AT&TがLTEサービス地域を追加(2012年1月5日)
● AT&Tは2012年1月5日、次の11都市(地域)でLTEのサービスを開始しました。これまでカバーされていなかった西海岸にも、やっとAT&TのLTEがやってきます。
New York City metro area, Austin, Chapel Hill, Los Angeles, Orlando, Phoenix, Raleigh, San Diego, San Francisco、San Jose、Oakland。
AT&Tの今回のLTEサービス開始のタイミングは、来週2012年1月10~13日にラスベガスで行われるCES(Consumer Electronics Show)でのLTE対応新製品発表に関連していると推測されています。
AT&Tは2011年9月~12月に既に以下の都市(地域)でLTEサービスを開始しています。
Athens, Ga.; Atlanta; Baltimore; Boston; Charlotte; Chicago; Dallas-Fort Worth; Houston; Indianapolis; Kansas City; Las Vegas; Oklahoma City; San Antonio; San Juan, Puerto Rico; and Washington, D.C.
これにより、AT&Tの LTEサービスは全米26箇所に拡大されました。人口カバー率では、7400万人に対応することになります。
AT&Tは、2013年末までに全米ほぼ全ての予定都市でLTEサービスの開始を完了する予定と発表しています。
AT&TのLTEサービスは、704-746MHz周波数帯域(LTE Band 17)を使用しています。
下記地図で「☆」印が今回のサービス開始地域、「○」印が既にLTEサービスが開始されていた地域です。
● 2010年12月1日よりAT&Tに先駆けてLTEサービスを開始しているVerizonは、746-787MHz周波数帯域(LTE Band 13)で提供しており、2011年12月14日現在で全米190の都市(地域)でLTEサービスを提供しています。人口カバー率では、2億人に対応しています。
Verizon社も、2013年末までには現在のVerizon 3Gカバレッジ地域全てを4G LTE対応にすると発表しています。
2ヶ月前(2011年11月)に筆者がカリフォルニア州サンホセでVerizon LTEポケットWiFiで実測したときには、実質ダウンロード速度15Mbpsでコンスタントに接続できました。
● Sprint社のLTEサービスは、2012年中頃に開始される予定、と発表されています。
● T-Mobile USAは同社のマーケティングでは「HSPA+」(理論値最大42Mbpsダウンロード速度)を「4G」と称して宣伝していますが、LTEサービス構築および開始の予定は、ありません。