Nexus 5北米版(LG-D820)をSprint MVNOのTingで使う手順


- Old Counter



■ Nexus 5(LG-D820)の端末プログラミングの手順

さて、前ページでSIMがSprint回線のMVNO、Tingでアクティベートできました。
しかし、この段階ではまだ、Nexus 5で通信できません。

アメリカのCDMA2000キャリアの携帯は、次に、本体の設定(プログラミング)を行う必要があります。
ここでは、
Step 1:本体の設定をSprint(Ting)用にクリア(初期設定)する
Step 2:キャリアプロファイルのインストール
Step 3:PRLのインストール
Step 4:LTE優先設定
Step 5:MMS(Picture Messaging)の設定を、Sprintの値からTingの値に変更
を行います。

Step 1~Step 3の操作を行うには、アメリカ国内でSprintの電波を受信できることが必要です。

Step 1:本体の設定をSprint(Ting)用にクリア(初期設定)する

Nexus 5 (LG-D820)に、アクティベートしたTing(Sprint)のSIMを挿入します。
Nexus 5を再起動します。

電話アプリを起動します。

キーパッドを表示します。

キーパッドで「*#*#72786#*#*」と入力します。(「*#*#72786#*#*」=「*#*#SCRTN#*#*」)


Nexus 5の回線設定メモリーがリセットされ、Sprint(Ting)用に再設定されます。

再起動します。


Step 2:キャリアプロファイルのインストール

「Settings(設定)」アプリを起動します。
ここでは、Settings(設定)アプリのショートカットを既にホーム画面に配置していますが、そうでない場合には、Settings(設定)アプリはアプリメニューから探してください。

「More…(その他…)」をタップします。

「Mobile networks」をタップします。

「Carrier settings」をタップします。

「Update profile」をタップします。

キャリアプロファイルがダウンロードされ、インストールされます。

暫くすると、キャリアプロファイルのインストールが完了します。「OK」をタップします。

メニューに戻ります。

Step 3:PRLのインストール

「Update PRL」をタップします。

PRLのアップデートをネットでチェックします。

PRLが更新されます。「OK」をタップします。

メニューに戻ります。

電源を消し、Nexus 5を再起動します。



ここまで設定をすると、通話とテキストが使えるようになります。

Step 4:LTE優先設定

「Settings(設定)」アプリを起動します。

「More…(その他…)」をタップします。

「Mobile networks」をタップします。

「Preferred Network Type」をタップします。

「LTE(recommended)」を選択します。

「Preferred Network Type」が「LTE(recommended)」に変わります。

ここまで設定をすると、データ通信が使えるようになります。

設定の確認:
ここで、割り当てられた電話番号などを確認しましょう。

「Settings(設定)」アプリを起動します。

「About Phone(端末情報)」をタップします。

「Status」をタップします。

電話番号(My Phone Number)が割り当てられていることを確認します。

Step 5:MMS(Picture Messaging)の設定を、Sprintの値からTingの値に変更

電話アプリを起動します。

キーパッドを表示します。

キーパッドで「*#*#3282#*#*」と入力します。(「*#*#3282#*#*」=「*#*#DATA#*#*」)

「MMSC」をタップします。

「Edit」をタップします。

「Service Code」欄に、前頁でSIMアクティベーション確認Eメールの中にある6桁のMSL番号を入力します。

「Set URL」をタップします。

「Set URL」のポップアップで、MMSCのURL値を、SprintのMMSC URLから、

TingのMMSC URL(http://mms.plspictures.com)に変更します。
変更したら、「OK」をタップします。

「前に戻る矢印」をタップします。

Nexus 5が再起動します。


これで、全ての端末設定が完了しました。MMS(Picture Message)も送受信できます。

前のページ 次のページ



――<●>――
関連すると思われる記事:

「Nexus 5北米版(LG-D820)をSprint MVNOのTingで使う手順」への4件のフィードバック

  1. Credit Card was not approved. 4927355
    って表示されてしまうのですがとうすればいいですか

    管理人 返信:

    ご注文直前のEメールでも
    「ただし、アメリカのクレジットカードと、住所の登録が必要だと思いますよ。」
    と書きましたが、アメリカのオンラインサイトではクレジットカードの不正利用を防ぐために、カード登録の住所の郵便番号を認証にチェックしているサイトが多いです。そして、このチェックの際に照合するデータベースはアメリカの住所しかチェックしないので、アメリカ以外のクレジットカードは支払いに使えないオンラインサイトが多いです。
    逆に日本のオンラインサイトでは、海外のクレジットカードが使えないところが多いですが。

    可能性としては、
    1.AMEXを持っていたら、それを使ってみる。郵便番号(ZIPコード)の欄は、AMEXの登録住所の(日本の)郵便番号をハイフン無し、ハイフン付き、両方で試してみる。
    2.「Your Billing Information」のページのZIPコードを、「99999」で入力してみる。(アメリカのガソリンスタンドで日本のクレジットカードを使用する場合、ZIPコードを聞かれたら、「99999」を入力すると、ZIPコードの照合チェックがスキップされるらしい、という報告あり。)
    3.アメリカで使用できる、アメリカで購入できる、VISA/MasterCard/AMEXのギフトカードを入手し、アメリカのオンラインサイトで使う。
    「アメリカのVISA/マスター/AMEXギフトカードを使ってみた(日本から使えるか、検証)」
    https://blogfromamerica.com/wp/?p=4130
    参照。
    商品購入代行ページでも、アメリカVISAギフトカードの代行をしています。
    https://blogfromamerica.com/wp/?page_id=9101&slug=index&cPath=28

    ただし、Tingはやめるまで毎月カードへ自動課金されるので、ギフトカードだといつか残高が不足になるので、そのときに新しいギフトカードの番号に変更しないと、気が付かないと通信が解約されてしまっていることがあります。(「ギフトカード」は、原則的にリフィル出来ません。アメリカのVISA「プリペイドカード」はリフィル出来ますが、ソーシャルセキュリティー番号を聞かれることがあります。)

    リョウ 返信:

    VISAのギフトカード買うのでアクティベートやってもらうことできますか?

    管理人 返信:

    アメリカのCDMA2000携帯(Sprint,Verizon)は、SIMだけアクチしても、使えませんよ。
    これも、DMの最初の方(正確には、2通目)の返事に書きましたが、
    >TingはSprintのCDMA2000を3Gで使用しているため、SIMのアクチ後、Nexus 5本体の「プログラミング(電話番号など設定)」も必要です。
    >たぶん、本体設定作業は、Sprint(Ting)の電波の受けられるところでやらないと、ダメなはずです。
    なので、日本国内では本体の設定が出来ないです。
    また、SIMをアクチすると、すぐに毎月$6ずつ課金されますので、本体をアメリカに持ってきてからSIMをアクチしたほうが良いですよ。

コメントは受け付けていません。