Koozoo:古い使っていないiPhoneで、リアルタイムカメラの24時間監視ネットワークをSNS構築する試み
静止写真:Instagram
6秒ビデオ:Vine
の次は・・・
あなたの古い、使っていないiPhoneやスマートフォンを、公共の場を監視するリアルタイム監視カメラとして設置し、それをネットで公開して共有しようと言う試み、Koozooが始まっています。
Koozoo turns any old iPhone into a 24/7 spycam – 2013年2月28日
アプリの「Koozoo」はAppStoreからダウンロードでき、それを使っていないiPhone(iPhone 3Gs以上。iPhone 3Gは、カメラが静止カメラ機能だけだからダメ。)にインストールして、iPhoneを24時間スパイカメラとしてネットに画像を公開できると言うもの。
ただし、撮影対象は「レストランや劇場の入り口(待ち時間や行列の長さを知るため)」、「道路や交差点(交通渋滞を知るため)」、「公園(混み具合を知るため)」「レストラン/オフィスなどの公共の建物の中(混み具合を知るため)」などの公共の場に限られています。そして、カメラを登録しても、Koozooのスタッフの検閲でネット公開が削除されることがあります。また、音は公開されません。
InstagramもVineも開始当初はアダルト/X-Rated素材が多く見られましたが、Koozooも同様な「寝室・トイレ・着替え室の実写」などの素材は許可しないことを、使用許諾で唱っています。
このリアルタイムカメラSNSに参加するカメラ設置者を増やすため、Koozooは希望者には窓のガラスにiPhoneを装着する吸盤を無料で配布しています。
閲覧するのも(手元のiPhoneの)同じKoozooアプリで、地図やカメラリストから見たいリアルタイムカメラをクリックすると、
リアルタイムカメラがストリーミングされます。
また、24時間カメラだけでなく、道を歩きながら/車に乗りながら、周囲の景色を定期的にスナップ写真で撮ったものを公開する(閲覧する)ことも出来、同社はこれをMobile Snippetと呼んでいます。
筆者も早速Koozooアプリをダウンロードして、古いiPhone 3Gsか4をカメラにして設置しようと思ったのですが、うまくいきません。(他のカメラを閲覧するのは、問題有りませんが・・・)
どうも、登録して最初の7日間は他のリアルタイムカメラを無料閲覧が出来ますが、自分のiPhoneをカメラとして登録できるのは7日以降みたいです。
最新版Koozooアプリのバグで、Facebookアカウントで登録/ログインするとうまくビデオ共有できないことがわかりました。別のEメールアドレスで登録すると、リアルタイムビデオの発信が出来ます。 もうじきリリースされるver 1.5で修正されるそうです。
自分のカメラの画像をアップするには、同じKoozooアプリから「Settings」をタップし、
「Device Use」をタップし、
「Snipped」か「24/7 View(24時間カメラ)」をタップし、
「Koozoo It!(目玉の付いたPin」をタップします。
そうすると画像の撮影が始まります。
「Done」をタップすると、撮影/画像アップロードが終了します。
別のiPhoneのKoozooアプリからはそのiPhoneカメラの位置がピンで表示され、それをタップすると
画像が表示され、されにタップすると、
リアルタイムのカメラ画像が表示されます。
多くの人の使っていない古いiPhoneやスマホを使って、監視カメラのネットワークを構築しようと言うのは、面白いアイデアですね。
しかし、窓ガラスを割られて、盗難にあわなければ良いのですが・・・
Koozooはこのアイデアで既に250万ドルのベンチャー投資を受けており、将来はカメラ画像やサイトに広告を載せて収入を得たいと考えているようです。