最近、スマホ(iPhone)で使うGPSナビは、Googleが2年半前の2013年に買収したWazeを使っています。
Wazeは無料だし、ユーザーも多そうなので、渋滞情報が割合正確に反映され、目的地への予定到着時刻(ETA)も正確なような気がします。
それに、交差点や目的地近くになると自動的に地図の縮尺が拡大されるハンズフリー機能も便利です。
渋滞に巻き込まれた場合には、あとどのくらい渋滞区間をのろのろ運転しないといけないのか、分数とバーで表示してくれるのも、ありがたいです。
Wazeにはソーシャルネットワーク機能として、渋滞情報、事故情報、路肩に車が駐車・停車している情報、路上の危険物発見情報などを利用者が報告し、後続の利用者が「サム・アップ」「サム・ダウン(渋滞終了、事故処理終了、など)」をインプットする機能もありますが、それはそれほど大事な情報ではないと思います。
ちなみに、Wazeがポピュラーになったゆえ、以前まで筆者が使っていたMotion X Drive
GPSナビは、iPhone/iPad用GPS、MotionX GPS Driveを使っています。 – 2011年11月23日
は、2015年春からアプリの更新を止め、かつ、2015年後半には音声ナビガイダンス機能のアプリ内課金の自動更新の受付も止めています。
したがって、今はアメリカ国内のスマホ用GPSナビは、
- セルラーデータ通信にアクセスできる場合は、Waze
- セルラーデータ通信をオフにして(オフラインモードで使いたい場合)には、Navmii USA (旧名、NavFree)
ですね。
データ通信がオフでも使える北米の無料カーナビ・アプリ(iPhone、アンドロイド)、Navmii GPS USA(旧NavFree) – 2015年3月25日
ところでこのWazeは複数の異なる端末で使うときに、登録した目的地のリスト「お気に入り(Favorites)」が共有できない(と思い込んでいた・・・)のが不便でした。ChromeブラウザーやYouTubeなど、同じIDなら同期するGoogleのアプリはたくさんありますが、なぜWazeは出来ないんだろう!・・・と思っていました。
それは、筆者の勘違いでした!
2つ以上のスマホ端末のWazeアプリの「お気に入り(Favorites)」を常に同期して使うには、全ての端末で同じ「ユーザー名(Username)」と「電話(Phone)」番号を入力してログインすれば良いのです!
ここで引っかかる点が一つあります。
Wazeは二段階認証を採用しているので、Bと言う端末(電話番号111-111-2222)を、Aと言う端末(ユーザー名AAA、電話番号111-111-1111)の「お気に入り(Favorites)」と同期したい場合に、B端末で
- ユーザー名(例:AAA)
- 電話番号(Aの電話番号、111-111-1111)
を入力します。
そうすると、4桁の確認コードがAの端末にテキスト(SMS)メッセージで送られるので、Aの端末で受けた4桁確認コードをB端末のWazeのログイン画面で入力します。(ここで、B端末でユーザー名はAAAで入力したとして、「電話番号はB端末の電話番号を入力したら良いのかな?」と気を利かしすぎてBの電話番号を入力すると、「お気に入り(Favorites)」リストは同期できません。)
これで、「お気に入り(Favorites)」登録の目的地リストが同期できます!
A端末で新しい目的地を「お気に入り(Favorites)」に登録しても、B端末で新しい目的地を「お気に入り(Favorites)」に登録しても、それぞれネットを介してお互いの「お気に入り(Favorites)」リストが常に同期されます。
※ ただし、ある目的地を「お気に入り(Favorites)」登録から消したい場合には、一つの端末で消しても、他の端末では自動的に消えないようです。その場合は、全ての端末でそれぞれ消さないといけないようです。まだそれほど頻度多く試してみたわけではないので、確信は持てませんが。