話・テキスト料金 $40 通話料金割引(1台に付き) -$15 --- 合計 月$65 |
300MBデータ定額 $20 1台目の端末通話・テキスト料金 $40 通話料金割引(1台に付き) -$15 --- 合計 月$45 |
1GBデータ定額 $45 1台目の端末通話・テキスト料金 $40 通話料金割引(1台に付き) -$15 --- 合計 月$70 |
AT&T Next、端末代分割払い データ共有2GBプラン Mobile Share Value Plan 2GB (端末割引無し=定価購入、 端末代は20回または26回分割払い) |
2GBデータ定額 $55 1台目の端末通話・テキスト料金 $25 --- 合計 月$80
プラス、端末分割代金 |
2GBデータ定額 $40 1台目の端末通話・テキスト料金 $25 --- 合計 月$65
プラス、端末分割代金 |
300MBデータ定額 $20 1台目の端末通話・テキスト料金 $25 --- 合計 月$45
プラス、端末分割代金 |
1GBデータ定額 $45 1台目の端末通話・テキスト料金 $25 --- 合計 月$70
プラス、端末分割代金 |
これによると、現在「1GBプラン」に加入している場合は、明日以降に2GBに変更したほうが月$5安く、かつ、2倍のデータ通信量が使えます。
なお、アメリカ国内通話と、国内・国外テキストは、使い放題になります。(国外向けテキストは、2014年2月28日から無料。)
AT&Tでは2013年12月8日より、
● AT&T Next契約者、
● 端末を定価で購入した場合、
● 端末の2年割引適用(2年契約)を満了した場合、
● 端末を「持ち込み」で契約する場合
に、1台あたりの「プラン月加入料金」(実質的に、「通話・テキスト使い放題」利用のための月基本料金)を月$15割引しています。
AT&TがシカゴでLTE 700MHz Band 17とAWS(1700/2100MHz) Band 4のキャリアアグリゲーションを開始した、とGigaOMは一昨日報道しています。
【GigaOM】AT&T’s new souped-up LTE network is live in Chicago, but you’ll have to wait to use it - 2014年3月6日
筆者が今年(2014年)1月9日にラスベガスで実測してきたように、AT&Tは2011年9月18日に公式開始した700MHz Band 17 (10MHz+10MHz)LTEのほかに、既に使用していた1900MHz 3G(HSPA+)回線を再編して一部LTE Band 2(5MHz+5MHz)として各地で提供を開始しているようです。
CES 2014ラスベガス、4キャリアのLTE検証 - 2014年1月11日
また、AWS Band 4の周波数使用権も一部の地域で持っています。2014年3月14日ごろに買収完了する予定のCricket Wireless(Leap Wireless)も複数の都市でAWS周波数使用権を持っており、この周波数でLTEサービスを開始しています。
その中でも、シカゴでBand 17とBand 4の2つのLTEバンドをアグリゲーションするサービスが開始されていることが、AT&Tのネットワーク・テクノロジーのシニアVPのKris Rinne氏がGogaOM誌にインタビューで答えたことから明らかになりました。ラスベガスを含む他の都市でも開始されている可能性がありますが、Kris Rinne氏が明白に都市名を明らかにしたのは現在のところシカゴのみです。
このAT&Tのシカゴでのキャリアアグリゲーションは、LTE 700MHz Band 17の10MHz+10MHz帯域と、AWS Band 4の5MHz+5MHz帯域とを組み合わせたもので、合計15MHz+15MHzの帯域を使用し、データ通信理論値最大速度は110Mbpsとなります。
現在のところ、AT&Tのキャリアアグリゲーションに対応している端末は、ポケットWiFiのAT&T Uniteのみです。スマートフォントしては、2014年4月に販売される予定のSamsung Galaxy S5が最初のスマホになりそうです。
AT&Tは本日、スペインで開催されているMWC(Mobile World Congress 2014)で、LTE国際ローミングを13ヵ国増やし、合計15ヵ国で可能になったと発表しました。
LTE国際ローミング可能な国は、既に2013年12月に発表されている
● カナダ(Rogers)
● イギリス(EE)
に続き、
● スペイン(Orange)
● フランス(Bouygues Telecom)
● スイス(Swisscom)
● ロシア(MegaFon)
● 日本(NTTドコモ)
● 韓国(KT)
● オーストラリア(Telstra)
● 香港(Hong Kong Telecom)
● マレーシア(Celcom)
● フィリピン(Global Telecom)
● シンガポール(Mobile One)
● グアム(DoCoMo Pacific)
● アンティグア・バーブーダ(Digicel)
となります。
【AT&T】LTE Roaming Now Available in More Countries – 2014年2月24日
【PR Newswire】AT&T Launches LTE Roaming in More Countries; Remains Only U.S. Carrier to Offer International Data Roaming on LTE – 2014年2月24日
これらの地域では現地のLTE周波数に対応した端末を使用すれば、Data Global Add-Onを追加することで、追加料金無しでLTEが利用可能です。
“AT&TのLTE国際ローミングが13ヵ国増えて、15ヵ国で可能に” の続きを読む
SprintによるT-Mobile US買収の資金が、銀行や証券会社によって準備が進んでいる噂が流れて2014年2月5日午後に株価が約7~8%の急上昇したSprintとT-Mobile US株ですが、同日夜、この買収が政府認可当局に認可される可能性が低いというアナリストニュースが相次いで流れ、翌2014年2月6日は両社株とも急下落。結果的には両社株とも、噂前の2014年2月5日午前の株価レベルに戻っています。
Sprint/T-Mobile USの合併が現在の状況では認められにくい状況の一つとして、アメリカ政府司法省およびFCC通信委員会の立場が、「アメリカの携帯業界は、現在、GSM/W-CDMAキャリア2社 + CDMA2000キャリア2社」で競争を続けるのが望ましい、という立場をとっていることにあります。
「2+2」競争体制は、2011年のAT&TによるT-Mobile USA買収時の審査(最終的に反対意見)で司法省が示した態度であって、その後2年間で、この方針がまだ大きく変えられるほどの携帯業界の大変化は、アメリカには起こっていません。
つまり、
● GSM/W-CDMAキャリア = AT&T、T-Mobile US
● CDMA2000キャリア = Verizon、Sprint
です。一部に「4社競争を、3社競争に会社の数を減らし、第3位と4位が合併することによって、トップ2社と資金的にも加入者数的にもほぼ同等にすることによって、より競争の土俵が均等化する」という議論があるようですが、アメリカの携帯業界の流れを見ている筆者には、「2+2競争」をまだ方針として堅守しているアメリカ政府司法省/FCCを説得するには、「4社⇒3社競争」理論はまだ説得力が弱いと思われます。
「2+2競争」理論の裏には、
● GSM/W-CDMAキャリアは端末の相互互換性がある程度あり、海外ローミングや、海外からの訪問者の所有する携帯の米国内ローミングに対応可能
● CDMA2000キャリアは、国内通信のみの競争
という立場から、「AT&T vs T-Mobile US」の競争と「Verizon vs Sprint」の競争を、アメリカ司法省/FCCは「多少、違う競争」と見ているからです。
アメリカの携帯業界と、最近アメリカン航空とUSエアウェイズの合併を認めて3大航空会社競争の状況を作ったアメリカ航空業界の違いは、そこにあります。
“アメリカの携帯業界は「4社競争」状態ではなく、「2+2競争」状態である。” の続きを読む
JD Powers調査による、アメリカ携帯会社のカスタマーサービス対応に関する最新の顧客満足度調査(2013年7-12月期に調査)の結果が、本日、発表されました。
中には、このような調査を基に携帯会社を選ぶ方も居ると思うので、ご紹介しておきます。
【JD Powers】2014 U.S. Wireless Customer Care Full-Service Performance Study and U.S. Wireless Customer Care Non-Contract Performance Study–Vol. 1 – 2014年2月6日
【ZDNet】T-Mobile closes J.D. Power customer satisfaction gap on AT&T, Verizon – 2014年2月6日
これによると、4大キャリアのカスタマーサービス対応に関する顧客満足度は、満点1000点として
● AT&T 793点
● Verizon 788点
● T-Mobile US 778点
● Sprint 757点
注目されるのが、昨年同期は760点で最下位だったT-Mobile USが778点で3位に浮上し、Verizon/AT&Tとのギャップを縮めています。
Sprintは昨年は771点で第3位だったのですが、ポイントも757点に下がり、最下位に転落しています。
“2013年後期、アメリカ携帯会社のカスタマーサービスのJD Powers顧客満足度調査結果” の続きを読む
iPad/iPad Air/iPad Mini/iPad Mini RetinaでT-Mobile US、AT&T、VerizonのSIMをアクティベートする手順は以前に書きましたが・・・
T-Mobile:
iPad 4/iPad MiniとiPad Air/iPad Mini RetinaでT-Mobile USプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月11日
iPad 1/iPad 2/iPad 3でT-Mobile USプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月11日
AT&T:
iPad Air/iPad Mini RetinaでAT&Tプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月17日 【2013年11月18日】
AT&T LTE SIMで、iPad/iPad MiniのプリペイドLTEプランに加入する手順 – 2013年4月5日 【2013年4月6日】
AT&TのSIMで、米国外のiPadを米国で使う場合の、3G/LTE加入手順 – 2011年3月10日 【2013年4月6日】
iPadのAT&Tプリペイド通信加入を、iPadを使わずに行う方法 – 2011年6月18日 【2013年3月8日】
Verizon:
Verizon LTE SIMで、iPad/iPad MiniのプリペイドLTEプランに加入する手順 – 2012年12月2日 【2013年4月5日】
Verizon版iPad/iPad MiniのVerizon SIMに関して、覚書き – 2013年8月11日 【2013年8月11日】
Verizon版iPad/iPad Air/iPad Miniで、Verizonプリペイド通信プランに加入する方法 – 2013年11月18日 【2013年11月24日】
ちょっと強調不足の点があったと思います。
● T-Mobile USのSIMをアクティベートするときには、必ずWiFiをオフにしてください。また、T-Mobile USの回線に接続している必要があります。
● AT&TおよびVerizonのSIMをアクティベートするときには、WiFiがオンで、WiFi経由でインターネットに接続している必要があります。そうしないと、「設定(Settings) ⇒ モバイルデータ通信(Cellular Data) ⇒ アカウントを表示(View Account)」をタップしたときに、「Connection Failed」のエラーメッセージが表示されます。
このとき、SIMによっては、画面左上の信号表示のところが「No Service(圏外)」と表示されることがありますが、WiFiでアカウント(SIM)をアクティベートすると、キャリア名と信号が表示されます。
また、Verizon SIMは、Verizon版のiPad/iPad Air/iPad Mini/iPad Mini Retinaでのみアクチ可能です。他のキャリア版のiPad/iPad Air/iPad Mini/iPad Mini Retinaではアクチできません。既に他でアクチしたVerizon SIMを、Verizon版以外のiPad Air/iPad Mini Retinaに挿入して使用することは、可能です。
ちょっと報告が遅くなりましたが、AT&Tのポストペイド加入者は2014年2月4日から日本でデータ通信の国際ローミングをする際に、ドコモのLTE回線にローミングできます。
同じくGlobal Roamingの可能な、プリペイドiPad および DataConnectプランでも、可能になるものと思われます。
プランは従来の
● Global Data Add-on 120MB ・・・ $30/月 (超過分は、120MB当たり$30)
● Global Data Add-on 300MB ・・・ $60/月 (超過分は、120MB当たり$30)
● Global Data Add-on 800MB ・・・ $120/月 (超過分は、120MB当たり$30)
を選択すれば、追加料金無しで自動的にドコモのLTE回線に接続します。
また、
● Global Data Add-on 300MB ・・・ $60/月
● Global Data Add-on 800MB ・・・ $120/月
プランに加入すると、月1GBまでの現地の公衆WiFi(国際空港を含む)も、追加料金無しでアクセスできます。
【AT&T】Home / Shop / Wireless / International Plans / Affordable World Packages / Global Countries
現地での無料公衆WiFiを使用するには、事前設定が必要です。
【AT&T】Home / Shop / International Plans / Affordable World Packages : International Wi-Fi
以下、ドコモのLTE周波数とAT&T版iPhone/iPad/Nexus 5&7の対応表です。
ドコモ 周波数 |
AT&T版 iPhone 5 |
AT&T版 iPhone 5s/5c |
AT&T版 iPad 3 |
AT&T版 iPad 4/ iPad Mini |
Verizon/Sprint版 iPad 4/ iPad Mini (AT&T SIM使用) |
全キャリア版 iPad Air/ iPad Mini Retina (AT&T SIM使用) |
Nexus 7 LTE 北米版 (AT&T SIM使用) |
Nexus 5 北米版 (AT&T SIM使用) |
AT&T Elevate 4G/ Liberate/ Unite ポケットWiFi |
LTE Band 1 2100MHz |
X |
〇 |
X |
X |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
X |
LTE Band 3 1800MHz |
X |
〇 |
X |
X |
〇 |
〇 |
〇 |
X |
X |
LTE Band 19 800MHz |
X |
〇 |
X |
X |
X |
〇 |
X |
〇 |
X |
LTE Band 21 1500MHz |
X |
X |
X |
X |
X |
X |
X |
X |
X |
3G 2100MHz |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
次は、AT&T Liberate(Novatel MiFi2、Novatel MiFi5792)のファームウェアアップグレード。
こちらのほうは、2013年1月に買ってから一度もアップデートしていません。ファームウェアのバージョンは、1.1のままです。最新のファームウェアは、1.4(リリース年月日、2013年9月5日)です。
これまでのLTE Band 17と4対応の他に、このアップデートで新たにLTE Band 2と5にも対応するので、アップデートしないともったいないですね。
この装置もAT&T Uniteと同じでOTAでファームウェアアップグレードなので、データ通信プランに加入していないといけないと思います。
【AT&T】Wireless Support > Upgrade the Firmware Version for the AT&T Mobile Hotspot MiFi Liberate
のページによると、最新ファームウェアのダウンロード(約13MB)は、データ通信プランの容量にはカウントされないということなので、プランに加入せずに、ただ単にSIMがアクティベートされた状態でも良かったのかもしれません。
基本的には、メインメニューから「Settings ⇒ Software Update ⇒ Check for Updates」をタップしていくと、もし、ファームウェアアップデートがあれば、その様なメッセージが画面に出ます。
“AT&T Liberate(Novatel MiFi2, MiFi5792)ポケットWiFiのファームウェアを更新しました。” の続きを読む
AT&T用ポケットWiFi、AT&T Unite(AirCard 770S)のファームウェアをアップデートしました。
新バージョンは「NTG9X15C_01.03.06.62」、ファームウェア・ビルド年月日は「2013年11月13日(11/13/13)」、一般リリース日は2013年12月18日です。
AT&T Uniteは2013年11月12日からAT&TプリペイドGoPhoneデータ通信オンリーのMobile Hotspotプランの対象機器ともなったため、
AT&TプリペイドGoPhoneデータ通信オンリーMobile Hotspotプランに加入する方法 – 2013年11月24日
今回のファームウェア・アップデートは、GoPhone対応(たぶん、GoPhoneプラン加入の場合のプラン期限、使用データ量、使用データ量制限、などのアカウント統計データの画面表示対応)が主要機能です。
既にバージョンが「NTG9X15C_01.03.06.62」となっている場合には、それ以降の新しいファームウェアアップデートは、現在のところありません。
最近のアメリカで発売のポケットWiFiは、OTAアップデート(携帯回線でのファームウェア・アップデート)が多くなっています。この機種も、同じです。
したがって、ファームウェアアップデートをするには
● データ通信契約中のSIMを挿入してあること
● AT&Tの回線(AT&Tのデータ通信国際ローミング契約に加入している場合には、ローミング回線)に接続していること
が必要です。
したがって、筆者も、このAT&T Uniteのファームウェア更新のために、「プリペイドDataConnect、1日(24時間)100MBまで、$15」のプランに加入しました。
AT&Tのデータ通信プランに加入し、そのSIMをAT&T Uniteに挿入し、以下のようにしてファームウェア・アップデートを行います。
“AT&T Unite(AirCard 770S)ポケットWiFiのファームウェアを更新しました。” の続きを読む
先週(2014年1月24日)に発表されたAT&T用ISIS NFCペイメントのIncipio Cashwrap iPhoneケースを買ってみました。
AT&TのiPhone(ポストペイド契約)用ISIS NFCペイメントケースは、黒が$65、グレイ(白)とピンクが$69で、オンラインでは既に発売開始。AT&T店舗では2014年1月31日から発売になります。AT&Tのプレスリリースによると、このISISケースは、AT&Tのポストペイド契約者のみ使用できるようです。
“AT&T用ISIS iPhone NFCケースを買ってみた。” の続きを読む
AT&Tはロンドン証券取引所のTakeover Panelの質問に答えて、「(現在のところ)AT&Tは、Vodafone買収提案を出す予定は無い。」と公式回答しましたが、本日のBloomberg誌によると、AT&TはVodafone買収を完全に諦めたわけではなく、単に今現在は、買収提案を発表する準備が出来ていないだけ、ということのようです。
イギリスの企業買収に関する規則は厳しく、Takeover Panelの質問に対しては、28日以内に実際に買収提案を出すか、買収の意思の無いことを表明する必要があります。
また、一旦、買収の意思の無いことを表明した後は、6ヶ月の間は買収提案を発表することが出来ません。
AT&Tは、もし、それが実現しても、Vodafone買収提案の公式発表は6ヵ月後以降になると考えているようです。
また、6ヶ月以内であっても、Vodafone役員会自体が買収されることに同意すれば、手続きを進めることが出来ます。
【Bloomberg】AT&T Said to Still Eye Vodafone After Renouncing Takeover – 2014年1月29日
昨日、標題のニュースが報道されて、すぐ書くべきだったのですが、バタバタしておりました。
先週末、AT&TのCEO、Randall Stephenson氏が、EUの規制当局関係者と会談を行ったことから、AT&TのVodafone買収提案の噂がさらに強くなり、ロンドン証券取引所は「噂によって株価の上下が急速に進む」のを懸念し、AT&Tに対して噂の信憑性に対して質問状を出していました。
AT&Tはその質問状に対して、昨日、公式に「AT&Tは、Vodafoneの買収提案を出す予定が無い」ことを、ロンドン証券取引所に回答したそうです。
【Reuters】AT&T rules out Vodafone bid for now – 2014年1月27日
イギリスの規制によると、このAT&Tの正式回答により、AT&Tは少なくとも今後6ヵ月は、自主的なVodafone買収提案を出せなくなります。
ただし、6ヶ月を過ぎた場合には、AT&Tは自由に再度、Vodafoneへの対応を選択することが出来ます。
また、Vodafone側がAT&Tに対して合併提案を持ち込んできた場合には、6ヶ月以内でもそれを受け入れることが出来ます。
AT&Tが現状ではVodafone買収を諦めた理由は、いくつかの推測が挙げられています。
その一つは、アメリカのNSAが、AT&Tを含むアメリカ国内の通信会社やインターネット関連会社を利用してスパイ活動を行い、その諜報活動体操範囲がヨーロッパ諸国やヨーロッパのトップ政治家にも及んでいることが昨年夏に暴露され、その影響から、AT&Tなどアメリカ通信会社への「反発」がヨーロッパ諸国では強いことが挙げられています。
もう一つは、現在のヨーロッパの通信事業者は、100以上の(世界的には)中小の企業が競合して通信サービスを提供しており、AT&T/Vodafoneの合併により超大企業がヨーロッパ市場に生成され、特にその合併のパートナーがEU外からEU市場内へ進出してくると、EU内通信企業からの風当たりが強いであろう、という理由です。
AT&Tは今後、Vodafone以外で企業サイズ的にも小さく、認可の降り易いEU圏買収対象企業を探すか、6ヵ月後にVodafoneへ再度買収アプローチをするか、のどちらかの動きを取る、と多くのアナリストは観測しています。
アメリカ第2位の携帯キャリアのAT&Tは、昨年中ごろからヨーロッパのキャリアの買収意欲を示しており、Vodafoneがその対象筆頭に上がっていました。
そのイギリスVodafoneの買収を前提に、AT&TのCEOのRandall Stephenson氏が、イギリスとEUの規制当局の関係者と事前会談を行った、とイギリスのSky News誌が報道しています。
【Sky News】AT&T Courts Europe Over £60bn Vodafone Bid – 2014年1月25日
VodafoneはまだVerizon Wirelessへの45%出資者として、AT&Tの競合会社であるVerizonとパートナーを結んでいますが、このVodafoneの45%権利をVerizonが1300億ドルで買い取ることが既に決まっており、2014年2月21日にはその取引が完了することになっています。
AT&Tとしては、その後、早急にVodafone買収提案を提出できるよう、事前に規制当局への接触を始めているようです。
Vodafone買収額は、約600億ポンド(990億ドル、約9兆9000億円)と推定されています。もし、この買収が実現した場合には、AT&T+Vodafoneの合併企業は、株式評価額で1500億ポンド(2475億ドル、約24兆7500億円)以上の価値となります。
また、AT&Tはもし、Vodafoneの買収が実現しない場合には、同じくイギリスのEE(Everything Everywhere Limited)を買収の標的にするのではないか、と推測されています。
「モバイルインターネット世界No.1」を目指すソフトバンクの目標が、また、遠ざかりそうです。
2~3日うわさになった後、昨日、正式に発表された、AT&TのiPhone(ポストペイド契約)用ISIS NFCペイメントケースは、黒が$65、グレイ(シルバー)とピンクが$69で1月31日から発売になります。AT&Tのオンラインサイトでは、既に受注が始まっています。このISISケースは、AT&Tのポストペイド契約者のみ使用できるようです。
【AT&T Wireless】Incipio Cashwrap Black Isis Ready® Case – iPhone 5/5s
しかしですよ、これを買うのは良いですが、一体、アメリカ国内では、・・・・
1.どのカードが登録できるの?
今のところ、AMEXとChaseのカードが、加盟カード。
他のカードや銀行口座も登録出来るらしいけど、要検証。
2.どこで使えるの?
“AT&T iPhone用ISISケースでまた注目を集めているアメリカのNFCペイメントだけど、どこで使えるの?” の続きを読む
AT&Tは昨日、既存の2年契約者が早期解約料無しで、「長期契約束縛の無い、端末分割ポストペイドプログラム、Next」に契約変更できることを発表しました。
対象者は、以下の通りです。
● 2014年1月18日以前に、AT&Tとポストペイド2年契約を契約している加入者。
● Nextプログラムに契約変更する時点で、2年契約の6ヶ月以上が経過していること。
● Nextプログラムは、契約期間の束縛無し、早期解約料金無し。(ただし、解約時に端末の残債は完納すること。)
● Nextプログラムに変更する際に、新しい端末を「Next」端末代金の支払い条件で購入し、それまでの端末をAT&Tに返上する。
● Nextプログラムの端末代金支払い条件は、端末は定価で購入、端末代金は頭金ゼロ(消費税分は契約時に払う)で、無利子で、20ヶ月または26ヶ月均等払い。
● 分割支払い中は、12ヶ月(20回分割払いの場合)または18ヶ月(26回分割払いの場合)ごとに新しい端末と交換できる。
● 交換した際に、古い端末の端末代金残債は免責(免除)され、新しい端末代金の分割が新しく20ヶ月または26ヶ月均等払いで始まる。
● 残責を完済した際には、その端末を手元に持っておくことができる。それ以外の場合には、端末はAT&Tに返納する。
● Nextプログラムの通信料金は、「Shared Data」プランのみ。(通話とテキストは「使い放題プラン」のみ。データ通信は、必要量に応じて各自選ぶ。)
つまり、「去年の夏にiPhone 5や4sをAT&Tで2年割引で買って契約した。でも、新しいiPhone 5sを早く使いたい。」という人は、これまでは
▲ 2年契約が終了するのを待つか、
▲ iPhone 5sを定価で一括払いで買うか(この場合は、古いiPhoneはキープできるか、自分で下取りサイトを見つけて下取りしてもらう。)、
の二択でしかなかったのが、
▲ AT&Tの2年契約から(早期解約料無しで)AT&T Nextに契約変更することによって、頭金ゼロ(消費税分は契約時に払う)で20ヶ月(または26ヶ月)分割払いすることにより、新しいiPhone 5sを入手できる。(契約変更時に、古いiPhoneや携帯は、AT&Tに返納。)
という選択が増えることになります。
参考:
【CNet】AT&T jumps on early upgrade bandwagon, but only for existing customers – 2014年1月20日
昨年から販売されていて、最近ではプリペイドGoPhoneデータ通信端末としても店頭販売されているポケットWiFi、AT&T Unite(Netgear AC770S)は、AT&Tの多周波数キャリア・アグリゲーションに対応することが分かりました。
【Firece Wireless】AT&T’s Unite hotspot is the carrier’s first device to offer carrier aggregation technology – 2014年1月16日
アメリカでは既にSprintが800MHz(Band 26)、1900MHz(Band 25)、2.5GHz(Band 41、TD-LTE)の3周波数をアグリゲート(バンドル)したキャリア・アグリゲーションサービスを昨年10月から開始し、現在、11の都市で提供しています。Sparkはキャリアアグリゲーションにより現在、最大50-60Mbpsのダウンロード速度が達成できます。
AT&Tはこれに続いて、アメリカで2番目のキャリアとして、今後、段階的に700MHz(Band 17)、1900MHz(Band 2)、AWS(Band 4)を2周波数または3周波数を使ってキャリア・アグリゲーションするデータ通信を提供して行く予定です。既にフィールドテストは完了している、とFierceWirelessTechに話しています。
AT&T Uniteでキャリア・アグリゲーションを行うためには、おそらく、ファームウェアの更新が必要になると思われます。
AT&Tは本日2014年1月6日、新たに26都市でLTEサービスを開始し、サービス都市は514都市、人口カバーで2億7000万人(86%)を達成したと発表しました。
【AT&T】More Than 270 Million People Now Covered by the Nation’s Most Reliable 4G LTE Network – 2014年1月6日
AT&TのLTEサービスは、多くの都市で速度ではVerizonより速く、サービスエリアではT-Mobile USより広いと検証されています。
※ 速度でT-Mobile USより速く、サービスエリアではVerizonより広い、・・・かは、疑問の声がある。
2013年4月25日 2015年2月16日現在のアメリカ4大キャリアのLTE普及状況を纏めました。
“アメリカ4大キャリアのLTE普及状況:【更新】2015年2月16日現在” の続きを読む