Cricket Wireless、プリペイド携帯会社(アメリカ)、iPhone 4/4Sを2012年6月22日から発売
アメリカのプリペイド携帯会社であるCricket Wirelessは、2012年6月22日からiPhone 4 8GBを$399.99(消費税別)で、iPhone 4S 16GBを$499.99(消費税別)で発売します。
Leap Wirelessプレスリリース:Cricket Wireless to Offer iPhone on June 22 ~ Unlimited Talk, Text and Data for Just $55 a Month – 2012年5月31日
これまでAT&TにSIMロックされたiPhoneは、非公式にAT&TのプリペイドSIMであるGoPhone SIMや、公式にはAT&TのMVNOであるH2O Wireless、Net10、StraightTalk、Airvoice Wireless、RedpocketなどのプリペイドSIMで使用できました。
また、SIMフリーのiPhoneは速度が2G速度しか得られませんが、T-Mobile USAのプリペイドSIM、および、T-Mobile USAのMVNOであるSimpleMobileやNet10、StraightTalkのプリペイドSIMが使用できました、
しかし、Cricket社はアメリカのプリペイド携帯会社としては正式に、初めてiPhoneの販売そのものを提供します。
Cricket Wireless (Leap Wirelessの部門)は米国中西部に自社基地局も一部ありますが、全米的にはSprintの電波を使用したローミング契約をSprint社と交わしています。
注意:通話・テキストはローミングパートナーのSprintの電波地域でも可能だと思いますが、「データ使い放題(2.3GBまで)」はCricketのネイティブカバレッジエリアだけではないか、という記事もあります。
Cricket to be First US Prepaid Operator to Offer iPhones – But Only In PCS Markets – 2012年5月31日
iPhone availability appears to be limited to areas where Cricket has native 1900 Mhz (PCS) services. There’s a list on the Cricket site of the 65 markets where the iPhone will be available June 22. Many are smaller cities and towns but there are some large cities listed including Denver, Phoenix, Pittsburgh, Houston, Salt Lake City and Kansas City.
したがって、Cricket Wirelessが発売するiPhone 4はCDMA2000バージョンでSIMスロットが無いでしょう。
また、同社が発売予定のiPhone 4SはCDMA2000/GSM/W-CDMA 3モードのiPhone 4Sで、Sprint/Verizon/KDDI au用のモデルと同系列のものでしょう。
Cricketのプリペイドプランは、月$55で「通話、テキスト、データ」使い放題プランが、このiPhoneに適用されます。(ただし、月2.3GB以上のデータ使用は、データの使用が停止されることがあります。・・・要するに、データは月2.3GBまで。)
ポストペイド2年契約、および、SIMフリー(ポストペイド契約の束縛無し)と、今回のCricket社のiPhoneの価格を比較すると・・・
ポストペイド2年契約 | Cricket プリペイド契約 いつでも解約可能 |
SIMフリー または、 ポストペイド契約束縛無し |
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iPhone 4 8GB | $99.99 | $399.99 | $549.99 |
iPhone 4S 16GB | $199.99 | $499.99 | $649.99 |
したがって、当然、Cricket販売のiPhoneはSIMロックされているでしょう。
同社のiPhone 4SのSIMロック解除の条件、および、SIMロック解除するかどうかは、発表されていません。
Cricket Wirelessは家電量販店BestBuyやRadio Shack、ディスカウント百貨店TargetやWalmartで発売されているほか、主要都市にはCricket Wirelessのショップがあります。