AT&T/T-Mobile USA携帯(iPhone以外)のSIMロック解除方法
目次:
SIMロック解除方法・・・このページ
メーカー・機種ごとのSIMアンロック・コードの入力方法(英文)・・・ページ 2
日本以外の携帯電話の一般的なSIMロック解除方法を、書きます。
なおiPhoneは、販売時にiPhoneの本体固体番号(IMEI番号)によって、「SIMロックの有無」がアップルのサーバーで記録され、コントロールされていますので、以下の方法は使えません。
この方法は、GSM/W-CDMA携帯に適用できます。
アメリカのCDMA2000 キャリア(例:Verizon、Sprint、Metro PCS、Cricket Wireless、Virgin Mobile USA、BoostMobileなど)は、基本的にアメリカ国内の2G/3G通信にはSIMがありません。
※ VerizonとMetroPCSの4G LTEではSIMを使っています。また、海外ローミングできるようにCDMA2000とW-CDMA/GSMの両方の通信方式に対応している携帯(例:Blackberry、Droid Proなど)は、W-CDMA/GSMの通信を使う時のためにSIMスロットが用意されています。
アメリカのCDMA2000キャリアでは、携帯本体の固体番号(ESN、MEID番号)を携帯会社のサーバーに登録して、携帯を使用します。
したがって、その固体番号をキャリアに登録できれば、どこのキャリアでも使用できます。
ところが、各社の携帯は自社の携帯サービスの機能に最適化されるように、携帯のOSは自社専用にカスタマイズしたものを搭載しています。そして、大きなキャリアは、自社用のOSを搭載していると確認された携帯の固体番号のみの登録を許可しています。
ごく一部の中小携帯会社は自社用の携帯を開発したり、メーカーに依頼するだけの販売ボリュームが無いので、他社用のCDMA2000通信方式の一部の携帯モデルは自社で使えるようにしてくれるところがあります。
それ以外は、CDMA2000キャリアの携帯は、一般的には他社では使用できません。
では、iPhone以外のGSM/W-CDMA携帯のSIMロック解除方法を書きます。
基本的な手順は、
1.SIMロック解除コードを入手する。
2.入手したSIMロック解除コードを、携帯に入力する。
になります。
なお、「SIMロック解除コードを、携帯に入力する」方法は、携帯のメーカーや機種によって違います。
1.SIMロック解除コードを入手する。
一般的に、GSM/W-CDMA携帯は、メーカー/機種/本体の固体番号(IMEI番号)に依存した「SIMロック解除コード(SIM Unlock Code)」を携帯に入力すれば、携帯のSIMロックが解除されます。
ところが、この「SIMロック解除コード(SIM Unlock Code)」は、携帯のメーカーかキャリアの担当者しかわかりません。
キャリアによっては、ある条件を満たした場合(例:2年契約を満了している場合、または、最低3ヶ月の契約期間を過ぎた場合、など。)は、合法的に「SIMロック解除コード(SIM Unlock Code)」をキャリアのコンピュータシステムで調べてくれて、直営ショップでこのコードを使ってSIMロック解除してくれるキャリアもあります。
アメリカではT-Mobile USAはかなり前向きに同社用の携帯のSIMロック解除を無料でしてくれるようなので、T-Mobile USAの携帯をお持ちの方は、まずは同社の直営ショップ、または、T-Mobile USAのウェブサイトからカスタマーサービスのチャットにアクセスして、「unlock code(SIM解除コード)」頼んでみることをお勧めします。
http://support.t-mobile.com/community/chat
SIM解除コード入手には、契約中の電話番号、オンラインアカウント管理のパスワード、契約時に作成したPIN番号(プリペイド携帯の場合)、携帯のメーカー名・モデル名(モデル番号)、携帯の固体番号(IMEI)、SIM解除コードを受け取るEメールアドレスが必用です。
SIM解除コード・リクエスト後、リクエスト確認メールが数時間後にEメールアドレスに来て、通常24-48時間後にSIM解除コードがEメールアドレスに送られてきます。
SIM解除コード入手後、Eメールの指示に従って、そのSIMロック解除コードを使って携帯のSIMロックを解除します。
AT&Tも規約では契約90日以上経過したユーザーのSIMロック解除地クエストには、応じるようです。(iPhoneは例外です。)
AT&Tは1年間にSIMロック解除リクエストできる携帯の数は、1アカウント当たり5台までとなっています。
さて、直営ショップやカスタマーサービスがSIMロック解除に協力的でない場合は、他の方法で「SIMロック解除コード(SIM Unlock Code)」を入手しなければなりません。
インターネットの検索エンジンで、SIMロック解除したい携帯のメーカー、モデル番号、そして、「SIM Unlock Code」をキーワードとして、検索します。
たとえば、携帯が「Pantech C630」であれば、『Pantech C630 SIM Unlock Code』といった感じです。
沢山出てくると思いますが、たとえば、こんな感じです。
コストは機種やウェブサイトによりますが、$10-$50くらいです。
どのウェブサイトで「SIM Unlock Code」を購入するかを決めたら、そのサイトに注文を入れます。
注文時に必要な情報は、個人情報、支払方法(クレジットカード情報)のほか、SIMロック解除したい携帯の
1.携帯メーカー名
2.携帯モデル名
3.携帯のIMEI番号
4.携帯がSIMロックされているキャリア名
です。
モデル名やIMEI番号は、バッテリー・コンパートメントの内側に書いてあることが多いです。
また、機種によっては携帯のメニューボタンからIMEI番号を表示したり、特定の数字を入力すると画面にIMEI番号を表示するモデルもあります。(例:Nokia、Motorola、Sony Ericsson、Samsung、HTC、AppleなどのW-CDMA/GSM携帯は、「*#06#」とダイアルする(最後に送信ボタンは押さない)と、IMEIが画面に表示される携帯があります。)
IMEI番号の探し方は、
AT&T GoPhone/プリペイドSIMをSIMフリー携帯等で使う場合のアクティベーションの方法・・・ページ 2
を参照してください。
以上の情報をSIMアンロック・コード調査業者に送ったら、1~3日待ちます。
注文確認書は、大事に保存しておきましょう。
彼らはキャリアや携帯メーカーのコンピュータにアクセスできる人の助けを借りて、「SIMロック解除コード(SIM Unlock Code)」を入手してくれて、電子メールで教えてくれます。
または、自分で開発した「SIMロック解除コード」生成プログラムにIMEI番号を入力して、「SIMロック解除コード」を電子メールで教えてくれます。
早ければ、数時間~24時間くらいで「SIMロック解除コード(SIM Unlock Code)」が電子メールで送られてきます。
2.入手したSIMロック解除コードを、携帯に入力する。
入手した「SIMロック解除コード(SIM Unlock Code)」を携帯に入力します。
この方法は、携帯の機種によって違います。
通常、SIMロックを解除したい携帯の機種により、SIMロック解除コード業者が詳細なSIMロック解除方法の指示を、電子メールでくれます。
例として、Pantech C630の場合は、
1.AT&T(もともとSIMロックされているキャリア)のSIMを入れる。
2.電源をオンにする。
3.「*#865625#」を入力する。
4.「SIM Unlock Process」の画面メッセージが出るので、「Yes」のボタンを押す。
5. 8桁のSIMアンロックコードを入力し、「OK」ボタンを押す。
6. 再度、8桁のSIMアンロックコードを入力する。
7. 「Unlock Process Complete」の画面メッセージが出る。
8. 「OK」ボタンを押す。
でSIMロック解除が完了します。
別の例としては、最新のスマートフォンなどでは、「もともとSIMロックされているキャリアのSIM」以外のSIMを挿入して電源をオンにすると、「SIM network unlock PIN」または「SIM network unlock code」の画面になるので、そこに入手した「SIMロック解除コード」を入力して、「Unlock」「Continue」などのボタンをタッチします。
以下のページに(英文ですが)各メーカー/機種ごとのSIMアンロック・コードの入力方法を書いておきます。
管理人様
T-MobileのプリペイドAndroid Cometをハワイで購入しました。
もちろん、T-MobileのSIM Lockがかかっています。
こちらのブログでT-MobileはSIM Unlockに協力的という情報があり
ましたが、とっくに帰国しておりショップには出向けませんのでサポートと
Chatするという別の方法でチャレンジしてみました。
SIM Unlockするに難しい作業は必要ありません。T-Mobile以外の
SIMを挿して電源を入れるとSIM Unlock Codeの入力を求められま
すので、このCodeを入れるだけです。
ただ、このCodeをどうやって入手するか、が課題です。
16桁もあるので適当に入力してヒットする確率は限りなく0です。
数回間違えると本体がLockされ使用不能になるような記事も見られ
ましたので要注意です。
まず条件があります。これはT-MobileのWebにも掲載があります。
プリペイドの場合は以下の2点です。
1)申し込み時点で60日以上T-Mobileのユーザであること
2)バランス(残高)が$10以上あるか、最近の1ヶ月でトップアップ
した実績があること
申し込みはユーザサポートに依頼します。T-MobileのWebにアクセス
して、最下部に「Contact us」というリンクがあるのでそこから
ユーザサポートページに移動します。
いくつか方法がありますが、私はChatを選びました。
残念ながら、メールでの問い合わせは今はできないようです。
Chatということはリアルタイムにやりとりしないといけないので
敷居はやや高めと思いましたが、生身のサポートと電話で会話でき
るレベルにありませんし、1)の条件から購入後2ヶ月以上経って
おりすでに帰国しています。Chatするしかありません!
その前にトップアップしておく必要があります。これは、My T-Mobile
から、日本発行のクレジットカードでトップアップできます。トップア
ップは最低$10からみたいです。(トップアップ金額を入力できる
欄がありますが$10以下だと進めませんでした)
WebからChatを選ぶと、いくつか質問がプルダウンで出てきます。
現在契約しているユーザか? →Yes
FlexPay(何かポストペイドのプラン?)のユーザか? →No
Topicは? →Phones and Services
Subtopicは? →General Question
を選びました。SIM Unlockそのものずばりの選択肢はありませんが、
これでうまくいきました。Nextボタンを押すとサポートの空きチャネル
を探してくれます。もし、空きがあれば「Chat Now」みたいなボタンに
なります。空きが無ければ時間をおいてからリトライしましょう。
実際には空きがあると出てもすぐにはつながらなくて何番目かの待ちに
並ぶようですが、Chatボタンを押してから
FirstName,LastName,Tel No.,My T-Mobileのパスワード,質問
を入力している間に割り込まれているのかもしれません。
この時点で、My T-Mobileのパスワードを求められるので、米国滞在中
に登録しておきましょう。(これを入れないと進めないのかどうかは
不明です)
また、初めの質問項目はChat前に作っておくことが可能なのでメモ帳等
で書いておいてコピペするとよいと思います。
自分の順番が来ると、ブラウザ画面が切り替わってサポート担当者の
名前とご挨拶、少し時間ください、のメッセージが出ます。ここは
自動応答でしょうね。
サポート本人が登場すると初めに聞かれるのはPINです。My T-Mobileの
パスワードではありません。購入時に店員さんに全部お任せで登録して
もらったためこれが初めわからなくて、それ以上の対応を断られました
(セキュリティ上当然ですね)。いろいろ当時の記憶を探って、そう言え
ばxxxxと言っていたような、と思い出し再チャレンジしたら合ってました。
PINがわからないとトラベラーだ日本からだなど何を言ってもダメなので、
購入時にきちんとメモっておいてください。60日以上前の事なので必ず
忘れます。
Chatにつなぐときの初回の質問でも書きますし、サポートが対応してくれ
てからでもいいですが、SIM Unlock Codeをリクエストしたいと言えばす
ぐにわかってくれます。PINが合っていれば購買履歴や残高を調べてくれて
条件に合致していれば、
連絡先のe-mailアドレス
本体のIMEI
を聞かれます。IMEIは電池をはずしたところのシールに書いてある15桁の
番号です。Cometはパッケージにも書いて(シールが貼って)ありました。
これを教えるとChatは終わりで、後日e-mailで回答がきます。
Chatそのものは2~3分だと思います。
Chatの最後には必ず他にありますか?と聞かれるのでNo thanksと
返信すればよいと思います。
翌日、SIM Unlock TeamからSIM Unlock Codeが書かれたe-mailが届きま
した。あとは、T-Mobile以外のSIMに入れ替えてから電源を入れるとCodeを求
められるので、e-mailで届いたCodeを入れるだけです。
※T-Mobileの携帯本体は、日本の技適を通っていない可能性があり
ますので、ご注意ください。
条件を聞いたりPINがわからなかったりで何回かChatしたのですがサポート
は皆親切でした。
ぜひ、チャレンジしてみてください。
とあろは 返信:
2011年6月30日 12:51 AM
>ぜひ、チャレンジしてみてください。
これは、管理人様宛てではなく、ここを訪れる皆様へのメッセージです。失礼しました。
管理人 返信:
2011年6月30日 3:54 AM
>T-Mobile以外のSIMを挿して電源を入れるとSIM Unlock Codeの入力を求められますので、このCodeを入れるだけです。
Galaxy Tabも同じなのは知っていますが、アンドロイド携帯も今は全部そうなっているんですかね?
今までW-CDMAのアンドロイド携帯は「もともとSIMフリー」の端末しか買った事が無いので、わかりませんでした。
>まず条件があります。
ポストペイド契約の携帯は当然SIMロックを解除してくれるのは知っていましたが、プリペイド携帯もしてくれるというのは、私もはじめて知りました。
プリペイドのアンドロイド携帯は比較的安い(まあ、性能もそれなりの性能ですが・・・)ので、安くSIMフリーの海外スマートフォンを入手する方法として、裏技のひとつですね。
T-Mobile USAのCometはT-Mobileのポストペイド契約でも使える携帯で、アメリカ国内でT-Mobileの3G通信を使えるだけでなく、ポストペイド契約で海外ローミング時にも使えるように、3G 2100MHz(欧州・アジアなど)、3G 900MHz(欧州)でも使用できます。
したがって、技適マーク問題は別として、日本でもソフトバンク/ドコモ/日本通信のSIMで使用できるはずです。(パケット通信に関しては、それ相応のプランへの加入とAPNの設定が必要ですが・・・)
管理人様
先にT-MobileのプリペイドAndroid CometのSIM Unlockについて
投稿させていただきました。
実は、Cometは2台買っていたのです。
1台目がうまくいったので気をよくして、2台目もSIM Unlockに挑
戦しました。前提条件は、同じく
1)申し込み時点で60日以上T-Mobileのユーザであること
2)バランス(残高)が$10以上あるか、最近の1ヶ月でトップアップ
した実績があること
ですので、日本発行のクレジットカードでトップアップしました。
Chatを開始する前に1台目でこなれた文章を用意しておきました。
Chatはスムースに進み、あっという間にリクエストの受付完了です。
これで翌日にはUnlockコードがくるはずだったのですが、問題が。
リクエストの回答が2通届きました。メールにはIMEI(もちろん自分
のもの)と電話番号が書いてあるのですが、1通の電話番号は私ので
はない。そして、私の電話番号入りの回答には”IMEIが使われていな
い”との回答。ちゃんと開通テストもしているし、ハワイで使ったし、
そんなことは無いだろうと思いつつ、「あなたが完全にそのハンドセ
ットを買った証拠としてレシートをFAXしろ」と書いてあります。
仕方なくFAXで送りました。(不当入手した端末対策なのでしょう)
それから1週間後に、連絡が無いからクローズしてもよいか?という
メールがやはり2通。早速Chatすると、あと1週間待ってみてとの
アドバイスをもらいましたので待ちました。
2週間経過しても変わらずだったので再度Chat。電話してくれとい
うのですが無理。なので、申し訳ないがもう1回SIM Unlockのリク
エストを出してくれないか?と聞いたところOKしてくれました。
この2回目のリクエストが効いたようで、翌日には無事Unlockコード
が送られてきました。
間違って当方にメールを送られてしまった方がどうなったかはわかり
ません。
思うに、たまたま同時期にSIM Unlock Codeの要求が私ともう1人か
らあり、どこかで2つのリクエストがごちゃ混ぜになってしまって
T-Mobile側で混乱があったと思われます。
正当な要求をしているのですから、負けじと頑張りましょう。
管理人 返信:
2011年7月19日 1:20 AM
また経験談、ありがとうございます。
Unlock Codeはどうしても人間の手で探さなければならないので、IMEI番号入力間違いなどの手違いがあるのでしょう。
とあろは 返信:
2011年7月20日 12:12 AM
管理人様
返信ありがとうございます。
付け加えますと、確かに少々手違いはあったのですが、当方の貧弱な英語でもT-MobileのChatサ
ポートはいつでも誰でも対応がよくて親切でしたし、過去のやりとりなどもきちんと管理してくれていて、
ありがたかったです。