デンバーダウンタウンだけでも徒歩やバス(タクシー)で回れる観光場所はありますが、やっぱりコロラドの自然や西部開拓時代の風情を楽しむには車があったほうが良いですね。
コロラド州の有料高速道路(Toll Road)の料金支払いシステムに関しては、以下に説明しました。有料高速道路で料金所が無いのは、びっくりしますよね。でも、現在はコロラド州は一切料金所がありません。(開通当時はありましたが、その後、合理化・コスト削減のために現在の無人・無停止課金システムに変更されました。)基本的には料金チェックポイント通過時にナンバープレートの写真(ビデオ)を撮られ、数日後にその車の登録所有者に請求書(はがき?)が郵送されてきます。レンタカーの場合には、
- 一日いくら($19くらい)で有料高速使い放題のオプションがある場合や、
- 一日いくら($4くらい)でETC装置を使えるようにしてくれて、利用回数に応じて有料高速料金は別途請求、
という場合があるようです。利用するレンタカー会社からしっかり説明を受けてください。
ただし、コロラド州の有料高速道路はそれほど多くなく(長くなく)、また、有料高速道路を全く使わずに移動することも可能です。
コロラド州の有料高速道路を使って「良かった」と思うのは、急いでいるときに高速でない道が混雑しているときだけです。だから、滞在中に全く使わないこともあるでしょう。
コロラド州の有料高速道路と、レンターカーの場合の料金支払い方法 – 2015年8月20日
さて、外国人がアメリカでレンタカーを使用する際にもうひとつ良く出くわす問題に、アメリカのセルフのガソリンスタンドでのクレジットカードでの支払い方です。特に、米国外の、日本のクレジットカードでの支払い方です。もちろんクレジットカードの代わりに現金でも良いのですが、最近はトラベラーズチェックもなかなか購入や使用が不便になり、現金をあまり持ち歩かないことが多く、現金は温存しておきたいことが多いですよね。
よく出くわす問題なので、ネットで探せば最近は方法を紹介している個人ブログサイトもかなり見つかりますね。なので、ここでわざわざまた・・・と思ったのですが、「コロラド観光情報の完全網羅」自己完結の目的ために、前人の努力を再度繰り返すことになりますが、ここで「簡単に」書かせていただきます。
アメリカではクレジットカードの不正利用を防ぐために「カード登録住所の(5桁の)ZIP Code(郵便番号)」の情報提供を求められることがあります。これはオンラインでショッピングする時でも、実店舗(ただし、無人やセルフの場合)でも、あります。

そして、アメリカのほとんどのセルフのガソリンスタンドのポンプでは、この郵便番号追加認証情報を要求します。
そこで困るのが、日本のクレジットカード。そもそも桁が違うし、最初の5桁だけだとアメリカと日本の郵便番号の区別がつかない。
一時は「日本のクレジットカードでZIP Codeの入力を求められたら、『99999』と9を5つ入力すれば、認証をパスできる」という情報もありましたが、最近はカード決済会社の認証システムも厳しくなってきて、これが使えないこともあるようですね。
その場合には、面倒でも、以下の方法しかありません!
1.ガソリンスタンドのポンプには、ポンプそのもの、または、上に、必ずポンプ番号が書かれています。まずは、これ(自分の使用するポンプのポンプ番号)を記憶します。

2.店に入り、レジの人に「Fill-Up、No.(ポンプ番号)」を言って、クレジットカードを渡します。
たとえば、ポンプ番号が3番なら、「Fill-Up、No.3(フィルアップ、ナンバー・スリー)」と言います。もっと丁寧に言う方法もありますが、これで十分。余計なことは言わない。ちなみに、「Fill-Up」は「満タン」「満タンにする」ことです。
郊外の、高速道路脇のガソリンスタンドでは、クレジットカードの他にIDの「預かり」を求められることもあります。偽のクレジットカードを預け、ガソリンを給油後、払わずに逃げる客も居るんでしょうね。この場合、アメリカ人は運転免許証を預けますが、旅行者はパスポートです。まあ、仕方無いですね。
3.ポンプに戻り、給油料金や給油量のゲージがゼロにリセットされたことを確認します。店のレジの人が遠隔でリセットしてくれます。
これで、給油が可能になります。

4.ホースをポンプから外し、給油したいオクタン価(通常は、真ん中の値)のボタンを押して、給油を始めます。給油が終了したら、ホースを元の位置に戻します。
5.店のレジに戻ります。レジの人にポンプの番号を言います。上の例だと「No.3(ナンバー・スリー)」ですね。余計なことは言う必要はありません。ポンプ番号だけ言えば、レジの人はわかります。
6.レジの人が預けたクレジットカードをキャッシュ・レジスターでスキャンして、給油額を決済してくれます。印刷されたレシートに署名したら、クレジットカード(と、ID)を返してくれます。(注意:アメリカでは$25以下の小額決済では署名を必要としないお店も増えてきましたので、金額によっては署名を要求されないこともあります。)
以上、給油と支払い、終了! 2回もレジに行かなければならないので手間ですが、そんなに難しくないですね。
追記:
「アメリカのセルフのガソリンスタンドで店に入らずに決済できたけど、済んでからレシートがポンプ(機械)から出て来ない。」という場合は、レシートの紙が切れている場合や、レシート部分が故障している場合です。その場合も店内に入ってレジで「No.(ポンプ番号)、Recepit Please(ナンバー###、レシートプリーズ)」と言えば、店内でレシートを印刷してくれます。