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最近のあちこち(当サイトに限らない)の質問を見ていると、どうやら「SIMフリー」とはなにか、また、海外から日本へ一時帰国・長期帰国する際にはどうすれば携帯が使えるか、を良く理解していない人が一段と目立ってきているように思います。
これは、恐らく、・・・、今まで「SIMフリー」や「国際ローミング」という言葉を理解している人は、既に日本から海外へ旅行する場合や、海外から日本へ一時帰国する際に、その「SIMフリー」機能を活用して現地SIMを使用しているので、今更説明は不要。
しかし、最近色んなところで「SIMフリー」「SIMフリー化」「SIMロック解除」等と言う言葉を目にしたり、ニュースや周囲の人が話しているのを聞いたりして、これまでそういうことを気にしていなかった人達が興味を持ち始めてきたために、そういう人たちが良く理解せずに話したり、質問しているからだと思います。
そこで、「海外在住者が、日本へ一時帰国する場合」、または、「日本在住者が海外旅行や出張などで一時渡航する場合」を前提として、実際に「海外在住者が、日本で携帯を使う」、または、「日本在住者が海外旅行や出張などで現地で携帯を使う」実用上の場合を想定して、「SIMフリーとは何なのか?」を考えて見ます。
“【今更聞けない、海外在住者のための】「SIMフリーって、何よ?」「国際ローミングと、どう違う?」” の続きを読む
昨日、アメリカメディア各社は、米アップルが本日(2015年1月6日)より「SIM-free」iPhone 6/6 Plusを販売する予定であることを報道していました。
米アップルは既に2014年11月下旬(感謝祭後ころ)から「Unlocked and Contract-free」iPhone 6/6 Plusを販売していましたが、
アメリカ「公式」SIMフリーiPhone 6/6 plus – 2014年11月29日
それは、AT&T/T-Mobile US/Verizon版と同じモデルA1549/A1522モデルでした。
A1549/A1522モデルは、日本を含む米国外で販売されているモデル(および、米国内ではSprint用)のA1586/A1524から、TD-LTEバンドと(中国で使用されている)TD-SCDMAバンドを取り除いたモデルです。つまり、A1549/A1522モデルのほうが対応周波数が少ない(A1549/A1522モデルに含まれている周波数は、A1586/A1524モデルに全て含まれている)、ということになります。
TMoNewsによると、
【TMoNews】Apple starts selling iPhone 6 and 6 Plus with wider LTE support – 2015年1月6日
本日からアメリカで販売開始される「SIM-free」iPhone 6/6 Plusは、モデルA1586/A1524の模様です。
つまりこれは、型番的には日本モデル、香港モデル、欧州モデル、Sprintモデルと同じモデルで、しかも初めから「SIMロック解除済み(Unlocked)」モデルで、かつ、外国人でも誰でも買えるモデルになります。(しかも、日本モデルと違って、カメラのシャッター音が消去できます。)
米アップルはこれまでに初めて、2種類の「SIMロックフリー(Unlocked)」版の新iPhoneを並行して発売することになります。
また、日本のアップルストアで「SIMロックフリー」iPhone 6/6 Plusの販売が停止されている今、日本在住の人で「SIMロックフリー」iPhoneが欲しい人は、迷わずこのアメリカアップルストア「SIM-free」iPhoneを購入すれば、
- 日本モデルと同じで、かつ、
- カメラのシャッター音も消音出来る、かつ、
- (Sprint版と違って)アメリカの他社(AT&T、T-Mobile US、Verizon、他MVNO)SIMも使用できる
iPhoneが入手できますね。(ただし、ドコモ契約で使用するには、これまでのドコモiPhone契約ではダメなようなので、ご注意。【mopera契約が必要?・・・下の読者コメント参照】)
“本日(2015年1月6日)からアメリカで販売開始の「SIM-free」iPhone 6/6 Plusは、日本モデルと同じA1586/A1524。” の続きを読む
昨日、ツイッターで情報を流したので、もう良いと思ったのですが・・・
詳しくはVintage Computerの武藤さんの検証報告を読んでいただきたいと思います。(リンクは最下部。)
今年(2014年)8月初めにアメリカでは「SIMロック解除合法化」法が法制化されたため、Sprint版iPhone 6/6 plusもこの法案の趣旨に従って、デバイスオンリー購入でSIMフリー、または後日、契約条件を満たしてSIMロック解除された場合には、アメリカ国内の他社のSIMも使用できるようになるのではないか・・・という期待がありました。(筆者も期待していたうちの一人です。)
残念ながら武藤さんの検証によれば、今年のiPhone 6/6 plusもこれまでのiPhone 4s/5/5c/5sと同様に、Sprint版はアメリカ国内SIMロックです。つまり、SIMフリーのSprint版を購入するか、Sprint版を後日何らかの方法でSIMロック解除しても、AT&T、T-Mobile US、および、それらのMVNOのSIMは使用できません。Verizonは3G通信方式CDMA2000の関係で、自社販売またはVerizon用として販売された端末以外はアクティベートを許可しませんので、SIMフリーSprint版ではVerizonのSIMのアクティベーションや加入/契約は、出来ません。
Sprintのアメリカ国内SIMロック解除の方針は、2014年4月23日ごろに発表された以下の公式発表があるだけです。
【Sprint】Legal / Regulatory & Consumer Resources : Unlock your Sprint device
“iPhone 6/6 plusも、Sprint版はアメリカ国内SIMロックです。” の続きを読む
アメリカのアップル・オンラインストアで、T-Mobile Contract-Free iPhone 6/6 Plusの予約販売/(9月19日からは)販売が行われていますが、この「T-Mobile Contract-Free」版を注文するにはポストペイド契約のための与信情報(ソーシャルセキュリティ番号、運転免許証番号、既存ポストペイド契約の電話番号、など)の入力は不要でした。
したがって、外国人でもアメリカの住所があれば、「T-Mobile Contract-Free iPhone 6/6 Plus(A1549 GSM/A1522 GSM モデル)」を注文/予約注文することは可能でしょう。
この端末がSIMフリーかどうかは、誰かが人柱になって注文して、手元に配達されるまでは100%確実ではありませんが、予想としては「SIMフリー」でしょう。
このモデルは日本などの「米国/カナダ」外で発売されるモデルと比べてTD-LTE(Band 41など)に対応しておらず、かつ、中国本土で多く使用されているTD-SCDMAにも対応していません。したがって、ソフトバンクのAXGPとKDDI auのWiMAX 2+に対応しません。中国本土での使用選択肢も、減ります。
また、CDMA2000にも対応していないので、KDDI auの3Gで使用できません。
技適マークも無いでしょう。
それでも良ければ、「アメリカでSIMフリー(であろう)iPhone 6/6 Plusを比較的確実に購入する」選択肢として、このモデルを狙うことが考えられます。
日本でもSIMフリーが同時販売されるし、日本からなら代行/再販業者の多い香港からの香港モデルも入手しやすいだろうし、個人的にはなにもアメリカモデルを、しかも、日本のモデルと違うT-Mobile USモデルを買う必要は無いと思いますが・・・
AT&T版(A1549 GSMA/A1522 GSMA モデル)、Verizon版(A1549 CDMA/A1522 CDMA モデル)、または、Sprint版(A1586/A1524 モデル)を購入する場合には、アップルストアのオンラインストアではポストペイド契約前提でしか申し込みできません。
これらのモデルを契約無しで購入する場合には、アップルストアに毎日(数度)通い、そのときに一般販売用の在庫があれば「デバイスオンリー」で販売してもらえるでしょう。
例年、アップルストアはその日に何台のiPhoneが配達されるか、前の夜、または、朝に配達されるまでわからず、配達された台数の多くは「予約客の店舗ピックアップ」用なので、店に行っても一般販売用の台数があるとは限らず、色もサイズもモデル(キャリア版)も一般販売用のその日の余裕台数はまちまちです。
今回は中国本土でのiPhone 6/6 Plusの販売がまだメドが立っていない(中国政府当局のiPhone 6に対する通信認可が、降りていない?)ので、お金に余裕の有る中国人向けにアメリカ国内での中国人の買い集めも起きることが予想されます。
アップルストアへ行ってその場で購入できるのは、2~3週間は無理だと予想します。(予想が間違っているかもしれませんが・・・)
ついでに、AT&T Liberate (Novatel MiFi5792, Novatel MiFi2)のSIMロック解除手順を書いておきます。
このデバイスをSIMロック解除する上で最大の難関は、Windowsドライバーのインストレーションです。
AT&T Liberate (Novatel MiFi5792)は、AT&Tが2012年11月16日にリリースした、アメリカで最初の「タッチスクリーン機能付き、カラー液晶」のポケットWiFiです。
AT&T Liberate (Novatel MiFi5792)の対応周波数はAT&T Elevate 4G(Sierra AirCard 754S)と同じで、
LTE : 700MHz(Band 17)
- AT&T 広域でサービス開始済み(この記事を書いている2014年4月時点で、人口カバー率約90%)
- カナダ Rogers/Bell Mobility 2014年4月より開始。サービスエリアは、まだ限定都市。
- グアム Docomo Pacific(2012年4月開始)
LTE : AWS(上り1700MHz/下り2100MHz)(Band 4)
- AT&T 一部の大都市。これからエリアが広がる。
- T-Mobile US 広域でサービス開始済み(この記事を書いている2014年4月時点で、人口カバー率約70%)
- カナダ Rogers(2011年7月開始)、Bell Mobility(2011年9月開始)、Telus(2012年2月開始)、Saskatel(2013年1月開始)、など、カナダ主流のLTE
- グアム GTA(2013年10月開始)
3G/HSPA+ : 2100MHz
- 日本、アジア、ヨーロッパなど。(北米3ヵ国以外)
3G/HSPA+ : 1900MHz
- AT&T、T-Mobile US、カナダ、メキシコ
3G/HSPA+ : 850MHz
- AT&T、カナダ、メキシコ
- ドコモ FOMAプラス?
2G : GSM/Edge/GPRS 850MHz、1900MHz(北米)
2G : GSM/Edge/GPRS 900MHz、1800MHz(北米以外)
で、北米ではキャリアや対応プランによってはLTE速度まで、3Gでも場所によっては最高理論ダウンロード速度21Mbps(実際には2-7Mbps程度)で使用できます。北米以外では、LTEでの使用は出来ません。日本ではドコモ回線とソフトバンク回線では3G速度で使用可能ですが、両社ともLiberate (Novatel MiFi5792)の対応周波数でHSPA+(スーパー3G、ウルトラスピード3G)サービスは行っていないので、普通の3G W-CDMA(UMTS)での通信速度が得られます。
“DC-UnlockerでAT&T Liberate (Novatel MiFi5792, Novatel MiFi2)をSIMロック解除する手順” の続きを読む
SONYアメリカが、Xperia Z1 LTEのアンロック版を、昨日2014年4月4日からオンラインで販売開始しました。
なんだかんだと言っても、アメリカはまだまだキャリアにSIMロックされた携帯やデータ通信機器が主流。
SIMフリーは
● アップルストアから買う、定価のiPhone
● VerizonのLTE対応iPhone/スマホ
● Google Nexusシリーズのアンドロイド・スマホとタブレット
● Googleに買収された後のモトローラのスマホをオンラインで購入
● SONY USA、または、Amazon、などのオンラインでアンロック版XPeriaを買う
● Nokia Lumiaのアンロック版をAmazon.comなどオンラインで買う
● 主に南米・アジアで販売しているアメリカに本社がある、廉価版アンドロイド・スマホ開発会社Bluのスマホ
などに限定されています。それ以外のSIMフリーモデルは、Expansys USAなどで欧州モデルか香港モデルを買うしかありません。
“SONYアメリカが、Xperia Z1 LTEのアンロック版をオンラインで販売開始” の続きを読む
「SIMフリーiPhone5c/5sにKDDI auのSIMを挿入してiPhoneのアクティベーションを行うと、auにSIMロックされる。」などと言う矛盾した話を、日本アップルのカスタマーサービスや、auのショップ店員が言っているらしいので、その反証です。どうして、SIMフリーiPhoneが、SIMロックされるんですか? 矛盾しているじゃあないですか!?
そもそもiPhoneが「SIMロック」か「SIMフリー」かどうかは、アップルのサーバー上にあるiPhoneデータベースに、シリアル番号(IMEI番号)ごとにSIMロック状態が保存されていて、iPhoneがアクチされたり、PCのiTunesに接続されたり、iPhone本体でSIMが交換されたり、・・・するたびに、iPhoneがこのアップルのサーバーをチェックして、自分(iPhone)がSIMロックか、SIMフリーか、を自己判断するようになっています。
そして、「SIMロックされている」iPhoneをSIMロック解除(Factory Unlock)するためには、iPhoneを買ったキャリアか、有料のサードパーティSIMロック解除業者に、自分のiPhoneのIMEI番号を知らせて、このアップルサーバーの記録を「SIMフリー」状態に変えてもらうわけです。
このアップルのサーバーの記録は、購入したiPhoneの初期化(初期アクティベーション)のときには、変わりません!
逆に、このアップルのサーバーの記録を参照して、初期化されるiPhoneが自分(iPhone)がSIMフリーかどうかを判断しているのです。
だから、「SIMフリーiPhone5c/5sにKDDI auのSIMを挿入して、初期化(初期アクティベーション)したら、auにSIMロックされる」ことは、理論的に有り得ません。
とは言え、実際にやってみるまでは、最終的結論は出せません。
ただ、わざわざこの検証のために今から新品SIMフリーiPhone 5c/5sを購入するわけには行かないので、「こう成る筈だ」という検証になります。
これを見て、誰かが実際の「新品ブランドニュー」SIMフリーiPhoneで、KDDI auのiPhone用SIMで初期アクティベーションをして、そのあと別のSIMを挿入して、通信できる(SIMロックされない)ことを確認して、その報告をいただければ、幸いです。
“SIMフリーiPhone5c/5sにKDDI auのSIMを挿入して、初期化したら?” の続きを読む
日本に続き、アメリカのアップル・オンラインストアでも、本日2013年11月22日からiPhone 5s「公式」SIMフリー版が販売開始になりました。
「えっ?」って思いますよね。
「今まで発売していたアメリカのiPhone 5sは、なんだったの?」って。
これまで2013年9月20日発売開始以来販売していたアメリカのiPhone 5sは、アップルストアで買った場合には、
● AT&T版(A1533 GSM)・・・定価で購入すれば、SIMフリー。契約条件を満たせば、SIMロック解除に応ずる。
● Verizon版(A1533 CDMA)・・・iPhone 5/5c/5sを含め、LTE対応機種は全て「非公式」SIMフリー。
● Sprint版(A1453)・・・iPhone 5sからは、定価でデバイスオンリーで購入すれば、SIMフリー。契約条件を満たせば、SIMロック解除に応ずる。SIMロック解除後も、アメリカ国内キャリアにはSIMロック。
● T-Mobile US版(A1533 GSM)・・・定価で一括払いで購入すれば、SIMフリー。割賦購入の場合には、契約条件を満たせば、SIMロック解除に応ずる。
でした。そして、T-Mobile US版を、「定価で一括払い」で購入することにより、「非公式」SIMフリー版が購入できましたが、T-Mobile USのSIMが挿入されていました。
今日からは、「公式」にSIMフリー版(Unlocked版)を注文できます。アメリカの「公式」SIMフリー版はA1533 GSMモデルで、ハード的にはAT&T版/T-Mobile US版と、まったく同じです。ただし、「公式」SIMフリー版にはSIMが入っていません。
さて、ここで、SIMフリー版発売時期のパターンが見えてきました。
“米アップルが、iPhone 5s公式SIMフリー版を販売開始・・・えっ?” の続きを読む
そろそろ人柱報告が出始めていますね。
やっぱり、ソフトバンク/au iPad 4/iPad Miniは海外SIMフリーのようですね。
“やっぱり、ソフトバンク/au iPad 4/iPad Miniは海外SIMフリー!?” の続きを読む
うわさが正しかった・・・アップル・アメリカが2012年11月29日午後11時ころ(東海岸時刻)、公式SIMフリーiPhone 5の発売を開始しました。
iPhone 5 注文スクリーン
で、iPhone 5の色を選んだ後、「Or get iPhone unlocked and contract-free」をクリック。
発売するUS公式SIMフリーiPhone 5は、購入手続きを進めて買い物カゴに入れると、表示されるモデル番号(例:iPhone 5 黒 64GB、MD642LL/A)がカナダ版のモデル番号と同じ(MD642C/A)なので、「Model A1428 (GSM model) - AT&T/カナダ モデル」だけが発売されるようなので、日本のLTE周波数には全く対応していませんね。
このモデルは、アメリカではAT&TのLTE、および、カナダのキャリアのLTEの周波数に対応しています。
● Model A1428 (GSM model) - AT&T/カナダ モデル
LTE Band 4 (AWS)、 Band 17 (700b MHz)
GSM/EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz)
UMTS/HSPA+/DC-HSDPA (850, 900, 1900, 2100 MHz)
今注文すると、納期は1週間後。店舗在庫があれば、注文の最後で店舗でのピックアップも指定できます。
今日は、うわさ話が多いです。
● 「T-Mobile USAが、来週、iPhone販売の発表をする可能性あり」、とか
T-Mobile iPhone “speculation is heightening” according to Merrill Lynch – 2011年11月29日
● やっとアメリカでも公式SIMフリー版iPhone 5が、今夜深夜(東海岸時刻)からアップル・オンラインサイトで発売されるとか、
Unlocked iPhone 5 hitting online Apple Store tonight, retail outlets to follow soon? – 2011年11月29日
まあ、うわさですから、間違っていたらごめんなさい。
うわさでない事実の情報としては、
● iPhone 5が中国政府の3C (China Compulsory Certificate) 認証を通った
iPhone 5 wins regulatory approval in China – 2011年11月29日
この後、Network Access Licenseと、China Radio Management Agencyからの認証を通って、やっとアップルは中国本土でiPhone 5が販売できるようになりますが、年内には販売したい予定だそうです。
China UnicomはモデルA1429 GSM(いわゆる香港モデルSIMフリーと同じ)、China TelecomはモデルA1442 CDMA2000版。・・・え?A1442? A1429 CDMAモデルとどこが違うのだろうか?
まあ、アップルが中国でiPhone 5を公式に売り出したら、富裕層には飛ぶように売れるんでしょうね。
ブログのコメント、および、DM(直メール)で聞かれましたので、繰り返さなくても良いように標題の件をここにまとめます。
これらの情報は既にいろいろなサイトで断片的に公表されているものですが、永久記録として一箇所にまとめておくことで、皆さんが情報を探しやすいようにするのが目的です。各サイトやツイッターで人柱情報を流してくださった方々に、お礼を申し上げます。
■ アメリカでiPhoneを契約無しで購入する方法
アメリカでのiPhone購入方法として、以下の方法があります。
1.ポストペイド2年契約で、端末を割引して購入する方法(最新モデルiPhone 5は、定価より$450割引で購入できる。)
2.ポストペイドMonth-to-Monthで、端末を定価で購入する方法
3.アップルストア実店舗で「Device Only」と言って購入し、全く契約無しで購入する方法
4.Virgin Mobile USAやCricket WirelessのプリペイドiPhoneを購入する方法
5.SIMフリーiPhoneをアップルストアや家電量販店で(全く契約無しで)購入する方法
1.および2.の購入方法はどちらもポストペイド契約なので、アメリカでの与信履歴(与信履歴を管理しているのはソーシャルセキュリティー番号なので、結果的にソーシャルセキュリティー番号が必要)が無いと通常は契約できません。与信履歴が無い人、または、与信履歴があっても悪い人/与信履歴が比較的新しい人(1年未満)の場合には、アメリカに住所があれば、デポジット(保証金)を契約時に払い、6ヶ月~1年間預ければ、ポストペイド契約できます。
なお、毎月の契約料の他に、キャリアとの「アクティベーション料(新規契約手数料)」(iPhoneの端末初期化のアクティベーションとは、違う。)または「アップグレード料」$35~$36(キャリアによる)が請求されます。
「Month-to-Month」(AT&Tでは、「No Commitment」契約と呼ぶ。「No Commitment」とは、「契約無し」ではなく、「No Commitment」という「いつ止めても良い」契約です。)では、いつ契約を解除しても「Early Termination Fee(早期解約料)」を請求されません。したがって、1ヶ月契約後に解約しても、解約料金は請求されません。
アメリカの携帯電話のポストペイド契約の解約には、本人がショップへ出向くか、カスタマーサービスに直接電話することが必要になります。Eメールなどでは解約できません。他人に成りすまして解約することを防ぐために、本人しかわからないパスワードや個人情報を聞き、本人の解約意思を確かめるためです。
“アメリカでiPhoneを契約無しで購入する方法と、SIMフリーiPhone 5と日本のSIMの互換性一覧” の続きを読む
AT&Tのフォーラムにも報告されており、
Can I unlock Iphone 5 if I bought it with no contract?
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09-22-201207:08:29 PM
It has been reported that “IF” you can get the salesman at the Apple Store to sell you an IPhone 5 with no contract, they are already unlocked. Some stores will only sell them as upgrades or new service.
09-23-201206:06:04 AM
That would make sense as I bought my iPhone 5 as “Device Only” from an Apple store. I used it for a day, then I felt like doing a restore on it, so after the restore was done on iTunes, I received the Message that my iPhone was now unlocked. I wondered what was going on as old phone was an iPhone 4S that was Unlocked by AT&T a couple of months ago. I went ahead and placed another request using AT&T’s unlocking site. So I will see what happens next.
09-23-201206:19:53 AM
Just got off the phone with AT&T, and Yes, It is UNLOCKED! Good info to know. Buy it off contract and then restore.
Cheers!
09-25-201205:04:13 PM
Hi! Thanks for your feedback!
So if I get you right, you just need to pop in an AT&T store (pray for them to have the one you want in stock), and buy one “no-commitment” at $649?
I believed you had to take a contract, even a month-to-month one, to get your hands on an iPhone 5. I was about to get one with a $69.99 plan for one month, but the thing that bothered me was the activation fee…
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“AT&TのiPhone 5をアップルストアで2年契約束縛無しで(定価で)買うと、SIMフリー” の続きを読む
オーストラリア、日本、香港に遅れること10数時間、アメリカでもようやくiPhone 5が発売され、筆者のところにも無事午前10時半頃UPSのトラックで届けられました。
時差の関係で既に日本や香港の方から、普通のマイクロSIMをナノSIMに切ってiPhone 5に挿入して使えたとか、その逆の報告も、ネットを探せば色々あります。
したがって、その件は一件落着で良いでしょう。
SIMの厚さも、切った後の周囲や角さえヤスリできれいに滑らかにしておけば、大丈夫のようですね。マイクロSIMでも時々切った周囲が飛び出ていて、ヤスリで出っ張りを滑らかにしないといけないことがあります。「標準/マイクロSIM =>ナノSIM」への変換も、その程度で良さそうですね。
筆者は今年はAT&Tの2年契約切れで安く本体がアップデートできるので、AT&T版SIMロック版(A1428 GSM)を2年契約プランで購入しました。
しかも、タイミングよく今朝、AppleNBerry.comから「AT&TのiPhone 5もIMEIファクトリー・アンロックできるよ~」というEメールの通知が来ていたので、iPhone 5を初期化して、これまでのiPhone 4Sからデータをクローン(バックアップから復元)した後、早速先ほど、AppleNBerry.comに$49.95-$5割引=$44.95で、2年契約で買ったばかりのiPhone 5のSIMロック解除を申し込みました。うまくいけば、明日、あさって、月曜日までにはめでたくファクトリー・アンロックに出来そうです。
さて、早速iPhone 5発売初日ではありますが、いくつかのオンライン誌はVerizon版iPhone 5(A1429 CDMAモデル)がGSM/W-CDMAモードがSIMフリーになって販売されていることを確認する報告を出しています。ここまでなら驚かない(どうせ、60-90日後にSIMロック解除リクエストがユーザーからあれば、SIMロック解除しないといけないから・・・)のですが、これまでの過去のVerizon販売のiPhoneやBlackberry、グローバルローミング対応のアンドロイド携帯/Windows携帯などと違って、アメリカ国内のキャリアのSIMも使えるということです! ← これは意外です!
Verizon confirms iPhone GSM is unlocked, works with AT&T and others – 2012年9月21日
Confirmed: Verizon iPhone 5 is unlocked, can be used freely on GSM networks – 2012年9月21日
早速、例の一覧表を書き換えないといけません。これが本当だとすると、Sprint版もCricket版も、同じでしょう。 Sprint版は、アメリカ国内キャリアとそのMVNOのSIMは使用できません。(アメリカ国内SIMロック。)(au版は、やっぱりSIMロックされているんですよね?)
つまり、A1429 CDMAモデルのVerizon版のiPhone 5のSIMフリー版を買えば、アメリカ国内ではAT&TとT-Mobile USAおよびそのMVNOでも2G/3G/HSPA+(”4G”)でも使える、ということです!
A1429 CDMAモデルは、AT&TのLTEにも、2013年開始予定のT-Mobile USAのLTE周波数(AWS)にも、カナダのキャリアのLTE(現在は、AWS周波数帯域使用。)にも対応していませんので、これらのキャリアとそのMVNOのLTEは使えません。しかし、(Verizon版なら)2G/3Gでは使えます。
(注:iPhone 4S以上、または、新iPad以上でAT&Tの電波を掴むと、電波の信号のところに「4G」と表示されますが、それは「”4G” HSPA+」の意味です。AT&TとT-Mobile USAはHSPA+を「”4G”速度が出る」と言って宣伝しているからです。この”4G”は、LTEの意味ではありません。誤解しないように/騙されないように!・・・LTE電波を掴んだ場合は、キャリアの信号の部分は「LTE」と表示されます。)
注意:
VerizonのiPhone 5の2年契約価格は、
● 16GB $199(消費税別)、
● 32GB $299(消費税別)、
● 64GB $399(消費税別)、
契約束縛無しの価格は、
● 16GB $649(消費税別)、
● 32GB $749(消費税別)、
● 64GB $849(消費税別)、
ですが、ポストペイド契約せずに「契約束縛無し」で販売してくれるかどうかは、不明です。iPhoneを家族や友達にプレゼントとして購入する人も居るので、原則的に「契約束縛無し」での購入は許可されているとは思いますが、発売した直後の今この時期に出来るかどうかは不明です。
CES(Consumer Electronics Show)とシリコンバレー視察の通訳・現地案内同行から帰ってきて、その後、自宅のZ-Wave家庭内ホームオートメーションネットワークの再構築作業を強いられ、それも落ち着いて、ようやく出張前の状態に戻りました。
さて、まだ間違った情報が巷で信じられているようなので、一度、標題の件「SIMフリーiPhone 4Sと、auのSIMの関係」を、筆者のこれまでの実験からまとめます。
● 1.いわゆる「SIMフリーのiPhone 4S」は、全てのSIMを認識します。
この中には、KDDI auのSIMも含まれます。
「SIMフリーiPhone 4S」にauのSIMを挿入すると、「設定(Settings)⇒一般(General)⇒情報(About)」の画面で「キャリア(Carrier)」には、「KDDI ##.#」(「##.#」は、キャリアバンドルのバージョンの数字。)と表示されます。
しかし、後(下記3.)で書くことに関連してここで注目しておいてほしいのは、この画面にIMEI番号は表示されるものの、MEID番号が表示されないことです。
また、「SIMフリーiPhone 4S」を初期アクティベートする際にはどのSIMを使っても構わないので、auのSIMでも「SIMフリーiPhone 4S」を初期アクティベートできます。
これは、「SIMフリーiPhone 4S」を復元する場合でも、iOSを更新(アップデート)する場合でも、同じです。
なお、「SIMフリーiPhone 4S」は、どのSIMで初期アクティベートを行っても、その過程でそのSIMのキャリアにロックされることは、絶対にありません。
注意:
ここで、「SIMフリーiPhone」とは、GSM/W-CDMA版を指します。
GSM/W-CDMAモードをSIMロック解除されたCDMA2000/GSM/W-CDMA版iPhone 4 (俗に言う「Verizon版/Sprint版iPhone 4S」) にauのSIMを挿入した場合、auの電話番号情報がSIMからiPhone 4S内のメモリーのCDMA通信モードの通信者(電話番号)情報エリアに書き込まれる為、このメモリーをクリアしない限り一時的にauにロックされますが、別のSIMを挿入してiPhone 4SをPCのiTunesで復元すると、元の”SIMフリー”状態に戻ります。
“SIMフリーiPhone 4Sと、auのSIMの関係:まとめ” の続きを読む
アメリカSIMフリー版(Unlocked)iPhone 4Sが届きました。
ちなみに、オンライン注文受付は2011年11月11日より、筆者が注文したのは翌日の2011年11月12日、到着は2011年11月25日。(全て、アメリカ現地日時。)
注文したのは、iPhone 4S Unlocked Black 16GB(モデル番号MD234LL)。
結局、このunlock版iPhone 4Sの型番は、2011年10月14日からアメリカで発売されている、2年契約束縛無しのAT&T版と、同じなんですかね?違うんですかね?
アメリカUnlocked iPhone 4S型番一覧:
Black 16G MD234LL/A
Black 32G MD241LL/A
Black 64G MD257LL/A
White 16G MD237LL/A
White 32G MD244LL/A
White 64G MD260LL/A
ちなみに、箱にはSIMは入っていませんでした。
「SIM出しピン」は入っていました。(Sprint版には「SIM出しPIN」は入っていなかった。)
早速、アクティベーションを兼ねて幾つか実験です。
1.アメリカのiPhone 4Sは、アクティベートするのにソーシャルセキュリティー番号(社会保障番号)が必要か?
不要です。このアクティベート時にも、不要でした。
とあるサイトで、「iPhone 4Sをアクティベートするのに、ソーシャルセキュリティー番号(社会保障番号)が必要で、何を入れたら良いか分からない(本人は留学生かなんかで、その番号を持っていない)」と言う書き込みがあったようですが、それは、iPhone 4S本体のアクティベートとは関係無く、その携帯会社と新規に契約したので、新規契約(電話番号)の本人確認のために入力が必要だったものと思われます。
ソーシャルセキュリティー番号を持っていない人がアメリカのポストペイド契約の携帯電話サービスに加入する場合、ウェブでは契約できません。必ず各社のショップに行かなければならないはずです。
ショップでは加入受付け時に、ソーシャルセキュリティー番号を持っていない人の場合は、ソーシャルセキュリティー番号に代わる適当な番号を入力していると思います。そう言う人は、念のために、どんな番号を入力したのか、ショップに聞いてみることでしょう。なぜなら、将来もカスタマーサービスに連絡するときに、本人確認のために「ソーシャルセキュリティー番号の下4桁」と聞かれることが無いとは言えないからです。
また、そのときにiPhoneをアクティベートしてもらえば、ソーシャルセキュリティー番号の入力は不要です。
そもそも、新iOS 5からiPhoneのアクティベートにはPCは必要無くなりましたから。
ということで、アメリカSIMフリーiPhone 4Sそのものをアクティベートするには、ソーシャルセキュリティー番号(社会保障番号)は不要です。
2.SIMフリーiPhone 4Sを、AT&T契約(ソフトバンク契約)のSIMでアクティベートすると、AT&T(ソフトバンク)にSIMロックされる?
そんなことはありません。
もともとSIMフリーのiPhone 4S(他のiPhoneモデルも、同じ)をアクティベートするには、どこの会社のSIMを使っても可能です。
また、そのSIMは解約済みのSIMでも、場合によっては未開通SIMでも、構いません。
3.iPhone 4用バンパー(ケース)は、iPhone 4Sには合わない?
2011年2月以前に購入された古いバンパーだと、ミュート・ボタンの穴が小さく、iPhone 4にしか合わないでしょう。
2011年3月以後に購入された新しいバンパーだと、ミュート・ボタンの穴が大きくなっており、「iPhone 4用」と書かれていても、iPhone 4にもiPhone 4Sにも、どちらにも合うのが普通です。
以上の『迷信』を否定するために、以下に新品『アメリカSIMフリーiPhone 4S』をアクティベートした経過をご報告します。
“アメリカSIMフリーiPhone 4Sが届きました。” の続きを読む
2011年10月8日に
SIMフリーiPhone 4Sは、AUとは契約できない。
と紹介したSIMフリーiPhone 4Sですが、昨夜、何気なく気になってネットを探していたら、こんな体験記事が・・・
SIMフリーのiPhone4SでauのSIMは使えるか実験 – 2011年10月27日
要は、SIMフリーiPhone 4SにauのSIMを刺してみたら、通話(発信も着信も)が使える、という結果に。
残念ながらネットは使えないということです。
そこで、これはいったい何故?・・・と考えてみました。
まず、
1.香港アップルサイトには「SIMフリーiPhone 4SがCDMAキャリアで使えない」という警告メッセージがあるか?
を見てみると・・・
私は中国語は読めないですが、アップル香港サイトでiPhone 4Sを購入しようとすると、同じく「SIMフリー版はCDMAキャリアでは機能しません」というような表示があります。
同じ表示はアップル・カナダサイトにもあります。他にもイギリスサイトでも同じ表示はあるそうです。
つまりSIMフリーiPhone 4Sは、国によってモデルや、CDMAロック状態が違っている、ということではないようです。
“え?SIMフリーiPhone 4Sは、auのSIMで使えるの?” の続きを読む
http://venturebeat.com/2011/11/11/unlocked-iphone/
によれば、アメリカのSIMフリーiPhone 4Sは、本日2011年11月11日より、アメリカのアップル・オンライン・ストアで注文受付が開始されました。
出荷予定は、注文から1~2週間後とアップルのオンラインページでは現在、表示されています。(配達に約5日掛かる予定なので、配達予定は、注文から2~3週間後。)
YOUTAさんの報告により、アップルストア実店舗でのSIMフリーiPhone 4Sの販売は、現在まだされていません。
アメリカではSIMフリーiPhone 4は2011年6月14日より、SIMフリーiPhone 3Gsは新iPhone 4Sが発表された2011年10月上旬直後より、発売されています。
SIMフリーiPhone 4Sの価格は、
新iPhoneは、iPhone 4S – 2011年10月5日
で既に紹介してある通り、
● 16GB GSM/W-CDMA版のみ $649(消費税別)、
● 32GB GSM/W-CDMA版のみ $749(消費税別)、
● 64GB GSM/W-CDMA版のみ $849(消費税別)、
です。参考までに、2年契約縛り有りのSIMロック版は、AT&T版、Verizon版、Sprint版、それぞれ
● 16GB $199(消費税別)、
● 32GB $299(消費税別)、
● 64GB $399(消費税別)、
です。
SIMフリーiPhone 4(契約束縛無し)の価格は、
● 8GB GSM/W-CDMA版のみ $549(消費税別)、
SIMロック版iPhone 4(2年契約束縛有り)の価格は、
● 8GB GSM/W-CDMA版(AT&T版)$99(消費税別)、
● 8GB CDMA版(Verizon版、Sprint版)$99(消費税別)、
SIMフリーiPhone 3Gs(契約束縛無し)の価格は、
● 8GB GSM/W-CDMA版のみ $375(消費税別)、
SIMロック版iPhone 3Gs(2年契約束縛有り)の価格は、
● 8GB GSM/W-CDMA版(AT&T版)$0、
です。iPhone 3GsのCDMA版(Verizon版、Sprint版)は、ありません。
なお、以下はクドイようですが、繰り返し強調します。
“【速報】アメリカのSIMフリーiPhone 4S、2011年11月11日より注文受付開始” の続きを読む
2011年10月7日よりiPhone 4Sの予約が開始されました。
SIMフリーiPhone 4Sは、カナダなどではアップルストアで販売開始されますが、オンライン注文の発送予定は、既に1-2週間後となっています。発売開始日(2011年10月14日)には、品薄状況が予想されます。
アメリカではSIMフリーiPhone 4Sの販売は、2011年11月からになります。これは、最初にキャリア向けの(SIMロック版)iPhone 4Sの出荷を優先するためでしょう。
iPhone 4S SIMフリー版のアメリカ・カナダでの価格は、
16GB $649(CND649)、
32GB $749(CND749)、
64GB $849(CND849)、
(それぞれ、契約不要、本体のみ価格、消費税別)です。
ところで、予約受付け開始前後のアップル・サイトの情報から、SIMフリー版iPhone 4Sは、CDMA2000キャリアでは契約できない(使用できない)ことがわかりました。つまり、SIMフリー版iPhone 4Sを購入しても、AUでは契約できません。(Verizonとも、Sprintとも、契約できません。)ご注意ください。
iPhone 4Sの各バージョンのSIM/キャリア依存性をまとめると、
“SIMフリーiPhone 4Sは、AUとは契約できない。” の続きを読む
アップルが、アメリカのアップルストアおよびアップル・オンラインストアで、2011年6月14日よりSIMフリー版のiPhone 4の販売を開始しました。
値段は、
iPhone 4 16GB 白または黒 $649(消費税別)
iPhone 4 32GB 白または黒 $749(消費税別)
です。
(比較参照:
AT&TまたはVerizonとの新規2年契約束縛の場合のSIMロック版は、
iPhone 4 16GB 白または黒 $199(消費税別)
iPhone 4 32GB 白または黒 $299(消費税別)
つまり、SIMフリー版は、SIMロック版に比べて$450高い。)
今まで近隣では、お隣カナダのアップル・ストアでしか購入できなかったSIMフリーiPhone 4が、これでアメリカでも購入できるようになりました。
なお、SIMフリー版iPhone 4にはSIMが付いてきませんので、購入後にアメリカ国内で使用する場合は、AT&Tショップで契約し、SIMを貰う必要があります。
もちろん、既にAT&TでSIMロック版のiPhone4の契約SIMを所有している人は、SIMフリー版を購入したら、SIMをSIMフリー版に挿入すれば、使えます。
また、通信方式が違うため、このSIMフリー版iPhone 4は、Verizon・Sprint・MetroPCS・Virgin Mobile USA・BoostMobile・Cricketなどでは使用できません。
T-Mobile USAではネット速度の遅い2G GSM通信方式のみで使えます。iPhoneがT-Mobile USAの3G周波数に対応していないので、通信速度の速い3Gでは使用できません。
また、T-Mobile USAは現在AT&Tとの併合に向けて米国政府認可手続き中で、来年3月には併合出来るかどうかが米政府によって判断されます。
T-Mobile USAは4G LTEおよびそれ以降の電波使用に関して米国政府の認可を受けていないため、AT&Tと併合できない場合は、おそらく他のキャリアと合併することになるでしょう。(Sprintが有力。)
従って、現実的にはアメリカ国内ではSIMフリー版iPhone 4を購入しても、AT&T以外と契約することは、メリットが無いか不可能です。
今回のSIMフリー版iPhone 4をアメリカで購入するメリットは、米国外で国際ローミングする、または、米国で購入して米国外で使用する人には、大きなメリットがあります。
今回アップルがアメリカ国内でもiPhone 4 SIMフリー版を販売するように至った理由は、もちろん、アップル担当者以外は解りませんが、2011年3月からのGevey SIMロック解除アダプターの発売、2011年4月中旬に一時的に出てきたiPhone不正SIMロック解除業者の乱立、なども影響している可能性もあります。
“アップルがアメリカでiPhone 4のSIMフリー版を販売開始” の続きを読む