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アメリカのステーキの種類を保存版として書いてみたいと思います。
なぜなら、わざわざアメリカまで来て「サーロインステーキ」とか食べて、「あれ(サーロイン)が、アメリカの代表的なステーキだ」と思われたら、困るからです。
サーロインステーキなんて、家庭で庶民が食べるステーキです。アメリカにはもっとおいしいステーキがあるんだから、せっかく旅行に来たのにサーロインステーキなんかで満足(不満足)して帰らないで欲しい。
注意:筆者は肉の専門家でも、レストランの専門家でもないので、記述に間違いがある可能性もあります。あとで読む人のために、間違った記述は指摘してください。調査の上、必要箇所を訂正します。
■ アメリカの牛肉の等級
まずは、アメリカの肉の等級です。日本だと「A5」が最高級らしいけど・・・
アメリカの牛肉は、主に「霜降りの度合い」と「牛肉の成熟度(aging)」で決められます。
アメリカの肉の等級はアメリカ農業省(USDA)の規格で正確には8段階で等級が付けられていますが、一般消費者が目にするのは太字の3種類です。
● プライム(Prime)
● コマーシャル(Commercial)
● チョイス(Choice)
● ユーティリティ(Utility)
● セレクト(Select)
● カッター(Cutter)
● スタンダード(Standard)
● カナー(Canner)
つまり、「Prime(または、USDA Prime)」と名の付く肉が、一番「霜降りの度合い」が高く、肉も柔らかく、上等です。
アメリカの一般の総合スーパーの肉部門では、「Prime(USDA Prime)」級の肉は殆ど見ません。せいぜい「Choice(または、USDA Choice)」級止まり。高級スーパーか肉専門店でないと、「Prime(USDA Prime)」肉は入手できないでしょう。
このページではレストランのメニューに出る名から、それぞれを簡単に説明していきます。
“【保存版】アメリカのステーキの種類、一覧” の続きを読む
アメリカと日本でiPhone 7/7 Plusを購入した場合の、アメリカキャリア(SIM)の互換性を示した表を作成しました。
購入したiPhone 7/7 Plusが、購入後、アメリカのどのキャリアに変更(または、一時使用)できるかを明確にしたものです。
なお、アメリカの各キャリアのSIMロック解除の条件と方法は
アメリカ携帯キャリアのSIMロック解除ポリシー、一覧 – 2015年2月14日
参照。
“アメリカ国内使用者のために、アメリカ版と日本版のiPhone 7/7 PlusのアメリカSIM互換性。” の続きを読む
予定より1日遅れて筆者の新iPad Pro 9.7インチが届きました。
さて、このiPad Pro 9.7の発表時から筆者が一番気になっていたのは、内部の組込みApple SIM以外に、SIMトレイに物理的Apple SIMが使えるかどうか・・・でした。
というのも、iPad Pro 9.7の技術仕様ページ(Technical Specifications)で、iPad Pro 9.7もiPad Pro 12.9も、どちらもSIMは
SIM Card : Nano‑SIM (supports Apple SIM)
という表記があるからです。この表記から、iPad Pro 9.7もiPad Pro 12.9と同じく、(組込みApple SIM以外に)Apple SIM Nano-SIM Card(つまり、物理Apple SIM)を使えるのではないか、と推理出来ます。
そこで、実際にSIMトレイに既にアクティベート済みのApple SIMを挿入してみました。
“iPad Pro 9.7インチのSIMトレイには、物理Apple SIMも使用できる。” の続きを読む
アメリカは銃社会と思われています。しかし、どのくらいのアメリカ人が銃を所有しているか、日本の人にはなかなか推測できませんね。
本日、オバマ大統領は、銃購入時のバックグラウンドチェックを厳しくするとともに、追加で5億ドルをメンタルヘルスケアへの資金に回す(どういう形で運用するのかは、筆者には不明)という発表をしました。
【USA Today】3 things Obama’s plan will do on guns and 3 things it won’t - 2016年1月4日
【White House Blog】Live Updates: What the President is Doing to Keep Guns Out of the Wrong Hands - 2016年1月4日
これに関連して、アメリカの銃所有の現状を調べてみました。
シカゴ大学のNORC(National Opinion Research Center)は、毎年、社会的に興味有る分野の傾向や現状の調査を行っています。
【University of Chicago - NORC】ホーム
その中のひとつの調査に、アメリカ社会での銃の所有率の調査があります。
調査は、無作為抽出の全米数千人を対象としたインタビューによります。
“アメリカの銃所有世帯/銃所有者、割合調査” の続きを読む
先週、病院通訳で新しい患者さんに会いました。他の州からデンバーに引っ越してまだ数ヶ月の人らしく、「炊飯器を新しく買わなくては・・・」と言っていました。そこで、我が家ではもう30年以上も圧力鍋でご飯を炊いていることを思い出し、ブログに書くことにしました。
この方法は高地でご飯をおいしくモチモチと炊く方法ですが、平地でも普通の炊飯器に比べると、安いお米でもおいしく炊けます。(その「安い国宝ローズ」も、最近数年でずいぶん値上がりしましたねぇ。)カリフォルニアで「国宝ローズ」を15年間この方法で炊いた実績があります。したがって、高地在住者以外の方にもお勧めです。
コロラド州はデンバーなどのロッキー山脈の東側の平地、「フロントレンジ(Front Range)」と地元では呼びますが、そこでも標高は約1600メートル。気圧は830~850ヘクトパスカル(hPa)程度です。
“アメリカでおいしいご飯は、圧力鍋で炊きましょう。” の続きを読む
デンバーダウンタウンだけでも徒歩やバス(タクシー)で回れる観光場所はありますが、やっぱりコロラドの自然や西部開拓時代の風情を楽しむには車があったほうが良いですね。
コロラド州の有料高速道路(Toll Road)の料金支払いシステムに関しては、以下に説明しました。有料高速道路で料金所が無いのは、びっくりしますよね。でも、現在はコロラド州は一切料金所がありません。(開通当時はありましたが、その後、合理化・コスト削減のために現在の無人・無停止課金システムに変更されました。)基本的には料金チェックポイント通過時にナンバープレートの写真(ビデオ)を撮られ、数日後にその車の登録所有者に請求書(はがき?)が郵送されてきます。レンタカーの場合には、
- 一日いくら($19くらい)で有料高速使い放題のオプションがある場合や、
- 一日いくら($4くらい)でETC装置を使えるようにしてくれて、利用回数に応じて有料高速料金は別途請求、
という場合があるようです。利用するレンタカー会社からしっかり説明を受けてください。
ただし、コロラド州の有料高速道路はそれほど多くなく(長くなく)、また、有料高速道路を全く使わずに移動することも可能です。
コロラド州の有料高速道路を使って「良かった」と思うのは、急いでいるときに高速でない道が混雑しているときだけです。だから、滞在中に全く使わないこともあるでしょう。
コロラド州の有料高速道路と、レンターカーの場合の料金支払い方法 – 2015年8月20日
さて、外国人がアメリカでレンタカーを使用する際にもうひとつ良く出くわす問題に、アメリカのセルフのガソリンスタンドでのクレジットカードでの支払い方です。特に、米国外の、日本のクレジットカードでの支払い方です。もちろんクレジットカードの代わりに現金でも良いのですが、最近はトラベラーズチェックもなかなか購入や使用が不便になり、現金をあまり持ち歩かないことが多く、現金は温存しておきたいことが多いですよね。
よく出くわす問題なので、ネットで探せば最近は方法を紹介している個人ブログサイトもかなり見つかりますね。なので、ここでわざわざまた・・・と思ったのですが、「コロラド観光情報の完全網羅」自己完結の目的ために、前人の努力を再度繰り返すことになりますが、ここで「簡単に」書かせていただきます。
“アメリカのセルフのガソリンスタンドで、日本のクレジットカードで支払う方法” の続きを読む
アメリカの携帯電話の相談は、良くあります。
「アメリカの『お勧め』の携帯電話会社は、どれですか?」と聞かれます。
そもそも「お勧め(Best)の携帯電話会社」が存在するとすれば、「お勧めじゃない携帯電話会社」も存在することになります。「お勧めじゃない携帯電話会社」へはお客は集まらないでしょう。ってことは、その会社は赤字になって、潰れます。
アメリカには全米規模(ハワイも、アメリカです)のサービスを提供している携帯電話会社は4社ありますが、それぞれ、それなりにビジネスになっている、ということは、4社とも、人によっては「お勧め」なのです。つまり、それぞれ長所・短所があるわけです。
だから、「お勧めの携帯電話会社は、どれ?」と質問されても、困ります。使う人の状況次第ですから。
以下、アメリカの携帯電話会社でポストペイド契約する場合の、選択の注意点です。
“アメリカ携帯電話、ポストペイド契約を選ぶ時の注意点。(新規、契約更新、または契約変更)” の続きを読む
AT&Tは本日発表し、
【AT&T】GoPhone Customers Also Get Unlimited Talk and Text from the U.S. to Mexico and Canada Added Automatically With a $60 GoPhone Plan. – 2015年8月17日
今週末(20915年8月21日)よりプリペイドGoPhone月$60プラン加入者は、カナダ・メキシコでのデータ通信ローミングを無料で使えることになりました。データ通信量は月$60プランの容量である「月4GBまで高速通信」に含まれます。アメリカ国内では容量に達したあと、2G速度で使い放題か、1GB当り$10で高速通信を追加できます。(3GBまでのみ、追加可能という説もある。)容量達成後のカナダ・メキシコでの「2G速度で使い放題」が可能かどうかは、現時点で不明です。
また、通話は米国内からカナダ・メキシコの通話は無料・かけ放題ですが、逆(カナダからアメリカ、メキシコからアメリカ)やカナダ内・メキシコ内での通話に関しては、今日の発表では触れられていないので、現時点では不明です。
T-Mobile USが2015年7月15日からカナダ/メキシコ「放題」を開始してから、AT&T、Sprintもそれに対抗すべくプランで競争しています。特に、Sprintは無料カバーの範囲を他の中南米15ヵ国にも延長するなど、加入者獲得や維持に必死です。
AT&Tはこれまで「$55 US, Mexico & Canada Monthly Plan」(カナダ/メキシコでのデータ通信は追加$25)がありましたが、改定プランが実施されると、こっちのほうは存在意義が無くなり、廃止されるかもしれません。
改定プランの料金と比較は、
アメリカ/カナダ/メキシコの3ヵ国で使える、プリペイド携帯プラン – 2015年8月10日
に追加しましたので、参照してください。
先月(2015年7月15日)、T-Mobile USが新Simple Choice(Simple Choice North America Plan)プランで、カナダ・メキシコでも追加料金無しでデータ通信が可能になりました。これは、プリペイドのSimple Choice North America Planにも適用されます。
また、AT&Tは昨年(2014年)11月ごろから「$55 US, Mexico & Canada Monthly Plan」を同社のプリペイドGoPhoneで提供しており、プラス$25でカナダ/メキシコのデータ通信が1GBまでローミング可能です。
今回は、一回の旅行でアメリカの他にカナダやメキシコにも旅行をする人のために、「アメリカ/カナダ/メキシコの3ヵ国で使える、プリペイド携帯プラン」をまとめてみます。
“アメリカ/カナダ/メキシコの3ヵ国で使える、プリペイド携帯プラン” の続きを読む
アメリカで交通違反を犯して警察官にチケットを切られた後の手順を、法廷通訳者として複数の違反者に同伴して通訳を行った経験をもとに書きます。以下に書く内容は、コロラド州の場合です。各州によって手順が違う場合があります。あくまでも参考として、裁判所出頭までの(コロラド州の)手順を事前に知って、違反チケットを切られた後の心の準備(心配を減らす)の材料としておいてください。
なお、筆者は弁護士でもなく、法律の専門家でもありませんので、以下の情報はあくまで参考程度に留めてください。
■ 違反ポイント:
コロラド州では以下のように違反内容によってポイントが与えられます。(注意:以下のテーブルは、違反内容のごく一部です。)交通違反チケットには違反内容とポイントが書かれているはずです。
“アメリカで交通違反のチケットを切られた後の、手順。(コロラド州の場合)” の続きを読む
2015年6月26日より、「アクチの簡単なアメリカ・プリペイドSIM」のZIP SIM(旧Ready SIM)に国際電話発信オプションが追加になりました。
通話料金は、相手国によって1分当たり1セントから。
日本へは
- 日本の固定電話への発信は、1分当たり3セント
- 日本の携帯電話への発信は、1分当たり8セント
です。
ここでは、そのオプションの購入方法、使用方法を紹介します。
“ZIP SIM(旧Ready SIM)の国際電話オプション、加入・使用手順” の続きを読む
さて、先日、アメリカで医療通訳士として活動するステップ・バイ・ステップ手順を書きました。
アメリカで医療通訳士として活動するためのステップ・バイ・ステップ手順 – 2015年5月7日
まだ記憶が新しいうちに、アメリカで法廷通訳者になるためのステップ・バイ・ステップ手順も書きましょう。
その前に、裁判所での通訳者は誰が雇うのか、誤解している人が多いと思うので、簡単に説明します。
以前にも書いたように、
アメリカの通訳の資格(医療通訳、法廷通訳)と、無料通訳サービス – 2014年6月21日
アメリカでは「Title IV(1964年制定公民権法、第6条)」により、住民の公共サービスの受益の平等を確保するため、連邦政府の資金的な援助を受けている施設は、施設側がその費用で言語サービス(通訳)を提供することが要求されています。
裁判所での通訳も、例外ではありません。
したがって、裁判において「原告、被告、または、証人」として呼ばれた場合に通訳が必要な場合には、呼ばれた人(または代理人である弁護士)が裁判所(法廷)に事前に通訳を要請すれば、裁判所は当日、裁判所が法廷通訳者として認めた通訳者を、裁判所の費用で用意する義務があります。 (法廷通訳者として最適な通訳者が用意できない場合には、法廷手順に詳しい電話通訳者を用意する場合もあります。)
また、交通違反を含む軽度の違反や犯罪で法廷に呼ばれた場合、出頭日当日に州・郡・市裁判所に出向いて、検事や裁判官との会話の中で「当事者が英語をよく理解していない」と判断された場合、裁判(出頭)のやり直し(数週間~1ヵ月後)を言い渡されることがあります。この場合、当該裁判所は「やり直し裁判(出頭)」の日に、裁判所の費用で法廷通訳者を用意します。
つまり、法廷通訳者を雇うのは、裁判所です。裁判所に呼ばれた人は、裁判所に対して、裁判(出頭)当日に自分に通訳を付けて貰うよう、リクエストする権利があります。
裁判所に呼ばれた人が、自分で通訳を雇って、裁判所に一緒に行って貰うわけではありません。
また、裁判所の「法廷」内で自分の身内や知り合いが「通訳行為」を行うことは、認められていません。身内や知り合いでは、私見を伴わない、中立で公平な立場での通訳が行えないためです。(身内や知り合いや弁護士に相談するのは構いませんが、それは通訳行為ではありません。)
“アメリカで法廷通訳者になるためのステップ・バイ・ステップ手順” の続きを読む
ちょっと古い情報ですが、世界のトップ15電話通訳会社(2008年現在)。
【Common Sense Advisory】Top 15 Telephone Interpreting Companies – 2008年7月24日
2014年版もあるのですが、会員限定なので筆者はアクセスできません。
【Common Sense Advisory】The Top 10 Telephone Interpreting Companies: 2014 – 2014年7月23日
「アメリカ(や、他の国)で通訳士を目指す場合には、こんな選択肢もあるよ」というお話。
電話通訳採用条件:
● 履歴書送付後、資格(医療通訳研修修了、など)査定、簡単なHIPAAテスト(医療通訳の場合)があり、その後電話でインタビューと、通訳(または言語能力)口頭試験があります。会社によってはコンピュータ(ウェブ)でのマルチプルチョイスの試験があります。
● 固定電話回線で、できるだけ通訳ラインとして専用に使える回線があることを要求されることがあります。
採用後の定期的な査定:
● 電話通訳の内容は録音され、定期的(平均3ヶ月に一回)にQC/QAチェッカーによって通訳品質チェック(評価・査定)が実施されます。その結果は自分にレポートされます。
(定期的に自分を査定されるのが嫌な人には、向きません。)
“【備忘録】世界のトップ15電話通訳会社(2008年現在の数字を基に)と、電話通訳者採用条件” の続きを読む
以下、備忘録としてアメリカの連邦政府系通訳資格リストをまとめます。
筆者は通訳を続けたとしても、せいぜいあと10年くらいしか出来ないだろうと思っているので、厳しい連邦政府の資格取得をトライするつもりは(NLSC以外は)無いですが、若い人でアメリカ国内でのプロ最高レベルの通訳を目指す人は、目標の一つにしてください。
なお、今後も新しくわかれば、追加していきます。
“【備忘録】アメリカの連邦政府系通訳資格リスト” の続きを読む
1ヶ月ほど前にアメリカでの医療通訳士に関してまとめてみました。
アメリカの医療通訳士の資格と、その仕事 – 2015年3月29日
今日は、アメリカで医療通訳士として活動するために必要な手順を、ステップ・バイ・ステップで書きます。
1.高卒以上の学歴があること
まあ、医療通訳士を目指す殆どの通訳者はこの条件を満たしていると思いますので、問題は無いと思います。
が、この条件は以下に書く資格を受けるための前提(必須)条件でもありますので、書いておきます。
2.英語を習得していることを証明できること
特に英語(英会話、通訳)の学校に別途行く必要は無く、例えば、「アメリカの大学や大学院などで(何の専攻でも良いから)学位を取得した」、なども「英語の授業に参加して、理解できている」ということで、英語の習得済みと認定されます。
3.英語と、自国語(またはその他の言語)での通訳能力が(既に)あること
以下に記す医療通訳研修コースは通訳能力をゼロから教えるものではないため、医療通訳士として更なる資格を取得して医療通訳の分野で活動するには、既に通訳能力があって、通訳として数年の経験があることが、望ましいです。
“アメリカで医療通訳士として活動するためのステップ・バイ・ステップ手順” の続きを読む
日本でも近年、医療通訳士が制度化されてきましたが、アメリカの医療通訳士の資格について、思ったことを書いてみたいと思います。
まず、医療通訳士が必要になった背景ですが・・・
■ なぜアメリカで医療通訳士が必要か?
(1)Title VI of Civil Rights Act of 1964 サービスへのアクセスの平等
1964年7月2日に制定されたアメリカの1964年公民権法(Civil Rights Act of 1964)、第6章(Title VI)、第601節に、以下の文章が明記されています。
“No person in the United States shall on the ground of race, color or national origin, be excluded from participation in, be denied the benefits of, or be subjected to discrimination under any program or activity receiving Federal financial assistance.”
アメリカ国内に住んでいる人は、人種、皮膚の色、出身国に差別されずに、連邦政府の補助を受けているプログラムや活動を受ける際に、差別を受けてはならない。
※ 「言葉の壁も、差別の対象になってはならない」というのが、連邦政府の見解です。
(2)大統領執行命令 13166(2000年) 言語アクセスの平等
2000年、当時のクリントン大統領は大統領執行命令(Presidential Executive Order) 13166を発令し、連邦政府、および、連邦政府の補助を受けている機関が、英語を母国語とせず、コミュニケーションに不自由のある人(Limited English Proficiency)に対しても、同等のサービスが出来るよう、それぞれの機関が通訳サービスなどを向上するよう伝達しています。
※ 一定の基準で通訳サービスを提供していない機関は、連邦補助金を受けられなくなります。
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アメリカの携帯電話のエリアコード(市外局番)は、固定電話のエリアコードと同じフォーマットです。しかし、アメリカの携帯電話のエリアコードは、契約地や居住地のエリアコードである必要は無く、好きなエリアコードが選択できます。
たとえば、カリフォルニア州に居住して新規に携帯電話回線を契約する場合、「ニューヨークのエリアコードの番号が欲しい」「ハワイのエリアコードの番号が欲しい」と言えば、何も問われず、証明も不要で、超過料金も不要で、簡単にそのエリアコードの電話番号が貰えます。
昔はエリアコードを超えた携帯電話の通話は「長距離電話(Long Distance Call)」扱いとなり、追加料金が発生するため、簡単にエリアコードを選ぶことが出来ませんでした。
しかし、現在では
1.携帯電話の通話料金は、全米一律で距離に関係無く、(アメリカ国内なら)どこからどこに電話しても料金は変わらないこと。(しかも、多くの人が「アメリカ国内通話し放題」プランに加入している。)
2.全米規模(Verizon、AT&T、Sprint、T-Mobile US)のキャリアがほとんどであること。つまり、カリフォルニア州で契約した数年後にニューヨーク州に引っ越した場合、新しい電話番号を知人や親戚に知らせるのが面倒なので、キャリアを変えずにカリフォルニアの電話番号をそのままニューヨークで継続して使用できる。つまり、たとえば、ニューヨークに住んでいながら、ニューヨーク以外の携帯電話番号を持っている人が、そもそも多い。
3.MNP制度のおかげで、どんな電話番号も携帯電話に使うことが出来る。つまり、
- 「固定電話番号を携帯電話にMNPし、携帯電話だけで生活する」ことが可能なだけでなく、
- 「前に住んでいた土地の固定電話番号を携帯電話にMNPし、引越し後の新しい土地で(携帯で)その電話番号をそのまま継続して使う」ことも出来るようになった、
ためです。
“アメリカの携帯電話のエリアコードは、好きなエリアコードが選べる。” の続きを読む
アメリカのトルフリー電話番号(800、888、877、866、855などから始まる電話番号)へは、Skypeで世界のどこからでも無料で掛けられる、ということは知っていましたか?
たとえば、アメリカの銀行やクレジットカード会社のカスタマーサービス、ホテルや航空会社の予約電話、番号やカスタマーサービス、これらの電話番号へは、Skypeを使えば、世界中どこからでも無料で電話できます。アメリカ在住で米国外に旅行や出張で出かけたときに、こういう電話番号に掛ける必要が出て来ることがありませんか?
滞在国の普通の携帯電話や固定電話からは、アメリカのトルフリーには掛けられないことが多いですね。それは、「トルフリー(無料電話)」といっても、(通常、アメリカ国内で掛ける場合には)無料なのは掛けるほうであって、受ける(着信する)ほうの会社が電話代を払っており、高い料金の国際電話料金までは払いたくないからですね。これらの会社はそのために「トルフリー」でない番号も用意していることがありますが、そっちに掛けると逆にこちら側(掛ける側、発信側)が国際電話料金を払わないといけません。
それが、Skypeを使って掛けると、世界どこからでも無料でアメリカのトルフリー電話番号に掛けられるのです。Skypeクレジットも必要ありません!
これは、日本のスマホを使ってアメリカ国内でローミング使用している場合でも、WiFiさえ繋がっていれば、Skypeでアメリカのトルフリー電話番号には無料で掛けられる・・・ということでもあります。
※ Skypeでアメリカへ電話すると、アメリカのサーバー(アメリカの電話番号)まではインターネット、アメリカのサーバーから相手の電話番号までは固定回線(相手が携帯の場合には携帯回線)を使用します。アメリカのトルフリー電話番号へ「アメリカの国内電話番号(発信者番号、Caller ID)」から電話すると発信者には無料のため、アメリカのSkypeサーバー(アメリカの電話番号)からアメリカのトルフリー電話番号への発信も発信者には無料になる、ということになります。したがって、Skypeにはインターネット以外の通話料が掛からないため、Skypeクレジットも不要です。
これは昔からそうなんですが、以前は高速インターネットへの接続は自宅やオフィスでPCを使った場合だけであり、Skypeを使うのも初めての人の場合には億劫でしたね。PCの設定も必要だし・・・
でも、今はスマホのデータ通信(インターネット)の速度も速くなって、LineやSkypeなどのVoIP電話を使うのも日常茶飯事。
そこで、もう一度、標題の件を皆さんに紹介してみようと思った次第です。
“アメリカのトルフリー電話番号へは、世界中どこからでもSkypeで無料で掛けられる。” の続きを読む
アメリカのアップル・オンラインストアで、T-Mobile Contract-Free iPhone 6/6 Plusの予約販売/(9月19日からは)販売が行われていますが、この「T-Mobile Contract-Free」版を注文するにはポストペイド契約のための与信情報(ソーシャルセキュリティ番号、運転免許証番号、既存ポストペイド契約の電話番号、など)の入力は不要でした。
したがって、外国人でもアメリカの住所があれば、「T-Mobile Contract-Free iPhone 6/6 Plus(A1549 GSM/A1522 GSM モデル)」を注文/予約注文することは可能でしょう。
この端末がSIMフリーかどうかは、誰かが人柱になって注文して、手元に配達されるまでは100%確実ではありませんが、予想としては「SIMフリー」でしょう。
このモデルは日本などの「米国/カナダ」外で発売されるモデルと比べてTD-LTE(Band 41など)に対応しておらず、かつ、中国本土で多く使用されているTD-SCDMAにも対応していません。したがって、ソフトバンクのAXGPとKDDI auのWiMAX 2+に対応しません。中国本土での使用選択肢も、減ります。
また、CDMA2000にも対応していないので、KDDI auの3Gで使用できません。
技適マークも無いでしょう。
それでも良ければ、「アメリカでSIMフリー(であろう)iPhone 6/6 Plusを比較的確実に購入する」選択肢として、このモデルを狙うことが考えられます。
日本でもSIMフリーが同時販売されるし、日本からなら代行/再販業者の多い香港からの香港モデルも入手しやすいだろうし、個人的にはなにもアメリカモデルを、しかも、日本のモデルと違うT-Mobile USモデルを買う必要は無いと思いますが・・・
AT&T版(A1549 GSMA/A1522 GSMA モデル)、Verizon版(A1549 CDMA/A1522 CDMA モデル)、または、Sprint版(A1586/A1524 モデル)を購入する場合には、アップルストアのオンラインストアではポストペイド契約前提でしか申し込みできません。
これらのモデルを契約無しで購入する場合には、アップルストアに毎日(数度)通い、そのときに一般販売用の在庫があれば「デバイスオンリー」で販売してもらえるでしょう。
例年、アップルストアはその日に何台のiPhoneが配達されるか、前の夜、または、朝に配達されるまでわからず、配達された台数の多くは「予約客の店舗ピックアップ」用なので、店に行っても一般販売用の台数があるとは限らず、色もサイズもモデル(キャリア版)も一般販売用のその日の余裕台数はまちまちです。
今回は中国本土でのiPhone 6/6 Plusの販売がまだメドが立っていない(中国政府当局のiPhone 6に対する通信認可が、降りていない?)ので、お金に余裕の有る中国人向けにアメリカ国内での中国人の買い集めも起きることが予想されます。
アップルストアへ行ってその場で購入できるのは、2~3週間は無理だと予想します。(予想が間違っているかもしれませんが・・・)
アメリカ合衆国税関・国境警備局(U.S. Customs and Border Protection、CBP)は、2014年8月13日からアトランタHartsfield-Jackson国際空港で、入国審査書類(パスポート情報と税関申告書)をスマホ(現在はiOS)のアプリから提出し、入国審査を簡素化する試験運用を開始しています。
【U.S. Customs and Border Protection】New Mobile Passport Control App Available - 2014年8月11日
CBPでは年内に他の空港でも実施する計画で、アンドロイド・アプリの提供も予定しています。
アプリは誰でも無料でダウンロードできますが、現在のところこの試験運用はアメリカ市民およびカナダ市民に限られていますが、
“アメリカがモバイル入国審査を試験運用開始” の続きを読む
アメリカのオバマ大統領は、先月上院および下院で満場一致で通過したSIMロック解除合法化法案(Unlocking Consumer Choice and Wireless Competition Act)に、本日2014年8月1日署名し、同法案は本日有効となります。
この法案は、3年ごとに行われる次回のアメリカ著作権法(DMCA)附表の改訂が予定されている2015年秋までの暫定法案ですが、多くの市民および上院・下院のプレッシャーを受けて、国会図書館(Library of Congress)が次回のDMCA附表改訂で携帯電話のSIMロック解除を再度違法化することは無いと予想されています。
今回の法案により、本日より、携帯電話のユーザー個人と、SIMロック解除業者は、「ユーザーがキャリアとの最低契約条件(または解約条件)を満たした後、キャリアの許可無く、携帯のSIMロックを解除すること」が合法となります。
しばらくの間はサードパーティー業者のSIMロック解除コード提供、あるいは、Factory Unlockサービスの公式再開、および、手数料がどのくらいになるか、様子を見ないといけないと思います。
同法はタブレット端末(とモバイル・ルーター?)のSIMロック解除に関しては、国会図書館(Library of Congress)が検討するように勧告していますが、今のところ「タブレット端末のSIMロック解除が、明らかに合法になった」とは言えません。もっとも、多くのユーザーが使用しているiPad/iPad MiniやNexus 7タブレットはもともとSIMロックフリーで販売されているため、特に大きな不便は無いと思われます。
【White House Blogサイト】Answering the Public’s Call – 2014年8月1日
2014年2月25日に下院で賛成多数で通過したものの、「(中古携帯再販のために)バルクSIMロック解除」の許可、と「(SIMロック解除を自分で出来るノウハウを持っていない人のために)SIMロック解除代行業者」の許可、を盛り込んでいないということで消費者保護団体や中古携帯業者からの反対を受け、
アメリカ下院が、SIMロック解除許可法案を可決。しかし、・・・ – 2014年2月26日
下院と上院の委員会同士で妥協案を模索した後、先週、修正案が上院を満場一致で通過したアメリカのSIMロック解除合法化法案ですが、
アメリカの携帯電話SIMロック解除合法化法案、その後 – 2014年6月25日
アメリカのSIMロック解除合法化法案が、上院を通過 – 2014年7月17日
議会が2014年8月2日より9月7日まで夏休み休暇に入る1週間前の本日、その修正案が下院で満場一致で通過しました。
【Engadget】Cellphone unlocking bill passes through the House, heads to the Oval Office – 2014年7月25日
これにより、アメリカのSIMロック解除合法化法案は、あとは大統領が署名をすれば立法化されます。
おそらく、来週中には法案が発効されるでしょう。
今回、両議会を通過した法律は1年間有効で、来年2015年には今回の問題の発端となったアメリカ著作権法(DMCA、Digital Millennium Copyright Act)の附表の3年毎の改訂の年になり、DMCAのほうでSIMロック解除の合法性が問われます。しかし、今回の多数の消費者の声や、両議会の超党派でのSIMロック解除合法化賛成の声を汲んで、SIMロック解除がDMCA(著作権法)で再び違法になることは無いと予想されています。
追記:
今夕、大統領は、この法案に署名することを発表しています。
1年半前に11万人以上の市民が大統領への嘆願ウェブサイトに署名して実現した法案だけに、おそらく、週明けぐらいにTVなどの前で大々的に署名式を行うのではないでしょうか?
【DroidLife】Obama to Sign Bill Making Phone Unlocking Legal – 2014年7月25日
先月も報告したアメリカのSIMロック解除合法化法案が、
アメリカの携帯電話SIMロック解除合法化法案、その後 – 2014年6月25日
本日、上院本会議での投票で、全会一致で通過しました。
【Senator Passes Leahy website】Senate Unanimously Passes Leahy’s Bipartisan Cellphone Unlocking Bill That Improves Consumer Choice When Switching Wireless Carriers – 2014年7月16日
【TheVerge】Senate passes phone unlocking bill – 2014年7月16日
下院は既に同様の法案を今年(2014年)2月に通過しています。
アメリカ下院が、SIMロック解除許可法案を可決。しかし、・・・ – 2014年2月26日
通過した上院法案には、消費者保護団体や業界団体の意見を取り入れ、下院法案には禁止されていた以下の項目が含まれています。
● 消費者が自分でSIMロック解除出来る知識を持っていない場合には、第3者ベンダーであるSIMロック解除業者や技術知識を持ったコントラクターがSIMロック解除を消費者本人に代わって代行できる
● 中古携帯販売会社やプリペイド携帯会社が、再販を目的として一度に大量の端末をバルクSIMロック解除できる
この後の手順としては、上院と下院の各委員会が両院の通過法案の違いを交渉したあと、妥協案が両院の委員会の承認後に大統領に提示され、大統領が署名して立法化されます。
暫く標題のニュースに進展が無かったですが、昨日、アメリカ上院議員で司法審議会の委員長のPatrick Leahy議員(民主党)は、同じく上院で共和党の Chuck Grassley議員(共和党)や下院でSIMロック解除法を支援している議員、消費者保護団体、などと内容に関して合意が得られたことをブログで発表しました。
【Patrick Leahy(民主党)議員ブログ】Home > Press > Press Releases : Senate Judiciary Committee To Take Up Cellphone Unlocking Bill This Week – 2014年6月23日
これに基づき、明日 (現地)明後日 の2014年6月26日午前9時半(東海岸時刻)より、この件に関する内容を確認する会議(Executive Business Meeting)が開かれ、一歩進みます。
【アメリカ上院、司法委員会(Committee on the Judiciary)】HomeHearings & MeetingsMeeting:Executive Business Meeting Agenda for Thursday, June 26, 2014
2012年10月末のアメリカ国会図書館(Library of Congress)が設置した委員会によるアメリカ著作権法(DMCA - Digital Millennium Copyright Act)の附表改定により、2013年1月26日以降に販売された携帯のSIMロック解除は、キャリア以外にすることが違法と判断されるようになりました。その後、このDMCA改訂に抗議する署名が11万人以上集まり、消費者保護の立場からアメリカ大統領や有志の上院・下院議員を含め、この「アメリカ国内での携帯のSIMロック解除の違法化」に反対意見を表明する人たちが増えていました。
この世論の中で、2014年2月25日、下院は下院版SIMロック解除合法化法案(HR 1123)を可決していました。
アメリカ下院が、SIMロック解除許可法案を可決。しかし、・・・ – 2014年2月26日
“アメリカの携帯電話SIMロック解除合法化法案、その後” の続きを読む
2014年夏編、アメリカ短期旅行や出張で現地で快適にネット通信を使うためのマニュアル、「ポケットWiFi編」です。
これを読む前に、2014年のアメリカ通信事情の概論は既に公開している
夏休みアメリカ旅行の通信対策(2014年夏編)・・・序章 – 2014年6月14日 (無料)
「スマホ/iPhone/現地SIM編」は
夏休みアメリカ旅行の通信対策(2014年夏編)・・・スマホ/iPhone/現地SIM編 – 2014年6月17日 (有料)
をお読みください。
アメリカの携帯キャリアのデータ通信(ポケットWiFi)は、今は、過渡期だと思います。今年はその点を理解して対応すべきだと思います。
この記事では、今年の夏はアメリカでどのポケットWiFiを使うべきか、どれを避けるべきか、書いてみます。
しかし、アメリカのLTEの状況はどんどん変わっていますので、来年の今頃はまた状況は違っているでしょう。
“夏休みアメリカ旅行の通信対策(2014年夏編)・・・ポケットWiFi編” の続きを読む
通訳の場に借り出されて、良く誤解されることがあるので、標題の件を一度書いてみたいと思います。
まず、
● アメリカでは通訳を職務として行うのに、基本的には資格は不要です。 エスコート(案内)通訳や技術通訳や同時通訳にさえ、資格も検定試験も、ありません。本人の通訳能力次第です。
※ 通訳専門の養成コースを持つコミュニティーカレッジ、4年制大学、および、修士課程大学院はあります。しかし、それを履修していないと通訳業が出来ないわけではありません。
また、これらのコースは通訳歴が短かったり、これまで職業として通訳をしたことが無い人に、向いています。大学院の場合には、同時通訳や国際会議通訳など、もっと訓練したい人が進むべきコースです。
※ 一部に「通訳者の認定は、ATA(American Translators Association)が行う。」と書いている記事がありますが、これは間違いです。ATAの認定には通訳能力検定は無く、翻訳能力検定のみです。したがって、ATAの検定には口頭試験はありません。また、ATAの翻訳能力検定試験は、ATAという民間団体による翻訳「能力検定」試験であり、「資格」試験ではありません。
しかし、
● 「Title VI of the Civil Rights Act of 1964」(1964年制定公民権法、第6条)により、連邦政府の資金援助を受けている施設は、その施設が提供するサービスを、全ての人に対して、人種や言語の差別をせずに提供しないといけない。
ことになっています。特に、2000年8月11日に当時のBill Clinton大統領が大統領行政命令(Executive order)
【アメリカ司法省】EXECUTIVE ORDER 13166 : IMPROVING ACCESS TO SERVICES FOR PERSONS WITH LIMITED ENGLISH PROFICIENCY
を発令し、「連邦政府の援助を受けている全ての施設は、英語の理解力が欠如している(充分ではない)人に対しても、その施設のサービスを平等に使えるようにしなければならない。(それをしないと、連邦政府の資金援助やMedicaid/Medicareの支払いが断ち切られる。)」ことになりました。
ここで、以下の施設が特にこの「大統領行政命令(Executive order)」の対象になります。
● 病院 (特に、連邦政府の医療厚生プログラムのMedicare、Medicaid等対象の患者を少なくとも一部、受け付けている病院。通訳サービスは、通訳を必要とする全患者に提供する必要あり。)
● 裁判所 (特に、郡(County)裁判所、州裁判所)
● 学校(K-12年生の義務教育施設)・・・学校では、Teacher’s Conference(親が先生と個別面談する)の時に通訳をリクエストできるようにしている学校区があります。
なお、アメリカでは「病院」は主に「手術と、入院する医療施設」であり、お医者さんに診察に行く場合の所謂「Medical Office、Private Practice」は、連邦政府医療援助プログラム(Medicare、Medicaid)の患者を受け付けていない場合には、この「大統領行政命令(Executive order)」の対象になりません。
“アメリカの通訳の資格(医療通訳、法廷通訳)と、無料通訳サービス” の続きを読む
2014年夏編、アメリカ短期旅行や出張で現地で快適にスマホ/iPhoneを使うためのマニュアル、「スマホ/iPhone/現地SIM編」です。
これを読む前に、2014年のアメリカ通信事情の概論は既に公開している
夏休みアメリカ旅行の通信対策(2014年夏編)・・・序章 – 2014年6月14日
をご覧ください。
「ポケットWiFi編」は数日以内に別記事で書きます。
■ アメリカ旅行(や出張)で携帯(スマホ/iPhone)を使用する方法。
まずは、アメリカで旅行者(や出張者)が短期で携帯電話(スマホ/iPhone)を使うことを考えて見ましょう。
大きく分けると・・・
“夏休みアメリカ旅行の通信対策(2014年夏編)・・・スマホ/iPhone/現地SIM編” の続きを読む
さて、ここ1年でアメリカの事情も、日本の事情も、変わってきたように思います。
それに応じて、去年までのアメリカ旅行や出張時のスマホ・タブレット・ポケットWiFiの使用可能状況が、大きく変わっています。
■ まず、アメリカですが、
● AT&T GoPhoneおよびT-Mobile USが、プリペイド契約でLTEまで接続可能になっています。
- 公平のために書くと、Net10、StraightTalk、Virgin Mobile USA、FreedomPopなども、LTEは接続できます。
● MVNO(自社回線を持っていない、プリペイド契約の回線再販業者)の月通信料金と、MNO(回線を持っているキャリア=AT&T、T-Mobile US、Verizon、Sprint)の月通信料金が、それほど大きな差が無くなっており、特に1ヶ月以内のアメリカ短期滞在者は、通信料金の節約メリットが無くなって来ております。(数ヶ月以上の長期契約者は、MVNOを選択するメリットはあるでしょう。)
● T-Mobile USのLTEおよび1900MHz 3G(HSPA+)接続が、アメリカ国内の大都市(ハワイ州も、アメリカ国内です!・・・通信的にはグアムはまったく別国けど・・・)では、ほぼどこでも、問題無く接続出来ます。
- これまで海外端末ではAT&Tか、AT&TのMVNOだけしか考慮の対象にならなかったのが、端末によってはT-Mobile US回線の使用も考えられるようになって来ました。
● AT&T GoPhoneも、T-Mobile USも、プリペイド契約でタブレット(iPad/iPad Mini、Nexus 7、など)、および、AT&T GoPhoneの場合にはポケットWiFiが、以前よりも容易に契約できるようになりました。
● 3G/HSPA+(理論値ダウンロード速度、最高21Mbps)/DC-HSDPA(理論値ダウンロード速度、最高42Mbps)の速度に対応する端末であれば、アクティベーションが簡単(ほとんど自動)のZIP SIM(旧Ready SIM)(T-Mobile US回線使用)というSIMが出てきたので、「難しい(?)アクティベーション」手順や登録を避けたい人も、アメリカで現地SIMが使えるようになりました。
■ 日本の状況変化ですが、
● アップルストアのiPhoneや、Google Play Store/イーモバイルのNexus 5など、SIMフリーで販売される端末が日本でも増えてきました。
● 日本のMVNO(日本通信 b-mobile、IIJmio、イオン、mineo、など)も増えてきて、端末に自分の好きなSIMを挿入して使っている人が増えてきました。
- つまり、SIMの入れ替えに違和感を持たない人が増えている・・・ということですね。
● 海外ローミングで、LTE(高速)接続が可能になり、安く簡単にLTE接続を(できれば)望む人が増えてきました。
● 当サイトを含め、「海外で現地SIMを使う」方法を手取り足取り教えてくれる情報サイト(ブログや記事)が、何倍にも増えています。
- つれらのブログ情報を参考にすれば、今までよりも比較的簡単に現地SIMを使用できたり、その情報を入手出来るようになっています。
以上の状況変化から、「海外(アメリカ)でスマホやデータ通信を使うユーザー」も、これまでのユーザーとは違う層の人たちが、新たに「自分も、やってみよう」と思うようになって来ていると思います。
・・・ということで、今年(2014年)の「夏休みアメリカ旅行(および、出張者)の通信対策」を、具体的に書いていきたいと思います。
◆◆◆ この続きは、
夏休みアメリカ旅行の通信対策(2014年夏編)・・・スマホ/iPhone/現地SIM編 – 2014年6月17日
で。
当サイトは「有料メールマガジン」を発行する代わりとして、一部「有料コンテンツ」制を導入させていただきます。その説明とご案内は、
【連絡事項】新着記事と、新しい試みのご案内(有料ページ) – 2014年6月17日
参照。
目次:
■ 家電量販店 BestBuy、BestBuy Mobile ・・・このページ
■ ディスカウント百貨店 Target ・・・ページ 2
■ ディスカウント百貨店 Walmart ・・・ページ 3
■ 電気店 RadioShack ・・・ページ 4
■ 食品スーパー Safeway ・・・ページ 5
■ 家電量販店 Fry’s Electronics(カリフォルニア、アリゾナ、テキサス、ジョージア、イリノイ、インディアナ、ラスベガス、オレゴン、ワシントン州) ・・・ページ 6
■ AT&Tショップ ・・・ページ 7
■ T-Mobile USショップ ・・・ページ 8
■ Verizonショップ ・・・ページ 9
■ Cricket(AT&T)ショップ ・・・ページ 10
■ MetroPCS(T-Mobile US)ショップ ・・・ページ 11
■ Sprintショップ、Virgin Mobile USAショップ(シカゴのみ) ・・・ページ 12
■ ハワイ/ラスベガス、ABCストア ・・・ページ 13
■ ワイキキ、Hoku Wireless ・・・ページ 14
■ 空港などの自販機 ・・・ページ 15
■ その他 ・・・ページ 16
久しぶりにアメリカ現地の実店舗でのプリペイド・ポケットWiFiとSIMの購入できる場所のレポートです。
ゴールデン・ウィーク前にしたかったのですが、まあ、色々ありまして・・・
なお、アメリカ歴代ポケットWiFiの(ほぼ完全)リストは、
アメリカ携帯会社の歴代販売済みポケットWiFi、リスト – 2014年5月21日
を参照してください。
■ 家電量販店 BestBuy、BestBuy Mobile
全米チェーンの家電量販店BestBuyでは、現在、以下のプリペイド用ポケットWiFiが販売されています。
● Verizon 4G LTE Mobile Hotspot(MiFi5510L) $99.99
- SIM同梱
- VerizonのLTE(Band 13、4)と3G CDMA2000へ接続可能
- SIMの有効期限(最後の通信有効期限から5ヶ月)を過ぎたら、新しいVerizon SIMが必要? 再アクチ可能?
- SIMフリーだが、3GはCDMA2000のみ対応で、W-CDMAに対応していないので、他社SIMを使用する意味が無い。
- T-Mobile USのアクチ済みSIMを挿入すれば、T-Mobile USのLTE(Band 4)に接続可能。
“アメリカ現地でポケットWiFiとSIMを購入できる店(2014年初夏編)” の続きを読む
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FireceWirelessが本日、最初に報道したところによると、
【FireceWireless】Sprint to shutter WiMAX network by end of 2015, will turn off at least 6,000 towers – 2014年4月7日
SprintがSEC(アメリカ証券取引委員会)に提出した最新事業報告書(Form 10-K)によれば、Sprintは「2015年末までにWiMAX通信技術の使用を停止する」と述べています。
【SEC】Sprint FORM 10-K (Page 29) – 2014年4月
アメリカにおけるWiMAX電波の停波は、SprintがLTE計画を発表した2011年夏ごろから予想されていたことですが、明確な時期が提示されたのは初めてです。
SprintはClearwireが所有していた基地局のうち、既に5000にTD-LTE 2.5GHz Band 41をインストールしており、さらに約5000の既存基地局にTD-LTE整備を追加する予定です。
その反面、バックボーン回線のアップグレードが困難で、主に回線の重複を目的として設置されている4300から6000の基地局は、解体する予定です。
Sprintは子会社化したClearwireが現在WiMAXサービスで使用している2.5GHz周波数使用権を使って、2016年末までにアメリカの人口トップ100の大都市でTD-LTE(Band 41)を完備し、人口カバーで1億人規模(人口カバー率約30%)に提供する予定です。
SONYアメリカが、Xperia Z1 LTEのアンロック版を、昨日2014年4月4日からオンラインで販売開始しました。
なんだかんだと言っても、アメリカはまだまだキャリアにSIMロックされた携帯やデータ通信機器が主流。
SIMフリーは
● アップルストアから買う、定価のiPhone
● VerizonのLTE対応iPhone/スマホ
● Google Nexusシリーズのアンドロイド・スマホとタブレット
● Googleに買収された後のモトローラのスマホをオンラインで購入
● SONY USA、または、Amazon、などのオンラインでアンロック版XPeriaを買う
● Nokia Lumiaのアンロック版をAmazon.comなどオンラインで買う
● 主に南米・アジアで販売しているアメリカに本社がある、廉価版アンドロイド・スマホ開発会社Bluのスマホ
などに限定されています。それ以外のSIMフリーモデルは、Expansys USAなどで欧州モデルか香港モデルを買うしかありません。
“SONYアメリカが、Xperia Z1 LTEのアンロック版をオンラインで販売開始” の続きを読む
ツイッターでは文字が足りないので、ここで紹介:
アメリカに住んでいる日本人は日本からかき氷機(氷削り器)を持ってきている人も多いと思いますが、シロップがなかなか手に入らないので困っていませんか?
かき氷用のシロップは、普通、日本食スーパーで買っているでしょうね。でも、遠いと、欲しい時になかなか買いに行けませんね。
アメリカのスーパーなどで普通に買えるシロップが使えたら、便利ですよね。
“アメリカで普通に手に入る、かき氷に使えるシロップ” の続きを読む
さて、一昨日の
アメリカのSIM、基礎知識101 – 2014年3月21日
では、アメリカで使用する際に知っておくべきSIMの基本を書きましたが、その中で北米(アメリカ、カナダ、メキシコ)では周波数が違うので、注意する必要があるということを書きました。
今日の記事では、日本で一般的に入手可能なSIMフリー端末の、アメリカでの周波数対応(使用可否)をリストしてみたいと思います。
※ 日本の端末の周波数対応は必ずしもネットで全てが公開されていないので、間違っているところがあったら教えてください。
“アメリカで使える(使えない)、日本で一般に入手可能なSIMフリー端末と、周波数対応一覧” の続きを読む
アメリカでのチップの妥当額を誰かに聞くと、これまでは個人々々の主観的な回答しか得られませんでした。
本日、モバイル決済のSquareの結果を使用し、同社の決済サービスで決済した数千万のトランズアクションを統計調査した結果が発表されました。これで、客観的に皆さん、どれだけチップを払っているのが判ります。
【Quartz】Which US states tip the most (and least), as shown by millions of Square transactions – 2014年3月21日
Squareのトランズアクションは、タクシー、個人経営レストランやコーヒーショップ、小売店などでのクレジットカードトランズアクションが含まれて居ますが、現金払いや、チップだけを別途現金で支払う場合は、調査に入っていません。
この調査によると、全米の平均チップ額は14%~17%となりました。
最もチップ額の高いのは17%のアラスカ州、最も”ケチ”なのはデラウェア州の14%でした。
州ごとの平均チップ額(%)。
“アメリカでのチップは、どのくらいが妥当?” の続きを読む
今でも
「今度、アメリカへ行きます。私の使い方は、通話がxxx分、国際電話はxxx分、データはxGBくらい(または、使い放題)。この目的に合うSIMは、どれですか?」
と聞かれることがあります。
ホント、困るんですよね、そういう質問をされても。
■ アメリカの携帯SIMの基本
そもそも、
(1) アメリカには100-200、ひょっとしたらそれ以上のMVNO(プリペイド携帯SIM会社)があります。
アメリカのプリペイド携帯電話会社:【ほぼ】完全リスト – 2012年12月26日
(2) アメリカでは、物理的なSIMと、通信プラン(通信料金)は、独立しているのが一般的です。
つまり、入手した(購入した)一つのSIMは、そのSIMをアクティベーションする時(使えるようにする時)に、その会社が提供するどの通信プランにでも紐付けできるのが一般的です。
(例外は、今のところアクティベーションの簡単なZIP SIM(旧Ready SIM)だけ。)
また、開通後も通信プランを途中で変更することも可能な場合も多いです。
日本のかたは日本通信やIIJMioなどのSIMの売り方を見ているから、SIMを買うときに通信プランも決めないといけないと思うのでしょうね。
アメリカでは、(ZIP SIM(旧Ready SIM)以外は)SIMを購入するときには、プラスチックの板を買うだけであって、通信料金は別、というのが大前提です。
もっとも、プラスチックの板のSIMと、トップアップカード(または通信クレジット)を、バンドルした商品と言うのはありますが・・・
“アメリカのSIM、基礎知識101” の続きを読む
2012年10月末にアメリカの著作権法(DMCA)の付記が改正されて、その後90日間の猶予期間を過ぎた2013年1月末からアメリカ国内では違法となっている「キャリア以外による携帯電話のSIMロック解除」ですが、
(アメリカで)2013年1月26日以降に購入するSIMロック携帯電話は、『キャリアの許可無く』SIMロック解除することは違法となります。 – 2012年10月27日
本日、進展がありました。
アメリカ下院は本日、携帯電話のキャリア以外によるSIMロック解除の合法化を目指す「Unlocking Consumer Choice and Wireless Competition Act」を、賛成295票、反対114票で可決しました。
ところが、この可決された下院法案では、携帯電話の「バルク(一括大量)SIMロック解除」は禁止されています。「バルクSIMロック解除」が禁止されると、携帯ショップが中古携帯を一度に大量にSIMロック解除して再販することが、出来なくなります。
この追加条件の付いた法案に関してElectronic Frontier Foundation(電子フロンティア財団)などの消費者保護団体は、以下の理由で支持を取り下げています。
● 著作権を実際に侵害していない一般企業の事業の「ビジネスモデル(バルクSIMロック解除)」を、著作権法案を理由に阻害することは、国の役割ではないこと
● 問題になっている著作権法の付記の社会的弊害を、議会が理解していないこと
たとえば、中古携帯の(バルク)SIMロック解除とその転売は、中古携帯を求める一般消費者にメリットがあるだけでなく、資源の無駄を防ぎ、電子機器の不法投棄による環境汚染を減らすことになる、とElectronic Frontier Foundationは主張しています。
アメリカ上院は独自のSIMロック解除許可法案の提案を予定していますが、上院案の「バルクSIMロック解除」に関する対応は今のところ不明です。上院で可決されたSIMロック解除法案が下院バージョンと大きく違う場合には、上院・下院合同委員会で妥協案を調整され、再度両院で批准投票が行われます。
【CNet】House passes bill that would allow cell phone unlocking – 2014年2月25日
以前、
アメリカ:ポストペイド携帯料金の支払い方 – 2013年7月24日
を書きました。
プリペイド携帯の料金の支払い方法に関しては、
アメリカ:プリペイド携帯料金の支払い方 – 2013年7月22日
で書きました。
アメリカに到着したばかりで初めてポストペイド携帯を契約したばかりだと、契約はして、携帯は手にしたものの、「その後の毎月の支払いは、どうやって払うのか?」と疑問に思うことが多いようですね。色々な質問サイトなどでも、よく目にします。
日本は最近、銀行口座からの自動引き落としが多いんですかね。
アメリカの料金の支払いは、(携帯電話会社に限らず)一般的に、
ステップ1:請求書が郵便で送られてくる。
- 請求額と、支払期限が書かれている。請求書と一緒に、返信用封筒(切手は自分で貼る)が入っていることが多い。
ステップ2:支払期日までに相手に届くように、請求書の支払い部分と、請求額金額の小切手を、返信用封筒に入れて送る。
- 切手は自分で貼る。
- 会社によってはクレジットカード番号を請求書の支払い部分、または、その裏に書けば、クレジットカードで支払える会社もある。(今のところ携帯会社では、無いようですが・・・)
- 次月からのチェッキングアカウントからの自動引き落としの申し込みや、住所変更も、この時に可能。(「請求書の支払いタブ」の表の指定箇所にチェックして、裏に詳細を書き込むのが、普通。)
- 最近は、どの会社も、支払期日までに支払いが届かないと、Late Feeが数ドル課せられることが多いので、期限までに到着するように送ってください。
が、基本です。
大体、アメリカってのは「請求間違い」が有り得る国で、一度払ってしまったお金を「相手の間違い」だからと言って取り戻すのは、手間と時間と労力が掛かるところです。
日本のように、請求元の請求金額も確かめずに、請求金額を信用して、銀行口座から請求と同時に自動引き落としを許すのは、アメリカ的感覚では危ないことです。
まずは請求金額を確かめ、その金額を認めて、不明であれば相手(カスタマーサービス)に聞き、納得してから支払いの手続きをするのが、安全な国です。
アメリカでの生活の知恵として、あんまり相手を盲目的に信じないほうが良いと思うのですが・・・
もちろん、オンラインアカウント管理画面がアクセスできれば、そこからクレジットカード/デビットカードや銀行口座指定でも支払えます。ショップへ行ってクレジットカード/デビットカード/小切手(チェック)/現金で支払うことも可能です。
“アメリカ:ポストペイド携帯料金の支払い方(小切手を使う編)” の続きを読む
アラブ系の人が飛行機に乗ろうとしたら、テロリストのブラックリストに載っている名前と間違えられて、搭乗拒否を食らった・・・とかいうニュースが時々ありましたね。
アメリカの郵便局も、似たようなことをやっているんですね。
先週、日本(東京)のとある企業の「原(Hara)」さん宛に、パッケージを送りました。
EMSで、ある商品を送ったので、英文で税関申告書も書く必要がありました。
そしたら、パッケージが、ローカルの集配局から、サンフランシスコへ行き、また戻って来るではないですか!
「え?なに?・・・ひょっとして、封筒が破れて、中身がどこかへ紛失してしまったのか?」(以前、日本の妻の実家から個人的に送った段ボール箱が、形を残さず完全に壊れて、中身は配達されず、郵送ラベルだけ配達されたことがある。)
とか思い悩みながら、待っていると、本日、送り主である筆者のところへ戻ってきました。
“【え?こんなことが・・・】アメリカから日本の原(Hara)さんにパッケージを送る時には、注意しましょう。” の続きを読む
今回、初めて空港のセキュリティーチェックで、IDと搭乗券をチェックするTSA係官から「TSA PreCheckというのは知っているか?」と聞かれ、簡単に説明されました。話によると、「セキュリティー検査が簡単だから、そっちのレーンを使ったほうが早いよ。」と。
たまたまその空港(デンバー空港)では3ヵ所のセキュリティーチェック検問所があり、その一つは規模が小さいながらも、空港利用が常連でないと場所が分かりにくく、列もいつも短く、その日はその検問所を通ったのですが、(後で分かったのですが)そこにはTSA PreCheck検問は無く、だから、TSAのIDチェックの係員が「下の階の(別の)セキュリティースクリーニングにはTSA PreCheckの列があるので、そこを使ったほうが良いよ。」ということだったのです。
一応、先月も空港を通過して、「TSA Pre (TSA PreCheck)」の列の案内札は目にしているので、「TSA Pre」の存在は知っていたのですが、有料で、申し込まないとダメだと思っていました。
したがって、自分がTSA係官に「TSA PreCheck知っているか?」と聞かれたのが何故なのか良く分からないまま、そのまま通過。
帰りのラスベガス空港では、これも何が何なのか良く分からないまま、そこにはTSA Preレーンがあったので、そのレーンに振り分けられました。
というのは、まだその時点でも「TSA Pre」レーン(列)って、事前登録した人しか使えないのかと思ったのです。
しかし、列に入る前に搭乗券を見せたら、無言ながらも「そっちへ行け」みたいな感じで「TSA Pre」レーンを指されたのです。
実際に「TSA Pre」レーンへ並んだら、靴は脱がなくて良い、外套や背広も脱がなくて良い、ベルトも外さなくても良い、ノートブックPCも出さなくても良い(その日は日帰りだったので、iPadは持って行きましたが、ノートブックPCは実際には持っていかなかったのですが・・・)、・・・という、簡単チェックポイント。しかも、X線チェックも、全身をスキャンするタイプではなく、9-11前の昔のセキュリティーの金属探知機のようなもの。
“アメリカの空港で搭乗券に「TSA PRE」と書いてある人は、簡易セキュリティ・チェックを通過できます。” の続きを読む
アメリカでは2014年1月1日より、60Wと40Wの家庭用白熱電球の製造/輸入が中止となります。
これにより、60Wと40Wの家庭用白熱電球は、現在の店頭在庫が売れ切れ次第、購入が出来なくなります。
これより以前に、100Wの家庭用白熱電球は2012年1月1日に、75Wの家庭用白熱電球は2013年1月1日に製造/輸入が中止されています。
これらは、2007年12月19日に施行されたEnergy Independence and Security Act of 2007(Clean Energy Act of 2007)の規則により、段階的に規制導入された結果によります。
【Wikipedia】Energy Independence and Security Act of 2007
【ComputerWorld】Many consumers in the dark about Jan.1 start of light bulb phase out – 2013年12月24日
【Quartz】The most popular lightbulb in America will be banned on Jan. 1 – 2013年12月26日
この法律によると、必ずしも「白熱電球」全てが製造中止になっているわけではなく、「従来の電球に比べて25%以上の電力消費減を達成できないものは、製造または輸入禁止」という決まりになっています。
さらに、電球の寿命も、従来の750時間前後から、この法律では1000時間以上の寿命が最低寿命として要求されています。
“アメリカから家庭室内照明用白熱電球が無くなります。” の続きを読む
年末・年始アメリカ本土/ハワイ旅行用のSIMのご注文は、お早めにお願いします。
通常、アメリカから日本への普通航空郵便郵送期間は、7~10日掛かります。しかし、場合によっては2週間~3週間掛かる場合も経験しています。
特に今年は暦の関係で、感謝祭(毎年第4木曜日)が11月の末に近くなっており、「感謝祭とクリスマスとの間の日数」が最も少ない年になります。このため、例年、感謝祭後に始まる「クリスマス・ギフト発送ラッシュ」が例年より短い短期間に集中し、郵便局・郵便物の混雑が予想されます。
なお、グアム/サイパンは、アメリカのキャリアSIMでは使用できません。
アメリカのプリペイドキャリアSIMで使用できるのは、アメリカ本土48州、ハワイ州、プエルトリコ、バージン諸島、などに限定されます。アラスカ州のサービスは、州内の大都市周辺のみでAT&TおよびそのMVNOが提供しています。
■ 簡単アクチのZIP SIM(旧Ready SIM)
T-Mobile回線を使用した3G/HSPA+速度の通信。
使用には、3G 1900MHz対応携帯/タブレット(iPhone、iPadなど)、または、T-Mobileの3G AWS(Band 4)対応の携帯/タブレットが必要です。
● 通話・テキスト使い放題、データ通信500MBまで/7日、$26.50
● 通話・テキスト使い放題、データ通信1GBまで/14日、$36.50
● 通話・テキスト使い放題、データ通信1。5GBまで/21日、$46.50
● 通話・テキスト使い放題、データ通信2GBまで/30日、$56.50
● データオンリー、データ通信500MBまで/14日、$19.50
● データオンリー、データ通信1GBまで/14日、$31.50
● データオンリー、データ通信2GBまで/30日、$49.50
(以上、送料込みの代行価格)
商品検索は、【商品購入代行】プリペイドSIM から
未使用のZIP SIM(旧Ready SIM)は、通常、使用開始まで1~2年の有効期間があります。現在販売しているZIP SIM(旧Ready SIM)は、最低でも2015年8月末まで使用可能です。
ナノSIMカット(SIMカードリーダーで動作テスト込み)は、1枚に付き$2増し。
“【お願い】年末年始アメリカ(ハワイ含む)旅行用SIMのご注文は、お早めに” の続きを読む
さて、今回から世界同一モデルで統一されたiPad Air(iPad 5)とiPad Mini with Retina Display(iPad Mini 2)ですが、同一モデルであり、かつ、SIMロックフリーなのに、アメリカにはそれぞれのキャリアごとに対応キャリアバージョンがあります。
キャリアバージョン毎の違いは、基本的に、どのキャリアのSIMが挿入されているか、だけです。
そこで、本当に、それだけなんでしょうか?
つまり、Verizonバージョンを買って、T-Mobile USやAT&TのSIMで使えるのでしょうか?
結論としては、(例外を除いて)問題無いはずです。(検証例がネットで現れ始めています。)
筆者も全てのキャリアバージョンを持っているわけではなく、また、日本のSIMは限られたSIMしか持っていませんので、いくつか経験に基づく推測や、ネット情報からの推測も入りますが、歴代iPadも含め、以下に表を作りました。
もし、間違いに気づいた人は、コメントで報告し、この表を更に正確なものにするのにご協力ください。
※ ZIP SIM(旧Ready SIM)のiPad 3以上でのテザリングは、すべて可能です。(検証済み)
“アメリカで購入するiPad Air/iPad Mini with Retina Displayは、どのキャリアバージョンでも、どのSIMでも使えるか。” の続きを読む
実は標記の件は、既に何度かこのサイトで取り上げています。
アメリカの携帯/iPadを日本でローミングする場合の料金:4社比較 – 2011年5月23日
Hanacellのデータ通信専用SIMって、どうなのよ?(日本でのローミング料金比較表付き) – 2013年8月6日
アメリカ契約の携帯/SIMで、カナダでデータ通信ローミングする場合の料金比較表 – 2013年8月6日
アメリカ契約の携帯/SIMで、メキシコでデータ通信ローミングする場合の料金比較表 – 2013年8月6日
一昨日、T-Mobile USが「国際データローミングが無料(ただし、128Kbps速度)」というプランを10月31日から実施する(新規加入者は2013年10月20日から)という発表をしたので、ここでもう一度整理し直しましょう。
ここでは、アメリカ4大キャリア(とHanacell国際データ通信専用SIM)を、日本で使用することに限定して、料金を比較します。
※ Sprintは「Multi-Country Pack」という国際ローミングディスカウントプランがありますが、日本は対象国に入っていません 2014年8月現在、日本は対象国に入りました。よって、日本国内でSprint契約のiPhone/スマホを使用する場合には、割引対象ではありません。
ちなみに、T-Mobile USの国際通話ローミングは、Simple Choice加入者はWiFiを使うと無料(アメリカ国外から、アメリカ国内電話番号へ発信)、または、$0.20/分(アメリカ国外から、アメリカ国外電話番号へ発信)となります。これは、T-Mobile USが数年前から実施しているWiFi Callingを使用した場合と考えられます。WiFi Callingアプリは、特定のT-Mobile用アンドロイド携帯にしかインストールされていません。
(混乱を招く可能性があるので、この部分に一部、オリジナルに記載した文章を完全に削除しました。)
どうやら、テキスト・ローミングは、WiFi Callingを使わなくとも、無料のようです。
“アメリカ4大キャリアの国際ローミング価格比較(日本で使用する場合)” の続きを読む
先ほどツイッターでもお知らせしましたが、アメリカのアップルストアのiPhone 5s店舗在庫チェックサイトが出現しました。
週末にお伝えしたように、アップル(アメリカ)は、昨日月曜日(2013年9月30日)より、iPhone 5sをオンラインで注文すると、近くのアップルストア店舗でピックアップ出来るオプションを追加しました。
(iPhone 5cは、1週間前の9月23日からそれが出来ます。)
アメリカ・アップルストアのiPhone 5sオンライン注文が、店舗ピックアップ可能になる。(店舗在庫チェックに便利) - 2013年9月28日
この「iPhone 5sアップルストア店舗在庫チェックサイト」は、このアップルサイトの店舗ピックアップ・オプションを自動的にチェックして、画面に表示するものと思われます。
サイトのアドレスは、
http://iphone-check.herokuapp.com/
「zip code」の欄に5桁の郵便番号(ZIP Code)を入力し、チェックしたいiPhone 5sの色とキャリアをリストから選択し、「Submit」ボタンをクリックすると、現時点で在庫のあるお店は緑色に表示されます。
店舗は、近い順に最寄の20店舗まで表示されます。しかし、リストの下のほうの店舗は「近い」と言っても他州や、何百マイルも離れている可能性がありますので、注意して下さい。
リスト内の店舗名をクリックすると、店舗の詳細とアドレスが表示されます。
以下、アメリカで緊急連絡用に携帯電話を持つ場合の最低料金オプションを比較してみました。
一般に入手し易いSIMで比較しています。
※ FreedomPopの無料携帯サービスは、2013年秋よりサービス開始予定。FreedomPopからの専用携帯本体が必要です。
※ 以下の携帯サービス以外に、低所得者向け携帯サービスAssurance Wireless/Lifelineなどが州ごとにありますが、Food Stampなど既に生活保護を受けていることの証明が必要です。ここでは取り上げません。
“【中長期滞在者向け】通話中心、最低維持費で持てるアメリカ携帯電話SIM” の続きを読む
アメリカとイギリスのeBayでそれぞれ約1000台(正確には、アメリカ985台、イギリス990台)だけ発売したFirefox OSのZTE Openは、発売から6日で売切れました。
First batch of Firefox phones sell out in U.S., U.K. – 2013年8月20日
Firefoxの開発元のMozillaによると、次の販売予定は未定だそうです。
現在、eBayではそれを購入したユーザーがオークションで転売しているだけで、ZTEの公式販売はありません。
しかし、たった1000台ずつしか販売しなかったとは・・・
ZTE Open Firefoxは安価(US$80、イギリス60ポンド)で、2G/3Gのみ対応。Firefox OS開発元のMozillaとしてはこれまでのフィーチャーフォンの代わりとしての位置付けを考えているようです。
筆者としては、これで日本語操作がどこまでできるかどうかが興味あるところ。
日本語操作が可能であれば、子供向けや、それほど複雑な操作やアプリを必要としないユーザーには、安いエントリー・スマホだと思います。
筆者の手元には、本日午後遅く到着の予定です。 ...ダメだ、遅れている! まだイリノイ州だ。あと2日くらい掛かりそう!
到着したら、報告記事を書きます。
アメリカのプリペイド携帯電話会社:【ほぼ】完全リスト – 2012年12月26日
にも書いたように、アメリカには沢山のMVNO(仮想移動体通信事業者)があって、プリペイド携帯サービスを提供しています。
ところが、MVNO会社のほとんどが非上場企業なので、アメリカのMVNO加入者数はなかなか正確な把握が出来ません。
GSMAの調査機関、GSMA Intelligenceは本日、アメリカの6大キャリア(AT&T、Verizon、AT&T、Sprint、T-Mobile US、Clear、U.S. Cellular)の卸(wholesale)回線の数字を分析し、それを基に、GIGAOMがアメリカのMVNO加入者数を推測しています。
【GSMA Intelligence】M2M and MVNOs driving US connections growth - 2013年8月
【GIGAOM】Report: MVNOs are racking up mobile subscribers in the U.S. - 2013年8月16日
GSMAの調査によれば、この上場している6キャリアの報告書から、この6社の卸回線加入数は7000万回線。
この卸回線には、M2M(Machine-2-Machine)接続、つまり、警備保証用の警報機やコントロール・パネル、クレジットカード決済可能な自動販売機、石油油田ポンプなどひと気の無いところに置かれた機械、などの「マシン」が含まれて居ます。
“アメリカでは10人に1人が携帯はMVNO契約” の続きを読む
OSとブラウザーにFirefoxを搭載したSIMフリーのZTE Open Firefox携帯が、事前のニュースどおり、本日朝からアメリカeBayで発売されました。
色はオレンジ色のみ。
価格は$79.99。
アメリカ販売モデルの周波数対応は:
2G NETWORK:GSM 850/900/1800/1900MHz (日本・韓国以外は世界どこでも使える。)
3G NETWORK:UMTS 850/1900MHz(Band 5/2) (AT&TとT-Mobile、その他カナダ・メキシコで使えるが、日本・アジア・ヨーロッパ、オーストラリアなどの国では使えない。)
WiFi接続は可。
※ イギリスeBayで販売分は3G対応周波数が900/2100MHz(Band 8/1) で、日本でBand 1で使えます。
したがって、日本で使いたい人はイギリスeBayから購入したほうが良いですね。(アメリカ版は日本では使えません。・・・正確に言うと、3G 850MHz Band 5は、ドコモのFomaプラス周波数帯域を内包しているので、使えるかもしれないし使えないかもしれない。誰かがやってみるまで、わからない。)
“ZTE Open FirefoxがアメリカeBayで販売開始、$79.99” の続きを読む
Kauffman Foundationが昨日発表した、アメリカ国内の単位人口当たりのハイテック関連起業ベンチャー数の多い都市ランキング:
【Kauffman Foundation】Tech Starts: High-Technology Business Formation and Job Creation in the United States – 2013年8月 (元のKauffman Foundationレポート、PDF)
【Ewing Marion Kauffman Foundation】Young High-Tech Firms Outpace Private Sector Job Creation – 2013年8月14日
【Engine.is】All Over The Country, New and Young High-Tech Firms Are Key Job Creators – 2013年8月14日
【Quartz】Rocky Mountain High:America’s most densely-packed startup scenes aren’t just in Northern California – 2013年8月14日
数値は、全米平均を「1」とした場合の、各都市/地域のハイテック関連ベンチャー起業(スタートアップ)数です。
地元びいきでこの調査結果を報告したいと思います。
大方の推測とは違って、単位人口当たりのハイテック・ベンチャー起業(スタートアップ)の集中度が高い都市(2010年現在)は、・・・
“アメリカ:単位人口当たりのハイテック・ベンチャー起業数が多い都市ランキング” の続きを読む
UQコミュニケーションズのWorld WiMAXローミング、アメリカローミング料金が2013年7月26日から有料になりましたね。
皆さん周知のことかと思いましたが、知らない人が多いようなので、既に2週間経ちますが、書かせていただきます。
それは、この「UQコミュニケーションズのアメリカローミング料金」というのは、UQ加入者への特別料金でもなんでもなく、以前からアメリカで現地で、現地ユーザーに提供されている短期プリペイド料金と、期間も料金も、全く同じです。その加入方法は、以前、このサイトで紹介しています。
Clear WiMaxを解約後、一時的に使う方法(短期使用の為の再アクティベート手順) – 2012年1月31日
私は知らなかったのですが、WiMAXの国際ローミングというのは、WiMAX端末をどの国へでも持って行って、勝手にすぐに現地のWiMAXプロバイダーに繋げられるものではないらしいですね。端末のシリアル番号(MACアドレス)を現地WiMAXプロバイダーに登録してある必要があるとか・・・
今回のUQのアメリカローミング有料化対策は、Clearの登録/プラン加入システムは何もいじらず、UQのWorld WiMAXローミング対象の端末のMACアドレスをClearwireのデータベースに追加しただけですね。あとは、もしかしたら、日本のクレジットカードも料金支払い手段として使えるように、許可したくらい。
だから、今回のUQアメリカローミング有料化に伴うシステム開発投資は、ほとんどミニマムです。
あと、料金は現地と同じで、現地の端末でも同じ料金でこの短期プランに購入できるのなら、何もUQが許可した日本の端末だけを使うことなく、eBayやアマゾンなどでClearのWiMAXポケットWiFi端末だけ安く(中古で)購入して、アメリカ出張や旅行ではUQアメリカローミングと同じ料金の現地向け短期プランに加入したほうが、利用可能な端末の種類が増えるるような気がしますが・・・
端末は中古購入をお勧めする理由は、あと1年半後の2015年初めにはアメリカのWiMAXの先行きがどうなるか、分からなくなるからです。