アメリカ、最初の商用の潮流発電を、この夏に開始


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カリフォルニア州の再生可能エネルギー発電が20%を超えたニュースを昨日お知らせしましたが、
カリフォルニア州3大電力発電企業の発電量の20%は、再生可能エネルギーから – 2012年8月2日
関連する内容として少し前に見たニュースを、今更ながらお伝えします。

それは、アメリカで初めての商用の「潮流発電」がこの夏(2012年)、メイン州コブスコック湾(Cobscook Bay)に設置されるということです。
US launches first commercial tidal power project this summer, Maine to reap moon’s gravitational benefits – 2012年7月25日
アメリカ合衆国エネルギー省プレスリリース:Maine Deploys First U.S. Commercial, Grid-Connected Tidal Energy Project – 2012年7月24日


 

このプロジェクトは、国(エネルギー省)が1000万ドルの投資をしたORPC、Ocean Renewable Power Companyが開発したTidGen Power Systemを使用するもので、
ORPC’s TidGen™ Power System
メイン州イーストポート(Eastport)の沖、海底15~30メートルにタービンを沈め、満潮・干潮時にコブスコック湾の入り口に流れる1000億トンの海水の力でタービンを回転させて発電するものです。

 

最初の段階では、一般家庭75~100軒分の電力が発電できると期待されています。
そして、最終的には3メガワット(3000キロワット)の発電で、1000軒分の電力供給を生成できると期待されています。

日本でも関門海峡に潮流発電装置を建設する計画があるそうですが、新しいエネルギー資源として潮流を使う技術も、これから進んでくるのでしょうか。



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