【コロラドスプリングス】海抜4302メートルのPikes Peakは、登山電車か車で登る





2018年春から運転休止中のコロラドスプリングスのパイクスピーク森林電車(Pike Peak Cog Railway)は、線路の整備と新しい車両を導入し、2021年に再開予定です。
https://www.pikes-peak.com/pikes-peak-cog-railway-closed/



Pikes Peak Cog Railway (パイクスピーク登山電車)は、126年の運行の歴史の後、線路と設備の老朽化が理由で運行の安全性が保証できないため、2018年春から「無期限運休」することになりました。
現在、海抜4302メートルのPikes Peakの頂上に上る方法は、自家用車かGray Line(グレイ・ライン)のツアー、または、距離7マイル(約11キロ)の登山道を4時間かけて登る、だけになりました。
【コロラドスプリングス】車かバイクで登る、Pikes Peak Highway - 2017年8月6日


コロラド州には標高14000フィート(4267メートル)以上の山が53ありますが、登山愛好家の人たちはこれらの山を「14ners(Fourteeners)」と称して、この53の山頂を全て征服するのがゴールの人たちもいます。

そのうちのひとつ、Mt. Evansは頂上から46メートル(標高差)下まで一気に車で行けることは、紹介しました。
【コロラド】海抜4350メートルのマウント・エバンス(Mt. Evans、Mount Evans)に車で登って、北アメリカ大陸の分水嶺を眺めよう。 – 2015年8月22日

実は、もうひとつ、山頂まで汗をかかずに、足も痛めずに行けてしまう14nersがあります。それは、コロラドスプリングスの西にそびえる標高14115フィート(4302m)のPikes Peakです。

1893年7月、Katharine Lee BatesさんがPikes Peakの頂上に立ち、そこから見渡す景色に心を打たれ、今では「第2のアメリカ国歌」とも言われる「America the Beautiful」を作詞した、と言われています。

このPikes Peakには、頂上そのものまで、
- 車
または
- 登山電車(Cog Railway)
のどちらかで登ることができます。

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iOS端末のiTunes同期用PC母艦を、別のPCに移す時の手順。(Windows編)




PC1台を24時間電源入れておくと月に$15くらい電気代を消費するみたいなので、サーバーをホスティングサービスに移したついでに、iOS端末の同期以外は殆ど使わなくなった「家族共用PC」のiTunesのコンテンツを筆者のPCに移動することにしました。

iTunes同期用PC母艦を移動した他の理由は、
 - このPCはWindows Vistaなのだが、iTunesの最新版12.2.2はWindows Vistaには対応していないことがわかった
 - 共有PCはテレビを観るファミリールームに置いてあり、TVを観ながら色々な情報をチェックするときにも使っていたのだが、最近はスマホやiPadでその目的が満たされる
もあり、ファミリールームにPCを置く必要が無くなってしまった・・・と言うこともあります。

以下、iTunesのコンテンツを移動した際の作業の「覚え書き」です。全ての記録を細かく取っていなかったので、正確ではない点、曖昧な点、もあると思います。

参考程度にとどめて置いてください。

勿論、当然、iTunes移行先の新しいPCにも、最新版のiTunesは既にインストールされていると仮定します。

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【コロラド】海抜4350メートルのマウント・エバンス(Mt. Evans、Mount Evans)に車で登って、北アメリカ大陸の分水嶺を眺めよう。




デンバー市より西へ直線距離で35マイル(56キロ)に位置するマウント・エバンス(Mt. Evans、Mount Evans)山は、晴れた日はデンバー市内からもくっきり見え、また、夏は「ほぼ」頂上まで車で到達できます。
頂上の高さは14271フィート(4350メートル)。舗装道路は夏の間(例年、5月末のメモリアルデーから10月第一週の週末まで。Summit Lakeから上は9月のLabor Day週末の翌日には閉鎖されます。)だけオープンし、頂上付近の駐車場は標高14120フォート(4304メートル)地点にあります。あと46メートル(標高です。距離ではありませんよ。)を徒歩で登れば、頂上に立てます。

* デンバー市内の高層ビルから見たMt. Evans。手前にはNFLのデンバー・ブロンコスのホーム球場(Sports Authority Field at Mile High)が写っています。

もともとはデンバー市とデンバー郡が共同で舗装道路を建設したのがきっかけ。(完成は1930年。)1980年代までは無料でしたが、現在は連邦森林サービス(Forrest Service)も共同管理に加わり、入場料(車一台当たり$10 $15)を料金所ゲートで徴収しています。ただし、アメリカ国立公園の年間パス、シニアパス保持者は追加料金無しで入園できます。

1971年から毎年6月に、海抜3230メートルのEcho Lakeから、海抜4304メートルの頂上駐車場まで14.5マイル(23.2キロメートル)を走るレース、Mt. Evans Ascentがあります。
優勝者はこの距離と高度を大体2時間前後で走破しています。日本の高橋尚子選手は2008年のレースで2時間6分22秒のコースレコードを達成しましたが、彼女の記録は2年後には破られています。
【Racing Underground】Mt. Evans Ascent : America’s Highest Road Race

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ロッキー山脈国立公園(Rocky Mountain National Park)、行き方、楽しみ方




夏のシーズンも終わりころになってしまいましたが、これからロッキー山脈国立公園はアスペンの葉が黄色に変って黄葉の季節です。(コロラドに紅葉はありません。黄葉です!)
遅ればせながら、ロッキー山脈国立公園のご案内をします。


■1.行き方、所要時間

まずはロッキーマウンテン国立公園(Rocky Mountain National Park)の入り口の町であるEstes Park(エステス・パーク、標高7522フィート、2293メートル)を目指して行きます。

1.デンバー国際空港から

空港からは車で片道約75マイル(120キロ)、1時間30分~2時間の運転時間を要します。
(1)空港敷地内から出たら、右車線からNorthWest Parkway(有料道路)へ右に入り、Fort Collins方面へ進みます。有料道路利用料金$3.45×2=$6.90(License Plate Toll)が課金されます。
途中で出口を右車線から出て、I-25 北向きに移ります。
途中のExit 243(出口243)へ右車線から出て、左折してコロラド66号線へ移り、Lyonsの町(村?)を通り、蛇行した山道に入り、Estes Parkへ進みます。

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コロラド州の有料高速道路と、レンターカーの場合の料金支払い方法




コロラド州の有料高速道路と、レンタカーの場合の料金支払いのシステムを書きます。

コロラド州には以下の有料道路があります。
1.Northwest Parkway:US36のFlatiron Crossingショッピングセンター出口付近と、I-25の間。(地図中、赤色)
2.E470:I-25のThornton付近と、デンバーメトロを大きく東半周して、I-25のLoneTree付近の間。(地図中、えんじ色)

さらに、ラッシュ時の混雑を緩和するために、以下の区間にカープールレーン(HOVレーン)および有料レーンが設けられています。
3.I-70の山間部、アイダホスプリングス(Idaho Springs)とEmpireの間(スキーシーズン、キャンプシーズンの週末などの混雑回避用)(地図には示していません。)
4.US 36 BoulderとI-25の間(BoulderとLoiusvilleの間は現在工事中) (地図中、水色)
5.I-25/US-36の交差する地点と、デンバーダウンタウン20th Street出口の間。(ただし、午前中は南行きのみ許可、午後は北行きのみ許可です。)(地図中、水色)

なお、I-25のカープールレーン(HOVレーン)/有料優先レーンは、US36から北へ、E470との連結点まで延長される予定です。(地図中、水色点線)

* 地図中の矢印と金額は、有料道路(Northwest Parkway/E470)の料金チェックポイント(無人)の大体の位置と、そこを通過する際のLicense Plate Toll(非割引)料金。(2015年8月現在)

コロラドの有料高速道路は2009年以降、全て「無人」料金所と成っています。「車を止めて支払うような料金所」は一ヵ所もありません。全て、速度を落とさず、素通りすると、自動的に料金が課金されます。(開通当時は料金所はありましたが、その後、合理化・コスト削減のために現在の無人・無停止課金システムに変更されました。)

料金の支払い方は、

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Sprint、年末までに2年契約を廃止し、リース契約(と定価販売)に集中。




SprintのMarcelo Claure CEOは本日発表されたWall Street Journalとのインタビューで、Sprintは(2015年)年末までに端末割引/2年契約を完全廃止し、リース契約(と定価販売)に集中することを明かしました。
【Wall Street Hournal】Sprint to Abandon Two-Year Contracts – 2015年8月17日
【Fierce Wireless】Sprint to abandon 2-year contracts by year-end, embrace leasing exclusively – 2015年8月17日

アメリカではT-Mobile USが2013年3月下旬より2年契約(端末割引)を完全廃止し、Verizonも2015年8月13日より新規契約者に対する2年契約/端末割引を廃止しています。

アメリカのキャリア各社は2年契約時の端末割引(iPhoneで1台当り$450)が各社の収支に大きく影響すると主張し、2年契約を廃止し、端末は定価で販売、必要な加入者は分割払い(無利子24ヶ月、または12ヶ月払い)で購入してもらう方法に移行しています。

残りのAT&Tも、直営店でのみ2年契約を(しばらく)継続することを発表しています。また、Verizonは既存2年契約者への次回買い替え時の2年契約(端末割引)は提供する予定であることは示唆していますが、いつまで続くかはわかりません。

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AT&TプリペイドGoPhoneが、月$60プランでカナダ/メキシコ データ通信ローミングを無料に。




AT&Tは本日発表し、
【AT&T】GoPhone Customers Also Get Unlimited Talk and Text from the U.S. to Mexico and Canada Added Automatically With a $60 GoPhone Plan. – 2015年8月17日
今週末(20915年8月21日)よりプリペイドGoPhone月$60プラン加入者は、カナダ・メキシコでのデータ通信ローミングを無料で使えることになりました。データ通信量は月$60プランの容量である「月4GBまで高速通信」に含まれます。アメリカ国内では容量に達したあと、2G速度で使い放題か、1GB当り$10で高速通信を追加できます。(3GBまでのみ、追加可能という説もある。)容量達成後のカナダ・メキシコでの「2G速度で使い放題」が可能かどうかは、現時点で不明です。

また、通話は米国内からカナダ・メキシコの通話は無料・かけ放題ですが、逆(カナダからアメリカ、メキシコからアメリカ)やカナダ内・メキシコ内での通話に関しては、今日の発表では触れられていないので、現時点では不明です。

T-Mobile USが2015年7月15日からカナダ/メキシコ「放題」を開始してから、AT&T、Sprintもそれに対抗すべくプランで競争しています。特に、Sprintは無料カバーの範囲を他の中南米15ヵ国にも延長するなど、加入者獲得や維持に必死です。

AT&Tはこれまで「$55 US, Mexico & Canada Monthly Plan」(カナダ/メキシコでのデータ通信は追加$25)がありましたが、改定プランが実施されると、こっちのほうは存在意義が無くなり、廃止されるかもしれません。

改定プランの料金と比較は、
アメリカ/カナダ/メキシコの3ヵ国で使える、プリペイド携帯プラン – 2015年8月10日
に追加しましたので、参照してください。

T-Mobile US、Verizonに追従し、AT&Tもポストペイド共有データ通信プランを簡素化。一部、値下げ。




2015年8月7日に発表され、2015年8月13日から実施されたVerizonのポストペイド共有データ通信プラン簡素化
Verizon、新規ポストペイド契約のプランを来週2015年8月13日より変更、新規2年契約/本体割引を廃止。 – 2015年8月7日
を追従し、AT&Tもポストペイド共有データ通信プランを本日2015年8月15日から簡素化します(プラン数が少なくなります)。結果的に、一部、値下げになります。
【AT&T】AT&T Introduces New AT&T Mobile Share Value Plans – 2015年8月14日

既存加入者は、本日2015年8月15日よりAT&Tのアカウント管理画面や店舗などで、プラン変更が可能です。

以下、旧新プランの比較表です。

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Sprint、Open Worldプラン・アドオンで、T-Mobile US/AT&Tのポストペイド北米無料ローミングプランに対抗




先ほど、AT&TとT-Mobile USの(プリペイド携帯の)カナダ・メキシコローミングに関して記事を書いたばかりですが・・・

Sprintは本日、「Open World」プランを発表し、北米限定ではなく、北米・中米・南米を含む国際ローミングプランを発表しました。
このプランは「オプト・イン(Opt-In)」が必要ですが、プラン自体は無料で
 - カナダ・メキシコへの通話・テキストが無料
 - テキストは対象国へ無料
 - カナダ・メキシコ・ドミニカ共和国・アルゼンチン・ブラジル・チリ・コロンビア・コスタリカ・エルサルバドル・グアテマラ・ホンジュラス・ニカラグア・パナマ・パラグアイ国内「での」通話・テキスト、および、「から」の通話・テキストが無料
 - 上記17カ国で、月1GBまでのデータ通信(3G速度?)が無料 (追加データ通信は、1MB当り$0.029($30/GBレートを、1MB当りで課金))

と、無料ずくめ。対象既存プランも、新旧どのプラン加入者もOpen World追加可能、と寛大です。

まあ、加入者減が続いているSprintの思い切った手でしょうか?さすがに、フォトフレームやfonではもはや、というか、アメリカの新規顧客は釣れないようで・・・

また、Open Worldプランに加入すると、上記北米・中南米以外の国でも、日本・韓国・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・スペイン・スウェーデン・デンマーク・ドイツ・アイルランド・イタリア・ロシア・イスラエル・パレスチナ自治国へ旅行の際には、通話は1分$0.20、データ通信は1MB当り$0.029($30/GBレートを、1MB当りで課金)で課金されます。

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アメリカ/カナダ/メキシコの3ヵ国で使える、プリペイド携帯プラン




先月(2015年7月15日)、T-Mobile USが新Simple Choice(Simple Choice North America Plan)プランで、カナダ・メキシコでも追加料金無しでデータ通信が可能になりました。これは、プリペイドのSimple Choice North America Planにも適用されます。

また、AT&Tは昨年(2014年)11月ごろから「$55 US, Mexico & Canada Monthly Plan」を同社のプリペイドGoPhoneで提供しており、プラス$25でカナダ/メキシコのデータ通信が1GBまでローミング可能です。

今回は、一回の旅行でアメリカの他にカナダやメキシコにも旅行をする人のために、「アメリカ/カナダ/メキシコの3ヵ国で使える、プリペイド携帯プラン」をまとめてみます。

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