今日(2013年6月26日)は、アメリカ連邦最高裁で2つの大きな判決が発表されました。
このブログの趣旨とは少しかけ離れていますが、歴史的な大事な連邦裁判所判断なので、お知らせしたいと思います。
筆者は法律の専門家ではないので詳しくは無いのですが、簡単に知っている範囲で簡潔に書きたいと思います。
一つは、裁判所で一旦認められたカリフォルニア州の同性結婚が、住民投票(Proposition 8)で反対され、再度裁判所でその反対住民投票が否定された件を、最高裁の判断で上告棄却。(つまり、州裁判所の判断が有効。)
これにより、カリフォルニア州で同性結婚が認められるという結果に。
これよりももっと大事なもう一つの今日の最高裁判断は、1996年にクリントン大統領(民主党)が署名・施行した連邦政府の「DOMA(Defense of Marriage Act)」結婚防衛法(結婚は、男女に限る。)が、同性結婚を認める複数の州政府(現在、13州)の障害になっていて、米憲法違反であるという判断。同性結婚を認めながら、遺産相続(配偶者の相続税優遇)や被扶養者の連邦権利が得られないというのは、不公平である、との判断。
At Supreme Court, victories for gay marriage – 2013年6月26日
Gay marriage ruling: Supreme Court finds DOMA unconstitutional – 2013年6月26日
オバマ大統領(民主党)は今日の連邦最高裁判断を受けて、少なくと軍関連などで同性婚の配偶者権利を認める整備を進める旨を、発表したようです。
※ ちなみに、クリントン元大統領も、今日の最高裁のDOMA違法判決に「歓迎」メッセージを発表しています。ベイナー共和党下院代表は、遺憾の意を表しています。
で、これは、どういうことかと言いますと・・・
同性婚配偶者の遺産相続(相続税)優遇、被扶養者健康保険のベネフィット、・・・・・
そして、「アメリカ市民と外国人が同性結婚をした場合に、その外国人が永住権(グリーンカード)を申請できる」ということでもあります。
もちろん、今すぐには簡単にはできないけれども、すでに同様の件で訴訟も始まっていますので、これらの判例が間もなく出て、同性婚の配偶者も永住権(グリーンカード)が取得できる日が近くなると思います。
Sprintは本日2013年6月25日、株主総会を開き、ソフトバンクによるSprintの買収を、投票数の98%承認で、可決しました。
これにより、来月(7月)中ごろにはSprintは公式にソフトバンクグループ傘下となります。
ソフトバンクのSprint買収目的は、Sprintが現在50.8%の株を所有しているClearWire社の2.5GHz電波使用権にあり、Clearの買収もニ転三転したあと、Sprintが残りのClearwire社の株買い取り価格を引き上げたため、SprintのClearWire買収もほぼ確実となりました。ClearWireの株主総会も2013年7月8日に行われる予定ですが、買収後、Sprintは(ソフトバンクからの投資金で)ClearWireの残り49.2%の株を買取り、100%子会社にする予定です。
ClearWire社の2.5GHzはSprintのTD-LTEに使用され、これにより近い将来、ソフトバンクのスマホ(AXGP/TD-LTE対応)が、アメリカでTD-LTEでローミングできたり、基地局などのTD-LTE通信装置のコストが安くなることが、目的です。
筆者もSprintのポストペイドアカウント(とAT&TとVerizonと・・・)に加入していますが、ソフトバンク買収によってSprint社と子会社のVirgin Mobile USAやBoostMobile社の通信プランが極端に変わることはないはずですが、日本的なプランに変わったら、Sprintの加入者は大量に他社に逃げるでしょう。
ソフトバンクは過去(1990年代後半)に複数のアメリカ企業への大量投資を行い、その多くが失敗しているので、今回は、ソフトバンクが金だけ出して、口は出さないようにして欲しいと思います。
NavFreeはバージョンアップしました。新バージョンは名前も「Navmii」に変わっています。新バージョンNavmiiの解説は、
データ通信がオフでも使える北米の無料カーナビ・アプリ(iPhone、アンドロイド)、Navmii GPS USA(旧NavFree) – 2015年3月25日
を参照してください。
筆者自身はアメリカのカーナビは「MotionX GPS Drive」を長い間、使用しています。
GPSナビは、iPhone/iPad用GPS、MotionX GPS Driveを使っています。 - 2011年11月23
しかし、このアプリはデフォルトではモバイル通信が必要です。(操作すれば、一定地域内の地図を事前にiPhoneにダウンロードすることは可能です。)しかも、音声ガイダンスを付けると有料(1ヶ月$0.99、1年$9.99)の料金がiTunes経由で課金されます。また、ダウンロード時も最初の1ヶ月分の$0.99が課金されます。そして、確か、アメリカのiTunes IDでしかダウンロードできないはずです。また、iOSバージョンしかありません。
アメリカへの一時旅行者としては、
1.自分の国(ここでは日本)のiTunes IDでダウンロードできて、
2.無料で使用/ダウンロードできて、
3.iOS版もアンドロイド版もあり、
4.データ通信を無効(オフ)にしていても、カーナビとして使えるアプリ
があったら、うれしいですよね。
・・・・はい、ありますよ。
その前に、「え?データ通信をオフにしても、カーナビが使えるの?」という質問には、・・・はい、使えます。iPhoneもアンドロイド携帯も、衛星信号で位置を測定するGPS装置を内蔵しています。ただ、データ通信が繋がっていないと地図がダウンロード出来ないアプリが多いので、緯度経度はわかっても、それを地図と一緒に画面に表示することが出来ないだけです。
信じられない方は、以下の検証記事を読んでください。
iPhone(スマートフォン)のGPS機能は、SIMを挿入しなくても使えるか(検証) - 2012年7月1日
つまり、事前に必要な行動範囲の地図をiPhoneやアンドロイド携帯に保存しておけば、モバイルデータ通信をオフにしても(iPhoneをiPod Touchとして使いながら)、iPhoneやアンドロイド携帯をGPSカーナビとして使えるのです。海外データ通信のローミング料金が高い/現地プリペイドSIMは面倒、あるいは、データ通信料金が(滞在期間の短さを考慮すると)高い、と思っている方、以下のアプリを使えば、データ通信料金を課金されずに、カーナビが使えます。
また、「自分は車の運転はしない」と言う人も、このアプリを使えば、歩いてショッピングやレストランへの移動する場合にも、モバイルデータ通信をオフにしても自分の現在地が旅行先で地図で表示されます!お店やホテルなどへの歩行ルート(行き方)も表示してくれます。
・・・ということで、アメリカ旅行には必須の、データ通信不要のカーナビ兼地図アプリとして、お使いください。
※ iPhone/スマホのGPS位置測定機能を使うためには、機内モードはオフである必要があります。
つまり、
● 機内モード OFF
● WiFi どっちでも良い(つまり、ON)
● モバイルデータ通信(Cellular Data) OFF
で使用できます。
“データ通信がオフでも使える北米の無料カーナビ・アプリ(iPhone、アンドロイド)、NavFree GPS USA” の続きを読む
実は、先週末(2013年6月16日)はスタンフォード大学の卒業式に行ってきました。
次男は大学院卒なので、アメリカの学部卒業と違って、わざわざ遠いところまでお金を掛けて卒業式に駆けつけていく必要は無いと思っていたのですが、1ヶ月ほど前に電話があり、「卒業式に来るか?」と聞かれたので、サンフランシスコについでもあって、夫婦で行くことにしました。
次男のもくろみは、なんか、卒業式のせいにして、ガールフレンドを紹介したいらしかったようです、ハイ。
で、ここで、ドッキリ。
子供が三人いるので、他の大学の卒業式も参列したことがありますが、スタンフォード大学の卒業式のようなのは、初めて!
※ 追記:全編1時間53分の2013年スタンフォード大学卒業式全収録ビデオを見たい方は、こちらに公式YouTube動画があります。仮装行列の部分は、最初の40分ぐらいです。
http://www.youtube.com/watch?v=Mk3Pute9ccE
まず、卒業生入場前のフットボールスタジアムは、こんな感じ。なんの変哲もありません。
“スタンフォード大学の卒業式は、学部卒業生が仮装行列!” の続きを読む
LTE/HSPA+対応後(2013年5月24日以降)のAT&T GoPhoneの新APNを備忘録で書いておきます。
基本的には、AT&Tポストペイド携帯契約のAPNと同じです。
筆者はiPhone以外は未確認なので、不具合があったらコメントで教えてください。 今、「APN:Phone」の動作を確認しました・・・てか、もう既にGalaxy Nexusに両方とも設定してあったのを、忘れていた!
なお、
● iPhone(AT&T版、または、SIMフリー版)
● AT&T用のスマートフォン
は、APN設定を手動でしなくとも、自動的に設定されます。
APN: Phone
ユーザー名:(空白)
パスワード:(空白)
MMSC: http://mmsc.mobile.att.net
MMS proxy:proxy.mobile.att.net
MMS Port:80
MCC:310
MNC:410
APN type: default.mms.supl
APN protocol:IPv4
なお、
APN:pta
というのもGoPhoneで使えるという報告があります。(でも、今やって見たら、「APN:pta」ではネットが繋がらない。)
iPhone使用者への注意事項:
“AT&TプリペイドGoPhone SIMの新APN” の続きを読む
1年前に紹介した「撮影してからピントを合わせる、Light Field(光照射野)カメラ」Lytroが、ファームウェアのアップデートでWiFiが有効化されました。
Lytro、撮影した後でピンボケを直せるカメラ、遂に出荷開始 – 2012年3月1日
WiFi通信チップは最初の出荷時から内蔵されていたことは発見されていましたが、これまで使用できませんでした。
それが、2日前のファームウエアアップデートで有効化されました。
Lytro unlocks Wi-Fi for shoot-and-share iOS app – 2013年6月19日
“撮影してからピントを合わせるLytroカメラがWiFiに対応 – でも日本では使っちゃダメよん!” の続きを読む
もう待ちくたびれた感がありますが、格安プリペイド携帯料金/格安データ通信で有名なVirgin Mobile USA(Sprintの100%子会社)にやっと、やっと、iPhone 5が登場します。発売開始は、2013年6月28日と言うことです。
iPhone 5 coming to Virgin Mobile next Friday for $549.99 with unlimited plans starting at $30/month – 2013年6月21日
価格は16GBが$549.99、32GBが$649.99、64GBが$749.99なので、アップルストアの各キャリア版定価よりも$100安くなります。
モデルはVerizon版/Sprint版と同じA1429(CDMA model)ですが、Virgin Mobile USAはこれまでもiPhone 4SでSIMロック解除を提供しておらず、iPhone 5でもSIMロックのままであり、かつ、購入後のSIMロック解除は無いと思われます。
また、Virgin Mobile USAはiPhone 4SでもSIMを使用しておらず、iPhone 5でもSIMを使用しないでしょう。本体のサービス・アクティベーションは、指定の電話番号に電話することによってOTAで行われると思われます。
LTEは、SprintのLTEエリア(現在、公式には110都市でサービス開始済み)で使用できます。
Virgin Mobile USAの’魅力は、なんと言ても通信費の安さで、
“【遂に】Virgin Mobile USAがiPhone 5を2013年6月28日から販売開始:3G/LTEデータ使い放題が月$35から” の続きを読む