本日よりT-Mobile USがデータ通信量を2倍にするというので、そのプランへ加入変更するため、数日前から筆者加入の各社の通信プランを見直しています。
ついでに、2年契約が切れたSprint版iPhone 5sもアメリカ国内SIMロックを解除(Domestic SIM Unlock)してもらおうと、Sprintのサイトでその連絡先を探していました。そしたら、「サイト更新中」でアクセスできないという・・・
Sprintはこれまでアメリカ国外での使用を目的に「米国外SIMへの」SIMロック解除(Unlocking for international travel)は受け付けていましたが、「加入後90日を超えてから」などの条件が付いていました。(実際には90日より前でもリクエストできたケースもありますが・・・)しかし、昨年のFCC(連邦通信委員会)の勧告により、今年(2015年)2月11日よりアメリカの携帯各社は「自主的SIMロック解除」の方針を発表しており、SIMロック解除後はアメリカ国内の他社に本体を持ち込んでも契約出来るようにしようとしています。2015年2月発表時点ではSprintはアメリカ国内SIMロックを解除(Domestic SIM Unlock、DSU)に関しては、「2015年2月以前に購入したSprint版iPhoneなどのDSU対応可能端末に関しては、カスタマーサービスに連絡すれば、DSU SIMロック解除可能」と発表していました。
アメリカ携帯キャリアのSIMロック解除ポリシー、一覧 – 2015年2月14日
2015年2月以降に販売の端末に関しては、「Sprint加入者で、かつ、契約束縛条件(2年契約、または、分割払い)」が解除されれば、自動的にSprintはDSU SIMロック解除する、と発表しています。
アメリカのApple Storeで「デバイスオンリー」で購入した後に日本で使用し、一度もSprintと加入したことの無いSprint版iPhoneなどに関しては、Sprint側に端末のシリアル番号のデータベースが無い可能性もあり、自動DSU SIMロック解除になるかどうか、わかりません。Sprintに申し出れば、DSU SIMロック解除してくれるでしょう。
注意:Sprintの場合、国内SIMロック解除(DSU)すると、海外SIMロック解除も同時に解除されます。つまり、「DSU=完全なFactory Unlock」です。DSUを一度すると、二度とSIMロック解除する必要はありません。
ま、Sprintのサイトが「更新中」でアクセスできなかったこともあり、カスタマーサービスに電話する前に「まだアメリカ国内SIMで使用できない状態でのスクリーンショットを撮っておこう」と思ってAT&TのSIMをSprint iPhone 5sに挿入したら、・・・あれ?「iPhoneをアクティベーションするには、サポートされている電話会社の互換性のあるSIMカードしか使用することはできません。」というメッセージが出ないよ?
で、驚いて、Sprint版iPhone 5sにAT&TのSIMを挿入したままで通話を発信してみると、出来るではないですか!
ついでに、T-Mobile USのSIMを挿入して通話発信・・・これも、成功!
今度は、VerizonのSIMを挿入して通話発信・・・これも、成功!
なんと、2015年2月でもカスタマーサービスに電話しなくとも、自動的にDSU(アメリカ国内SIMロック解除)されていました!
Sprint版iPhone 5s/5c/6/6 Plusで、契約束縛(2年契約、分割払い)を終了している人は、試しにSprint以外のSIMを挿入してみてください。あなたのSprint版iPhoneも自動SIMロック解除されているかもしれませんよ。(筆者は購入後3~4ヶ月ころ、つまり、2014年12月か2015年1月にはこのiPhone 5sで「米国外SIMロック解除」をリクエストしていたので、そのために自動でDSU SIMロック解除されていた可能性もあります。)