アメリカ企業は企業内使用のタブレット端末に、iPad採用の傾向が更に強くなる。
2012年3月16日の今日、オーストラリア、日本など既に新iPad(第三世代)が発売開始になりましたが・・・
2日前の2012年3月13日、アメリカの調査会社ChangeWaveが企業のITバイヤー1604人に聞き取り調査した「企業のタブレット端末購入動向」の結果が発表されました。
Demand for New iPad Shakes Up Corporate Market – 2012年3月13日
これによると、3ヶ月ごとに行っている聞き取り調査の結果、「次期2012年第2 四半期にはタブレット端末を購入する」と答えたアメリカ企業のITバイヤーは、2012年2月現在、全体の22%(5社に一社)。
「購入する端末は、アップルiPad」と答えたのが、「タブレット端末を購入する」と答えたITバイヤーの84%に増えました。(3ヶ月前比7ポイント増。)
他のアンドロイドやブラックベリー端末の購入を予定するITバイヤーの割合は、3ヶ月前に比べて減っています。
企業のモバイル通信キャリアは、国際ローミングが格安のAT&Tが30%で、前期より1ポイント増。
米国内LTEが他社よりも充実しており、モバイル通信の速度の速いVerizonが29%で、これも前期より1ポイン増。
アメリカ4大ポストペイド携帯会社の中で唯一「ネット使い放題」プランのあるSprint、は大きく離されて3位です。
企業がアンドロイド端末よりもiPadを購入する理由は、使いやすさのみならず、OSの管理が単一(アンドロイド端末の場合は、メーカーによって違いが生じる)であることが挙げられます。
アップルは企業向けに「iPad管理ツール(Apple Configurator)」を2012年3月7日にリリースしています。(現在はMac版のみ。)
Apple Configurator - 英語
Apple Configurator - 日本語
アップル、新iPad発表の裏でひっそりと法人向けiPad管理ツールもリリース – 2012年3月8日