アメリカがモバイル入国審査を試験運用開始
アメリカ合衆国税関・国境警備局(U.S. Customs and Border Protection、CBP)は、2014年8月13日からアトランタHartsfield-Jackson国際空港で、入国審査書類(パスポート情報と税関申告書)をスマホ(現在はiOS)のアプリから提出し、入国審査を簡素化する試験運用を開始しています。
【U.S. Customs and Border Protection】New Mobile Passport Control App Available - 2014年8月11日
CBPでは年内に他の空港でも実施する計画で、アンドロイド・アプリの提供も予定しています。
アプリは誰でも無料でダウンロードできますが、現在のところこの試験運用はアメリカ市民およびカナダ市民に限られていますが、
パスポート情報(氏名、生年月日とパスポート番号と顔写真)を事前に(一回)入力し、
※ 現在は、アメリカ/カナダ市民のみ利用可能。
税関申告書入力を入国毎にオンラインで済ませることによって、アメリカ国内に到着した直後(例:飛行機が滑走路にタッチダウンした直後)にこのデータをアプリから提出(アップロード)することによって、入国審査を「簡素化」できます。
税関申告書をアプリから提出すると、完了後にバーコードをアプリ内に作成するので、
入国審査は特別な「Mobile Passport」ラインに並んで、係員に(実物の)パスポートを見せてバーコードをスキャンするだけで、入国審査が終了します。入国はアメリカ到着後に行い、アプリからデータを送信してから4時間以内に「Mobile Passport」入国審査を通過しないといけません。