AT&T、盗難携帯のアクティベーションを禁止する処置を今週から開始すると発表


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今年(2012年)4月に、アメリカ連邦通信委員会(FCC)の勧告により、アメリカ4大携帯会社が盗難携帯のデータベースを作成することになりましたが、
アメリカ4大キャリアが米政府の要請に応じて、盗難携帯のデータベース作成に協力 – 2012年4月11日
AT&Tはこれに基づき、今週から盗難携帯はAT&T回線ではアクティベートできないようにする、と発表しました。
AT&T to Start Blocking Stolen Cellphones This Week – 2012年7月9日

スマートフォンの普及に伴い、高価なスマートフォンの盗難が増えてきているため、このような対策が必要とされてきました。

CDMA携帯は従来からアクティベーション時に本体のシリアル番号(ESN、または、MEID番号)をキャリアサーバーに登録する必要があるため、CDMAキャリアのVerizonとSprintは既に「盗難された」と報告された携帯の再アクティベーションは以前からできないようになっています。

しかし、SIMを使用するタイプのGSM/W-CDMAキャリアであるAT&TやT-Mobile USAの場合、通信契約時(SIMアクティベーション時)に本体のシリアル番号(IMEI番号)はこれまでは大きな意味を持っておらず、詳細にチェックもされていなかったのが現状です。

FCCの勧告により、今後はAT&Tでも携帯のアクティベーション時にIMEI番号チェックが厳しくなり、盗難報告をされている携帯の再アクティベーションがAT&T回線ではできなくなります。

また、2012年末までにはアメリカ各キャリアの盗難携帯データベースは統合され、キャリア間で情報が共有されるようになるため、AT&Tで盗難報告された携帯は、T-Mobileでもアクティベートできなくなります。

今後、中古携帯をeBayなどで購入する場合は、特に注意が必要となります。



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