アメリカ・メジャー中古携帯買取サイト、Gazelle、が盗難携帯の買取を中止。


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これまで100万台以上のiPhone、iPad、Mac、アンドロイドスマートフォンなどの中古ガジェット買取と、その整備・販売を行ってきた、アメリカのメジャーな中古携帯・タブレット・マックのオンライン買取サイト、Gazelleは、2012年11月2日に完成したアメリカの盗難携帯データベース相互チェックシステムを利用し、
アメリカ6社が盗難携帯電話データベースを導入完了、AT&TとT-Mobileは国際データベースへもリンク – 2012年11月2日
盗難報告のあるiPhoneなどスマートフォンの買取を防ぐとともに、買取り希望で受け取ったスマートフォンが盗難携帯と報告されている場合には、その携帯への買い取り金額支払いを拒否することを、発表しました。
GIGAOM : Atten thieves: Don’t try to trade in stolen iPhones on Gazelle – 2012年11月28日

Gazelleは、11月初めに完成した全米6社(AT&T、T-Mobile USA,Verizon、Sprint、Cellcom、Nex-Tech Wireless)の携帯電話盗難データベース統合システムを、それを携帯のシリアル番号(GSM/W-CDMA携帯はIMEI番号、CDMA2000携帯はESN/MEDI番号)で調査して該当携帯の紛失・盗難報告の有無や現在の契約期間状態など報告してくれる調査サービス、CheckMEND、のサービスを使用して、買取希望の全ての携帯をチェックします。

中古スマフォを売りたい希望者は通常、オンラインでGazelleサイトにアクセスし、型番や本体の状態(キズや、正常に起動するかどうか)などを入力し、予想価格を計算し、Gazelleへの送付状を印刷して、希望のスマフォなどをGazelleに送ります。受け取ったGazelleは本体の状況を確認し、それに基づいて送付者に買取代金の小切手(チェック)を送るか、別の中古機器購入の代金の一部として使用できるようにします。
Gazelle ホームページ

今回の処置で、Gazelleは2012年11月28日より、受け取った全てのスマフォのシリアル番号をCheckMENDの盗難携帯レポートシステムで調査し、盗難携帯と確認された場合には送付者への小切手の支払いを拒否することとしました。更に、その携帯は元の持ち主へ返還できるように通知するそうです。

CheckMENDのレポートは、調査1件当たり$2.99のコストで、個人でも利用することが出来ます。支払いはクレジットカードのほか、Paypalでも可能です。
携帯電話のほか、ラップトップPC、ゲーム機、カメラ、宝石・時計、楽器などの盗難報告がファイルされている物に対し、そのレポートが得られます。
CheckMEND アメリカホームページ
CheckMEND アメリカ調査依頼入力ページ

調査結果は、以下のようにPDFで出力されます。
CDMA携帯調査レポートサンプル

CheckMENDではアメリカのほか、イギリスとEU連合の盗難携帯電話レポートも調査することが出来ます。

盗難携帯を間違って友人やオークションなどから購入した場合、その盗難携帯本体はアメリカ国内では使用できないばかりか、AT&Tの場合にはその携帯電話に挿入したSIMが全て使用できなくなります。
AT&T SIM(GoPhone含む)で盗難電話/不正電話を使った場合、どうなるか? - 2012年11月1日

一件当たり僅か$2.99のコストなので、個人でオークションサイトなどからスマフォを購入する場合には、自分でも中古携帯購入判断前にこの調査を行うほうがよいと思われます。



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