Sprintの1回線加入者用、新「月$60プラン」に関して


- Old Counter



時系列:
● 2014年8月18日(月)午前5時31分(東海岸時刻)、SprintがSprint Family Share Packを発表。目玉は、MNP転入者に対して、携帯10回線まで何回線でも月通信料金$100(2015年12月31日まで)。データ通信量は共有20GB、プラス1回線当たり2GB。
【Sprint】It’s a New Day for Data for American Consumers – 2014年8月18日

● 2014年8月21日(木)午前9時23分(東海岸時刻)、T-Mobile US CEOのJohn Legere(ジョン・レジャー氏)が、「Sprintの回線の質の悪いのに我慢してきた既存加入者が、月$100プランに加入できない。」ことを指摘して、T-Mobile USは既存Sprint加入者を救済する処置として、「Sprint加入者を紹介してMNPさせると、T-Mobile紹介者とSprint(またはAT&T、Verizon)からのMNP転入者の両方が、月$50のプランで1年間データ通信無制限を貰える」キャンペーンをウェブサイトで開始宣言。(既存のT-Mobile US Unlimited Dataプラン加入者は、1年間、月$10の割引。)
【T-Mobile US】Do’s & Don’ts for Un-carrier Wannabes – 2014年8月21日

● 2014年8月21日(木)午前11時52分(東海岸時刻)、Sprintが個人プラン(1回線加入プラン)、月$60でカケ放題・テキスト放題・データ使い放題の新プランを発表。T-Mobile USの通常の使い放題プランよりも2年で$480、『MNP救援作戦(プロモーション)』よりも年間で$120」安いことを強調。
【Sprint】It’s a New Day for Unlimited Data – 2014年8月21日

● 2014年8月21日(木)午後1時36分(東海岸時刻)、T-Mobile US CEOのJohn Legere(ジョン・レジャー氏)が、「T-Mobile USのプリペイドブランドのMetroPCSは、月$60で使い放題プランを既に提供していることを指摘。しかも、プリペイドなので、ポストペイド契約には追加される最大16%の連邦税・地方税はプリペイドには掛からないことも指摘。

● 2014年8月22日(金)、AT&TのプリペイドブランドのCricket Wirelessが、期間限定(2014年8月24日~2014年10月19日)で、T-Mobile USまたはMetroPCSからのMNP転入者に$100通信料割引を提供。
 - LTEのカバレッジの広さと、
 - (Sprintの月$60プラント違って)連邦税・地方税が掛からないこと(MetroPCSも同じ)、
 - ロイヤリティ(ポイント)制度で、新しいスマホが毎年無料
 - エントリーポイント(最低料金)は月$35から
が訴求ポイント。
Cricketのプランは
 - 月$40で、カケ放題・テキストし放題・データ通信500MBまでLTE速度(その後は128kbps以下の速度で使い放題。高速追加オプション有り。)。
 - 月$50で、カケ放題・テキストし放題・データ通信2.5GBまでLTE速度(その後は128kbps以下の速度で使い放題。高速追加オプション有り。)。
 - 月$60で、カケ放題・テキストし放題・データ通信5GBまでLTE速度(その後は128kbps以下の速度で使い放題。高速追加オプション有り。)。
毎月自動更新にすれば、更に月$5割引。
【Cricket Wireless】Top 5 Reasons T-Mobile and Metro PCS Customers Should Switch Now to Cricket Wireless – 2014年8月22日

“Sprintの1回線加入者用、新「月$60プラン」に関して” の続きを読む

Sprintの新プラン、Sprint Family Share Packの詳細解説。


- Old Counter



昨日発表されたSprintの新プラン、Sprint Family Share Packは、「10回線まで(何回線加入しても)、月$100で固定(プラス、連邦税・地方税)」というところが大きく注目されています(よね?)ですが・・・

条件がいっぱい付いているんですね・・・

実は、基になる基本料金表は、以下なんですね。

●1 共有データ容量料金
 - 600MBまで月$20
 - 2GBまで月$25
 - 4GBまで月$40
 - 8GBまで月$70
 - 12GBまで月$80
 - 16GBまで月$90
 - 20GBまで月$100
 - 32GBまで月$130
 - 40GBまで月$150
 - 60GBまで月$225
 - 使い放題は、提供無し

●2 端末ごとのプラン加入料金(携帯)・・・通話カケ放題・テキストし放題分だと思えば良い。
 - 契約期間束縛が無く、端末定価購入(分割払い有り)または持ち込みの場合で、600MB~16GBまでの共有データプラン加入契約の場合は、端末1台当たり月$25
 - 契約期間束縛が無く、端末定価購入(分割払い有り)または持ち込みの場合で、20GB以上の共有データプラン加入契約の場合は、端末1台当たり月$15
 - 2年契約で、端末割引購入の場合で、共有データプランの容量に関係無く、端末1台当たり月$40

●3 タブレットとモバイル・ルーター(ポケットWiFi)を追加する場合
 - タブレット、1台当たり月$10 
 - モバイル・ルーター(ポケットWiFi)、1台当たり月$20 

“Sprintの新プラン、Sprint Family Share Packの詳細解説。” の続きを読む

Verizonがポストペイド契約に「Single Line Plan」を提供開始


List
̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj
- Old Counter



最新のアメリカ3大携帯会社の価格競争です。(はい、Sprintは今のところ今回は価格競争に参加していません。何しろ、Sprintとしては、今の他社3社の価格改訂は「本質的な価格競争ではない。」とトップが主張していますから、こんな微々たる価格調整には参加したくないのでしょう。)

● 2014年3月7日、T-Mobileが最低プラン(月$50)のデータ通信容量を2014年3月23日から2倍の1GBにすると発表。中間Tier(月$60)も500MB増加で3GBまで高速へ。上位Tier(月$70)は無制限から5GB(5GB以上は2G速度で使い放題)に限定するも、$10値上げで(月$80で)高速無制限プランを追加。結果的に、最低プランと中間プランの容量拡大、無制限プランの値上げ。

● 2014年3月8日、AT&Tが2GBデータ通信プランを$15値下げして、$80から$65へ。(2年契約端末割引購入契約者は、2年束縛期間は$95から$80へ値下げ。)

これに対するVerizonの対抗策は、本日発表の・・・
● 2014年3月13日、Verizonは毎月1GB~2GBデータ通信を使用する加入者へ、これまでの共有プラントは別に新たに「Single Line Plan」を提供開始し、契約束縛無し(端末定価購入、または、持ち込み)で月$60(1GB)または$75(2GB)。端末の支払いを24か月分割払いにすると、通信料が更に$10割引されて月$50(1GB)または$65(2GB)になります。
【Verizon】New, Single Line Plan, Starting at $60 Monthly Access
「Single Line Plan」は一台加入のポストペイド契約で、この1GB/2GBのデータ通信量は他の携帯やiPad/タブレット/ポケットWiFiなどと共有することは出来ません。・・・あれ、Verizonはそういうプランは2年前に放棄したはずなのですが・・・

スマホブームも落ち着いてきて、また、LTE通信の使用できる地域が増え、一般ユーザーでも毎月500MBから2GBの高速データ通信を使うようになり、この使用量帯域のユーザーを対象に現在、3大キャリアは価格競争を繰り広げております。

AT&Tポストペイド契約のプラン変更手順


List
̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj
- Old Counter



AT&Tポストペイド契約の変更をしました。

というのも、筆者が加入していたこれまでの旧プランは
● 通話が1ヶ月450分まで$39.99(未使用分数は翌6ヶ月までCarry-overがある)
● テキストは1通当たり20セント(数ヶ月前に間違えて、「月$5で200通まで」プランを削除してしまった。そのプランは旧プランなので、キャンセル後は再加入できない。)
● データは$20で300MBまで、テザリング不可。
でしたが、久しぶりに調べてみると最新のデータ共有プラン(と言っても、筆者がAT&Tに加入している端末は1台のみ)でも毎月の料金は同じ($0.01高いが、無視できる範囲内。)で、
● 通話が使い放題
● テキストも使い放題
● データは$20で300MBまで、テザリング可
になるので、メリットがあると思ったのでした。

AT&TはVerizonと同じく、2013年10月25日からは加入端末数が1台でも「共有プラン(Mobile Share Value Plan)」に加入するしか選択が無くなりました。従来の通話定額プランの加入者も、プランを「共有プラン(Mobile Share Value Plan)」に変更すると、元のプランには戻れなくなります。

しかし、少なくとも最低加入プランを比較してみると、従来プランよりも共有プランの方がメリットがありますね。

  従来プラン 共有(Mobile Share Value)プラン
通話 国内は450分まで$39.99
未使用分は6ヶ月Carry-Over
使い放題
使い放題なので、Carry-over不要
SMSテキスト 国内宛が1通$0.20 国内・国際使い放題
データ通信 300MBまで
テザリング不可
300MBまで
テザリング可
料金(税抜き) $59.99 $60.00

オンライン・アカウント管理サイトへのログインIDとパスワードを作っておけば、プラン変更はいつでも簡単に出来ます。

“AT&Tポストペイド契約のプラン変更手順” の続きを読む

アメリカのポストペイド携帯契約料金、各社比較


List
̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj
- Old Counter



最近、アメリカ4台携帯各社のプランが頻繁に変わるので、追いついていけませんよね。
アメリカのポストペイド携帯契約を再調査したので、
アメリカでiPhoneをポストペイド加入する場合の料金 – 2011年1月14日 【最終編集日:2014年3月12日】

その料金を表にして4社比較したいと思います。

■ スマートフォン、月最低料金プラン

キャリア プラン名 条件 毎月の料金総額(税抜き) 通話 テキスト(SMS、MMS) データ通信 テザリング その他、特徴
AT&T Mobile Share Value Plan 2年契約
端末割引有り(iPhoneは$450)
早期解約料$325-$10x契約継続月数
$60 アメリカ国内使い放題
国際電話発信のみ追加料金
国内・国外宛は使い放題 300MBまで
超過料金は300MB当たり$20
AT&T公衆WiFi無料
国際データローミング
国際LTEデータローミング
AT&T Mobile Share Value Plan 契約束縛無し(No Contract Option)
端末定価購入
または
端末持込
早期解約料、無し
$45 アメリカ国内使い放題
国際電話発信のみ追加料金
国内・国外宛は使い放題 300MBまで
超過料金は300MB当たり$20
AT&T公衆WiFi無料
国際データローミング
国際LTEデータローミング
AT&T Next Plan 契約束縛無し(No Contract Option)
端末定価購入
端末代20ヶ月または26ヶ月分割払い
早期解約料、無し(残債を支払う)
$45
+端末分割料金
アメリカ国内使い放題
国際電話発信のみ追加料金
国内・国外宛は使い放題 300MBまで
超過料金は300MB当たり$20
AT&T公衆WiFi無料
国際データローミング
国際LTEデータローミング
Verizon More Everything Plan 2年契約
端末割引有り(iPhoneは$450)
早期解約料$350-$10x契約継続月数
$55 アメリカ国内使い放題
国際電話発信のみ追加料金
国内・国外宛は使い放題 250MBまで
超過料金は250MB当たり$15
国際データローミングは高い
Verizon More Everything Plan Month-to-Month契約
端末定価購入
または
端末持込
早期解約料、無し
$55 アメリカ国内使い放題
国際電話発信のみ追加料金
国内・国外宛は使い放題 250MBまで
超過料金は250MB当たり$15
国際データローミングは高い
Verizon More Everything Plan
+ Edge
契約束縛無し
端末定価購入
24ヶ月分割払い
早期解約料、無し(残債を支払う)
$45
+端末分割料金
アメリカ国内使い放題
国際電話発信のみ追加料金
国内・国外宛は使い放題 250MBまで
超過料金は250MB当たり$15
国際データローミングは高い
Verizon Single Line Plan 契約束縛無し(No Contract Option)
端末定価購入
または
端末持込
早期解約料、無し
$60 アメリカ国内使い放題
国際電話発信のみ追加料金
国内・国外宛は使い放題 1GBまで
超過料金は500MB当たり$15
国際データローミングは高い
Verizon Single Line Plan
+ Edge
契約束縛無し
端末定価購入
24ヶ月分割払い
早期解約料、無し(残債を支払う)
$50
+端末分割料金
アメリカ国内使い放題
国際電話発信のみ追加料金
国内・国外宛は使い放題 1GBまで
超過料金は500MB当たり$15
国際データローミングは高い
Sprint Unlimited, My Way Plan 2年契約
端末割引有り(iPhoneは$450)
早期解約料最大$350
$70 アメリカ国内使い放題
国際電話発信のみ追加料金
国内宛は使い放題 1GBまで
超過料金は1MBあたり$0.05
追加料金$10 国際データローミングは高い
Sprint Framily Plan 契約束縛無し
端末定価購入
または
端末持込
早期解約料、無し
$55 アメリカ国内使い放題
国際電話発信のみ追加料金
国内宛は使い放題 1GBまで
超過料金は(不明)
(不明) 国際データローミングは高い
Sprint Framily Plan
+ Sprint Easy Pay
契約束縛無し
端末定価購入
24ヶ月分割払い
早期解約料、無し(残債を支払う)
$55
+端末分割料金
アメリカ国内使い放題
国際電話発信のみ追加料金
国内宛は使い放題 1GBまで
超過料金は(不明)
(不明) 国際データローミングは高い
T-Mobile US Simple Choice 契約束縛無し
端末定価購入
または
端末持込
早期解約料、無し
$50 アメリカ国内使い放題
国際電話発信のみ追加料金
国内・国外宛は使い放題 1GBまで
1GBを超えると2G即速度で使い放題
国際データローミングは2G速度で無制限で無料。
追加料金で3G速度で使用可。
T-Mobile US Simple Choice
+ Jump
契約束縛無し
端末定価購入
24ヶ月分割払い
早期解約料、無し(残債を支払う)
$50
+端末分割料金
アメリカ国内使い放題
国際電話発信のみ追加料金
国内・国外宛は使い放題 1GBまで
1GBを超えると2G即速度で使い放題
国際データローミングは2G速度で無制限で無料。
追加料金で3G速度で使用可。

“アメリカのポストペイド携帯契約料金、各社比較” の続きを読む

AT&T新規ポストペイド契約が、共有データプラン(Mobile Share Plan)一択になる


List
̃Gg[͂ĂȃubN}[Nɒlj
- Old Counter



AT&Tは今年2013年8月23日より、Verizonに対抗してデータ通信バイト数を複数端末で共有できる共有データプラン、Mobile Share Planをポストペイド契約に提供開始しました。しかし、Verizonと違って、AT&Tは従来の月の無料通話分数三段階プラン(「Voice, Data & Messaging」プラン)も、別途並行して提供を続けていました。
「Voice, Data & Messaging」プランでは、加入者は次の三段階の無料通話分数が選べます。
● 月$39.99で、月450分まで通話無料、未使用分数は6ヶ月まで繰り越し可能。(Roll Overプラン)
● 月$59.99で、月900分まで通話無料、未使用分数は6ヶ月まで繰り越し可能。(Roll Overプラン)
● 月$69.99で、通話使い放題
これにテキストプラン
● Pay-per-useで、SMS 1通あたり$0.20、MMS 1通あたり$0.30
● 月$20でSMS/MMS使い放題
と、データプラン
● 月300MBまで$20.00、超過分は300MBごとに$20.00
● 月3GBまで$30.00、超過分は1GBごとに$10.00
● 月5GBまで$50.00、超過分は1GBごとに$10.00
を選択追加して、加入します。

これが2013年10月25日より、新規加入者には「Voice, Data & Messaging」プランが廃止となり、Verizonと同じく選択肢は「Mobile Share Plan」のみになります。
新規加入者は、1台加入する場合にも、「Mobile Share Plan」への加入が必須になります。
※ データ通信/テキスト不要のフィーチャーフォンへのみ、「月$39.99、450分まで無料通話」プランが提供されます。

“AT&T新規ポストペイド契約が、共有データプラン(Mobile Share Plan)一択になる” の続きを読む