あと5~7年でアメリカの携帯は全てスマートフォンとなる!?
ニールセン社の「2012年2月現在、アメリカの携帯所有者のほぼ半数はスマートフォンを使っている」という調査結果は、
アメリカの携帯所有者の半数がスマートフォン利用者:2012年2月現在 – 2012年3月30日
でこのサイトでも紹介しました。
本日発表された次の記事は、スマートフォンの「対人口普及率」を、過去これまでの他の文明の利器の「対人口普及率」と比べる為に、図でまとめたものです。
When will smartphones reach saturation in the US? – 2011年4月11日
この図は、ある商品や消費者向け技術が市場に導入されて(アメリカの)人口の50%に普及・到達した時までに掛かった年数が青色、人口の80%に普及・到達した年数がオレンジ色で示されています。
個人レベルで市場到達率80%、世帯レベルではほぼ100%の世帯が使用した場合、「その商品は、市場で飽和状態に達した」saturation(サチュレーション)レベルと言われます。
例えば、固定電話が発明されて、人口50%に到達したのは約53年、80%に到達したのは68年くらい。
家庭でのパソコン(Home Conputer)が人口の50%に利用されるようになったのは19年ぐらいで、現在まだ人口達成率80%に到達していない。
電子レンジは、50%達成が14年、80%達成が17年。
VCRは、50%達成が9年、80%達成が17年。
・・・といった感じ。
そして、スマートフォンは、2004~5年ころに発売開始されたBlackberryやTreoが、今の世代のスマートフォンの始まりとするならば、約7年で(アメリカ)市場の50%に達したと言うことになります。
スマートフォンがアメリカ市場でサチュレーションレベルに達する時期は、保守的な推定でもあと7年ぐらい後、アグレッシブな推測ではあと5年と言われています。
つまり、2017年から2019年の間には、アメリカで使用される携帯電話は殆ど全てスマートフォンになってしまうだろう、と推測されています。
図で見てわかるように、アメリカの一般個人のパソコン所有率およびインターネットアクセス率はまだ80%に達していません。
しかし、世界的にも他国でも見られるように、アメリカでも個人のスマートフォン保有率がパソコン保有率を上回り、結果的にスマートフォンでインターネットをアクセスする人が増え、ネットの対人口普及率が上がるでしょう。
スマートフォン、特にアンドロイド携帯の低価格化/キャリアのインセンティブ(端末割引)により、低所得層や若年層でのスマートフォン購入者が増えていることも、スマートフォン普及に拍車をかけています。
また、スマートフォン市場の急激な普及により、アプリ(App)マーケットの進撃も目覚しく、3年前には全く存在しなかったこの業界は、3年間で10億ドル市場に成長しました。
企業や流通業界のビジネスモデルも、一日で変わってしまうくらいの勢いです。
アイデアの生成や発明も、「リアルタイム速度」で日々、起こっています。
はじめまして。こんにちは。
いつも、参考にさせていただいております。
トピック違いで申し訳ないのですが、携帯に関してお詳しいヨシダ様に、お答えいただければと思い書き込ませて頂きます。
現在、名前のとおりアメリカ西海岸に滞在しておりiPhoneをat&tのgo phoneプランで使用います。
このため、refill cardを購入し、インターネットからrefillしようとしたのですが、既に使用済みです。と表示されてしまいます。
今まで数回、refillしていたのですが、このようなことは初めてです。
また、いつもはRadioShackで購入していたのですが、今回ターゲットでrefill cardを見かけ、そちらで購入しました。
RadioShackで購入した際には、かなり長いナンバーがレシートに記載されていたのですが、ターゲットで購入したものはrefill cardをスクラッチして出てきた数字を入力するタイプで、桁数が短めでした。
このため、以下2通りのいずれかではないかと思っております。
1.店が販売するときに、カードを認証し忘れた。
2.他人が総当りでfefill cardの番号を使用した。
その他の可能性などを、ご存知でしょうか?
また、このようなことは、割りと頻繁に発生するものなのでしょうか?
ヨシダ様の知りうる範囲何でお答えいただければ幸いです。
管理人 返信:
2012年4月15日 9:36 PM
エラーメッセージは本当に「使用済み」内容のメッセージですか?
「正しくありません」的メッセージではありませんか?
トップアップカードの裏面のトップアップの方法を、よく読んでください。
トルフリー電話(フリーダイアル)でトップアップする方法しか書かれていなければ、それはオンラインや「611番」への電話では入力できません。
「アメリカ・プリペイド携帯のトップアップカードに関して注意」(2011年7月5日)
https://blogfromamerica.com/wp/?p=3758
の説明を参照してください。
素早い返信ありがとうございます。
エラーメッセージの正確な文章は忘れてしまいましたがたしかに、「使用済み」内容のメッセージでした。
本日、購入した店に持っていったところ、交換に応じてくれたので、新しいカードで試したところ、「正しくありません」的メッセージが表示されました。
そのため、返信内容を再読し、参照記事を読ませて頂きましたところ、私のカードにFastcardのロゴを発見しました。
しかし、そのカードの裏面には、*888*PIN NUMBER#や611にコールする方法も書かれていました。
にもかかわらず、それらの方法ではトップアップできませんでした。
最終的には、ヨシダ様の記事に書かれているfastcard社の電話番号に電話をしてトップアップすることができました。
余談ですが、fastcard社の機械音声入力において以下二点で躓きましたので、もし今後同じような目に遭う人のために記載します。
1.最初パウンドキーの意味がわかりませんでした。#(シャープ)は英語でパウンドキーだったんですね。
2.英語ではエリアコードを含めるとメッセージが流れたので、アメリカのコード(1)を入れたらダメでした。アメリカの1や日本の81はカントリーコード。その後の三桁がエリアコードだったんですね。混乱してしまいました。
今回はお騒がせして申し訳ございませんでした。
丁寧な回答、本当にありがとうございました。
管理人 返信:
2012年4月16日 10:11 AM
そうですか。
でも、(最初に)買ったカードは、番号部分はスクラッチされていなかったんですよね?
と言うことは、トップアップカードのメーカーは、同じ番号のカードを複数枚作って販売したと言うことですか!?
困ったものですね。