Sprintの2014年第2四半期(2014年4月~6月)業績発表
Sprintは今朝、ニューヨーク市場オープン前に暦年2014年第2四半期(2014年4月~6月)の業績を発表しました。
【Sprint】Sprint Reports Results for First Fiscal Quarter of 2014 – 2014年7月30日
Sprintは今年より親会社のソフトバンクと会計年度期間を合わせることになりましたので、「暦年2014年第2四半期」は、同社の会計年度では「2014年第1四半期」(ソフトバンク式には「2015年度第1四半期」?)となります。
● ポストペイド契約の加入者純減は、18万1000件
● プリペイド契約の加入者純減は、54万2000件(主に低所得者向けプリペイドサービスAssurance Wirelessで、一年毎の更新時に「低所得」資格が無くなった加入者が多かったため。)
● MVNOは50万3000件純増
- 総加入者純減は22万件(前期は38万3000件で、前期より純減は少なくなっている。)
2014年6月末現在の加入者総数は5300万件。
● 加入者純減にもかかわらず、人員削減などの経費削減が功を奏し、過去7年間で最高の純利益2300万ドル。
● 3Gネットワークメインテナンス(アップグレード)は、ほぼ完了。
● LTEは488都市、人口カバーで2億5400万人(人口カバー率で80.9%)
● 800MHz FD-LTE、1900MHz FD-LTE、2.5GHz TD-LTEの3周波数帯域を自動的に切り替える(キャリア・アグリゲーションはない)Sparkが利用できる都市は、27都市に増加。
● CAPEX(設備投資)は前期(10億5700万ドル)よりは増えて14億1600万ドルになっていることは好ましいものの、前年同期の18億9700万ドルは少なく、ソフトバンクがSprint買収時に約束した「今後2年間、年間80億ドル(四半期ペースで20億ドル)設備投資する」よりははるかに少なく、まだまだSprintのネットワーク設備投資は遅れていると言えると思います。(実際、デンバー郊外の我が家では、まだSprintのLTEが開始されていません。)