昨日このブログでも、アメリカの携帯業界でスマホでプリペイド契約をする人が増えていることを取り上げたばかりです。プリペイド携帯通信の需要が、無視できないほど重要になっているということです。
アメリカのスマホ契約販売成長率はこれから鈍化?/新規携帯加入者の10人に9人がプリペイド契約! – 2013年5月16日
その傾向を証明するかのように、5月15日からVerizonはプリペイドiPhone(4、4S)/(アンドロイド等の3G)スマートフォンのプリペイドプランのデータ通信制限を引き上げました。
Verizon Prepaid Smartphone Plans 2013年5月15日更新
Verizonは4大キャリア(Verizon、AT&T、Sprintとその子会社Virgin Mobile USA/BoostMobile、T-Moibile)の中でも比較的高額なプリペイドプランを提供しています。また、データ使用量もそれほど多くありませんでした。さらに、Verizonの「携帯」プリペイドプランは、3G通信(実測ダウンロード0.7~1.5Mbps)に限定されています。
現在の時点でアメリカのキャリアの中で最もLTEカバレッジが充実しており、人口カバー率95%を超えるVerizonですが、プリペイド契約でVerizonのLTEを使用できるのは
● プリペイドポケットWiFi MiFi4510LまたはMiFi5510L
● Verizon版iPad 3/4とiPad Mini
のみです。
“Verizonが、プリペイドiPhone/スマートフォン・プランのデータ使用量制限を引き上げ” の続きを読む
以前、AT&T iPhone/iPad/スマホのデータ通信国際ローミングプラン加入者は、イギリス、日本などで特定の公衆WiFiが無料接続できることを報告しました。
AT&T iPhone/iPad/スマホのデータ通信国際ローミングプラン加入者は、イギリス/日本等の公衆WiFiが無料でローミング使用可能になります。 – 2013年2月20日
この度、AT&Tは、同様なサービスを、Boingoが展開している世界中の国際空港でも使用できるように、Boingoと契約締結したと発表しました。
AT&T teams up with Boingo to offer free Wi-Fi in major international airports – 2013年4月9日
Boingo Announces Global Wi-Fi Roaming Agreement With AT&T:AT&T Customers Have Access to Boingo’s Global Wi-Fi Hotspots in Major International Airports – 2013年4月9日
このサービスを受けられるのは、AT&Tのポストペイド契約加入者で、AT&Tの
● $60/30日間 - 300MB Data Global Add-On with Wi-Fi in select Countries
● $120/30日間 - 800MB Data Global Add-On with Wi-Fi in select Countries
の国際データローミング加入者(オプションは、必要なときだけ加入でき、不必要なときは解約できます。)です。
※ ポストペイド契約者は、国際データローミングオプションは、加入期間が1ヶ月に満たない場合には、加入期間の日割り計算で課金され、その間のバイト数使用制限も「日割り計算の累積値」となります。となります。
※追記:AT&Tのページによると、2012年6月1日よりGlobal Data Add-onはポストペイド契約でも(契約してから1ヵ月以内の解約でも)最低1ヶ月分課金されることになっていますが、筆者が2012年11月に使ったところ、1ヵ月以内の解約でも日割り計算でした。しかし、規約では「最低1ヶ月分課金」になっていることをご注意ください。
“AT&T iPhone/iPad/スマホのデータ通信国際ローミングプラン加入者は、世界の主要国際空港でBoingoのWiFiが無料でローミング使用可能になります。” の続きを読む
アメリカでは十代のドライバーが運転中に携帯でテキストメッセージを見たり、送信するのが増え、携帯に気を取られて車線を越え、追突事故になることが近年増えており、各州がこれを交通法規で禁止し、運転中の携帯電話使用の取締りを強化する動きが起こっています。州や市によっては運転中の運転手の携帯テキスト利用を明示的に禁止したり、ハンズ・フリー装置を使わない運転手の運転中の携帯利用をすべて禁止している州もあります。
カリフォルニア州のSTEVEN R. SPRIGGS氏は2012年1月5日に「車の運転中に、携帯電話の地図アプリを使いながら運転していた。」という理由で交通違反で違反チケットを渡されましたが、この件で一審で有罪判決を受け、控訴していました。このたび2013年3月21日、カリフォルニア州フレスノの州控訴審最高裁判所では、この有罪判決を支持する法廷意見を発表しました。
IN THE APPELLATE DIVISION SUPERIOR COURT STATE OF CALIFORNIA, COUNTY OF FRESNO CENTRAL DIVISION : PEOPLE OF THE STATE OF CALIFORNIA vs STEVEN R. SPRIGGS – 2013年3月21日
“カリフォルニア州では運転者が運転中に片手に持ったスマホの地図を見るのも、違反!” の続きを読む
アップルが2013年3月24日、屋内位置情報システム技術を持つWiFiSLAMを買収したということで、一般の人にも「屋内位置情報」または「インドアGPS」という言葉が耳に入ってきました。
でも、ここ数日のこのニュース(アップルのWiFiSLAM買収)に関する記事では、「屋内位置情報」がどのように使われるか、具体的に書かれた記事は少ないと思います。
それよりも、まず・・・
「屋内位置情報(インドアGPS)」技術は、アップルが買収しようとしているWiFiSLAM社だけが特に持っている技術ではありません。
そもそもGoogleは昨年(2012年)4月に、インドア位置情報の精度を上げたMapアプリをアンドロイド端末用にアップグレードしています。
Google Launches Android App To Improve Its Indoor Location Accuracy – 2012年4月5日
この時にちょっとだけ「インドア・ロケーション」の応用がブームになったんですが、皆さん忘れたんですかね。
既にGoogleは、世界13ヵ国で、インドア地図を用意した空港・鉄道の駅・ショッピングセンター・博物館・大学などの中で、自分が建物の中のどこに居るのか、ユーザーが確かめられるアプリを提供しています。
Google:Indoor Maps availability
日本では羽田空港、成田空港、中部国際空港を含み、阪急百貨店、ヤマダ電気の一部の店など、が対象になっています。
更に、昨年秋(2012年9月26日)にはWiFiルーター/ネットワーク機器メーカーCISCOが、アイルランドのインドアWiFi位置情報の解析ソフト開発会社Thinksmartを買収しています。
Cisco Announces Acquisition of ThinkSmart – 2012年9月26日
WiFiSLAM社は端末の加速センサーやジャイロセンサーを使用し、GoogleやCISCO/ThinkSmart社が持っている技術よりも、更に屋内位置情報の制度を上げる学習機能を持っていると言われています。
What exactly WiFiSLAM is, and why Apple acquired it
しかし、基本的なところはそんなに変わりません。
従来の衛星電波を使ったGPSでは、位置の制度は3メートル(10フィート)と言われています。これは、+/- 3メートルの誤差ですから、最大6メートル位置がブレる可能性があります。
“インドアGPS(屋内位置情報)システムは、どんなアプリに役立つのか?” の続きを読む
AT&Tは現在、アメリカ国内で約25000ヵ所のWiFiホットスポットを持っており、AT&Tのスマートフォン/iPhone加入者は自動的に無料でこれらのWiFiホットスポットに接続できます。
※ ただし、これらのAT&T WiFiホットスポットの多くはスターバックス、マクドナルド、著名全米チェーンのホテルのロビーなどに設置されており、AT&T以外の加入者も使用許諾に合意してログインさえすれば、無料で使用できるものが多いです。
アメリカでは有料公衆WiFi事業は収益事業にはなっておらず、殆どが店舗や施設が顧客サービスとして無料で提供する傾向にあります。
これらの店舗/施設はキャッシュレジスターなどが既に本部とネットワーク化されているため、既にバックボーンにインターネットが接続されているので、あとはWiFiアクセスポイントを追加するだけで顧客サービスとしてWiFiが提供できるため、追加コストが殆ど不要なのです。
このたび、AT&Tは、同社のiPhone/iPad/スマートフォン利用者(ポストペイド契約のみ)で、$60以上($60-300MB/30日、または、$120-800MB/30日)の国際データローミングプラン(Data Global Add-On)に加入すると、イギリス国内のThe Cloud(BSkyB社)の公衆WiFiサービスを1GBまで無料でアクセスできる特典を追加しました。
AT&T gives travelers 1GB of not-quite-free WiFi in the UK through The Cloud – 2012年2月19日
“AT&T iPhone/iPad/スマホのデータ通信国際ローミングプラン加入者は、イギリス/日本等の公衆WiFiが無料でローミング使用可能になります。” の続きを読む
へっ?
日本って、こんな法律があったの?
「安全上の問題から家電の遠隔操作を原則禁じている電気用品安全法(電安法)の解釈を見直し、今春に通達を改正する。」
外出中にスマホで家電操作 経産省が規制緩和へ 今春改正、成長戦略に弾み – 2013年1月27日
こりゃあ、日本でスマートフォンを使った自宅の家電や電灯のホームオートメーションが進まなかったわけですね。
ホームネットワークのZ-Waveの発祥地のヨーロッパや、スマートフォン(iPhone)普及率の高いアメリカでは、既にこの分野では色々なガジェットやアプリが出ているのに、日本で普及しなかったのはZ-Wave/Zigbeeなどの宅内ネットワーク用の周波数の規制(2012年夏にやっと認可済み)と、この電気用品安全法が原因だったのですね。
先日、ラスベガスのCESへ行ったときには、筆者のiPhoneから、970キロ離れた我が家の車庫内の電灯を灯けたり消したりして、更にその電灯が灯いたり消えたりする瞬間をリアルタイムカメラで確認するデモを、日本からCESへ来た同行の人にしましたが...
こう言うことを自分で自宅内に構築してやろう・・・ってことは、日本では法律違反だったんですね。
そういえば昨秋、パナソニックがエアコンを外出先からオンにする機能をDisableしなければならなかった・・・というニュース記事は目に触れていました。
車庫の電灯オフ
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車庫の電灯オン
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⇒ 再度、車庫の電灯オフ
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先週、スマホも使えるアメリカのホームオートメーションのここ数年の歴史と現状をまとめたので、興味ある方はアメリカのこの業界の現状を知る参考にしてください。これを機会にアメリカのここ数年のホームオートメーション(Connected Home)商用サービスの流れを把握するのに、ピッタリです。
アメリカのConnected Home(ホームオートメーション)サービスの現状 (有料記事、約16000字、30数ページ分)
我が家のZ-Waveホームオートメーション/電力見える化の設置例は、こちら↓
Z-Waveホームネットワークで、電力使用量の見える化/家電遠隔制御/自宅IPカメラ遠隔監視をやっています。 - 2012年12月23日
これまで100万台以上のiPhone、iPad、Mac、アンドロイドスマートフォンなどの中古ガジェット買取と、その整備・販売を行ってきた、アメリカのメジャーな中古携帯・タブレット・マックのオンライン買取サイト、Gazelleは、2012年11月2日に完成したアメリカの盗難携帯データベース相互チェックシステムを利用し、
アメリカ6社が盗難携帯電話データベースを導入完了、AT&TとT-Mobileは国際データベースへもリンク – 2012年11月2日
盗難報告のあるiPhoneなどスマートフォンの買取を防ぐとともに、買取り希望で受け取ったスマートフォンが盗難携帯と報告されている場合には、その携帯への買い取り金額支払いを拒否することを、発表しました。
GIGAOM : Atten thieves: Don’t try to trade in stolen iPhones on Gazelle – 2012年11月28日
Gazelleは、11月初めに完成した全米6社(AT&T、T-Mobile USA,Verizon、Sprint、Cellcom、Nex-Tech Wireless)の携帯電話盗難データベース統合システムを、それを携帯のシリアル番号(GSM/W-CDMA携帯はIMEI番号、CDMA2000携帯はESN/MEDI番号)で調査して該当携帯の紛失・盗難報告の有無や現在の契約期間状態など報告してくれる調査サービス、CheckMEND、のサービスを使用して、買取希望の全ての携帯をチェックします。
中古スマフォを売りたい希望者は通常、オンラインでGazelleサイトにアクセスし、型番や本体の状態(キズや、正常に起動するかどうか)などを入力し、予想価格を計算し、Gazelleへの送付状を印刷して、希望のスマフォなどをGazelleに送ります。受け取ったGazelleは本体の状況を確認し、それに基づいて送付者に買取代金の小切手(チェック)を送るか、別の中古機器購入の代金の一部として使用できるようにします。
Gazelle ホームページ
“アメリカ・メジャー中古携帯買取サイト、Gazelle、が盗難携帯の買取を中止。” の続きを読む
「生鮮野菜・果物のトレーサビリティのシステムを構築している会社が、2400万ドルの投資を受けた」というニュースが目に付き、
Food Traceability Solution Provider YottaMark Receives $24 Million – 2012年8月16日
「なにそれ?」と思って、早速近くのスーパーに行って実態を見てきました。
このシステムを構築している会社は、YottaMark Inc.というカリフォルニア・シリコンバレーにある会社で
YottaMark Inc. ホームページ
「HarvestMark」と言うトレードマークで、野菜のパッケージにHarvestMarkコードが書き込まれており、
HarvestMark ホームページ
そのコードを手入力するか、QRコードをスキャンすることで、その野菜の生産地や出荷日が分かると言うものです。
入力はPCを使ってインターネットで手入力するか、スマートフォン(iPhone、アンドロイド)で専用アプリを使ってバーコードをスキャンします。
HarvestMarkの生鮮野菜・果物トレーサビィティ・システムを使用した野菜はKrogerの全米チェーンスーパーの店舗で販売されており、300の生鮮野菜・果物の集荷・出荷企業で、カナダからアルゼンチンまで4000以上の農場で生産されている野菜に使用されています。
早速iPhoneアプリをインストールし、近所のKrogerスーパーに出かけてみました。
“生鮮野菜・果物のトレーサビリティ:スマフォでバーコードをスキャンして、生産者と食の安全を知る。” の続きを読む
2ヶ月前にModiv社(Catalina Marketing Corp.が買収)が「Stop & Shop」チェーンで実用化している、スマフォで購入商品のバーコードをスキャンして、チェックアウトするシステムを紹介しました。
スーパーで買い物中にスマフォでバーコードをスキャン⇒買い物合計が判って、関連クーポンが画面に提案される。 – 2012年5月3日
同社の2011年1月段階でのセルフ・チェックアウト(当時は、専用ハンド・スキャナーを使用)風景は、こちらの記事の中でも紹介しました。
食品スーパーSafewayのディジタル・クーポンが、全米展開 – 2012年7月20日
同じように「スマートフォンで買い物中に購入商品のバーコードをスキャンし、レジ清算(支払い)を簡素化(スピードアップ)する」システムがワシントン州シアトルの会社QThruにより開発され、ワシントン州Snoqualmieの独立系スーパー、IGA Ridge Supermarket、で6ヶ月間のパイロット運用が成功のうちに終了しました。
Progressive Grocer : Top Stories » Headlines » Technology : WA Grocer Pilots Mobile Checkout Solution – 2012年7月5日
Puget Sound Business Journal : Seattle startup Qthru lets you skip the grocery store checkout line – 2012年7月6日
nibletz : Skip The Grocery Checkout Lines & More With Seattle Startup: Qthru – 2012年7月8日
QThru ホームページ
“スーパーで買い物中にスマフォで購入商品のバーコードをスキャン ⇒ セルフ・レジ(チェックアウト)をスピードアップ” の続きを読む
特に記事内容は無い・・・というか、ここ数日書いてきた流通ニュースと実質的内容はそんなに変わらないのですが、この写真だけ紹介したくて・・・
上海ロータススーパーマーケットで、SKテレコムとの共同試験プロジェクト:WiFi付きタブレットが取り付けられたショッピングカート。店内を移動中に商品の位置を調べられたり、通過する商品棚によって、その近辺の商品割引情報がタブレットで見られる。
個人所有のスマフォのアプリとも情報の同期が出来る、そうです。
ソース:
A retail revolution: How tablets are transforming brick-and-mortar commerce – 2012年4月30日
Chinese supermarket trialling WiFi-enabled tablet PC-equipped shopping carts – 2011年7月28日
SK Telecom Launches Pilot Test for Smart Cart in China – 2011年7月28日
通信関連半導体製造メーカー、Broadcomが、屋内でも位置が正確にわかるGPSチップを開発しているというお話を10日ほど前にツイートしましたが、
“Indoor GPS” may soon be a reality for many smartphone owners – 2012年4月25日
これが搭載されたスマートフォンが販売されて増えてくると、前もって買い物リストをスマートフォンに入力しておき、店内を歩くとアプリが勝手に買い物リストを商品陳列順に並べ替えてくれて、「この商品は、この列の右側で5メートル先」とかスマフォが案内してくれて、買い物が効率的に店内で迷わず出来て、買い忘れが無くなるのかな。
更に、買い物履歴をリアルタイムでアプリが勝手に探してくれて、「2週間前に買ったナントカ(ブランド)のスパゲッティーソースは、この先5メートル左側。今週はバーゲンで$0.50安い。」とか、買い物提案もしてくれるようになるのかな。
店内のロケーション・ベースのアプリも、そんなに遠くない将来に作れそうです。
最近、小売業でのモバイル通信技術利用の話題を続けて取り上げていますが、iPhone/アンドロイド携帯やタブレット端末をいじるのは筆者の趣味。
日米携帯事情の違いを記事にするのは、筆者のおせっかいと、「日米間で移動する人たちが、(他のネットサイトで記述されている)間違った情報を信じない」為の啓蒙かつボランティア活動。
筆者の本来の興味は、ITの小売・流通分野 B-to-BとB-to-Cでの利用です。
これまでこの分野では話題が少なかったのですが、なんか一気に話題が増えてきたような気がします。、
今日の話題は、モバイルの食品スーパー・ショッピング・アプリ技術で最先端を行くModiv Media、Inc.(ボストン本社)が、店内レジを通してメーカーの商品マーケティング技術をスーパー各社に提供しているCatalina Marketing Corp. (フロリダ、タンパ近辺のSt. Petersburg本社)に買収されて、その手続きが完了したというニュースが昨日流れたので、
Catalina Acquires Modiv Media - 2012年5月1日
それを機に、Modiv Mediaのアプリで何が出来るのか、調べてみました。
Modiv Mediaホームページ
Catalina Marketing Corp.ホームページ (日本支社有り。)
なお、現状ではModiv Mediaのアプリは「Stop & Shop」ストアに限られていますが、Catalina Marketing Corp.は既に多くのスーパーの店内プロモーション/レジでの個別カスタマイズされたクーポン印刷で導入されている為、Modiv Mediaのアプリは今後他の食品スーパーでも近いうちに導入されてくるでしょう。
“スーパーで買い物中にスマフォでバーコードをスキャン⇒買い物合計が判って、関連クーポンが画面に提案される。” の続きを読む
PC World誌が全米13の都市で調査したスマートフォンの速度テストの結果が明らかにされました。
3G and 4G Wireless Speed Showdown: Which Networks Are Fastest? – 2012年4月16日
調査を行った都市は、
Atlanta, Boston, Chicago, Dallas, Denver, Las Vegas, Los Angeles, New Orleans, New York, San Francisco, San Jose, Seattle, Washington D.C
の13都市。
調査は、3Gサービスと4Gサービスとに分けて調査され、3GはVerizonとSprintはCDMA2000 EV-DO Rev.A、AT&TとT-MobileはHSPA+(HSAP+21、理論最大速度21Mbps)までを含みます。
4Gは、VerizonとAT&TはLTE、SprintはWiMax、T-Mobile USAはまだLTEサービスを開始していませんがDC-HSDPA(HSPA+42、理論最大速度42Mbps)を調査対象としました。
“PC Worldのアメリカ13都市スマートフォン・ネット速度テスト結果” の続きを読む
ニールセン社の「2012年2月現在、アメリカの携帯所有者のほぼ半数はスマートフォンを使っている」という調査結果は、
アメリカの携帯所有者の半数がスマートフォン利用者:2012年2月現在 – 2012年3月30日
でこのサイトでも紹介しました。
本日発表された次の記事は、スマートフォンの「対人口普及率」を、過去これまでの他の文明の利器の「対人口普及率」と比べる為に、図でまとめたものです。
When will smartphones reach saturation in the US? – 2011年4月11日
この図は、ある商品や消費者向け技術が市場に導入されて(アメリカの)人口の50%に普及・到達した時までに掛かった年数が青色、人口の80%に普及・到達した年数がオレンジ色で示されています。
“あと5~7年でアメリカの携帯は全てスマートフォンとなる!?” の続きを読む
約一ヶ月前のニールセン社公表のレポートで、
スマフォ派 vs 非スマフォ派:年代別、収入別比較 – 2012年3月3日
2012年1月現在、アメリカのスマートフォンユーザーの割合は携帯所有者全体の48%、という発表がありました。
これが、同じニールセン社の調査で、一ヶ月後の2012年2月現在、アメリカの携帯所有者の49.7%に増えました。
Half of US cellular subscribers own smartphones: Nielsen – 2012年3月29日
Nielsen: Smartphones account for nearly 50 percent of US mobile phones as of February – 2012年3月29日
この増加率では、間違いなく2012年3月にはアメリカ携帯所有者の過半数を超えます。
2012年2月現在のアメリカ・スマートフォン保有者のOS別では、・・・
“アメリカの携帯所有者の半数がスマートフォン利用者:2012年2月現在” の続きを読む
同じような調査を続けて掲載しても、あまり意味が無いかとは思ったのですが・・・
ニールセンの調査はアメリカ18歳以上の携帯加入者を対象とした調査
スマフォ派 vs 非スマフォ派:年代別、収入別比較 – 2012年3月3日
でしたが、この調査はアメリカ18歳以上成人(携帯加入かどうかは事前フィルターしない)の調査です。
2012年3月1日発表の、別の団体(Pew Research Center、Internet & American Life Project)の調査による、アメリカの18歳以上成人の、スマートフォン/非スマートフォン所有比率です。
Nearly half of American adults are smartphone owners – 2012年3月1日
元資料(PDF)
46% of American adults are smartphone owners – 2012年3月1日
★ 2012年2月現在、アメリカ18歳以上成人の、
● スマートフォン所有率 46% (2011年5月調べでは、35%。・・・11ポイント増加。)
● 非スマートフォン所有率 41% (2011年5月調べでは、48%。・・・7ポイント減少。)
● 携帯を持っていない成人の割合 12% (2011年5月調べでは、17%。・・・5ポイント減少。)
ニールセンの2012年1月の調査同様、スマートフォンの所有率は、成人人口全体の半数に近づき、携帯所有者の過半数を超えました。
“スマフォ派 vs 非スマフォ派:その2” の続きを読む
同じニールセン社が調べた「アメリカのスマートフォン vs 非スマートフォンユーザー、の割合い調査 (21012年1月現在)」、
Survey: New U.S. Smartphone Growth by Age and Income – 2012年2月20日発表
これによると、2012年1月現在、アメリカのスマートフォンユーザーの割合は全体の48%。ただし、直近3ヶ月で携帯本体を購入した人の69%はスマートフォンを購入したそうです。
18~34歳では直近新規購入者の80%がスマートフォンを購入。55~64歳でも56%、65歳以上でも43%が新規購入時にはスマートフォンを購入しています。
最も非スマートフォン派は今持っている携帯に特に不満を感じていないのだから、直近で携帯を買い換えるモチベーションが無いのでしょう。
全携帯保有者では、18~44歳では3人に2人がスマフォ保持者、45~54歳でも半数弱がスマフォ保持者です。
更に収入別にもスマフォ保有率を分けてみると、・・・
“スマフォ派 vs 非スマフォ派:年代別、収入別比較” の続きを読む
へぇー、こんなスマートフォンがあるんだ!
Terrestar GENUSという携帯で、普通の2G GSM 850/900/1800/1900 MHz クアドバンドと、3G W-CDMA 850/1900 MHzに加え、TerreStar GMR-1 3G 衛星ネットワーク (2000-2010, 2190-2200 MHz S-band) が使える、スマートフォン!
OSは、Windows Mobile 6.5(これがちょっと難)。
発売日2010年9月21日。
契約はAT&Tを通して行い、通常のAT&Tの3Gスマートフォン契約+Terrestar北米(ハワイ、アラスカを含む)衛星通信契約で使用します。
“3G+衛星 スマートフォン Terrestar GENUS” の続きを読む
IDC(International Data Corporation)の調査によると、2010年第4・四半期において、初めてスマートフォンの全世界出荷台数がパソコンの全世界出荷台数を上回った、・・・と電子版Fortune誌は2011年2月7日の報道で伝えています。
元記事は↓ここ
Industry first: Smartphones pass PCs in sales
同期のスマートフォン全世界出荷台数は1億台に達し、PC(デスクトップ/ノートブック共)出荷台数の9200万台を超えました。
スマートフォンが出現して短期間の間に、このようにPC出荷台数を超えてしまうということは、ユーザーがモバイルでウェブやメールなどを使うことが多くなっていることを示し、日常の仕事や生活の変化も起こっていることが推測されます。
なお、この統計には数千万台といわれるiPadなどタブレット端末や、iPod Touchは含まれていません。
これらを含めると、更にモバイル端末の生活への重要度が急速に上がっていることが伺われます。
アメリカのプリペイド携帯サービスのVirgin Mobile USA(Sprintの100%子会社)は2011年2月4日、プリペイドプランに新しいアンドロイド2.2携帯、LG Optimus V($149.99)を追加ラインアップし、同社のオンラインサイトで案内を開始しました。
出荷は20011年2月9日以降になるそうです。
http://www.virginmobileusa.com/cell-phone-plans/beyond-talk-plans.jsp
通話プランは同社の「Byond Talk Plan」が適用され、
1ヶ月アメリカ国内通話300分、SMSテキストメッセージ/パケット使い放題で、$25。
1ヶ月アメリカ国内通話1200分、SMSテキストメッセージ/パケット使い放題で、$40。
1ヶ月アメリカ国内通話し放題、SMSテキストメッセージ/パケット使い放題で、$60。
追加分数は1分当たり$0.10。日本への国際電話は米国国内料金、プラス、追加料金$0.02/分(相手が固定電話の場合)または$0.15/分(相手が携帯電話の場合)です。
「PayLo(Pay-as-you-go)」プランは同社のスマートフォンには使えません。
“Virgin Mobile USAが2機種目のアンドロイド携帯を発売” の続きを読む
目次:
プリペイド携帯各社のアンドロイド携帯と、Virgin Mobile USAアンドロイド携帯のパッケージ・・・このページ
アクティベーションの仕方と、プラン、操作性・・・ページ 2
日本語入力インストール方法・・・ページ 3
日本語入力の確認・・・ページ 4
引き出し式キーボードとの相性・・・ページ 5
編集後記:Virgin Mobile USAは2011年2月4日、プリペイドプランに新しいアンドロイド2.2携帯、LG Optimus V($149.99$199.99 (2011年4月22日現在))を追加ラインアップしました。
出荷は20011年2月9日以降になるそうです。
発売前のレビューを読む限り、LG Optimus Vはタッチスクリーンでマルチタッチが使えます。引き出し式キーボードは付いていませんが、日本語ウェブサイトを閲覧するときにはマルチタッチで画面拡大ができないSamsung Interceptはかなり画面が見にくいと思います。(2011年3月17日追記:マルチタッチは使えませんが、画面右下コーナーを2秒以上長押しすると、画面拡大/縮小アイコンは出てきますので、画面拡大は不可能ではありません。)
※2011年6月1日追記:Virgin Mobile USAのSamsung Interceptは、2011年4月にアンドロイド2.2アップデートが配信されました。
アンドロイド2.2によって、Samsung Interceptもマルチタッチでの画面拡大が可能になりました。
したがって、Virgin Mobile USAのプリペイドプランでアンドロイド携帯を使用したい人には、Samsung InterceptよりもLG Optimus Vをお勧めします。
Samsung InterceptもLG Optimus Vも、アクティベートの方法も日本語入力インストールの方法も、同じはずですから、LG Optimus Vのアクティベート・日本語入力の方法は、以下を参考にしてください。
——————————
アメリカのプリペイド携帯会社、Virgin Mobile USAが2010年10月4日にアンドロイド携帯をプリペイド・プラン用に発売しました。
この機種(Samsung Intercept)の操作性とアクティベーションの仕方に付いて、調べます。
また、日本語入力を追加し、その使い勝手を報告します。
最近では、競争各社でもアンドロイド携帯をプリペイド用に販売しています。
Virgin Mobile USA
Samsung Intercept (モデル番号 SPH-M910) (Android 2.1) $249.99$199.99(2011年4月22日現在価格)
LG Optimus V (Android 2.2) $149.99 (2011年2月4日追加-2011年2月9日出荷開始) $199.99(2011年4月22日現在価格)
T-Mobile
Huawei Comet (Android 2.2) $149.99
ただし、理論的にはT-Mobileポストペイド用アンドロイド携帯、および、SIMロックフリー携帯も使用可能。
AT&T GoPhone
アンドロイド携帯のプリペイドパッケージはまだ無い。
2011年4月17日、LG Thrive アンドロイドOS2.2を$179.99で発売開始。
理論的にはAT&Tポストペイド用アンドロイド携帯、および、SIMロックフリー携帯が使用可能。
Verizon
Droid R2D2 by Motorola (Android 2.2) 定価$599.99⇒割引価格$394.99
Samsung Fascinate (Android 2.1) 定価$579.99⇒割引価格$394.99
Droid X by Motorola (Android 2.1) 定価$569.99⇒割引価格$394.99
Droid Pro by Motorola (Android 2.2) 定価$479.99⇒割引価格$374.99
Droid Incredible by HTC (Android 2.1) 定価$529.99⇒割引価格$344.99
Samsung Continuum (Android 2.1) 定価$579.99⇒割引価格$294.99
LG Ally (Android 2.1、2.2に更新可) 定価$369.99⇒割引価格$294.99
LG Vortex (Android 2.2) 定価$309.99⇒割引価格$234.99
Motorola CITRUS (Android 2.1) 定価$289.99⇒割引価格$194.99
Cricket Mobile
Sanyo Zio by Kyocera (Android 2.1) $249.99⇒期間限定特売$109.99
Huawei Ascend (Android 2.1) $159.99⇒期間限定特売$139.99
BoostMobile
Motorola i1 【通信方式はiDEN/WiFiのみ。iDENは将来廃止される。】 (Android 1.5) $349.99
Samsung Galaxy Prevail (Android 2.2) $179.99
“Virgin Mobile USA (プリペイド) アンドロイド携帯 (Samsung Intercept)” の続きを読む
目次:
Windows Phone 7 (HTC 7 Trophy) パッケージ・・・このページ
初期設定・・・ページ 2
日本語表示と日本語入力・・・ページ 3
Windows Phone 7 SIMロック解除版、HTC 7 Trophyを入手しました。
Windows Phone 7はヨーロッパ/アジア(シンガポール、マレーシア)では2010年10月21日、北米では2010年11月8日より市場で発売されています。
北米仕様はキャリアにSIMロックされており、SIMロックフリーのWindows Phone 7携帯本体は、これまでなかなかアメリカでは見つかりませんでした。
それが、NewEgg.comで見つかったので、オーダーしてみることにしました。
http://www.newegg.com/
キャリアとの通話契約無しの本体価格は、$539.99でした。
周波数対応は、2G GSM 850/900/1800/1900MHzと、3G W-CDMA 900/2100MHzです。この3G周波数から、明らかにこの携帯本体は北米仕様ではありません。ヨーロッパ物でしょう。
到着した本体は、こんなパッケージに入っていました。
“Windows Phone 7 SIMロック解除版(HTC 7 Trophy)を入手しました” の続きを読む