San Jose Mercury新聞の報道によれば、Los Altos市Historical Commission(歴史保護委員会)は月曜日深夜の委員会で、かねてから検討してきた「Steve Jobsの育った家を、歴史的資産に指定する」投票を行い、全員一致でこれを可決しました。
【San Jose Mercury】Steve Jobs house added as ‘historic resource’ – 2013年10月29日
【9to5Mac】Steve Jobs’ childhood home in Los Altos becomes protected historic site – 2013年10月29日
これにより、Steve Jobsが育って、最初のアップルコンピュータを車庫で組み立てた家が、そのままの形で残ることになります。
アメリカで歴史的資産に指定された建造物は、建物の概観を変えたり建て直しをする場合、建築許可申請が厳しくなり、元の外観を損ねないように規制が掛かります。
現在、このLos Altos市にある「Steve Jobsが育った家」は、Steve Jobsより2年後に同じく養女としてJobs家に引き取られた、(年齢的に)妹のPatricia Jobsが所有しています。
Steve Jobsの人生をテーマにした映画製作の発表が数週間前に発表されて、ニュースになりましたが、この映画のプロデューサーとのインタビューにより、更にもう少し詳しい内容がわかりました。
Interview: We chat with the producer of the upcoming Steve Jobs movie – 2012年4月14日
独立系映画会社の製作で、クランクインは5月、Steve Jobs役の主演はAshton Kutcher、公開は今年(2012年)第4四半期(10~12月)の予定です。映画の仮題は「Jobs: Get Inspired」で、Steve Jobsの1971年から2000年ごろまでの時代をテーマにします。
撮影は主にロスアンジェルス地域で行われるそうです。
(左:Ashton Kutcher、右:Steve Jobs)
ソニー映画もWalter Isaacson氏の伝記「Steve Jobs」を基にした映画を企画中ですが、封切りまで少なくとももう1~2年はかかる予定です。
先週、シリコンバレーへ出張の際、お昼ごろに時間が空いたので、現地に住んでいる人の案内でSteve Jobsの家に寄ってみました。
パロアルト市の住宅街のど真ん中で、特に豪邸宅でもなく、比較的質素な家でした。
とは言え、カリフォルニア州パルアルト市は付近の市に比べても不動産価格の高いところ。
持っていたiPhoneのZillowアプリ(アメリカ国内の不動産の市場価格を推定してくれるアプリで、GPSと連結しているので、自分が立っている場所の周囲の家の推定市場価格がわかる。)によれば、約300万ドル強(約3億円)の評価額。しかし、周囲の家も殆ど最低でもそのくらいなので、特に豪邸ではありません。
昔、オラクルの当時社長(現会長?)エリソン氏の家(パロアルト市の隣のメンローパーク)を訪問したことがあります。池があって、錦鯉が何十匹も泳いでいて、テニスコートもある家でした。
それに比べたら、スティーブ・ジョブ氏の家はかなり質素な家でした。
スティーブ・ジョブ氏が亡くなった直後はかなりの数の人が集まり、家の柵の外には花束などが置かれていたそうです。
私たちが行ったときには他に物好きな観光客(?)は居ませんでしたが、写真を撮ってうろうろしていると、私服の警備員が近寄って来ました。
特に「写真はダメ」とも、何とも、言われませんでしたが、彼の存在から、長居は出来ないような雰囲気でした。
こんな街中にあるスティーブ・ジョブ氏の家ですが、庭にはしっかり「りんごの木」が何本か植えられていたのが、印象的でした。
このりんごの品種は、何だろう?
マッキントッシュかな?
“【雑話】Steve Jobsの家には、りんごの木が植えてあった!” の続きを読む