Sprint、iPhone 6/6 Plusをレンタル提供
Sprintは、iPhone 6/6Plusを顧客が「購入する」のではなく、顧客に「レンタル」する提供モデル「iPhone for Life Plan」を開始します。
Sprint版 iPhone 6 (16GB)は、以下の4つの選択肢から所有(使用)できます。
1.定価で購入 (iPhone 6 16GBモデルは、$649プラス消費税)
2.2年契約割引で購入 (iPhone 6 16GBモデルは、$199.99プラス消費税)
3.定価で購入、24ヶ月分割払い。 (購入時に消費税分を支払い。残りは月$30で24ヶ月払い)
4.レンタル、レンタル料月$20、(使用者に所有権は無い。)24ヶ月ごとに新iPhoneに機種変更可能。(高メモリーモデルと、6 Plusは、レンタル料は$20より高い。)
「レンタル」するメリットとしては、
- 消費税を支払う必要が無いこと。
- 毎月の支払いが、分割払いに比べて安いこと。
が挙げられます。また、「レンタル」した場合には、24ヶ月ごとに新しいiPhoneに機種変できます。
さらに、iPhone 6/6 plus用の特別通信料プランも提供開始します。
新iPhone専用プランは、
- カケ放題、テキストし放題、データ無制限で、月$50
これは、T-Mobile USの同等サービス、月$80よりも$30安くなります。また、先月(2014年8月)18日に発表した一回線プランの「月$60で、カケ放題、テキストし放題、データ無制限」よりも月に$10安くなります。
Sprintの1回線加入者用、新「月$60プラン」に関して – 2014年8月24日
(注:T-Mobile USはテザリングが5GBまで可能です。Sprintのこのプランでのテザリングの可・不可と、追加料金の有無は、あとで調べます。)
つまり、Sprintで「iPhone 6 16GBをレンタルして、iPhone 6/6plus専用プランに加入」すれば、初期費用ゼロ、かつ、月$70(プラス、通信料$50に対する諸税約13-14%)でiPhoneを使用できます。
このプランが、Sprint新会長のMarcelo Claure氏が就任初日の2014年8月11日にAppleのTim Cook社長と会談した時にお願いした内容だったのですね!
【Re/Code】Sprint CEO Marcelo Claure on New iPhone-Only Rate Plans – 2014年8月24日
「日本の携帯電話料金は高くない」という主張を最近(個人的に)見かけるのですが、管理人さんはどう思われますか?
今回の記事を読む限りだと確かにアメリカは日本より高いかな?と感じました。
私は「日本のキャリアは余り通信しない人からも7000円以上取るので歪だ」と考えています。しかしこれはアメリカでも同じ状況なのでしょうか?
ただし、日本では一括0円機種にMNPをして毎月割を適用させればMNOでも安いプランを作ることが出来ました。しかしこれは情報を集める必要があり皆が皆出来ることではありません。
管理人さんはアメリカではプリペイドSIMが盛んという記事を書かれていますが、このプリペイドSIMは知る人ぞ知る扱いなのではなく当たり前のように使われる状況なのでしょうか?
質問が多くて多くて申し訳ありません。
管理人 返信:
2014年9月11日 10:40 AM
「アメリカ、スマホ・ポストペイド月通信料金、最低料金プラン比較(2014年8月17日現在)」
https://blogfromamerica.com/wp/?p=23728
参照。
使わない人は、月$40-$50で「国内通話し放題、テキストし放題、データ通信250MB~1GB(会社やプランによる)」で契約できますけど。ポストペイド契約の場合にはこれに諸税が13-14%かかるのが普通ですが、日本のように基本料金とかISP料とかはなく、税金以外は「月$40-$50」がすべてです。また、通話はもはや「国内通話し放題(かけ放題)」は当たり前であり、かつ、日本と違って、この料金にテキスト(ショートメール)し放題も含まれています。
したがって、最低料金に関してはアメリカのほうが日本よりも安いと思います。
問題は、AT&TとVerizonには「データ通信使い放題」が無いので、データのヘビーユーザーには日本よりも高く見えます。
そして、日本の方はAT&TとVerizonには「データ通信使い放題」が無いので、「アメリカにはデータ通信使い放題」が無いと思っています。
ところが、T-MobileとSprintはいまだにデータ通信使い放題プランがあります。その点を誤解しています。
そして、この記事の「月$50でカケ放題、テキストし放題、データ無制限」プランは、「月$50で、それ以外に追加料金は必要無く、アメリカ国内通話やテキスト(SMS、ショートメール)、データ通信がすべて使い放題」ですよ。日本の最近のプランよりも安いのでは?
アメリカのプリペイドSIM(プリペイド専門会社)のMetroPCSやCricketは、自社ショップやフランチャイズを展開し、いたるところにショップがあります。契約に来る人は、「プリペイドだから来る」のではなく、「安いから、または、本人確認や与信履歴が不要だから」来店します。そのようなショップでは、ポストペイド契約と同じように店員が手続きしてくれます。
SIMも家電量販店で販売されており、トップアップカードもどこでも(食品スーパーやドラッグストアでも)販売されており、当たり前のように使われています。
アメリカで最大のプリペイド会社のTracfoneグループは、一社で2500万人以上の契約者(回線数)を契約しています。(アメリカの人口は3億人強です。)8万店舗以上の店で販売しています。
日本と違ってアメリカではプリペイド契約は身分証明や本人確認を必要としないので、不法移民者なども簡単に契約できます。
ナナオA 返信:
2014年9月12日 10:33 PM
返信ありがとうございます。
確かに、無意識で月$40-$50に諸々追加料金が付くと考えていました。おっしゃる通り日本より安いですね。
私の母はスマホの端末代を払い終えているのですが、2年経って毎月割が切れたので月8000円近く取られています。月30分の無料通話付きのプランですが、データ通信は月に500MB前後しか使っていません。といってもWi-Fiで動画を見たりブラウザで検索したりはよくしています。スマホらしい使い方でも1GBあれば十分なのです。
私のようにキャリアメールを捨てて一括0円機種にMNPするならば毎月割で月3円にしたり3000円以下にしたりも出来ますが、これは時期とどこに住んでるかが大きいので大変です。
そして一括0円格安で使えるのが母のような大勢のユーザーが居るからなのは間違いなくて、本当に歪だと思います。やはり、日本の携帯料金は余りデータ通信しない多くのユーザーにとって高いですね。
プリペイドSIMを買うのにアメリカほど確認が要らないのも珍しいのではと思いますが少なくとも日本のMVNOより遥かに認知度が高いのですね。MVNOはdocomoで買った端末でなければ認識しない罠があるので(mineoはLTEのみ、SoftBankの実質MVNOであるワイモバイルはSoftBankに関係無くSIMフリー端末が必要)、元から流行りにくい傾向があるわけですが何よりキャリアメールしか受信しない層の多さは大きな足枷でしょう。