「全米最安値の月額基本料金$6.00」の携帯会社Ting、SprintのMVNO
「アメリカ最安値の月額基本料金!」というキャッチフレーズは、在米日本人なら聞いたことがあるでしょう。
その日本人向け携帯会社会社よりもさらに「月額基本料金」の安いプリペイド携帯会社が、アメリカにはあります。
※ 所得を証明しなければならない低所得者向けAssurance Wirelessを除きます。
ちなみに、低所得者向けAssurance Wirelessは、携帯本体無料、毎月使用料無料($0)で「月250分まで無料通話、月250通まで無料テキスト」が付いてきます。
Assurance Wireless
それは、SprintのMVNO、Tingです。
Ting ホームページ
同社は、携帯1台に付き「月額基本料金」月$6を支払うだけ。
もちろん、連邦通信税、消費税なども課金されますが、それでも某社の月額基本料金$9.99よりは安いでしょう。
さらに、同じプランで20台まで加入できるので、大家族(?)や中小企業でもこのプランに加入することが出来ます。
月額基本料金は「通話分数0分、テキスト0分、データ0バイト」で、何もカバーしないのですが、アメリカ国内通話料は追加料金として
● 全く使用しない月$0、
● 100分まで$3、
● 500分まで$9、
● 1000分まで$18、
● 2000分まで$35、
● 3000分まで$52、
● 3000分以上は1分当たり$0.02
と成ります。
しかも、
1.この分数は、プランに加入した複数の携帯で共有できる
2.最初に「予想プラン」を選ぶのですが、毎月の実際の使用分数に応じて、自動的に下のプラン金額表で、金額が調整されます。(ユーザーは何もしなくても、自動的に調整されます。)
某社と比較すると・・・
■ 1台加入の場合
月の通話分数 | Ting | Hanacell 月$9.99プラン | Hanacell プリペイドXプラン |
0分 全く使用しない月 |
$6.00プラス税 | $9.99 | $0.00 |
5分 | $9.00プラス税 | $9.99 | $1.35 |
10分 | $9.00プラス税 | $9.99 | $2.70 |
30分 | $9.00プラス税 | $9.99 | $8.10 |
40分 | $9.00プラス税 | $10.00 | $10.80 |
50分 | $9.00プラス税 | $12.50 | $13.50 |
100分 | $9.00プラス税 | $25.00 | $27.00 |
200分 | $15.00プラス税 | $50.00 | $54.00 |
■ 2台加入の場合
2台で月の通話総分数 | Ting | Hanacell 月$9.99プラン 通話分数は1台当たり50%と仮定 |
Hanacell プリペイドXプラン 通話分数は1台当たり50%と仮定 |
0分 全く使用しない月 |
$12.00プラス税 | $19.98 | $0.00 |
10分 | $15.00プラス税 | $19.98 | $2.70 |
30分 | $15.00プラス税 | $19.98 | $8.10 |
40分 | $15.00プラス税 | $19.98 | $10.80 |
50分 | $15.00プラス税 | $19.98 | $13.50 |
100分 | $15.00プラス税 | $25.00 | $27.00 |
200分 | $21.00プラス税 | $50.00 | $54.00 |
■ 4台加入の場合
4台で月の通話総分数 | Ting | Hanacell 月$9.99プラン 通話分数は1台当たり25%と仮定 |
Hanacell プリペイドXプラン 通話分数は1台当たり25%と仮定 |
0分 全く使用しない月 |
$24.00プラス税 | $39.96 | $0.00 |
10分 | $27.00プラス税 | $39.96 | $2.70 |
30分 | $27.00プラス税 | $39.96 | $8.10 |
40分 | $27.00プラス税 | $39.96 | $10.80 |
50分 | $27.00プラス税 | $39.96 | $13.50 |
100分 | $27.00プラス税 | $39.96 | $27.00 |
200分 | $33.00プラス税 | $50.00 | $54.00 |
同様にSMSテキストメッセージも、加入携帯の総使用数に応じて、
● 全く使用しない月$0、
● 100通まで$3、
● 1000通まで$5、
● 2000通まで$8、
● 4000通まで$11、
● 6000通分まで$14、
● 6000通以上は1通当たり$0.0025
と成り、国際テキスト発信を含みます。
Hanacellと違ってデータアクセス料金もリーズナブルで、しかも加入した複数の携帯で共有できます。
月の総バイト使用量 | Ting | Hanacell 月$9.99プラン | Hanacell プリペイドXプラン |
0バイト 全く使用しない月 |
$0.00 | $0.00 | $0.00 |
100メガバイト | $3.00 | $102.40 | $102.40 |
500メガバイト | $13.00 | $512.00 | $512.00 |
1000メガバイト | $24.00 | $1024.00 | $1024.00 |
2000メガバイト | $42.00 | $2048.00 | $2048.00 |
3000メガバイト | $60.00 | $3072.00 | $3072.00 |
超過分 | $0.0225/1MB | $0.001/1KB ($1.024/1MB) |
$0.001/1KB ($1.024/1MB) |
しかも、Tingは、4G WiMax対応アンドロイド携帯/ポケットWiFiも提供しています。
回線はSprintの回線(CDMA2000)を使用しており、そのためにSIMはありません。(LTE対応機種は、SIMを使用します。)W-CDMA/GFSM携帯や、SIMフリー携帯も、Tingでは使用できません。
Tingでは今日から最新版LTE対応Galaxy S3も販売しています。(キャリアの契約割引が無いため、高い【$529】ですが・・・)
契約形態は「プリペイド(ただし、超過分や過少使用分は、翌月の料金で調整)」なので、いつでも無料で解約可能です。
実際、解約も全てインターネットでTingのウェブサイトからで可能です。
そして、クレジットカード/デビットカードさえ登録すれば、ソーシャルセキュリティー番号も不要です。
アメリカでの超低価格プリペイド携帯サービスを探している方で、特に通話が主な使用で、その通話も非常時の使用で、かつ、家族や友達で1~20台までの共同加入が出来る方は、Tingも考慮の対象として値するでしょう。