CES 2014 ラスベガス通信対策のための情報

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さて、恒例のラスベガスCES（Consumer Electronics Show、2014年1月7－10日）での通信対策。
過去ログはこちら、
CES 2013 ラスベガス通信対策 – 2012年12月18日
2012 CES期間のラスベガスのモバイル通信状況 – 2012年1月5日

CESも目の前に迫り、最近、去年の記事にヒットして、閲覧している方が居る用なので、2014年向けにデータを更新します。
そもそもこの期間は、世界から１５万人以上の参加者が、狭いラスベガスのストリップとコンベンションセンターに集中しますので、携帯電話やセルラー・データ通信は、アクセス混雑で機能しないことが多いです。

ただし、携帯会社も毎年少しずつ学んできて、移動基地局などを緊急に配置して居るようです。

まず、各社の閑散時（平常時）の回線状況：

赤字は、2013年1月にはラスベガスには無かったサービス。

平均ダウンロード速度比較：
調査：RootMetrics
Las Vegas, NV RootScore Report september 2013 – 2013年9月

というわけで、

１．最も安定しているのは、Verizon　LTE。ただし、アメリカでの加入者が最も多いのも事実。したがって、会場付近での回線接続混雑の可能性が最も大きい。
日本からのポケットWiFiレンタルも、Verizon用が最も多いはず。

２．米国外からの訪問者は、iPhone／iPad所持者が多い。これらは、AT&TとT-Mobileの回線接続で、これらの回線は、Verizonほどではないにしても、多少の回線混雑は予想される。

３．WiMAXは、2013年7月から日本のUQ　WiMaxの利用者は、米国での無料ローミングは出来なくなりましたが、有料での加入（現地短期プリペイド価格と同じ）は可能です。ただし、米国内でも利用できるUQの端末は、事前にローミング可能と登録されているマシンだけですよね。
また、2013年5月のCTIA時のレポートによれば、Sprint（Clear)のWiMAXは、かなり接続率が悪いようです。
The provisioning gamble: which carrier delivered the best hand during CTIA 2013 in Las Vegas? – 2013年5月23日

アメリカのプリペイドSIMでLTE／WiMax接続可能なのは、
赤字は、2013年1月には無かったサービス。…使い方詳細は、Aio/GoSmartを除いて、既にこのサイトの記事で紹介済みです。
●　Verizon　
　－　iPad／iPad　Mini用プリペイドプラン（全プランでテザリングも可能）
　－　LTE対応ポケットWiFi
●　AT&T
　－　プリペイドGoPhone携帯プラン（Monthlyプランのみ、LTE利用可能。）
　－　プリペイドGoPhone　Data　Onlyプラン（$50プランはテザリングも可能。ポケットWiFiで利用可能。）
　－　DataConnectプラン（ポケットWiFiで利用可能。）
　－　iPad／iPad　Mini用プリペイドプラン（$50プランはテザリングも可能。）
　－　プリペイドAio携帯プラン（Monthlyプランのみ。）
　－　プリペイドAio　Data　Onlyプラン（テザリング不明。ポケットWiFiで利用可能。）
●　T-Mobile　US
　－　プリペイド携帯プラン（$3/day　Dailyプラン（容量制限あり）と、Monthlyプランのみ、LTE利用可能。）
　－　iPad／iPad　Mini用プリペイドプラン（テザリングも可能。最初の200MB／月は無料。）
　－　プリペイド・タブレット用Dataプラン（テザリングも可能。最初の200MB／月は無料。）
　－　T-MobileポケットWiFi用プラン
　－　プリペイドGoSmart携帯プラン（Monthlyプランのみ。）
●　Net10とStraightTalkのAT&T回線用Monthlyプラン
．．．容量制限あり。（月2.5GBまで高速。）ストリーミング禁止。
●　Simple　MobileのT-Mobile回線使用の$50／$60　Monthlyプラン
．．．容量制限あり。（$50プランは月3GBまで高速、$60プランは月5GBまで高速。）
●　Sprint（Clearwire）
　－　UQの一部の端末で、アメリカローミングでSprint／Clearの現地短期プリペイドに加入可能。（SIM不要）
　－　ClearWireのWiMAX端末を持っていれば、Sprint／Clearの現地短期プリペイドに加入可能。（SIM不要）

あと、ラスベガスのホテルはResort　Feeを部屋代とは別途強制請求するところが増えており、室内WiFiの利用もその中に含まれている場合が多いので、宿泊するホテルのResort　Feeの適用範囲をチェックすること。

ラスベガスコンベンションセンターでは２年前から公衆WiFiが無料で提供されていますが、CESの期間は回線混雑で、ほとんど繋がりません。

マッカラン・ラスベガス空港のWiFiは、完全無料です。（最初に、ブラウザーで「使用許諾承諾」画面にログインする必要があります。）

マッカラン・ラスベガス空港は昨年（2012年）秋より第3ターミナル（Terminal　3）が新築で営業開始し、United　Airlines以外にも多くの航空会社がチェックインカウンターと荷物引取りエリアを第3ターミナルに移動しています。到着時にゲートから荷物引取りターミナルへ向かう際や、帰路にタクシーで空港に乗り付けるときに、ターミナルを間違わないようにしてください。
万が一間違ったターミナルに出てしまった場合には、ターミナル間の無料連絡バスが、ターミナル建物の外から出ています。（ターミナル1では、建物前の道を横切って、駐車場のところにあります。）
ターミナル１利用航空会社：
AirTran
Allegiant
American
Delta
Omni
Southwest
Spirit　Airlines
US　Airways
Vision　Airlines

ターイナル３利用航空会社：
AeroMexico
Air　Canada
Alaska
AlkeFly
British　Airways
Condor
Copa
Frontier
Hawaiian
Interjet
JetBlue
Korean　Air
MagniCharters
Sun　Country
Sunwing
Thomas　Cook
United
Virgin　America
Virgin　Atlantic
Volaris
WestJet
XL　Airways

ここ数年、いつも依頼してくれる会社が今年は「部署編成変え」のためにCESには予算的に来難いとのことで、呼んでくれなかったので、今年は9日ごろに日帰りで行こうかな・・・と考慮中です。

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