格安月極携帯会社Consumer Cellular(AT&T MVNO)がiPhone/スマートフォン対応データオプションを提供開始
AT&TのMVNOであるConsumer Cellularが、データオプションを追加しました。
Consumer Cellularホームページ
同社は主にシニア向けを対象に格安携帯サービスを提供している会社で、AARP会員(年齢50歳以上が加入可能)には更に5%の割引があります。
同社の料金は、
音声通話:
プラン名 | 月額料金 | 無料通話分数 | 超過通話料金 |
Anywhere Casual | $10.00 | 0分 | $0.25/分 |
Anywhere 100 | $15.00 | 100分まで | $0.25/分 |
Anywhere 300 | $20.00 | 300分まで | $0.25/分 |
Anywhere 700 | $30.00 | 700分まで | $0.25/分 |
Anywhere 1200 | $40.00 | 1200分まで | $0.25/分 |
Anywhere 1800 | $50.00 | 1800分まで | $0.25/分 |
Anywhere 2400 | $60.00 | 2400分まで | $0.10/分 |
オプションのテキスト/データ通信:
オプション名 | 月額料金 | 含まれるテキス数 | 含まれるデータバイト数 | 参考 |
Connect! Lite | $2.50 | 100通まで | 10MBまで | 一日1~2回ウェブをチェックする量 |
Connect! Ready | $5.00 | 500通まで | 50MBまで | 一日5~6回ウェブをチェックする量 |
Connect! Active | $10.00 | 1000通まで | 100MBまで | 一日10~12回ウェブをチェックする量 |
Connect! Complete | $20.00 | 2500通まで | 250MBまで | 一日25~30回ウェブをチェックする量 |
Connect! Max | $30.00 | 5000通まで | 500MBまで | 一日51~59回ウェブをチェックする量 |
※ 「参考」欄のウェブチェック回数は、Consumer Cellularウェブサイトの説明から引用。
したがって、「通話もウェブもそれほどしないけど、どっちもあったほうが良い」というユーザーには、
● 月$12.50 - 無料通話0分、通話は1分当たり$0.25、データは月10MBまで
● 月$15.00 - 無料通話0分、通話は1分当たり$0.25、データは月50MBまで
● 月$17.50 - 無料通話は月100分まで、データは月10MBまで
● 月$20.00 - 無料通話は月100分まで、データは月50MBまで
● 月$20.00 - 無料通話0分、通話は1分当たり$0.25、データは月100MBまで
● 月$25.00 - 無料通話は月100分まで、データは月100MBまで
という「安い月料金、低データ使用量プラン」を、iPhoneまたはアンドロイドスマートフォンで選択することが出来ます。
※ 参考:同じくAT&TのMVNOであるH2O Wirelessの最低月料金は、「月$25、1000分まで無料通話、80MBまでデータアクセス」、またはPay-as-you-goで「月$10で、通話は1分当り$0.05か、最大33.33MBまでデータアクセス可能」。
※ 参考:同じくAT&TのMVNOであるHanacellで1ヶ月通話を全くせずに、データを10MB使用すると、月$51.20 $10.24の課金になります。(Hanacellのデータ通信料金は$0.05/10KB $0.001/1KB)。
月に500MBデータプランでも、毎月の通話が殆ど無い人は、
● 月$40.00 - 無料通話0分、通話は1分当たり$0.25、データは月500MBまで
● 月$45.00 - 無料通話は月100分まで、データは月500MBまで
のプランは、AT&TのポストペイドiPhoneプランよりはるかに安く、人によっては乗り換えの考慮に値するでしょう。
※ ただし、AT&TのMVNOではテザリングのプランはありませんので、「テザリング必須」の使用者はこのプランは無理ですが、そもそもテザリングする人が月500MBで足りるはずは無いので、論外でしょう。
※ また、この金額レベルになると、StraightTalkの月$45「通話/テキスト/データ使い放題」、Net10の月$50「通話/テキスト/データ使い放題」との比較も必要です。ただし、StraightTalkもNet10も、オンラインでクレジットカード/デビットカードで支払う場合は、登録住所での消費税を課金してきますので、それも考慮してください。小売店で「30-day Monthly Plan $45($50)」トップアップカードを購入した場合は、連邦通信税は課金されますが、消費税は課金されないことがあります。
日本への国際電話は、日本の固定電話への発信は追加料金1分$0.10、日本の携帯電話への発信は追加料金$0.30で直接ダイアルできます。
つまり、Anywhere Casualプランでは1分当たり固定へ$0.35、携帯へ$0.55。
毎月無料通話の付いてるプランなら、無料通話範囲内なら1分当たり固定へ$0.10、携帯へ$0.30。無料通話範囲を超えると、1分当たり固定へ$0.35、携帯へ$0.55になります。(Anywhere 2400プランでは1分当たり固定へ$0.20、携帯へ$0.40。)
Consumer Cellularは支払いはポストペイド契約と同じ方式で、毎月の固定料金はクレジットカードで前払い。通話の超過分は、翌月分と一緒に払うことになります。
加入/支払いにはクレジットカードまたはデビットカードが必要です。
プランやオプションはいつでも変更可能で、オプションは解約もいつでも可能です。
また、サービスの解約も、無料でいつでも解約可能です。(2年契約の縛りはありません。)
したがって、このプランはアメリカ国内滞在者向けです。(旅行者向けではありません。)
SIMは無料で発行/アクティベーション手数料も無料です。標準サイズのSIMしか無いようなので、マイクロSIMが必要な人は、自分でカットして使ってください。
SIMフリー携帯、または、AT&TにSIMロックされている携帯であれば、Consumer CellularのSIMはそのまま使用できます。
Consumer Cellularはいくつか携帯本体の機種も用意していますが、それらを購入すると、アクティベーション手数料$35が最初に課金されます。
法律によって、アメリカの携帯電話会社はどこでもMNPは無料で提供しています。
Consumer CellularのAPN設定は、以下の通りです。
iPhoneの場合はAPN設定画面が出てきませんので、APNChangerを使い、US-ATT(MVNO)を選択してください。
APNChangerの使い方は、
AT&T GoPhone/プリペイドSIMをiPhoneで使う場合のアクティベーションの方法 – APNの設定・・・ページ8 – 2011年3月19日
を参照してください。
また、iPhoneの場合はMMS設定が出来ませんが、SMSで日本語の送受信は可能です。(MMSとの違いは、SMSは文字数が限定される。)
Service Name | MMS | Web |
APN | att.mvno | att.mvno |
Username | (空白) | (空白) |
Password | (空白) | (空白) |
Authentication Type | Secure | Secure |
Homepage | http://mmsc.cingular.com | http://mmsc.cingular.com |
Proxy Address | proxy.mvno.ccmobileweb.com | (空白) |
Proxy Port | 80 | (空白) |
Proxy Push | Disabled | Enabled |