5日前にアメリカのプリペイド携帯会社、Cricket Wireless(Leap Wireless)がアメリカで初めて、iPhone 4/4Sをプリペイド契約で販売するニュースをお知らせしました。
Cricket Wireless、プリペイド携帯会社(アメリカ)、iPhone 4/4Sを2012年6月22日から発売 -2012年6月1日
その後、当然予想されたことであり、実は、直後から噂が流れていましたが、本日、Wall Street Journalが正式に報道していますので、まだ噂の段階ですが、当サイトでも報告することとしました。
Sprint’s Virgin Mobile USA to offer iPhone – 2012年6月5日
Sprintは、「同社の100%子会社でプリペイド携帯部門であるVirgin Mobile USAで、iPhone (4S?、4?)を2012年7月1日から発売する」ことを、今週中に発表するらしいです。
Virgin Mobile USAは
● 月$35.00で通話が300分まで無料、超過分は$0.10/分、
日本の固定電話へ発信 $0.02/分(プラス、国内無料通話分数、または、国内料金適用)、
日本の携帯電話へ発信 $0.15/分(プラス、国内無料通話分数、または、国内料金適用)
テキストは使い放題
データは使い放題(ただし、月の使用バイト数が2.5GBを超えると、請求月末まで256Kbps以下の速度制限がかかる)
および、
● 月$45.00で通話が1200分まで無料、超過分は$0.10/分、
日本の固定電話へ発信 $0.02/分(プラス、国内無料通話分数、または、国内料金適用)、
日本の携帯電話へ発信 $0.15/分(プラス、国内無料通話分数、または、国内料金適用)
テキストは使い放題
データは使い放題(ただし、月の使用バイト数が2.5GBを超えると、請求月末まで256Kbps以下の速度制限がかかる)
および、
● 月$55.00で通話が無制限、
日本の固定電話へ発信 $0.02/分、
日本の携帯電話へ発信 $0.15/分
テキストは使い放題
データは使い放題(ただし、月の使用バイト数が2.5GBを超えると、請求月末まで256Kbps以下の速度制限がかかる)
の三つのスマートフォン用プランを提供しており、このプランがiPhoneにも適用されると思われます。
iPhone本体の価格は、まだ発表されていません。
“Virgin Mobile USA、プリペイド携帯会社(アメリカ)、iPhoneを2012年7月1日から発売? (噂)” の続きを読む
筆者も全ての場合を体験しているわけではなく、それを体験する為には時間とお金が掛かります。
そこで、今後、他の読者も知りたいような内容のテーマを絞って、体験談を募集していきたいと思います。
その一つが、MNPで他社から電話番号を移行する場合の手順です。
筆者の体験は、ポストペイド契約でVerizonからSprintへMNPした経験しかありません。ポストペイド契約の場合はショップで手続きすることが多いので、店員が殆どやってくれるので、実際の手順はブラックボックスになってしまいます。
そこで、読者の皆さんから、アメリカのプリペイド携帯のMNPの体験談を募集したいと思います。このページのコメント欄に体験談を書いていただくと、ありがたいです。
特に疑問点は:
“【体験談募集】アメリカでMNPで電話番号を移行した方の体験談を募集します。” の続きを読む
AT&Tの2年契約束縛から外れたiPhoneのSIMロック解除リクエストへの応対が2012年4月8日から始っていますが。
AT&Tが2012年4月8日より、一部の「2年契約束縛」外iPhoneのSIMロック解除を開始 – 2012年4月7日
AT&TのiPhone SIMロック解除手続きが明らかに – 2012年4月9日
SIMロック解除リクエストが予想外に多かったせいか、2012年4月末ごろからAT&TのSIMロック解除条件が厳しくなって来ています。
AT&T iPhone Unlockポリシーが厳しくなっています。 – 2012年5月19日
現在はAT&Tは原則的に、
1.オリジナルの購入者からのリクエストであること
2.AT&Tと現在、または、過去に契約(電話番号)があること
3.「購入時の領収書をAT&TにFaxしろ」と言われることがあるので、準備しておくこと
の条件がそろっている場合に、SIMロック解除ケースをオープン(入力)してくれます。
更に、盗難・紛失iPhoneとAT&Tに報告されているIMEI番号のiPhoneは、AT&TはSIMロック解除してくれません。
また、前の所有者に通信料金の未払いが残っている場合にも、AT&TはSIMロック解除してくれません。
さて、AT&Tにアカウントが無く、かつ、オリジナルの購入者じゃない場合は、SIMロック解除リクエストが難しくなったことから、2週間前に「そろそろサードパーティーのSIMロック解除業者が出てきても良い頃」と思ってネットを探したときは、怪しい1社のサイトしか出てきませんでした。その業者のホームページには、事業名や住所のページが全く記載されていませんでした。
しかし、今日またネットを検索してみたら、どうやらそろそろ、AT&TのiPhone 3G/3Gs/4のSIMロック解除をリクエストしてくれる業者がebayに名を連ねてきたようですね。
“AT&T iPhone 3G/3Gs/4 SIMロック解除業者が出現し始めた” の続きを読む
前回からの間隔が、暫く開いてしまいました。
前回2回の記事で、アメリカのポストペイド携帯事情、プリペイド携帯事情が少しわかっていただけたと思います。
留学生の為のアメリカ携帯電話・インターネット事情:
【プレビュー】 – 2012年5月10日
【1】日本の携帯を持って行くか、現地で買うか – 2012年5月14日
【2】アメリカの携帯電話会社と携帯電話番号 – 2012年5月18日
【3】アメリカのプリペイド携帯の選択と契約(アクティベート)の仕方 – 2012年6月5日
特に、プリペイド携帯はアメリカでは14歳以上で自分の名義で契約できて、身分証明書無しで購入することが出来るので、簡単に購入・契約できるということが判ってもらえたでしょう。
それでは、実際にアメリカのプリペイド携帯はどこで買えて、どうやって使うのでしょうか、もう少し詳しく見てみましょう。
■ アメリカのプリペイド携帯、購入場所
アメリカのプリペイド携帯は、以下の場所で購入できます。
全米的にほとんどの都市にある
●BestBuy(家電量販店)
●Radio Shack(小型電気店)
●WalMart(ディスカウント百貨店)
●Target(ディスカウント百貨店)
カリフォルニア、アリゾナ、テキサス、ジョージア、イリノイなどにある
●Fry’s Electronics(家電量販店)
でも、購入できます。
これ以外に食品スーパーやドラッグストアでも販売しており、コンビニでも一部販売しているようですが、これらのお店は各プリペイド携帯会社のトップアップカード(リチャージカード、リフィルカード)は販売されていますが、電話の機種は限られています。
したがって、複数のプリペイド携帯会社と機種を比較して選びたければ、最初にリストした家電量販店やディスカウント百貨店で見て買ってください。
特に、アメリカに到着した直後、TargetやWalmartには生活必需品を買うために何度か買い物に行くでしょう。その時に携帯コーナーも見て、どんな会社の、どんな携帯機種が、どんな値段であるか、調べておくことはために成ります。
“留学生の為のアメリカ携帯電話・インターネット事情:【3】アメリカのプリペイド携帯の選択と契約(アクティベート)の仕方” の続きを読む
AT&TのiPhone(他のスマートフォンも)/iPad/アンドロイドタブレット、および、DataConnect契約の端末の国際ローミング料金が2012年6月1日より安くなります。
AT&Tプレスリリース:New Global Packages from AT&T Offer International Travelers More Data at an Affordable Price 2012年5月31日
旧新料金比較は
AT&T データ国際ローミング 旧料金 |
AT&T データ国際ローミング 新料金 |
参考: 2012年5月31日発売 日本通信 bモバイル4G Amazon.co.jp限定販売 BM-AMFRL-500MB |
Verizon データ国際ローミング料金 |
50MB/30日…$24.99 125MB/30日…$49.99 275MB/30日…$99.99 800MB/30日…$199.99 |
120MB/30日…$30.00 300MB/30日…$60.00 800MB/30日…$120.00 超過分は120MB…$30.00 |
最初の月(SIM代+通信料): 500MB/30日…5130円(約$65) 2ヶ月目以降または超過分: 500MB/30日…1980円(約$25) 日本(?)のクレジットカードが必要。 (デビットカード不可。) 登録後に郵送で送られてくる 確認コードを入力しないと、 1ヵ月+10日後に登録抹消(解約)。 |
100MB/30日…$25.00 超過分は100MB…$25.00 |
つまり、iPhone/iPadやタブレット、ポケットWiFiなどをAT&TのSIMで契約し、日本(米国外)で使用する場合、1MBあたり$0.25~$0.15でネットがアクセスできます。
約40%のコスト減です。
ただし、iPadで国際ローミングパッケージに加入する場合には、米国内パッケージ(最低 250MB/30日 $14.99)に加入している必要があります。
※ 参考
2012年5月31日発売の「日本通信 bモバイル4G Amazon.co.jp限定販売 高速定額(500MB/1ヶ月)SIMパッケージ BM-AMFRL-500MB 」
AMAZON.CO.JP : 日本通信 bモバイル4G Amazon.co.jp限定販売 高速定額(500MB/1ヶ月)SIMパッケージ BM-AMFRL-500MB
【レビュー】Amazonデータ通信SIMを使ってみた 速度は上々 – 2012年6月1日
アメリカのプリペイド携帯会社であるCricket Wirelessは、2012年6月22日からiPhone 4 8GBを$399.99(消費税別)で、iPhone 4S 16GBを$499.99(消費税別)で発売します。
Leap Wirelessプレスリリース:Cricket Wireless to Offer iPhone on June 22 ~ Unlimited Talk, Text and Data for Just $55 a Month – 2012年5月31日
これまでAT&TにSIMロックされたiPhoneは、非公式にAT&TのプリペイドSIMであるGoPhone SIMや、公式にはAT&TのMVNOであるH2O Wireless、Net10、StraightTalk、Airvoice Wireless、RedpocketなどのプリペイドSIMで使用できました。
また、SIMフリーのiPhoneは速度が2G速度しか得られませんが、T-Mobile USAのプリペイドSIM、および、T-Mobile USAのMVNOであるSimpleMobileやNet10、StraightTalkのプリペイドSIMが使用できました、
しかし、Cricket社はアメリカのプリペイド携帯会社としては正式に、初めてiPhoneの販売そのものを提供します。
Cricket Wireless (Leap Wirelessの部門)は米国中西部に自社基地局も一部ありますが、全米的にはSprintの電波を使用したローミング契約をSprint社と交わしています。
注意:通話・テキストはローミングパートナーのSprintの電波地域でも可能だと思いますが、「データ使い放題(2.3GBまで)」はCricketのネイティブカバレッジエリアだけではないか、という記事もあります。
Cricket to be First US Prepaid Operator to Offer iPhones – But Only In PCS Markets – 2012年5月31日
iPhone availability appears to be limited to areas where Cricket has native 1900 Mhz (PCS) services. There’s a list on the Cricket site of the 65 markets where the iPhone will be available June 22. Many are smaller cities and towns but there are some large cities listed including Denver, Phoenix, Pittsburgh, Houston, Salt Lake City and Kansas City.
したがって、Cricket Wirelessが発売するiPhone 4はCDMA2000バージョンでSIMスロットが無いでしょう。
また、同社が発売予定のiPhone 4SはCDMA2000/GSM/W-CDMA 3モードのiPhone 4Sで、Sprint/Verizon/KDDI au用のモデルと同系列のものでしょう。
Cricketのプリペイドプランは、月$55で「通話、テキスト、データ」使い放題プランが、このiPhoneに適用されます。(ただし、月2.3GB以上のデータ使用は、データの使用が停止されることがあります。・・・要するに、データは月2.3GBまで。)
ポストペイド2年契約、および、SIMフリー(ポストペイド契約の束縛無し)と、今回のCricket社のiPhoneの価格を比較すると・・・
|
ポストペイド2年契約 |
Cricket プリペイド契約 いつでも解約可能 |
SIMフリー または、 ポストペイド契約束縛無し |
iPhone 4 8GB |
$99.99 |
$399.99 |
$549.99 |
iPhone 4S 16GB |
$199.99 |
$499.99 |
$649.99 |
したがって、当然、Cricket販売のiPhoneはSIMロックされているでしょう。
同社のiPhone 4SのSIMロック解除の条件、および、SIMロック解除するかどうかは、発表されていません。
Cricket Wirelessは家電量販店BestBuyやRadio Shack、ディスカウント百貨店TargetやWalmartで発売されているほか、主要都市にはCricket Wirelessのショップがあります。
需要が増えて来たのと、一度、このサイトの読者からSIMアクティベーション途中の内容について質問があったので、Net10/StraightTalkのSIMのアクティベーションと、再アクティベーションの手順をここに記述します。
Net10もStraightTalkも、スクリーンの「色」が違うだけで、手順はほぼ同じなので、一括してまとめて紹介します。
なお、Net10とStraightTalkは、携帯パッケージも販売しています。
しかし、これらのパッケージの中のSIMと携帯本体とは「紐付き」になっており、パッケージ以外の携帯本体では使えません!
たとえ同じNet10やStraightTalkの携帯であっても、ダメです。
カスタマーサービスに電話して正規の手続きさえすれば、新しい携帯本体/SIMへの電話番号の移行は出来ます。
したがって、ここで書いたようにSIMフリーの携帯で使用する場合は、必ず、「SIMだけ」を
http://www.Net10SIM.com
または
http://www.StraightTalkSIM.com
で購入します。現在のところ、店頭では発売されていません。
なお、AT&TにSIMロックされた携帯でもNet10/StraightTalkのAT&T回線用SIMは使えます。(AT&T回線用は、標準SIMとマイクロSIMが用意されています。)
同じく、T-Mobile USAにSIMロックされた携帯でもNet10/StraightTalkのT-Mobile USA回線用SIMは使えます。(T-Mobile USA回線用は、標準SIMしか発売されていません。自分でマイクロSIMにカットするのは構いません。)
2012年ゴールデンウィーク中は筆者がお手伝いして、ある日本の方がSIMフリーポケットWiFi(MiFi 2372)でStraightTalkのSIMを$45使い放題で契約し、1週間トラブル無く使われました。
“Net10/StraightTalkのSIMのアクティベーション・再アクティベーション手順” の続きを読む