アメリカから家庭室内照明用白熱電球が無くなります。


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アメリカでは2014年1月1日より、60Wと40Wの家庭用白熱電球の製造/輸入が中止となります。
これにより、60Wと40Wの家庭用白熱電球は、現在の店頭在庫が売れ切れ次第、購入が出来なくなります。

これより以前に、100Wの家庭用白熱電球は2012年1月1日に、75Wの家庭用白熱電球は2013年1月1日に製造/輸入が中止されています。


これらは、2007年12月19日に施行されたEnergy Independence and Security Act of 2007(Clean Energy Act of 2007)の規則により、段階的に規制導入された結果によります。
【Wikipedia】Energy Independence and Security Act of 2007
【ComputerWorld】Many consumers in the dark about Jan.1 start of light bulb phase out – 2013年12月24日
【Quartz】The most popular lightbulb in America will be banned on Jan. 1 – 2013年12月26日

この法律によると、必ずしも「白熱電球」全てが製造中止になっているわけではなく、「従来の電球に比べて25%以上の電力消費減を達成できないものは、製造または輸入禁止」という決まりになっています。
さらに、電球の寿命も、従来の750時間前後から、この法律では1000時間以上の寿命が最低寿命として要求されています。

法律適用例外として今後も製造/輸入と許可されて、結果的に発売が継続される白熱電球は、
● 冷蔵庫内部などに使用される「家電用特別電球」
● 赤色、緑色、など着色されたパーティ用ランプ・特別装飾ランプ
● 植物栽培用ランプ
● 光量が3段階(通常、50W-100W-150W)切り替えできる電球
● 40W未満の電球(シャンデリア用、Night Lampなど)
● 150W以上の電球
です。

もう既に「環境問題」に敏感な皆さんは、ネジネジ型蛍光灯(CFL)電球に変えているとは思いますが、これからアメリカのスーパーや百貨店、ホームセンターでは40W、60W、75W、100Wの白熱電球は見つからなくなりますので、ご注意ください。




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