アメリカで使える日本のSIMフリー/SIMロック解除済みスマホ/ポケットWiFi、一般論


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明日ぐらいに、今年の夏休みのアメリカ旅行/出張向け、携帯/データ通信お勧め記事を書こうと思っています。
仮題、「夏休みアメリカ旅行の通信対策(2014年夏編)」。

しかし、今夜は中途半端に疲れており、脳の働きが鮮明ではないのに、なかなか眠れないので・・・・そのときに書こうと思った内容のひとつを、ちょっとだけ注意事項として書きます。

最近、「『私の携帯』『私のポケットWiFi』アメリカで使えますか?  ZIP SIM(旧Ready SIM)で使えますか?」という質問がDMでも多いです。機種は違うものの、何度も同じ回答を書いているような気がします。

そこで、簡単に「原則ルール」を書きます。

まず、最初に頭の中に叩き込んで欲しい、鉄則: 
■ 北米3国(アメリカ、カナダ、メキシコ)は、日本・アジア・豪州・欧州を含む「北米以外の国々」と、携帯で使用されている周波数が違います。
アメリカのキャリアの周波数に関しては、
アメリカの携帯電話会社と通信方式・周波数 – 2010年12月1日
参照。

※ ここ2年ぐらいの「LTEを含む携帯通信の周波数再編成の動き」の中で、北米3国の中でカナダだけは、陸続き隣国のアメリカの周波数に合わせるだけでなく、英連邦同盟国であるイギリスや他のヨーロッパの国ともLTE周波数を共有する動きにあります。

したがって、日本独自のフィーチャーフォン、スマホ(アンドロイド携帯)、ポケットWiFiをアメリカで使用する場合には、そのほとんどは周波数的に利用制限があります。
以下、その利用制限です。

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SprintとT-Mobile USが合併しても、サービスエリアはそれほど広くならない。


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本日のNew York Times誌(オンライン)とPC Magazine誌(オンライン)は、Mosaik SolutionsによるSprintとT-Mobile US両者のサービスエリア地図を取り上げ、「2社が合併しても、サービスエリアはそれほど広くならない」と報告しています。
【New York Times】What a Merged Sprint and T-Mobile Would Look Like – 2014年6月9日
【PC Magazine】Map Reveals How Sprint/T-Mobile Merger Wouldn’t Expand Coverage – 2014年6月9日

下の地図を見て判るように、濃い紫色は2社の携帯サービスが重複しているところ、黄土色はSprintのみ、ピンクはT-Mobile USのみ、のエリアです。
大都市では重複しているところが多く、これらの都市ではVerizon、AT&T、Sprint、T-Mobile US」の4社選択が、合併によって3社選択に減ります。
ワイオミング州、モンタナ州、ノースダコタ、サウスダコタ、ネブラスカ州では、ほとんどカバーされていません。
アラスカ州ではSprintもT-Mobile USもどちらもサービスしておらず、現地の地域電波かAT&Tの電波にローミングしています。

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