2014年6月からの新Cricketプリペイド料金が漏洩


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AT&Tは現在、プリペイド携帯ブランドとして
● GoPhone
● AIO Wireless
の2つのブランドを持っています。これは、T-Mobile USの
● T-Mobile US プリペイドブランド(自社ブランド)
● GoSmartブランド
● MetroPCS
に対抗するためで、AIOブランドは月極めプリペイド契約しかなく、メインブランド(GoPhone)より月の通信料金を(サービス内容に比べて)安くしています。しかし、データ通信の最高速度に制限を設けたり、回線混雑時のデータ通信の優先度を低くしたりしています。

AT&Tは2014年3月14日にプリペイド携帯会社のLeap Wireless(Cricket Wireless)の買収を完了しましたが、2014年6月に既存のAIO WirelessブランドをCricketに吸収させることを既に発表しています。

このたび、AT&Tは既存のCricket独立系ディーラーに対して、その6月以降の新料金を説明したようで、その資料が漏洩しています。
【Prepaid Phone News】New Plans Coming to Cricket Will Look Familiar to Aio Customers – 2014年5月2日

これによると、新Cricketの料金は、以下のようになります。
2014年6月の何日から開始されるかは、わかっていません。

新Cricketプラン
2014年6月xx日より
既存GoPhoneプラン
月$25
国内通話・テキスト使い放題
データ通信不可
$25
国内通話250分まで・テキスト使い放題
データ通信は50MB/$5
または、フィーチャーフォンに限り5KB/$0.01
月$40
国内通話・テキスト使い放題
500MBまで”4G”(HSPA+で最高4Mbpsで速度制限)/LTE(最高8Mbpsで速度制限)
超過分は128Kbpsで使い放題
“4G”/LTE超過分は1GB/$10
月$40
国内通話500分まで・テキスト使い放題
500MBまで(速度制限無し)
超過分は100MB/$5
月$50
国内通話・テキスト使い放題
2.5GBまで”4G”(HSPA+で最高4Mbpsで速度制限)/LTE(最高8Mbpsで速度制限)
超過分は128Kbpsで使い放題
“4G”/LTE超過分は1GB/$10
 
月$60
国内通話・テキスト使い放題
5GBまで”4G”(HSPA+で最高4Mbpsで速度制限)/LTE(最高8Mbpsで速度制限)
超過分は128Kbpsで使い放題
“4G”/LTE超過分は1GB/$10
月$60
国内通話・テキスト使い放題
2.5GBまで(速度制限無し)
超過分は1GB/$10

注意:アメリカのGSMキャリアであるAT&TとT-Mobile USが”4G”と言う時には、「スーパー3G」のHSPA+(理論値ダウンロード最高速度21Mbps)またはDC-HSDPA(理論値ダウンロード最高速度42Mbps)のことを意味します。これらは通常、アメリカ以外では”3G”に含められます。AT&TとT-Mobile USがLTEを指す時には、”LTE”と明記します。
Sprintが”4G”と言う時には、WiMAXとLTEを意味します。
Verizonが”4G”と言う時には、LTEを意味します。

また、新Cricketプランでは、毎月の使用料を自動支払いにすると、月々$5の通信料金割引が得られます。

複数台契約する場合にはFamilyプランがあり、
● 2台目は月$10、
● 3台目は月$20、
● 4台目は月$30、
● 5台目は月$30、
の割引が得られるため、4台を月$40の500MBプランに加入すると、$40+$30+$20+$10=$100(1台平均$25)で加入できます。

さらに、これまでのAIO Wireless/現Cricketに無かったオプションとして、
● 月$40/$50/$60プランにはタブレットを無料(月$0)で追加でき、携帯加入したデータ通信の高速(3G/LTE)データ通信容量を、タブレットで共有して使用することが出来ます。

現Cricketで提供されている「無料音楽ダウンロードし放題」プランのMuve Musicが、新Cricketで継続して、または、形を変えて提供されるかどうかは、現在のところ不明です。

GoPhoneは「データ通信のパーフォーマンスを優先するユーザー向け」、Cricket/AIOは長期でプリペイド契約を安く考えている「倹約ユーザー向け」です。



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