Sprintは本日2013年10月29日、同社のLTEサービス地域を45都市追加し、230都市に増えたことを発表しました。
相変わらず基地局間のバックボーンの高速化工事に時間を取られて、なかなかLTE拡張が進まないSprintですが、今回のLTEエリア拡張で南カリフォルニアのSanta Ana/Anaheim地域が追加されたほか、ニューヨーク市ではこれまでのBrooklynとBronxに加え、Manhattan、Queens、Staten Islandの一部でもSprint LTEサービスが開始されました。
これでSprintのLTEは大都市では、
Atlanta
Boston
Dallas
Houston
Los Angeles、Santa Ana/Anaheim
Miami
San Juan (Puerto Rico)
New York City
が(やっと)カバーされました。
Sprint Press Release:
【Sprint】Sprint Expands LTE Coverage Map and Turns on More 4G LTE Markets – 2013年10月29日
Sprintは2013年年末にアメリカの人口の約3分の2にあたる2億人をカバーする予定ですが、あと2ヶ月ではかなり難しいかも・・・
Sprintよりも後発でLTEサービスを開始したT-Mobile USは、既に233都市/2億200万人をカバーしています。
メキシコ資本América Móvilのアメリカ現地法人であるTracfoneグループは、先週末(2013年10月25日)に2013年第3四半期の業績結果を発表しました。
TracFone adds just 5,000 subs in Q3 as subscriber growth grinds to a halt – 2013年10月25日
この中でTracfoneは、2013年7~9月期の加入者純増が5000回線に留まったことを発表しました。
前年(2012年)同期の加入者純増は、30万2000回線でした。
前々年(2011年)同期は、51万5000回線でした。
それでもTracfoneグループ(Tracfone、Net10、Straightalk、Simple Mobile、SafeLink Wireless、Telcel América)は、2013年9月末現在の総加入者数は2304万回線で、アメリカで一番加入者の多いMVNOです。Tracfoneは現在、VerizonのMVNOであるPagePlusの買収手続きを進めており、これが完了すると約140万人の加入者が増えます。
Tracfoneグループは今年(2013年)4月以降、長期休眠加入者の強制解約を進めており、約19万人の加入者を帳簿上、「整理」しました。これを考慮したとしても、今期の加入者純増の激減は著しいものがあります。
TracfoneグループはNet10を筆頭に2011年秋から格安アンドロイドスマートフォンの販売を行い、2012年2月初めからは「SIMだけ販売」で月$50(Net10)または$45(StraightTalk)の「通話・テキスト・データ通信(トリプル)使い放題」格安月極めプリペイドプランで加入者を急増させていました。しかし、ここに来て、その増加に歯止めが掛かってしまいました。
考えられる理由は・・・
1.初期のSprint回線を使用したスマートフォンデータ通信サービスが、ユーザーの期待に応えられなかった(Sprintの当時の3Gデータ通信速度が遅かった)こと。(のちに、Tracfoneはスマートフォン回線をVerizonに変更しています。)
2.あまりにも格安「3Gデータ通信使い放題」プランが急激にポピュラーとなって加入者が増え、回線キャリアとのトラブルが発生し、Net10/StraightTalkの「データ通信使い放題」が、最近になって「使用データバイト数制限/速度制限」が付いたこと。
3.トラブル時のカスタマーサービス対応への不満が多かったこと。
というTracfoneグループそのものに起因する要因以外に、
4.昨年下旬から今年に入って、キャリア(特にAT&T、T-Mobile)のプリペイドプランが安くなってきて、格安MVNOのプラン料金に接近してきたこと。
5.キャリアのプリペイドプラン(特にAT&TとT-Mobile。地域によってはSprintのプリペイド子会社であるVirgin Mobile USAとBoost Mobile)が、LTE対応になったこと。
という外部からの競争要因によって、プリペイド加入者がTracfoneグループなどのMVNOから、キャリアのプリペイドプランに移っている傾向を反映していると、筆者は推測します。
ただし、TracfoneグループのARPU(1加入回線あたりの平均売り上げ)は、1ヶ月$18(2012年第3四半期)から$20(2013年第3四半期)に増えています。
データ通信を含む携帯プランの売り上げは増えており、前年比50%増。総売上のうちデータ通信売上は42.5%と、半分近くに増えています。
(Tracfoneは、モバイルデータ通信専用プランや端末は、現在のところ販売していません。)
今後、Tracfoneグループがどのようにキャリアのプリペイドユーザーを引き込んで行くのか、動きが注目されます。
iPad Airは今週金曜日の2013年11月1日より発売され、店舗は各地ローカル時刻で午前8時に開店します。
MacRumorsと9to5Macによれば、
【MacRumors】iPad Air Supplies Expected to Be Plentiful at Launch With In-Store Pickup Available – 2013年10月28日
【9to5Mac】Apple to start offering Personal Pickup for iPad Air on Nov. 1 launch date – 2013年10月28日
iPad Airはアップル・オンラインでは2013年11月1日午前0時(太平洋時刻)に注文受付が始まりますが、同時に(店頭在庫数がある限り)当日の店頭ピックアップを指定出来るということです。
もちろんこれはアメリカ国内のアップルストアでの話であり、また、噂の段階であって、アップルの公式発表があったわけではありません。
しかし、一日も早くiPad Airを手にしたい人は、未明に注文し、店が開いたらピックアップ、と言う事が出来るかもしれません。
さらに、MacRumorsも9to5Macも、iPad Mini with Retina Displayのアップル・オンラインストアでの予約注文が、2013年11月1日より始まる可能性もある、と報道しています。
どちらも噂ですが、11月1日未明にオンライン注文する予定の人は、オンライン画面の表記に注意してください。
iPad Airオンライン注文受付開始 |
太平洋時間:2013年11月1日午前零時1分 山岳時間:2013年11月1日午前1時1分 中央時間:2013年11月1日午前2時1分 東海岸時間:2013年11月1日午前3時1分 ハワイ時間:2013年10月31日午後9時1分 アップル日本(オンライン)日本時間:2013年11月1日午後4時1分??? 未明 |
店頭販売開始 |
2013年11月1日午前8時(それぞれの現地時刻) |
購入の仕方・契約 |
アメリカではiPad Air/ipad Miniは全モデル共SIMフリーで、アップルストアでは通信契約が全く不要で購入出来ます。 購入後、キャリアの店舗を訪問せずに、iPad Air/iPad Mini本体から、いつでも必要な時に1ヶ月(以下)単位でクレジットカードでプリペイド通信契約が可能です。 |
各キャリアバージョンの違い |
● AT&T版は、AT&Tの未開通SIMが挿入されています。AT&T版は、Sprint/Verizonとは契約できないはずです。
● T-Mobile US版は、T-Mobile USの未開通SIMが挿入されています。T-Mobile US版は、Sprint/Verizonとは契約できないはずです。
● Verizon版は、Verizonの未開通SIMが挿入されています。Verizon版は、Sprintとは契約できないはずです。
● Sprint版は、Sprintの未開通SIMが挿入されています。Sprint版は、Verizonとは契約できないはずです。 |
筆者も初代から愛用しているディジタル・スマートペンのLivescribeが、第三世代のLivescribe 3を発売開始しました。
Livescribe 3はこれまでのLivescribeペンよりも細くなり、iPhone/iPad専用アプリ、Livescribe+と、Bluetoothを通して接続されます。(アンドロイド版は近日リリース。)
アプリにこれまでの機能の一部を追加することで、ペン自体が小型化されたようです。
逆に言うと、このLivescribe 3を使用するときには、必ずそばにiPhone/iPad(/近日、アンドロイド端末)が必要です。
しかし、リアルタイムに書いた内容がiPhone/iPad(/近日、アンドロイド端末)に反映されるのは、便利かも。
“Livescribe 3(第3世代)ディジタルペンは、Bluetooth接続” の続きを読む
Nexus 7 LTEをT-Mobile US SIMで使う方法です。
この方法は、T-Mobile USが、T-Mobile US用の「モバイル通信ポケットWiFi」「モバイル通信USBモデム」「モバイル通信タブレット端末」と認識している端末で、モバイル通信専用プランに加入する一般的な方法でもあります。
以前、
T-Mobileプリペイド・モバイル通信(webConnect / Mobile Broadband)用のSIM購入・アクティベート手順 – 2011年6月23日
として紹介した加入手順ですが、画面も新しくなり、また、プラン名も新しくなっています。
● 旧名:Prepaid webConnect サービス
● 現在使用されているサービス名:Prepaid Mobile Broadband、または、Pay-In-Advance Mobile Internetサービス
最近(2013年10月)、サービス内容(プラン料金)も新しくなり、また、先般発表されているように、iPad Air/iPad Mini with Retenia Displayが発売される2013年11月1日から、毎月無料で200MBまでデータ通信アクセス可能なプランが、これになるはずです。
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T-Mobile USが、プリペイド月極め携帯プラン(Pay By The Month)に限り、テザリング許可を再開した模様です。
AndroidCentralが2日前の2013年10月24日に最初にリポートした情報によると、
【AndroidCentral】Is T-Mobile starting to offer free tethering on prepaid plans? - 2013年10月24日
T-Mobile US「My Account」アプリを開くと、プリペイド加入者でもプランによってテザリング(Mobile Hotspot)の使用バイト数が表示されるようになったそうです。
T-Mobile USプリペイドのPC/ブラウザー画面でも、月$70プランで「Includes 2.5GB of Smartphone Mobile HotSpot (tethering) at no extra charge」と説明が加わっていますが、他の月$60、月$50には表示がありません。
“T-Mobile USがプリペイド月極め携帯プラン(Pay By The Month)で公式テザリング許可を再開(検証済)” の続きを読む
FireFox ZTE Openの端末OSアップデートファイルが、ZTEサイトで提供されています。
北米版は
【ZTE】SupportHome > Support > OPEN(American Standard)
ヨーロッパ版は
【ZTE】SupportHome > Support > OPEN(European Standard)
2013年9月下旬リリース分が、Firmwareアップデート v1.0.0B02。
2013年10月下旬リリース分の「DRV_PKG_ZTE_P752D04V1.0」は、Windowsドライバー。
“FireFox ZTE Openの端末アップデート手順、Windowsドライバーのインストール” の続きを読む